All language subtitles for 子連れ狼1 .26[終] ◆萬屋錦之介-2024-02-08-JPTVclub

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Original subtitles

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

大五郎とはぐれた 拝一刀は➡

我が子 大五郎の行方を求めて まだ 箱根山中をさまよっていた>

(一刀)大五郎!

♬~

一刀は 固く心の中で信じていた>

必ず どこかで生き延びている>

もはや 生きる望みも➡

断たなければならぬ 一刀であった>

♬~

柳生か…

♬~

《そうか》

《恐らく この御仁が 1人を斬り…》

♬~

♬~

大五郎を かばおうとして

《しかし 柳生は 一体 何人で来たか》

《もし 2人以上であれば 大五郎の命は…》

大五郎!

大五郎!

大五郎… 大五郎…

守って死んだであろう その人と➡

敵とはいえ 倒れた者を だびに付すのは➡

侍としての礼儀であった>

己の所在を知らせることになる>

もし 大五郎が生きているならば➡

同じく この火に 気付いてくれることを➡

併せて祈る 一刀であった>

♬~

♬~

♬~

(烈堂)門下の者 2人を だびに付してくれたようだが➡

礼儀には 礼儀をもって 返さねばなるまい➡

どうじゃ 一刀 柳生封廻状を 返す気にはならぬか?➡

さすれば うぬら親子が どこで 生き長らえようと 見逃してやる

そうか

大五郎は まだ うぬらの手に 落ちてはおらぬのだな

封廻状の秘密を暴き➡

うぬら柳生を 完膚なきまでに たたきのめすのが➡

我ら親子の怨念

その封廻状を やすやす返すと思うのか?

(烈堂)そうか

では おのれが子の大五郎は どうなってもよいのだな➡

だが 門弟を だびに付してくれた礼もある

(烈堂)よし 3日の間 待って遣わそう➡

その間に 封廻状を戻すがよいか 戻さぬがよいか➡

よく 考えてみるのだな

3日の猶予 それが 柳生の礼と思え

しかし もし 封廻状を返さず 3日後の夜が明ければ➡

柳生は 再び 全ての力を挙げて うぬを追う

大五郎も 決して そのままには しておかぬことを心するのだな

去れい!

ひきょうなり 烈堂!

♬~

ひきょうか フフフ…

柳生の剣は 天下 六十余州を治める無双の剣

同時に 公儀刺客御用を務める暗殺剣だ

その我らに 刃向かう者は いかなる手段を用いようと➡

これを葬る

今更 ひきょう呼ばわりも あるまいが

行くぞ 一刀

うぬも なかなか使えるが まだまだ わしの敵ではない

来い!

♬~

♬~

♬~

♬~

死ね!➡

ああーっ!

ああっ!

(門弟たち)烈堂様! 烈堂様…

一刀を斬れ!

烈堂!

♬~

♬~

♬~

♬~

幼い足で 父の姿を捜し求め➡

既に 小田原近くまで さまよっていた>

童の肌と心には いてつくような冷たさだった>

分からぬ子であったが➡

もし 父が 生きているとするならば➡

その父の姿が どこにあるか➡

おぼろげながらにも 知る子であった>

果たしたあとで➡

必ず 仏の前に座し 何を祈るか知らずとも➡

寺に父の姿があることを➡

いつとも知れず 知らされていた子であった>

♬~

♬~

♬~

(雲海)この寺のあるじだ 怪しい者ではない

この辺りの子ではないな?

どこから来た

いや わしは そなたを とがめているのではないぞ

どこから来た

母御は 一緒ではなかったのか?

母御は どうした

父御が 一緒か?

そうか して 父御は?

はぐれたのか?

おお そうか それは難儀なことだな

ほう 雨にぬれたな

体に毒だぞ

何ぞ 着替えもあろう さあ こっちへ来い さっ さあさあ

うむ 坊 腹がすいたであろう うん?

さあ わしと一緒に来い

ああ 来い

これ これ!

♬~

(物音)

御住職… 一夜の宿を お願い申す

いきなり 棒を持って 身構えたときの目の光は➡

子供ながら… 御住職

その子は 大五郎とは申しませんでしたか?

年は 3歳 目は大きく

名は聞かなかった うむ

目は大きく 髪を ちょこんと結んで

して その子は いずれの方角へ

見定めなかった

あの子は 父の私が 寺へ泊まることを知っています

何としても 止めておけば よかったな

幸い 傷は そう深くはない

まあ 4~5日 ここで養生されるのだな

子供のことは わしも 寺の者に頼んで 捜してみよう

案外 すぐに 所在が知れるかもしれぬ

まずは 案ずることなく 養生されるがよい

かたじけない 御住職

申し訳ないが 当たり箱と紙を拝借願いたい

何をされるのかな

その子が もし我が子であるなら➡

大五郎に 私の所在を知らせたい

ほう

僅か 3歳の幼子に 文字が読めると

文字は 読めずとも 我が子ならば 必ず分かる形がある

必ず分かる

♬~

(大五郎)《♬ 一条 戻り橋 二条の きぐすり屋》

《♬ 三条 酒屋に 四条の芝居》

《♬ 五条橋 弁慶に 六条の本願寺》

《♬ 七条 米相場に 八条の大百姓 大百姓》

♬~

♬~

♬~

♬~

悲しい宿命に生きる 父と子が➡

二人だけに通じ合える 迷子札である>

あの子が目を留めるなら➡

この絵の箱車の進む方向に 父がいることを教えている>

この絵を貼るということは➡

我が子を呼び寄せるとともに➡

柳生を招く恐れのあることを知る 一刀であった>

それをも あえて 覚悟して待つ父であった>

♬~

♬~

♬~

♬~

大五郎 逃げんのか?

♬~

♬~

♬~

(雲海)傷の方は いかがかな?

おかげさまにて もう さほど不自由は感じませぬ

それは よかった

子供のことは 近在の人たちへも しかと 頼んでおいた

見かけたら すぐ 知らせてくれるよう

お心遣い かたじけのう存じます

父を捜し求める子供の姿を 思い浮かべると➡

胸が締めつけられる思いがする

御住職 御覧願いたい物がございます

ほう 何かな

我ら親子が 命を懸けて手に入れた物

しかし 何度 読み返してみても➡

その中に潜んでいるはずの 秘密が分かりませぬ

その文は 京都所司代より 老中へ宛てた公文書

一見 何の変哲もない書状に見えるが➡

必ず その中に秘密が隠されている

文字の配列に細工があるか➡

あるいは その紙に細工が施されているか➡

あれこれと考え 試してもみましたが

火にあぶり 水にも浸してみたのかな?

火は もとより 水にも つけてみましたが➡

何の変化もない 浮いて出る文字もない

火 水にも 何らの変化もないとすると…

墨質かな?

墨質?

うむ 何かの仏典で読んだことがある

一旦 書いた文字が いつまでも消えぬよう➡

また 虫などにも食われぬよう 墨の質に細工を施す

異国の高僧が 苦心して 編み出したと書いてあったが

♬~

(雲海)拝殿

御住職

これは?

光ごけじゃ 光ごけ?

うむ 光ごけなる草を御存知であろう

恐らく これは その こけを墨質に混じ➡

それにて書いた書状であろう

光文字 光文字じゃ

しかし 何故 光文字で この文面を

《なぜだ》

《なぜ 柳生は 夜光文字を 使わねばならないのか》

《それさえ分かれば 封廻状の秘密は…》

(出淵)こ… これは!

(烈堂)ハハハ… おおかみの子が迷い込んできた

(烈堂)出淵 この子は逃げぬ (出淵)はっ

(烈堂)さすがは おおかみの子だ➡

殺すには惜しい 殺すには惜しいが…

(烈堂)分かったのか 一刀の居所が (出淵)はっ!

ちゃん…

(烈堂)突き止めたのか? (出淵)はっ この絵をたどりまして

(烈堂)間違いないな?

(出淵)門弟 1人 胴太貫に命を落としました

拝一刀!

(出淵)あっ! (烈堂)出淵 追わずともよい

(出淵)は…

大五郎は この絵を見た 我らの話を聞いた

行く先は知れておる

大五郎を 一刀に会わせてやるがよい

大五郎と 父が会うときは➡

父と子が死ぬときだ

抜かるな!

♬~

♬~

ちゃーん!

(雲海)拝殿

空耳かもしれませぬが 何か 大五郎の声が

♬~

♬~

♬~

大五郎!

ちゃん!

♬~

ちゃーん!

来てはならん! 来るな 大五郎 来るな!

ちゃん!

大五郎!

柳生ともあろう者が 子供を人質に取らねば➡

拝一刀に立ち向かえぬか!

柳生の誇りは うせたのか

(出淵)人質ではない お前を斬る! しかる後に 大五郎も斬る

ちゃーん!

♬~

♬~

(侍)何やつだ!➡

子供を斬るぞ!

あっ!

♬~

♬~

ちゃん!

会えましたな

御住職…

坊… 父御のそばを離れるでないぞ

♬~

♬~

もう一か所 どうしても 立ち寄らねばならぬ所があった>

その ほとりの末寺であった>

♬~

大五郎の母 あざみの在所である>

3年ぶりのことであった>

♬~

♬~

♬~

♬~

初めて詣でる 母の墓前であった>

♬~

今 手を合わせている この墓に➡

母の霊が 眠っていることを 知らなかった>

子が 幼いために何も語らず➡

子もまた 母の姿も顔も知らなかった>

喜んでいるだろう お前を見てな

あのときは まだ お前も赤子だった

あざみ 大五郎は もう 3歳になったぞ

♬~

♬~

♬~

(坂田)おのれ! 一刀!

(烈堂)やめい! (坂田)しかし 烈堂様

既に 勝機は去った 今 一刀を討つことはかなわぬ

(烈堂)それにしても 敵ながら見事

恐るべき 一刀の太刀業じゃ

我ら柳生を これほどまでに 倒した者は 古今にない

さすが 冥府魔道に生きんとする 一刀じゃ

しかし 一刀 まだ この烈堂は倒れぬぞ

いつか 必ず おのれの命を申し受ける

いつか 必ず

聞こえるか! 拝一刀!

かなえられるのか>

柳生封廻状の秘密は…>

いつ果てるとも知れぬ 冥府魔道の行く手に似ていた>

♬~

りん烈と生き抜く親子…>

病の床に伏していた烈堂は➡

しょう腹の子 出淵庄兵衛と 妹 鞘香を召し出した>

(庄兵衛)お館様! (烈堂)鞘香には➡

わしの子を産ませる

(庄兵衛)しかし 鞘香は お館様の実の子でございますぞ!

妹 鞘香を館に残し➡

喰代柳生の総力を結集して 一刀との雌雄を決せんとする>

「喰代柳生」に御期待ください>

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