All language subtitles for 子連れ狼1 .11 ◆萬屋錦之介-2024-01-18-JPTVclub

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Original subtitles

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(宗典)この印は 確か裏柳生

とすると 斬った男は…

(子分)桑田様 その目は

(桑田)烈堂様に お叱りを受けた

もしも 今度 拝一刀を討ち漏らせば➡

わしの両眼は閉ざされる

もはや 尋常な手段ではかなわぬ 残された方策は ただ一つ

天の利 地の利を活用して やつを わなに仕掛けるのだ!

(子分)わなを!? (桑田)羽黒山中の修験道場に➡

やつを誘い出す

手だては? (桑田)一刀に 偽の刺客を依頼する

刺客道に生きるやつが 断るはずはない

たとえ そこが 地獄の果てであろうとも必ず来る

(半次)やーい! 果たし合いだ! 果たし合いだ…➡

果たし合いだぞ!➡

おうおう… 果たし合いだ… 果たし合いだよ! おい➡

果たし合いだ! おーい 果たし合いだ 果たし合いだい!➡

おーい 果たし合いだぞ!

(半次)おーい ヘヘッ あれだ… 討ち取れ 討ち取れ… ハハハッ

(お兼)御隠居さん 果たし合いのもとは何なんです?

(久六)うむ いや それがのう ちょうど そこの渡し場でな➡

乱暴にも あの浪人の方が 無一文で舟に乗ろうとしたのじゃ➡

と… ちょうど そこへ居合わせた ほら こっちの勤番者の方が➡

たしなめたのは よかったんじゃが つい口が滑ってのう

(お兼)どうしたんです? (久六)いや…➡

この こじき浪人め! と… どなってしまったのじゃ

(半次)あれ? それのどこが一体悪いんです

ただ乗りしようなんてね こじきより➡

ずっと たちが悪いじゃないですか なあ みんな!

おい 勤番者! 負けんな!➡

そーれ! 始まった 始まった!➡

あーあ ありゃいけねえよ

からっきし 意気地がねえじゃねえかよ

おや 兄さん 勤番者に 加勢してるんじゃないんですか?

うん そりゃそうだけどさ➡

あんな へっぴり腰で逃げ回ってんじゃ…

ねえ 御隠居さん (久六)えっ? いやいや

どうして なかなか… (半次)なかなかって?

いや 逃げておるように見えるがのう➡

あれが戦法じゃ

ハッ 相手が疲れるのを 待っておるんじゃ ハハッ

御隠居さん やっとうに詳しいんですね

(久六)ほらほら あの目の配り

(半次)ヘヘヘ… 旦那! からかっちゃいけませんよ

そりゃね あっしらのこと 楽しませてくれようってのは➡

ありがたいと思いますけどね➡

これはね どう見たって勝ちは 浪人の方だと あっしは思いますね

(久六)そうかのう

よし! じゃ賭けましょう

あっしはね あの浪人の勝ちに 有り金 そっくり賭ける

うむ (半次)それでも ようござんすか?

ホホッ いいとも いいとも ほら

(半次)あれ? 重いですね (久六)おお 20~30両はある

お前が勝ったら 賭け金だけ取るがいい

(半次)ヘヘヘ… これじゃ ただもらったみたいなこった

おい みんな見てくれよ おい おーい! 若えの!

すまねえけど 負けてやってくれよ

御隠居さん 悪いけど 私も あの浪人に➡

賭けさせていただきますよ (久六)おお いいとも いいとも

はい 兄さん 3両 預かっておいておくれ

おっ 3両な おい あっ! もう誰かいねえか? えっ?➡

勝負がついちまったら 後の祭りだよ! (客たち)おい

(半次)おい 入れてくれ みんな

おい てめえの入れた金 よく覚えておけよ いいな

もうねえか? もうねえな? もうねえか?

おい 後の祭りになったって 知らねえよ!➡

おい いいか? ヘヘッ

≪(半次)若いの 頑張れ! ほら やっちまえ ほら!

あーあ もう やんなっちゃう

ハハハッ 悪かったな あっ? ヘヘヘ…

おのれ! 武士の真剣勝負を 高見の見物とは!

ぶった斬ってやる!

(侍)待て! (半次)うわ… ああ…

(半次)ちゅう ちゅう たこ かい… な…➡

はい これは 宗典先生の分ですよ

(お兼)ねえ 先生には もう少し弾んであげてよ

私たちより少ないなんて 変だわ

先生は あっしら鹿追いの 仲間に入って まだ日が浅い

でも 今日は 鹿追いと違うんだからさ➡

あんな芝居が打てるのも 先生がいればこそじゃないの

(久六)お兼 いくら 娘のお前でも 頭の俺に指図はさせねえぞ

そんなこと言ったって おとっつぁん

いや お兼さん わしは飲めればいいんだ

(伊之介)何だよ あいつ➡

何考えてるんだか さっぱり分からねえ

(久六)ほっとけ ああいうやつも仲間に必要➡

それより仕事だ➡

笹井宿の聖天一家が あさってから土場を開く

(半次)あっ 3年前に 稼がしてもらった所ですね

(久六)鹿追いは 明日から始める➡

目立たねえように 別々に宿を出て 獲物の下調べをしてくれ

それは 博徒に依頼され➡

土場に 客を引く者たちの呼び名である>

または 「うわ」といい➡

その配下の者たちを 詐術の役割によって➡

「あおり」 「忠兵衛」 「だき」 「もち」と呼ぶ>

巧みな連係プレーで➡

いんちき土場に誘い込み 身ぐるみ剥いでしまうのである>

(中盆)勝負!➡

一ぞろの丁! (半次)うわー

(客)あっ! ああ… (中盆)何言ってやがんでい!

(客)ね… 姉さん ねえ 姉さん

(伊之介)よしなさいよ (半次)諦めなさいよ➡

私だって もうすっからかんですよ もう 冗談じゃありませんよ

つまり てら銭の二分が➡

この鹿追いたちに 支払われるのである>

(子分)おい 役人だい!

≪(役人たち)御用だ! 御用だ…

(客)堪忍してくださいまし 堪忍して…

(久六)3日後に 安養寺で落ち合う

(一刀)大五郎 この旅は そなたを連れてゆけぬ

山頂の修験者道場は 箱車など とても通れぬ厳しき所だ

干し肉 干し飯 これは水筒じゃ

いつものように 5日分ある

6日目に 父が戻らぬときは➡

ひもじいと泣く前に その手で その足で 食い物を探せ

よいな (大五郎)うん

♬~

(源七)よっこらしょ どっこいしょ いや ひでえ降りだ➡

よっこらしょ お武家様 どこまで行かれますだ

山頂の修験者道場

(源七) えっ? それは よした方がええだ

あそこへ行くには 岩のある谷を通り➡

七曲がりを上がり それからまた 百丈の崖を登らにゃなんねえだ

あの崖は ああ もう人間には登れねえだ➡

羽でも生えてねえことにはのう

あっ! 今すぐ 火おこしますだ

♬~

♬~

♬~

(宗典)子供 なぜ隠れる

(宗典) 《不思議な子だ 不思議な瞳だ》

《まさしく 死生眼》

そなたの父は 武士であろう

♬~

♬~

《この合戦の後 重治いわく》➡

《武士は 分に過ぎたる 高価な馬を持ってはならない》➡

《戦場で よき敵を見かけて追い詰め➡

飛び降りて組まんとするとき 馬仲間が遅れていると➡

人に馬を奪われはせぬかと つい心が緩むものである》➡

《名馬ゆえに よき期を外し 武名を失うことになる》➡

《馬に限ったことではない》➡

《武士は 名こそ惜しけれ 義のために》

《千太郎君 どちらへ行かれます》

(千太郎) 《かわやじゃ 大助 参るぞ》

(宗典)《なりませぬ》 (千太郎)《どうしてだ》➡

《我慢できんのじゃ》

(宗典)《その場に お垂れ流しなさいませ》

(千太郎)《何を申す》

(宗典)《武道の話に聞きほれ 思わず粗相いたしたとて➡

何の恥となりましょう》➡

《戦物語の途中で 席を外すことこそ➡

武士たる者に あるまじき行い》➡

《そのような お心掛けにては➡

この高森 3万5, 000石を お継ぎになること➡

この司馬宗典 誠に 心おぼつかなく存じ上げる》

《無… 無礼な! 大助 参れ!》

(宗典)《待て 大助》 (大助)《ああ!》

(千太郎)《だ… 誰か》

《席へ お戻りなさいませ》

《宗典殿 いかがいたした! 狂われたか!》

《いや 正気でござる》

(りつ)《事もあろうに 我が子を手にかけて殺すとは》

(りつ)《一体 大助が➡

どのような罪を 犯したと言われるのですか》➡

《いいえ たとえ どのような罪を犯そうとも➡

大助は 血を分けた たった一人の子供です》➡

《それを無慈悲に》

(りつ) 《あまりといえば あまりな》

《あなたは人の親ではない 人間ではない》

(牧村)《司馬宗典 上意である!》

《上意?》

《「その方 兵法指南役の大任にありながら➡

若君 千太郎様の眼前にて 城内を血で穢したこと不届至極」》

《「よって 切腹申しつける」》

《牧村様 それは 誠 大殿の御本意でござるか?》

《それがしが 一子大助を斬ったは➡

我が子の命をもって 若君を おいさめいたそうとの所存》

(牧村)《見苦しいぞ 宗典》

(宗典)《いや この儀 是非 殿に会って申し上げたい》

《さすれば きっと》 (牧村)《言い訳 無用!》

(宗典)《牧村様》 (牧村)《世は太平》

《戦なき世に そちの振る舞いは狂気》

《それが殿の仰せだ》

《なんと》

《お家のため 殿のためと➡

血を吐く思いで 我が子を斬った この宗典》

《殿は そのように… そのようにしか》

(牧村)《介しゃくは 身どもがしてとらす》➡

《臆したか 宗典!》

(宗典の笑い声)

(牧村)《何がおかしい》

《拙者 腹など切らん》

《士道を忘れた うつけた殿の 御命令など 相知らぬ》

《いや この司馬宗典➡

今日ただいま 殿を捨てる ハハハ…》

(牧村)《何たることを 斬れ! かまわぬ斬れ!》

《乱心でございます》

《このような見苦しき男 私の夫ではございませぬ》➡

《さあ 早くお討ち取りを》

(牧村)《ううっ ああ…》

♬~

(りつ)《ううっ》

♬~

♬~

♬~

♬~

(主馬)まさしく これだ 小石を集めてまいれ

はい

(主馬)これだけでは足りん (男性)はっ

(主馬)これ! 気をつけろ (男性)申し訳ございません

(伊之介)うん? 何だい こりゃ (お兼)それに あの へんてこな絵

(半次)ケッ 何かの 呪いかなんかじゃないか? ヘッ

≪(宗典)待て

手を触れるな

あら 先生 来てたんですか (久六)見ましたか? さっきの

やはり 道中陣 (久六)何です? 道中陣って

(宗典)兵法書にある道案内の印だ

あれは 牛頭馬頭の悪鬼羅刹

じゅそ悲願の者が 敵の死を願って貼り出す護符

(久六)何だか分からないけど すげえ金持ってましたぜ➡

少なく見積もっても 500両は くだらねえ

(宗典)子連れ狼という刺客の うわさを聞いたことがないか?

子連れ狼? (宗典)狙った相手は➡

必ず刺殺するという 恐るべき手だれだ

わしは その腕を何度か見た 最初は 川辺で➡

次は 海辺の網小屋で

♬~

(宗典)裏柳生 この恐るべき組織を敵に回して➡

生き続けているやつがいる➡

それも 胴太貫 1本で

そんなことが あろうはずが

流浪の中で わしは 打ち消し続けてきた

だが それから間もなく➡

胴太貫を使う子持ちの男 拝一刀の名を知ったのだ

(伊之介)へえ それが さっきの 金や印と どんな関係があるんで?

あの武士は 子連れ狼に 刺客の依頼に来たのだ➡

500両は 恐らく その礼金

(久六)先生は あの道中陣とやらの 意味が読めるんですかい?

読める あれは 切り落としの崖下

双方が落ち合う場所だ

なるへそね そこで 子連れ狼が 500両を受け取って➡

また誰かが死ぬってわけか

俺にも誰か頼みに来ねえかな 俺だったら 1両でいいんだけどな

何言ってんだい

(一同)えっ? (伊之介)500両せしめる?

そうだ (半次)ば…➡

ばか言っちゃいけねえよ 頭

相手はね れっきとした お侍なんだよ➡

あっしらに 歯が立つわけねえじゃねえかよ

そうよ そこら辺の道楽息子を➡

たぶらかすようなわけには いかないわよ

黙ってろ!

(久六)いいか 伊之介 半次

俺たちは 鹿追いの化け師だ

商家の若旦那になったり こうして 隠居に化けたり➡

それが どうして子連れ狼に 化けられない道理があるんだい

(伊之介)子連れ狼に? (お兼)ばかばかしい

そうして さっき 先生が言った場所へ行き➡

人殺しは 引き受けましたと 返事をして 500両を頂き

(半次) うん 分かった! 後は三十六計

子連れ狼の野郎 上前をはねられたって➡

かりかりするだろうな おい (お兼)そんなことで済むかしら

みんな生きちゃいられないよ (伊之介)何!➡

道中陣を消してしめえばよ 何一つ 証拠が残らねえ

そのとおりだよ で… 頭 誰が化けるんです?

伊之介 お前 役者崩れだ お前がやれ

(伊之介)えっ? い… いや 俺は駄目だ 半次! お前やれよ

いや… 俺は そういうのは性に合わねえ

(宗典)わしが やろう (お兼)先生!

(宗典)わしも 化け師の一員だ やれぬことはあるまい

先生が引き受けてくださりゃ こんな心強いことは

問題は子供だな

子連れというからには ガキを連れているんだろうからな

子供ならいる 表にな

おい 表から ガキ連れてこい (伊之介・半次)へい

あーっ おい!

(伊之介・半次)お… おい 待て

あー痛た! あ痛た…

(伊之介)あ痛… おい 半次! お前持て!

(半次)おい おい 子供にやるものねえのかよ えっ?

やるもん やるもん… (伊之介)銭やれ 銭

銭! 銭ったって お前 そう簡単には お前…

ああ… おいおい ほら 坊主 ほら

(半次・伊之介)ほらほら…

お金だよ

あれ? この野郎 どうなってんだ

現金な野郎だな よし ほらよっと➡

ほら! ほい

遅いな

(お兼)お願いだ やめておくれ 先生➡

万一のことがあったら どうすんのよ

なにも そんな危ない思いまでして➡

おとっつぁんの 片棒担ぐことないじゃないの

ねえ 私… 先生さえ その気になってくれれば➡

いつでも おとっつぁん捨てられるのよ

2人で逃げよう おとっつぁんから逃げよう➡

だってさ 今まで まるっきり お金に無関心だった先生が➡

今度のようなこと言いだすのも➡

みんな 鹿追いの暮らしのせいなんだわ

やくざのかすりで 生きていくなんて もうつくづく嫌

どうして黙ってるの 私のことが嫌いなの?

(半次)ええ 全くおかしなガキだぜ さんざん てこずらせたくせに➡

びた銭 1枚つかませたら このとおりだ

薄気味悪いほど おとなしく なっちまいやがって ヘヘッ

(久六)先生 どうやら準備はできたようですね

(主馬)ハァー 遅いのう

(男性)あっ! あれを

♬~

(主馬) 子連れ狼と申されるは 貴殿か?

(宗典) 道中陣によって導かれし場所に➡

余人の来るはずもなかろう➡

して 御依頼の相手は

(主馬)笹目藩家老 音川内記

(久六)事が成就したら ガキは始末する いいな

やった! ハハハッ

ひえーっ いい艶してるな

やまぶき色とは よく言ったもんだな

私には まだ信じられないよ こんなに うまくいくとはね

おい 5人で分けたってな 1人 100両ずつあるんだぞ おい

頭 早く分けましょう

待て待て その前に やらなきゃならんことがある

子供の始末だ (お兼)子供?➡

あの子どうしよっていうの?

考えてもみろ お兼

あいつは 俺たちのやったことを 一部始終 見ているんだ

いわば生き証人だ (お兼)おとっつぁん まさか

そうだ 殺すんだ

(半次)頭… なにも そこまでしなくたって

分別のある大人なら ともかく あんなガキだ

ひょっとしたことで 誰にしゃべらねえともかぎらねえ

(伊之介) そうだ 用心に越したことはねえ

坊や 逃げるんだよ! (久六)この尼!

あっ!

(半次)よう! 先生よ ちょい…➡

ちょ ちょっと 待ってくださいよ

(久六)先生 どこへ行く気です

(宗典) 請け負った仕事を片づけにな

(久六)からかっちゃいけませんよ もう芝居は終わったんですぜ

(宗典) いや これから本当の幕が開く

笹目藩家老 音川内記を刺殺する 刺客人 子連れ狼としてな

わしは 今日より拝一刀 この子は わしの子だ

(久六)待ってくれ 先生 一体どうしたっていうんです

あっしには 先生の気持ちが さっぱり分からねえ

(半次)いや 言いたかないけどね➡

見慣れねえ大金見たんで 気がふれちゃったんじゃないですか?

(半次) おーい ちょっ… ちょっと おい

(お兼)先生 私も連れてって

お兼さん それはできない わしが これから行く道は修羅場➡

この子供のような 死生眼を 持った者でなくては かなわぬ➡

世話になった (久六)そうはさせねえ➡

てめえが死ぬのは勝手だが そっから足がついて➡

こっちまで巻き添え 食わされたんじゃ かなわねえ➡

ここは 一歩も通さねえぞ

どけ!

(久六)待て!

(久六)半次! 伊之介!➡

こいつを生かしておいちゃ 俺たちの命が危ねえ➡

やるんだ!

♬~

(宗典)お兼さん 金は あんたの物だ

♬~

♬~

(桑田)それまでだな 一刀

(桑田) 我ら 柳生のわなとも知らず➡

のこのこ登ってきた おのれの うかつさを恨め!

わしを呼び寄せるに 策を弄する必要はない

いつでも参上する

(桑田)撃て!

(桑田)かかれ!

(桑田)撃て!

うわっ

うわっ!

ああ…

とどめを刺せ (子分たち)はっ

♬~

♬~

(子分)桑田様 川に落ちて… 見当たりません

これだけ捜しても 見当たらぬところをみますと

よし わしは このことを烈堂様に御報告する

お主たちも 目立たぬように下山いたせ

(子分たち)はっ

♬~

♬~

(武士)おのれ 何やつ!

(宗典)刺客人 子連れ狼

♬~

(男性)子… 子連れ狼

(男性)まだ生きていたのか

何! 一刀が現れた?

(子分)笹目藩城下にて 家老 音川内記を惨殺した由

ただいま 子供を箱車に乗せて 奥州街道を南へ向かっています

場所を突き止めよ

♬~

(宗典)《何をしている 裏柳生 なぜ わしを襲わん》➡

《わしは子連れ狼》

(お兼)あんた 誰? 子供を捜している

子供? あの寺に待たせておいた

では あんたが

お待ちください➡

あの人は お金のために あなたに成り代わったんじゃない➡

武士の意地を通すために それだけは分かってください➡

お願いです あの人を斬らないで 殺さないでください

わしらがやらずとも 子連れ狼と名乗る以上➡

柳生らが生かしておくまい

あの人を助けて あの人は悪い人じゃない

私たちみたいな 虫けらみたいな 仲間にいても どこか違っていた

いつも黙っていて お酒さえ 飲めればいいって言ってたんだ

それが あの晩 道中陣を見てから おかしくなっちまったんです

拝一刀を突き止めました

我ら 総力を挙げて決戦を挑みます

♬~

♬~

≪ 元 公儀介しゃく人 拝一刀 今日こそ その命 申し受ける

♬~

♬~

♬~

(鐘の音)

あれは まさしく戦鐘 柳生が呼んでいる

坊や わしは 行かねばならん

ここで死んでは そなたの父御に会えぬ

いや どうしても 会わねばならんのだ

そして ひと言 言いたいのだ

冥府魔道に生きるは 拝一刀だけではないと

柳生を倒して後 わしは そなたの父を斬る

♬~

♬~

♬~

貴様 一刀ではないな

(桑田)うわーっ

♬~

≪ ちゃん

(宗典)うっ うう…

待っていたぞ 拝一刀

いざ勝負

何のための勝負

貴殿を斬らねば 拙者 本物になれぬ

貴殿に勝ってこそ 修羅の道を生きたといえるのだ

鹿追いの そなたが なぜ そのような

武士の道に絶望して 城を捨て 殿を捨てて後➡

もはや この世に武士など あるまじきものと うっ うう…

だが 貴殿の子息の瞳が➡

久しく忘れていたものを よみがえらせてくれた

わしは 貴殿に勝つ 勝たねばならんのだ

いざ

うっ

貴殿の歩む冥府魔道 とても拙者などには…

おかげで やっと せがれ大助の所へ行ける

ちゃん

♬~

♬~

生きようとした 司馬宗典は➡

武士によみがえって死んでいった>

冥府魔道の道を行く>

逃れられない 厳しい宿命の道を>

♬~

強じんにも等しい主君の手から 助けたばかりに藩を追われ➡

家名を取り潰された男が 命を懸けて遂げようとする悲願>

遂げさせようとする お千代>

やはり 公儀に刃向かう 冥府魔道の姿であった 次回…>

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