Afrikaans
Akan
Albanian
Amharic
Arabic
Armenian
Azerbaijani
Basque
Belarusian
Bemba
Bengali
Bihari
Bosnian
Breton
Bulgarian
Cambodian
Catalan
Cebuano
Cherokee
Chichewa
Chinese (Simplified)
Chinese (Traditional)
Corsican
Croatian
Czech
Danish
Dutch
Esperanto
Estonian
Ewe
Faroese
Filipino
Finnish
French
Frisian
Ga
Galician
Georgian
German
Greek
Guarani
Gujarati
Haitian Creole
Hausa
Hawaiian
Hebrew
Hindi
Hmong
Hungarian
Icelandic
Igbo
Indonesian
Interlingua
Irish
Italian
Japanese
Javanese
Kannada
Kazakh
Kinyarwanda
Kirundi
Kongo
Korean
Krio (Sierra Leone)
Kurdish
Kurdish (Soranî)
Kyrgyz
Laothian
Latin
Latvian
Lingala
Lithuanian
Lozi
Luganda
Luo
Luxembourgish
Macedonian
Malagasy
Malay
Malayalam
Maltese
Maori
Marathi
Mauritian Creole
Moldavian
Mongolian
Myanmar (Burmese)
Montenegrin
Nepali
Nigerian Pidgin
Northern Sotho
Norwegian
Norwegian (Nynorsk)
Occitan
Oriya
Oromo
Pashto
Persian
Polish
Portuguese (Brazil)
Portuguese (Portugal)
Punjabi
Quechua
Romanian
Romansh
Runyakitara
Russian
Samoan
Scots Gaelic
Serbian
Serbo-Croatian
Sesotho
Setswana
Seychellois Creole
Shona
Sindhi
Sinhalese
Slovak
Slovenian
Somali
Spanish
Spanish (Latin American)
Sundanese
Swahili
Swedish
Tajik
Tamil
Tatar
Telugu
Thai
Tigrinya
Tonga
Tshiluba
Tumbuka
Turkish
Turkmen
Twi
Uighur
Ukrainian
Urdu
Uzbek
Vietnamese
Welsh
Wolof
Xhosa
Yiddish
Yoruba
Zulu
仇…。
京伝先生は 何か うがっておるのか?
仇気屋… 仇討ち。
(田沼意次)あとは 賢丸様次第かと。
(田安賢丸)今に見ておれ 田沼…!
仇…。
そう このお方は かつての賢丸様➡
今は 白河松平越中守定信様にございます。
⚟殿 よろしうございますか?
入れ。
一橋様より 文が参りましてございます。
一橋?
(一橋治済)「そなた➡
御公儀の政に加わる気はないか?」。
来たか… ついに。
(定信)政に加わるには 当家は 家格が足りませぬ。➡
家督を継いで間もなく 領内も ようやく飢饉を乗り越えたばかりですし。
(治済)いや 見事な差配であった。➡
奥羽の他国が 次々と飢えて死ぬ者を出す中➡
白河は 誰一人 死ななかったと聞く。
凶事には 凶事の備えをしたまでのこと。
それに引き換え 江戸は 流民の始末もできぬ有様で。
確かに いささか お粗末ではございますな。
田沼が ようないのよ~!
蝦夷やら 干拓やら➡
あやつは 己の手柄となる 派手なことばかり追い求める。
中身のない者こそ 派手に着飾るものにございましょう。
(治済)西の丸様の代には 仁政を取り戻したいのじゃ。
「これぞ 徳川の御政道」と言われるような。
その血筋 才気 成しえるのは➡
そなたしか おら~ん。
…実は 母の具合が思わしくなく。➡
今 田安は 母が亡くなるまではと 取り潰しの猶予を頂いております。
母が亡くなれば 田沼は 田安を今度こそ…。
たとえ 一たび取り潰されても➡
西の丸様の代には 必ず よみがえらせよう。
では 政の席に加わり➡
忠良の士と組み 田沼を追い落としてみせましょう!
(高岳)宝蓮院様より 田安取り潰しと引き換えに➡
白河松平家の家格を上げてほしいと。 何故?
田安は今 宝蓮院様自らが 当主を務めておられますが➡
ご体調もすぐれず。
故に そちらは すっぱりと諦めるゆえ➡
代わりに 白河の家格を 引き上げてほしいとのことで。
ふん…。
田安の10万石を 御金蔵に放り込めるとあらば➡
のむ値打ちのある取り引きだな。
大奥は それで構わぬのか?
あまり 遺恨を重ね過ぎるのも 得策ではないかと。
(三浦庄司)では あの癇癪小僧が 城中に戻ってくるのでございますか?
ああ。 政の腕は確かだというし➡
禍根は できるだけ 取り除いておいた方がよかろう。
はあ…。
売れておるのかのう ありがた山の仇討ちは。
大いに売れておるようにございますよ。
ほかにも 芝 全交の「大悲千禄本」➡
唐来三和の「莫切自根金生木」などの 傑作を出しまして。
ハッ 詳しいな。 ハハハ!
遅まきながら 黄表紙の面白さに目覚めまして。➡
上から読みましても下から読みましても➡
「きるなのねからかねのなるき」。
金がありすぎて…。
そんな新手の黄表紙ファンも獲得し…。
こちらも どうですか?
いらっしゃいませ~!
蔦屋は 日本橋開店以来の 大にぎわいを見せておりました。
(喜多川歌麿)いらっしゃいませ! (北尾重政)おう。
(みの吉)いらっしゃいませ!
そんな中 蔦重は…。
(重政)狂歌絵本って何だい?
(蔦屋重三郎)まぁ…➡
これみてえなもんなんですが。 うん?
こりゃ 知り合いの狂歌師たちから 金を集めて作ったんですが➡
もっと手広くやれねえかって。
手広く? へえ。
例えば 重政先生の絵本に載せる狂歌を➡
赤良先生や菅江先生の歌と共に 載せられるって➡
いろんな連に声をかける。
入銀金一分ってなりゃあ➡
狂歌を載せてえ やつらが わんさか群がってくんじゃねえかって。
はあ~! まぁ 次から次に よく考えるもんだねぇ。
んじゃ もっと 歌を売り出すってなぁ ねえの?
歌を? ああ。
近頃 噂になってきてるよ。
人まね歌麿って。
人まね歌麿?
ほんとに そう呼ばれてんですか?
(重政)ああ。
こりゃ 時が来たか…。
(重政)ん? (足音)
おう 歌! ん? 何? 今 忙しいんだけど!
お前 狂歌絵本やんねえか?
狂歌絵本? おう。
ひとつ 重政そっくりで…。
(柝の音) 頼まぁ!え!?
♬~
♬~
いらっしゃいませ!
(三浦)こっちが 重政で➡
こっちが 歌麿? 見事でしょう。
近頃では 喜多川歌麿ならぬ 人まね歌麿って呼ばれてんです。
人まね歌麿? ええ。ハハハ!
どんどん 言い触らしてください 人まね歌麿って。
ところで こういうところに歌を載せるには➡
どうすればよいのだ?
三浦様も お載せになりますか?
入銀金一分となりますが。
金一分? へえ。
三浦様なら 1首とは言わず 2首 3首 どうです?
明けて 天明六年。
蔦屋の店先には 狂歌絵本が並び➡
溜間には 定信様が並ぶこととなりました。
(水野忠友) もし 次に天変地異が起これば…。
溜間の大名 通称 溜詰は➡
幕府の政策を吟味し 老中へ物申すことが役目なのです。
(水野)この件につきまして 何か異存のあられるお方は?
松平越中守。 田沼主殿頭殿に ただしたき儀がござる。
(松平康福)では 越中守様。
先ほど 御公儀は 財政逼迫の折 倹約➡
故に 我ら大名への拝借金は 当面 行わぬとあったが➡
何故 かような折に 蝦夷にまで 船を作り 調べに行かねばならぬのか。
(からすの鳴き声)
一刻だぞ 一刻!➡
あの癇癪小僧のせいで➡
ダマリヅメが 今や ガナリヅメだ!
(笑い声) あ~。
(松本秀持) 一つ よいお知らせがございます。➡
なんと 蝦夷で米が取れることが分かりました。
…米が! (松本)はい。
見積もりによると およそ➡
583万2,000石にございます。
御公儀の石高に匹敵するほどではないか!
越中守様より 蝦夷について 建議がございました折には➡
このことを お答えすればよろしいかと。
こうなったら… 拝借金の方も なんとかならんもんかの。
あの➡
こちら 蔦屋が出しました 狂歌絵本なるものでございますが➡
この本に 狂歌を載せるためには 金一分を納めるのだそうですよ。➡
で その集まった金で この本を作り➡
蔦屋は それに利をのっけて 儲けておるそうです。
ゆくゆくは もっと広く安く 入銀を募りたいそうで。
広く 安く? (三浦)はい。➡
このやり方を 御公儀も まねできぬでしょうか?
例えば… あ~…。
諸国の民草に 広く安く年貢のように金を集め➡
それを 拝借金よろしく➡
御公儀から 貸し付けるというのは どうだ!
そうです! まさに そのような!
面白き お考えかと!
しかし 諸国に対し 号令をかけるとすると➡
黒ごまむすびの会が 黙ってはおりませぬかと…。
ハッ 黒ごまむすびの会か。
ハッ!
黒ごまむすびの会 それは…➡
定信様が 昼に 質素な黒ごまむすび弁当を お持ちになったことを➡
きっかけに 広がった会で➡
今や 反田沼派の大名 旗本たちの巣窟に。
要するに 派閥です。
ますます 質素倹約を推し進めねばならない。
田沼は 役柄不相応のおごりぶり。
主殿頭は 盗賊同然であろう! そうじゃ!
(松平信明)越中守殿は➡
大奥への足掛かりとなるお方に 心当たりは おありか?
(定信)大奥への足掛かり?
そうじゃ。 人の差配に 大奥は 大いに力を持つ。
そこで 我らの味方となるお方が おればよいのじゃが。
(知保の方)まぁ… ご立派におなりあそばされたこと。
(定信)はっ。➡
此度 御公儀の政に 関われるようになりまして➡
向後 大奥のことなど 何卒 お教え賜りたく。
(知保の方) 今の私には 何の力もございませぬ。
気にかけてくれるのは 大崎ぐらいで…。
私は その全ての元凶である田沼を 追い落とすために参りました。
何卒 お力添えいただけぬでしょうか。
(歌麿)いいよ 俺 今のままで。
何 言ってんだ! 「人まね歌麿」って 呼ばれるようになったんだぞ!
こりゃ 時が来たってことだろ!
お前ならではの絵を どんと ぶつける時がよ!
前にも言ったけど 俺は➡
「ならではの絵」描きてえなんて いっぺんも思ったことねえんだよ。
絵 描いて 飯 食えてりゃ それで十分ってえか。
小せえこと言うな。
お前なら いける。
いや 俺が いかせてみせっから。 な?
重政先生も お前の絵は画風が読めねえ だから見てえって ずっと言ってるし。
絵で 世間様 喜ばすのが 絵師のつとめなんじゃねえのか?
分かったよ。
おっ! じゃあ 前途を祝して。
あ~!
けど 何 描くかねぇ。 ああ… 何でもいいぞ。
名所絵 美人絵 芝居絵 何でも 錦絵にしてやるよ。
じゃあ まずは 耕書堂主人図とか。
な… 何?
いや… 何でもねえ。
何だよ 言ってくれよ。
いや ほんと 何でもねえから。 忘れてくれ。
俺 遠慮されんのが いっち やなんだけど。
…ああ。
んじゃあ 枕絵ってなぁ ねえか?
名のある絵師ってなぁ➡
面白え枕絵を残してる。
表じゃ流さない分 自由にやれるし➡
枕絵から名を成した絵師も多い。
ああ… 忘れろ。
…やる。
描きたいもんなんて 別にねえし➡
それに 何か… やらねえといけねえ気がする。
…おっし!
んじゃ 目いっぱい 助太刀させてもらいますぜ 歌麿先生!
(笑い声)
ほい。
♬~
(歌麿)どっから こんなに 借りてきたんだよ?
須原屋さんのとこから。 あの人 何でもかんでも集めんの好きだから。
フフッ!
おかしいか? だって これ!
ハハハ! けど 改めて見っと➡
枕絵ってのも いろいろあんだねぇ。
笑い絵ってぐれえだから➡
噴き出しちまうようなもんもありゃ➡
情を煽るもん 話仕立てのもん。
これなんかは 出したばっかの清長だ。
こんな形でもいいんだ…。
おう。 表にゃ流れねえ分 自由。
心のまま わがままに描けるってことだ。
心のまま…。
じゃあ お前は どんな女が好みだ?
はあ!?
そいつと どこで どんなことしてえ?
あのさ 蔦重。
こういうもんは 打ち合わせて 描くようなもんじゃねえだろ。
そうか? まず 一人で考えたいから 出てってよ。
…そうか。
んじゃ。
(戸が閉まる音)
男色…。
女…。
好きな 女…。
私を描いて 名をあげようってのかい?
殺しただけじゃ 飽き足らず?
おっかさん…。
うせろ…。
消えろ!
(つよ)歌は当分 部屋で食べんのかい?
ああ 今 大作に挑んでっからよ。
じゃあ 私 歌の部屋で食べよっかなぁ。
一世一代の絵に取り組んでんだ。 邪魔すんじゃねえよ。
(てい)一世一代の絵とは どのような?
一世一代の絵ですよ。 言葉にゃできねえような。
それは 楽しみですね。
おう!
ん…。
はあ…。
ふ~ん。 これが 人殺しの絵か。
うう…。
ああっ!
♬~
ハハハハハハ! こりゃ 俺を殺した時のことかい?
おお さすが うまい うまい!
♬~
⚟歌。 飯 持ってきたぞ。
そこ 置いといてくれ!
…大事ねえか?
ちと 話 するか?
もう少しで すげえの できっからよ…。
そっか。
んじゃ ここ 置いとくな。
♬~
(たか)歌さん ごはんも ほとんど食べてないですよね。
入れ込んで 食うの忘れてんだろ。
「これを知る者は これを好む者にしかず」と申します。
私には 苦行にしか見えぬのですが。
だから 入れ込んでんだって言ってんだろ!
何かを生み出す時ってなぁ 苦労すんのは当たり前なんだよ。
…すまねえ。
いえ 何も知らぬ素人が 差し出口を申しました。
歌!
どこ行くんだ?
うん ちょいと。
(からすの鳴き声)
(からすと犬の鳴き声)
(足音)
(物音)
おい 大事ねえか?
おい。
おい。
あんたは どうしたって死なない➡
鬼の子だからね!
あ… ああ…。
うわ~! あっ… ああっ!
⚟うう… うっ! ああ~!
あ…!?
ハハッ ハハハハハ! いいねぇ。
フフフ…。
(男の泣き声)
おい! 何やってんだよ!
歌麿! お前 やめろ!
死んじまうから!
な? 何なんだよ! ったくよぉ!
すいません 一体 何が…。 知るかよ! こいつが いきなり…。
女 殴っただろ! (男)殴ってねえよ!
(足音)
♬~
おい。
♬~
ったくよぉ…。
すいません…。 これ 薬代に。
♬~
大事ねえか?
描けねえんだよ…。
♬~
あの子たち 帰ってこないねぇ。
(男)もし。
いらっしゃいませ。 いらっしゃいませ。
御用は 何でございますか?
(男)人まね歌麿。
♬~
描こうとすっと 出てくんだよ おっかさんや ヤスが。
人殺しならではの絵なんて 誰が見てえんだって…。
俺は見てえけどな。
…すまねえ 蔦重。
こんな べらぼうで。
いらねえよな 人まね歌麿で終わる俺なんて…。
んなこたねえって 何べんも言ってんだろ。
何で 信じてくれねえかな。
目いっぱい 役に立ちてえと 思ってはいんだよ…。
お帰りなさいませ。 おう。お帰りなさい。
(つよ)お帰んなさい。 ただいま。
お客様が お待ちだよ。 おう。
(鳥山石燕)三つ目~。
やはり 歌麿は 三つ目であったか~!
三つ目って…。
鳥山石燕先生だそうです。
え?
何で 来なかった!
いつ来るか いつ来るかと ず~っと待っておったのじゃぞ! うん?
けど よう生きとったなぁ…。
よう生きとった!
覚えてくれてたんですか?
ちょいと遊んだだけのガキのこと…。
忘れるか! あんなに楽しかったのに!
うん?
楽しい?
おお! 楽しかったぞ!
お前は楽しくなかったか? うん?
石燕先生。
主の蔦屋重三郎と申します。
歌麿は今…。
やめ…。
こんな絵を描いてんです。
先生は その絵を どう思われますか?
妖が 塗り込められておる。
そやつらは ここから出してくれ 出してくれと うめいておる。➡
閉じ込められ 怒り 悲しんでおる。
三つ目 なぜ かように迷う。
三つ目の者にしか見えぬものがあろうに。
絵師は それを 写すだけでいい。
写してやらねばならぬとも言えるがな。
見えるやつが描かなきゃ➡
それは 誰にも見えぬまま 消えてしまうじゃろ?
その目にしか見えぬものを 現してやるのは➡
絵師に生まれついた者の つとめじゃ!
♬~
弟子にしてくだせえ。
俺…。
俺の絵を描きてえんです。
おそばに置いてくだせえ!
♬~
先生 お願いします。
♬~
(つよ)歌 行っちまったね。
まぁ うめえ話じゃねえか。
あいつが 一皮 剥けてくれりゃあ➡
こっちは骨を折らずとも 「濡れ手に粟」ってもんよ。
「濡れ手で粟」。
ああ… そうですね。
いろいろ 間違えてましたさ。
俺ゃ あいつのこと 誰よりも分かってる➡
花 咲かせんのは 俺だって思ってましたが➡
素人だったってことですね。
あんたには 絵を売るっていう仕事が 残ってんじゃないか!
慰めてんじゃねえよ ババア!
あんたねぇ ババアってねぇ いいかげんにしなさいよ ほんとに!
うっせえなぁ!
先生の三つ目の目には 妖が見えてるってことですよね?
(石燕)そういうことじゃな。
あの 俺も ほんとに そんな目 持ってるんですか?
え?
まぁ 多分 持ってんじゃねえかなぁ。
多分って…。
まずは➡
その辺のもん 何か描いてみろよ。
持ってりゃ そのうち 何か見えてくるさ。
ほんとですか?
多分。
いいかげんだなぁ。
それくらいで ちょうどいいのさ。
♬~
(鳥の鳴き声)
(でんでん太鼓の音) (小田新之助)お~ よしよし。
(泣き声)
(新之助)お母さんがいいか? ああ ああ…。
(ふく)ほれ。 ほれほれ。
そして この年の夏に入ろうかという頃。
後の世に言う 「貸金会所令」もまた 産声を上げました。
各地の大名が 領民たちから金を集め 幕府に納めた後➡
その金を 利息をつけて 大名たちに貸し付ける。
そして 領民たちには 後に 利息を乗せて返すことにするという➡
この画期的すぎる仕組みに…。
この件につきまして 何か異存のあられるお方は?
かような時に金を集めるなど 一揆が起こる!
何故 我々が取り立てた金を 御公儀に納めて 借りねばならぬ!
かように おかしな話があるか!
これは 皆様方に確かな金を貸すための 仕組みにございますゆえ。
例えば 寺社は本山に断りもなく 取り立てることはできますまい。
宿場は 馬方は 間口に応じては 途方もないことになろう。➡
かように杜撰な触れでは 取り立てようにも取り立てられぬ。
ご指摘 まことに かたじけなく。➡
では これより➡
ご指摘のところにつきまして ご説明をいたしまする。
(水野)然様な場合 詳細を いちいち調べるわけにもいきませぬ。➡
そこで 奉行所に先手を打たせ いくら納めさせるかを指定するのです。
(雷鳴)
(徳川家治)まとうどの者。➡
父上が いまわの際に仰せになった。➡
田沼は まとうど 正直者ゆえ 大事にせよと。
フフフフ…。
そなたが 正直者というのは しっくり こなかったが。
(笑い声)
御公儀が金貸しをやるなど 恥知らずな話じゃ。
しかし これからの世に適した 入り用なやり方。➡
それは 世に正直ということなのであるな。
恐れ入ります。
⚟(稲葉正明) お話し中 ご無礼いたします。
(家治)入れ。 (戸が開く音)
お知保の方様との お約束の刻限でございますが。
うむ。
ここのところ 将棋を指しておる。
なんと お知保の方様と…。
指しながら 家基を偲んでおる。
悪くはない。
(雨音と雷鳴)
(雨音)
家基は そなたに似ておったな。
実に 負けん気が強く。
私より 賢丸様に よう似ておられましたよ。
そうじゃ… 越中守様。
越中守様は どのようなお方にございます?
何じゃ 出し抜けに。
いえ。 もしや 亡き西の丸様に 似ていらっしゃるのではないかと。
(雷鳴)
ああ… 少し 似ておるかもしれぬな。
(雨音)
(雷鳴)
♬~
ああ… 商売上がったりだな こりゃ。
ハハハハ! (雨音)
(松本)あっ… ご無礼仕ります!
♬~
ただいま 報告が参りまして…!
天明六年七月 利根川 決壊。
(雷鳴)
時が… 来た!
ハハハハハ…。
俺は どこの何に向かって 怒ればいいのだ!
虎の威を借る狐とは そなたのことだ。
この私のどこに! そなたのために言うておる!
向こうで 喧嘩が! あやつは 天になりたいのよ。
天は見ておられようぞ。
ただしき者は 誰か。
待たせたな。
Can't find what you're looking for?
Get subtitles in any language from opensubtitles.com, and translate them here.