All language subtitles for 子連れ狼1 .20 ◆萬屋錦之介-2024-01-31-JPTVclub

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Original subtitles

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

(一刀)大五郎 菊の花だ

≪(重之)素浪人 どけどけ! その乳母車!

(玄蕃)邪魔立ていたすと 容赦はせぬぞ

(玄蕃)どかぬか!

(兵吾)おっ! (玄蕃)何者だ 貴様

拝一刀

御用があれば承ろう

「腕貸し 子貸し 拝一刀」 フッ ふざけたやつだ

≪(お牧)おやめなされ

無礼なやつ! このまま放置しては➡

お牧の方 ひいては 我らが藩主のお名に関わります

(お牧)1年ぶりの里帰りです

その親子の命を わらわの 親御の寿命に加えましょう

訳は 聞かぬ 懐剣を収めて去るがよい

♬~

♬~

(男性)《おう 寄るんじゃねえ》

(お市)《藤枝勇之進の 家の者です》 (男性)《何…》

(お市)《兄上!》 (女性)《勇之進 一体!》

(男性)《ほれ 触れてはならん》➡

《お改めがあるまで 触れてはならん》

(泣き声)

(玄蕃)《これは 心中ではないか 勇之進も ばかなことを!》➡

《この女は何者だ》

(重之)《おお これは 越後屋の… きぬではないか》

(兵吾)《確かにそうだ》➡

《お牧の方の 付き添い女中のおきぬだ》

(玄蕃) 《女中の分際で 武士に懸想し➡

あまつさえ 無理心中を仕掛けるとは》

(重之)《しかし 藤枝勇之進ともあろう者が➡

婚約相手の使用人と 通じておったとは》

(兵吾)《藤枝家も…》

♬~

≪(越後屋) 《お待ちくださりませ!》

(越後屋)《あの え… 越後屋でございます》

(さわ) 《おきぬの母でございます》

(玄蕃)《女中の分際で 侍に無理心中を仕掛けたとは➡

もっての外だ》

(重之)《藤枝家は 貴様たちの 娘のために お取り潰しだ!》

《お取り潰し!?》 (お市)《母上》

(越後屋)《いや これは 何かの間違いでございます➡

うちの娘に限ってそのようなことは 決してございません》

《おきぬは 間もなく 嫁に行くはずでございました》

《そのために 工藤様のお屋敷に➡

行儀見習いに 出したのでございます》

《お牧様》

♬~

《四十九日か》

(重之)《早いものよのう》

(兵吾)《お市殿 いかがなされた》

(重之)《母者か いかがなされた》

(お市) 《母は お家お取り潰しを悲しみ➡

兄の四十九日の今朝 自害いたしました》

《それにしても 勇之進は 親不孝者よのう》

《心中などという愚行を犯して 家を滅ぼし➡

母者を死に追いやるとは》

(お市) 《玄蕃様 お願いでございます》➡

《その… 訳を 教えてくださいまし》➡

《私には どうしても ふに落ちません》

《なぜ 兄は 越後屋のきぬ殿と心中など》

(お市)《兄は お牧様とは 固く 言い交わした仲でございます》

《それは 皆様も御存じのことでは ございませぬか》➡

《しかも 兄の死のあと お牧様は たちまち殿の御側室》

《私には どうしても ふに落ちません》

《お市殿 我ら 3人 訳は全て存じておる》

(玄蕃)《察しのとおり➡

殿に見初められた お牧の方は 立身栄達を望んだ》

《勇之進が 邪魔者になったのだ》

(重之)《そして 仕組まれたのが 2人を別々に誘い出し➡

無理心中に見せかけて 殺すことだった》

(兵吾)《全ては お牧の方の指図》

(重之)《それを実行したのは…》

《お察しのとおりだ》

《これほどの大事を 打ち明けたからには➡

そなたの口を 封じなければならぬ》

(重之) 《藤枝家は 既に お取り潰し》

(兵吾) 《残るは お市殿 ただ一人》

《何をなされます》

《あ… あなた方は… 誰でも》

♬~

《助け… 無礼者!》

♬~

《恨むのなら お牧の方を恨め》

♬~

(清吉)お市 お市!

(清吉) 何 ぼやぼやしてんだ ちぇっ

(工藤) 1年ぶりだな 娘に会えるのも

(女性)本当に

(工藤)おお 来た来た

あなた 娘を どう呼べばよろしいんですか?

ああ 娘とはいえ 殿の御側室だ

お牧の方様とでも 呼ばねばなるまい (女性)アハハッ

お牧の方様 道中 何事もなく お着きでござる

(工藤)お役目 御苦労でござる

お父上 母上 お久しぶりにございまする

(女性)お牧… の方様➡

本当に見違えるように きれいにおなりじゃ

殿の御機嫌はどうじゃ

(お牧) はい 毎日毎日 それは麗しく➡

観菊の会 是非とのことでしたが➡

1年ぶりの里帰り 親子水入らずの邪魔はせぬとか

(女性)アハハッ さあさあ

(兵吾)ろうぜき者! (重之)おのれ 無礼者! 控え!

(越後屋)娘 きぬの敵! (重之)無礼者! 控え!

(お牧)越後屋 (重之・兵吾)控え! 控え!

(兵吾)おのれ この うつけ者めが! 座れ!

わらわを狙うとは 殿に やいばを向けるのも同然じゃ

玄蕃 生かしておくことはなりませぬ

心得ております

越後屋のたわけ者めが! (お牧)お父上 母上

慮外者のことは お気になさいますな

これを供えておやり

ちきしょう!

(玄蕃)貴様 何の恨みがあって 殿の御側室を狙った

(越後屋)む… 娘を返せー!

(重之) この男 「娘 きぬの敵」と叫んだな

あの女中の親だ

娘を返せー!

(越後屋)ああーっ!

(兵吾)よし ここらでよかろう

(戸の開く音)

金谷の宿は 江戸より 53里9丁➡

京へは 72里の所にあった>

(とめ)お泊まりよ! きく屋でござんすよ!

(すみ)お寄りんして! お侍さん どうぞ➡

いい湯が沸いてやんすよ!

(すみ) お泊まりや! お泊まりやんし➡

あら! お客さん お泊まりやんしてよ (三次)ヘッ

(とめ)けちね! ねえ お泊まりやんし

(三次)お前 ここの女かい? (お市)ええ

よーし 一丁 今日は ここで沈没するか!

(お市)はい どうぞ

(とめ)女は器量か (すみ)体と面は 違うんだがね

何言ってんだ お前

泊まり客の足をそそいでやる 女たちのことを 「足洗女」といった>

何ら変わることなく➡

客を相手に 春をひさいでいたので 「出女」という異名もあった>

(女性)お客さん お部屋へどうぞ (客)おう

(三次)なかなか うぶじゃねえか➡

器量も なかなかなもんだぜ➡

なすがまま ハッ 嫁入りの晩か

(女性)はい どうぞ (清吉)いらっしゃいませ➡

どうぞ お部屋の方へ お早い お着きで いらっしゃいませ どうぞ

それじゃ 後で しっぽりとな

ハハハ… (清吉)あの お部屋の方へ

(女性)お侍さん どうぞ

お泊まりなすって

あ… すいません なぜ わびるのだ

(お市)どうぞ お泊まりください

大五郎 たまには はたごに泊まるか

(大五郎)うん

(清吉)まぬけ! 相手をよく見て 呼び込むんだよ

あんな ガキ連れの こじき浪人を泊めて どうすんだよ

うちはな もともと脇本陣を務める 由緒ある 上はたごなんだぞ

でも…

はたご代を 踏み倒されたうえに➡

段平でも振り回されてみろ! どうするんだい

あの 誠に申し訳ございませんが 今も怒ってきたんですが➡

部屋は 全部 塞がっておりますので

これを預かっておけ

ハハッ いや これは お察しのいいことで 恐れ入ります

少し 長とう留さしてもらうぞ

ヘヘヘッ それはもう

で… あの 長とう留と申しますと どのぐらいで?

いや あの ふだんなら こんなこと お聞きしないんですが➡

まだ ないしょなんでございますが➡

この7日 観菊会が この きく屋で行われます

当家の庭は 由緒があるのか?

へい 先代が 菊作りの名人でございまして➡

屋号も それまで 梅屋といっていたのを➡

きく屋と 変えたぐらいでございます

そのころの菊の株が 今では 内庭いっぱい

しかも どういうわけか 時々 黄色に混じって 真っ赤な花が…➡

ぼけの花みたいな色をしたやつが 咲くのでございます➡

それが 今年は また 一段と赤いのが咲きまして➡

人の血でも 吸っているのではないかと➡

大変な評判 これが城中にも 伝わったんですかね➡

内々に 観菊会を催したいと お知らせがございます

なるほど 殿のお忍びというわけか

いえ 御側室のお牧の方の お忍びです

それが 7日か (清吉)へい

それまでに たとう

そう願えれば 願ったりかなったりでございます

これは 確かに お預かりします

さあ… お市! 御案内 御案内!

♬~

♬~

♬~

御酒も 御膳も 召し上がらないのですか?

余計なことを申し上げました

忙しいのであろう ここは かまわずとよい

あの… 私は 刺客だ

金を取って 人を斬る

(三次) ったく もう 頭にきやがったな➡

どこ行きやがったんだろうな もう ああ いらいらするな ちくしょう

おい

おい!

(障子の開く音)

おや? お市のやつ いませんね

1杯だけついで どっかへ行きやがったよ

番頭! 回しは 許さねえぞ

へい へい それはもう じきに連れてまいります

なに おおかた かわやか どっかでしょう ハハハ…

横になったと思ったら もう寝息

よっぽど疲れていたんでしょう

野宿であれ どこであれ この子は いつでも よく眠る

観菊会まで 御とう留でございますか?

≪(清吉)あの 恐れ入りますが

恐れ入ります お市 さっきのお客が うるさいんだよ

(お市)はい

♬~

失礼します

♬~

♬~

《あの人は 昼間の出来事について➡

何も 聞こうとは してくださらない》

《私が なぜ 側室お牧の方を 狙っていたか 何も聞こうとは》

《出女に身を落としたゆえか あるいは》

♬~

早くしねえか! おい

(すみ)あらよっと (とめ)ヘヘッ ざまあ見ろだ

(すみ)駄目だね こりゃ (とめ)いいのがねえじゃねえかよ➡

ええい もったいねえな

(一同)アハハ…

おっと!

しかしよ 急に 不景気になってきやがったな➡

変なんじゃないかよ (すみ)お茶をひかずに➡

花札引くなんてな しゃれにもなんねえよ

おっ これ 駄目じゃねえかよ ほら (すみ)何だよ いいじゃねえかよ

(とめ)おい! おい お市よ お前のほら あの 子連れのほら➡

あの客 どうなんだい しつこいかい? えっ?

(女性たち)アハハ…

(すみ)あんたが気に入ったんで とう留してんだろ?

(とめ)そうだよ 決まってるよ アハハ…

(とめ)どうだい! エヘヘッ あっ ちきしょう

(すみ) アハッ いいのが入ってくれたね

それは?

位はいの持ち主は 返り討ちに遭ったようだな

お前 何か狙っているのか?

一たび死んだ者は 二度と帰らぬ

わしは いずこへ流れるともしれぬ身

これを お前に預けておこう

拝様 訳をお聞きくださいませ

聞きたくない

聞かずともよい

♬~

♬~

≪(とめ・すみ)アハハ…

≪(すみ)何やってんだよ ≪(とめ)アハハ…

(とめ)昨日のさ あの客さ➡

にんにく食ってやがって まあ 本当に臭いったらありゃしない

ハハッ そういうときはさ あんたも食っとくんだよ

おあいこだ アハッ (とめ)うまいこといくもんか➡

よいしょ (すみ)ああ…

よう こいこいでもすっか? (とめ)ああ

フッ 何だい 気取りやがって

元 お侍の娘たってね こんなとこじゃ通用しないんだよ

ハハハッ (とめ)フフッ

♬~

お牧 死ね

越後屋の恨みを晴らしてやる

そうか おなかに 殿のややこが (お牧)はい

男子を産めば…

わらわは お世継ぎの母になるのです

(工藤)お牧 いや お牧の方 でかしたぞ!

(女性)死んだ勇之進殿には 申し訳ないが➡

お牧の方のためには

そうだ よくぞ きぬと心中してくれた

(お牧)わらわの目を盗んで 女中風情と無理心中

いかにも あの男に ふさわしゅうございました

(勇之進) 《なぜだ ほうばいのお主ら➡

なぜ わしを斬る!》

《何をする! 何をする!》➡

《貴様!》

《玄蕃!》

《あーっ!》

♬~

(きぬ)《あっ! 何を 何を…》➡

《キャーッ!》➡

《あーっ!》

♬~

♬~

(玄蕃)明日の観菊会のため 我々 3名 先乗りに参った

(清吉)へい

(玄蕃)おう 見事な菊じゃのう

(重之)おい 酒だ それから 分かっとるな?

へい あの お酒は すぐに お持ちいたしますが

何! 酒だけか (清吉)へい それが➡

あしたの会のために➡

出女どもは もう休ませておりまして

上玉を探せ! (清吉)へい

(清吉)お市 お市

ちょっと頼まれてくれねえかな

相手のできんのは お前しかいねえんだよ

≪(清吉)ごめんくださいまし

当はたご きっての 上玉でございます

お久しぶりでございます

(玄蕃)お市殿 お元気かな?

御覧のとおりでございます

これはこれは 皆様方

この お市を 御存じでございましたか

では ひとつ よろしく ほら お酌 お酌

さあ どうぞ

(重之)このような所で 働いているとは 意外なこと

助けを頼みに来れば 我々も相談に乗ったものを

実はな お牧の方様だ (玄蕃)黒木

お牧の方様が➡

この度 当きく屋にて 観菊の会を催される➡

その下見に参ったと こういうわけだ

そうでしたか

まだ お牧の方様を恨んでおるか

いや 恨んでおろう (お市)フフッ

恨みなんてのは まともな人が持つもの

私のごとき 出女に落ちた女に 何の恨みがございましょう

さあ お流れを (玄蕃)うむ

♬~

♬~

さすがに あの女には 手を出す気にはなれなかったな

驚いたな

あの女が ここにいるとは➡

出来すぎだ

あしたの菊見を知らぬわけがない

あの女 うそをついている➡

人の恨みは 意外な所に宿り続けるもの➡

お主 あの女の目を見たか?

恨みを持った人間の目だ

あの女 なかなか出女などに 落ちておらんぞ

先日の越後屋の例もある

(重之)お牧の方様に 万一のことがあれば➡

一体 何のための先乗りか 分からなくなる

母上

兄上

間もなく お市も➡

おそばに参ります

(障子の開く音)

♬~

フッ 女郎の身に落ちてまで 敵を討ちたかったのか

その恨みも これまでだ

♬~

(お市)ああっ

(お市)ああっ!➡

ああーっ!

おい 誰か来たぞ

兄の敵 母の敵…

お… お願いします

その兄の名は 藤枝勇之進

はい

みんな お牧の差し金

あの女のために 藤枝家は お取り潰し

あ… あの女… 何とぞ

明日は 兄が殺されて一周忌

お頼み申します

このまま死んでは 何のために 出女になり…

娘の敵を討ちたいと 願うた母がいる

♬~

♬~

死ね 死ぬのだ

♬~

♬~

♬~

見事じゃ

今年は まるで➡

お牧の方様の御覧くださるのを 喜ぶかに➡

一段と 美しく咲いております

おのれ!

(侍)無礼者! (侍)無礼者め!

刺客 子連れ狼

斬れ! 斬れ!

♬~

(お牧)誰か!

♬~

♬~

♬~

♬~

わらわ…

キャーッ!

♬~

♬~

1人の女が 自ら命を絶った>

刺客依頼のさわであることを➡

一刀は 確かめるまでもなかった>

死んだのである>

また あてどない さすらいの旅を 続けるのであった>

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