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(パトカーのサイレン)
♬~
♬~
(パイフォンの着信音)
(レモン)はい ママ。 (ライム)「レモン 状況は?」
予定通り データにアクセス中です。
「極秘研究所の合鍵は 必ずいるはずだから→
見落としのないようにね」 (レモン)はい ママ。
合鍵 絶対 見つけるんだから。
あった!
何?
♬~
♬~
♬~
(アクション仮面)うっ あぁ…。
(アクション仮面) 「手ごわい敵だった」
「しかし 世界中のよい子の心が…」
ワタシに勇気をくれたのだ。
正義は 必ず勝つ!
(アクション仮面)「ワッハッハッ」 (野原しんのすけ)ワッハッハッ!
(野原みさえ)はい 超高級茶。 (野原ひろし)なんだ? そりゃ。
フフフ… タイムサービスで 半額になってたから→
高いのを買ってみたの。 そんなに違うか?
もう ほら 香りからして 全然いいじゃない。
ほう… どれどれ?
(3人)ぐはっ!
何よ! ワタシじゃないわよ。 オレじゃないぞ。
しんのすけ!
何か?
すかしっ屁したの アンタでしょ!
最悪のタイミングだな。
いや~ それほどでも~。
ほめてねえ! (野原ひまわり)たやい!
いいか? 屁をする時は 音出して 堂々としろ。
すかしっ屁ってのは 卑怯者のする屁だ。
覚えておけ。 ほ~い。
あと 人に向けるな。 それが最低限のマナーだぞ。
それでは改めまして こちら向きに。
しっかり音出せよ。 ふん…!
(殴る音)
そうじゃないでしょ!
オナラは やたらと 人前でするもんじゃないの!
(シロの鳴き声)
♬~「抜け~ 抜け~ むだ毛 抜け~ 抜け~ むだ毛」
むだ毛 抜け! むだ毛 抜け!
♬~「アクション仮面」
おっ?
おーっ アクション仮面マスク!
落とし物は しっかり被って おまわりさんに届けなければ。
おっ? 前が見えないゾ。
♬~
「おはよう 野原しんのすけくん」
おーっ! アクション仮面が オラの名前を言ったゾ!
(アクション仮面) 「アクション仮面からキミに→
重要なお知らせがある」
「一度しか言わないから よく聞いてくれ」
「突然だが キミを アクションスパイに任命する」
「アクションスパイとは アクション仮面の仲間として→
正義の戦いを陰で支える 大切な役目のことだ」
アクションスパイ?
「これが キミとコンビを組むことになる→
エージェント・レモンだ」
「詳しくは 彼女から聞くように」
えっ? もうおしまい?
「指令は 一度しか言わない」
「なお このメッセージは 5秒後に消滅するが→
仮面は消滅しないから→
燃えないゴミの日に 出してくれたまえ」
「では しんのすけくん 一緒に 正義の世界へ ゴー!」
うわっ ああっ うわっ… うわあー…!
(レモン)野原しんのすけくんね? えっ?
どちら様ですか? えっ? 今 ビデオ見たでしょ?
ワタシはレモン。 スノモノ・レモン。
そして その正体は→
地球の平和を守るため 悪の秘密をあばく→
アクション仮面の隠れた仲間…。
アクションスパイ!
おお~!
アクション仮面に選ばれた 特別な少年 しんのすけくん。
ワタシと コンビを組んでくれるよね?
オ… オラ…。
ぶりぶり~ ぶりぶり~ ぶりぶり~ ぶりぶり~。
ぶりぶり~ ぶりぶり~ ぶりぶり~ ぶりぶり~…。
ぶりぶり~ ぶりぶり~ ぶりぶり~ ぶりぶり~…。
あっ もしもし アクション仮面? あのね しんのすけくん→
アクション仮面の仲間には なりたくないんだって。
えっ 違う違う! オラ そんなこと言ってないゾ!
アクションスパイになれば アクション仮面とお話しできるのにね。
アクション仮面! オラ 仲間になりたーい!
アクションスパイになるゾー!
了解。
まずは これを着て。
はいほい はいほい はいほい はいほい…。
パンツは脱がないで。
ほ~い。
アクションスパイしんのすけ できあがりだゾ!
どう? 決まってる? トム・クルーズっぽい?
では さっそく 最初の任務を遂行してもらう。
(レモン)こっち。
行くよ。 おう。
何を持ってきたの?
おっ? どうぞ おかまいなく~。
いい? この家の奥には→
アクション仮面に必要な情報が あるの。
それを探り出すのが 今回の任務。
でも キミは初めてだし 余計なことはしないで。
とにかく ワタシについてきて。 ほ~い。
ねえねえ アクション仮面のこと どれくらい好き?
はい これつけて。 おっ?
これしてると すごく登りやすくなるよ。
アハ~ アハ~ アハ~ アハ~ アハ~。
♬~
昨日 外しておいたの。 手袋は もういらないからね。
早く入って。
これは これは。 いらっしゃいませ~。
ついてきて。 ほい!
ちゃんと ついてきてる? ほ~い。
こっち来てみて。
アクションスパイになると→
こういうところに 慣れてないといけないから→
よく覚えておいてね。 おお…!
それから…。 ちょっと 何着てるの!?
こんなこともあろうかと 幼稚園で作ったの!
ダメだよ! ちゃんと もとのスーツを着て!
え~! せっかく おうちまで 取りに戻ったのに…。
いらないから そんなの。
はあ… 生きにくい世の中だゾ。
よいしょっと。 ちょっと 何それ!
はあ… 60秒くらい 遅れちゃうよ。
なんなの? この男の子…。
いいかい? よくお聞き。
おっ父と おっ母は 遠い村まで行くんだから。
オマエを連れて行くわけには いかないんだよ。
もう ついてきちゃあいけないよ。
これからは おツネさんの言うことを…。
しんのすけくん? よーく聞くんだよ。
アクションスパイ 野原しんのすけ! おっ?
アクションスパイに 余計な時間はないんだからね。
このまま前進して 奥の書斎の天井から下に下りる。
おお…。 おっ?
はっ!
トラブル発生! 目標を注意深く観察せよ!
ブ・ラジャー! しんのすけくん!
そんなことする子は アクションスパイになれないよ!
うう…。
♬~
下りるよ。 ほうほう。
ハッ!
ここの家主はね この部屋に 高価な美術品を集めているの。
でも 絶対 触らないで。
ほら 釣り糸が張ってあるのが 見えるでしょ?
手作りのセキュリティーシステムに なってるの。
この糸に触ると 家中の警報が鳴り響くから→
触らないようにしてね。 これから 奥の窓まで…。
(釣り糸をはじく音)
ほう なるほど なるほど。
(警報音)
(レモン)離れて! (数男)誰だー!
ここかー!?
…ん?
ここか!?
ねえねえ メロンちゃん。 レモン。
レモンちゃん 出身どこ? オラ 埼玉県。
シッ 静かに。 静岡県か。
違う。 スカシペスタンっていう国。
えっ? すかしっ屁したの? すかしっ屁するのは卑怯者だゾ。
してないよ! (数男)誰か いるのか?
入ってますよ!
(数男)そこか!
うわあっ!
うわーっ…!
うわあー…!
うおっ うわー…! ≫(数男)誰か! 誰か来てくれー!
≫(娘)お父さん また 自分で引っかかったの?
こっち。 おう。
オラも撮って オラも。 行くよ。
不燃ゴミを出す日は 金曜日だと確認。
これで 任務は完了。
ふぅ~ 大変な任務でしたなぁ。
でも ゴミの日なら オラの母ちゃんも知ってるゾ。
(アクション仮面) 「もしもし もしもし」
アクション仮面!
「やあ 新米エージェント しんのすけくん」
「初めての任務は どうだったかな?」
はい! あんなの オラにはラクラクちんちん!
「これからも 立派なアクションスパイを 目指して頑張ってくれ」
「正義の世界へ ゴー!」 (通話が切れる音)
アクション仮面? アクション仮面?
おしまい。
次にアクション仮面と話せるのは これが埋まった時ね。
今の任務で エージェント・しんのすけには→
だいぶ 訓練が必要だとわかった。
訓練? これ以上 オラに何を望むというの?
訓練が進むたびに ここにシールを貼ってあげる。
シールがそろうと→
プレミアムアクションパネルが 完成するの。
おーっ!
最後のマスまで埋まる頃には→
キミも 立派なアクションスパイだよ。
「あくしゅ」
アクション仮面に会えるの?
訓練が終わって 大きな任務をクリアしたあとにね。
シール 前借りできる?
それはダメ。
いい? スパイのことは 誰にも言っちゃダメ。
しんのすけくんとワタシ 2人だけの秘密。
おう。
それじゃ また明日。
バイバイ レモンちゃん!
♬~
合鍵の能力テスト 終了いたしました。
(ライム)「結果のデータ 見たわ」
「あまり かんばしくなかったようだけど→
うまく コントロールできていないのかしら」
(レモン)いえ 問題ありません。 少し時間がかかると思いますが。
(ライム)「時間はないわ。 しょせんは ただの子供よ」
「うまく動かしなさい」 (レモン)はい。
(プラム)「レモン ナーラオ様とヨースル様がね→
任務成功の知らせを とても楽しみになさっているよ」
「もちろん パパもね」
(ライム)「では また報告して」 (レモン)はい。
おやすみなさい ママ パパ。
(ため息)
エージェント・レモン→
合鍵を入手し 仕込みを始めました。
(ナーラオ)さすが スパイファミリーのお嬢さんね。
(ライム)ありがとうございます。
このスカシペスタン共和国の スパイとして→
幼い頃から厳しく教育するのが→
我が一族の 伝統でございますゆえ。
親として責任を持って メガヘガデルⅡを持ち帰らせます。
(ヨースル)早く見たいわ。
このステキなプラントが 目覚めるところを。
(ナーラオ)もうすぐよ。
メガヘガデルⅡさえ手に入れば ワタシたちの夢はかなう。
しんのすけー!
お手伝いするんじゃなかったの?
(チャイム) はーい。
こんにちは。 しんのすけくん いますか?
あら えっと…?
スノモノ・レモンです。 はじめまして。
あら こんにちは。 ごあいさつがお上手ね。
おいくつ? 7歳です。
これ オラの母ちゃん 小ジワが気になる29歳。
余計なことは言わんでいい。 この この この この…!
三十路なオババには 困ったもんですなぁ~。
しんのすけくんって いつもママと あんなふうなの?
違うゾ! いつもは もっとかっこよく→
やっつけてるゾ! やっつける? ママを?
そう! 怪獣しりデカオババの シワシワ光線から→
世界の平和を守るため! ふーん…。
実は 今朝 アクション仮面から メッセージが届いたの。
見て。
(アクション仮面)「アクションスパイの レモンくん しんのすけくん→
おはよう」 おう!
「さっそくだが キミたちに任務を与えるぞ」
「最近 ある国に住む 悪の博士が→
ワタシの大切なカプセルを 拾ったまま 隠し持っている」
「それを キミたちに 奪い返してきてほしいのだ」
(ヘガデル博士) 「ハッハッハッハッハッ」
おお… 悪のまゆ毛ジジイだゾ。
(アクション仮面) 「詳しいことは また連絡する」
「それじゃあ 正義の世界へ ゴー!」
アクション仮面! アクション仮面!
レモンちゃん 任務がきたゾ!
(笛)
では さっそく その任務に向けて 訓練を開始する!
まずは 体をやわらかくする運動。
このバーの下を エビ反りで通ること。
これ なんの訓練? 生き残るための訓練よ。
ほ~う。
あっ… おう…。
アハハ アハハ~…。 変な声 出さないで。
(ネネちゃん) あっ しんちゃん いた!
おう 皆さん おそろいで。
ちょっと どういうことなのよ!
今日 リアルおままごとをやるって お約束してたじゃない!
(風間くん) 約束させられてたんだけどね。
(マサオくん)しんちゃん 何やってるの?
オラ アクションスパイの訓練…。 アクションスターの訓練なの。
(4人)アクションスター? (レモン)そうよ。
キレイな歩き方の 練習をしていたの。
で アンタ誰?
ワタシは 芸能トレーナーの スノモノ・レモンといいます。
スターとして見込みのある子供を 見つけて 訓練するのが仕事なの。
よろしく。
芸能トレーナー? 子供なのに?
しんちゃん 芸能界デビューするの? おっ そうなの?
しんのすけに スターの見込みなんてあるもんか。
大体 子供のトレーナーなんて いるわけないじゃないか。
♬~
(4人)ああ…。
わかったら 悪いけど もう邪魔しないでね。
しんのすけくんは カスカベの未来をになう→
大スターになるんだから。
(ボーちゃん)本気だ。
はい シール。 こりゃ まいど~。
わ~い わ~い わ~い!
ワッハイ ワッハイ ワッハイ ワッハイ…。
♬~
ホントに あれが訓練なのか?
アハ~! アクション仮面と 長電話する日も近いですな~。
(笛)
今からスパイグッズの代表 スパイヨーヨーの基礎を学ぶ。
お~。
おお~! オラもやる!
シロの散歩~。
おいなり おいなり。
そういうことを するものじゃないの。
いい? よく見てて。 こんな感じ。
こうよ。 それなら オラにもできるゾ。
トウッ!
うっ… おうっ…。
マンモスおいなりに なりそうだゾ…。
スパイヨーヨーを うまく操るコツは→
しっかりイメージすること。
オラ 超二枚目。 オラ 超二枚目。 オラ 超二枚目…。
そうじゃなくて。
投げたい場所に ちゃんと届くって イメージするの。
ワタシは ビシッと決められる。 任務も ちゃんとやれる。
やれば できる!
よーし! オラ アクションスパイ。 オラ アクションスパイ…。
オラ アクションスパイ。
アクションビーム!
うわっ… うわ~ うわあ~!
うわ~! うわ~…!
おお~ こりゃあ 結構な眺めですなぁ。
ね? やればできるでしょ?
レモンちゃんも なかなか やりますなぁ。
もっと小さい頃はね→
何もできなくて ママに よく怒られてたけど→
やればできるって 自分に言い聞かせてた。
そしたら いつの間にか→
一人前のスパイだって 言われるようになったのよ。
よーし! オラもイメージして→
一人前のトム・クルーズになるゾ!
そしたら オラたち 超かっこいい アクションスパイコンビだゾ!
とむくるーずって何?
オラとそっくりの イケメンスターだゾ。
へえ~。
ねえ もう帰らない?
ずっと見てても 芸能人も来ないし…。
(ネネ)ちょっと 今度は なんの練習?
(マサオ)ヒーローものの出演が 決まってるとか?
(ボー)主役かも。 (風間)ありえない!
あいつに そんな華々しい未来が 待ってるなんて!
ねえ どうして ネネは誘われてないの!?
(マサオ)みんな 落ち着いてよ~。
(笛)
悪の研究所には 空から潜入することになる。
そこで 空を飛ぶ イメージトレーニングを行う。
なんか かっこ悪いゾ…。 これ シール何枚?
シールは ちゃんとあげるから 真面目にやって。
ちゃんと練習しないと 危ないことだってある…。
(パイフォンの着信音)
ちょっと待ってて。
はい。 (ライム)「レモン 報告がないけど→
合鍵の仕込みは どうなってるの?」
はい 今もやっています。 問題ありません。
おっ!
お~! アクションスパイ ゴー!
(ジャガー)離れたぞ。
うおー! アクションスパイ参上!
ねえ おねいさんたち~ 焼き芋には塩つけるタイプ?
それとも バター塗っちゃうタイプ?
(2人)失礼しまーす。
何ウロチョロしとんねん 弟。
おっ 何? お兄さんたち 誰? ええから 一緒に来んかい。
皆さんに迷惑やろ 弟。
(マッシュ)お兄ちゃんと アヒルに乗ろうな~。
オマエ好きやろ? アヒル。
ヤダヤダ! もっと おねいさんたちと一緒にいるー!
コスプレ? 変な兄弟ね。
(ボー)連れて行かれた!
(ネネ)ついに来たわね。 芸能プロのスカウトよ!
(マサオ)え~! あれが!?
どっちかっていうと 芸人さんみたいだけど…。
そうか! 即興の芝居を テストされてるのか。
早く行って ワタシたちも スカウトしてもらわなきゃ!
(ボー・風間・マサオ)うん!
(ライム)「レモン 悪い知らせが1つあるの」
「我々の情報が ヘーデルナ王国に 漏れている可能性があるわ」
えっ?
「どこかのログでも 消しそこねたのかしらねぇ…」
「まあ いいわ。 ヘーデルナ王国のヤツらが→
動き出す前に 仕込みを終わらせなさい」
はい ママ。
(ため息)
しんのすけくん!?
♬~
イツハラさん 車で来て! 早く!
(ジャガー・マッシュ)オーッ!
ねえねえ オラに何かする気? あ?
何もしないの? ねえ 何もしないの~?
なんや 気色の悪いガキっすけど。 無視せんかい!
ねえねえねえ なんで タニシ被ってるの?
タニシちゃうわ! 帽子や!
うわっ!
(レモン)あの子たちは…!
(マサオ)とても無理だよ! 追いつけない!
(ボー)おっ! トレーナーさん?
しんのすけくんを追ってるの? 見りゃわかるでしょ!
今 しんのすけくん→
ヒーローショーの オーディション中なんだけど→
まだまだ 子役が足りなくって…。
ねえ 誰か手伝ってくれないかな?
(風間)はいはいはい! (ネネ)ワタシがやる!
お~! 速い速い! コラッ もう 危ないって!
戻れって おい! しんのすけくん!
おっ?
キミ 野原しんのすけくんやろ? オラのこと 知ってるの?
もう とにかく聞いてや!
あのスカシペスタンの子とは もう会うたらアカン!
危ない目にあうのはキミや! わかったか!?
すかしっ屁したの?
スカシペスタン!
オラ してない。
ス カ シ ペ ス タ ン 共和国! 国の名前や!
そこのスパイと さっきまで 一緒におったやろって!
おお? 一緒にいたのは レモンちゃんだゾ。
あっ レモンちゃん また すかしっ屁したの?
もうええわ!
うわ~! うわ~!
話し合いで済むなら よかったのにな。
やっぱ あきませんわ。
しゃあない。 連れて帰るで。
やめろー! オラ すかしっ屁なんてしてないゾ!
うわー やめろー! うわー…!
ん…?
来よった! 早う こげ!
♬~
(2人)うわー…!
はあ~…。
って 何さらしとんじゃい! 立派なおヒゲなんで つい~。
先輩 前 前…! (ジャガー)よけぇ!
つかまって!
アクショーンレッド!
アクショーンブルー!
アクショーンピンク!
アクショングリーン!
アクションレインボー!
(一同)アクション戦隊 参上!
おおっ! これは アクション戦隊ごっこだったのか。
それじゃあ おじさんたちは やっぱりオラの敵?
せやから 敵とかやなくてやな…。
ええから のきさらせ!
アクションゴールド しんのすけを返せ!
(4人)オーッ! (ジャガー)なんでやねん!
このガキァ…!
(マッシュ)あっ… ああ~!
今だ! みんな! クソッ!
(マッシュ)うわー! うわっ! なんや キミら!? ちょい待て!
アクションとんがらしスプレー!
(マサオ)お願いします! よろしくお願いします!
マサオくん 何か演技しなきゃ アピールにならないよ。
(ジャガー)オラッ フンッ! オラッ ウラッ!
もう 手加減しないと 悪役さんがかわいそうだゾ。
そう? (ジャガー)クソー…。
(ジャガー)なんや これ? どないなっとんのや…。
おお タニシがウンコになったゾ!
(ジャガー)前 見えへんやないか!
先輩 しっかりして…!
あのー ボク 風間トオルです。 英語が得意なので→
海外を視野に入れたお仕事も 可能かと! はあ…。
ネネで~す。
紅一点で けなげに頑張る どきどきヒロインだっちゅーの。
はあ?
ダンナ あの2人は ギャラに相当がめついですぜ。
その点 アッシは大変お安く…。
ボーです。 得意技は鼻水プロペラです。
うわ~っ! キミら ボクに どうせえっちゅうねん!
おお! オラもアピるゾ! ちょっと待って!
アクショーン ボールペンドリル!
うわーっ!
(マッシュ)うわあっ!
ふ~ん やるじゃない。 フッ!
よし しんのすけ救出作戦 完了!
(ネネ・マサオ・風間・ボー) ありがとうございました!
(ネネ)気をつけて~! お疲れまたのした~。
(レモン)みんな 最高の演技だったよ。
審査がすんだら すぐ連絡するから またよろしく。
もろもろ よろしく~!
(ボー・マサオ・ネネ・風間) ありがとうございました!
(マサオ)お疲れさまです! どうぞ お気をつけて!
オーディションの結果 楽しみね!
ママ 驚くだろうな ボクが こんなに早く芸能界入りだなんて。
結構 みんな 味出してたよね。
ボーッ!
言ってない 連絡先!
(一同)あーっ!
(ヘガデル) 「そうかぁ 結局 失敗かぁ」
「やっぱり 計画が おおざっぱすぎたかのう?」
博士 あの少年は危険すぎまっせ。
「まあええわ。 状況わかったから」
えろう すんません。
こうなりよったら スカシペスタンが→
メガヘガデルⅡを奪いにくるのは 確実でっせ!
今度の 研究生活50周年パーティーは→
研究所にもぐり込む 絶好のチャンスのはずやし。
(ジャガー)博士 メガヘガデルⅡ→
どっかに移したほうがええ 思いますが。
「いいや ここより安全なところは ないわ」
「下手に動かさんほうがええて」
「オマエたち 早う戻ってきてくれるか?」
「パーティーに間に合うようにの」
(2人)了解しました!
帰還する。 我らがヘーデルナ王国へ。
はい 先輩!
いや~ アクション戦隊ごっこ すっごく盛り上がりましたなぁ!
違うよ。 あれは悪の博士の手下。
おおっ! ホントの? うん。
アイツらがアクション仮面の敵! もう あまり時間がないわ。
アクションスパイしんのすけくん もうすぐ悪の研究所に出発よ。
おお~! アクション仮面とテレビでんわ!
準備ができたら教えるね。
それに 次の任務を果たしたら 直接 アクション仮面と会えるよ。
直接!? 直接って 間接キッスじゃなくて→
直接ブッチュ~の直接? そう…。
いや~ そんなぁ! オラ まだ5歳なのに。 アハハ~。
オラ レモンちゃんとコンビで よかったゾ~。
うん そうだね。
おっ? ああーっ!
運転手さん 急いでオラんちに戻って!
(イツハラ)あら イヤだ 運転手ではありません。
家政婦のイツハラでございますよ しんのすけさん。 おお!
イツハラさん オラんちまで急いで!
かしこまりました。
オラの魂のハッスルタイムが やってくる~!
うおぉーっ! 何? なんなの…?
「チョコビ 食べちゃう?」
ふ~ 間に合った。 (レモン)なんだ テレビ…。
しんのすけ 帰ったら 「ただいま」でしょ?
あ えっと レモンちゃんよね? いらっしゃい。 こんばんは。
レモンちゃん 始まったゾ!
うん。
いくぞ!
もう逃げ場はないぞ!
(タニシ男) ウケケケケケケケケケ!
まんまと罠にはまったな アクション仮面!
(アクション仮面)「なんだと!?」
「あっ… うわあぁー!」
ぐわあーっ!
よい子のみんな…。
ワタシに 正義の力を送ってくれ…!
頑張れ アクション仮面! 頑張れ アクション仮面!
頑張れ アクション仮面! 頑張れ アクション仮面!
(ミミ子)「頑張れ! 頑張れ!」 頑張れ! 頑張れ!
アクション仮面 頑張れーっ! アクション仮面 頑張れーっ!
「まさか… そんなバカな…! あああ… うわあーっ!!」
おお! うわ~い!
(ライム)「レモン 定時報告はどうしたの?」
遅れてすみません。 先ほど ヘーデルナの手のものが→
合鍵に接触しましたが 撃退に成功。 今は合鍵の家です。
「そう。 時間がないわね」
「ただちに プランB076 家族全員の移動を」
家族ごと? (ライム)「できるわよね レモン」
はい ママ。
(水を流す音)
たくさん食べて。 まだまだあるから。 あ はい。
親御さんが仕事で留守の間→
カスカベの親戚の家で 待ってるんだってよ。
へぇ~ 小さいのに えらいわね レモンちゃん。
(レモン)普通です。 パパとママは?
お仕事 何してらっしゃるの? (レモン)政府関係です。
すごい友達ができたもんだなぁ しんのすけ。
ただの友達じゃないゾ! オラたち 秘密のアクションスパイ…。
しんのすけくん。 お?
パパとママ 寂しいでしょうね レモンちゃんと会えなくて。
寂しい? (ひろし)そりゃそうさ。
レモンちゃんだって パパやママに会いたいんだろ?
そうですね 大体スケジュールどおりに→
会えればいいんですが…。 (ひろし)スケジュール?
そうしないと怒られちゃうから。
ええ? 厳しいご家庭なのね きっと。
うーん…。 レモンちゃん あんまり無理すんな。
(レモン)えっ? (ひろし)レモンちゃんは→
まだ子供なんだから 我慢なんか しなくてもいいんだよ。
パパやママと会いたいとか 会えないのはイヤだとか→
たまには言っちゃっていいんだぞ。
(ひろし)それで怒られるなら うちに来て言えばいい。
寂しい時や つらい時には これからも うちに遊びに来な。
そうね うちは いつでも歓迎よ。 ねっ?
むさくるしい家ですが よかったら来ればぁ~?
あ~ん。
(ひろし)気の毒になあ…。 そうねえ…。
(レモン)あ ちょっと…。 あっ 廊下の電気 わかる?
♬~
いや だからよ もうずっと 発泡酒しか→
飲んでねえじゃねーか。 でも 毎日飲んでたら 1か月で→
一体 いくらになるのかしらね? ね!
オラも父ちゃんみたいに 毎日 チョコビ1箱食べたいゾ!
ほら! しんのすけが まねするじゃない。
いや でもさぁ…。 父ちゃん さっき 子供は→
我慢なんかすることないって 言ってたゾ!
オラも同じじゃなきゃヤダーッ! (オナラ)
ちょっと しんのすけ 食事中でしょ!
たいやい! オマエの屁は くさいんだから→
メシ時は我慢しろよ。
いや~ それほどでも~。 そうじゃないでしょ!
お? (ひろし)えっ?
何も そこまでしなくても…。 ハハハハ…。
(ひろし)レモンちゃんは おもしろいもの持ってるなぁ。
(ひまわり)たや? (ひろし・みさえ)うん?
アンッ! アン アン アンッ! アン アン アン アンッ!
アン アン アン アン アン…!
♬~
ん…?
うわっ やべえ 遅刻しちまう!
何よ 今日はお休みでしょ…。 (ひまわり)たや…。
アナタ… しんのすけは? あっ!
しんのすけ どこだ?
っつーか ここ どこだ?
アハハハハハ…。
(みさえ・ひろし)ええーーーーっ!!
しんのすけ どこにいるの!?
誰か 開けてくれ! おい!
(レモン)起きて しんのすけくん。 しんのすけくん。
ん…? うん? チョコビ…。
えっ? ここ どこ? あっ レモンちゃん。
しんのすけくん もうすぐ ヘーデルナ王国に着くよ。
あっ…。
アクション仮面!
「やあ 野原しんのすけくん」
「正義のアクションスパイファミリーへ ようこそ」
誰? 紹介するね。
ワタシのパパとママよ。 おお~!
オラ 野原しんのすけ 5歳。
「なるほど いい体をしている」
「実際 探せばいるものね」 「うん」
おっ? そんなに見つめちゃ いや~ん!
「しんのすけくんにも ついに 任務を詳しく話す時が来た」
「よく聞いてくれ」 ほ~い!
(アクション仮面)「ヘーデルナ王国 ヘガデル研究所」
「そこは 邪悪なマッドサイエンティスト→
ヘガデル博士の秘密の要塞だ」
(ヘガデル)「ヘッヘッヘッヘッ…」
出たな! 悪のタニシ博士だゾ!
「ここに博士は 正義の力がギュッと詰まった→
アクションパワーカプセルを 隠し持っている」
「ワタシが電車の網棚に 忘れたものを まんまと拾い→
駅員さんにも届けず→
世界征服のために 利用しようとしているのだ!」
「そこで しんのすけくんには エージェント・レモンと力を合わせ→
アクションパワーカプセルを 奪い返してほしい」
「あれを抱いていないと よく眠れなくてね→
とても困っているんだ」 おお それはお肌に悪いですな!
「任務成功のあとは 一緒にバカンスでもどうかな?」
「楽しみにしているよ」 おお! オラも楽しみ!
「ワタシの大切な アクションパワーカプセルを→
取り戻せるのはキミだけだ。 しんのすけくん 頼んだぞ!」
「さあ 正義の世界へ ゴー!」
正義の世界へ ゴー!
さあ 準備しようか。
おお~! アクション仮面が オラのことを見つめてたゾ!
ホントに どうしましょう。
レモンちゃんち→
一家でアクション仮面と お知り合いなの?
えっ? うん そうよ。
一緒にピザパーティー やったこともあるよ。
ピザパーティー!?
レモンちゃん これ お近づきの印に!
あ… ありがとう…。
レモンちゃん アクション仮面のどこが好き?
えっ? うーん… 顔かな。
オラも! オラも顔が好き!
食べて食べて。 うん…。
アハ~ レモンちゃんとは いいコンビになれそうですなぁ。
チョコビおいしい? えっ?
ホントに アクション仮面が好きなんだね。
おいしいよ。 アハ~ン!
(機内放送)「エージェント・レモン エージェント・しんのすけ」
「降下ポイントまで あと3分」
行くよ しんのすけくん。 ブ・ラジャー!
さあ 下りるよ! 無理 無理 無理 無理!
絶対 死んじゃう! オラ やめる! しんのすけくん 大丈夫だから!
イメージトレーニング したでしょ?
あの時の河原にいた おねえさんたちが下にいるって→
イメージするの! おねいさん 河原のおねいさん…。
河原のおねいさん… 河原のおねいさん!
しんちゃ~ん 焼けたよ~。
お肉 食べる? こっちのを食べる?
(2人)どっちが食べたい?
どっちも食べた~い!
いただきま~…。
しんのすけくん!
うわーーーーーーっ!
うわあああ~!
しんのすけくん! おねえさん! 河原のおねえさん!
お肉! お肉! おねいさん お肉! おねいさーーーん!
うおお! お肉がーーーーーっ!
しんのすけくん 聞いて。
4キロ先に ヘガデル研究所があるから→
そこまで飛んだら パラシュートで下りるよ。
お肉…。
細かいことは ワタシがリモコンでやるから→
ジタバタ暴れないでね。 わかった?
ブ・ラジャー!
なんで? おねいさんじゃないゾ…!
あらやだ。 こう見えても まだ20代なんですよ。
イツハラさん 後片づけ お願いね。
はい お嬢様。
(ヘガデル)「えー 皆さん」
「ヘガデル研究所 50周年パーティーへようこそ」
「ワタシが所長のヘガデルです」
「本日は 我が研究所が開発した 新種のトロロイモの味を→
心ゆくまでお楽しみください」
(拍手)
(レモン)これが ヘガデル研究所。
前庭の温室では トロロパーティーが始まったところ。
アクションパワーカプセルは この中にある。
今から作戦を説明するから よく聞いてね。
(レモン)これは研究所。
研究所の中には 無数の監視カメラがあって→
その映像は 1階の警備室で監視されてるの。
まずは ここを つぶさなくっちゃ。 おお。
(レモン)それから9階に移動して 奥に進む。
そして フロア中央の セキュリティーゾーンの→
入り口まで 2人で移動する。
そこから先は しんのすけくん 1人で行くのよ。
オラ1人で…。
(レモン)セキュリティーゾーンには 侵入者を感知すると→
自動的に排除する 仕掛けがあるから 気をつけてね。
セキュリティーゾーンの一番奥に 特殊なゲートがあって→
そのゲートを抜けると 極秘研究室に入れるの。
博士はパーティーに出席中で 留守だから→
そこにあるカプセルを取って 戻ってきて。
できるよね? うん!
何を?
話 聞いてた? お?
大丈夫? うん 大丈夫…。
じゃ 着替えるよ。
来て。 お? おお~!
わっ! お~ おやめになって!
よーし!
えっ? 何これ。
今から パーティーのゲストのふりして→
中に入るからね。 お?
はよ行こ! はよ行こ!
(マッシュ) なんか異常はありまへんか?
はい。 今んとこ 特に。
スカシペスタンのスパイ 通したらアカンで。
あいつら 今日のパーティーを 知らんはずがない。
絶対に来よる!
任せてください!
ほな よろしゅうお願いします。
いくよ しんのすけくん。
打ち合わせのとおりにね。 ほい!
(泣き声) お?
ほら。 おっ…。
え~ん ママ~! うおぉ~う!
(2人の泣き声)
なんや お嬢ちゃんたち。 どうした?
ママが 先に入っちゃったみたいなの。
おバカ! みさえのおバカ~!
ん?
(レモン)え~ん 早くトロロイモ食べたいよ~!
トロロイモ トロロイモ~!
そうか そうか。 トロロイモ大好きなんやなぁ…。
あっ アカン! 死ぬほど来よった。
大人気やな トロロイモ。
しゃあない。 警備室で迷子放送してもらい。
あっこ! 2人で行けるやろ? なっ?
(2人の泣き声)
ようこそ いらっしゃいました~!
走って 走って 走って 走って! 曲がって! 曲がって 曲がって!
脱いで 脱いで。 アイドルのコンサートみたいだゾ。
(2人)うん うん うん うん うん うん うん うん…。
お に い さん。 (2人)うん!?
マッチを買ってくださいな。 安くしとくわよ。
(トロロ)なんや オマエら! どっから入ってきよった!
(アカリ)ここはアカン! 早う出てき。 お願いです!
全部売れないと おうちに入れてもらえないの。
割り増しにしとくから 全部買ってちょうだい。
なんや こいつら 押し売りか?
いらんわ そんなもん。 早う出てけ!
寒い… 寒いわ おねいさん。 マッチをすって 温まりましょう。
するな するな! ここで火つけたらアカンて!
あったかい!
炎の中に 亡くなった おばあちゃんが見える。
「おいで おいで」してるわよ。 あっ 消えちゃう!
おばあちゃん いかないで! ワタシを連れていって!
オラも連れてって! こんなとこ もうイヤ!
そやから 出てけ言うとるし!
なんか かわいそうやなぁ。 買うたげようや マッチ。
なんでや。
たくさんすれば もっと温まるわ。 そうよね そうよね。
コラ コラ コラ コラ! 何しとんねん オマエら!
うわーっ! やめ… やめんかーっ!
(倒れる音)
(2人のいびき)
マスターキー 取ったよ。 しんのすけくん やるじゃない。
バカにしないで! ワタシだって女優よ!
≫(ジャガー)博士は どうも 警戒心が足らんからなぁ。
(ジャガー)はあ… 困ったもんや。
せっかく苦労して 貴重な情報 手に入れとんのに。
(マッシュ)今までも スカシペスタンには→
何度か研究成果 持ってかれてますからねぇ…。
ホンマ 危ない国ですよ。
そうや。 あいつら うちで開発した新種の芋とか→
いつの間にか さりげな~く 栽培しよるからなぁ。
行くよ。 ブ・ラジャー!
入って。 早く。 おお?
階段で9階まで上がるよ。
9階…!
早く!
はぁ…。
ワッハッハッハッハッハッ…!
ワッハッハッハッハッハッ…!
ワッハッハッハッハッハッ…!
ワハハハハハハハ…。
ワハ… ハハ… ハハ…。
おぉお~…。
はぁ はぁ…。
う… うう… ああー…。
ん?
こっち! 早く!
レモンちゃん 鬼…?
♬~
レモンちゃん…!
レモンちゃん! 何?
オラ オナラがしたい…。
えっ? 聞こえちゃうよ。
大丈夫。 すかしっ屁にしておくから。
わかった。 早く済ませて。 うん!
(オナラ)
大丈夫って言ったじゃない!
努力は認めてほしいゾ。
行くよ。
♬~
(レモン)見張りが2人…。
出入り口に向いてるから 音を立てなければ大丈夫。
予定より90秒遅れてるから 急ぐよ。
♬~
はっ! 情報と違う!
入り口の場所が 2メートル 右にずれてる。
おお…。
しんのすけくん ワイヤーで下りたら→
体を揺らして 入り口につかまって。
いい? ここから先は キミ1人だよ。
できる? オラ アクション仮面のカプセル→
悪の博士から返してもらう! うん 待ってるよ。
♬~
しんのすけくん 早く…!
♬~
≪(バター)おい! なんやあれ! あの黒いの!
(アズマ)どれや? (バター)あれや あっこの黒いの!
どれや? あれやがな! ほら あれや。
ゴキブリや。 どこがゴキブリや。
ミヤマクワガタやんか! ほう?
♬~
うっ!
(バター)ほらほら ほらほら ほらほら! こっちに来いや!
ほら 見てみぃ! ミヤマクワガタやないか!
オマエなら 手 届くんやから ケチケチせんと 早う取らんかい。
≪(バター)取れ 取れ! 早う取れや!
(バター)そや そこや! そこやーっ!
(バター)やった やった!
取った 取った! やった やった! 取った 取った! わぁ~!
わっ ゴキブリやないか!
≪(バター)アホかオマエ! 何 ゴキブリ捕まえとんねん!
レモンちゃん オラ 穴の中に入ったゾ。
(レモン) 「ゴーグルのスイッチを入れて」
(レモン) 「この通路の一番奥には→
しんのすけくんしか通れない ゲートがある」
「レーザーをよけながら進んで 一番奥にある穴に入って」
「そこが極秘研究室の入り口だよ」
オ… オラだって…→
やればできる!
ハッ!
ホッ!
あう~ん。
おお~う。
アハ~ン。
♬~
ウッ ハッ ウッ ハッ ウッ ハッ ウッ ハッ ウッ ハッ… ホーッ!
アハ~ン ウフ~ン オホ~ン ウハ~ン。
《オラ アクション仮面に 頼まれたんだゾ!》
ハーッ!
《オラは アクション仮面に 選ばれたんだゾ!》
ホーッ!
トオーッ!
うっ!
♬~(ファンファーレ)
(電子音声)「おかえりなさい ヘガデル博士」
アハ~。 (レモン)よし!
アクションスパイ野原しんのすけ 正義の世界へ ゴー!
(ノイズ) しんのすけくん! 頑張って…!
ワッハッハッハッハッハッハ!
(ヘガデル)ここまで来てしもたか 野原しんのすけくん。
はっ!
じいちゃん 誰?
屁と芋の研究家 ヘガデル博士や。
おお? 悪のタニシ博士は お留守だって→
レモンちゃんが言ってたのに。 タニシ? なんやて?
悪の博士とちゃうわい!
ワシャ わざわざ パーチーに出るのやめて→
オマエさんが来るのを 待っとったんじゃよ。
悪のタニシ博士 アクションパワーカプセルは→
アクションスパイの 野原しんのすけが もらったゾ!
な… なんやわからんけど いろいろ吹き込まれとるようやな。
まあええ そのカプセルの中身のこと→
ちゃんと説明したるさかい ほれ こっち ここにお座り。
今 ジュース出したるわ。 お構いなく~。
おお~。
のどかわいたやろ? お飲み。 こりゃどうも おそまつさま。
(2人)あー…。
あのな オマエさんが ここに来ることは→
わかっとったんじゃよ。 お?
ワシらも ただボケっとしとるわけやない。
いろいろと調べとんのや。 それはそれは。
せやな。 ワシの話からしようか。
オマエさん この国に来たのは初めてじゃろ。
お~ おかげさまで。
このヘーデルナ王国は あらゆる芋の名産地でな。
ワシは ここで生まれ育ったんじゃよ。
あ~ん。 ん~…。
(オナラ)
おっ?
(ヘガデルの声) ワシは子供の頃 ふと思った。
芋を食うと なんで屁が出るんや?
ホンマに それが不思議でなぁ。
屁や芋のこと 一生懸命に勉強しとるうちに→
いつの間にか 科学博士になってしもたんじゃ。
おお…!
しんのすけくん オマエさん 屁はするかね?
ほい! たしなむ程度に。 おお そうか。 ワシもする。
人間だけやない イヌもネコもウシもキリンも→
ものを食べれば みーんな屁をする。
世界中みんなの屁を集めるとな→
それはそれは大変な量に なるんじゃよ。 ほほう。
(オナラ) 出た出た。
この屁がやな 今 問題になっておる。
空気と一緒になって 地球を包み込んで→
ぬくうなってしまうんや。
そうすっとな 北極の氷が溶けて→
低いとこにある町が 海に沈んでしもたり→
お天気が おかしゅうなったりな→
なんやかんや困ると いわれとんのよ。
じゃあ オラ もう オナラしちゃダメなの?
ああ いやいや 出るもんは出さんと体に悪い。
そこでワシはやな→
食うても食うても屁が出ない芋を 作ろうとしとんのや。
これこそ世界を いや 地球を救う研究じゃ。
なんだか 悪の博士らしさに欠けるゾ。
ところがじゃ 研究しとるうちに ほんの偶然から→
まったく違う物質が できてしもたんや。
んっ? ああーっ!
(爆発音) (一同)うわーっ!
(ジャガー)博士! (マッシュ)どないしました!?
博士!
(ヘガデルの声)メガヘガデルⅡ。
食うたら たちまち 小腸 大腸に達し→
ものごっつガスを出しよる。
ガスっちゅうのは オ ナ ラのことや。
屁が出ない芋の研究をしとったら 屁が出るもん作ってしもたんや。
ほう…。 今飲んだ このジュースな→
これにも ちょーっとだけ それ 入れたったわ。 おお!?
(2人)おお… おおおお…!
(オナラ)
あっ! 父ちゃんのより すごいゾ!
どうじゃ これが メガヘガデルⅡの力。
屁じゃ 屁が出るんじゃ。
へが… ヘガデル…!
はぁー…。
それをな ここの隣の国 スカシペスタン共和国の支配者→
ナーラオとヨースルが 嗅ぎつけよったんや。
アイツらは これまでも ワシの発明やらなんやら→
いろいろ盗んでは 勝手に使うとる。
この メガヘガデルⅡを 手に入れたら→
世界に えらい迷惑をかけるかもしれん。
じゃあ 捨てちゃえばいいのに。
いやぁ~ 簡単に言うけどな 捨てられんのや これが。
なんか ええとこが あるんちゃうかなぁ思うとな。
ああ~ そやなぁ… やっぱり 捨ててまおうかな…。
いやいやいや… でも 捨てられんのよ これがなぁ。
う~ん せやけど やっぱり 捨てたほうがええんかなぁ…。
おお~! アクションパワーカプセルだゾ!
ああーっ コラッ! それに触ったら アカン!
話聞いとらんやないかい! そのカプセルに入っとんのは→
恐ろしい物質や 言うとるやないか!
でも アクション仮面 これがないと眠れないって…。
悪い博士が持ってったって 言ってたゾ!
はぁ~。
そのアクション仮面さんが どこのどなたか知らんが→
オマエさん だまされとる。
スカシペスタンっちゅうのは ウソつきだらけの国なんじゃ。
信じたらアカン!
ウソじゃないゾ…。
オラ だまされてないゾ!
アクション仮面に 頼まれたんだゾ。
アカン! レモンちゃん待ってるから→
オラ 行く! 待て 待て!
世界がくそうなる言うとるやんか。
ああーっ! ああ… 足の小指ぶつけた…。
ちょっと待てー! 待てー! ああ… アカン! もう アカン!
くそうなる言うとるやんか。
あっ ワシ。 説得失敗。 なんや あのガキ。
うん 今 出て行きよったで。 あと頼んだわ。
ああ… 屁が出る言うとるやんか。
ああ… なんとか 思い直してくれへんもんやろか。
クソッ! アイツら いつの間に入り込んだんや。
レモンちゃん… オラ だまされないゾ。
アクション仮面 ウソつかないゾ。
アクションパワーカプセル オナラ博士から取り返したゾ!
そのまま突っ切って。 「ブ・ラジャー!」
おっ! (電子音声)「侵入者発見」
「ドロロ芋ネバネバシステム 作動」
ん…?
うぅ… うっ…!
お芋~!
(ジャガー)コラコラ オマエら どこ見とんのや!
ヘガデル博士んとこ スパイ入っとんぞ!
えっ 誰も来てまへんけど。 何してたんや?
何って ミヤマクワガタが…。
先輩 この音…。 ん?
お芋~!
アカン! ドロロ芋や!
♬~
ドロロ芋だ!
(ジャガー)ドロロ芋が! ドロロ芋が~!
お芋~!
(レモン)しんのすけくん!
お芋…。
お芋~!
ま… 待て! しんのすけくん! それ使うたら アカンのや~!
うぉぉ…! スパイヨーヨー出して!
あそこの 先の曲がってるアンテナを見て!
あそこにヨーヨーを引っかけるの。 絶対に うまくいくよ。
イメージしてみて。
オラ 超二枚目。 オラ 超二枚目。 オラ 超二枚目!
(2人)アクションビーム!
飛んで!
手 離して! ハッ!
あっ…。
レモンちゃん オラのこと トムって呼んでもいいゾ。
トム… くん? (2人)うわっ!
うわぁ~!
うぅ~。
トムがダメなら しんちゃんでもいいやぁ。
しんちゃん? しんちゃん…。
行くよ しんちゃん! うおっ…!
どこや? どこ行った?
ほっ ほっ ほっ…。
しんちゃん カプセル持ってて。 ほい。
あっちや あっちや!
また これ? 大丈夫 ワタシに任せて。
(ジャガー)コラッ 待てー!
行くよ! ほい!
飛べるね? しんちゃん。
おねいさん おねいさん おねいさん。
おねいさ~ん!
うわっ!
(ジャガー) おーい! 戻って来~い!
(ジャガー)はぁ… はぁ…。 ホンマに なめくさってからに。
アカン スカシペスタンのヤツら 何する気なんやろ…。
フフ…。
しんちゃん カプセルしっかりつかんでて!
ブ・ラジャー!
うわぁ!
うわぁぁ~!
うぉ~!
しんちゃん。
任務完了。
オラの大活躍のおかげだゾ。
ホントにそうだよ。 いやぁ それほどでも~ある。
ワッハッハハ…! フフフ…。
うっ…。
レモンちゃん レモンちゃん。 ん?
シール… シールちょうだい。
シール?
あっ そうそう… そうだよね。
ミッション完了。
うわぁ~!
あくしゅ…。
ホントに アクション仮面と あくしゅできるの?
うん…。 フフ~!
オラがアクションパワーカプセル あげたら→
アクション仮面が 「しんのすけくん ありがとう」→
「これで もう不眠症とはお別れだ」。
「快眠 快食 快便だよ」 とか言われたりして~!
「ミミ子くんにも 会ってくれたまえ」とか→
お食事にも 誘われちゃったりして~!
国境を越えるのは朝になるから それまで休んでて。
ブ・ラジャー!
「そういえば お母さんのお便秘はどう?」とか→
聞かれちゃったりして~。
(パイフォンの着信音)
はい ママ。
合鍵を使い メガヘガデルⅡを入手しました。
すべて予定どおりです。
ねえ レモンちゃん どうして おしり被ってるの?
(レモン)おしりじゃなくて これが この国の正装なの。
へえ~ ほう~。
ママ パパ ただ今 戻りました。
お手柄だなぁ。 よくやったぞ。
行きましょう。 ナーラオ様とヨースル様が→
お待ちかねよ。
(プラム)合鍵も連れて行くんだよ。 はい。 しんちゃん。
おねいさん おねいさん~。 これから アクション仮面と→
あくしゅしに行くんだゾ~。
今回の作戦には ずいぶん手間がかかったわ。
(プラム)何しろ 家族全員が 1年近くかかりきりだったからね。
レモンも遠い日本で よく頑張ったじゃないか。
はい パパ。
合鍵のことが ヘーデルナに漏れたのは→
いただけなかったけど→
あなたには いい経験になったでしょう?
(ライム)でもね 結果を出せて 当たり前なのよ。
はい ママ。
おお~。
うぉ…。
(黒服)ナーラオ最高元帥様 ヨースル最高総統様 お目見え!
おしりに おパンツ被ってるゾ~。 おっ…。
メガヘガデルⅡの入手 ご苦労でした。
エージェント・レモン よくやったわね。
ありがとうございます。
アクションパワーカプセル オラも一緒に取ってきたんだゾ!
アクション仮面と あくしゅできるんだゾ~。
アクション… なんですか?
よろしい。 あの者を これへ。
あっ アクション…。
あっ どうもっす。 いきなりっすけど→
今週のギャラ なんか→
振り込まれていないみたい なんすよね。
今 取っ払いでもらえます? あ…。
アンタ 誰?
おお~ キミ。 昨日 通信した子か? 元気?
ようこそ アクションスパイファミリーへ。
ワタシは おなじみ アクション仮面!
ワーハッハハッハ…! ハハハ…!
どう? 似てる? そっくりっしょ。
ワーハッハハッハ…! ハハハ…!
違う… 違うゾ! しんちゃん…。
アクション仮面じゃないゾ。
なんで…?
(ライム)アナタは アクション仮面が好きだから→
わざわざ 彼を養成したのよ。
どうもっす!
アナタには なんとしてでも→
カプセルを取りに行かせる 必要があったの。
(ライム)ヘガデル研究所の 極秘研究室。
あそこはね ヘガデル博士本人しか 入れないの。
博士のボディーサイズが 扉の鍵になっている部屋なのよ。
そして 世界でたった1人だけ→
アナタが 博士とまったく同じ体形だった。
そこで アナタの体を合鍵として 使わせてもらったのよ。
オラの体が鍵…?
本物のアクション仮面なんて この国にいるわけないでしょ。
ん? あれ? ひょっとして オイラ お邪魔?
アハハ! じゃあ バイト代の件 よろしくお願いしや~っす。
んじゃあ 失礼しや~っす。
しんちゃん…。
レモンちゃん オラの体だけが目当てだったの?
この者をヘレブシアターへ ご案内して。
ヘレブシアター?
しんちゃん…。
ウソつき…。
(ライム)レモン もう合鍵に用はないわね。
ここで パパやママと 実験を見学するんだろ?
実験…? 実験って…。
さあ ヘレブシアターの 最初のショーを始めてちょうだい。
(研究員たち)ハッ!
(ライム)レモン!
(レモン)あっ しんちゃんちの…。
(レモン)しんちゃん!
しんちゃん!?
しんちゃん! しんのすけ!
おい コラッ! しんのすけから手を離せ!
アンタたち! 一体 しんのすけに 何したのよ!
うっ…。 (ひろし)しんのすけ!
しんちゃん! (ひまわり)たいやい!
(シロ)アン アン アン!
父ちゃん 母ちゃん…。
しんのすけ アンタ 大丈夫!?
母ちゃん… オラ だまされた。 えっ?
カプセル おならの博士のところから 取ってきたけど→
おしりのおばちゃんたちに 取られちゃった…。
取ってきたって… 一体 何があったんだ?
オラ ジュース飲んで おならして そんで カプセルもらってきた…。
そ… そうか…。 ちっともわからん。
(ナーラオ)さあ メガヘガデルⅡを 見せてちょうだい。
(ナーラオ)うわぁ~。
この輝き 黄金のよう。
なんて美しいの。
(ヨースル)よろしい。 続けなさい。
♬~
さあ それを ヘレブに与えなさい。
御意に。
ヘレブ? ヘレブって…。
♬~
(ひろし)おい… なんなんだ? オマエら。
アンタたち なんなのよ! (ひまわり)たやや… やや!
お茶の時間?
変なとこで 気が利いてやがるな。
結構なお味で。
おいおい! 食っちまったのか?
まさか 毒なんか入ってねえだろうな…。
てへへ…。
これ 普通の芋ようかんね。
甘さがちょうどいいな。 そうね。
お茶は来ないのかしら?
食べちゃった!
あ あの… メガヘガデルⅡを食べると→
どうなるんですか?
(ライム)レモン! なんですか その態度は!
さあ どうなるのかしら? ご覧なさい。
うっ…!
な なんだ… 腹が…。 ヤダ ちょっと 何~!?
うっ… うわぁ… うわぁ~!
(アラーム)
ヘレブに反応あり! 急速に腹部が膨張しています。
しんちゃん!
なんだ なんだ なんだ なんだ!?
イヤ~ 何よ これ!?
クゥゥ~!
(一同)うわぁ~!
(アラーム)
(オナラ)
(一同)うわぁー!
(一同)うわぁー!
うわぁ~! うわぁ~! うわぁ~!
うわぁ~…!!
≫(オナラ)
な… 何? 今の。
死ぬかと思ったぜ…。 うぅ…。
すごい圧力だ。 表示限界点を超えております!
聞こえた? 今のドームの響き。 膨大な量のガスが流れる音。
これが メガヘガデルⅡの力なのね。
ガスって オナラのガス?
(2人)そのとおりよ。
(ナーラオ)さあ 説明なさい。 ハッ!
(研究員)まず メガヘガデルⅡの 成分を分析し→
工場にて大量生産します。
同時に 民衆より 屁の生産者 ヘレブを2000人選出します。
このヘレブに 毎日 メガヘガデルⅡを与え→
屁を生産します。
そして このヘレブシアターで 生産した屁を濃縮し→
ミサイルに充填。
世界中の大都市に向けて撃ちます。 撃ちます。 撃ちま~す。
(研究員)これ すなわち ナーラオ最高元帥様と→
ヨースル最高総統様の スカシペスタン共和国を→
速やかに発展させる 極秘計画であります。
撃たれた街には 何か月も オナラのにおいがこもる。
人々は逃げ去って 都市機能は完全に麻痺。
(2人)しつこいにおいで 街は壊さず 人だけ撃退。
フフフフ…。
(研究員)こうして スカシペスタン共和国の名は→
新たな軍事大国として 世界にとどろき渡ります。
人々は ひれ伏して この美しい帽子を→
被ることでありましょう。
屁だけに…。 ヘーキであります。
屁だけに? ヘーキであります。
(一同の笑い声)
ハハハ…! ヘーキ… 何度聞いても おかしいな。
おかしくない…。
どうして このことを 教えてくれなかったの?
どうしてって…。 スパイが自分の任務以外のことを→
知る必要はない。 わかってるでしょ?
(ヨースル) 成人の男女 幼児 乳児 犬。
ちょうどいい構成の実験台を 連れてきてくれて助かったわ。
実験台?
明日は 今日の3倍くらい 与えてみない?
まあ! 風船みたいに 割れちゃわないといいけど。
ヤダ~ カエルじゃないんだから。
ねえ 今夜は この美しい輝きを 見つめながら過ごしたいわ。
ステキ! 分析は 明日の朝からにしましょう。
エージェント・レモン。
今夜 展望室に入ることを 許します。
メガヘガデルⅡの警備に いらっしゃい。
(ライム) 身に余る光栄でございます。
レモン 名誉なことだぞ。 ママとパパは鼻が高いよ。
(プラム)よかったなぁ。
♬~
オナラくさい世界が…。
もう そこまで来ている。
思えば 長い道のりだったわね。
まだ若かった あの頃…。
こっそりしたはずのオナラが 響いちゃって→
会社で笑い者になった あの日。
つい出ちゃったオナラが くさくって→
彼に さよならされた あの日。
男なんて ブタと一緒。
(ヨースル)ワタシたち メモリー横町の飲み屋で出会って→
誓い合ったわね。
いつか2人で 世界中をくさくして→
大笑いしてやるってね。
エージェント・レモン…。
アナタには わからないでしょうね。
女の絶望 人生の荒野…。
そこで ふと香り立つ 濃厚な野望のにおい。
(2人)よみがえる情熱。
そして 誰よりも大きな夢。
ワタシたちは 汗と涙で この国の支配者にまで→
上り詰めたのよ。
アナタ 涙で 人生 終わりたくはないでしょ?
(ナーラオ)ウッフフ…。
ねえ ヨースル。 な~に? ナーラオ。
夢って 意外と あっさりかなうものなんだわ。
(ひろし)ああ… 腰 痛ぇ!
座りっぱなしは きついぜ。
まったく人間扱いされてないわね。
(物音) なんだ!?
レモンちゃん! アナタ どうして?
話は あとで。
裏の森を抜けると 家政婦のイツハラさんが→
車で待っています。
日本へ帰れるように 手配してくれるはずです。
助けてくれるのか?
おっ…。 どちら様ですかな?
(レモン)念のため これを着て。
訓練したよね。 …うん。
ワタシは 先に下りてますから。
ちょっと…!
先にったって…。
(一同)ああーっ!
また これかよ!
♬~
(ひろし・みさえ)ええーっ!? (しんのすけ・ひまわり)おお~!
(レモン)さあ 早く! (ひろし)行くぞ!
(レモン) あとは 森を抜けるだけです。
アナタは どうするの? 早く行ってください。
わかった。 アン!
しんちゃん。
ワタシ ウソつくのって 普通のことだと思ってた。
オラ アクション仮面と あくしゅしたかったゾ。
ごめんなさい。
ワタシ しんちゃんとは もう少し一緒にいたかったよ。
しんのすけ 行くぞ! レモンちゃん 気をつけて!
さようなら しんちゃん。
メガ… ヘガデル… ンフフフ…。
ん…?
(ヨースル)ん?
ない… ない… ない ない。
メガヘガデルⅡがない!
(プラム)お許しください 最高総統様!
我が一族の名誉にかけて 必ずエージェント・レモンを捕らえ→
メガヘガデルⅡを取り戻します。 申し訳ございません。
あの子 なんで こんなことを…。
(ひろし)足元 気をつけろよ。
おいおい… 行き止まりじゃねえか。
家政婦さんなんていないじゃない。
イツハラのおばちゃん!
お? おお~。
ん?
♬~
大丈夫だ。 大丈夫だって。 ヤダヤダ 絶対 無理 無理 無理!
(ひろし)気をつけろよ。
ひぃ~!
だから無理だっつったでしょ!
重いと速いんだな…。
よし! しんのすけ 下りるぞ! こっち来い!
アン アン!
父ちゃん 先行ってて。
なんだよ? オラ レモンちゃんをお助けする!
お助け~? おいおい バカ言うな。
さっき 見ただろ。 オマエより あの子のほうが→
ずっと強いんだぞ! でも レモンちゃん→
きっと1人で なんか危ないことするゾ!
だけど オレたちに どうにかできることじゃないだろ。
オラだって やればできる!!
レモンちゃんを助けてくるゾ!!
コラッ! ダメだ 行くな。
ヤダ~ 行くゾ~!
そんなこと言ってる場合か! とっとと逃げるぞ。
離して~ 父ちゃん。
おっと…! 危ない! やめろ!
コラッ しんのすけ!
ダメだ コラッ!
行くなっつったら 行くな!
コラッ! 親の言うことが聞けないのか!!
聞けないゾ~! しんのすけ!
(オナラ) うわっ…!
ああ~…!
キャッ! アナタ! 大丈夫?
父ちゃん ごめん。
しんのすけ!
アイツ レモンちゃん助けるって。
え!? 無理に決まってるじゃない。
皆さんは 車でお待ちください。
ワタシが行ってまいります。
いや そんなわけにはいかねえよ。 アナタ 一体なんなの?
ヤダ 奥様 何と言われましても…。
家政婦でございますが。
ハッ!
では ごきげんよう~。
ええぇ…!? アナタ 行くわよ。
そうだ。 じっと 待ってなんかいられるか!
あれ? キーがねえぞ。
おい どっかに キーないか?
ええ~ どこよ?
何よ? これ。 たい~ きゃや~い。
コラッ ひま! (エンジン音)
あっ かかった。 (作動音)
なんだ… なんか外れたのか?
いいから早く行きましょう。 しんのすけが!!
うん… よーし!
しんのすけを連れ戻しに行くぜ! 野原一家ファイヤー!
ファイヤー! アオーン。
逆じゃないの! アナタ ホントに これ運転できるわけ!?
オマエに言われたかねえよ!
♬~
ここに ヘレブの オナラガスを集めて→
濃縮して タンクに詰めるんだ。
と すると…。
♬~
この上には きっと…!
「レモンちゃん どこ?」 しんちゃん!
(レモン)「まさか 戻ってきたの? ダメじゃない!」
オラ レモンちゃんをお助けするゾ。
「家族と日本へ帰って!」
ダメだゾ。 オラ レモンちゃんのところに行く!
「だって オラ…」
だって オラ…!
今 迷子だし…。
そこから 何が見える?
「オラの足」 遠くには?
えーっと… おっきいおしり。
おしり? わかった。
ワタシは 今 そのおしりの下にいるの。
そっちに行くから 動かないで待ってて。
お友達と お電話?
ずいぶん余裕ね レモン。
レモンちゃん? レモンちゃん?
アナタは 世界のどこにいても 逃げられないのよ。
歯にチップが埋め込んであること 言ってなかったかしら?
え?
アナタが こんな恐ろしいことをするなんて→
ナーラオ様とヨースル様は 大変お怒りよ。
レモン アナタ1人の軽はずみな行動で→
伝統あるスパイ一族の名を けがすつもり?
だって…。 「だって」ですって?
レモン 勝手なことをして 一体 どういうつもり?
一人前のエージェントになれたのは 誰のおかげだと思ってるの?
あっ…!
(ライム)アナタは まだ子供。
ママの言うとおりにしていれば それでいいの。
今ならまだ ナーラオ様と ヨースル様もお許しくださる。
さあ メガヘガデルⅡを渡しなさい。
はい パパ。
そう それでいいんだ。
ウワーッ!!
(プラム)うっ…! (レモン)あっ…!?
ううう… ううっ…。
あ…! うううううっ…。
しんちゃん! う~ん 生温かい感触…。
合鍵…! なんてうっとうしい。
オラ 鍵じゃないゾ!
オラたちは 正義のコンビなんだゾ!
なんですって?
そうよ!
ワタシたちは 正義のコンビよ!
あはは~ん。
何をバカなことを言ってるの! だまりなさい!
ヤダ!
ヤダですって…?
ヤダですってぇ~? もう なんてことを言うのかしら。
親の顔が見てみたいわぁ~。
行こう。 わあ~!
レモン! 戻りなさい レモン! レモン!!
しんちゃん ワタシ→
生まれて初めて ママに ヤダって言っちゃった。
ドキがムネムネの初体験ですな~。 うん。
♬~
こっち。 ブ・ラジャー。
あっ!
これが オナラミサイル。 オナラ… みさえ…。
(レモン)オナラの詰まったタンクを ミサイルに入れて→
撃つつもりなんだ。
あっ! しんちゃん こっち。 うん。
メガヘガデルⅡを このミサイルに載せて→
海に撃っちゃえば…! 量産する前に捨てちゃえば…!
こんな計画 終わらせられる!
おおっ! でも もうすぐ カリカリ母ちゃんが来るゾ!
こっちよ。
≪(ライム)エージェント・レモン! (レモン)ダメだ…!
レモン 何をしているの!?
レモン!
♬~
うわ~っ!
おお~っ!
レモン! 下に行って。
ほっほっほ~い。
♬~
ワ~ア~ッ!
ぬぬぬ… うわっうわっ わわわ…!
とりゃぁ! (一同)わー!
(一同)わー!
おっ わ~お!
(一同)わー!
波打つ 黒いおしり~。 走って!
しんちゃん 登って! ブ・ラジャー!
おっ 万事やかんですなぁ。 きゅうすでしょ。
(ライム)レモン そこまでよ。 下りてきなさい。
(レモン・しんのすけ)ヤダ!
いつから そんな悪い子になったの?
言うこと聞かなきゃ いい子じゃないの?
あの2人を捕まえなさい。
♬~
黒いおしりがいっぱい来るゾ。
下がって!
(作動音) おおお…!
(ライム)何? なぜ動いてるの?
あら… あら あら… あらイヤだ。 どんどん開いちゃうわね。
あら…。
オケツのドームが割れてるゾ。
行くよ。 うん。
うわ~!
(ライム)レモン 戻りなさい! レモン!
何してるの! あの子たちを 追ってちょうだい。
(ライム) 誰か 早くドームを閉じなさい。
♬~
うおぉ~! こっち!
(ヨースル)「反逆者レモーン!」
「速やかにメガヘガデルⅡを 返しなさーい!」
♬~
待てーっ!
ふぅ…。 オラ もう 走るの飽きたゾ。
お? (レモン)何か使える道具は…。
(レモン)何か いい方法ないの?
このままじゃ 捕まっちゃう。
まったく 困ったもんですなぁ~。
おっほ~ お芋の甘みが お口に広がるぅ~。
食べちゃったの!?
だって オラ おなかすいちゃったし。
大変…! 吐いて! 吐いて!
やめてよ~ あと引くおいしさなんだから。
どうしよう…。
メガヘガデルⅡを たくさん食べたら→
どうなるか わかんないんだよ。
風船みたいにふくれて 死んじゃうかもしれないんだよ。
もう レモンちゃんたら 食いしん坊さんなんだから~。
ちゃんと レモンちゃんの分も 残ってるから。
まあ まあ 落ち着いて。
そうだよね 食べちゃえばいいんだ。
♬~
全部 食べちゃえば→
誰もヘレブになんか ならないですむんだから。
♬~
なんだ レモンちゃん。
おなかすいてたんなら 早く言えばいいのに。
よ~し 競争だゾ。
いたぞ!
(ライム)レモン!
(プラム)食べてる…。 メガヘガデルⅡを食べてる…!
まさか…! 何してるの? レモン!
(ライム)やめなさい!
ワタシのせいで 世界が オナラくさくなるなんて ヤダ。
だから ワタシが この計画をとめるの!
ま… 待て! 落ち着け レモン。
それを パパに よこすんだ。
ママもパパも 変だと思わないの?
世界が オナラくさくなっちゃうんだよ!
(レモン)絶対にイヤ。
なんかおかしいよ。 大人のくせにわかんないの?
こんな変な計画 つぶさなくちゃ!
やめて… やめて レモン!
それを渡しなさい! レモン。 レモン!
(プラム)待ちなさい! (ライム)レモン!
走ると また 満腹チャーシューが 刺激されるゾ。
中枢!
おおっ!
そこまでよ。 エージェント・レモン。 合鍵。
メガヘガデルⅡをよこしなさい。
おおっ。 オラ もう おなかいっぱいだから→
これ おしりのおばちゃんに あげるゾ。
しんちゃん…。
ぶりぶり~ ぶりぶり~。 ぶりぶり… ぶりぶり…。
(2人)あ?
レモン。
(しんのすけ・レモン)ぶりぶり~ ぶりぶり~ ぶりぶり~…。
この…! 無礼者!
ハッ!
あげる♥
コラッ オマエたち! ≪(車の走行音)
(一同)アーッ!
(ナーラオ・ヨースル)ん!? (飲み込む音)
あ~ オラ なんも知らねえだ~。
メガヘガデルⅡ…。 飲んじゃった…。
(2人)イヤーッ!!!
レモンちゃん 大丈夫?
反逆者と…。 合鍵を…。
(2人)処刑しなさい!!
(銃声)
やめろ! うちの子だぞ!
レモン!
あっ! (銃声)
(銃声)
しんのすけ~ どこなの?
≪(銃撃音)
しんのすけ!?
♬~
(車の走行音)
奥様 だんな様 お車 お持ちしましたけど。
しんのすけ~!
いた! 戻って 戻って 戻って! ええ!? どっちだよ?
(銃撃音)
(黒服たち)うわーっ!
うちの子に 何すんだーっ!!
ヘヘ へへへへへ!
(黒服たち)うわーっ!!
キャ~ ヘヘヘヘ!
(銃撃音)
レモン…。 レモンを追ってちょうだい!!
(黒服たち)ううう…。
しんのすけ! しんちゃん! しんちゃん!
とめて とめて とめてよ バカーッ!
とまんねえんだよ! 運転ダメじゃない!
(ひろし)じゃあ オマエが やってみろよ!
しんちゃん ワタシ もう走れない。
オラも もうダメ…。
しんちゃん…。
レモンちゃん。
(しんのすけ・レモン)うううう…。
♬~
うううう…。
うううう…。
♬~
(ひろし)しんのすけ~! しんちゃ~ん!
アナタ あれ! え!?
(ひろし)なんだ ありゃ?
♬~
(オナラ)
(黒服たち)キャーッ!
(黒服たち)あーっ!!
(オナラ)
(爆発音)
(2人)あああ…。
(ナーラオ)ワタシたち 夢を食べてしまったのね…。
(ヨースル) 世界を くさくする夢を…。
(ナーラオ)でも 思えば ここまで よく上り詰めたと思わない?
2人出会った あのメモリー横町から この国の頂点まで。
そうね。 ここから また 上れるかしら?
ええ。 2人一緒なら。
(オナラ)
しんのすけーっ! (ライム)レモン!
しんちゃん…!
しんのすけ! しんちゃん!
うぅ…。 しんのすけ… しんのすけ!
ああ… やっぱり 子供が あんなオナラするなんて→
無茶だったんだわ…。
ひまわり… お兄ちゃんに お顔を見せておくれ…。
ほら ここにいるわよ。 たや~い。
クゥ~ン…。
シロにも 最後まで迷惑かけたな…。
何が最後だよ! そんな… そんなことあってたまるか!!
父ちゃん… 怒ってる?
どうして? オラ 父ちゃんに オナラしたから。
何言ってんだ! 堂々とした 男らしい いい屁だったぞ。
オレは オマエをとめた。 オマエは 突っ走った。
オレたちは 本気でぶつかり合った。
それでいいんだよ。
オマエってヤツは…。 さすが オレの息子だ!
父ちゃん…。
母ちゃん。
何? おうちに帰ったら→
チョコビ 買ってね…。 買うわよ!
チョコビなんて 何十個でも買ってあげる!!
だから 一緒にカスカベに帰るの!
死なないで しんのすけ!!
チョコビ…。
うっ…。
♬~
しんのすけーっ!!
(オナラ) くせぇ!!
あと ダブルハンバーガーと おっきいポテトと→
アクション仮面の宇宙基地も 買ってね。
ちょっと しんのすけ 驚かさないでよ!
(ひまわり)たやいー! ん?
レモン よく無事でいてくれたわ。
ママ…。 何もかも もうおしまい。
これから どうすればいいのか ママには ちっともわからない…。
家族で 新しくやり直そう。
それしかない。 新しく…?
奥様 だんな様 お嬢様 どうぞお乗りください。
騒ぎが広がらないうちに→
ここから逃げたほうが いいと思いますけど。
(イツハラ)とりあえず ヘーデルナ王国のほうへでも。
この国から出て行くの?
そうだな。 ここには もう いられないものね。
(イツハラ)野原さ~ん! ワタシたちこれから亡命しますの。
ご一緒に いかがですか?
ぼ… 亡命ですか?
♬~
(ヘガデル)そっか…。 全部 食うてしもたか。
(ジャガー)せやけど博士→
スカシペスタンにも 狙われんっちゅうことですし→
ええんとちゃいますか?
(マッシュ)そうですよ 博士。 気ぃ取り直して→
ホンマに屁が出ん芋 一から作り直しましょ。
ああ そやな。 そや… それがええんや…。
本当に申し訳ございません!
どうか うちの子を 許してください!
(ヘガデル)あ いや まあ… 悪いのはスカシペスタンやからのう。
ただ その… 1つ聞いてもええか?
あ はい。
(ヘガデル)メガヘガデルⅡ うまかったか?
いや えー… だって あれ→
芋ようかんですよね?
いもよ おかん?
なんや? それ。 (みさえ・ひろし)えっ…。
アン!
いろいろすいませんでした…。 (レモン)パパとママね→
しばらく ここで 仕事がもらえることになったの。
ワタシのしたことも 許してもらえたし。
この国は 優しい人ばっかりだね。
レモンちゃん 今度 いつ遊びに来る?
オラが遊びに来てもいいけど…。
これから どこに引っ越すか わからないし→
スパイとして会った人には 住所も本名も教えちゃいけないの。
お互いの安全のためにね。
え!? レモンちゃんって ホントのお名前じゃないの?
オラって だまされやすい男…。
教えてあげる。 ワタシの本当の名前。
おおおおおおお~!
しんちゃんとワタシ 2人だけの秘密ね。
うん。
オラたち アクション仮面の仲間だゾ。
ずーっと 正義のコンビだゾ。
ありがとう しんちゃん。
しんちゃ~ん! しんのすけ 行くぞ!
しんちゃん…!
(クラクション) 気をつけてな~。
元気でな~!
♬~
しんちゃん…。
しんちゃん。
♬~
♬~
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♬~
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♬~
♬~
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