All language subtitles for 子連れ狼1 .21 ◆萬屋錦之介-2024-02-01-JPTVclub
Afrikaans
Akan
Albanian
Amharic
Arabic
Armenian
Azerbaijani
Basque
Belarusian
Bemba
Bengali
Bihari
Bosnian
Breton
Bulgarian
Cambodian
Catalan
Cebuano
Cherokee
Chichewa
Chinese (Simplified)
Chinese (Traditional)
Corsican
Croatian
Czech
Danish
Dutch
English
Esperanto
Estonian
Ewe
Faroese
Filipino
Finnish
French
Frisian
Ga
Galician
Georgian
German
Greek
Guarani
Gujarati
Haitian Creole
Hausa
Hawaiian
Hebrew
Hindi
Hmong
Hungarian
Icelandic
Igbo
Indonesian
Interlingua
Irish
Italian
Japanese
Javanese
Kannada
Kazakh
Kinyarwanda
Kirundi
Kongo
Korean
Krio (Sierra Leone)
Kurdish
Kurdish (Soranî)
Kyrgyz
Laothian
Latin
Latvian
Lingala
Lithuanian
Lozi
Luganda
Luo
Luxembourgish
Macedonian
Malagasy
Malay
Malayalam
Maltese
Maori
Marathi
Mauritian Creole
Moldavian
Mongolian
Myanmar (Burmese)
Montenegrin
Nepali
Nigerian Pidgin
Northern Sotho
Norwegian
Norwegian (Nynorsk)
Occitan
Oriya
Oromo
Pashto
Persian
Polish
Portuguese (Brazil)
Portuguese (Portugal)
Punjabi
Quechua
Romanian
Romansh
Runyakitara
Russian
Samoan
Scots Gaelic
Serbo-Croatian
Sesotho
Setswana
Seychellois Creole
Shona
Sindhi
Sinhalese
Slovak
Slovenian
Somali
Spanish
Spanish (Latin American)
Sundanese
Swahili
Swedish
Tajik
Tamil
Tatar
Telugu
Thai
Tigrinya
Tonga
Tshiluba
Tumbuka
Turkish
Turkmen
Twi
Uighur
Ukrainian
Urdu
Uzbek
Vietnamese
Welsh
Wolof
Xhosa
Yiddish
Yoruba
Zulu
Would you like to inspect the original subtitles? These are the user uploaded subtitles that are being translated:
1
00:02:41,060 --> 00:03:01,080
♬~
2
00:03:01,080 --> 00:03:21,100
♬~
3
00:03:21,100 --> 00:03:41,054
♬~
4
00:03:41,054 --> 00:04:01,074
♬~
5
00:04:01,074 --> 00:04:12,085
♬~
6
00:04:12,085 --> 00:04:16,089
<4月 参勤交代の季節である>
7
00:04:16,089 --> 00:04:19,092
<通則は 隔年交代>
8
00:04:19,092 --> 00:04:25,092
<関東の大名は半年
水戸や 役付け大名は定府である>
9
00:04:27,033 --> 00:04:31,037
<このころ
渡り徒士が 横行しだす>
10
00:04:31,037 --> 00:04:36,042
<「渡り徒士」とは
この参勤交代の飾り人間である>
11
00:04:36,042 --> 00:04:40,046
<大々名は 家士も多く
供先警護に人不足はないが➡
12
00:04:40,046 --> 00:04:43,049
10万石以下の小大名には➡
13
00:04:43,049 --> 00:04:49,055
常時 それに足るだけの家士を
雇っておくだけの余裕はない>
14
00:04:49,055 --> 00:04:54,060
<従って 参勤交代のときだけの
徒士を雇い入れるのだが➡
15
00:04:54,060 --> 00:04:57,063
この連中
中身は 何だか分からぬという➡
16
00:04:57,063 --> 00:05:00,066
流れ者である>
17
00:05:00,066 --> 00:05:04,070
<一定の主人を持たず
一季半季で 点々とする彼らは➡
18
00:05:04,070 --> 00:05:07,073
当然のごとく
無頼のやからと化し➡
19
00:05:07,073 --> 00:05:10,076
たとえ
役人に追われることがあっても➡
20
00:05:10,076 --> 00:05:13,079
雇われ先に潜り込んでしまえば
それまでであり➡
21
00:05:13,079 --> 00:05:17,079
ために 街道の嫌われ者であった>
22
00:05:19,085 --> 00:05:23,089
(中村)やつも 好き者よ
女とみると 見逃さぬわ
23
00:05:23,089 --> 00:05:26,092
(田中)ばかめ
あれは行き倒れの病女よ➡
24
00:05:26,092 --> 00:05:28,027
俺は病女は ごめんだ
25
00:05:28,027 --> 00:05:30,029
(木村)慌てるこじきは
もらいが少ないか
26
00:05:30,029 --> 00:05:33,029
(田中)ああ 行こう 行こう…
(木村)ハハハ…
27
00:05:44,043 --> 00:05:46,045
(つる)ああ…
28
00:05:46,045 --> 00:05:49,045
ああ… ううっ
29
00:05:51,050 --> 00:05:53,050
(つる)うう…
30
00:05:56,055 --> 00:05:58,057
(赤間)いかがなされた
31
00:05:58,057 --> 00:06:02,061
はい 持病の しゃくが…
32
00:06:02,061 --> 00:06:05,061
何… しゃく?
33
00:06:07,066 --> 00:06:09,068
それはいかんな
34
00:06:09,068 --> 00:06:14,068
といって こうしておったのでは
体が冷えて ますます悪くなる
35
00:06:20,079 --> 00:06:22,079
(赤間)しっかりなされ
36
00:06:36,028 --> 00:06:40,032
しばらく 辛抱いたされ
しからば落ち着くであろう
37
00:06:40,032 --> 00:06:43,032
(つる)ああ… うう…
38
00:06:45,037 --> 00:06:49,037
そうだ
痛みに効く薬があったはずだ
39
00:07:31,017 --> 00:07:35,021
ここを…
ここを押さえてくださいまし
40
00:07:35,021 --> 00:07:39,025
こうか?
(つる)もっと強く
41
00:07:39,025 --> 00:07:43,029
(赤間)これでええんか?
(つる)はい…
42
00:07:43,029 --> 00:07:48,029
少し…
治まりかけてまいりました
43
00:07:56,042 --> 00:07:59,045
何をなさいます! 御無体な
44
00:07:59,045 --> 00:08:04,050
ヘヘヘ… 急ぐことはないな
45
00:08:04,050 --> 00:08:07,053
しゃくが治まるまで
待っててやってもいいぜ
46
00:08:07,053 --> 00:08:19,065
♬~
47
00:08:19,065 --> 00:08:22,068
(田中)あの男
今頃 うまくやっとるかのう
48
00:08:22,068 --> 00:08:27,006
(中村)うむ しかし
なかなか いい女は通らんな
49
00:08:27,006 --> 00:08:30,009
焦るな 焦るな
急ぐ旅でもなしに
50
00:08:30,009 --> 00:08:33,012
刈谷まで あと4日かけて
着けばいいんだから
51
00:08:33,012 --> 00:08:37,016
俺たちの楽しみといえば
女しかないからのう
52
00:08:37,016 --> 00:08:39,018
(一同)ハハハ…
(中村)いや そうでなきゃ➡
53
00:08:39,018 --> 00:08:43,022
とっくに
渡り徒士の足なぞ 洗っておるわ
54
00:08:43,022 --> 00:08:47,026
フッ もっとも
変わり者は いねえでもねえがな
55
00:08:47,026 --> 00:08:49,028
(田中・中村)うん?
56
00:08:49,028 --> 00:08:52,031
(田中)河津さんよ 一杯どうだい
57
00:08:52,031 --> 00:08:54,031
(河津)いらぬ
58
00:09:12,051 --> 00:09:14,051
(木村)おい
(田中)えっ?
59
00:09:16,055 --> 00:09:19,058
ヘヘッ いい女だな
色女房ってとこだぞ
60
00:09:19,058 --> 00:09:22,061
娘の方もな
(中村)うん やるか?
61
00:09:22,061 --> 00:09:26,061
見逃す手はあるめえ
(中村)よし 拙者に任しとけ
62
00:09:34,006 --> 00:09:36,008
(中村)痛っ
(田中・木村)ハハハ…
63
00:09:36,008 --> 00:09:38,010
ガキ!
(田中・木村)ハハハ…
64
00:09:38,010 --> 00:09:43,010
(中村)何でい ええ!
ガキのくせに 謝りもしねえで
65
00:09:45,017 --> 00:09:48,020
その目は!➡
66
00:09:48,020 --> 00:09:53,025
ガキだと思って 見逃してやりゃ
人を小ばかにした面しやがってよ
67
00:09:53,025 --> 00:09:56,028
容赦はしねえぞ
68
00:09:56,028 --> 00:09:58,030
オラ! いいか!
69
00:09:58,030 --> 00:10:01,033
(田中・木村)ハハハ…
(中村)あっ痛! この野郎
70
00:10:01,033 --> 00:10:04,036
(田中・木村)ハハハ…
(中村)うるせえやい!
71
00:10:04,036 --> 00:10:06,038
(田中・木村)おっ! ハハハ…
72
00:10:06,038 --> 00:10:09,041
(中村)これが 怖くねえか?➡
73
00:10:09,041 --> 00:10:13,045
ええ! 斬られたくなかったら
ちゃんと謝れ!
74
00:10:13,045 --> 00:10:16,048
(田中・木村)ハハハ…
(中村)おっ?
75
00:10:16,048 --> 00:10:18,048
(田中・木村)ハハハ…
76
00:10:22,054 --> 00:10:26,054
(田中・木村)ほう ハハハ…
77
00:10:29,996 --> 00:10:31,998
(田中)フフフ…
どうした どうした➡
78
00:10:31,998 --> 00:10:36,002
貴様 この棒が怖くて
ガキ一匹 たたき斬れねえのか?
79
00:10:36,002 --> 00:10:41,007
(中村)よーし!
たたき殺してやるぞ
80
00:10:41,007 --> 00:10:43,009
何でい!? 痛っ
81
00:10:43,009 --> 00:10:45,011
いいかげんにせい
82
00:10:45,011 --> 00:10:48,011
相手は
がんぜない わっぱではないか
83
00:11:01,027 --> 00:11:03,029
(大五郎)ちゃん!
84
00:11:03,029 --> 00:11:23,049
♬~
85
00:11:23,049 --> 00:11:43,002
♬~
86
00:11:43,002 --> 00:12:01,002
♬~
87
00:12:08,027 --> 00:12:23,042
♬~
88
00:12:23,042 --> 00:12:27,042
≪(つるのあえぎ声)
89
00:12:35,054 --> 00:12:49,068
♬~
90
00:12:49,068 --> 00:12:52,071
(赤間)この野郎!➡
91
00:12:52,071 --> 00:12:56,075
おのれ! 謀りおったな!
92
00:12:56,075 --> 00:12:59,078
伸吾殿 は… 早く!
93
00:12:59,078 --> 00:13:01,078
(伸吾)はい…
94
00:13:06,085 --> 00:13:10,089
(赤間)おのれ!
95
00:13:10,089 --> 00:13:14,093
夫の敵 河津勘兵衛 覚悟!
(赤間)何!
96
00:13:14,093 --> 00:13:19,098
河津の… 違う 人違いだ!
97
00:13:19,098 --> 00:13:23,102
俺は 赤間… 赤間源十郎だ!
98
00:13:23,102 --> 00:13:27,039
(つる)伸吾殿 早くとどめを!
(伸吾)はい
99
00:13:27,039 --> 00:13:30,042
(赤間)
人違いだ! 俺は河津じゃない➡
100
00:13:30,042 --> 00:13:32,044
ま… 待ってくれい!
101
00:13:32,044 --> 00:13:36,048
そのようなことは
初めから分かっております
102
00:13:36,048 --> 00:13:38,050
何だと
103
00:13:38,050 --> 00:13:42,054
夫の敵 河津勘兵衛は
念流の使い手
104
00:13:42,054 --> 00:13:48,060
その上 夫の渡辺勇之進を
刺し殺して 蓄電して以来 7年
105
00:13:48,060 --> 00:13:50,062
わらわと 夫の弟 伸吾
106
00:13:50,062 --> 00:13:53,065
訪ね歩けど
ようとして行方知れず
107
00:13:53,065 --> 00:13:56,068
しかも 殿から➡
108
00:13:56,068 --> 00:14:01,073
渡辺家 家門再興に課せられし
あだ討ちの期限も 7年
109
00:14:01,073 --> 00:14:03,075
この月のうちに本懐を遂げねば➡
110
00:14:03,075 --> 00:14:06,078
永久に
渡辺家は絶えてしまうのです
111
00:14:06,078 --> 00:14:13,078
くそ! 俺を身代わりにしたって
その河津という侍が生きていたら
112
00:14:15,087 --> 00:14:18,090
河津…
(つる)フフフ…
113
00:14:18,090 --> 00:14:21,093
たとえ 生きていても
河津勘兵衛殿は➡
114
00:14:21,093 --> 00:14:23,095
蓄電した御領内に
足を踏み入れるような➡
115
00:14:23,095 --> 00:14:26,098
武士ではないわ
116
00:14:26,098 --> 00:14:29,034
それに この土地は天領
117
00:14:29,034 --> 00:14:34,039
(赤間)それじゃ この尼!
(つる)やっと お分かりの御様子
118
00:14:34,039 --> 00:14:39,044
天領なれば 代官所の役人の
御検分も 至って簡単
119
00:14:39,044 --> 00:14:43,048
わらわの持参する
あだ討ち赦免状さえ見せれば➡
120
00:14:43,048 --> 00:14:45,050
御証文は下される
121
00:14:45,050 --> 00:14:49,054
ならば
たとえ 河津殿が現れても➡
122
00:14:49,054 --> 00:14:55,060
天領の役人の証文に盾つくは
将軍家に盾つくも同じこと
123
00:14:55,060 --> 00:14:58,063
くそ! この悪魔め!
(つる)フフフ…
124
00:14:58,063 --> 00:15:00,065
伸吾殿 早く とどめを!
125
00:15:00,065 --> 00:15:13,065
♬~
126
00:15:17,082 --> 00:15:20,082
(つる)おのれ 逃がすものか!
127
00:15:22,087 --> 00:15:25,087
(つる)伸吾殿 早く とどめを
128
00:15:29,028 --> 00:15:31,028
(つる)待て
129
00:15:34,033 --> 00:15:38,033
(つる)伸吾殿
早く 早く とどめを
130
00:15:44,043 --> 00:15:46,043
(赤間)ああーっ!
131
00:16:04,063 --> 00:16:06,065
(つる)お待ちくださりませ
132
00:16:06,065 --> 00:16:09,068
(中村)遅すぎるな あの男
133
00:16:09,068 --> 00:16:14,073
よっぽど好きもんの女で
やつを離さんのじゃないかな
134
00:16:14,073 --> 00:16:18,077
だけどよ こっちは
5人そろって 刈谷へ行かにゃ➡
135
00:16:18,077 --> 00:16:21,080
雇ってもらえねえんだぜ
(田中)なーに 心配することはねえ
136
00:16:21,080 --> 00:16:24,083
(田中)そのうち 追いついてくるさ
137
00:16:24,083 --> 00:16:27,019
(中村)いやあ
それにしても 遅すぎる
138
00:16:27,019 --> 00:16:29,021
(田中)うん? うーん…
139
00:16:29,021 --> 00:16:31,021
何かあったのかな
140
00:16:37,029 --> 00:16:39,031
(つる)お願いの儀がござります
141
00:16:39,031 --> 00:16:44,036
私は 越前 丸岡藩
水野佐渡守の家中にて➡
142
00:16:44,036 --> 00:16:49,041
あれなる 河津勘兵衛がために
非業な最期を遂げし➡
143
00:16:49,041 --> 00:16:53,045
渡辺勇之進が妻
つるにござりまする
144
00:16:53,045 --> 00:16:57,049
また あれなるは
亡夫の弟 伸吾
145
00:16:57,049 --> 00:17:02,054
かん難辛苦の末 2人で力を合わせ
ただいま ようやく➡
146
00:17:02,054 --> 00:17:05,054
本懐を遂げることが
できましてござります
147
00:17:11,063 --> 00:17:15,067
あだ討ち赦免状でございます
どうぞ 御披見くださいませ
148
00:17:15,067 --> 00:17:18,070
(一刀)
それがしには 関わりなきこと
149
00:17:18,070 --> 00:17:22,074
(つる)いいえ
お急ぎのところ 恐れ入りますが➡
150
00:17:22,074 --> 00:17:25,077
このように巡り会ったのも
何かの御縁
151
00:17:25,077 --> 00:17:29,014
何とぞ 立会人に
なってくださりませぬか?
152
00:17:29,014 --> 00:17:31,016
ここは 天領なれば➡
153
00:17:31,016 --> 00:17:35,020
代官所まで 届けいでれば
それで 済むこと
154
00:17:35,020 --> 00:17:39,024
届ければ 検視もござります
155
00:17:39,024 --> 00:17:42,027
その折に 我ら両名➡
156
00:17:42,027 --> 00:17:45,030
尋常に名乗り
立ち合いつかまつり➡
157
00:17:45,030 --> 00:17:49,030
見事 討ち取った旨
御証言いただきとうございます
158
00:17:59,044 --> 00:18:03,048
御承知のごとく あだ討ちは
たとえ 本懐を遂げても➡
159
00:18:03,048 --> 00:18:07,052
相手を討つにあたって
見苦しきことがあれば➡
160
00:18:07,052 --> 00:18:11,056
家門の再興も 御加増も
かないませぬなればゆえ➡
161
00:18:11,056 --> 00:18:16,061
何とぞ 何とぞ 御証言を
いただきとうございます
162
00:18:16,061 --> 00:18:22,067
それがしには 見ておらぬゆえ
証言のいたしようもない
163
00:18:22,067 --> 00:18:25,070
いいえ!
あなた様は見ておられました
164
00:18:25,070 --> 00:18:31,009
我ら両人が 尋常に立ち合い
敵を討ち取るところを➡
165
00:18:31,009 --> 00:18:34,009
さあ さあ これを
166
00:18:52,030 --> 00:18:54,032
ここに 25両ございますぞえ
167
00:18:54,032 --> 00:18:58,036
25両 あなた様が 一生かかっても
拝めぬほどの大枚ですぞ
168
00:18:58,036 --> 00:19:01,039
ただ ひと言の
御証言をいただくだけで 25両
169
00:19:01,039 --> 00:19:05,043
悪い取り引きでは
ありますまいに
170
00:19:05,043 --> 00:19:07,043
断ると申しておる
171
00:19:15,053 --> 00:19:18,056
(つる)では この場のことは➡
172
00:19:18,056 --> 00:19:21,059
一切 見なかったことにして
いただきとうございます➡
173
00:19:21,059 --> 00:19:25,059
構えて 他言は御無用に
174
00:19:32,004 --> 00:19:36,004
素浪人が やせ我慢をしよって
175
00:19:38,010 --> 00:19:41,013
伸吾殿
すぐ 代官所にお届けを
176
00:19:41,013 --> 00:19:46,018
いえ その前に あの男の印籠を
この印籠と…
177
00:19:46,018 --> 00:19:50,022
ない… あれは 河津の紋入りの
178
00:19:50,022 --> 00:19:53,025
苦心の末に手に入れた物を…➡
179
00:19:53,025 --> 00:19:57,029
どこで なくしたのであろう
180
00:19:57,029 --> 00:20:00,032
姉上 御心配は無用です
181
00:20:00,032 --> 00:20:06,038
今の浪人が連れた わっぱが
(つる)何! わらしが?➡
182
00:20:06,038 --> 00:20:08,038
さあ 早く
183
00:20:40,005 --> 00:20:43,008
国元を出て 7年になりまする
184
00:20:43,008 --> 00:20:48,013
お金がなければ 飛脚便にて
取り寄せておりますほどに➡
185
00:20:48,013 --> 00:20:51,016
入用なだけ差し上げまする
186
00:20:51,016 --> 00:20:55,016
100両では いかがなもの
187
00:21:02,027 --> 00:21:07,032
敵の所在を突き止めるまでに 5年
その足取りを追って➡
188
00:21:07,032 --> 00:21:12,037
更に 2年の歳月が
あっという間に流れ➡
189
00:21:12,037 --> 00:21:14,039
ようやくにして かなった悲願が➡
190
00:21:14,039 --> 00:21:20,045
あなた様の一言にて
瓦解するやもしれません
191
00:21:20,045 --> 00:21:24,049
もうじき
御検使も みえましょうほどに
192
00:21:24,049 --> 00:21:26,985
立ち退いていただきませぬと
不審に問われたり➡
193
00:21:26,985 --> 00:21:30,985
事情の説明を求められたり
することになりましょう
194
00:21:35,994 --> 00:21:38,997
1つだけ伺いたい
195
00:21:38,997 --> 00:21:43,001
そなたは
夫の敵を討ちたいがために➡
196
00:21:43,001 --> 00:21:46,004
きこくの修羅道に入られたのか
197
00:21:46,004 --> 00:21:52,010
それとも 家門再興 加増となり
烈女賢婦と言われんがために➡
198
00:21:52,010 --> 00:21:56,014
敵を追うたのか
199
00:21:56,014 --> 00:21:58,016
なんということを
200
00:21:58,016 --> 00:22:00,018
それは もちろん 夫の…➡
201
00:22:00,018 --> 00:22:04,018
亡き夫の恨みを
晴らさんがためでござります
202
00:22:13,031 --> 00:22:17,035
ならば 人の目 人の口➡
203
00:22:17,035 --> 00:22:21,039
気にすることもござるまい
204
00:22:21,039 --> 00:22:41,059
♬~
205
00:22:41,059 --> 00:22:43,059
♬~
206
00:22:51,069 --> 00:22:56,069
(伸吾)姉上 御検使が参りました
(つる)何! 御検使殿が
207
00:22:58,076 --> 00:23:15,093
♬~
208
00:23:15,093 --> 00:23:19,097
あの浪人は 証言を
承知いたしてくれましたか?
209
00:23:19,097 --> 00:23:21,099
浪々の身のくせに 強情者よ
210
00:23:21,099 --> 00:23:25,103
100両 拝ましたのに
証言を断ると言いおったわ
211
00:23:25,103 --> 00:23:27,103
100両で!?
212
00:23:29,040 --> 00:23:34,045
では やはり あの男は
(つる)何? 知っておるのか
213
00:23:34,045 --> 00:23:37,048
うわさに聞く 子連れ狼では?
214
00:23:37,048 --> 00:23:42,053
では 1殺 500両の?
215
00:23:42,053 --> 00:23:44,053
確かでございましょう
216
00:23:50,061 --> 00:23:53,061
あだ討ち赦免状にござりまする
(検使)うむ
217
00:24:04,075 --> 00:24:07,078
して この者が
河津勘兵衛である証拠は?
218
00:24:07,078 --> 00:24:12,083
憎き夫の敵ゆえ この者の顔は
忘れようにも 忘れ難く➡
219
00:24:12,083 --> 00:24:15,086
私の脳裏に
はっきりと 焼き付いておりまする
220
00:24:15,086 --> 00:24:17,086
それに…
221
00:24:21,092 --> 00:24:24,095
(つる)この印籠の紋は
確かに 河津の物
222
00:24:24,095 --> 00:24:26,097
うむ
223
00:24:26,097 --> 00:24:29,034
して
見事 本懐を遂げられたという➡
224
00:24:29,034 --> 00:24:31,036
証人がおるとよいのだが
225
00:24:31,036 --> 00:24:33,036
それは…
226
00:24:38,043 --> 00:24:41,046
(検使)後ろからの突かれ
(検使)うむ
227
00:24:41,046 --> 00:24:44,049
どうやら
初太刀が後ろのようであれば➡
228
00:24:44,049 --> 00:24:46,049
殊の外…
229
00:24:50,055 --> 00:24:53,058
それに この男
今 改めるに➡
230
00:24:53,058 --> 00:24:55,060
どうやら 渡り徒士に身をやつし➡
231
00:24:55,060 --> 00:24:59,064
諸国を逃亡して歩いたと
見受けられる➡
232
00:24:59,064 --> 00:25:01,064
その連れが参ったらしい
233
00:25:12,077 --> 00:25:15,080
(つる)《なんということぞな》➡
234
00:25:15,080 --> 00:25:20,085
《河津勘兵衛
かかるところに現れるとは》
235
00:25:20,085 --> 00:25:23,088
(検使)貴殿は?
(河津)はっ
236
00:25:23,088 --> 00:25:27,025
恥ずかしながら
渡り徒士をしてる浪々の身ゆえ➡
237
00:25:27,025 --> 00:25:29,027
名乗るほどの者ではござらぬが➡
238
00:25:29,027 --> 00:25:32,030
仲間の1人が
はぐれましたによって➡
239
00:25:32,030 --> 00:25:36,034
ただいま 尋ねながら
戻ってまいりましたところで
240
00:25:36,034 --> 00:25:39,037
(検使)
ただいま あだ討ち本懐があった
241
00:25:39,037 --> 00:25:43,037
お主の捜しておるのは その男
河津勘兵衛ではないかな?
242
00:25:51,049 --> 00:25:53,051
確かに
243
00:25:53,051 --> 00:25:56,054
(検使)あだ討ちなれば
これ以上の探索は御無用➡
244
00:25:56,054 --> 00:25:59,057
引き取られい
245
00:25:59,057 --> 00:26:04,062
(つる)《河津勘兵衛
なぜ 真実を名乗らぬ》➡
246
00:26:04,062 --> 00:26:06,064
《名乗れるものなら
名乗ってみよ》➡
247
00:26:06,064 --> 00:26:11,069
《いえ たとえ 名乗っても
御検使役人の前だ》➡
248
00:26:11,069 --> 00:26:15,073
《この死んだ男が 河津だと
わらわは言い張るぞえ》➡
249
00:26:15,073 --> 00:26:17,075
《証拠の印籠もあるゆえ➡
250
00:26:17,075 --> 00:26:20,078
御検使は わらわの言い分を
聞いてくれようぞ》➡
251
00:26:20,078 --> 00:26:22,080
《ましてや 街道のならず者》➡
252
00:26:22,080 --> 00:26:27,018
《渡り徒士風情の言い分など
取り上げてはくれますまいて》➡
253
00:26:27,018 --> 00:26:30,021
《こなたには
れっきとした 丸岡藩発行の➡
254
00:26:30,021 --> 00:26:32,021
御赦免状もあるゆえにな》
255
00:26:39,030 --> 00:26:41,030
(検使)待たれい
256
00:26:46,037 --> 00:26:48,039
その方 ただいま➡
257
00:26:48,039 --> 00:26:51,042
あれなる小屋より
出てまいった様子なれば 尋ねたい
258
00:26:51,042 --> 00:26:56,047
それがしは ただ あの小屋にて
雨宿りをしておっただけ
259
00:26:56,047 --> 00:27:01,052
なれば ここにての あだ討ちの
義挙を見ておられただろうが
260
00:27:01,052 --> 00:27:03,054
それがしは 何も知らぬ
261
00:27:03,054 --> 00:27:05,056
(検使)これは異なこと
262
00:27:05,056 --> 00:27:10,061
あだ討ちは 確か
雨の降り始めしときと聞いたが
263
00:27:10,061 --> 00:27:12,063
知らぬと申したら 知らぬ
264
00:27:12,063 --> 00:27:16,067
≪(武士)御検使様! 御検使様
265
00:27:16,067 --> 00:27:19,070
(検使)何か用か
(武士)はっ 火急の御命令にて➡
266
00:27:19,070 --> 00:27:23,074
直ちに お戻り願いたいとのこと
(検使)火急の用とはな
267
00:27:23,074 --> 00:27:28,013
はっ 御領地内 三宿の本陣にて
一大事発生とのこと
268
00:27:28,013 --> 00:27:30,015
詳しくは 分かりませぬが
269
00:27:30,015 --> 00:27:32,017
うむ➡
270
00:27:32,017 --> 00:27:35,020
火急な用なれば
検視はこれまで
271
00:27:35,020 --> 00:27:37,022
明日にでも
代官所へ参られるがよかろう
272
00:27:37,022 --> 00:27:40,025
見事 本懐の彰状を遣わす
273
00:27:40,025 --> 00:27:44,029
それを持ち
国元に帰られるがよかろう
274
00:27:44,029 --> 00:27:46,031
御免
275
00:27:46,031 --> 00:27:59,044
♬~
276
00:27:59,044 --> 00:28:02,047
(河津)待て!
277
00:28:02,047 --> 00:28:05,050
街道 御無頼の徒と承る
渡り徒士の➡
278
00:28:05,050 --> 00:28:12,057
しかも 名も名乗れぬ お方が
私に何の御用でござりましょう➡
279
00:28:12,057 --> 00:28:15,060
御用がなければ
行かしてもらいますぞえ➡
280
00:28:15,060 --> 00:28:17,062
これ 伸吾殿
281
00:28:17,062 --> 00:28:19,064
(河津)
討たれたはずの河津勘兵衛が➡
282
00:28:19,064 --> 00:28:23,068
かん婦 つるに待てと言うのだ
283
00:28:23,068 --> 00:28:26,071
これは異なことを
284
00:28:26,071 --> 00:28:30,008
河津勘兵衛殿は
もはや この世にはおりませぬ
285
00:28:30,008 --> 00:28:34,012
それは 既に
天領代官所の御検使殿も
286
00:28:34,012 --> 00:28:36,014
(河津)黙れ!
287
00:28:36,014 --> 00:28:38,016
ひきょうにも 返り討ちを恐れ➡
288
00:28:38,016 --> 00:28:42,020
何の関わりもない男を
かん計を用いて敵に仕立て上げ➡
289
00:28:42,020 --> 00:28:45,023
あだ討ち本懐とは 片腹痛い
290
00:28:45,023 --> 00:28:49,027
ウフフ… これは また
言いがかりも甚だしい
291
00:28:49,027 --> 00:28:51,029
なれば 御検使殿がおるときに➡
292
00:28:51,029 --> 00:28:54,032
名乗り出たはずでは
ござりませぬか
293
00:28:54,032 --> 00:28:58,036
そうもせで
今に及んでの言いがかりは➡
294
00:28:58,036 --> 00:29:01,039
そなたは 河津勘兵衛ではない証拠
295
00:29:01,039 --> 00:29:03,041
なれば 言うて遣わそう
296
00:29:03,041 --> 00:29:07,045
御検使見参の折 名乗り出て
返り討ちにいたせば➡
297
00:29:07,045 --> 00:29:10,048
殊勝なる女子の
あだ討ちと思い込みし➡
298
00:29:10,048 --> 00:29:15,053
彼らとて 侍の端くれ
さすれば 儀によって捨て置けず➡
299
00:29:15,053 --> 00:29:19,057
うぬらを助勢する成り行きなるは
人情の必定
300
00:29:19,057 --> 00:29:25,063
無益な殺生を増やすは それがしの
好むところではないからだ➡
301
00:29:25,063 --> 00:29:32,003
さあ 夫の敵なれば
尋常にかかってまいれ➡
302
00:29:32,003 --> 00:29:34,005
夫の敵が討ちたいがために➡
303
00:29:34,005 --> 00:29:37,008
それがしの後を
追ってまいったのであろう
304
00:29:37,008 --> 00:29:40,008
とくと かかってまいるのだ
305
00:29:42,013 --> 00:29:47,018
刺客 子連れ狼
拝一刀様と お見受けいたします
306
00:29:47,018 --> 00:29:53,018
何とぞ 御助勢 賜りとう存じます
これ 早く 500両
307
00:29:55,026 --> 00:29:57,026
子連れ狼…
308
00:30:01,032 --> 00:30:03,032
さあ
309
00:30:06,037 --> 00:30:08,039
ここに 500両ございます
310
00:30:08,039 --> 00:30:13,044
確かに 河津勘兵衛と見誤って
別人を討ったのは わらわの不覚
311
00:30:13,044 --> 00:30:15,046
しかし あの男が➡
312
00:30:15,046 --> 00:30:19,050
証拠の印籠を
持参しておったがためでござります
313
00:30:19,050 --> 00:30:22,053
(つる)ひきょうなのは
あの河津勘兵衛
314
00:30:22,053 --> 00:30:25,056
亡き夫のかん言を聞かばこそ➡
315
00:30:25,056 --> 00:30:29,994
ひきょうにも待ち伏せて
闇討ちにいたしたのでござります
316
00:30:29,994 --> 00:30:33,998
(つる)しかし わらわは女子
義弟 伸吾は病弱の身
317
00:30:33,998 --> 00:30:39,003
哀れとおぼし召されて
どうか 御助勢をお願いいたします
318
00:30:39,003 --> 00:30:42,006
今は ただ 亡き夫の敵を➡
319
00:30:42,006 --> 00:30:47,011
夫の敵を討ちたいのでございます
320
00:30:47,011 --> 00:30:52,016
お願いでございます
ここに確かに 500両ございます
321
00:30:52,016 --> 00:30:55,019
どうか 御助勢を
322
00:30:55,019 --> 00:30:59,023
確かに 1殺 500両
323
00:30:59,023 --> 00:31:05,023
話を聞き
納得いたさば 引き受けよう
324
00:31:08,032 --> 00:31:14,038
では お聞きくださいませ
325
00:31:14,038 --> 00:31:18,038
過ぐる 7年前のことでござります
326
00:31:20,044 --> 00:31:26,050
(つる)亡き夫 渡辺勇之進も
あれなる 河津勘兵衛殿も➡
327
00:31:26,050 --> 00:31:29,988
お殿様の おかご衆として
警固に当たっておりましたが➡
328
00:31:29,988 --> 00:31:33,992
去る日 お殿様 墓参の折➡
329
00:31:33,992 --> 00:31:36,995
家督相続を巡って
反対派の差し向けた➡
330
00:31:36,995 --> 00:31:40,995
刺客 浪人たちに
おかごが襲撃されました
331
00:31:44,002 --> 00:31:48,006
(つる)その折 河津勘兵衛殿は➡
332
00:31:48,006 --> 00:31:52,010
どのようなわけか おかごのそばを
離れて 遠くへ参り➡
333
00:31:52,010 --> 00:31:56,014
夫 勇之進は 最後まで
おかごのそばを離れず➡
334
00:31:56,014 --> 00:31:58,016
殿を守り抜きました➡
335
00:31:58,016 --> 00:32:02,020
後日
おかごのそばを離れたことを➡
336
00:32:02,020 --> 00:32:06,024
御家老より
激しく追及された 河津殿は➡
337
00:32:06,024 --> 00:32:09,027
お殿様より
ちっ居 申しつけられたるも➡
338
00:32:09,027 --> 00:32:14,032
夫 勇之進のかん言のためと
逆恨みいたし➡
339
00:32:14,032 --> 00:32:20,032
ひきょうにも 夫 勇之進を
闇討ちにいたしたのでござります
340
00:32:31,049 --> 00:32:33,049
(勇之進)《貴様!》
341
00:32:35,053 --> 00:32:41,059
今の話
しかと相違ありますまいか?
342
00:32:41,059 --> 00:32:46,059
答えなきは
相違なきものと思うて よろしいな
343
00:32:48,066 --> 00:32:51,069
では お引き受けくださるので
ございますね?
344
00:32:51,069 --> 00:32:54,072
断る
345
00:32:54,072 --> 00:32:56,074
しかし 河津殿は➡
346
00:32:56,074 --> 00:32:59,077
ひきょうな振る舞いを
認めたではござりませぬか
347
00:32:59,077 --> 00:33:04,082
誠 待ち伏せ
闇討ちをいたすような男なら➡
348
00:33:04,082 --> 00:33:07,085
そなたの言い分を
黙って聞いてはおらぬ
349
00:33:07,085 --> 00:33:11,089
ひきょうな振る舞いは
断じていたさんと➡
350
00:33:11,089 --> 00:33:15,093
必死に抗弁するはず
351
00:33:15,093 --> 00:33:17,095
そなたのようにな
352
00:33:17,095 --> 00:33:31,042
♬~
353
00:33:31,042 --> 00:33:33,044
待たれい
354
00:33:33,044 --> 00:33:38,049
河津殿
げせぬことが 1つある
355
00:33:38,049 --> 00:33:42,053
おかご警固を巡って
対立したのは分かる しかし➡
356
00:33:42,053 --> 00:33:49,060
渡辺勇之進が 貴殿を待ち伏せ
闇討ちにせんとした理由は いかに
357
00:33:49,060 --> 00:33:55,066
(つる)何とおっしゃいます!
待ち伏せたのは この河津勘兵衛
358
00:33:55,066 --> 00:33:57,068
それがしと 渡辺勇之進とは➡
359
00:33:57,068 --> 00:33:59,070
その折 空席であった
かご衆 目付けの役を➡
360
00:33:59,070 --> 00:34:03,074
競い合う立場にあった
(つる)それで 私の夫を!➡
361
00:34:03,074 --> 00:34:05,076
ああーっ!
362
00:34:05,076 --> 00:34:10,081
(つるのすすり泣き)
363
00:34:10,081 --> 00:34:17,088
しかし
あの おかご襲撃のみぎり➡
364
00:34:17,088 --> 00:34:21,092
攻めることが 最大の守りであると
信ずる拙者は➡
365
00:34:21,092 --> 00:34:24,095
数に勝る 浪士の出ばなをくじき➡
366
00:34:24,095 --> 00:34:28,032
その誠意を失わしめるためには…
367
00:34:28,032 --> 00:34:31,035
《勇之進殿 頼む》
368
00:34:31,035 --> 00:34:34,035
(河津)斬って出る以外にない
369
00:34:44,048 --> 00:34:47,051
(河津)
拙者の思ったとおりになって➡
370
00:34:47,051 --> 00:34:51,051
浪士どもを
撃退できたのでござるが…
371
00:34:57,061 --> 00:35:00,064
《殿! 御無事で》
(佐渡守)《おう 勇之進か》
372
00:35:00,064 --> 00:35:03,067
(河津)そのあとで 藩内の風評は➡
373
00:35:03,067 --> 00:35:08,072
当然 拙者を排撃するところと
なり申した➡
374
00:35:08,072 --> 00:35:11,075
自ら斬って出るとは 何事➡
375
00:35:11,075 --> 00:35:17,081
おかご脇を離れず 殿を守護し
奉ることこそが 士たる者の道➡
376
00:35:17,081 --> 00:35:20,084
己の腕を過信いたし➡
377
00:35:20,084 --> 00:35:25,089
それを誇示せんがための
武士にあるまじき行為➡
378
00:35:25,089 --> 00:35:31,028
そして 目付けの役も
当然 渡辺勇之進殿に内定した➡
379
00:35:31,028 --> 00:35:33,030
だがしかし➡
380
00:35:33,030 --> 00:35:37,034
あの折 攻めて出なければ
勝ち目がなかったことを➡
381
00:35:37,034 --> 00:35:41,038
拙者よりも よく知っていた者が
もう一人いた➡
382
00:35:41,038 --> 00:35:46,038
それこそ
渡辺勇之進だったのでござる
383
00:35:49,046 --> 00:35:53,050
(河津)
おかご衆 目付け就任に当たって➡
384
00:35:53,050 --> 00:35:56,053
それ故 拙者のおることが➡
385
00:35:56,053 --> 00:36:01,058
彼にとって
目の上のこぶであったのでござろう
386
00:36:01,058 --> 00:36:13,070
♬~
387
00:36:13,070 --> 00:36:16,073
《勇之進殿!》
388
00:36:16,073 --> 00:36:20,077
だがしかし
勇之進を倒した瞬間➡
389
00:36:20,077 --> 00:36:25,082
拙者の心の中に
大きな疑問が生じたのでござる
390
00:36:25,082 --> 00:36:27,018
それまでは
攻めて出た己の所存が➡
391
00:36:27,018 --> 00:36:29,020
絶対 正しいものと確信いたし➡
392
00:36:29,020 --> 00:36:34,025
少しも 己の信念を
疑ってはおらなんだのに
393
00:36:34,025 --> 00:36:38,029
その瞬間
たとえ不利でも かご脇を離れず➡
394
00:36:38,029 --> 00:36:42,033
殿を死守することが
真の士道ではなかったかどうか
395
00:36:42,033 --> 00:36:45,033
(馬のひづめの音)
396
00:36:58,049 --> 00:37:01,052
(竹内)その方どもは!
(つる)はい
397
00:37:01,052 --> 00:37:05,056
あだ討ち本懐を遂げ
先刻 届け出ましたまま
398
00:37:05,056 --> 00:37:12,063
おう その方のことは聞いておる
近頃 あっぱれな烈女であるとな
399
00:37:12,063 --> 00:37:17,068
しかし 御妻女殿
せっかくの敵討ちなれど➡
400
00:37:17,068 --> 00:37:20,071
御主君 佐渡守様が
奇禍に遭われるとは➡
401
00:37:20,071 --> 00:37:23,071
その方も
よくよく 運のないことであるな
402
00:37:25,076 --> 00:37:28,012
何と言われました!
403
00:37:28,012 --> 00:37:32,016
(竹内)佐渡守殿には
たまたま お国入りの道中➡
404
00:37:32,016 --> 00:37:37,021
この先の三宿の本陣にて
何者かに お命を奪われ申した➡
405
00:37:37,021 --> 00:37:41,025
よって 我らは しらみつぶしに
下手人を探索しておる
406
00:37:41,025 --> 00:38:01,045
♬~
407
00:38:01,045 --> 00:38:16,045
♬~
408
00:38:18,062 --> 00:38:21,062
なんということ
409
00:38:23,067 --> 00:38:25,069
嘆くのも もっともじゃ
410
00:38:25,069 --> 00:38:29,006
御主君刺殺とあれば
お家断絶は免れまいて
411
00:38:29,006 --> 00:38:34,011
その方 積年の苦心の本懐も
水泡に帰したわけだからのう
412
00:38:34,011 --> 00:38:39,016
(つるの泣き声)
413
00:38:39,016 --> 00:38:44,021
その方は?
やはり あだ討ちにゆかりの者か
414
00:38:44,021 --> 00:38:49,026
(河津)はっ 敵として討たれた男の
渡り徒士仲間でございます➡
415
00:38:49,026 --> 00:38:53,030
それで こうして遺骸を引き取りに
(竹内)ふむ
416
00:38:53,030 --> 00:39:00,037
渡り徒士とな
して 雇われ先は! その期日は!
417
00:39:00,037 --> 00:39:06,043
なぜ答えぬ 答えねば
疑わしき者として ひっ捕らえるぞ
418
00:39:06,043 --> 00:39:09,046
申せ!
419
00:39:09,046 --> 00:39:13,050
お雇われ先は 三州 刈谷藩 松平様
420
00:39:13,050 --> 00:39:17,054
期日は
4日後の 16日でござります
421
00:39:17,054 --> 00:39:21,058
うむ 松平殿か
422
00:39:21,058 --> 00:39:24,061
その方は?
423
00:39:24,061 --> 00:39:26,997
なぜ答えぬ
424
00:39:26,997 --> 00:39:31,001
(河津)この者も それがしが
渡り徒士仲間にてござる
425
00:39:31,001 --> 00:39:34,001
子連れの渡り徒士か
426
00:39:37,007 --> 00:39:40,010
(竹内)貴様が!
(小坂)子連れ狼 覚悟!
427
00:39:40,010 --> 00:39:59,029
♬~
428
00:39:59,029 --> 00:40:02,032
(武士)おのれー!
429
00:40:02,032 --> 00:40:22,052
♬~
430
00:40:22,052 --> 00:40:42,006
♬~
431
00:40:42,006 --> 00:40:53,017
♬~
432
00:40:53,017 --> 00:41:00,024
(つる)わらわは
見事 本懐を遂げましたのじゃ…
433
00:41:00,024 --> 00:41:04,028
アハハ…➡
434
00:41:04,028 --> 00:41:07,031
ハハハ…
435
00:41:07,031 --> 00:41:13,031
ハハハ… フフフ…
436
00:41:23,047 --> 00:41:25,047
ちゃん!
437
00:41:26,984 --> 00:41:47,004
♬~
438
00:41:47,004 --> 00:42:07,024
♬~
439
00:42:07,024 --> 00:42:20,037
♬~
440
00:42:20,037 --> 00:42:24,041
(河津)
拙者が お待ち申しておったのは➡
441
00:42:24,041 --> 00:42:27,044
お立ち合い
願いたいがためでござる
442
00:42:27,044 --> 00:42:31,048
是非に お願いつかまつる
443
00:42:31,048 --> 00:42:35,052
旧主君 越前 丸岡藩主➡
444
00:42:35,052 --> 00:42:39,056
水野佐渡守殿の
敵を討たんがためか?
445
00:42:39,056 --> 00:42:42,059
違う
446
00:42:42,059 --> 00:42:47,064
河津勘兵衛 既に 丸岡藩に
いとまを頂きし身なれば➡
447
00:42:47,064 --> 00:42:50,067
何の関わりもなきこと
448
00:42:50,067 --> 00:42:53,070
されど
身は 一介の渡り徒士とはいえ➡
449
00:42:53,070 --> 00:42:58,075
既に 雇われ先が決まれば
そこの藩士たるも同じこと
450
00:42:58,075 --> 00:43:02,079
しかし 主家の名を
一旦 聞かれし上は 藩士として➡
451
00:43:02,079 --> 00:43:05,082
主家の名を汚す災いを
既に見聞きされた貴殿を➡
452
00:43:05,082 --> 00:43:09,086
お生かしして
帰すわけにはまいらぬ
453
00:43:09,086 --> 00:43:15,092
主家の汚名を未然に防ぐは
武士たる者の覚悟と心得申す
454
00:43:15,092 --> 00:43:20,097
たってと申されるなら
これも何かの宿縁
455
00:43:20,097 --> 00:43:23,100
お立ち合い申そう
456
00:43:23,100 --> 00:43:25,100
かたじけない
457
00:43:42,052 --> 00:43:45,055
拙者に勝機あれば➡
458
00:43:45,055 --> 00:43:50,060
あのお子のことは 身命に懸けて
お引き受けつかまつる
459
00:43:50,060 --> 00:43:52,062
その お気遣いは御無用
460
00:43:52,062 --> 00:43:57,067
我ら親子は 冥府魔道に生きる者
461
00:43:57,067 --> 00:44:01,071
六道四生順逆の境は 覚悟の上
462
00:44:01,071 --> 00:44:21,091
♬~
463
00:44:21,091 --> 00:44:41,045
♬~
464
00:44:41,045 --> 00:44:51,045
♬~
465
00:45:30,027 --> 00:45:35,027
ひと言 お伺いしたきことがござる
466
00:45:39,036 --> 00:45:41,038
申されよ
467
00:45:41,038 --> 00:45:46,043
先ほども 申し上げたことでござる
468
00:45:46,043 --> 00:45:52,049
かご脇を離れたるは
士として正しいか 正しくないか➡
469
00:45:52,049 --> 00:45:56,053
それがし
いまだ その答えを得ず
470
00:45:56,053 --> 00:46:02,059
かく 渡り徒士となって
放浪つかまつるしだいでござる
471
00:46:02,059 --> 00:46:05,062
渡り徒士となったのも➡
472
00:46:05,062 --> 00:46:11,062
また そのような出来事に
遭遇いたすこともあろうかと
473
00:46:15,072 --> 00:46:19,076
拝殿 教えてくだされ
474
00:46:19,076 --> 00:46:22,079
誠の士道とは
475
00:46:22,079 --> 00:46:25,082
拝殿 士道とは!
476
00:46:25,082 --> 00:46:30,020
常に 心に死あるをもって➡
477
00:46:30,020 --> 00:46:35,025
御奉公つかまつることが
士道であろうと存ずる
478
00:46:35,025 --> 00:46:39,029
されば 拙者の行為は
479
00:46:39,029 --> 00:46:44,034
攻めに出て 成功すればよしとする
その判断は甘い
480
00:46:44,034 --> 00:46:50,040
やはり 己の腕を
過信していたことにもなる
481
00:46:50,040 --> 00:46:55,045
やはり 拙者は間違っていたことに
482
00:46:55,045 --> 00:47:01,051
しかし それは あくまで
おかご衆という役目上からのこと
483
00:47:01,051 --> 00:47:07,057
誠の武士とは 死をもって
主君に お仕えすることにある
484
00:47:07,057 --> 00:47:11,061
攻めるも 守るも 所詮は同じこと
485
00:47:11,061 --> 00:47:17,061
赤心忠誠に
みじんも変わりはござるまい
486
00:47:21,071 --> 00:47:26,071
それがしが もし
そこもとの立場であったら…
487
00:47:30,013 --> 00:47:33,013
やはり 斬って出る!
488
00:47:36,019 --> 00:47:38,019
かたじけない
489
00:47:40,023 --> 00:48:00,043
♬~
490
00:48:00,043 --> 00:48:02,045
♬~
491
00:48:02,045 --> 00:48:06,049
<渡り徒士に身をやつしてまで
侍の道を極めんとして➡
492
00:48:06,049 --> 00:48:10,053
河津勘兵衛は 死んでいった>
493
00:48:10,053 --> 00:48:14,057
<だが 既に 8度死せる
冥府魔道の道を行く➡
494
00:48:14,057 --> 00:48:19,062
拝一刀親子には 侍の道の上に
生き死にを懸けることすら➡
495
00:48:19,062 --> 00:48:22,065
許されぬ身であった>
496
00:48:22,065 --> 00:48:25,068
<逃れようもない宿命の刺客道を➡
497
00:48:25,068 --> 00:48:28,005
今日もまた
行かねばならないのだ>
498
00:48:28,005 --> 00:48:33,005
<いつ 果てるともしれない
魔道きこくの この道を>
499
00:48:41,018 --> 00:48:43,020
<夜のしじまを切り裂く
呼び子の響き>
500
00:48:43,020 --> 00:48:46,023
<巧みに逃げるは 泥棒 可の字>
501
00:48:46,023 --> 00:48:49,026
<その泥棒が
一刀に刺客を依頼した>
502
00:48:49,026 --> 00:48:52,029
<可の字を公儀差し回しの忍者
草と見破った一刀は➡
503
00:48:52,029 --> 00:48:55,032
わなと知りつつ
刺客を引き受けた>
504
00:48:55,032 --> 00:48:58,035
<その裏には
忍者 草としての使命と➡
505
00:48:58,035 --> 00:49:03,035
人としての情の間で もがき苦しむ
人間 可の字の姿があった 次回…>
43208