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(長尾千春)ああ…。
(子供1)わあ 待って。
(子供2)わ~い わ~い。
三之丞は?
(女中)ちょっと 見てまいります。
♪♪~
(丹下典膳)大丈夫か?
しっかりせい!
♪♪~
目を開けよ。
痛まぬか?
はい 大事ござりませぬ。
1人か? いえ。
(女中)お嬢様。 (瀬川三之丞)お嬢様。
♪♪~
供の者か? はっ。
大丈夫だ。 大した事はない。
かたじけのうござります。
何のための付人だ?
大事があってからでは 遅いぞ。
いえ あの…。 はい 恐れ入ります。
♪♪~
ありがとうございました。
少し 休んでいかれるがよい。
母上。
♪♪~
あの…。
ぶしつけながら どなた様で?
名乗るほどの事でもあるまい。
♪♪~
♪♪~(テーマ音楽)
≪(三之丞)お越しにござります。
うん。
おはようございます。
入れ。
三之丞は 遠慮せい。 (三之丞)ははっ。
何事でござりますか?
ああ… 縁談じゃ。
縁談? (権兵衛)お前の縁談じゃ。→
それも 吉良上野介様からの お話じゃ。
吉良上野介様?
昨日 お屋敷で 茶会が お開きになった後→
吉良様と殿様が 親子仲良く お酒をお召しあそばした。→
お相伴役は わしと千坂兵部じゃ。→
その席で 吉良様は かように仰せであった。
そうじゃ 権兵衛。 (権兵衛)はっ。
そちの娘は いくつになった?
はっ 畏れながら 18にござります。
ああ ああ いい年頃じゃの。
おまけに 類いまれなる美形じゃそうな。
めっそうもない。 (上野介)嫁ぎ先は 決まったのか?
いえ まだ…。
ならば このわしに任せよ。
実はな 耳寄りな話があるんじゃ。
先方は 300石取りの れっきとした旗本じゃ。
ああ… 名は 丹下典膳。→
当年 24。
丹下典膳?
(権兵衛)しかも この男→
音に聞こえた一刀流 堀内道場の師範代ときた。
いったん剣を取れば 江戸広しといえども→
かなう者はなかろうと もっぱらの評判らしい。→
この男の伯父が→
江戸城 火の番頭の 後藤七左衛門というて→
吉良様とは ごじっこんじゃそうな。
どうじゃ? 綱憲。
上杉家は 15万石といえども 外様大名じゃ。
徳川家譜代の旗本と 縁をつないでおけば→
いつかは きっと役に立つ。
少なくとも 損はない。
仰せ ごもっとも。
大名たる者 それぐらいの才覚が なくて どうする?
家老も またしかり。
はっ。 武勇一辺倒の世は→
とうに終わっておる。
さすがは 吉良様。 ご卓見 肝に銘じまする ハハハ…。
ハハハ… ほら。
(権兵衛)千春。 はい。
この話は もう断れんぞ。
♪♪~
丹下典膳は 家柄もよく 人物も温厚で→
おごり高ぶったところなど 微塵もないそうじゃ。
上役の信用も厚く 出世は間違いないと→
折り紙付きじゃそうな。
(権兵衛)何か 不足でもあるのか?
いいえ。 不足など思いも寄らぬ事。
にわかのお話ゆえ 何と お答えすればよいのかと…。
ハハハ… にっこり笑ってれば よいのだ。
先方様に断られたら どうします?
お前を断るような男が この世に居って たまるか!?
(剣術の練習の声)
(堀内正春)それまで! (一同)おう…。
先生 昨日の むさ苦しい浪人者が また やって来て→
入門を願い出ておりまするが。
ほう 熱心だな。
太刀筋を ご覧になりますか?
うん いいだろう。
(高木敬之進)武兵衛。 はい。
お前が 相手しろ。 はっ。
(中山安兵衛)お待たせ致し申した。 名乗らんか!?
はっ! 中山安兵衛でござる!
(敬之進)生まれは? 越後の国 新発田でござる!
(敬之進)それでは 一本勝負。
いざ。 いざ。
始め!
ああ~っ! (門人達の笑い声)
およよっ!
とう! およよっ!
♪♪~
離せ! 離せ!→
無礼者が!
♪♪~
あ 痛~! 何じゃ!? そのざまは!
ぬかりました! ぬかりもへったくれもあるか!?
とっとと出ていけ!
待った。
立て。 はっ?
中段に構えてみよ。
もっと 腰を落とせ。
♪♪~
真剣勝負なら お前は死んでいたぞ。
忘れるな。
よいか? 一刀流は 礼節を尊び 古式の型を重んじる。
それを覚えるだけで 3年は かかるぞ。
それでも入門したいか? ははっ!
ならば 雑巾がけから始めよ。
当面は 見習いじゃ。
ありがたき幸せ!
♪♪~
あっ! (門人1)おっ!
気を付けんか!? 申し訳ござらん。
逃げるのは得意と見えるな。 (門人2)いかにも。
(一同)ハハハ…。
(正春)なぜ あんなへっぽこを?
あの男は へっぽこのふりを 致しております。
ふり? そうは思えませぬが。
いや 逃げながらも 巧みに 攻撃をかわしておった。
さては 技を盗みに来おったか?
さあ それは分かりませんが→
しばらく 様子を見たほうが いいでしょう。
うん。
(嘉次平)お帰り!
(勘蔵)旦那様 お帰りなされませ。 どうした?
先程より 後藤様が お待ちかねにござります。
ほう 伯父上が?
お待たせ致しました。
(後藤七左衛門)どこを うろついておった!?
堀内道場にござります。 ええい!
やっとうにかまけておる 場合ではない!
いかがなされました? (ぬひ)そなたの縁談じゃ。
ほう?
ぶったまげて 腰を抜かすなよ。
そんじょそこいらの縁談とは 訳が違うぞ。
はあ。 何が 「はあ」じゃ?
耳の穴をかっぽじいて よう聞け。
前置きは ともかく…。 うるさい。
謹んで 承ります。
婚礼は この秋。 (咳払い)
媒酌人は 後藤七左衛門 このわしが 相務める。
ありがとう存じます。
花嫁はの…。 待て 待て。 出しゃばるな。
この縁談を持ちかけたのは 恐れ多くもじゃ→
朝廷との典礼儀式をつかさどる 高家筆頭 吉良上野介様じゃ。
禄高は 4,200石じゃが 身分格式は 大名並みじゃ。
分かったか? すると 花嫁は 朝廷から?
(七左衛門)早まるな! 吹くな!
あのな 上杉15万石の当主 綱憲公は 吉良殿の実子じゃ。
上杉家の養子に入って 家督を継いだのじゃ。
ほう。 その上杉家の 江戸家老を務めるのが→
長尾権兵衛というてな。 名無しの権兵衛?
(七左衛門)長尾権兵衛じゃ。 ご無礼致しました。
その娘がな 千春というて お前の花嫁になる。
はあ。 よいか? 典膳。
これが 途方もない美人でな。
小野小町か 楊貴妃か。 ありがたき幸せ。
まだ 早い。 はっ?
他に 女はおるまいな? 妾とか 隠し子とか。
居りますものか!? この子は 堅物で 堅物で。
(七左衛門)むっつりすけべと いうのもある。
そんな…。 ねんごろな女が居るなら→
今すぐ 別れよ。 まるで 居りませぬ。
それとも…。 はっ?
男が好きとか…?
ハハハ… ご勘弁を。
兄上! よろしゅうお頼みします。
ええい この果報者めが。
ハハハ…。
(三之丞)お嬢様。
何を お探しですか?
端渓の硯じゃ。
それなら こちらに。
ああ すまぬ。
お嬢様。
いよいよ お輿入れですな。
おめでとうござります。
お屋敷は 火が消えたようになりましょう。
千春様のおわさぬ日々など 考えられませぬ。
三之丞。
はっ。
そなたには 面倒をかけました。
面倒とは?
幼い頃から 読み書きを教わり 遊び相手にもなってもらい…。
それが 生きがいにござりました。
それがしは 太平の御世が 憎うござります。
忌々しゅうござります。
忌々しい?
合戦があれば 大手柄を立てて 出世する事ができます。
秀吉公も 神君家康公も→
相次ぐ合戦によって身を立て ついに 天下を取りました。
天下とは申さぬまでも しかるべき身分を得れば→
お慕いするお嬢様を 妻に迎えるも 夢ならずと→
己に言い聞かせてまいりましたが。
繰り言を申すでない。
どうか お幸せに。
そなたも 達者でな。
♪♪「高砂や」
♪♪「この浦船に 帆をあげて」
♪♪「月もろともに 出で潮の」
♪♪~
ふつつか者ではございますが→
幾久しく おそばに はべらせて頂きます。
よう来てくれた。
わしには 過ぎたる妻じゃ。
めっそうもない。
皆 そなたの美しさに 感じ入っておった。
無論 わしもだ。
お目にかかるのは 今日が初めてではございません。
うん?
今 何と申した?
私も 祝言の途中で はっと気付き まさかと驚きました。
はて?
谷中の七面社でございます。
七面社?
夜桜を見物していた娘が 過って 石段を踏み外しました。
なに!? さるお武家様が→
助けて下さりました。
あの時の? フフフ…。
いやはや これは 驚いた。
すると あの娘が?
ハハハ… これは とんだ巡り合わせじゃの。
抱き上げられた時は あまりの 恥ずかしさに 痛みも忘れ→
死んだふりを致しました。
♪♪~
こうだったか?
♪♪~
こうでございます。
そういえば よい香りがした。
ぬくもりは この手が覚えておる。
お許し下さりませ。
生来の粗忽者でございます。
相分かった。
♪♪~
あれまあ あの時の?
お恥ずかしゅうございます。
ご縁ですな。 びっくり致しました。
わしは 命の恩人じゃ。 はい。
大げさな。
お前が あの場に居合わせたのは 誰のおかげじゃ?
はっ?
夜桜が見たいと言うたのは この母じゃ。
おかげで 千春殿は 命が助かった。 はい。
おかげで 息子は この上ない嫁をもろうた。
はい! あっ いえ…。
親孝行は 徳をもたらす。
ものは 言いようですな。 (女達の笑い声)
(咳) あっ 母上。
よい よい。 咳は持病じゃ。
お茶を。 構わんで よい。
あの…。 うん?
おみそ汁は もう少し 薄めがよろしゅうございますか?
いや これでよい。
私は 米沢育ちでございまして。
水仕事は 下女に任せなさい。 はっ?
冬場は 手が荒れます。
見よ この白魚のような手を。
お言葉ではございますが 私は 台所仕事が嫌いではございません。
聞いたかや? 長十郎。
父に言われて 朝餉を作る事もありました。
お父上は さぞ 寂しかろう。→
大事な一人娘を 嫁に出して。 いかにも。
おかげさまで 丹下家は 暗闇に ぱ~っと 花が咲いたようじゃ。
暗闇? そうとも。
無骨な一人息子と 病がちな母親が→
ぼそぼそ暮らす古屋敷に ぱ~っとな。
いえ そんな。
先代も 草葉の陰で 大いに喜んでいる事であろう。
何の花ですかな?
ああ おやめ下されませ。
牡丹ですかな? 芍薬ですかな?
桜に決まっておろうが。
(女達の笑い声)
♪♪~
♪♪~
行ってらっしゃいませ。
うん。
♪♪~
参るぞ。 (家人達)ははっ。
♪♪~
(女達)行ってらっしゃいませ。
♪♪~
(カラスの鳴き声)
(嘉次平)お帰り!
お帰りなされませ。
父の使いの者が 季節の果物を 届けにまいりました。
ほう。 いつぞやは→
ご無礼つかまつりました。
長尾家の用人 瀬川三之丞と申します。
ご苦労。 では これにて。
お前の付人だったな。
さようでございます。
ああ。
回想 お嬢様!
あの時の…。
お帰り。 はっ。
何じゃ? 改まった話とは。
されば 本日 ご老中のご沙汰 これあり。
それがしは 大坂勤番を仰せつけられました。
えっ? 大坂じゃと?
さよう。 出立は 今月末。
期限は およそ2年。
あらまあ…。
2年…。
上意とは申せ 長らく 江戸を留守に致します。
親不孝の段は なにとぞ お許し下さりませ。
♪♪~
武士の本分は 忠義じゃ。
ご下命に従い 心置きなく 務めを果たすがよい。
留守宅は 母と嫁が守る。
かたじけのうござります。
よいな? 千春殿。
♪♪~
しかと 承りました。
♪♪~
大坂か。
まあ まずは めでたいと 言わねばならぬ。
大坂勤番は 出世の前触れじゃ。
ありがたき仰せ。
(お菊)しかし 2年とはな。
断る訳にもいくまい。
祝言を挙げたばかりだというのに 不粋なお仕打ちですな。
島流しではないぞ。
誉れの門出と心得よ。
来年こそ 孫の顔が見られると 楽しみにしておりましたのに。
くどくど申すな!
武士の出処進退は これ全て 主君のおぼし召しじゃ。
しからば これにて。 (権兵衛)うん。
(長尾龍之進)残念ですな。 (権兵衛)うん?
何がじゃ?
典膳殿とは 一度 お手合わせ 願いたいと思うておりました。
(権兵衛)ハハハ… 思い上がるな。
婿殿は 江戸随一の使い手なるぞ。
さればこそ! お手合わせではなく→
極意をご伝授頂きたいと かように申せ。
是非 ご伝授を。
しからば 2年後に。
心得ました。 せいぜい 腕を磨いておきましょう。
(ドラの音)
粗忽者は ここから落ちたのか? はい。
突き落とされたのか? いえ。
桜の小枝が跳ね返って この目に ぴしりと。
目がくらんだのだな。 バチが当たったのでしょうか?
そうではない。 棚から ぼた餅が落ちてきたのだ。
棚から ぼた餅?
わしにとってはな。
まあ フフフ…。
♪♪~
宮仕えは つらいの。
はっ?
本音を言えば 大坂へは行きとうない。
僅か ひと月ではあるが わしには 掛けがえのない日々であった。
朝晩 そなたの顔を見るのが 無上の楽しみであった。
旦那様。
わしは お前が いとしゅうてならぬ。
遠く離れて暮らすのは 切ない。
思うただけで 胸が詰まる。
♪♪~
わしは 女々しいか?
♪♪~
いいえ。
♪♪~
母を頼むぞ。
はい。
♪♪~
(嘉次平)ああ なんと つれないお言葉。
後生でございます。 どうか お供をさせて下さりませ。
大坂は 遠い。 お前の足では無理じゃ。
このとおり かくしゃくと致しております。
若い者には 負けませぬ。
よいから 留守宅を守れ。
そうは まいりませぬ。
先代様が ご臨終のみぎり しかと仰せになりました。
「嘉次平 倅を頼むぞ。 決して そばを離れるな」。
作り話を申すな。 真にござりまする!
道中で へたばったら どうする?
(嘉次平)ああ 情けなや。
ご当家にお仕えして 35年。
お家一筋の忠僕を 虫けらのごとく お見限りになるとは。
見限ってはおらぬ。 いたわっておるのだ。
どうか お供を!
へたばったら 捨てていくぞ。
へい?
野たれ死にで よいのだな?
本望でございます!
♪♪~
こら!
よそ見するんじゃない!
ちゃんと前を向いて! 背筋を 伸ばして! 槍は こう立てて!→
まったく… 何度 言ったら分かるんだ!?
♪♪~
(鈴の音)
♪♪~
今日は どの辺りかの?
箱根に差しかかる頃と存じます。
やれやれ 難儀じゃの。
♪♪~
夕餉は サバのみそ煮で よろしゅうございますか?
サバのみそ煮?
先ほど 里から届きましたので。
まあまあ ありがたいこと。
小骨は お取りしておきます。
≪(勘蔵)申し上げます。 はい。
旗本小十人組の池沢様 お越しにござります。
池沢様? 堀内道場の朋輩じゃ。
ああ。
池沢武兵衛でござる。
丹下殿とは 日頃より じっこんの仲ゆえ→
留守宅のお見舞いに参じ申した。
かたじけのう存じます。
安兵衛。 はっ。
この男は 堀内道場の門人にて 下っ端の下っ端でござる。
中山安兵衛と申します。
大事に備えて 折々 差し向けますので→
御用があれば 何なりとお申し付けのほどを。
恐れ入ります。
水くみでも 薪割りでも 漬物石を運ぶのも。
漬物石?
お前の取り柄は バカ力だけじゃ。
ハハハ… ハハハ…。
なるほど。 ハハハ…。 ハハハ…。
(男達の笑い声)
これ。
(半鐘の音)
(勘蔵)大火事ですな。 どの辺りじゃ?
日本橋から神田界隈かと存じます。
どんどん燃え広がっております。
≪(三之丞)千春様!
ご油断はなりませぬぞ。
風向きが悪うござります。
とりあえず 大切な物を土蔵へ。
はい。
母上様は? 伏せっております。
いけませんな。
(遠くの雷鳴)
(雷鳴)
(雷鳴)
千春様。
幸い 雨になりました。
雨?
この分では やがて 火事も収まりましょう。
ならば 帰ってよい。
帰りませぬ。 三之丞。
お父上は ご下命あそばしました。
「丹下家に 張り付いていよ」と。 無用じゃ。
火事の後は 盗人やならず者が 横行いたします。
離せ! どうか お静かに。
人を呼びますぞ! お慕いしております。
(雷鳴)
♪♪~
(三之丞)千春様。
離せ!
慮外者! お許しを!
気は確かか!? なにとぞ!
狼藉者に 命はないぞ!
悔いはござりませぬ。
♪♪~
ああっ!
♪♪~
もし も~し!
もし も~し! 何者じゃ?
おっと! 堀内道場より 火事見舞いに はせ参じました。
堀内道場? 中山安兵衛でござる。
ここには 誰も居らぬ。
はっ?
(雷鳴)
♪♪~
(富樫頼母)典膳。 ははっ!
4日前の夜 江戸で 大火事があったそうじゃ。
えっ? 子細は まだ分からぬが→
火は 御茶ノ水から 御徒町まで燃え広がり→
何千という家屋敷が 焼けたらしいぞ。
安心せい。 麹町の旗本屋敷は 難を逃れておる。
ははっ!
♪♪~
何ぞ 隠してはいまいの?
千春を ご成敗下さりませ。
昨年来 当家に取りつきし 魔物の正体にござります。
お前を 世間のさらし者には しとうない。
千春殿を ご返上つかまつります。
何をなさるのじゃ!
♪♪「真夜中過ぎに羽を広げて」
♪♪「音もなく飛び去った 鳥を見ていた」
♪♪「眠れぬ夜は なつかしい」
♪♪「あの歌を胸の中で」
♪♪「あまりに無力な この手のひら」
♪♪「憶えているあの冷たさはまだ」
♪♪「消えない 胸の奥を」
♪♪「えぐるよな 痛みはまだ止まらない」
♪♪「悲しみの叫びよ 静まれ」
♪♪「自らを傷つける刃を」
♪♪「心の闇に捨ててしまえ」
♪♪「生まれ持った優しさで」
♪♪~
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