All language subtitles for 大奥(21)幕末編 - [1440-FHD@KFMVFR.hevc10_crf 20_p 8][字]

af Afrikaans
ak Akan
sq Albanian
am Amharic
ar Arabic
hy Armenian
az Azerbaijani
eu Basque
be Belarusian
bem Bemba
bn Bengali
bh Bihari
bs Bosnian
br Breton
bg Bulgarian
km Cambodian
ca Catalan
ceb Cebuano
chr Cherokee
ny Chichewa
zh-CN Chinese (Simplified)
zh-TW Chinese (Traditional)
co Corsican
hr Croatian
cs Czech
da Danish
nl Dutch
en English Download
eo Esperanto
et Estonian
ee Ewe
fo Faroese
tl Filipino
fi Finnish
fr French
fy Frisian
gaa Ga
gl Galician
ka Georgian
de German
el Greek
gn Guarani
gu Gujarati
ht Haitian Creole
ha Hausa
haw Hawaiian
iw Hebrew
hi Hindi
hmn Hmong
hu Hungarian
is Icelandic
ig Igbo
id Indonesian
ia Interlingua
ga Irish
it Italian
ja Japanese
jw Javanese
kn Kannada
kk Kazakh
rw Kinyarwanda
rn Kirundi
kg Kongo
ko Korean
kri Krio (Sierra Leone)
ku Kurdish
ckb Kurdish (Soranî)
ky Kyrgyz
lo Laothian
la Latin
lv Latvian
ln Lingala
lt Lithuanian
loz Lozi
lg Luganda
ach Luo
lb Luxembourgish
mk Macedonian
mg Malagasy
ms Malay
ml Malayalam
mt Maltese
mi Maori
mr Marathi
mfe Mauritian Creole
mo Moldavian
mn Mongolian
my Myanmar (Burmese)
sr-ME Montenegrin
ne Nepali
pcm Nigerian Pidgin
nso Northern Sotho
no Norwegian
nn Norwegian (Nynorsk)
oc Occitan
or Oriya
om Oromo
ps Pashto
fa Persian
pl Polish
pt-BR Portuguese (Brazil)
pt Portuguese (Portugal)
pa Punjabi
qu Quechua
ro Romanian
rm Romansh
nyn Runyakitara
ru Russian
sm Samoan
gd Scots Gaelic
sr Serbian
sh Serbo-Croatian
st Sesotho
tn Setswana
crs Seychellois Creole
sn Shona
sd Sindhi
si Sinhalese
sk Slovak
sl Slovenian
so Somali
es Spanish
es-419 Spanish (Latin American)
su Sundanese
sw Swahili
sv Swedish
tg Tajik
ta Tamil
tt Tatar
te Telugu
th Thai
ti Tigrinya
to Tonga
lua Tshiluba
tum Tumbuka
tr Turkish
tk Turkmen
tw Twi
ug Uighur
uk Ukrainian
ur Urdu
uz Uzbek
vi Vietnamese
cy Welsh
wo Wolof
xh Xhosa
yi Yiddish
yo Yoruba
zu Zulu

Original subtitles

(家茂)親子様に 会いたい!➡

大奥に帰りたい…。

(和宮) そやから 言うたやない。 行くなって…。

私のそばに おればよかったやないの!

<家茂公は 次の将軍は亀之助をと遺言したものの➡

顧みられることはなく>

権中納言従三位 徳川慶喜をもって…。

<家茂公の後は慶喜公が継ぐこととなった>

征夷大将軍に補す。

<そして その年の末➡

帝が崩御>

(和宮)お上 おいたわしや。

(土御門)宮さん。 ご生家の橋本家から 私宛てに お文が届いたんですけど。

どうも私宛てやないみたいで。

呼び捨て て。

♬~

え?

(天璋院)謀反人は 岩倉と薩摩。

(和宮)そう。 土御門宛てを装って➡

御本家の伯父さんから 送られてきたんや。

ほんで こっちが➡

前に上さんが私のためにもろてきてくれた ご宸翰なんやけど。

(天璋院)同じ。

これ お上の直筆ってことやろ。

(天璋院)噂はあるようですね。

帝の死に際は まこと不審なものだったらしく➡

毒殺だったのではないかと。

これが来たってことは 噂やないってこと?

(和宮)なぁ これ黙といてええの?

お上は訴えてはるんと違うの!?

こんなんはあかん 皆に言えって!

(天璋院)でも このお文が まことのものという証しは➡

何もないでしょう。 私を呼び捨て! 字も同じ!

これが まことやなかったら 何が まことやていうの!

宮様。 今 お若い新帝を奉り 朝廷を意のままにしているのは➡

この岩倉と薩摩なのです。

は。 死人に口なしてこと。

面倒は起こすな 黙っとけってこと!

(天璋院)宮様。

そういうたら あんたさんは 薩摩のお人やったな!

(瀧山)恐れながら 宮様。 それは あまりの仰せかと。

♬~

<翌慶応三年十月➡

慶喜公は朝廷に大政を奉還。➡

以後は 徳川も朝廷の下➡

巨大な一大名として政に参画するという 話が進んでいった。 が…。➡

徳川は新政権より排除され 続く王政復古の大号令では➡

徳川は朝廷に 官位と全ての領地を 返上せよと命じられた>

(慶喜)ばかな。 そんな…➡

そんなばかな話があるか。

薩長です。 薩長と岩倉が仕組んでおるのです。

賊どもが 新しき帝を いいように操っておるのです!➡

賊は討ち果たさねばなりませぬ!

<そして 旧幕府軍と新政府軍は➡

京の南 鳥羽・伏見で激突。➡

戦況は互角であったが…>

(西郷)皆の者! こいこそ錦の御旗! 帝の御しるしじゃ。

(新政府軍兵)こいが錦の御旗。

(西郷)さぁ こいで徳川こそが朝敵じゃ!

何も恐れることはなか!

我らこそが帝の軍 官軍じゃ!

チェスト!

<西郷は錦の御旗を掲げ 新政府軍の士気を一気に高めた。➡

そんな中 勝は 驚がくの光景を目にすることとなった>

(勝)大坂城で 指揮を執っていらっしゃるはずでは?

(勝)もしや 兵を見捨て こちらへ逃げ戻って。

(慶喜)見捨てたわけではない。 これは奇策じゃ。

奇策?

総大将が城におらぬことになれば 戦は終わるではないか。

そ… そりゃ 詭弁ってもんでございましょう!

現に今だって 戦いは続いているじゃあ ありませんか!

これ以上戦えば 私は朝敵になってしまうではないか!

私には 半分 宮家の血が流れておるのだぞ!➡

その私が 賊軍の将に成り下がったと 語り継がれるなど➡

承服できるか!

では 何故 戦をお始めなすったんで。

その時は勝てると思った。

では 私は今 お役にもございませんので。

(慶喜)勝➡

そなたを 海軍奉行ならびに陸軍総裁に任ずる!

はぁ!? (慶喜)以後 停戦の交渉はそなたに任せる。

ちょ! これをうまくおさめれば➡

亡き家茂公も さぞお喜びになろう。

<慶喜公の尻拭いに引っ張り出されたのは 勝殿ばかりではなく…>

(慶喜)やむなく戦に至りましたものの➡

家臣どもが朝敵の汚名を着せられるには 忍びなく➡

江戸に帰ってまいりました。

しかしながら 私がこうして 恭順の意を示しているにもかかわらず➡

薩長軍は なおも私を追撃し 首をあげんと➡

箱根の山を越え この江戸に攻め入らんとしております。

つきましては どうか 天璋院様の生まれ故郷 薩摩に➡

東征をやめるよう おとりなし願えませんでしょうか。

ぜひ 和宮様にも。

いやや! 何で私が実家に 慶喜の命乞いせなあかんの!?

上さんは あの男に 殺されたようなもんなんやで!?

私だって嫌です!

家定公に毒を盛ったのは 薩摩かもしれぬ 徳川かもしれぬ!

どちらにしろ 仇かもしれぬ! そんなやつらのために➡

何故 私が振り回されねばならぬのかと 思います!

でも だからと言って➡

江戸が火の海になることを 家定公は決してお喜びにはならない。

江戸が… 火の海に?

薩長が攻め入れば 江戸は火の海。

多くの民が 命を落とすことになりましょう。

回想 (家茂)日々を暮らす民にとっては はた迷惑でしかない戦。

(天璋院)だから 私は文を書くのです。

<こうして 天璋院様は島津家や西郷へ➡

和宮様は大総督を担っていらっしゃる 有栖川宮親王や公家へ➡

それぞれ東征を取りやめるよう お手紙を書かれたが…➡

江戸を総攻撃し 慶喜公の首をとるという 新政府軍の意思は固く➡

その勢いは止まらなかった。 しかし…>

⚟(天璋院)そうか。 西郷は とりあえずは じか談判には応じると。

⚟(勝)ええ。 捕虜にしていた薩摩藩士を 無傷で送り届け➡

再度 恭順の意を示しましたところ なんとか。

(天璋院)そなた 西郷とは 面識はあるのか?昔 一度。

あのころは まだ 私のほうが先生づらしたもんでしたがね。

(天璋院)で 向こうの求めてきておる 講和の条件は。

江戸城の明け渡し および 兵器軍艦の没収 徳川家臣の処分➡

そして 慶喜公の備前預かり…➡

外様の預かりということは とどのつまり 死罪か。

この条件をのまぬ限り➡

江戸を総攻めするぞ ということにございますな。

⚟しかし 恭順したのに一歩も譲らぬ。

これでは 徳川の家臣は黙っておらぬのでは?

そのとおり。 多少は向こうにも引いてもらわねえと➡

収まりゃしません。

そこで ちょいと仕掛けをしてみましたよ。

仕掛け?

江戸の町を焼き払うんで。

江戸を焼き払う? ⚟(勝)ええ。

既に 町方のおもだったところには 話をつけましてね。

もしも 薩長が攻めてきた折には 町に火をかけ➡

一斉に逃げ出す段取りになっております。

そのようなこと うまくいくのか? はは。

でもね いっとう大事なのは この噂が 薩摩の耳に入るってことなんですよ。

なるほど! 徳川の宝は400万石の領地ではなく➡

実は ロンドンやパリとも並ぶ 百万の民を有する江戸の町だ!

(勝)さようで! それを焼き払うってなりゃ➡

薩摩も考えざるをえんでしょう。

もし 江戸が焼け野原になれば 横浜の貿易も立ち行かぬ。

そうなれば 生糸の貿易をしている エゲレスは大損になる。

エゲレスからは 当然 薩摩に横やりが入る!

ま とりあえず 天璋院様や和宮様を人質にとって➡

談判するなんてことまでぁ 考えておりませんので。

いや むしろ使ってくれ。 ⚟(勝)へ?

勝 私も その談判に同席することは かなわぬか?

私にできることがあるならば➡

力添えしたい。

何これ。 亀君さんが 帝の軍旗➡

「錦の御旗」て どんなんやて。

それ見て 徳川が 一気に戦う気を失うたってやつ?

(能登)はい。 宮様は どのような意匠か ご存じでございますか?

私は見たことも聞いたことも。

私も。 話聞いて へぇ そんなもんあったんかいなぁって。

では 誰も見たことのない帝の旗に みんな ひれ伏したってことですか?

偽物かもしれぬのに。

それや。 能登! それ!

<慶応四年三月 勝と西郷の会談の日>

待って! 私も!

私も行く! 談判するんやろ。 連れてって。

いや しかし。 (天璋院)何故 急に。

あんたとおんなじや。 私もできることがあるならしたい。

それだけや!

西郷さん 一別以来…。

お久しぶりで ございもす。

何で私ら ここなん。

いよいよの時には招き入れてくれる 手はずになっております。

⚟(西郷)東征の行軍中にも 馬を潰してしまいました。

ははははっ。 では いっそ 馬のためにも➡

東征をお取りやめ願うというのは。

慶喜公の首を差し出して頂ければ すぐにでも。➡

馬のためにも ぜひ。

⚟(勝)しかし こっちが恭順の意を示しているのに➡

慶喜公の首をとって 取り潰すってな うまい手とも思えませんよ。

徳川の遺臣が そこここで内戦を起こすのは必定。

江戸の町を失わんでくれち➡

エゲレスのパークス公使からも 言われもした。➡

降参した相手の首をとっとは 野蛮じゃと。

(勝)でしょう! なら! じゃっで➡

切腹にしてもらおうかち 思っちょいもす。➡

じゃったら 慶喜公の名誉も保たれましょう。

何故です。 何故…。

そいは 公が徳川の当主であるからでございもす。

女の将軍を奉じ 国を閉ざし➡

世界から こげん遅れた 恥ずかしか国にしてしもうた家の➡

当主だからじゃ。

⚟(勝)恥ずかしい とは?

⚟(西郷)世界を見てくいやんせ。

日本より はるか進んだ国の西洋の元首は 皆 男じゃ。

(勝)でも エゲレスは 女王をいただいてるじゃありませんか。

そいは神輿じゃ。

そいが証拠に 補佐をし 政を取りしきっちょっとは皆 男。

こん国は担ぎ手までが女➡

本来 政をする力のなか女たちが 国を取りしきってきてしもうた。➡

赤面がはやってしもうた折は しかたなか。➡

じゃっどん そいが終わったあとでも➡

十三代 十四代まで女子が 将軍を務めておる。➡

さような風が こん国を➡

世界から遅れた 恥ずかしい国にさせてしもうたとじゃ。➡

何よりも代々 女が治めちょ さようなことが 海ん外に知れれば➡

日本は未開の蛮族の国と 蔑まれてしまいもす。➡

よって 徳川に この世から消えてもらうことで➡

この国は 生まれ変わったと 示さねばなりもはん。

蔑まれたら 誇り返したらええやろ!

どれだけ我がお国がすばらしいか 言いくるめたらええやろ!

薩摩隼人は そんなこともできひんのか!

女?➡

こいは 胤篤様!

吉之助! 残念ながら そなたと ここで 久闊を叙しておる暇はない。

(西郷)胤篤… いえ 天璋院様! 何故 この場に!?

(和宮)これ読み!

(天璋院)吉之助 いや 西郷隆盛。

心して読むがよい。

それは恐れ多くも 亡き先帝のご宸翰であるぞ!

(西郷)和宮様。 ほんのこて ご無礼いたしもした。

西郷 何で私がここにおるかは分かったか。 (西郷)は。

そうか。 ほな 次に こっちや。

これは私がもろた もう一つのご宸翰や。

(和宮)どうや? 見た目は。

(西郷)先ほどと 同じ手にあられるかと。

そやろ。 ほな 中を見てみ?

(西郷)は。

京では そもそも 先帝は毒殺されたて 噂があるそうやなぁ。

そこに もし これが公になったら どうなる思う?➡

薩摩と岩倉は 恐れ多くも先帝を弑し奉り➡

のうのうと王政復古を語る 恥知らずてなるわなぁ。

恐れながら どちらも 先帝の真筆という証しはございもはん。

言うやろと思うたわ。

けど あんたは誰も見たことのない 「錦の御旗」とやらで➡

徳川を逆賊に仕立てて 大勝ちしたそうやないの!➡

人なんて そんなもんやて あんたが一番よう知ってるはずや。

これは 私らの錦の御旗や。

どうする? こんなもん表に出たら➡

それこそ徳川に寝返る人間が なだれを打って出てくるんとちゃう?➡

それとも ここで私らに毒でも盛るか?

(勝)宮様 そこまででどうか!

西郷さん! もし もし 慶喜公が恭順の姿勢を崩して➡

もう一度 刃向かってくると考えてんなら それはないって。

勝さぁ どうか。

♬~

(西郷)ほうじゃ 確か➡

先代家茂公も男にございもしたな。

ここにいらっしゃる和宮様が 皇女であらせられるのじゃっで。

考えてみれば 文書に記してある将軍も皆 男名じゃ。

じゃったら きっと事実は そうゆうことじゃったに違いなか。➡

そう考えれば 徳川の歴史も 恥ずべきことではなか。

ならば 慶喜公を殺すまでもなか。

西郷さん…。 (西郷)勝さぁ。

慶喜公は 備前ではなく ご生家の水戸藩の預かりといたしもんそ。

軍艦や武器は一度預かった後 徳川相当分をお戻しいたしもす。

江戸城は 城内から速やかに家臣を立ち退かせた後➡

我々に明け渡し願う。

こいで どげんじゃろかい。

ぜひ! ぜひ それで!

江戸への総攻めもせぬと。

さようでごわす。

(和宮)西郷➡

これだけは 忘れんといてほしいんやけどなぁ。

この江戸は 列強の町にも劣らへんというこの町は➡

あんたが恥ずかしい言うた 女将軍のお膝元で➡

その町の女らが育ててきたんやで。➡

日々の営みの中で。➡

別に歴史なんてどうでもええわ あんたらのええように ゆがめたらええ。

けど 江戸の町には 傷一つ つけんといて!

♬~

しかと お約束いたしもす…。

御台様。

御台 様。

<これにて江戸城の無血開城が決定した>

かねてから申し伝えていた 江戸城の明け渡しは➡

来る4月11日とあいなった。

皆には 10日までに立ち退いてもらうこととなる。

日に日に旗色の悪くなる中 皆 最後まで よう仕えてくれた。

皆 まことよう仕えてくれた。

大したことはできぬが せめてもの礼に➡

最後に宴を催したく存ずる。

どうか 吹上の庭の美しい景色を胸に➡

ここを旅立ってほしい。

よし。

では 皆 最後の宴だ。

最上のものに仕上げるぞ!

(一同)は!

(天璋院)よう似合うておるぞ。 流水紋。

申し訳ございませぬ。

最後に もう一度だけ身につけたく。

私の手前 ずっと 遠慮してくれておったそうではないか。

構わぬのに。 そうは参りませぬ。

(中澤)いっそ天璋院様も 仲よくおそろいでお召しになられては?

よい。 私のは 家定公をお迎えするために あつらえたものだからな…。

(仲野)天璋院様 瀧山様。 支度がととのいましてございます。

うむ。

皆の者 大儀であった。

これよりは このひととき 憂き世を忘れ 楽しんでくれ!

♬~

皆の者! しばし しばし!

ただいま 和宮様…➡

静寛院宮様がお出ましだ!

(和宮)ええ ええ。 そのままで 面を上げたまんまで。

今日は無礼講なんやろ?

み… 宮様。 そのお姿は。

これほど面白い見物も そうはないやろ?

みんなのええ思い出ぐさになるかて 思てな。

何? 天璋院さん。

いえ。 それが まことの あなた様なのでございますね。

何言うてはんの。 私は いつだって私です。

まこと よう お似合いでいらっしゃいます。

ありがとう。

皆の者。 今まで ほんまにお世話になりました。

上さんも きっと お空の上で おんなじようにお思いであらしゃいます。

今日は心ゆくまで楽しんどくれやす。

(一同)は!

♬~

これでよかった? 上さん。

<次の日より 怒とうの大掃除が始まった>

ちり一つ残すな!

新政府軍が土足をためらうほどにな!

(一同)はっ!

全て置いていかれるのでございますか?

うむ。 ここであつらえたものはの。

⚟(仲野)天璋院様 中澤殿。 手は足りておりますか?

(中澤)おお ありがたい。 うちの主人は物が多くてな。

では。

(中澤)そういえば 仲野 そなたは このあと いかがするのだ?

確か 他家へ跡継ぎの養子に出されたものの➡

そこに実子が生まれ 居所ものうなって ここへ来たとは言っておらなかったか。

それがですね。

(天璋院)おや。 先客か。

これは。 よい。

没日録 近頃は そなたが書いておるのか?

係の者が もうおらぬように なってしまいましたゆえ。

そうか。

改めて お読みに。

せめて とどめておきたいではないか。

私たちの心の中には。

これは 我々のような男たちが ここにいたという証しなのだから。

♬~

「天璋院様 没日録を読了遊ばさる」。

「今日より 大奥は ここで過ごしたる各人の心を住処とす」。

♬~

そういえば そなた 仲野を養子にしたそうだな。

それなりの蓄えはございますゆえ 仲野一人ぐらいはと。

学問はせぬのか? かつて そう言っておったのを➡

伊勢守が無理やり ここへ連れてきたのだと聞いたぞ。

回想 (正弘)学者になりたいのか。

ここを出たら 今度こそ 己の翼で飛びたいってね。

(正弘)私だって 悔しいのだ。➡

まさか 己の翼が折れて➡

飛べぬようになる日が来るなど…。

思えば因果な話にございますね。

さような私が 大奥をみとることになるとは。

お万好みか。

かような形で大奥がなくなること お万の方様は どうお思いかの。

もしかしたら 存外お喜びかもしれませぬ。

このような悲しい場所がなくなることを 誰よりも望んでいらっしゃったのは➡

お万の方様かもしれませぬ。

悲しみばかりであったか? そなたにとって 大奥は。

いえ。 この上ない喜びも➡

出口の見えぬ悲しみも。

私もだ…。

⚟(中澤)天璋院様 そろそろ。 参る。

よい。 御一新だ。

なじみませぬゆえ。

天璋院様。 まことお世話になりました。

最後に瀧山から 一つだけお願いがございます。

お見送りは控えさせて頂いて よろしうございますか?

私 涙をこらえられぬかもしれませぬ。

妙なことを。

では。 また どこかでな。

♬~

(鈴の音) 上様のおなーりー。

♬~

(家定) 奥でも 表でも共に時を刻むのじゃ。

上様のおなーりー。

(治済)男が政を語るのではないわぁ!

(黒木)あまりにも理不尽ではないか!

(家斉)世を変えたいのだ。➡

男が女と同じ力を持てる➡

男とて 女を守れる そんな世に➡

変えたいのだ!

(家重)将軍など とても私のような者が つとまる役目ではない。

♬~

(久通)一炊の夢を見させて頂きました。

よき夢にございました。

(綱吉)将軍とはな 岡場所で体を売る男たちよりも卑しい➡

この国で一番卑しい女のことじゃ!

(右衛門佐)なんという幸せか!

(春日)上様こそ この世で一番救われぬ お方にございます。

(有功)一番身近におられる方の 悲しみにすら気付かんと。

♬~

(家光)誰か わしが女将軍になることに 異存はあるかえ!

(一同)ははっ。

♬~

これが お鈴廊下か。

はい。 これからは ここで上様を 大奥皆でお迎えするようにいたします。

このように ここに座り➡

そこの鈴が鳴り そして 呼び声がかかります。

上様のおなーりー。

(鈴の音)

12時18分 大奥を去るか。

どうなさいました?

昨日巻いたのだが止まってしま…。

回想 お見送りは控えさせて頂いて よろしうございますか?

天璋院様! 天璋院様!天璋院様!

♬~

瀧山!

瀧山! 瀧山様!瀧山様!

(天璋院)瀧山!

♬~

(中澤)お気に入りですね。 そのお写真。

西郷が歴史をねつ造するために撮った 天璋院篤姫。

ああ。 能登のおかげで 私が随分と威厳のある人物に見えないか?

はい。 もう少し何か返しようはないのか?

いいかげん お部屋にお戻り下さい!

サンフランシスコへは まだ20日ほどかかります。

ここで お風邪など召されては せっかくの洋行にみそがつきますぞ。

しかし 物見を楽しまずして何の旅か。

西郷参議から くれぐれもと頼まれた 私の身にもなって下さい。

それに お二人は遊びでも 私には物見遊山ではございませぬ!

私は仕事で忙しいのだから 余計な世話はかけぬようにしろと。

そういえば 聞いたぞ! 瀧山 随分と商売がうまいそうだな!

いえ 細々 細々にございますよ。

確か 着物を商っておるのだよな。

はい 日本好みのアメリカ人に 浮世絵や着物などを高く売りつけ➡

その金で買い付けた 男物の洋服や装飾品を➡

今度は 西洋かぶれの日本人に高く売りつけ。

細々にございます!

瀧山 実は私も存外 英語を使えるのだ。➡

あのあと 長崎や横浜を遊学しておってのう。

上様のご遺言どおり 己の好きなように過ごしておったのだ。

おったところ。 蓄えを全て食い潰しましてな。

この渡航費用も借りたのだ。 故に返さねばならぬ!

瀧山! いや 瀧山様! 私を雇ってくれぬか!?

私は英語が使えるのだ!

英語なら私も使える! 通詞など無用だ!

瀧山様。 さすがに かつての主に その態度はいかがなものでしょう。

御一新だ!あなた様は 胤篤様に 大恩がございましょう!➡

あの3年前の出来事!

回想 瀧山! 瀧山! 瀧山 聞こえるか!

い… 痛い…。

息が…。

中澤! 瀧山を私の駕籠に乗せ 薩摩の上屋敷へ!

分かりました! あの! 私の生家は➡

黒木という蘭方医にございます! 頼む! 薩摩!➡

薩摩の上屋敷に来るようにと! (仲野)はっ!

はっ! はっ!

はっ!

ご到着までには まだ小半刻ございますよ。

じゃっどん お戻りになるとなれば 島津の若君。

⚟(いななき)

⚟はっ!

(西郷)胤篤様! 西郷!

はっ!

(源一郎)何 10日もすれば 立って歩けるようになりますかと。➡

これのおかげで。

(胤篤)これは。

懐のこれに刀の切っ先があたり➡

それがゆえに 命取りにならずに済んだのかと。

なんと これが…。

回想 御台様! お形見にございますぞ!

巻くものもおらぬ時計など 持っていて何になる!

では 私が一旦お預かりしておきましょう。

あれ以来 いつでもお返しできるようにと 肌身離さずにしておりまして。

かような形で お返しすることになろうとは。

瀧山 一生の不覚。

起きるな! 家定公に叱られる。

そなたの命は 家定公が 救って下さったようなものだからな。

己の顔など まだ見とうもないと 追い返されたのかもしれませぬな。

何故 かようなことを。

大奥が哀れに思えたのです。

1人くらいは大奥に殉ずる者が➡

共に世を去る者があっても よいのではないかと。

それに 私は鳥籠の中でしか 生きたことのない男でございます。

広い世界で生きる術など知りませぬし。

それは皆 同じなのではないか?

私とて これよりあと どう生きるかなど見当がつかぬ。

徳川の家臣 大奥に仕えておった者も 皆そうだ。

それは おのおの皆➡

立ち向かっていかねばならぬ 壁なのではないか?

よろしうございました! 家屋敷を頂いたところで➡

瀧山様がおらねば もういかにしてよいものやら。

それも そのうち 本人に言うてやるとよい。

頼られると 生きる気力が湧くものだ。はい!➡

それから 先日 兄と話す機会がございまして。➡

実は兄は家定公のお最期をみとった場に 同座したようなのです。

同座?

家定公の最期は 毒を盛られた様子はなかったか?

なるほど。 そこが ご懸念にございましたか。

では 私も率直にお答えいたしましょう。

私は 家定公は病でお亡くなりになったと 思うておりまする。

病…。

(源一郎)家定公のお顔は 黄色く変じておられました。

黄疸と申しまして これは➡

腹の大きくなった妊婦に 時折見られる症状で➡

出てしまえば最後 医者は どうすることもできませぬ。➡

家定公も それをお察しになったようで。

回想 では 私の腹をかっさばき➡

赤子を取り上げることはできぬか?

恐れながら 赤子を取り出せたとて 外で生きていくお力はなきものかと。

そうか。

御台 許せよ。

そなたに子を見せてやることも できなかった。

けれど きっと優しい子じゃ。

かような母に 恨み言ひとつ言わず 共に参ってくれるのだから…。

きっと冥土の旅も楽しかろうて。

私ばかり 何だかすまぬの。 御台。

そうか。 そうであったか。

差し出口ではございますが➡

どうか 己をお責めにはならないで下さいませ。

家定公は あなた様に詫びこそすれ➡

恨みなど みじんもなかったのですから。

(泣き声) (源一郎)願わくば➡

お二人の分まで 今生を楽しんで下さいませ。

(家定)そなたの人生じゃ。 思うように生きよ!

そうですね。 御一新ですしね。

(中澤)胤篤様や私どもがおらねば➡

今日の成功は なかったわけでございますから。➡

一つぐらい頼みごとを聞いて下さっても よろしいのではないですかねぇ!

(仲野)よいではないですか。 父上。

父上。 父上。

何がおかしい!

ちょうど ご婦人の品も扱い始めることですし。

ご婦人の? はい。

例えば あちらは 日本初の女子留学生の一行ですが➡

これからは きっと 女性も洋装をする時代がやって来る➡

そうですよね 父上。

私は 女性の扱いだけは得意だぞ!

はるか昔とられた杵柄ですけどね。

分かりました! 雇いましょう!

恩に着るぞ! 瀧山! いや 旦那様!

旦那様。

あ~っ 拾ってまいります! 旦那様!

ぼっちゃまは そこに。

何か 寒気がするな。

(胤篤)かたじけのうございます。 それは私の主のものです。

海に落ちずよろしうございました。

随分お小さいのに しっかりしていらっしゃる。

さすが女子初の留学生ですね。

ええ でも おねえ様方は 私を かわいそうだっておっしゃるの。

まだ6つなのに 外国へやられるなんて 私の父もひどいって。

でも 英語を身につけるなら 早いほうがいいと聞いて➡

梅が行きたいと 父上に頼んだのです!

なんと! まだ6つのお方のお言葉とは思えませぬ。

あなたは きっと将来大きな 国を動かすようなことをなさると➡

お父上は見込まれたのですね。

いいえ。 父は そういう殿方のよい妻になるためだって。

いいえ! 大きなことをなさるのは きっと あなたご自身かと。

きっとそうなります。 女なのに?

梅様。 これは誰にも内緒なのですが➡

あなたにだけは こっそり教えて差し上げましょう。

私は将軍の御台所であった男なのです。

この国は かつて➡

代々 女が将軍の座に ついておったのですよ。

Can't find what you're looking for?
Get subtitles in any language from opensubtitles.com, and translate them here.