All language subtitles for 大奥(16)幕末編 - [ニュース速報][1440-FHD@KFMVFR.hevc10_crf 20_p 5][字]

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お疲れですか? 24 00:01:59,987 --> 00:02:02,889 (遠山)芳町は初めてですか? 25 00:02:02,889 --> 00:02:05,258 あ。 はい。 26 00:02:05,258 --> 00:02:08,929 確か 男子が身を売る岡場所。 27 00:02:08,929 --> 00:02:12,799 そうそう 吉原が女子が身を売る場所になったんで➡ 28 00:02:12,799 --> 00:02:16,803 そこにいた男たちが ここに移されたんです。➡ 29 00:02:16,803 --> 00:02:22,943 男も女も楽しめますから 共に憂さを晴らしましょう! 30 00:02:22,943 --> 00:02:27,280 あの 憂さを晴らすって何を。 31 00:02:27,280 --> 00:02:30,617 ⚟金さん! 32 00:02:30,617 --> 00:02:32,619 あ! 33 00:02:35,288 --> 00:02:42,295 あ あの 私 やはりよしておきます! ありがとうございました! 34 00:02:45,932 --> 00:02:48,935 ⚟待ちやがれ! この盗人が! 35 00:02:54,641 --> 00:02:57,644 誰か! こいつ! 盗人だ! 36 00:03:02,449 --> 00:03:05,152 え! 37 00:03:12,592 --> 00:03:15,495 お見事。 38 00:03:15,495 --> 00:03:18,198 覚えてやがれ。 39 00:03:20,467 --> 00:03:23,470 (正弘)いたたたたた…。 40 00:03:32,612 --> 00:03:35,315 大事ござんせんか? 41 00:03:40,954 --> 00:03:43,290 あ はい。 42 00:03:43,290 --> 00:03:47,961 おかげさまで取り戻すことができました。 43 00:03:47,961 --> 00:03:52,299 よければ ひとつ 礼でもさせてもらえませんかね。 44 00:03:52,299 --> 00:03:54,301 礼? 45 00:04:03,577 --> 00:04:06,880 ⚟お待たせしんした。 46 00:04:13,253 --> 00:04:16,923 まあ なんと美しい。 47 00:04:16,923 --> 00:04:21,628 ふふ。 ありがとうござりんす。 48 00:04:28,935 --> 00:04:33,807 そなたは陰間という者か。 49 00:04:33,807 --> 00:04:38,945 陰間は皆 吉原の花魁のような 格好をしておるのか? 50 00:04:38,945 --> 00:04:40,881 ふふ。 51 00:04:40,881 --> 00:04:45,819 本当は これは わちきらが始めた格好なんでさぁね。 52 00:04:45,819 --> 00:04:51,525 え! 吉原で昔 男が種付けしていた頃。 53 00:04:51,525 --> 00:04:57,631 客人てのは遊びに来んじゃなくて それこそ真面目に種を求めてくるわけで。 54 00:04:57,631 --> 00:05:00,901 その中には まだ 男と ろくにしゃべったこともない➡ 55 00:05:00,901 --> 00:05:03,236 お嬢さんもおいでなんす。 56 00:05:03,236 --> 00:05:09,910 で 怖がらせないようにって 女のなりを始めたんでありんす。 57 00:05:09,910 --> 00:05:14,581 それを今は 吉原の遊女が まんま まねしてるって寸法で。 58 00:05:14,581 --> 00:05:18,919 はあ 分かりやすい。 59 00:05:18,919 --> 00:05:23,924 お褒めにあずかり恐悦至極でありんす。 60 00:05:27,594 --> 00:05:32,465 そなたは なぜ ここにおるのだ? 61 00:05:32,465 --> 00:05:35,268 勘弁してくんなんし。 身の上話なんて。 62 00:05:35,268 --> 00:05:39,139 学もあるではないか。 先ほども大層な書物を。 63 00:05:39,139 --> 00:05:44,945 わっちゃ 年季が明きいしたらね 学問をしたいと思っていんす。 64 00:05:44,945 --> 00:05:47,848 そなた 学者になりたいのか。 65 00:05:47,848 --> 00:05:55,288 ここを出たら 今度こそ 己の翼で飛びたいってね。 66 00:05:55,288 --> 00:05:57,958 己の翼? 67 00:05:57,958 --> 00:06:00,861 己のやりたいことをやって➡ 68 00:06:00,861 --> 00:06:04,865 己の向かいたいほうへ 向かっていくんです。 69 00:06:10,537 --> 00:06:13,440 あら? 何か? 70 00:06:13,440 --> 00:06:16,142 あ… いえ。 71 00:06:18,245 --> 00:06:25,118 私は実は 兄が隠居したせいで 女ながら家督を許された身での。 72 00:06:25,118 --> 00:06:30,257 じゃあ もしや 男だらけの中でお働きで。 73 00:06:30,257 --> 00:06:33,159 そりゃあ やりにくうござんしょう。 74 00:06:33,159 --> 00:06:38,932 でもの 思い返すと 兄が隠居すると聞いた時➡ 75 00:06:38,932 --> 00:06:46,606 心の内で 「しめた。 これで働きに出られる」とも思うたのじゃ。 76 00:06:46,606 --> 00:06:50,477 すみんせん 何とお呼びすれば。 77 00:06:50,477 --> 00:06:56,950 では 伊勢守とでも。 78 00:06:56,950 --> 00:07:02,222 ふふふ…。 え? 何か おかしいか? 79 00:07:02,222 --> 00:07:07,894 いえ 随分 景気のいい名を言われると。 80 00:07:07,894 --> 00:07:11,564 では 伊勢守様は今➡ 81 00:07:11,564 --> 00:07:18,238 己の翼で飛んでなさる ってことでござんすね。 82 00:07:18,238 --> 00:07:21,574 (ため息) 83 00:07:21,574 --> 00:07:28,882 自ら飛び込んだくせに ため息などついておっては罰が当たるの。 84 00:07:36,923 --> 00:07:42,796 でも お疲れはお疲れでござんしょう。 85 00:07:42,796 --> 00:07:45,598 わちきでよければ お慰めしんすよ。 86 00:07:45,598 --> 00:07:49,469 いやいや…。 もう十分慰められたでの。 87 00:07:49,469 --> 00:07:52,272 わちき 客筋はいいんで 病気の心配はありんせんよ。 88 00:07:52,272 --> 00:07:55,175 いや… もう まことに。 89 00:07:55,175 --> 00:07:58,945 何やら そなたに話したら すっきりと。 90 00:07:58,945 --> 00:08:05,752 礼を言うぞ えぇと。 91 00:08:05,752 --> 00:08:08,054 瀧山です。 92 00:08:10,223 --> 00:08:19,232 瀧山。 今日は ほんに大層楽しかった! 93 00:08:23,236 --> 00:08:26,940 あ よろしかったら また! 94 00:08:41,254 --> 00:08:46,126 <阿部伊勢守様の家には ある故事が伝わっていた。➡ 95 00:08:46,126 --> 00:08:48,928 それは戦国の昔のこと> 96 00:08:48,928 --> 00:08:54,801 (正勝) 父上。 私が竹千代様と同じ輿に乗るなど➡ 97 00:08:54,801 --> 00:08:58,271 恐れ多くはございませんでしょうか。 98 00:08:58,271 --> 00:09:01,174 何をまぬけたことを。 99 00:09:01,174 --> 00:09:06,546 いざという時 そなたが 竹千代様の身代わりとなるためじゃ。 100 00:09:06,546 --> 00:09:11,418 <阿部正勝少年は まさかの折の盾となるべく➡ 101 00:09:11,418 --> 00:09:16,222 幼き徳川家康公の今川行きに 同道したのであった。➡ 102 00:09:16,222 --> 00:09:21,094 その忠義は阿部家の誇りであった> 103 00:09:21,094 --> 00:09:26,232 私も阿部の忠義を見せねばなりませぬ。 104 00:09:26,232 --> 00:09:32,572 <兜の緒を締め直された阿部様は 己のやるべきことに向かって邁進し➡ 105 00:09:32,572 --> 00:09:38,244 男社会の幕府で着実に功績を重ねられ> 106 00:09:38,244 --> 00:09:42,916 女のご老中が生まれんのかい。 随分と久しぶりだね。 107 00:09:42,916 --> 00:09:47,787 この前 谷中・感応寺で大捕り物をした 寺社奉行様だってさ。 108 00:09:47,787 --> 00:09:53,259 何てったっけな 名前 え~と…。 109 00:09:53,259 --> 00:09:56,930 あ 阿部だ。 阿部伊勢守様! 110 00:09:56,930 --> 00:10:00,600 えっ! 何だ 知り合いかい? 111 00:10:00,600 --> 00:10:05,271 ま 色町で まことの名を言う まぬけもおらぬよな。 112 00:10:05,271 --> 00:10:08,575 いえ。 何でもござりんせん。 113 00:10:16,282 --> 00:10:22,622 こたび 老中となりました 阿部伊勢守正弘にございます。 114 00:10:22,622 --> 00:10:27,293 お世継ぎ 家定様に 新任のご挨拶に参りました。 115 00:10:27,293 --> 00:10:32,165 ふーん 阿部か。 116 00:10:32,165 --> 00:10:36,870 その昔 正勝には先祖が世話になったの。 117 00:10:38,905 --> 00:10:43,309 ご存じなので? 有名な話ではないか。 118 00:10:43,309 --> 00:10:47,647 もちろん 阿部家の者は 代々伝え聞いておりますが➡ 119 00:10:47,647 --> 00:10:51,518 まさか主家のお方に お覚え頂いているとは! 120 00:10:51,518 --> 00:10:57,991 当たり前のことではないか。 臣下とのゆえんを留め置くなど。 121 00:10:57,991 --> 00:11:03,596 家定様のご厚情 正弘 心より感服いたしました! 122 00:11:03,596 --> 00:11:09,469 この上は 私めも正勝がごとく 家定様の身代わりとなる覚悟で➡ 123 00:11:09,469 --> 00:11:12,605 お仕えする所存にございます! 124 00:11:12,605 --> 00:11:17,277 身代わり? 私のか?➡ 125 00:11:17,277 --> 00:11:22,148 ふっ ふふ…。 126 00:11:22,148 --> 00:11:27,287 それは なかなか大変だと思うが。➡ 127 00:11:27,287 --> 00:11:33,626 身代わりのごとくと申すなら 以後 私が呼べば すぐに参じるよう。 128 00:11:33,626 --> 00:11:37,497 よいか。 ははっ! 129 00:11:37,497 --> 00:11:43,303 <その日より 阿部様は 本当に呼ばれることとなった> 130 00:11:43,303 --> 00:11:46,973 阿部正弘 お呼びにつきまかりこしてございます! 131 00:11:46,973 --> 00:11:50,310 お 来たか。 (正弘)あの 御用向きは。 132 00:11:50,310 --> 00:11:55,315 うむ 今日は そなたとな… 饅頭を作ろうと思う! 133 00:11:57,183 --> 00:12:00,587 ま 饅頭を? 134 00:12:00,587 --> 00:12:13,933 ♬~ 135 00:12:13,933 --> 00:12:17,270 (家慶)参ると先触れを出したではないか! 136 00:12:17,270 --> 00:12:19,205 (歌橋)申し訳ございませぬ。 137 00:12:19,205 --> 00:12:24,143 本日は阿部様と 先に お約束をしていたとのことで。 138 00:12:24,143 --> 00:12:28,147 親を大事にするよう きつく言い含めておけ! 139 00:12:32,285 --> 00:12:37,957 <阿部様は それからも呼ばれに呼ばれた> 140 00:12:37,957 --> 00:12:41,260 申し訳ございません。 141 00:12:43,630 --> 00:12:49,335 <善哉 きんつば> 142 00:12:56,976 --> 00:12:59,879 お気を付け下さいませ。 143 00:12:59,879 --> 00:13:03,783 <煮豆> 144 00:13:03,783 --> 00:13:07,487 砂糖。 このくらい…。 145 00:13:15,261 --> 00:13:17,563 (正弘)しょうゆ。 146 00:13:20,933 --> 00:13:23,636 <ふかし芋> 147 00:13:52,632 --> 00:13:57,937 <お二人は 随分と くさい仲になられていった> 148 00:14:00,907 --> 00:14:03,910 (間部)また お呼び出しか。 149 00:14:05,778 --> 00:14:08,581 申し訳ございませぬ。 150 00:14:08,581 --> 00:14:14,587 大事なお話が出ました折には 必ずお伝えしますので。 151 00:14:26,132 --> 00:14:31,270 どう思う。 堀田殿 あの小娘。 152 00:14:31,270 --> 00:14:37,143 せんだって失脚された水野様のような 欲があるようには見えませぬがな。 153 00:14:37,143 --> 00:14:41,147 遠い 遠い。 154 00:14:45,618 --> 00:14:49,288 歌橋殿。 遅くなりまして。 155 00:14:49,288 --> 00:14:56,629 申し訳ございませぬ。 本日は しばしお待ち頂けますか? 156 00:14:56,629 --> 00:14:58,564 はい。 157 00:14:58,564 --> 00:15:06,439 ⚟(情事を感じさせる物音と声) 158 00:15:06,439 --> 00:15:12,912 あ お楽しみで。 159 00:15:12,912 --> 00:15:15,214 こちらで。 160 00:15:24,924 --> 00:15:30,930 お待たせいたしました。 ご案内いたします。はい。 161 00:15:44,610 --> 00:15:46,913 上様? 162 00:15:49,282 --> 00:15:52,618 阿部伊勢守 参上つかまつりまして。 163 00:15:52,618 --> 00:15:54,921 バカ! 164 00:15:59,492 --> 00:16:03,496 今日はもうよい! ノロマッ! 帰れ! 165 00:16:15,575 --> 00:16:18,878 一体 何が。 166 00:16:27,920 --> 00:16:32,625 探りを入れてみるか。 もし。 167 00:16:35,261 --> 00:16:49,275 ♬~ 168 00:16:49,275 --> 00:16:52,612  回想 身代わり? ふふ…。 169 00:16:52,612 --> 00:16:56,282 それは なかなか大変だと思うが。 170 00:16:56,282 --> 00:16:58,217 バカ! 171 00:16:58,217 --> 00:17:01,520 まこと そのとおり。 172 00:17:06,893 --> 00:17:14,233 西の丸に男衆を集め 家定様のための奥を用意したい? 173 00:17:14,233 --> 00:17:24,243 はい。 ご正室の任親様がお亡くなりに さりとて 側室もおられませぬ。 174 00:17:24,243 --> 00:17:29,949 これは将軍家にとり 大変よろしくないのではないかと。 175 00:17:32,118 --> 00:17:36,822 奥のことは我らの領分ではない。 176 00:17:38,791 --> 00:17:47,266 なるほど では このままでよろしいと お考えにございますか? 177 00:17:47,266 --> 00:17:50,169 かような おかしなありさまのままで! 178 00:17:50,169 --> 00:17:54,941 家定に奥など ととのえさせたら 一体 いくらかかると思うておるのじゃ。 179 00:17:54,941 --> 00:17:58,277 (堀田)しかし恐れながら上様。 180 00:17:58,277 --> 00:18:04,550 このままでは 上様のお血筋が 絶えてしまうことにもなりかねませぬ! 181 00:18:04,550 --> 00:18:09,422 その時は一橋なり何なりから 養子を取ればよかろう!➡ 182 00:18:09,422 --> 00:18:16,729 そもそも家定は虚弱。 子などできようものなら命に関わるわ! 183 00:18:21,901 --> 00:18:26,238 (正弘) ご老中の方々も うすうすお気付きの様子。 184 00:18:26,238 --> 00:18:33,579 しかも ご正室であった任親様は まこと ご病気ではなく➡ 185 00:18:33,579 --> 00:18:38,884 家定様に ご執心のそのお方に 毒を盛られ亡くなったとの噂も。 186 00:18:41,921 --> 00:18:44,623 (広大院)何ということじゃ。 187 00:18:47,259 --> 00:18:54,934 治済公の呪われた血が かように受け継がれておったとは。 188 00:18:54,934 --> 00:18:58,270 上様をお諫めできるのは 広大院様しかおられませぬ! 189 00:18:58,270 --> 00:19:00,573 どうか! 190 00:19:05,544 --> 00:19:10,883 (正寧)部屋住みの武家を探しているのか。 191 00:19:10,883 --> 00:19:17,223 家定様のための奥に上がってくれる者を 探しておるのですが➡ 192 00:19:17,223 --> 00:19:23,229 兄上 どなたか心当たりはございませぬか。 193 00:19:26,565 --> 00:19:32,238 ここまで申し上げれば 聡明な上様には お分かりにございましょう! 194 00:19:32,238 --> 00:19:39,578 私も以前 家定に側室を持つよう 勧めたこともあるのですが➡ 195 00:19:39,578 --> 00:19:45,451 しかし 家定が よしとせぬのです。 196 00:19:45,451 --> 00:19:50,456 まこと困ったものにございます。 197 00:19:56,128 --> 00:20:01,267 まだ奥を作ることを諦めておらぬのか。 198 00:20:01,267 --> 00:20:05,137 ええ どこかにおられませぬかね。 199 00:20:05,137 --> 00:20:08,607 武家でなくともよいのですが。 そう言われてものう。 200 00:20:08,607 --> 00:20:13,312 勇ましく 知恵も働き 女に優し…。 201 00:20:19,251 --> 00:20:21,554 いた! あ? 202 00:20:23,956 --> 00:20:29,295 あ… あいたた…。 堀田様! いたた…。 203 00:20:29,295 --> 00:20:32,965 私 本日 腹痛にて早退いたします。 204 00:20:32,965 --> 00:20:35,267 お… いやいや…。 205 00:20:37,636 --> 00:20:41,507 広大院に泣きついたとて無駄なことよ! 206 00:20:41,507 --> 00:20:43,509 おばば様 とは。 207 00:20:43,509 --> 00:20:46,212 とぼけおって。 208 00:20:48,981 --> 00:20:56,655 祥子。 そなたは奥を作りたくなどないな… ないな! 209 00:20:56,655 --> 00:20:59,358 …はい。 210 00:21:02,928 --> 00:21:05,631 いい子じゃ。 211 00:21:07,266 --> 00:21:11,137 いい子じゃ。 212 00:21:11,137 --> 00:21:40,432 ♬~ 213 00:21:44,170 --> 00:21:48,307 もし! あの 陰間は まだここにおるか! 214 00:21:48,307 --> 00:21:50,976 あの 美しい 遊女のなりの。 215 00:21:50,976 --> 00:21:52,912 あら。 えぇっと。 216 00:21:52,912 --> 00:21:56,315 あ… おった! ええっと。 瀧山じゃ! 217 00:21:56,315 --> 00:21:58,984 瀧山 そなたを身請けしたいのじゃ! 218 00:21:58,984 --> 00:22:02,254 み… 身請け!? そなたに助けてほしいことがあるのだ! 219 00:22:02,254 --> 00:22:04,957 頼む! 220 00:22:07,927 --> 00:22:11,263 実は 奥勤めをしてくれる者を探しておって。 221 00:22:11,263 --> 00:22:15,568 奥勤め!? そうじゃ。 千代田の奥じゃ。 どうじゃ? 222 00:22:20,606 --> 00:22:25,277 でも それは 私の身の上では難しいかと。 223 00:22:25,277 --> 00:22:31,283 さようなことはない。 いえ。 難しいと思います。 224 00:22:34,620 --> 00:22:38,290 でも ありがとうござりんす。 225 00:22:38,290 --> 00:22:41,994 わちきなんぞのこと覚えて下さってて。 226 00:22:56,308 --> 00:23:00,579 はあ~。 227 00:23:00,579 --> 00:23:04,450 お上手にございますね。 家定様。 228 00:23:04,450 --> 00:23:07,453 今日は呼んでおらぬぞ。 229 00:23:07,453 --> 00:23:12,591 このところ お呼びがかからぬので。 230 00:23:12,591 --> 00:23:15,928 そうか。 231 00:23:15,928 --> 00:23:19,798 まず 押さえてくれるか。 はい。 232 00:23:19,798 --> 00:23:22,501 よいぞ。 は。 233 00:23:35,948 --> 00:23:37,883 これは何を。 234 00:23:37,883 --> 00:23:42,888 カステラじゃ。 まぁ カステラ。 235 00:23:46,292 --> 00:23:52,298 正弘。 広大院様に掛け合ってくれたは そなたであろう? 236 00:23:55,301 --> 00:23:58,971 え? むちゃはするな。 237 00:23:58,971 --> 00:24:06,245 アレに にらまれては そなたの身が どうなるか分かったものではない。 238 00:24:06,245 --> 00:24:08,947 あ…。 239 00:24:12,117 --> 00:24:15,587 そなたが来るようになってから➡ 240 00:24:15,587 --> 00:24:21,293 月に四度あった嫌なことが 二度になった。 241 00:24:23,929 --> 00:24:27,933 私は それで十分じゃ。 242 00:24:36,275 --> 00:24:40,979 私は何をやっておるのだ。 243 00:24:46,919 --> 00:24:57,963 ⚟(半鐘の音) 244 00:24:57,963 --> 00:25:02,267 お城で 火! 火が出たって! 245 00:25:04,570 --> 00:25:06,572 おい 気を付けろよ。 246 00:25:08,240 --> 00:25:12,111 堀田様! 城中の皆様は! 247 00:25:12,111 --> 00:25:15,814 ご無事じゃ! 248 00:25:17,916 --> 00:25:23,789 火元は いずこで? 大奥の御膳所ということじゃ。 249 00:25:23,789 --> 00:25:25,791 御膳所? 250 00:25:25,791 --> 00:25:29,928 (広大院) 江戸城の主が城を炎上させるとは。 251 00:25:29,928 --> 00:25:32,831 しかも原因は天ぷら。➡ 252 00:25:32,831 --> 00:25:36,802 夜中に職人をたたき起こし 天ぷらを揚げさせたとは…➡ 253 00:25:36,802 --> 00:25:40,939 末代までの恥さらしにございますぞ! 254 00:25:40,939 --> 00:25:44,276 お… 表沙汰にしなければ。 255 00:25:44,276 --> 00:25:48,981 ええええ! とても表沙汰になどできませぬ! 256 00:25:51,950 --> 00:25:58,290 とにかく 本丸の大奥は 住める態にはございませんゆえ➡ 257 00:25:58,290 --> 00:26:05,097 私は本丸から家定殿のいらっしゃる 西の丸に身を寄せることにいたします! 258 00:26:05,097 --> 00:26:09,234 は はい。 259 00:26:09,234 --> 00:26:14,907 これで当面 私が番犬です。 260 00:26:14,907 --> 00:26:19,578 上様が参ることもできなくなりましょう。 261 00:26:19,578 --> 00:26:29,254 (正弘)広大院様。 あの… この火事 あまりにも我らに都合がよく。 262 00:26:29,254 --> 00:26:34,560 天から大御所様が 仕置きなさったのですかね? 263 00:26:38,263 --> 00:26:40,933 (広大院)さぁ 伊勢守➡ 264 00:26:40,933 --> 00:26:45,938 この隙に どうぞ家定様に 奥を用意して差し上げて下さい。 265 00:26:47,606 --> 00:26:49,541 は! 266 00:26:49,541 --> 00:26:55,481 身請けの話が出たんだって。 267 00:26:55,481 --> 00:26:57,616 出ただけでさぁね。 268 00:26:57,616 --> 00:27:03,622 ⚟瀧山! この間の あのお方が。 269 00:27:09,228 --> 00:27:17,569 瀧山 こちら 遠山殿とおっしゃいましてね。 270 00:27:17,569 --> 00:27:19,872 遠山殿。 271 00:27:29,915 --> 00:27:32,584 このお方は もしや! 272 00:27:32,584 --> 00:27:38,257 はい。 名奉行 遠山金四郎殿です。 273 00:27:38,257 --> 00:27:45,597 若い時分 無頼の者どもと交わりましてな。 これは その名残の桜吹雪。 274 00:27:45,597 --> 00:27:53,906 (正弘)幕府の役人には 実のところ 遠山殿のようなお方もおります。 275 00:27:55,607 --> 00:27:58,510 あ…! (正弘)調べました。 276 00:27:58,510 --> 00:28:02,214 そなたの母は 男女のもつれから➡ 277 00:28:02,214 --> 00:28:08,086 上役を刺し殺した 鉄砲方だったのですね。➡ 278 00:28:08,086 --> 00:28:17,095 それが故 子であったそなたは 苦界に身を落とすことになった。 279 00:28:19,231 --> 00:28:24,903 いかなる故があろうとも 母御のしたことは愚かと言うしかない。 280 00:28:24,903 --> 00:28:31,243 しかし それは そなた自身の咎ではない。 281 00:28:31,243 --> 00:28:36,949 何か言う者があれば 私は正面切って戦おうと思うておる。 282 00:28:41,587 --> 00:28:48,293 だからどうです? 私に力を貸してはくれませぬか? 283 00:28:53,932 --> 00:28:56,268 伊勢守様。 284 00:28:56,268 --> 00:29:02,074 瀧山 決して御名を汚しませぬよう努めます。 285 00:29:02,074 --> 00:29:05,077 どうぞ この身を請け出して下さいませ! 286 00:29:05,077 --> 00:29:21,893 ♬~ 287 00:29:21,893 --> 00:29:24,563 これは…。 288 00:29:24,563 --> 00:29:28,233 あなたのための奥ですよ。 289 00:29:28,233 --> 00:29:37,909 ♬~ 290 00:29:37,909 --> 00:29:39,845 家定様。 291 00:29:39,845 --> 00:29:46,585 それがし西の奥の総取締を務めます 瀧山と申します。 292 00:29:46,585 --> 00:29:50,455 どうぞ 以後は何なりと お申しつけ下さいませ。 293 00:29:50,455 --> 00:29:54,926 初めに言うておくが 私は側室など望んでおらぬし➡ 294 00:29:54,926 --> 00:30:00,599 体も強うない。 とても かようにあまたの者の相手など。 295 00:30:00,599 --> 00:30:05,270 心得ております。 表向きは お子をもうけるべく。 296 00:30:05,270 --> 00:30:08,607 ですが この者らは実のところ➡ 297 00:30:08,607 --> 00:30:14,613 あなた様を 「嫌なこと」から守るために 集められた男たちなのですよ。 298 00:30:17,282 --> 00:30:21,953 阿部様は 常に家定様のおそばに 侍ることはできませぬ。 299 00:30:21,953 --> 00:30:28,627 ならば 家定様をいついかなる時も お守りする者たちをと。 300 00:30:28,627 --> 00:30:34,933 この男たちは あなた様をお守りする砦にございます。 301 00:30:37,969 --> 00:30:43,308 私の ために… 正弘が…。 302 00:30:43,308 --> 00:31:01,793 ♬~ 303 00:31:01,793 --> 00:31:03,795 瀧山! 304 00:31:06,531 --> 00:31:13,605 西の丸様の おなーりー。 305 00:31:13,605 --> 00:31:36,628 ♬~ 306 00:31:36,628 --> 00:31:42,334 <そして 広大院様は この年の暮れ 逝去された> 307 00:31:56,648 --> 00:32:02,254 (家定)柿山。 瀧山にございます。 308 00:32:02,254 --> 00:32:05,590 私は甘いものを持ってこいと 言うたはずじゃが? 309 00:32:05,590 --> 00:32:09,461 握り飯もかみしめれば なかなか甘くございますよ。 310 00:32:09,461 --> 00:32:14,933 ⚟(仲野)ご無礼いたします。 上様が人払いを頼むと。 311 00:32:14,933 --> 00:32:17,602 来ましたか。 心得た。 312 00:32:17,602 --> 00:32:20,605 人払いをせよ。 は。 313 00:32:46,298 --> 00:32:49,634 これは どういうことじゃ。 家定。 314 00:32:49,634 --> 00:32:53,505 わしは人払いを命じたはずぞ。 315 00:32:53,505 --> 00:32:57,976 そこなる瀧山は この西の丸では私の分身。 316 00:32:57,976 --> 00:33:00,879 ご遠慮なく お話しなって下さいませ。 317 00:33:00,879 --> 00:33:05,250 分身とは いかなることじゃ。 318 00:33:05,250 --> 00:33:08,253 言葉のとおりでございます。 319 00:33:10,589 --> 00:33:16,895 お前 たかが総取締の分際で。 許さぬ! 320 00:33:20,599 --> 00:33:23,935 殿中で抜かれるのでございますか? 321 00:33:23,935 --> 00:33:28,273 そなた… そなた わしを誰と心得る! 322 00:33:28,273 --> 00:33:34,145 恐れながら それがしの主は家定様にございまする! 323 00:33:34,145 --> 00:33:37,949 (家定)父上 お望みどおり 人払いをいたしましたので➡ 324 00:33:37,949 --> 00:33:40,852 ここには 我らよりほか 誰もおりませぬ。 325 00:33:40,852 --> 00:33:43,288 ということは 何が起ころうと➡ 326 00:33:43,288 --> 00:33:47,959 残った者が どうとでも取り繕える ということにございますなぁ。 327 00:33:47,959 --> 00:33:50,262 う…。 328 00:34:08,246 --> 00:34:14,119 お前 このままでは済まさぬからな! 329 00:34:14,119 --> 00:34:17,422 覚えておるがいい! 330 00:34:31,937 --> 00:34:35,607 甘いものをお持ちしましょう。 331 00:34:35,607 --> 00:34:39,945 葛湯に たっぷりと お砂糖をお入れしたものを。 332 00:34:39,945 --> 00:34:44,616 優しいではないか。 瀧山。 333 00:34:44,616 --> 00:34:46,952 今 瀧山と。 334 00:34:46,952 --> 00:34:51,623 はようせい 竹山。 335 00:34:51,623 --> 00:34:53,925 は。 336 00:35:00,432 --> 00:35:07,439 <しかし 家慶公を怒らせ ただで済むはずもなく> 337 00:35:20,785 --> 00:35:25,924 <毒を盛られた家定公は 一命を取り留めたが➡ 338 00:35:25,924 --> 00:35:28,593 更に虚弱となられた。➡ 339 00:35:28,593 --> 00:35:32,897 だが そこに思いもせぬ味方がやって来た> 340 00:35:34,466 --> 00:35:38,603 (半鐘の音) 341 00:35:38,603 --> 00:35:43,274 異国の船じゃ~! 342 00:35:43,274 --> 00:35:45,210 さあ さあ 大変だ 大変だ! 343 00:35:45,210 --> 00:35:51,149 なぁんと なぁんと 長さ三十八間もある どでけえ黒船が浦賀の沖に現れたぁ! 344 00:35:51,149 --> 00:35:54,285 どこの船とは知らねえが どうやらメリケンの船らしい。 345 00:35:54,285 --> 00:35:58,156 大筒をこっちに向けて 今にも開国を迫る勢いだぁ! 346 00:35:58,156 --> 00:36:01,092 異国の船が。 347 00:36:01,092 --> 00:36:05,230 ご無礼を! (家定)何じゃ 正弘。➡ 348 00:36:05,230 --> 00:36:08,566 西の丸に来ておる場合では ないのではないか? 349 00:36:08,566 --> 00:36:13,238 家定様 落ち着いて お聞き下さいませ。 350 00:36:13,238 --> 00:36:17,942 異国船が来て その驚きで。 351 00:36:21,913 --> 00:36:25,617 父上が 死んだ…? 352 00:36:44,602 --> 00:36:50,942 (正弘)メリケンが申し出てきたのは 日本が主要な港を開き➡ 353 00:36:50,942 --> 00:36:57,282 薪と水 糧食の求めに 応ずることにございます。 354 00:36:57,282 --> 00:37:00,552 (家定)大名たちの意見は何と? 355 00:37:00,552 --> 00:37:04,222 開国などまかりならん打ち払え。 356 00:37:04,222 --> 00:37:09,527 幕府は弱腰と笑われるゆえ 打ち払え 打ち払え。 357 00:37:20,772 --> 00:37:24,542 (家定)のぅ 正弘。➡ 358 00:37:24,542 --> 00:37:29,447 そやつらは己が責めを負わぬから 好き放題 言えるのじゃ。➡ 359 00:37:29,447 --> 00:37:35,587 ならば いっそ 連中を政に加えてしまってはどうだ? 360 00:37:35,587 --> 00:37:39,457 さようなことを やってもよろしいので。 361 00:37:39,457 --> 00:37:44,262 私 実は ずっと憂えておったのです。 362 00:37:44,262 --> 00:37:48,933 もはや 幕閣の 徳川の力だけでは 太刀打ちできぬ。 363 00:37:48,933 --> 00:37:54,806 諸大名 学者 いえ それこそ 国中からの英知をかき集めねば➡ 364 00:37:54,806 --> 00:37:57,809 この国は滅んでしまうのではないかと。 365 00:37:59,944 --> 00:38:02,947 好きにやれ 正弘。 366 00:38:04,782 --> 00:38:08,486 私が許す。 そなたが思うようにやれ! 367 00:38:12,524 --> 00:38:14,526 はい! 368 00:38:20,231 --> 00:38:25,103 <かくして 阿部様は アメリカからの親書を公にし➡ 369 00:38:25,103 --> 00:38:29,107 まこと国中から意見を募った> 370 00:38:33,244 --> 00:38:37,582 <集まった その数 延べ800通!➡ 371 00:38:37,582 --> 00:38:41,586 その中で 阿部様が見いだしたのが> 372 00:38:44,255 --> 00:38:48,927 (勝)なんせ向こうは 大筒を積んだ黒船だぜ。➡ 373 00:38:48,927 --> 00:38:52,263 こちとらが押っ取り刀で 斬り込もうたって➡ 374 00:38:52,263 --> 00:38:54,933 近づく前にドカンと お陀仏だ。 375 00:38:54,933 --> 00:38:57,836 となりゃ まず 開国。 376 00:38:57,836 --> 00:39:04,742 んで 異国と交易して もうけた金で 船や武器を買うなり作るなりして➡ 377 00:39:04,742 --> 00:39:07,879 五分に渡り合える力をつける。 378 00:39:07,879 --> 00:39:12,550 ってなぁ 話を書いたんだけど まぁ どうせ読みもしねぇ。 379 00:39:12,550 --> 00:39:15,453 <幕府は この「勝」の意見を採用し> 380 00:39:15,453 --> 00:39:19,224 迎えが来た? どこの? 381 00:39:19,224 --> 00:39:24,095 ふーん。 千代田…。 382 00:39:24,095 --> 00:39:26,097 千代田ぁ!? 383 00:39:26,097 --> 00:39:28,900 <まずは2港に限り港を開き➡ 384 00:39:28,900 --> 00:39:32,570 その裏で 勝に海軍を作る準備を急がせた> 385 00:39:32,570 --> 00:39:34,906 (家定)おばば様。 386 00:39:34,906 --> 00:39:38,776 正弘のやつ あれよあれよという間に➡ 387 00:39:38,776 --> 00:39:42,780 この国の在り方を 変えてしまいましたよ…。 388 00:39:44,916 --> 00:39:49,787 <だが 第十三代将軍となった 家定公のところに➡ 389 00:39:49,787 --> 00:39:53,091 ある一つの話が持ち込まれてきた> 390 00:39:54,926 --> 00:40:00,265 薩摩藩島津家から 御台所を入れたいという話が来た? 391 00:40:00,265 --> 00:40:03,601 薩摩は亡き広大院様のご実家。 392 00:40:03,601 --> 00:40:10,942 生前 広大院様から 話を持ちかけられていた と申すのです。 393 00:40:10,942 --> 00:40:17,282 ふん。 で 薩摩の狙いは? 394 00:40:17,282 --> 00:40:26,291 婚儀を好機として幕政に深く食い込みたい というところではないでしょうか。 395 00:40:26,291 --> 00:40:34,632 なるほどな。 そなたとしてはどうなのだ 薩摩は。 396 00:40:34,632 --> 00:40:40,505 志を同じくしてくれるならば 力は合わせとうございます。 397 00:40:40,505 --> 00:40:48,513 ですが 薩摩は今 水戸と手を組み しきりに攘夷を唱えておりまして。 398 00:40:52,183 --> 00:40:56,888 御台所を送り込み 私をねやにて籠絡➡ 399 00:40:56,888 --> 00:41:02,593 水戸から一橋へ養子に出した慶喜を 次なる将軍に指名させる。 400 00:41:02,593 --> 00:41:10,268 晴れて慶喜が将軍となった暁には 水戸と共に幕政を我が物としたい。➡ 401 00:41:10,268 --> 00:41:13,604 筋書きは そんなところか。 402 00:41:13,604 --> 00:41:19,277 やはり お断りします。 面倒なことになりかねませぬ。 403 00:41:19,277 --> 00:41:22,180 (家定)待て 正弘! 待て! 404 00:41:22,180 --> 00:41:27,618 そなたとしては 薩摩が志を同じくする味方となせれば➡ 405 00:41:27,618 --> 00:41:30,521 それが最良なのであろう? 406 00:41:30,521 --> 00:41:37,962 ならば ねやにて 薩摩隼人1人くらい 逆に たぶらかすくらいは➡ 407 00:41:37,962 --> 00:41:40,631 私にもできると思うぞ。 408 00:41:40,631 --> 00:41:42,567 しかし この正弘➡ 409 00:41:42,567 --> 00:41:45,503 上様が夫を持ちたくないお気持ちは 誰よりも存じて…。 410 00:41:45,503 --> 00:41:49,507 そなたのために将軍になった。 411 00:41:51,275 --> 00:41:57,982 そなたが自在に空を飛ぶために ここに座っておるのだ。 私は。 412 00:42:07,792 --> 00:42:11,262 上様…。 413 00:42:11,262 --> 00:42:30,948 ♬~ 414 00:42:30,948 --> 00:42:36,821 こたび 大奥は 薩摩より御台様を迎えることとなった。 415 00:42:36,821 --> 00:42:41,592 薩摩…! そうだ。 薩摩だ。 416 00:42:41,592 --> 00:42:44,495 むくつけき熊のような薩摩隼人が やって来る。 417 00:42:44,495 --> 00:42:48,299 上様を害しにな。 418 00:42:48,299 --> 00:42:56,974 大奥は その昔 三代家光公をお守りする 最後の砦として作られたという。 419 00:42:56,974 --> 00:43:01,245 私たちが守るべきは上様 徳川家定公➡ 420 00:43:01,245 --> 00:43:04,148 それをゆめゆめ忘るるな! 421 00:43:04,148 --> 00:43:11,255 ♬~ 422 00:43:11,255 --> 00:43:15,593 我らが大奥だ! 423 00:43:15,593 --> 00:43:17,528 (一同)はっ! 424 00:43:17,528 --> 00:43:21,265 <まるで敵でも迎え撃つかの気配の中➡ 425 00:43:21,265 --> 00:43:24,602 そのお方は やって来られたのだ> 426 00:43:24,602 --> 00:43:29,273 大奥総取締の瀧山にございます。 427 00:43:29,273 --> 00:43:32,977 (胤篤)うむ。 面を上げよ。 428 00:43:40,885 --> 00:43:45,590 <むくつけき薩摩隼人と思いきや> 429 00:43:50,962 --> 00:43:55,266 胤篤である。 よろしう頼む。 430 00:44:01,572 --> 00:44:05,910 ♬~ 431 00:44:05,910 --> 00:44:09,247 私は顔形になど惑わされぬ。 432 00:44:09,247 --> 00:44:11,182 無礼者! 何をいたすか! 433 00:44:11,182 --> 00:44:14,118 あなたのようなお考えが この国を滅ぼすのです! 434 00:44:14,118 --> 00:44:16,587 隠密がおると見て 間違いはございませぬ! 435 00:44:16,587 --> 00:44:20,925 薩摩の狙いは…。 私ごときが次の将軍など。 436 00:44:20,925 --> 00:44:22,860 ありがとうございました。 437 00:44:22,860 --> 00:44:25,162 私と巡り会って下さって…。 39652

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