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ブリッグズ流を見せてやる
ブリッグズ流
そうだ
手伝え 錬金術師
兄さん
お前もだ
待ってくれ オレたちは
脅されて無理やり手伝わされた
これなら文句はあるまい
こいつは
オレらのマブダチ
よし 手伝え
急げ こぼすなよ
バッカニア 8番ゲートだ
はっ
突撃
ヤツをエレベーターに押し込め
めんどくせぇ
押せ 押すんだ
よし いけるぞ
砲身 右旋回
アイ マム
マイルズ 送れ
はっ
よし いった
ここ どこ
今だ やれ
よっしゃ
で この後は
どうやってこいつをゲートの外にほうり出すんだ
(臭っ…)
どけ 赤チビ
おい もう一発
弾切れですぜ
だったら
痛っ
おしっ
寒冷地仕様の混合燃料だ
極低温下でもおかまいなしに気化して
その気化熱であっという間に体温を奪う
加えてこのブリザード
脳みそまで即凍りつくぞ
寒っ
体 動かない
めんどくせぇ
そこで春まで冬眠していろ のろまめ
バッカニア こいつらを連行しろ
はっ
ちょちょちょ なっなっなんで
オレたち協力して
させられた
その方が都合がいいのだろう
それに あの怪物がなんなのか判明するまで
逃がさんから そのつもりでいろ
うぅっ 寒っ
ガチャ
おはよう 兄さん
ああ そうだった
よう よく眠れたか
眠れたけどさ
仲間を守ってくれたんだってな
サンキュー
100センズ
お礼じゃねぇのかよ
あの 何か進展は
先遣隊が例の穴を調べに行った
そろそろ戻ってくるころだ
ああ後 マイルズ少佐は病院だ
病院
スカーとやり合ってケガした軍人のお見舞いだよ
スカーが北に
おっ いたいた
起きてるぞ
昨日はありがとな
仲間が命拾いしたよ
あんたら 結束固いっつうか 仲間思いだな
オレたちブリッグズ兵は一枚岩よ
仲間を助けてくれたお前も仲間だ
じゃあその仲間を早くここから
そいつはできない相談だ
確かに一枚岩だ
事故現場からスカーの死体は発見されなかったそうだ
付近に潜伏している可能性があるな
ええ
やれやれ
このタイミングで白黒猫に加えてスカーの捜索とは
了解した
スカーの件は我々に任せて
養生したまえ
待ちなさい
あなた方は引っ込んでいてください
イシュヴァール人は私の獲物です
残念ながら
殺人鬼をのさばらせておくほど
ブリッグズの兵はぬるくない
ここの掟は弱肉強食
油断すれば殺られる 分かるか
なめた口利いていると二度と退院できなくなるぞ
貴様の面倒は ブリッグズ支部が見ることになっている
おとなしくしていろ
イシュヴァール人はやはりおもしろい
キンブリー 大丈夫かね
これはお早いお着きで レイブン中将
知らせを聞いてすっ飛んできたよ
心配で心配で
あなたが心配しているのは これでしょう
よろしい
では仕事だ
しかし 私はご覧のとおり
錬金術を使える医者を連れてきた
そして石がある
あっという間に全快だよ
錬丹術はなかなか難しいね
特にこの龍脈とやらがよく分からない
大地の気のことですよ
大地の気
簡単に言うと 山の頂から噴出した後地下へと入り
土地を潤していく力です
大地の中を流れる力の川とでもいいましょうか
その力の流れや 入り口出口を理解して使うと
これは万物に応用できる力なんですよ
万物ということは人体にも
はい
例えば 腰
足が
あるいは ここ
首を押されて なんで目に衝撃が
マルコーさん 体を大切にね
あちこち力がよどんでますよ
うっ なっなるほど
これが遠隔錬成の理屈か
錬金術は龍脈を使わないのですね
ああ 地殻運動のエネルギーを使っている
地震や火山活動で地中に放出される莫大なエネルギー
それを使うのがこの国の錬金術だ
でも 違うんですよ
この国に入ってから感じていた違和感
セントラルの地下ではっきりしたんですけど
足もとに流れているこの力は
地殻運動のエネルギーというより
なんだか たくさんの人が蠢いているような
でかいです
ちょっとした軍隊なら通れそうな穴です
それが緩やかなカーブを描いて 延々と続いています
ただ人の気配はまったくありません
馬を下ろせ
はっ
それからあいつらを連れてこい
すっげぇ
ほんとにでかいなぁ
これほどの仕込みに気づかず
侵入を許すとは
今まで入られたことはなかったんですか
私が着任してからはな
ただ20年近く前に
真冬に山岳警備兵が襲われる事件があった
謎の女に1か月
食料や装備を奪われ続けたそうだ
真冬のブリッグズ山で1か月生き延びたぞ
あれだ
そろそろいいか
降りろ
えっ
さて
ここなら人目を気にすることはない
貴様らが知っていることを全部話せ
今度こそすべてだ
隠し立てはするな
あの怪物について尋ねたとき
貴様は言ったな 察してくれと
それすなわち 私が察してくれると信じての言葉
切り捨てられてもおかしくないあの局面で
貴様はあえてその言葉を絞り出した
自分の命に代えても 守らねばならんもの
例えば 人質
うそ 偽り ごまかしはいらん
真実を話せ
力を貸してほしい
賢者の石 人造人間
キング·ブラッドレイ
お父様と呼ばれる男
軍上層部は真っ黒
そしてやはり人質か
幼なじみの機械鎧技師にマスタングの部下
東方司令部とはよく合同訓練をしていたから
ホークアイやハボックは知っているぞ
失うには惜しいヤツらだ
なんとかしたいな
あの マスタング大佐は
ああ どうでもいい
いっそ とっとと失脚してくれれば
ライバルが減って清々する
それより これからどうするかだ
この地下道 貴様ら錬金術師はどう見る
このトンネルは
おそらくドラクマから掘られたものじゃない
あくまで仮説だが
こいつはとてつもなく
大きな円を描くように掘られている
円
錬金術において
円は力の循環を司つ重要なファクターだ
あとは方程式
ファルマン少尉
国内であった流血を伴う 大きな事件って分かるかな
流血
それが何か
1558年7月 リヴィエア事変
リヴィエアっと
1661年10月 カメロン内乱
1799年2月 ソープマン事件
場所はフィスク
1811年3月 ウェルズリ事件
1835年10月 第一次南部国境戦は
現在のサウスシティ北西
1911年5月から
フォトセットの南で第二次南部国境戦
西のペンドルトンは
隣国クレタとの戦いで 兵がかなり死んでる
そして 1914年 リオールの暴動
死者多数だ
ちょっ
暴動って どうして
リオールで偽教主の正体を暴いた後
すぐ東方司令部に報告したよな
中央軍だよ
ヤツらが出張ってきて
東方軍をお払い箱にしたんだ
その後だ リオールがメチャクチャになったのは
そんな くそっ
作業を続けろ 鋼の
分かってる
これで 各地をつなぐぞ
なんてことだ
第五研究所の地下にあったという錬成陣と
そっくりじゃないか
人の命を使うという賢者の石の陣か
こんな巨大なもので石を作ったら
一体何人が犠牲になるんだ
この国を使って賢者の石を作ろうとしているのかと
エンヴィーに聞いたことがある
だがヤツは笑って言った
惜しい いい線いってるとね
以前私はエドワード君に
君なら真実の奥の更なる真実に気づくだろうと言った
真実とは賢者の石の材料が生きた人間であること
真実の奥とは それを指導した者たちの存在
更なる真実とは国土全部を使っての賢者の石の錬成
だが そこで終わりではない
最終的にヤツらは何をしようとしているのか
君が探している不老不死の法も
だから 賢者の石に求めてはいけない
私の知識と君の錬丹術の知識とで
なんとしてもこの研究書を読み解こう
はい
いちばん古いのは 1558年
アメストリス建国後すぐだな
宣戦布告なしに
当時隣国だったリヴィエアに戦争をふっかけ
あっ ちょっと待て
これは
すべての事件に軍が関係している
えっ
クーデター 内乱 リオールもそうだ
中央軍が出てきて 事を大きくしている
建国のときから
我が国は初め領土の小さな国だったが
周囲の小国を併合しながら広がってきた
この円を作り出すため
ヤツらは
この国を利用して何かをしようとしているのではなく
何かをするためにこの国をつくり上げたのか
我が国を
じゃあヒューズさんは
ああ 殺される前に賢者の石の錬成陣を見ている
それに軍法会議所勤務だったから
軍の事件を調べるのに事欠かない
この国がおかしいってことにいち早く気づいて
軍の狗 国家錬金術師よ
お前はこの国が何をしようとしているのか
知っているのか
今の繁栄が自分たちの力だけで成し遂げられたと
思っているのか
知れば
私のやろうとしていることが分かるはずだ
気に入らんぞ
これを見るかぎり 次に血を見るのは
残っているのは このブリッグズ周辺だけではないか
セントラルのヤツら
私の城で何をしようとしている
閣下
すぐにお戻りください
セントラルのレイブン中将がお見えになっています
考える間も与えてくれんか
アームストロング少将
あなたに頼みたいことがある
レイブン中将にカマ掛けてみてくれないか
レイブン中将閣下
お待たせして申し訳ありません
いや 気にするな
急に押しかけた私が悪い
アームストロング少将はすぐに戻ります
どうぞこちら
ああ そうだ
客人を連れてきた
マイルズ少佐
彼に砦の中を見せてやってくれないか
よろしく マイルズ少佐
ウィンリィのアップルパイ
元の体に戻ったら食べたいって
でも もうそんなこと考えてるだけじゃ
ダメなのかもしれないね
心配しなくてもたらふく食えるさ
体を取り戻して
この国で好き放題やらかそうとしてるヤツらに
吠え面かかせてやったらな
うん
バタバタして申し訳ありません 閣下
敵の襲撃を受けまして
襲撃
なんとか撃退しましたが
これがまあ いわゆる化け物というやつで
化け物 というと
殺しても死なないのです
ほほう それはまた
私はドラクマの生物兵器だとにらんでいるんですが
エルリック兄弟が
たまたま鋼の錬金術師と その弟を保護したのです
化け物について何か知ってるふうなのですが
何もしゃべらない
大総統府直轄の国家錬金術師が
ドラクマのスパイであっては大問題ですから
牢につないでおきました
取り調べなさいますか
ん そうだな
何もしゃべらないのだな
ええ
ここに来た目的も 生体錬成の研究がどうのと
なんとも歯切れが悪く 怪しいことこのうえない
拷問してでも吐かせようかと思いましたが
私も女の端くれ
あんな子供をいたぶるなんて
心が痛んでとてもとても
言うねぇ
心臓まで氷でできている女王様が
難攻不落なブリッグズの北壁と称される君も
子供には弱いか
私も本来なら
子供の1人や2人はいてもおかしくない年なのですが
すっかり行き遅れてしまいまして
何を言う
君なら引く手あまただろうに
いえいえ
まったく年は取りたくないものですね
私は老いが恐ろしい
あのドラクマの生物兵器
あれはすばらしい体を持っていました
不死身の体 夢のようではありませんか
夢でない日が近づいている と言ったらどうするね
なあ 少将
完全な不死の軍団に興味はないか
くらいついた
力に従え それが弱肉強食
日本語字幕仕上げ:XIAOBIN
その言葉に縛られたくないならば
漫遊字幕組 http://popgo.net/bbs
更に大きな力を持つがいい
力には力で対抗すべき瞬間があるのだから
次回 鋼の錬金術師
FULLMETAL ALCHEMIST
第三十六話 家族の肖像
男は決意を胸に旅立つ
Can't find what you're looking for?
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