All language subtitles for Fate/stay night: Unlimited Blade Works.S02E13.エピローグ.WEBRip.Netflix.ja[cc]

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Original subtitles

(士郎(しろう))ハア ハア ハア

(剣が ぶつかり合う音)

(士郎) 時折 その剣戟(けんげき)を思い出す

あのとき 答えを失い 同時に答えを得た

けれど 何一つとして変わっていない

ヤツはヤツのまま 俺は俺のまま

薄れていく記憶を見る

お互い あの戦いで

何か変わると 信じていたわけではない

あれから2年

自らの理想と相対した

答えが出るのは ずっと先のことだ

(凛(りん)) 今朝も気遣い ありがと

何度も言うけど

朝食なんて 抜いてもいいんだからね 私は

(士郎)そうはいかない

住ませてもらっている以上 お付きとして当然の仕事だろ

けど 朝に弱いのは変わらないんだな

そこは意外だった

(凛) そういうの 1つぐらいあったほうが

かわいげあるでしょ

(凛)今日の予定だけど

私は鉱石科で カッティングの特別講習

士郎は?

午前中は基礎学科の授業かな

なら 途中まで一緒ね

午後は いつもの場所で

遠坂(とおさか)

ん?

(士郎)いや 何でもない

ん…

どうしたの? あの人 知り合い?

いや 何度か すれ違った程度だよ

そうじゃなくて 今更ながら不思議に思ったんだ

俺みたいな部外者が こんな所で魔術を習えるなんて

部外者じゃないってば

時計塔のルールは教えたでしょ

名門魔術師の嫡子であれば 常に命を狙われる危険がある

よって 魔術師は己(おの)が安全のために

従者 あるいは弟子を そばに置く権利がある

士郎は私の従者として 入館しているんだから

もっと堂々としていなさい

分かってる

遠坂には感謝してるよ

そうよ ほ~んと大変だったんだから

ま… たった3年の特例だけど

でも 気を付けてね

ここには 学校としてのルールはあるけど

人間社会の法律はないの

極東で起きた マイナーな儀式とはいえ

聖杯戦争(せいはいせんそう)を生き抜いた魔術使い

それが あなたよ

中には よく思わない人もいるんだから

隙さえあれば…

(ルヴィア)隙あり

ないわ… よっ!

ああ…

ウフッ シェロ~!

ルヴィアさん あ…

そんな他人行儀な

今は執事のアルバイト中では ありませんでしょう?

“ミス・ルヴィア”で よろしくてよ シェロ

あっ!

ちょっと なれなれしいわよ あなた

あら ミス・遠坂

わたくしは同級生であり

同じアパルトメントに住む隣人

何か おかしいことが あるのかしら?

おかしいことだらけよ

落ち着け 遠坂

同じ生徒同士 仲良くやっていこう

大体 あのアパートの3階を 譲ってくれたのは

ルヴィアさんだろ

シェロ~

ちょ!

(凛)うっ! (ルヴィア)フフッ

(凛)調子に乗るな~! (ルヴィア)ああ…

(ルヴィア) あら あら あら あら~

予定変更!

このあとの授業は!

うえ…

護身術

生命力を身体能力で示す授業

エーデルフェルト家 次期当主

ルヴィアゼリッタ・ エーデルフェルトが

レクチャーして差し上げましょう

ん… ハッ!

えっ! やっ!

フッ!

えい!

(凛)あっ! (ルヴィア)ハッ!

(ルヴィア)エ~クセレント!

まさにゴリラ! ミス・ゴリラ!

(凛)勝手に言ってろ~!

痛い 痛い 痛い~

何なのよ あの成金女

延髄に打ち込んでるのに なんで倒れないのよ~

う~ ううう…

ルヴィアさんも 悪い人じゃないんだから

大体 どこで あいつと知り合ったの?

(士郎) いや こっちに来たばかりのとき お互い 道に迷って…

ううう~

(凛)ううっ ううっ (士郎)痛い 痛い 痛い

(凛)まあ いいわ

いずれ決着はつけるから

で どうするの?

来たんでしょう

正式に協会の 一員になれって

うん

(凛)魔術師の持つ資質

その魂が何色かを審査し 登録

時計塔に属する魔術師となる

いいんじゃない?

協会に借りを作る形になるから いろいろと行動に制限が付くけど

魔術師にとって

プラスのことが たくさん あるんだから

普通なら受けるでしょうね

ああ…

そうだな

時計塔の 一員となり

一人前の魔術師になること

それは正しい

だけど 俺が信じたものは…

(鳥のさえずり)

んん… あ…

遠坂?

悪い 寝過ごしちまった

今すぐ準備を

(凛)衛宮(えみや)くん

今日 ちょっと つきあってくれる?

ん…

ここは…

グラストンベリー

とある王様のお墓

あのとき ちゃんとお別れできなかったのが

心残りだって話してたでしょ

あとは2人で どうぞごゆっくり

セイバー 王様だったんだよな

ありがとう

とりあえず ここまで来たよ セイバー

いい場所ね

そうだな

こういう場所で 俺たちとは

全然違う生活を送った人たちが いたんだなって

不思議な気持ちになる

世界は広いってやつね

イギリスに来て もう半年だもの

私は毎日が驚きの連続だけど 士郎は?

(士郎)遠坂と同じ

自分の小ささを思い知った

マスターになって セイバーと 一緒に戦って

聖杯戦争を生き延びただろ

俺だって やればできるんだぞって 自慢できた

そんな思い上がりは 次の日には消えていたけどな

でしょうね

ぜ~んぜん変わらないんだもの 士郎

今なら分かる

聖杯戦争は 大変な出来事だったけど

こうして外に出てみれば 数ある事件にすぎなかった

でも 残るものがあった

変わっていくものがあった

俺自身は成長しなかったけど

あの戦いは 特別なものだったんだって

さっき確認した

フッ

私は逆

あれは 何も特別なことじゃなかったって

思い始めてる

聖杯戦争も時計塔も 今 こうしている1日も

根本的には変わらない

あなたは セイバーの力を借りたけど

セイバーだって生きているころは 過去の人たちの力を借りていた

私たちは つながっている

自分だけの力でなく

これまでの人間の営みを使って 歩いているんだって

時計塔なんて 過去のしきたりが 染みついているから

毎日 学びながら 誰かに問われている気がするの

さあ 君は何を積み上げるんだい? って

(士郎)そうか

当たり前のことだったんだな

(一成(いっせい))こら 起きんか たわけ

(士郎)ん… んん…

皆 集会に向かったぞ

ボイコットするつもりか? 貴様

急げ!

2年最後の終業式が 始まってしまうぞ!

(士郎) 一成 お山のほうは どうなんだ?

うむ ちょうど本堂の建て直しに 取りかかったところだ

皆 よくやってくれている

こういうとき 住職の徳が試される

俺は まだ半人前ですらないがな

檀家の皆様には頭の下がる思いだ

ああ 俺もそのうち手伝いにいくよ

そういえば 慎二(しんじ)は どうしている?

長々と入院しているが

(士郎) いや 大丈夫だ

もうすぐ退院できるらしい

毎日 桜(さくら)が見舞いにいってる

(一成) ほう 妹さん 毎日 見舞いにいっているのか

(士郎) ああ 見た感じ 慎二の根負けだ

桜は辛抱強いから 観念して世話を受けてるよ

(一成) うむ それは何よりだ

(ノック) (一成・士郎)ん?

(大河(たいが)) あっ! 2人とも ちょうどよかったわ

音信不通になって もう1か月だし

新学期からは新しい先生も 赴任してくるしね

葛木先生の私物は うちのほうで預かります

もとから ひょろりと寺に現れたゆえ

去るときも こんなものだろう

(凛)あら 生徒会長

こんなときに校舎の見回り?

それとも 各部室の手入れかしら

げっ 遠坂

(凛) 毎度のことで言い飽きたけど

そういうところ 本当にまめなのね

ふん!

こちらも その言い回しには飽き飽きだ

たまには違う憶測を立ててみろ

それとも貴様

わざと繰り返しているのでは あるまいな

そんなの当たり前じゃない

何? 気付いてなかったの?

本当に堅物だったのね

(凛)柳洞(りゅうどう)くんは (士郎)あ…

ど… どういうことだ 衛宮!

貴様 あの女狐(めぎつね)と どういう関係だ!

(士郎)あ… いや…

それじゃあ 衛宮くん あとで教室で

あなたが来るまで待ってるから

な… 何を!

(美綴(みつづり))あ~! (一成)お…

いたいた 生徒会長!

美綴綾子(あやこ)

ちょっと生徒会長 あの予算は何なの?

なんで うちの部費が 減額されなきゃならないの?

弓道部だけではない

全部活の部費を 見直すことになってだな

(美綴)納得できない!

逃げないで ちゃんと説明しろっての!

(凛)ねえ 衛宮くん

昔 陸上部にいなかった?

(士郎)陸上部?

いや 俺は昔から弓道部だけど

そっか まあ そういうことも あるわよね

夕焼け 見てたら思い出しちゃった

にしても あっという間だったなあ

聖杯戦争が終わって

士郎が私に弟子入りして もう1か月か

この分じゃ 1年なんて すぐ過ぎるわね

そのころには この学校ともお別れだな

(凛) 衛宮くんは卒業したらどうするの?

お父さんの跡を継ぐの?

(士郎)え? いや そうだけど…

私 卒業したらロンドンに行くの

今回の件で 魔術協会から推薦も取ったし

ロンドンって 魔術協会の総本山

あの時計塔?

私は遠坂の後継者として 招かれてるの

そうなると 1人ぐらいは 弟子を連れていってもいいんだって

(士郎)えっと それは…

フフッ

ねっ 士郎は どうするの?

たく… 人の弱みに つけ込んで

(凛)なに?

うん… だから

大事なことなんだから はっきり聞かせなさい

私と 一緒に行ってくれる?

そんな分かりきったこと聞くな

うん

じゃあ これからもよろしくね 衛宮くん

あなたが 一人前の魔術師になるまで

鍛えてあげるから

覚悟なさい

士郎を真人間にして

思いっきりハッピーにするのが 私の野望なんだから

連れてきてくれて ありがとな

(ロード・エルメロイⅡ世)失礼

日本からの留学生というのは 君だな

それ 遠坂ですよ

そっちは知っている

私が言っているのは君のことだ

日本の冬木(ふゆき)から来たのだろう

見たところ魔術師向きではない

おおかた 儀式に巻き込まれた 一般人が

抜け出す機会を 見失ったというところか

理解に苦しむな

せっかく やっかいな戦いから 生き延びたというのに

君は何のために時計塔に来た?

何のために魔術を学ぶ?

そうですね

ここに来て 多くのことを知って

いろいろと 迷ってばかりなんですけど

俺は自分が信じたものを信じたい

そのために 自分の人生を使いたいんです

(ロード・エルメロイⅡ世) 具体的には?

その… バカらしいと自覚していますけど

俺は なりたいんです

正義の味方ってやつに

なるほど

ばかげた話だが 笑い話でもない

正義の味方か

確かに この場所は狭かろう

あ…

遠坂! 夕食の約束とか してたっけ?

フッ 士郎を待ってた

え?

で 入学の話はどうしたの?

ああ 断った

ん…

(士郎)あれ? 怒らないのか?

こうなるって分かってたし

ああ でも 士郎が時計塔に入らないってことは

私も あと3年で 追い出されるってことなのよね

いや 別に遠坂は… あ…

フフッ

でも いいのか?

あれから ずっと考えてきたけど

俺は自分の生き方を 変えられないみたいだ

俺は 自分が正しくないと知りながら

道を変えられない

あいつが言ったとおり あいつと同じ結末に

(凛)そうね そこは同感

士郎は間違いだらけよ

あなたは同じ道 同じ方向を目指すでしょう

だけど どこまで行けるのかは 違うかもしれない

大事なのは どこにたどり着くか

どこまで行けたか でしょ

たどりつく場所 結果は 同じになったとしても

そのあと もっと先に歩いていけたのなら

あなたは きっと正しい最後を迎えるわ

そうか そうできたら本当にいい

いや そうなるように やっていくんだな

(凛)それは大丈夫

あなたは 初めから答えを得ているんだもの

でも いいのか?

遠坂にとって 時計塔は大事な所なんだろ?

(凛)私は いいのよ

最後には 時計塔に落ち着くだろうけど

気が済むまで いろいろ見て回りたいし

諸国漫遊ってやつね

今度は俺が遠坂を連れ回す番か

(凛)ええ 少し先の話だけどね

どうあれ いろいろ楽しんで 苦しんで

見て回って

めでたし めでたしになるのが

私たちの未来だもの

♪~

~♪

(アーチャー) 少年は言った

死んでいく人を見たくない

助けられるものなら

苦しむ人々 全てを 助けることはできないかと

少年が 切り伏せようとしていたものは

自分自身

信じていくもののために 剣を振るった

戦いは終わり 引き返す道など もはや存在しない

ただ 答えは得た

後悔はある

やり直しなど 何度 望んだか分からない

この結末を未来永劫(えいごう) 衛宮は呪い続けるだろう

だが それでも

俺は間違えてなど いなかった

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