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僕がいつも奇妙に思うのはこれほどたくさん の小説が書かれ読まれているというのに
誰一人としてそれが所詮は偶話であるという ことを忘れてしまっているということだ
実際の生活はただ刹那的で空発的ないわゆる
バータリ的な現象の羅列であって誰もコント ロールできないという不幸に気づいてはい
ない物語の主人公になるということは鏡に映 った自分の中に閉じ込められるということだ
現実とは全く違う全てが白々しくて観念に満 ちている
だからそんな不条理なことが起こるなんてあ りえないと思っていたんだ
文学教授に立てられる杉崎聖子は
大学の文学サークルで気になっている後輩女 子だいつもほとんど口を開かずう
つむいていて何を考えているのかわからない あまりに無口無反応で
影が薄く空気のようになっている後輩の女子 とても気になる
仲良くなりたいと思っていた後輩の女子だけ どだけど僕は地味だし人見知りな
性格でこの年まで女子との交際経験もないそ んなこともあって自信もなく
なかなか積極的に話すこともできずああこの 子と仲良くなれた
らとそんな妄想ばかり繰り返していた
サークルの時、彼女はなぜか、たびたび僕の ことをじっと見てくる。
一体、なぜ、ただ見つめてくるんだろう。
無表情で何を考えているんだろう。
そんなつかみどころのないこの後輩を怖がる 人も多かった。
でも僕は、僕にとっては、彼女は妙な色気を 放っているように感じていた。
そんな悶々とした日々を過ごしていたある日 なんとその後輩からのみに誘われた危
機として出かけた僕だったが見ての通り会話 は弾まず僕たちは押し黙った
ままだったんだなんかごめんえ、何がですか ?
ちょっと二人きりでお酒を飲むのも実は初め てなんだ僕なんかでこう
してるの退屈だろ?
いえ、楽しいです。
もう遅いし、そろそろ終わりにしようか。今 日はありがとう。
え?
ダメです。
まだ私、行ってないんです。
え?
何を?
私、ずっと言いたいことがあって。
小田先輩って かわいいお耳してますよねえ ?
耳?
どうかな?
こんなことを初めて言われたよ私 お
耳なめるのが好きでえ?
あの こんなこと言うの恥ずかしいんですけ ど
先輩がもし嫌じゃなければお耳なめさせても らえないですか?
え?
僕の耳を?
ごめんなさい気持ち悪いですよねそんなこと 言うのいやそんな
ことはいいんですか?
よかったら、この後、私の家にいませんか?
彼女の告白とともに、非現実世界への深淵の 扉が開いたのだった。
あまりにも唐突に、そして僕はその扉の前に 立たされていた。
初めて入った女子の部屋後輩がいつも寝てる ベッド甘い匂いが充
満していて僕の息を遠くさせる
さっきの話は本当なのだろうか
でも僕を部屋に入れてくれたってことは
無言の囁きに包まれ、僕は極度に緊張してい た。
そして、彼女のそれは突然に始まった。
先輩、いいんですよね?
その、耳を覆ったよね?
はい。
その、私が先輩の…
いいんですよねた、食べる?
耳を?
彼女の動きはいつものようにとてもゆっくり でそれが
とても静的に感じられた
これもなってますよ
してるんですよ最近が私のことを
おかずにしてること
私
匂いで分かるんですよ
いけません
苦しそうですね先
輩
泣いちゃいましたか?
フィットミックスで
そんなに早くされたら出る出る
先
輩まだできますよね待って今出したば
っかだからダメですよだって先輩
私のことをおかずにしてずっと一人で捨てた んでしょ
1回じゃ物取れないでしょもっと出せるでし ょ先輩
先輩私が思ってた以上に可愛い人ですねそれ だまた
出ちゃってもっと可愛いとか見たいなねえ先 輩私のこと好
き?好き?
好きだよ
普段のおとなしい様子からは想像もできない ぐらい激しい情欲を秘めていたそして
彼女との時間は何もかも現実だとは思えなか った
僕
は昨日の彼女とのことを何度も思い出してい たあれは現実のことだった
のか、僕の妄想だったのか、それすら曖昧に 感じられた。
何度もフィルムを巻き返しては、指で、舌で 、全身で、あの時
のことを撫で回して反省していた。
ふと、安倍公房の小説を思い出した。
人魚が出てくるやつ。
緑色に恋をしてしまった男の話。
人魚に体を食べられて朝に再生するその感覚 が不意にリアルさ
を持って襲いかかってきた今僕は人魚に恋を した男の気持
ちが自分のことのようにわかる僕は毎夜死ん で毎朝
生まれる
静かからだ今日だけでもう40回はLINE が来ている
内容は同じようなものだ私のこと好き正
直彼女の精神状態を疑う自分もいたがそれ以 上に彼女にのめり込んでいる自分がいた
俺にしても驚いたよあんなこと初めてだった し
顔が赤くなってますよか
わいい先
輩、
死ぬ気で恋愛してみない?
え?手抜きで?
太宰治が山崎と三重に初めて会った時に言っ た言葉なんです今聞くと
ピザですよねでも時代は変わっても本質は変 わらないと思うんです
そうだね私先輩の
ためなら詰めますよあ、いやそこまでしなく ても
今夜も先輩の可愛いお耳食べてもいいですよ ね
うん先輩
も私に食べてほしいって思ってるんですねや っぱりこの
子は男の体を食べる人魚だ全て私に任せてく ださい
音だけの世界になって昨日よりも興奮しませ ん?
先輩先輩のここ昨日あんなに出したのに
こんなにガチガチになってますよ
気持ちいい
ねえ先輩もっと恥ずかしい格好させていいで すか?
お尻開けられますか?
はいうん、そうこんな
格好させられたことないでしょ?
先輩の恥ずかしいところ丸見えになってます よねこんな
恥ずかしい格好させられてる
のに
ここはもうピンピンですよ?
な、
なんだ?
この刺激は僕は今セーラーをされているんだ
すっごい先っちょ
からやらしいお汁がいっぱい出てる
こうなってくださいね先輩が感じてるところ 私にいっぱい見せて
本当のことでしょ?
手でも感じるんですね先輩の
敏
感なところいっぱい慣れてますよ
こんなグッドしてこんなチュンチュン立たせ て先輩かわいいですよ
気
持ちいいですか先
輩
気持ちよくなってくださいねすっ
ご
いシャッパー出ちゃいそうだ
よいっぱい出してるところ私の目の前にして
アッアッアッ
もっともっと気持ちよくなって
どうするの先輩の初めて
私の中でまさかいっぱい感じ
てくださいこんな
犯されている女の子に全身で犯されている
おー!
先輩と付き合えるの私ぐらいですからね
私
なしじゃ生きていけなくなってど
んどん私のこと好きになってね
出ちゃいそうだよ中に出してください中に出
したら赤ちゃんが
童貞を後輩に奪われた僕はそれから毎日彼女 の家に通っている
彼女から送られてくるLINEの回数も殺人 的に増えている
すぐに返信をしなければならないからまるで 僕の生活は彼女に監視され
管理されているようだでも彼女の魅力には勝 てない僕
はこの関係を壊したくはない結局僕は彼女の 言いなりだ人形に支配された
あの男みたいに職業には起戦はないけど生き 方には起戦があると思うのだから
とてつもなく醜い自意識のお化けと戦って私 と先輩は純粋で正しい愛を生き
るべきなのよ自信ないな僕は純粋
な男じゃないし
彼女は文学と現実をごっちゃにしているよう だった彼女にとっての純粋とは
人に言えない変態的な行為を共有することそ の行為は狂っていれば狂
っているほど純粋性は制度を待っていくそし てその相手に
僕は選ばれたということだあくまでも彼女は 飼い主であり僕が飼い犬
だという関係だが
2人きりの時はあんなに恥ずかしいことをし ているのに大学での彼女は以前と同じだ
ったやはり僕に声もかけてくることもなくひ っそり片隅で本
を読んでいるだけだった僕もあんなに恥ずか しいことをしているのにそうしなければいけ
ないような気がして声をかけられないまま奇 妙な関係は続いていた
もう出ちゃいそうだよ
腰が抜けるほど気持ちいい射精頭が真っ白に なって何も
考えられない僕は彼女に導かれるまま快楽の 床なし
沼に深く沈んでいった
とぼかれ
すっごい可愛いです変えたまま楽しくして
てくださいね
何か分かります?
何か分かります?
本当は何か分かります?
何か分かります?
ほら
おやすみなさい
パパ、気持ちいいですか?
おやす
み
なさい
僕は今調教され開発されているのだろうか僕 よりも
年下の文学に行かれた女子に
彼女と非
現実的な関係になって一週間が過ぎていたあ っという間の気もするし
ずいぶん長い時間が経っていた気もする
僕らは日に日に濃厚で歪んだ事態を繰り広げ るようになっていたけど普通の
恋人同士のような感じではなかったセックス が終わるとすぐに家に帰される
家には泊めてくれない何を考えているんだろ うまるで掴みど
ころがない昼間のデートに誘っても全く持っ てこないし僕らは毎回
夜に彼女の家でただセックスをしているだけ だ僕は完全
に彼女に囚われているだ
けど鳥のように飛び出したいと願う自由もあ ればすごもって
誰からも邪魔されないと願う自由もあるはず なんだ
か
ビルマニュアルって新鮮だね。
どこか出かける?
私と先輩がどこかを歩き回るのって意味ある んですか?
ああいや、せっかくいい天気だしさ。
普通、恋人同士はデートくらいするだろ?
普通?
先輩は普通が正しいと思ってるの?
そもそも普通って何ですかそうだ
ね朝が健康なんて
嘘朝は灰色いつもいつも同じ
ごめんやっぱり会話
弾まないねみんな僕のせいだ
言葉なんて意味がないです私たちには言葉な んて無力ですから
むしろ体のつながりに正しさを感じます
先輩が私の可愛い子になってくれて
6日と18時間です今日は大学も休みですか ら
死ぬ気でセックスしましょう
先輩の好きにしてほしいんです先輩の死ぬ気 が見たい死ぬ気?
恋愛は死ぬ気でするものでしょ?
しましょう今日は
後ろからやってほしいです後ろから全
体に後ろからいっぱいついてほしいうん
やってみるよ
本当にかわいい耳の
奥まで
うん。
僕は必死で彼女を責めた彼女は全身でそれを 受け止め
生きまくっていたでも食べられているのは僕 の方だ
僕はこれからも文学少女に食べられ続
ける
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