All language subtitles for Berabou.Tsutajuu.Eiga.no.Yume.Banashi.EP03.1080p.AMZN.WEB-DL.DDP2.0.H.264-MagicStar

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Original subtitles

からまるつたじゅう(唐丸)これが 蔦重の作った細見!

からまるつたじゅう(唐丸)これが 蔦重の作った細見!

つたや じゅうざぶろう(蔦屋重三郎)まあ 俺のってのは言い過ぎだけどな。

(唐丸)ん? 蔦重。あ?

(唐丸)ん? 蔦重。あ?

これ… 入れちゃっていいの?

どれ。

どれ。

何で 俺の名が…。

何で 俺の名が…。

うろこがたや鱗形屋さんに隠れてやってること言った?

ああ…。

ああ…。

じゃあ よかれと思って入れてくれたんだね。

よかれ?

よかれ?

まごべえ(鱗形屋孫兵衛)よしわら正月の吉原細見にございます。➡

まごべえ(鱗形屋孫兵衛)よしわら正月の吉原細見にございます。➡

どうぞ おあらためくださいませ。

うえもん(扇屋宇右衛門)では。

うえもん(扇屋宇右衛門)では。

当時 吉原は➡

吉原細見を 一定部数前もって買い取っておりました。

吉原細見を 一定部数前もって買い取っておりました。

なじ馴染み客などにひいき「今後もご贔屓に」と贈呈をするのです。

なじ馴染み客などにひいき「今後もご贔屓に」と贈呈をするのです。

故に 発行元からすれば➡

もう必ず儲かるありがたい商品でございました。

もう必ず儲かるありがたい商品でございました。

はんざえもん(松葉屋半左衛門)何か… すっきり仕上がっちゃねえか?

はんざえもん(松葉屋半左衛門)何か… すっきり仕上がっちゃねえか?

(りつ)名も ちゃんと直っててねぇ。ああ。

するがや いちえもん(駿河屋市右衛門)極上吉の出来でございますね。

するがや いちえもん(駿河屋市右衛門)極上吉の出来でございますね。

(扇屋)鱗形屋さん。

ふくうち きがいこの「序」の福内鬼外というのはこれ 確か…。

ふくうち きがいこの「序」の福内鬼外というのはこれ 確か…。

ええ。 平賀源内のことですよ。

ええ。 平賀源内のことですよ。

(一同)えっ!?

だいもんじや いちべえ(大文字屋市兵衛)平賀源内って… あの?ええ。

ほんぞう戯作 浄瑠璃 本草学者としても名高いあの平賀源内先生のことにございますよ。

ほんぞう戯作 浄瑠璃 本草学者としても名高いあの平賀源内先生のことにございますよ。

ほんぞう戯作 浄瑠璃 本草学者としても名高いあの平賀源内先生のことにございますよ。

(一同)はあ〜。

(大文字屋)これ 売れんじゃねえの!?

客も増えるんじゃねえの!? なあ!(一同)ああ!

客も増えるんじゃねえの!? なあ!(一同)ああ!

蔦重が 「序」をお願いしてくれたのですよ。

うちの重三郎がでございますか?

うちの重三郎がでございますか?

ええ。 吉原に客を呼びたいと必死で➡

ええ。 吉原に客を呼びたいと必死で➡

女郎や店も随分 丁寧に改めてくれましてね。

(駿河屋)はあ!

(駿河屋)はあ!

あらため改 蔦屋重三郎ですか。

てえ(丁子屋長十郎)これは 大したもんだ。

てえ(丁子屋長十郎)これは 大したもんだ。

(大文字屋)ああ お江戸! あ〜ん 吉原!

(笑い声)

(笑い声)

(足音)おやじ親父様。

てめえ… 何だ こら 俺に断りもなく。

てめえ… 何だ こら 俺に断りもなく。

あ? あ? あ!?

何だ こら 細見改 重三郎って!

何だ こら 細見改 重三郎って!

細見の改は 続けさせてもらえ…。

こら!いってえ…。

こら!いってえ…。

こら!

貸本の次は 改か?

貸本の次は 改か?

てめえ いつから本屋になったんだ? あ!?

客は 岡場所 宿場に流れてんです!

しかも お上も取り締まらねえ。

しかも お上も取り締まらねえ。

てめえらで何かしなきゃ➡

吉原に客は戻ってこねえんですよ!

こんなもんで客が戻ってくるってのか!?

こんなもんで客が戻ってくるってのか!?

平賀源内の「序」は必ず 吉原まで客を引っ張ります!

平賀源内の「序」は必ず 吉原まで客を引っ張ります!

こんなもんで客を引けるわけねえだろ!

引きます!

茶屋も ちゃんと やりますんで!うるせえ!

茶屋も ちゃんと やりますんで!うるせえ!

(唐丸)やめて!唐丸!

じろべえ(次郎兵衛)お… お… 親父 やめろ〜!

じろべえ(次郎兵衛)お… お… 親父 やめろ〜!

うるせえ!にい義兄さん!

あっ いってえ! もう やめてくだせえ!

あっ いってえ! もう やめてくだせえ!

♬〜

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(次郎兵衛)じゅうざ重三 もう それ やめとけ。 なっ?

(次郎兵衛)じゅうざ重三 もう それ やめとけ。 なっ?

客が来たら親父様も認めてくれるかもしんねえ。

客が来たら親父様も認めてくれるかもしんねえ。

おめえ まだ懲りないの!?

このままじゃ廃れるばかりじゃねえですか吉原は。

このままじゃ廃れるばかりじゃねえですか吉原は。

このままじゃ廃れるばかりじゃねえですか吉原は。

(平賀源内)こちら お年玉にございます。

(平賀源内)こちら お年玉にございます。

おきとも(田沼意知)吉原細見ですか。

えっ?

えっ?

ああ… あっ。

こちらも思いがけぬ出会いから「序」を書くことになりましてな。

こちらも思いがけぬ出会いから「序」を書くことになりましてな。

おきつぐ(田沼意次)時に源内ちちぶ秩父の山は どうなっておる?

おきつぐ(田沼意次)時に源内ちちぶ秩父の山は どうなっておる?

(源内)残念ながら銀は埋まっておらぬかもしれませんな。

(源内)残念ながら銀は埋まっておらぬかもしれませんな。

しかし 鉄は出る。鉄も掘っておいて損はございませんかと。

だて伊達家などは鉄の銭で大儲けしたというしな。

だて伊達家などは鉄の銭で大儲けしたというしな。

はい!もう どっさ どっさと聞きました!

はい!もう どっさ どっさと聞きました!

父上 この者昨年 いきなりやって来た吉原者では?

父上 この者昨年 いきなりやって来た吉原者では?

蔦屋重三郎?

お上には頼らず 人を呼ぶ工夫をせよと。

お上には頼らず 人を呼ぶ工夫をせよと。

かん…ありがた山の寒がらすか!そうです!

ああ それで そなたが「序」を。

ああ それで そなたが「序」を。

ならば吉原も人を呼べるようになるのか?

ならば吉原も人を呼べるようになるのか?

そりゃ もうどっさ どっさにございますよ!

(笑い声)

(笑い声)

しかし 吉原細見が売り出された正月を過ぎても➡

しかし 吉原細見が売り出された正月を過ぎても➡

客足は一向に…。

どうでえ そっちは?今日も閑古鳥が鳴いてるよ。

そっちは?さっぱりだよ。

そっちは?さっぱりだよ。

(猫の鳴き声)

(鱗形屋)細見そのものは よく売れてんだけどな。

(鱗形屋)細見そのものは よく売れてんだけどな。

これ どういうカラクリなんでしょう?

これ どういうカラクリなんでしょう?

「源内か なら ちょいと読んでみよう」と細見を買うものの➡

読んだだけで終わっちまうのかもしんねえな。

読んだだけで終わっちまうのかもしんねえな。

はあ…。で 次はどうする?

駿河屋さんは「改」に おかんむりなんだっけ?

駿河屋さんは「改」に おかんむりなんだっけ?

そうなんでさ。しかし 何でかねぇ。

そうなんでさ。しかし 何でかねぇ。

改は 茶屋に差し障りのあるような仕事とは思えねえんだがなぁ。

改は 茶屋に差し障りのあるような仕事とは思えねえんだがなぁ。

まあ… 俺は 親父様に拾われなきゃ死んでたかもしんねえ身の上ですから。

まあ… 俺は 親父様に拾われなきゃ死んでたかもしんねえ身の上ですから。

まねんなやつが 出過ぎた真似すんのが気に食わねえんでしょう。

まねんなやつが 出過ぎた真似すんのが気に食わねえんでしょう。

てっつい蔦重が鉄槌を下され不平を並べていたころ➡

てっつい蔦重が鉄槌を下され不平を並べていたころ➡

くすぶこちらでは ある不満が燻っておりました。

(意知)しらかわまつだいらまさまる白河松平家が 田安の賢丸様を養子に?

(意知)しらかわまつだいらまさまる白河松平家が 田安の賢丸様を養子に?

諦め切れぬようでな。

なんとかならんかと再び言うてきた。

なんとかならんかと再び言うてきた。

何故 白河様はこれほどまでに賢丸様を…。

何故 白河様はこれほどまでに賢丸様を…。

(三浦庄司)吉宗公に近いお血筋の婿をもらって➡

とにかく 家格を上げたいんでしょうな。

とにかく 家格を上げたいんでしょうな。

しかし 断りを入れたのではなかったか?

あの時は まだ田安の先代が生きておられ➡

あの時は まだ田安の先代が生きておられ➡

先代は 将軍の座へ未練が深いお方であったゆえ➡

先代は 将軍の座へ未練が深いお方であったゆえ➡

「白河へなどやるか!」とそれは まあ けんもほろろで。

今や その先代も亡くなられた。

今や その先代も亡くなられた。

故に いま一度ということであろう。

故に いま一度ということであろう。

しかし この一件を蒸し返せば相当に煙たがられるのでは?

しかし この一件を蒸し返せば相当に煙たがられるのでは?

いえはる(徳川家治)その話は 一度 決したはずであろう。

(意次)はっ。 しかしながら いま一度➡

(意次)はっ。 しかしながら いま一度➡

上様のお考えを承りたいところがございまして。

上様のお考えを承りたいところがございまして。

(家治)余の考えを?

はっ。

先日 賢丸様とご同席する折がございまして➡

先日 賢丸様とご同席する折がございまして➡

その席で 当世流で はしゃぐ私どもを➡

その席で 当世流で はしゃぐ私どもを➡

「恥を知れ!」とご一喝なされたのでございます。

「恥を知れ!」とご一喝なされたのでございます。

うこんのしょうげん右近将監様も私も 感服するほどのお振る舞いにございました。

うこんのしょうげん右近将監様も私も 感服するほどのお振る舞いにございました。

私には それが…➡

もう 哀れで…。

もう 哀れで…。

(家治)哀れ?はっ。

あの英明なる若様は➡

あの英明なる若様は➡

今後 何のお役にもつけず部屋住みとして朽ち果てるのみ。

今後 何のお役にもつけず部屋住みとして朽ち果てるのみ。

あの類いまれなる才を発揮する機会はえいごう未来永劫 訪れぬのかと…。

あの類いまれなる才を発揮する機会はえいごう未来永劫 訪れぬのかと…。

じきじき(田安賢丸)上様から直々に兄上に問いかけがあったのですか?

じきじき(田安賢丸)上様から直々に兄上に問いかけがあったのですか?

はるあき(田安治察)上様は そなたの才をいたく買っておられてな。

ほかならぬ そなたのために白河へ行き➡

ほかならぬ そなたのために白河へ行き➡

領内の仕置きに腕を振るう方がよいのではないかと…。

甘言にございます!

甘言にございます!

上様は そうやって我ら田安を退けたいのです!

上様は そうやって我ら田安を退けたいのです!

(賢丸)兄上。➡

あとつぎ返事は 兄上が後継を得てからとはまいりませぬか。

あとつぎ返事は 兄上が後継を得てからとはまいりませぬか。

私が家を出てしまっては まさかの折に田安を継ぐ者がいなくなってしまう。

私が家を出てしまっては まさかの折に田安を継ぐ者がいなくなってしまう。

(治察)そこは 私も案じてな。

(治察)そこは 私も案じてな。

まさかの折はそなたを呼び戻してよいとのお言葉を➡

まさかの折はそなたを呼び戻してよいとのお言葉を➡

上様から直々に頂いてまいった。

(賢丸)上様から直々に?

(賢丸)上様から直々に?

(治察)その上で どうする? 賢丸よ。

たけちか(松平武元)黙れ! 黙れ 黙れ!

たけちか(松平武元)黙れ! 黙れ 黙れ!

そなたが 甘言を弄し上様を丸め込んだのであろう!

そなたが 甘言を弄し上様を丸め込んだのであろう!

今のお言葉 上様が 私ごときに丸め込まれたということになりますが➡

今のお言葉 上様が 私ごときに丸め込まれたということになりますが➡

今のお言葉 上様が 私ごときに丸め込まれたということになりますが➡

その旨 お取り次ぎ申し上げてよろしうございますか。

その旨 お取り次ぎ申し上げてよろしうございますか。

無用じゃ!

安永三年三月。

こうして 賢丸様の白河松平家への養子縁組みが決まったのです。

こうして 賢丸様の白河松平家への養子縁組みが決まったのです。

こうして 賢丸様の白河松平家への養子縁組みが決まったのです。

蔦重。うん?

細見の改このあと どうすることにしたの?

ああ 親父様の様子を見つつ➡

ああ 親父様の様子を見つつ➡

鱗の旦那も一緒に 3人で話す場を持とうって言ってんだけど。

鱗の旦那も一緒に 3人で話す場を持とうって言ってんだけど。

うそ…嘘だろ。

ねえ姐さん!

ねえ姐さん!

おとわ(音羽)あ… 重三。 世話になったねぇ。

何やってんだ! 早くしろ!へえ!

何やってんだ! 早くしろ!へえ!

ふるまちじゃあね。 新潟の古町にいるからさ。

ふるまちじゃあね。 新潟の古町にいるからさ。

おさらばえ。

どうしたの?

売られちまったんだよ 田舎に…。

売られちまったんだよ 田舎に…。

唐丸 先 行ってろ。…うん。

唐丸 先 行ってろ。…うん。

♬〜

♬〜

♬〜

♬〜

♬〜

⚟(せきこみ)

⚟(せきこみ)

⚟(せきこみ)

(せきこみ)

(せきこみ)

(きく)もう…見世 畳んじまおうかと思ってるんだ。

(きく)もう…見世 畳んじまおうかと思ってるんだ。

えっ…。

えっ…。

女郎なんて 売られてきてすべほかに生きる術がない。

女郎なんて 売られてきてすべほかに生きる術がない。

おおだなとりわけ ここに来るのは 大店なんかじゃはじかれちまう女たちさ…。

おおだなとりわけ ここに来るのは 大店なんかじゃはじかれちまう女たちさ…。

ここの妓らは わっちが手 離したら終わりだと思ってやってきた…。

ここの妓らは わっちが手 離したら終わりだと思ってやってきた…。

けど もう…。

けど もう…。

おかみ女将さん もうちっとだけ耐えてもらえねえすか。

おかみ女将さん もうちっとだけ耐えてもらえねえすか。

俺が なんとかするんで。

俺が なんとかするんで。

あんたにどうにもできるわけないだろ!

どうにかします!よくします。

どうにかします!よくします。

こんな吉原…➡

よかないんで。

よかないんで。

どう思う?

なかばしもう これしか中橋だと思うんだけど。

なかばしもう これしか中橋だと思うんだけど。

これしか中橋と言われましてもねぇ。

なかなか危ない橋だと私ゃ思いますけどね。

なかなか危ない橋だと私ゃ思いますけどね。

おし!

じゃあ 行ってくらぁ!

じゃあ 行ってくらぁ!

⚟(猫の鳴き声)

⚟(猫の鳴き声)

(物音)

⚟(猫の鳴き声)

おう 頼みがある!

おう 頼みがある!

のぶため(長谷川平蔵宣以)どけ! どけ どけ!

のぶため(長谷川平蔵宣以)どけ! どけ どけ!

♬〜(三味線)

♬〜(三味線)

♬〜(三味線)

♬〜(三味線)

♬〜(三味線)

⚟(花の井)お待たせいたしんした。

⚟(花の井)お待たせいたしんした。

(花の井)あ… 長谷川様。

(平蔵)花の井。 一世一代の頼みとは何だ?

(平蔵)花の井。 一世一代の頼みとは何だ?

実は このような話が持ち上がっておりんして。

実は このような話が持ち上がっておりんして。

にゅうぎんぼん(平蔵)女郎の絵姿を集めた 入銀本?

にゅうぎんぼん(平蔵)女郎の絵姿を集めた 入銀本?

入銀というのは あれか?

金を募って作る本でござりんす。

金を募って作る本でござりんす。

どうも 入れた額で並びが決まるようで…。

どうも 入れた額で並びが決まるようで…。

わっちの好かない女郎がもう 30両も入れなんして。

さ… 30両!?

さ… 30両!?

悔しいおす!

わっちはかしら何としても 本の頭を飾りとおす!

わっちはかしら何としても 本の頭を飾りとおす!

(企画書が落ちる音)

(さくら)長谷川様!(あやめ)拝みんす 長谷川様!

(さくら)長谷川様!(あやめ)拝みんす 長谷川様!

(はなさと はなぞの)長谷川様!

(はなさと はなぞの)長谷川様!

蔦重は まずは入銀本の企画をでっちあげ➡

蔦重は まずは入銀本の企画をでっちあげ➡

平蔵から 金を巻き上げ➡

その金は そのまま…。

その金は そのまま…。

(唐丸)蔦重から。

(きく)ご… 50両!?

ご… ご… 50…。

ご… ご… 50…。

更に その でっちあげた企画を女郎たちに話して回り…。

(志津山)ちなみに もう誰か入銀したかえ?

(志津山)ちなみに もう誰か入銀したかえ?

おいらんまあ 花の井花魁は 50両入れて本の頭を決めましたかね。

おいらんまあ 花の井花魁は 50両入れて本の頭を決めましたかね。

どうなんしょう。花の井のような床下手が頭って。

どうなんしょう。花の井のような床下手が頭って。

いや〜 お願いしますよ〜!

いや〜 お願いしますよ〜!

亀菊花魁。

考えるだけでも。 ねっ?

考えるだけでも。 ねっ?

ん?

ん?

どっちすか!?

また…。

ん?

ん?

腹の上で死ぬ男を増やせって?

腹の上で死ぬ男を増やせって?

へえ。

勝山花魁? 聞こえてますか?そしゃく(咀嚼音)

勝山花魁? 聞こえてますか?そしゃく(咀嚼音)

きれい入銀! 綺麗に描いてもらえますからね。(咀嚼音)

きれい入銀! 綺麗に描いてもらえますからね。(咀嚼音)

(咀嚼音)お願いしますね。

(咀嚼音)お願いしますね。

ウフフ! ほんだすかえ?へえ。

ウフフ! ほんだすかえ?へえ。

そりゃ 喜三二なもんだねぇ。

聞いてますか?

聞いてますか?

あ〜あ おてんとさん。

(玉川)♬ ふわふわと玉川花魁 是非 お願いします!

(玉川)♬ ふわふわと玉川花魁 是非 お願いします!

♬ たもとを わけて

♬ たもとを わけて

♬ たもとを わけて

♬ ふき渡るお願いしますね。

こうして かなりの入銀を確保した上で➡

こうして かなりの入銀を確保した上で➡

親父様たちに 話を持ちかけたのでした。

親父様たちに 話を持ちかけたのでした。

長谷川様から 配り物の絵本を作ってほしいと頼まれまして。

長谷川様から 配り物の絵本を作ってほしいと頼まれまして。

ちょうど お役が決まったそうで➡

「珍しい吉原本でございます」と挨拶代わりに お渡ししたいと。

「珍しい吉原本でございます」と挨拶代わりに お渡ししたいと。

長谷川様から そんな話聞いてねえけどな。

長谷川様から そんな話聞いてねえけどな。

花魁と 内々に話されたそうです。

で 女郎衆にも話を持っていったところ皆 乗り気で➡

で 女郎衆にも話を持っていったところ皆 乗り気で➡

このように 金も集まっておりまして。

このように 金も集まっておりまして。

へえ。

へえ。

どうかこのまま進めさせていただけねえかと。

どうかこのまま進めさせていただけねえかと。

(大文字屋)こんなに集まってんのか!?

(大文字屋)こんなに集まってんのか!?

おかげさまで。

じゃあ これ 俺らは一文も出さねえでいいってことか?

じゃあ これ 俺らは一文も出さねえでいいってことか?

もちろん。親父様方は ビタ一文払わずです!

もちろん。親父様方は ビタ一文払わずです!

(一同)おお…!(大文字屋)じゃあ➡

やってもいいんじゃねえの? なあ!(一同)おお!

やってもいいんじゃねえの? なあ!(一同)おお!

実は うちの馴染みからも 配り物の本作ってほしいと せっつかれててな。

実は うちの馴染みからも 配り物の本作ってほしいと せっつかれててな。

お前の細見も評判がいいぞ。「序」もいいし 見やすくなったってよ。

お前の細見も評判がいいぞ。「序」もいいし 見やすくなったってよ。

まことでございますか!?

(りつ)あんた 本 作るの向いてんじゃないのかい?

(りつ)あんた 本 作るの向いてんじゃないのかい?

いやぁ ヘヘッ そうですかね?

そんなもん 鱗形屋に頼め!

そんなもん 鱗形屋に頼め!

しかし 長谷川様から 私にと頼まれ…。

しかし 長谷川様から 私にと頼まれ…。

てめえは 本屋なのか? あ?

ちげえだろ。てめえの本分は茶屋だろうが!

ちげえだろ。てめえの本分は茶屋だろうが!

おい 何 カッカきてんだよ。

おい 何 カッカきてんだよ。

重三は別に 茶屋怠けてるわけじゃねえだろう。へえ。

(大文字屋)怠けてるったら次郎兵衛の方だよな。(笑い声)

(大文字屋)怠けてるったら次郎兵衛の方だよな。(笑い声)

(次郎兵衛)さよあらしそこだけは 言うてもおくれな小夜嵐!

(次郎兵衛)さよあらしそこだけは 言うてもおくれな小夜嵐!

ハハッ うっ…。

うう…。

うう…。

親父様…。

親父様…。

ねえ 何で…➡

かたくああっ! ねえ 何で そんな頑なに…。

かたくああっ! ねえ 何で そんな頑なに…。

皆様もいいって言ってくだ…。

もう!これは 吉原のためになることなんすよ!

もう!これは 吉原のためになることなんすよ!

もう!これは 吉原のためになることなんすよ!

親父様!

俺の話も ちっとは聞いてくだせえよ!

俺の話も ちっとは聞いてくだせえよ!

(駿河屋)うるせえ!

ああっ!

あ…。

あ…。

う…。

(ふじ)お前さん! ああっ!

(ふじ)お前さん! ああっ!

出てけ。

出てけ。

出てけ!

どうぞ。ありがとうございます!

どうぞ。ありがとうございます!

どうぞ。あるよ まだ。

おあがりなんし。

おあがりなんし。

(きく)こっち こっち!すみません 女将さん。

何 言ってんのさ。河岸は あんたの味方だからね。

何 言ってんのさ。河岸は あんたの味方だからね。

はい はい!ありがとうございやす。 助かります。

こちらこそ。 手伝えることあったら➡

何でも言っておくれ。はい!

何でも言っておくれ。はい!

(唐丸)何すんの? 虫干し?

(唐丸)何すんの? 虫干し?

いや 絵本の絵師 選ぶ。

本 作り続けるの?

本 作り続けるの?

このまま続けたら 旦那様蔦重を決して許さないってならない?

親父様の機嫌よりでえじ河岸が食えるようになる方が大事だろ。

親父様の機嫌よりでえじ河岸が食えるようになる方が大事だろ。

吉原に客が来るようにすることの方がよ。

吉原に客が来るようにすることの方がよ。

けど 本って お金出したお客さんに配るだけのもんだよね。

けど 本って お金出したお客さんに配るだけのもんだよね。

それで客を呼ぶって…。

いっそ 本屋に並ばねえことを逆手に取れねえかって。

いっそ 本屋に並ばねえことを逆手に取れねえかって。

本屋に並ばないことを 逆手に取る?

本屋に並ばないことを 逆手に取る?

ああ。 つまりな➡

本が欲しい 手に入れてえと思っても本屋じゃ買えねえ。

本が欲しい 手に入れてえと思っても本屋じゃ買えねえ。

手に入れる方法は ただ一つ。

手に入れる方法は ただ一つ。

吉原の馴染みになること。

そうすりゃ この本 もらいたさに「吉原 行くぞ」ってなんだろ?

そうすりゃ この本 もらいたさに「吉原 行くぞ」ってなんだろ?

本 もらいたさにみんなを 吉原に来させるってこと?

本 もらいたさにみんなを 吉原に来させるってこと?

ああ。

まあ そうするためには➡

まあ そうするためには➡

皆が欲しがるような本にしねえとだめなんだよ。

俺に そんなもん できるかって話なんだけど…。

俺に そんなもん できるかって話なんだけど…。

まあ やってみるしかねえな。

できるよ!うん?

できるよ!うん?

蔦重なら できる。おいら そんな気がするよ。

蔦重なら できる。おいら そんな気がするよ。

おう。

じゃあ 絵師 選ぶぞ。

うん!

うん!

(北尾重政)また どうして私に 女郎の絵本を?

ああ… 北尾重政先生なら➡

ああ… 北尾重政先生なら➡

女郎の描き分けができんじゃねえかと思ったんです。

描き分け?

描き分け?

実は 載りてえって女郎が➡

120ほどになってまして。

120ほどになってまして。

あっ? 120!?

ええ ちと 入銀が集まり過ぎて。

ええ ちと 入銀が集まり過ぎて。

この数の女郎を描き分けできんのは➡

とにかく 絵が確かな北尾先生しかいねえんですよ。

とにかく 絵が確かな北尾先生しかいねえんですよ。

うれあ〜 見込んでくれたのは嬉しいけど…。

礼は弾みますんで お願いします。

(重政)いや 礼の話じゃなく➡

(重政)いや 礼の話じゃなく➡

すみずりええと… これ 墨摺で?へえ。

それで人を描くとねぇ…。

それで人を描くとねぇ…。

一枚絵ならまだしも 本にすると似たような絵が 延々続くだけになるよ。

一枚絵ならまだしも 本にすると似たような絵が 延々続くだけになるよ。

はい。あんまし面白くねえんじゃねえかなぁ。

あ〜…。

あ〜…。

じゃあ 何なら いいですかね?あ?

じゃあ 何なら いいですかね?あ?

どんな本なら どんな入銀本なら欲しいって思ってもらえますかね?

俺は この入銀本を見た みんなに欲しいって思ってもらいてえんですよ!

俺は この入銀本を見た みんなに欲しいって思ってもらいてえんですよ!

ハッ… あ〜。

ハッ… あ〜。

見立てるとか?

ああ なるほど。

ああ なるほど。

見立てることで女郎の性分も表しちまうわけか。

(重政)そうそう。

(重政)そうそう。

あっ。

あっ。

花に見立てるってなぁ どうです?

花。ええ。

花。ええ。

投げ入れ花になってる形で。はや近頃 流行ってるっていいますし。

投げ入れ花になってる形で。はや近頃 流行ってるっていいますし。

う〜ん…。

ツ〜ンとしてる女郎は わさびの花とか。

ツ〜ンとしてる女郎は わさびの花とか。

おお〜!

さ夜 冴えないのは 昼顔とか。

おお! 無口なのは くちなしな!

おお! 無口なのは くちなしな!

ああ いいですね!おお!え〜…。

文ばかり書く かきつばた!(重政)おお いいじゃねえか!

文ばかり書く かきつばた!(重政)おお いいじゃねえか!

♬〜

♬〜

あっ。

♬〜

♬〜

♬〜

あっ。

つづみぐさ…。

つづみぐさ…。

よ〜し。

♬〜

♬〜

♬〜

♬〜

あっ 大文字屋の大山花魁は気高い姐さんなんで➡

あっ 大文字屋の大山花魁は気高い姐さんなんで➡

ねげ品よくお願えします。おう。

ねげ品よくお願えします。おう。

ああ とべらの白玉花魁は➡

ああ とべらの白玉花魁は➡

枝が大事なんですよ 枝が。

そんなに?へえ。

♬〜

♬〜

♬〜

♬〜

♬〜

おお…!

じゃあ 持っていきます。おう。

よいしょ!

よいしょ!

♬〜

♬〜

(春風)ありがとうござりんした。

(春風)ありがとうござりんした。

お疲れ。 どうだった?しけた客でありんした。

お疲れ。 どうだった?しけた客でありんした。

(笑い声)

(春風)いつになったらわっちのマブは来んすかねぇ。

(春風)いつになったらわっちのマブは来んすかねぇ。

(歌浦)現れるわけありんせん。(春風)あんただって!

(歌浦)現れるわけありんせん。(春風)あんただって!

(笑い声)

♬〜

♬〜

よいしょ…。

よいしょ…。

ふ〜!ハハッ。

ふ〜!ハハッ。

(唐丸)頂きます。

ほら!ああ… ありがとうございます!

ほら!ああ… ありがとうございます!

♬〜

♬〜

よし!

よし!

できた…。

できた…。

できた〜!

できました!

できました!

はい!

はい! はい!

はい! はい!

すごい! いいのができたね 蔦重!おう!

(きく)何だか めっぽう粋じゃないか!

(きく)何だか めっぽう粋じゃないか!

(笑い声)

(笑い声)

(唐丸)どうしたの? 蔦重。

(唐丸)どうしたの? 蔦重。

いやぁ…。

いやぁ…。

何か すげえ楽しかったなぁ…。

何か すげえ楽しかったなぁ…。

いや やることは山のようにあって➡

寝る間もねえくらいだったけど➡

寝る間もねえくらいだったけど➡

てえへん大変なのに楽しいだけって➡

んな楽しいこと 世の中にあって俺の人生にあったんだって…。

んな楽しいこと 世の中にあって俺の人生にあったんだって…。

んな楽しいこと 世の中にあって俺の人生にあったんだって…。

何か もう 夢ん中にいるみてえだ!

何か もう 夢ん中にいるみてえだ!

皆さん ありがとうございました!

皆さん ありがとうございました!

ああ…。おはようございます!

おう。

おう。

おっ。

おっ。

親父様。

親父様。

これ 俺の作った入銀本です。

これ 俺の作った入銀本です。

駿河屋に置いてくださいませんか。

駿河屋に置いてくださいませんか。

要らねえよ。 入銀もしてねえし。

んなこと言わねえで!

ほら 客の手持ち無沙汰にもよろしいでしょうし。

ほら 客の手持ち無沙汰にもよろしいでしょうし。

気が向いたらでいいんで見てくだせえ!

気が向いたらでいいんで見てくだせえ!

もっと しっかり拭け!へい!

もっと しっかり拭け!へい!

こちら 入銀くださった皆様にお渡しくだせえ。

こちら 入銀くださった皆様にお渡しくだせえ。

それから…➡

それから…➡

こちらは 新しく馴染みになった方にお渡しくだせえ。

(いね)ん?新しく馴染みって どういうことだい?

(いね)ん?新しく馴染みって どういうことだい?

新しい客づけに使ってくださいってことです。

新しい客づけに使ってくださいってことです。

では。

行くぞ。うん!

よいしょ!

♬〜

♬〜

(湯屋の主人)これを うちに?へえ。

差し上げますんで 客の皆さんでお好きにめくっていただければ。

差し上げますんで 客の皆さんでお好きにめくっていただければ。

いいのかい?こんな 随分 立派な本だよ。

いいのかい?こんな 随分 立派な本だよ。

こりゃ すごい! 粋だねぇ!

こりゃ すごい! 粋だねぇ!

ありがとうございます。

で これ 見本で➡

吉原の馴染みになったらもらえるんで➡

吉原の馴染みになったらもらえるんで➡

欲しい方がいたら 吉原 行けって。

欲しい方がいたら 吉原 行けって。

おお。 ハハハハハハ!

唐丸 お前 あそこの居酒屋 行ってこい。うん!

唐丸 お前 あそこの居酒屋 行ってこい。うん!

ほかにも 髪結い床 茶店 居酒屋。

ほかにも 髪結い床 茶店 居酒屋。

蔦重は 市中のありとあらゆる男がたむろしそうな所に➡

見本を配り回りました。

見本を配り回りました。

今でいうところのサンプルプロモーションです。

ふう…。お客 来るかな?

思いつく限りのことはやった。

思いつく限りのことはやった。

あとは 神頼みしかねえな。

あとは 神頼みしかねえな。

よう。 これ 玉川が たんぽぽってなぁこれは どういうことかね? ええ?

よう。 これ 玉川が たんぽぽってなぁこれは どういうことかね? ええ?

フッ。要るんなら どうぞ持ってってくだせえ。

フッ。要るんなら どうぞ持ってってくだせえ。

まだ続けんのかいけんかこんな くだらねえ喧嘩。

片手間に本作るくらいいいじゃねえか。

片手間に本作るくらいいいじゃねえか。

じゃあ 息子が 今日から八百屋もやりますってったら 許しますかい?

じゃあ 息子が 今日から八百屋もやりますってったら 許しますかい?

ずっと聞きたかったんだが➡

重三だけは よそに出さなかったのは駿河屋を継がせる心づもりだからか。➡

重三だけは よそに出さなかったのは駿河屋を継がせる心づもりだからか。➡

重三だけは よそに出さなかったのは駿河屋を継がせる心づもりだからか。➡

目端が利いて知恵が回って度胸もある。➡

まあ 何より てめえがなんとかしなきゃって あの心根。

まあ 何より てめえがなんとかしなきゃって あの心根。

誰だって手放したかねえよなぁ。

俺のこと 勝手に決めつけねえで…。で どうすんだい。

俺のこと 勝手に決めつけねえで…。で どうすんだい。

このまま 重三が戻ってこなかったら。

そもそも 親でも子でもねえんだ。吉原から追い出すだけでさね。

そもそも 親でも子でもねえんだ。吉原から追い出すだけでさね。

それが らしくねえと思うんだよなぁ。

それが らしくねえと思うんだよなぁ。

かわい可愛さ余って憎さ百倍なんて お前さんまるで人みてえなこと言ってるよ。

かわい可愛さ余って憎さ百倍なんて お前さんまるで人みてえなこと言ってるよ。

ぼうはち忘八のくせに。

ぼうはち忘八のくせに。

忘八なら 忘八らしく➡

ひとつ 損得ずくで頼むわ。 なぁ。

ひとつ 損得ずくで頼むわ。 なぁ。

まあ とにかく店には置いた方がいいと思うぜ これ。

まあ とにかく店には置いた方がいいと思うぜ これ。

おもしれ面白えから。

おもしれ面白えから。

ハハハハハ!

「一目千本 華すまひ」。

「一目千本 華すまひ」。

あ? 相撲? 花が相撲取んのか。

あ? 相撲? 花が相撲取んのか。

(駿河屋)亀菊は わさびか。

(駿河屋)亀菊は わさびか。

よいしょ〜! ハハハ!どうだ 亀菊? ん?

よいしょ〜! ハハハ!どうだ 亀菊? ん?

(駿河屋)フッ… ツンツンしてやがるもんなぁ。➡

(駿河屋)フッ… ツンツンしてやがるもんなぁ。➡

フッ 志津山は くずって。 ハハハハ!

ほかに馴染んだというのでもとどり髻 切られたざんす。

ほかに馴染んだというのでもとどり髻 切られたざんす。

(笑い声)

(笑い声)

ハハハ!(ふじ)ハハハハハハハハハハ!

ハハハハハハハ!ハハハハハ!

ハハハハハハハ!ハハハハハ!

ん。

ときわぎ(駿河屋)常磐木が とりかぶと?

ときわぎ(駿河屋)常磐木が とりかぶと?

ぐ…!

また。

(駿河屋)食らうと死ぬってか。

(笑い声)

(笑い声)

(笑い声)

まあ よく ここまで見立てたもんだよねぇ。

まあ よく ここまで見立てたもんだよねぇ。

(ふじ)誰よりも この町を見てんだね あの子は。

(ふじ)誰よりも この町を見てんだね あの子は。

♬〜

♬〜

♬〜

♬〜

そして 半月後。

(にぎやかな声)

(にぎやかな声)

おおっ!

おお〜!

おお〜!

(半次郎)重三! 重三!

(半次郎)重三! 重三!

見てみろい この人混み!

⚟馴染みんなるってどの店でもいいのかね?

いいんじゃねえの?安い店なら 俺たちでも行けっかな。

いいんじゃねえの?安い店なら 俺たちでも行けっかな。

やっぱり ひまわりの女郎が気になるよ。俺は くちなしの妓が見てえさね。

やっぱり ひまわりの女郎が気になるよ。俺は くちなしの妓が見てえさね。

行くぞ! 唐丸!うん!➡

何か いつもの道じゃないみたいだね!ああ!

何か いつもの道じゃないみたいだね!ああ!

♬〜

♬〜

おおっ すいません。 すいません。

♬〜

♬〜

♬〜

やったね! やったね 蔦重!

やったね! やったね 蔦重!

おう!

っしゃ〜! やったな! やったぞ〜!

っしゃ〜! やったな! やったぞ〜!

いってえ!わめいてんじゃねえよ べらぼうが!

いってえ!わめいてんじゃねえよ べらぼうが!

おら とっとと戻れ!

え?

え?

回ってねえだろ 義兄さんがよ。

ああ…。 いいんですか?

ああ…。 いいんですか?

志津山のくず 最高だった。

志津山のくず 最高だった。

まあ せいぜい吉原のために気張ってくれ。

まあ せいぜい吉原のために気張ってくれ。

へえ! ありがとうございます!

へえ! ありがとうございます!

…っしゃ! 戻るぞ 唐丸!うん!

…っしゃ! 戻るぞ 唐丸!うん!

長谷川様が?ああ。 文が来てさ。

のこ親の遺した蓄え 食い潰したからもう来られないって。

のこ親の遺した蓄え 食い潰したからもう来られないって。

ああ… いつか返さねえとな 50両。

ああ… いつか返さねえとな 50両。

でも 本当のことを知ったら案外 返すなって言うかもよ。

でも 本当のことを知ったら案外 返すなって言うかもよ。

50両で 吉原の河岸 救った男なんて粋の極みじゃないかい?

50両で 吉原の河岸 救った男なんて粋の極みじゃないかい?

50両で 吉原の河岸 救った男なんて粋の極みじゃないかい?

だいつう確かに そりゃ大通だ。フフフ!

(唐丸)花に見立てた女郎たちが相撲を取ってるんだ。

(唐丸)花に見立てた女郎たちが相撲を取ってるんだ。

⚟次 わっちにも貸しておくんなんし!

明るい光のさし始めた吉原。

明るい光のさし始めた吉原。

けれど その裏側で…➡

けれど その裏側で…➡

暗い情念が のそり のそり。

暗い情念が のそり のそり。

♬〜(囃子)

♬〜(囃子)

(せきこみ)

(せきこみ)

♬〜(囃子)

♬〜(囃子)

♬〜(囃子)

♬〜

♬〜

(せきこみ)

♬〜

♬〜

♬〜

♬〜

おや…。

ひとつばし はるさだ(一橋治済)糸が切れたか。

♬〜

♬〜

♬〜

♬〜

♬〜

女郎の錦絵を?

女郎から入銀させりゃそれでいいじゃねえかい。

こづち女郎は 打ち出の小槌ではありんせん。お分かりいただきたく。

こづち女郎は 打ち出の小槌ではありんせん。お分かりいただきたく。

書をもって 世を耕し➡

この日の本をもっともっと豊かな国にすんだよ。

この日の本をもっともっと豊かな国にすんだよ。

田沼に お気を付けくださいませ。今に見ておれ 田沼…!

やるか。やらせてもらいにゃす!

やるか。やらせてもらいにゃす!

華やかな色合いの木版画 錦絵。

華やかな色合いの木版画 錦絵。

はるのぶ鈴木春信らによって➡

いえはる十代将軍 家治の時代に➡

いえはる十代将軍 家治の時代に➡

その技法が確立されました。

北尾重政は➡

鈴木春信と同じ時代に活躍した人物です。

鈴木春信と同じ時代に活躍した人物です。

絵師のランク付けをした書物にもその名が記されています。

絵師のランク付けをした書物にもその名が記されています。

つたじゅう重政は 蔦重の初めての出版物「一目千本」を手がけました。

つたじゅう重政は 蔦重の初めての出版物「一目千本」を手がけました。

つたじゅう重政は 蔦重の初めての出版物「一目千本」を手がけました。

愛知県西尾市にある 岩瀬文庫。

愛知県西尾市にある 岩瀬文庫。

ここには 8万冊余りの書物が所蔵され➡

蔦重が 重政と共に作った本も収められています。

蔦重が 重政と共に作った本も収められています。

ここでは 実際に手に取って➡

ここでは 実際に手に取って➡

江戸の人々を楽しませた本を読むことができます。

後進の育成にも力を注いだ重政。

後進の育成にも力を注いだ重政。

彼のもとで学んだ弟子たちが➡

やがて 蔦重と共にけんいん浮世絵文化を牽引していくのです。

やがて 蔦重と共にけんいん浮世絵文化を牽引していくのです。

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