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fansub by Xaphan (2021)
探窟家の地図ってなんでこうアバウトなんだよ
盗掘を防ぐためなんだって
詳しい場所は口づてなんだけど
私に場合は...
オーゼンとライザの封書だな
大丈夫だナナチ
リコを信じて進もう
いいぜ、隊長の意見は尊重しないとな
着いたなあ!不屈の花園だ
これ全部トコシエコウ
丘の上には行くなよ!
負荷がかかるぞ
うん!
あの時と同じ場所だ...
レグ、どうしたのー?
あっ、今行く!
ナナチ!
聞こえたぜ、複数だな
リコ!
丘の麓(ふもと)
探窟家だ
何人か倒れてる
助... いや
様子をみてきてもいいか?!
見つかるなよ
あと、オイラの言うことは...
「絶対…」
よし、いいぞ
リコ、異常があったら知らせろ
うん!
オイラは力場を見るぜ
んなぁ...
意識の乱れひでえな…
混乱してんのか?
あれ?
どうした?
あの人が持ってるの
あれって
レグ 止まれ!
なんで、なんでここにいる
どうした、ナナチ?
そいつは「祈手(アンブラハンズ)」
黎明卿ボンドルトの探窟隊だ
ボンドルト...
君とミーティの仇か‼
足元ッ!!
右前方だ‼
さっきの悲鳴は...
お前のしわざか?
何とか言ったらどうだ!!
静かに、起きてしまう
いかにも原因はおれだ
ところで
ここは地上60日以上前に「禁域」に指定されているはだんが...
何...?
知らずに入ってきたか
いや無理もない
これは
やっぱり
無尽槌(ブレイズリープ)
もう落とすな
何故...
今一度言う
ここは「禁域」だ
毛むくじゃらの友人たちにも伝えろ
どうして?
レグ!! 余計な事は言うな!
くそがっ!
監視をつけてやがったのか⁉
いつから見てやがったんだ
ナナチ、大丈夫か?
こいつに探りを入れてみる
おま...
待てそれは...
任せろ
ナナチの適は僕の適だ
おい、行動を決めるのは
お前は何をしているのか見てからだ!
ついてこい
これ 虫だ
葉っぱにそっくり...
えっ?これって
リコ
お前なにを?
あった!
ナナチ、これ
六層の花畑には気をつけろ
葉を見てこいつが紛れてたら奴らの巣だ
こいつは不屈の花に化け
寄り添う生物を襲い「幼体」を植え付ける
誰?
誰?
誰?
ごく最近見つかった
幼体が頭の中に入り
都合のよい生き餌に仕立てあげている
他にも
夥しい数の原生生物が生き餌にされている
それって禁域に...
すでにあの丘に巨大な巣が作られ
狩りを行う成体は花園全体で眠り
合図を待っている
合図?
誰?
誰?
おい
いま口に...
自らを食わせ生き餌が長持ちするようにしている
すでに腹から標本は取ってある
その時悲鳴...
いや共鳴を立てられてしまった
君が聞いたのはそれだ
この生物は「クオンガタリ」と呼ばれている
六層から来た本来ここにいるはずのないものだ
この規模は手に余る
お前らのボスは何をしている?
あの方は今はいない
層を跨ぐやり方は不都合が出やすい
あはっ
誰?
誰?
合図だ
急がねだ
何の話だ?
一帯の急所に燃焼剤を敷いた
な... 何をしている
探窟家が残っているのだろう⁉
成体が活動期に入る
いずれにせよ助けからない
そんな...
なら僕が...
僕なら!
レグ!
君がどうすると?
迂闊な事は言うな!
オイラじゃリコを守れねえ、戻ってこい!
なんでもない
僕にも無理だ
友人のところへ戻れ
黎明卿は君たちの到着を心待ちにしている
ヒトとしてどうするべきだとか
探窟家の誇りだとか
僕はそういうのじゃなくていい
守るべきものを見失うな...
見失うな!
くそぅ!!
こいつら穴という穴に...!
いってえ!
縄張りに出たのにしつけえ奴らだぜ...
レグきた!!
二人とも無事化⁉
んなぁっ
おめーすげえ虫汁ついてんぞ...
虫もそうだが...
あの炎は空気を食ってる
すぐに離れよう
ナナチ...すまない
監視の正体をつかむ前にこんな...
気にすんな
こんなの予想できっこねえ
こいつぁひでえな...
お母さんの大好きな...
お花畑
黎明卿は君たちの到着を心待ちにしている
あの野郎
オイラだけじゃなく二人のことまで...
この旅の果てに何があるのか?
今はまだわからない...
この道の先に何かあるのか?
今はまだわからない
今わかってる事はたった一つ
この深淵の奥底で...
誰が待っているのかということ
それが何者であれ
進まねばならない
もっとも暗闇を超えなければ
夜明けはやってこないのだから
オイラが来たのは深界五層の最下部
奴らが「全線基地(イドフロント)」と呼んでる場所だ
ヒトがヒトのまま戻れる「最終地点」
ボンドルトの実験場(はこにわ)
その中に白笛が絶界行(ラストダイブ)に使う「六層唯一の進入口」がある
だがお前たちをボンドルトが見す見す通すとは思わねえ
遭遇は避けられないぜ
心しといて
やっぱ虫に嚙まれたとこ腫れてるよ...
んなぁ
大丈夫だって言ってんだろー
なんだ...?
んなぁ... 支え水が崩れたんだろ
道ができたなぁ
気いつけて進むぞ
ねえ、これ崩れたりしないの?
びびんなよ...
霜っつったって支え水の結晶だ
飛び跳ねたぐらいじゃどうにもなんねーよ
それにしても…
全然生き物の気配がないな…
この辺りには生き物いないのか?
ええとねえ
ハマシラマ
食えるのか…これ…
うん…
毒はないって
体積の倍はヌメりが出てるぞ
あんまりやると固くなるし…
生がいちばんおいしいって
正直…
勇気がいるな...
そんな声で鳴くな
甘い
あごのとこにギュってくる
見かけで判断できないねー
見ろリコ、あのすばらしい光景を
ねえナナチ
もう一匹はお鍋にしよっか
まじか⁉
なあリコ
オイラにも作り方教えてくれよ
うん!
一緒に作ろ!
ずいぶん熱心に教わってたじゃないか
オイラ勤勉だからな
お前と同レベルじゃ満足できねーのさ
ミーティはさ
アビスで食ったの味ねえ固形食だけなんだよ...
だからよ...
オイラがうめえもん作れるようになっときゃ
もしもミーティに次会えた時にさ...
食わせてやれるかもしれねえだろ...
こんなうめえもん一緒に食えないなんて
申し訳なくてよ...
ナナチ!!
うぅ......
君はなんて、いいやつなんだ...
どさくさに紛れて触ってじゃねえー!
離れろよう!
ったく
心の持ちようの話だよ...
実際会えるなんて思っちゃいないぞ...
そんなこと言うな...
そうだよ!
あきらめるのはまだ早いわよ
だってここはアビスだもの!
ミーティにもう一度会う方法だって
「アビスの呪い」がある理由も
「成れ果て」や「遺物」の秘密もきっとわかるはずよ
奈落の底に答えはある!
奈落の底なんって
どんなトコなのかも分からねえのに
すげー自信だな、お前...
そりゃもう!
だってレグもふるさとだよ
きっとステキなところだよ!
さあ二人とも!
ゆこうではないか!
んなぁ ちくしょう
オイラがずっとずっと望んでた
地の底の冒険だ
ちくしょう...
本当に楽しいなぁ...
ちくしょう...
あの建物...
ゆっくり回ってるよ!
どうなってるの⁉
ナナチ大丈夫か?
ああ 力場を観察してただけだぜ…
ほれ 回ってない部分があるだろ
船をつかわなきゃ入口はあそこしかねえ
こうも視界が開けてちゃ...
間…せめて警戒して進むしかねえな…
あれはな、何千年も前に祭祀場だった遺跡を利用してるんだ
中央に塔があるだろう
あれが深界六層…
「絶界行(ラストダイブ)」行きの装置だ
はおぉ… あれが…
祭祀場ってお祈りする場所でしょ?
大昔のヒトにとってもここから下は特別な場所だったのかな…
うそ…
みんなあたしと同じぐらいの大きさじゃないなぁ
だめよ、強気に行かなきゃ
それでこの先はどうすればいい
奴らはなに掴んでるか分からねえ
迂闊に口を開かず焦らして向こうから喋らせろ
情報は力だ
奴らからどんな言葉が出てもビビるな
聞き逃すな
了解した
知ってる奴か?
いや
あんたらがパパの客?
ずいぶんちっこいじゃない
パパ?
行くぞ
でも子供だけでよくここまで来れたわね
ちょっとー!
どうやって来たんだ?
まあー
支え水結晶を
うそでしょう
支え水の結晶を渡って来たの⁉
情報は力
うそでしょ、いつ落ちたっておかしくないじゃない
うそ言ってもわかるんだからなあたし見たことあるし
ほんとはどうやって来た?
なんとか言ったらどうだ
うそって言ったのおこってるのか?
なあ黙るなよ…
なあ、あたしの帽子触ってみる…?
なんなんだこの緩さは…
二人とも助けてくれ…!
話して…
つらい…
名前!
名前だ!
あたしプレシュカ!
あんたらは?
レ…レグだ
わたしはリコ!
こっちのは?
ふかふかしててかわいいわね
その耳ほんもの?
喋れるの?
パパ
やあ皆さん
よく来てくれました
ナナチ
元気そうで何よりです
その帽子よく似合っていますよ
そうそう
先日あの子の肉電球が消えていたのです
おめでとうナナチ
ようやく解放されたのですね
おい
お前なんだな…?
お前が二人をやったんだな⁉
ボンドルトは…
今は…とやかく言う気はねえ…
オイラたちは先に進みてえんだ
通しちゃくれねえか?
ええ、構いませんとも
ですが絶界行に使う「祭壇」は
白笛で起動するものです
ご存知でしょうか
白笛は本人でしか使えないのですよ
「これは命を響く石(ユアワース)」という遺物の加工品
たとえ親子であっても命の紋が異っては音色は出ません
リコ…そうなのか?
ハボさん言ってた…オーゼンさんも…
そいつは他の笛と違って本人にしか使えないだ
その白笛は鍵さ
君らはどうにもできないだろうけどね
私…行けばなんとかなるって思ってた
いろいろあったけど
私たちなら行けるって…
ねえパパ、あの子も白笛の子供なの?
そうですよプルシュカ、仲良くできますか?
うん
よしよし
本当にいい子ですね
部屋を用意しておきました
少し休まれて考えを巡らせてみてはいかがでしょう
プルシュカ、案内できますね?
うん
おいで
あたしがお掃除したのよ!
行こう?リコ
トイレ ここ
落ちたら死ぬから気をつけるのよ
あの階段は登っちゃだめ
上昇負荷がかかるから…
ここが部屋
この…ぐるぐるは左に回すのよ
入りな
これ…
行動食4号だ!
固形食じゃねーか…
四層より深く潜る深界家のために作られた
完全な栄養食…!
食べていい⁉
もちろん
オイラはいらね
壁の味がする
ねえ、リコ…だっけ?
うん
リコってどういう意味?
名前の意味…?
何かなぁ
わかんないや…
あたしの「プルシュカ」はね
夜明けの花って意味なんだ
パパが付けてくれたのよ
夜明けって見た事ある?
プルシュカ…?
もしや君は地上に出たことが…
無いわよ
あたしここで生まれたんだ
あっ…でも、夜明けがどういうのか知ってるぞ
えっと…明かりがつくんだ…
あの実験を平気で行ってる時に...!?
既に娘がいたのか…⁉
何が狙いでコイツをオイラ達に近づいた…⁉
でも海っておっきいよ?
大きいだけでしょ
そんなら五層(ここ)のが凄いわよ
なら二層の逆さ森は?
木が逆さ生えてるし、滝も上に向かって落ちてくんでよ
本当に⁉
情報は力だっつってんのに…しょうがねえなぁ...
そとと違ってここは安全だからさ
ゆっくり休みなよ!
ありがと
お休み!
おやすみプルシュカ…
わたし寝るね
お休み
何があるか分からん
準備した状態で休むか...
んなぁ...お前のその模様...
ああ…被るたびに出てくるんだ
何かの文字だろうか
あれ?
以前よりなんだか…
減ってる…んじゃあないか?
同じ模様に見えるな...
こいつは空気を生む遺物だが...
使うたびに模様が減っていく
様々な遺物で見たけどよ…
模様の意味は「使用不能までの使用回数」だ
例外なくな
だ…だが
減っても僕は元気なままじゃないか!
お前が動くエネルギーは微々たるもんだからだろう
心当たりは一つしかねえ…
「火葬砲」
ある意味奈良のルールを書き換える程の力だからなぁ
模様を見るに残りは3回程度…
ここで火葬砲を撃つのはナシだ
けど…
言っただろ
オイラじゃリコは守れねえ
お前が鉄くずに戻るのはそのまま冒険の終わりを意味しているんだよ
そんなんで…いざって時奴とやりあえろのか…?
何か手を考えるさ...
なんとか…
なんとかこいつらをこの先に行かせらねえか…
大丈夫だよ!
やはりあなたは…あなた達は…
アビスの脅威が運だ奇跡なのです
戻って来てくれて本当に嬉しい
ボンドルト
話があるんだ
私もです
二人でゆっくり話しましょう
おしっこ…
あれ?
みんなどこ?
そうだ
そうだよ
きっと二人しておトイレ行ったんだ
下…どこに繋がってるんだろ。。。
レグ!
ナナチ!!
レグ!
どこ行っちゃったの…
来た方の扉閉まって開かないし…
あと残ってるのは…
あの階段は登っちゃダメ
上昇負荷がかかるから
ボンドルトは筋金入りのろくでなしだ
気を付けるんだね
嫌な予感がする
大丈夫…ゆっくり…
危なくなったらすぐしゃがみ込む
まだこない…
怖い…
けど…
手遅れになったもの見せられて後悔するのは…
もっと怖い…
何…?
痛くない…?
え…
何が起こってるの…
そうだ…
しゃがまなきゃ
でもあれ…
どっちが地面?
声が聞こえない...
自分にさわれない...
私の形...
どうなってるの...
顔ってもっと奥だっけ
奥って...どこだっけ...
どこって...
どこたっけ...?
リコ…?
リコ!
よかったぁ...
プルシュカ…?
あ痛...っ
痛みが戻ってきたのか!
顔を見せてみろ
うわぁ...ばっさりやったな
急に尖ったもの押し付けられたの…
あんた顔から転んだのよ
え?
五層の呪いは肌の感覚とかまっすぐ立ってる感覚も奪うんだ
あーんして
なあ
奥歯やっちゃってるわね
丁度いい感覚がなくなったまま
歯をくいしばったりすると簡単に砕けちゃうのよ
お
砕けたのは子供の歯だ
よかったな!
また生えてくるぞ
よし
ありがと
プルシュカどこにいたの?
部屋にいたぞ
あんたの悲鳴で起きたんだから
でも...どこも鍵が…
何よ
あたしだって部屋に鍵ぐらいかけるわよ
年頃なんだから
色々あるのよ
あのね
じつは...
どうだった
確かに妙だわ
全部鍵がかかってる
こんなの初めて...
そんで、残るはここだけってわけね
レグ...
ナナチ...
よし
一緒に行こう!
でも...
だいじょうぶ
メイニャ起きて!
え!
メイニャだ
パパが10歳の誕生日にくれたんだ
ほらメイニャ
リコにごあいさつ
ほい!
先に行って
大丈夫なの?
メイニャの目や足はあたしたちとは違うものを感じ取ってるんだ
知ってる?
五層の呪いはヒトが持ってない感覚は奪えないんだって
はおぉ…
まかせて
コツがあるんだ
あたしだってパパに内緒で結構冒険してるのよ
ねえプルシュカ
あなたにとってお父さんてどんな人?
最高のパパだ!
あたしのこといっぱい考えてくれてる
お前に娘がいるなんでよ...
血は薄いですが私の娘です
かわいいでしょう
直接の娘じゃねーのか
お前が家族を作れるワケねーもんな
ナナチ
家族とは血の繋がりのみを言うでしょうか
私はそうは考えていません
家族とは他人同士が出会い築き上げるものなのですよ
慈しみ合う心がヒトを家族たらしめるのです
血はその助けに過ぎません
愛です
愛ですよ ナナチ
愛だと...⁉
よくもその狭い隙間からデケエもん吐けたもんだぜ
悪態もユニークでかわいいですね
そう、鼻の奥で匂い嗅いで
リコははじめてだから目を閉じてまま集中して
全部の感覚がなくなっても
前を進んでいるメイニャが出してるうねうねが見えるでしょう
うん
見える
ゆっくりあれを目指すのよ
ゆっくり
ゆっくり進むんだ
リコ
その調子だ
ナナチ
研究もいよいよ大詰めです
是非また私のところに来てください
君に見てもらいたいものも沢山あります
...なあボンドルト
オイラ...
オイラな...
いいぜ
オイラお前のトコで働くよ
それは大変よろこばしい!
ナナチ
あなたは特別なのですよ
条件があるんだ
何でしょう?
あいつらに手ぇ出さないでくれねえか
そんで...あいつらが六層に行くのをよ
おっと
それは申し訳ないことをしました
あの「少年型」は前例のない個体でした故
もう既に...
目覚めた
なんだ...? 経絡も酷似している
酷似
何を言ってる 急所もだ
動けない...っ⁉
声も出ない
中を見たい
中を見たい
見たい
ダメだ
金属では歯が立たない
光
光を使おう
くそ!!
なんだ...!!
何をしている...⁉
取れた
取れた
手が
排尿も似ている
成分は何だ
不明
開口部から流動体も十分量だ
十分
過度の痛覚まで再現している
理由は不明だ
不明
不明
次は腹が見たい
見たい
足も一つ欲しい
レグ!
レグ!!
くそぅ
なんでこんな
祝福
祝福
やめろ!!
触るなぁ!!
んなぁぁ...!
何してるの!!
やめなさいあんたら!
言ったでしょ!
その子たちはパパの客だって
レグ!
ナナチ!
リコ
早くここから...
レグ...
レグ...
レグ!
リコ…
レグ!!
なんてひどい...
ちょっとあんたら!
なんなのこれは!
パパに言いつけてやるんだから!
あれは危険な遺物だ
油断を誘わねば捕まえることも敵わない
もしかして…
パパの指示
でも...
パパがそんなひどい事する訳が…
ここに入ってはいけない
卿にそう言われませんでしたか?
さあこちらへ…
こちらへ… さあ…
リコ…
レグ!
レグ!
ナナチ!
レグが!!
気を失っちまったか
リコ
一度外に退避するぞ
奴らはハナっからこうするつもりだったんだ
でもレグの腕がまだ中に
必ず取り戻す
必ずだ…
ほんとにいいのか?
船のことはあたしからパパに言っておく
ゴメンな...
あんたの友達そんなにしちゃって…
プルシュカ
おめー…
戻ったら何されるか分かったもんじゃねーぞ
あいつら今日は様子おかしかったけど…
パパはあたしのこと分かってくれる
レグの腕を返してって言っとくからさ
ほんとゴメンな...
あのさ...
こんなこと言えた義理じゃないだけど
ちゃんとレグも直ってさ
もし全部丸くおさまったら...そしたらさ...
......なんでもない
引き止めてごめん 行って
リコ!
あたし 一緒に冒険行きたいんだ!
パパ
パパ!
聞いて リコ達は
プルシュカ あなたももう直一人前のレディーです
どうかあなた自身の目と耳で確かめてください
この祈手(アムブラハンズ)は信頼できるものです
外にいる間 あなた守ります
オイラもう我慢ならねえ
ミーティを...
レグまでもこんな目に遭わせたヤツをのさばらせちゃおけねぇ
ヤツは必ずオイラ達追ってくる
出来るかは分からねぇが
レグ...
レグがっ...
リコ…
よしよし...
よく耐えてたな...
リコ…
ナナチ…
レグ!
奈落シチューの匂いがする…
焦げた部分の…
んなぁー…?
何言ってんだおめー…
匂い?
ここは五層の砂岩地帯
もしかして…
ナナチ
そんな拗ねないで下さい
プルシュカから聞きましたよ
大事なお人形だったんですね
元にはもどせませんが可愛く繕ってあげます
さあ 私たちと一緒に帰りましょう
そいつぁ無理だ
テメエらは帰さねえ
あれは!
殲滅卿の…
危険です ナナチ
すぐに退避を
おめえさ
穴ばかり覗いてねえで
もう少し足元も見たほうがいいぜ
「五層 なきがらの海の砂岩地帯」
「巣の近くは独特の臭いがする」
「ここに来るまでにゲロ狼煙をしてない奴らは死ぬだろう」
「七尾の猛虫」
五層切っての捕食者
「カッショウガシラ」のコロニーだ
レグ!ナナチ!
リコ!
無事か?
うん!
二人とも大丈夫?
オイラ五層の負荷は慣れっこだからな...
力場の目に合わせりゃ前後不覚にゃならねー
レグ 傷はどうだ?
もう痛みがほとんどない...
どうした?
痛みが…
無いはずの指で感じる…
幻肢痛ってやつか…
ともかくその腕取り戻さねーとなぁ
そんなためにもぼんやりしてられねー
二人とも次の作戦準備だぜ
待てナナチ...奴らはもう…
あいつは怪物だ
なんだ?
奴は何をした⁉
「枢機へ還す光(スパラグモス)」
お前の腕を切り落とし…
ミーティの目を焼いた奴らの武装だ
どうしたんですか
そんな所に隠れて
どうぞ顔を見せて下さい
くそ…
奴も意識の流れが読めるのか…
多分ノーだ
奴はオイラ自身に何か細工をしてやがる
おそらくは視覚の覗き見だ
パパ…
リコ…
あたしどうしたら
いやはや
巣の真上に居たものですから
刺激しないよう声をかけたのですが…
まさか”分かって”やっていたなんて
素晴らしい
素晴らしい
お見通しってわけかよ
次は余裕ぶって
いられるかな!
パパ
石炉爆弾…
自爆覚悟で挑むとは男の子ですね
まだまだだ…!
驚きましたね
装甲の隙間を狙われましたか
これは…
クオンガタリの幼体だぜ
どうせロクでもねえ頭ん中だ
食い荒らされちまいな
なんと…
素晴らしい…
奴は会話の内容までは知らなかった
覗き見はオイラが見えたものだけ
準備したを印象付けて
別の方法で畳み掛ける
今の奴は「カートリッジ」を装備してね
またとない好機だが...
カートリッジ?
アビスの呪いを防ぐ装備だ
増援が来るまで 短期決戦で決めるぞ
驚異的な破壊力ですね…
いやいや羨ましい
まだ まだだぁッッ!!
「枢機へ還す光(スパラグモス)」が幾つあるのか分からない…
「撃たせない」ようにするしかねえ
空間ごと焼き切る熱を水中で出せば
水は空気に変わり大爆発が起きる
なるほど
驚いた…
君たちで考えたのですか?
素晴らしい
素晴らしい…!
今だレグ!!
水のすぐ下は六層
なら奴にも食らわせてやれるはずだ
よくもミーティを…
ナナチを…
そんな実験が好きなら
お前自身で味わい尽くしてみろ…!
素晴…ら...し…い
素晴…らしい
一呼吸分だけ生かしてやる…!
その笛を吹かせて…
僕らは…先へ…
先へ…
くそう…なんだ...!
すまなかったなレグ
嫌な役割押し付けちまって…
パパ…
プルシュカ
パパ…
パパ…
返事して…
パパ…
お願い…
パパ…
ひどい…
ひどいよぉ…
くそう…
なんだって いうんだ…
なんだって!
パパ! パパ!
つらい…
お願い…
あたしを置いてかないで...
パパ…?
パパですよ プルシュカ
パパ…!!
パパ!!
よかった...!!
どこにも行ったりなんかしません
あなたの愛があれば私は不滅です
ふざけるな!
なんなんだお前はッッ!
そう言えばまだ名乗っていませんでしたね
私はボンドルト
アビスの探窟家
「黎明卿」と人は呼びます
君たちは本当に素晴らしい
私たちに足りない試練をもたらし
プルシュカを完成へ導いてくれました
試練は愛をより深くします
そうでしょうナナチ?
待てっ!!!
ああ 健気でかわいらしい
君たちも是非欲しい
リコ!!
三層の負荷分の「呪い針(シェイカー)」です
安心して下さい少々内臓がひっくり返るだけです
てめえ...
どうなってやがる...
何故二人いる…
二人?
「祈手(アンブラハンズ)」は全て私ですよ
さあナナチ
一緒に行きましょう
なんで…
なんでオイラなんだよ…
アビスは「呪い」のみを与えているのではありません
強すぎる負荷で見えなくなっていた効果…
便宜上
私はこれを「祝福」と呼んでいます
あなたはミーティとの深い神経性の繋がり…
いわば愛慕によって「アビスの祝福」のみをその身に受けた
唯一の成功例なのです
愛です
愛ですよナナチ
このゲス外道が…
おっと…
プルシュカが起きてしまう
すみませんがこれで引き上げさせていただきます
いつでも来てください
歓迎しますよ
紅を付けたものは全て破棄して下さい
破棄
破棄
パパ…
パパ…
あたし...
夜明けが見たい...
ええ 共に夜明けを見ましょう
一緒がいい...
一緒に...
冒険に...
ええ いつまでも一緒ですとも
頑張れ!もう少しだリコ!
リコはそうだなぁ...
子供卿!
もうちょっとカッコイイのがいい
じゃあデコメガネ卿
えーっ
んあ リコは白笛になってどうしたいんだ?
私はね白笛になってお母さんに会いたいと思ってたの
でもね
ほんとにそうなのかなって
待ってるのがお母さんじゃないかもしれない...って分かってからも
余計にわくわくしちゃって...
この手紙書いたのがほんとは誰なのか...
アビスの呪いがなんのためにあるのか...
レグはどんな理由でどんな人が造ったのとか...
だってちんちんまで大きくなるんだよ?
ちんちんて何?
普段はこういう感じの…
レグがおっぱい見たりナナチ触ったりしてると...
ああ! 「パパ棒」のことか!
とにかくね...
なんだかお母さんに会いたいってのを建前にしちゃってる気がして…
白笛も…
今は六層に降りるために欲しいってだけな気がしてて…
でもね…変わらないことも一つだけあって…
私 あの二人と一緒にずっと冒険がしていたいの
二人にはナイショだよ
まるで目標が無いみたいに聞こえちゃうもん
リコはすごいな
リコはさお母さんに会いに行きたいんじゃなくて
お母さんみたいになって一緒に冒険がしたいんだな
とっくに本音が建前を越えてるじゃんか
そっか…!
会って終わりじゃないんだ!
そう!むしろ始まるのよ!
ありがとうプルシュカ!
元気 出てきたな
早く二人に会って話したい!
ねえリコ
あのレグって子はパパの特級遺物よりスゴイうやつなんだろ?
きっとあんたは「奈落の至宝(オーバード)」で武装した最初の白笛になるんだ
進んで リコ
ゆっくり…
ゆっくり…
振り返っちゃだめ
奈落の闇がどんなに暗くても
大丈夫
あんた とっても明るいから…
「夜明けの花」は昼には枯れて落ちるんだ
だけどあんたは進んで…
ねえリコ…
あたし あんたみたいな友達がずっと欲しくてさ...
リコ…
あたし 一緒に冒険行きたいんだ!
行っちゃだめ!!
プルシュカ!!!
動いちゃダメだ…!
内臓が傷ついてる
これから…どうすればいい...
ナナチも思いつめて…
なんだったんだあの怪物は…
あの身体に移ってからの動きはまるきり手に負えなかった…
まだよ…
リコ
まだ…諦められない...!
遺物目録に...何か...
おい…
どうしたんだ…
リコは「遺物目録」をほぼ丸暗記してるんだ…
奴の遺物が載ってれば
何か倒す手がかりがあるかもしれない
見てみろ
ヤツの抜け殻…
頭の部品が全部揃ってやがる…
持って行ったのは仮面だけだ
頭をすげ替えてない...⁉
「精神隷属機(ゾアホリック)」
何…⁉
「精神隷属機(ゾアホリック)」!
精神で属機
意識を人に植えつけて自分自身を増やす遺物...!
でも自分の意識を混ぜたり増やしたりすると使い手は発狂しちゃって...
目録でも15年前から消失扱いになってた特級遺物
白笛が持てるのは「一級」までなんだけど
プルシュカが言ってたのを思い出したの
そいつがあの仮面の正体か...!
「精神隷属機(ゾアホリック)」は大きな部屋ぐらいあるお尻みたいな形...
違うかな...
不屈の花園にいた祈手が言ってたの覚えてるか...?
あの方は今はいない
層を跨ぐやり方は不都合が出やすい
あれって...別に仮面が無くても意識は移せるけど
力場を跨ぎ過ぎると狂っちまうってことなんじゃねーの?
おそらく仮面はただのシンブルだ
「黎明卿」
「新しきボンドルト」としての…
そしてプルシュカにあれが「父親だと刷り込む」ための...
とにかくよ
精神隷属機(ゾアホリック)だっけ?
そいつがクセェ…
いかにもあの外道は好きそうじゃねえか
さすがナナチ
ブレインだね!
んなあー
け...見当外れかもしれねえぜ?
だが!調べてみる価値ありだ!
うん!
そうだな...
そうだよな
お前らは諦めねー内にオイラが折れちまったら
ミーティに合わせるツラがねえ
よしそんなデカブツをぶっ壊せれば一泡聞かせてやれるぜ...
やるぜ二人とも
こんなトコロで終わらせたりしねえ…
冒険を取り戻すんだ
レグのエネルギーは電気だよ!
オースで起きた時も電気で復活したの
でもね…レグが記憶喪失なのも、そのせいかもしれなくて…
もし私たちのこと忘れちゃったりしたら…
リコ
ヤツとやりあうには火葬砲は不可欠だ
最初に撃ってから昏倒するまでの10分間
何発 叩き込めるかが勝負になる
それに大丈夫だ
僕は君のことを忘れたりなんかしない
レグ!
いいか
全線基地は渦から電気を得ている
パワーは地上の街とは比較にならねーほど少ないが
回復は見込める
と信じてえ
レグは単独で動力部に潜入
オイラとリコは時間稼ぎだ
渦は全線基地の内側にあるから巻き込まれる心配はねーが…
太陽玉
さあ こちらへ こちらへ
こいつら一体何匹いるんだ…
どうすればいいんだ
ねえナナチ...
んなぁ?
黎明卿の白笛…どうして使えてたんだろ…
本人にしか使えないはずなのに…
レグ...!!
やったのか!!
コこ…
ドこ…
どうした
誰?
どこへ
どこへ
どこへ
どこへ
んなぁー
覗き見もこう暗くちゃどうにもできめえ
ナナチ...
レグが応答しないよ…
なんの騒ぎだ…⁉
レグだよ!
通信機繋がらないから揺らして知らせてるんだ!
おめー…前向きだなぁ…
とにかくプルシュカんとこに急ご!
そいつ…プルシュカといた…
メイニャ!
来たくれたの!
プルシュカくさい…
メイニャ?
おい!
メイニャ⁉
リコ!
メイニャついてきてって言ってる気がする
何言って?
そっちで合ってるぜ...
なんだろう
ここは…?
加工場だよ
加工?
「ヒト」のな...
選ばれるのは足のつかない貧民窟や口減らしの子供たちだ
頭の中身と背骨の途中まで
あとは数日間の消費期限を生きられる分のはらわた
それだけ残して
他を全部生きたまま削ぎ落としていくんだ
呪いの妨げになる感覚器官は全て切除する
徹底的に削いで小さくなったものをもう一度肉と皮で包んで
骨代わりのこの箱に詰めるんだ
薬で恍惚と恐怖を操作されて…
死ぬまで痛み続ける肉の呪い避け
オイラとミーティがやられた実験の産物
これがヤツが「カートリッジ」と呼ぶものの正体だ
ナナチ...
オイラ...
ヤツが心底おっかなくてよ…
恐怖に負けて
こいつを作るの手伝ってたんだ
昨日までオイラのことをかわいいかわいいとフワついてきた子の手を…
アビスへの憧れに満ちた目をよ…
痛え痛えって呻くアゴをよ…
丁寧に取り除いて捨てていくんだ…
なんにも見えねえフリしてよ…
この手で...
何人も
何人も!
ちくしょう...
オイラが何したってんだよ!!
なあボンドルト!!!
素晴らしい
極限の環境下でも君の吸収力や感受性は一切衰えませんでしたね
「祝福」を受けるにふさわしい
さあナナチ
もっと楽しいことが待っています
ぜひ私のところで手伝ってください
どうしてそうなんたよこのイカれ外道
てめー...
その「祝福」とやらを得るためだけにプルシュカを詰めるつもりだな?
お願い!
プルシュカを解放して!
ご安心下さい
プルシュカは今は眠っています
きちんと解放しますよ
それより...
私はてっきり「命を響く石(ユアワース)」の原料を作りに来たと思っていたのですが
「命を響く石(ユアワース)」...?
命を響く石
確か「白笛」はそれから削り出すって…
不動卿の名が出ていたので少しは教えているものと思っていましたが…
あの方も人が悪い
「命を響く石(ユアワース)」の原料は人間です
嘘でしょ...?
この基地はかつて祭祀場の遺跡でした...
決して戻れね六層以降に挑むということは…
奈落にその身を委ねるということ
ここはその準備...
儀式を執り行う場所でもあったのですよ
供物はだれでによい訳ではありません
使用者に全てを捧げる確固たる意思がなければ命の紋が適合しないのです
作られる楽器の音色は遺物に隠された「真の役割」を引き出す力をも持ちます
悪いものではないでしょう?
それで分かったわ...
あなた
自分自身を笛の供物にしたのね
これはこれは...
ご明察ですね
「カートリッジ」に繋がる実験も…
「命を響く石(ユアワース)」を創り出すやり方をいじってるうちに閃いたんでしょ...
君は私が思ってるよりずっとこちら側なのかもしれませんね
私はロマンは分かるのよ
あなたはこっれぽっちも許せないけど
自分自身を供物にできるなら...
「カートリッジ」だってそうすればいいじゃないの...!!
ヒトであった頃の最初の私はこれです
それ以降の我々は精神性を生物ではないと判断されてしまい
使い物になりません
心外ですよね
だからって…
だからってプルシュカを…!!
時間稼ぎにしちゃ衝撃的過ぎたが来たぜ
レグ...⁉ おま...っ
おやおや
おやおやおやおや
なんの騒ぎかと思ったら君でしたか
しばらく見ないうちにぬるぬるしましたね
気をつけろ!!
奴は「カートリッジ」をフル装備だ!
これはこれはごきげんですね
なんだ...?レグのヤロウ?
どうしたちまったんだ⁉
すごいやる気
メイニャ⁉
ナナチ!ここお願い!
プルシュカ…
すぐ...
行くから…!!
君は奇妙ですね
予備の電源まで吸い尽くしてしまうなんで
電気というより「力」を概念的に取り込んでいるのでしょうか
奈落の至宝(オーバード)の実力...
是非見たい
「明星へ登る(ギャングウェイ)」
弾いたっっ⁉
「枢機へ還す光(スパラグモス」
ああ なんと素晴らしい
片腕をもいでしまったことをとても悔やんでいます
その身体が是非欲しい
レグ...
どうしちまったんだ...
記憶を無くしたというより...
別モンじゃねえか...!
おおっと
けど...
けどよ…!
あのボンドルトとタメ張れてやがる…!
もう少しやんちゃを見ていたいですが
これ以上施設を壊されては支障が出ます
「月に触れる(ファーカレス)」
閉じろ
レグ!!
クソ...
カートリッジが意識をバラまいて...
先読みができねえ...!
ナナチ!
おめー何やってんだこんな時に!!
見つけたの!
精神隷属機(ゾアホリック)...!!
プルシュカはまだ見つからないけど…
それとね...
その近くで...
まじか...!
いいかリコ…
そいつは絶対にオイラに見せるな
万が一の時…
ナナチ?
火葬砲...?
力場が凪いでいる…?
いや 破壊の想定規模がデカすぎて張り詰めてんだ…!
これは…
枢機の光ですか!
あいつ…基地ごと⁉
リコ逃げろ!!
オイラたちと逆方向にだ!!
いけませんナナチ!!
おめーバカか!!!
てめえのたからもの忘れてんじゃねえ!!!
止まれぇぇええ!!
んな…んだと…
ナナチ!!
僕は…
一体…
ったく…
派手にやってくれたなぁ
ナナチ!
リコ!
無事なのか⁉
私は大丈夫
そうか…
戻ってきてくれ
無事だとよ
お前一体どうしたってんだ?
電気を浴びたところまで覚えているんだが...
僕の中に幾つもの「誰か」がいる感覚があった...
その中の一人に身体が支配されて...
ありがとうナナチ
君のおかげで戻ってこられた
んなぁー…
オイラのことば...届いちゃっていたか...
いや その...
ふわふわが...
まったくよう...
ほれ
これ耳に詰めとけ
通信機か?
兜に付けてたのに
ごと無くしやがって...
そんで...ヤツはどうなったんだ...?
分からない...
これに巻き込まれたのだろうか...
ご同伴願います
どうぞこちらへ
レ レグーッ!!
くそぅ...
どこだ...ここは…
あそこから落ちたのか…?
なんだ...こいつらは…⁉
シャッコ
イータン
スミコ
プエル…
皆 名前あgあるんですよ
レグ
無傷だと...⁉
はて
君はそう選択したのではないのですか?
何を言ってる…
おや?意識的ではないと…
にしても足場を壊すのはいただけませんね
君の光はいささか危険すぎます
さあ
ここでなら君の光も私の傑作も
存分に試せます
もっと見せて
もっと委ねて下さい
この成れ果てたちも…
元は…!
おっと
これは驚きました
ぬるぬるの時より動きがよいではないですか
自分でも驚いている...
「誰か」が思い出させてくれた…
身体の使い方と...
こいつを今止められなければ
僕たちの冒険はここで終わるってことを
始まりましたね
レグ…
レグ!
ナナチ!
お前はもう火葬砲を撃っちまってる
手短に最後の作戦を伝えるぜ
なるほど…
イチかバチかだな…
おやおや
せっかくご足労願ったのに
つれないですね
ヤツのカートリッジで呪いすら克服している
だが無尽蔵じゃねぇ
逃げることに集中して消耗させろ
無理に倒そうとは思うな
「精神隷属機」を潰さねえ限りヤツは不死身だ
今のボンは縦横無尽だ
予備動作の長い火葬砲はそうそう当たらねえ
なんとかリミット前に戻ってくるんだ
おやおや
レシーマが終わってしまいました
心優しい傑作の一つでした
将来の嫁はお姫様だったんですよ
可愛いですね
砦水が崩壊しやがった!
気をつけろ!
レグ!レグ!!
ああ…
これが...
「祝福」なのですね…
ターキリ
トーレイテア
ノぺロ
ああ…
本当に素晴らしい冒険でしたね
プルシュカ…
何を…
言っている…
あれが…?
だって…
プルシュカは…
プルシュカは…
お前を想って…泣いていたんだぞ…
おや
おやおやおや
私を仕留めたいと願う君が妙なことを
さあ 次の二千年へ踏み入る準備ほ整いました
共に夜明けを見届けましょう
何が…
夜明けだ…!
愛娘の想いを…
あんな形にしていい理由など
あってたまるか!!!
いくぞナナチ!!
おうよ!!
作戦続行だ!
リコ!
聞こえるか?
リコ!
応答してくれ…
リコ…!
プルシュカ…
プルシュカ…
いたい…
いたい…
いたい!
いかがですかグェイラ
こいつぁ難しいっすよ 旦那
呪いは深すぎて自我まで持ってかれてますぜ
ほら
自分が誰か分かるかい?
祈手の娘とはいえ運び損じの生き残り…
このまま使うには余りにも手間っすよ
こいつは潰した方は良いんじゃ…
喜びしか知らぬ者から祈りは生まれません
生を呪う苦しみの子…
君にしかできないことが必ずあります
君の名はプルシュカ
夜明けの花を意味する言葉です
パパです
私がパパですよ
プルシュカ
ほらプルシュカ
お薬の時間だよ
おいで
いかがですかグェイラ
ずっとこんな調子っすわ
プルシュカ
今日は君のお友達を連れてきました
メイナストイリム…
「変化の子」と呼んでいます
メイニャ…
おや!
気に入りましたか?
口に入れていけませんよ
お… 出てきた!
メイニャ…
プルシュカ…
好きなものが出来たのですね
たった今から君の世界は変わってゆきます
これからの一歩一歩が君を創ってゆくでしょう
今日が君の誕生日
君の冒険の始まりです
それうまいか?
食べれるよ?
そうかい
もったいねえんぁ
アビスにはうまいもんがいっぱいあるのになぁ
うまいって食べれる?
そうだね
うまいってどういうのだろうね
メイニャみたいな味かな
くちゃい
メイニャ!
待ってメイニャ!
そっちダメだって!
よーし
両手の爪…左の上腕…乳歯が全部砕けてるっすね…
脊椎はグシャらなくて済んでるけど…
こいつぁ精神が戻ってこれるかどうか…
大丈夫です
プルシュカの精神はもっと深いところから来ました
きっとすぐ戻ってきます
温かく見守りましょう
髪の毛…
ぐるぐるになっちゃったね
どうしてメイニャは平気だったんだ?
しらべてみなきゃ!
すごいだろ!
メイニャの匂いをかぐと
見えないトコでもあもあが見えるんだ!
懲りないなー
旦那はいいのかねぇ
こんなに自由にさせて
いいの!パパにはナイショだぞ!
やれやれ
メイニャ!なんでも見えちゃう目で見ててね!
あたしの冒険!
今から来るのは特別大事なお客様…
私の助けになってくれる方たちです
プルシュカ
そのお相手をお願いしたいのです
そうそう 一人は君と同じ白笛の娘なのですよ
大丈夫
きっとすぐお友達になれますよ
なによパパったら…
あたしというものがいるのに…
ねえメイニャ…
そいつらさ…地上ってトコからこもまで来てるんだよね…
本当の夜明けって
どんな感じなんだろ…
うん!
掃除ならあたしの方が得意なんだから
木が逆さに生えてるし
滝も上に向かって落ちてくんでよ
ホントに?
五層でもそんなの見たことないぞ⁉
あのね
聞いた
聞いた
聞いたこともない景色
聞いたこともない生き物
大切な仲間…
楽しい!
楽しい!
したことない顔!
使ったことない言葉!
もっと…
もっと…
もっと…
一緒に...
あたしの手…
あたしの足…
あたしの…なんだろいう…
いたい…
いたい…
いたいのが…
ふえてく…
パパのいたみが…
気持ちが…
流れ込んでくる
あたしのいたみがパパの力に変わっていく
パパ…
パパにはあたしがついているよ
もうどんなつらいことも
どんなに暗い夜も
一緒に越えていけるよ
この爪…
浅い所なら通りますね
君の身体は頑丈が過ぎますが
急所すらヒトに似せていて大変助かります
お前は…
僕の…いたみすらっ
偽モノだと...っ
言っていたな...!
ええ 本当によく出来ています
お腹の中も暖かいですよ
いたみが…偽モノなら...
まだ動ける…!
思い知れ…
この意思は…偽モノじゃないぞ…!
だからパパ…
一つだけ
一つだけのお願いしていいかな
レグ!! リコ!! 今だッッ!!
あたし… あたしね…
リコたちと…仲直りしてほしいんだ…
けんかはダメだよ…
一緒に冒険行くんだから…
一緒に冒険に...
レグ...ッ
レグー!!!
クソッ…
くたばるんじゃねーぞ!
ナナチ...
喋るな...!
なんとしても治してやる
ナ…ナナチ...
手を…
少し…落ち着いた…
すまない…
限界だ…
リコを…頼む…
驚きました…
よもや切り落とした腕を動かせるとは…
持てる力を全て出し...
機知を利かせ…
それぞれは見事に動いた…
感動的です…
減らず口もそこまでだ
その身体を守る奴が出てこねえのを見るに
もう戦闘に使える祈手がいねえんだろ
心置きなく残りの設備も
精神隷属機も処分してやるぜ
でめーは増えすぎて殺しても殺し切れねぇ…
だが...
てめーの「憧れ」はここで終わりだ
ざまあみろ
とんでもございません
君たちの祈りが
自ら道を選び進もうという切なる願いが
私はそれにまさってのです
この身体が破壊されてしまったのは甚だ残念ですが…
君たちと出会い…ぶつかりあえたことはかけがえのない喜び…
君たちがこの先に進む事こそ…
私の新たな憧れです
何言っても無駄かよ
クソが…
情けねえったらありゃしねえ…
お前と...
刺し違える日をずっと夢見てきたのによ…
ああ…良かった…
そうならなくて…本当に...
ナナチ...
さあ顔を上げて...
どうか...
どうか君たちの旅路に...
溢れんばかりの…
呪いと祝福を...
うるせえよ...
ああ…
本当に...
君が可愛いですね…
皮肉なもんだぜ...
てめーの口車に乗ってなきゃ...
オイラはよ…
起きてくれたか...
良かったぜ...
ナナチ...
あつっ...
覗いてみたがモツに傷は付いてなかったぜ
具合から見て大丈夫そうだ
僕らは…やったのか...
ああ
まだ祈手は残っちゃいるが...
オイラたちを邪魔する力までは残されてねえ…
それよか...
こんなの…
いやだぁっ...
リコ…
レグうぅ...!!
おなかぁぁぁ!
僕はこの通り無事だ…
それよりも...
プルシュカがね!
こんなにあったかいのに…
ほらっ
鼓動もするのに...
あれ…?
鼓動が...
上向き苦しいの⁉
ダメ!!!
プルシュカがこぼれちゃう...
なんで…
なんだ...?
プルシュカ...なの…?
まじか...
こいつは...
そう感じるの…
なんで…だろ…
ふしぎ...
なんだ おい どうした?
腹が熱い…
なんだこれは…
「命を響く石」
マジなのか…
だが詰められた後の被験者が望みでもしない限り…
こんなことは…
呪いを押し付けられて…
それでも他人を思いやれるヤツなんて...
それも…
あんな短い時間で…
プルシュカ…
リコ
ちょっといいか それ
ほれ
剥き出しじゃその…
あんまりだろ…
ナ…ナナチ...
複雑な気分だろうけどよ…
こいつがリコに許されたのは…間違いなくプルシュカの意思だ
お前にしか使えないんだ
ひどく不格好だけどよ…
お前の白笛だ
ナナチ...
残り10発ってとこか?
そういえば何も食べてなかったの…
おめえは鱈腹食ったじゃねえか?
基地の中まだ停電中だぜ
二人とも準備いい?
おめえ…泣いたり食ったり忙しいヤツだな…
おい ナナチ
ちくしょうめ…
あの仮面…ぶっ壊しておきゃよかったぜ…
いいのか?
それなりに話はついた
それに…オイラは隊長の意思を尊重するぜ
ほら早く!
私たちの冒険を始めるのよ!
闇すらも及ばぬ深淵に
その身を捧げ挑む者たちに
アビスは全てを与えるといいます
生きて死ぬ
呪いと祝福の
その全てを
プルシュカ...
一緒に行こ…
旅路の果てに何を選び取り
終わるのか
それを決められるのは
挑む者だけです
いよいよだね
絶界行(ラストダイブ)
ああ
いよいよだ
決して戻れない最後の旅の始まりだ
行っちまうぜ!
うん!
奈落の闇がどんなに暗くても大丈夫
あんたとっても明るいから
リコ…
進んで
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