All language subtitles for 大奥(16)幕末編 - [ニュース速報][1440-FHD@KFMVFR.hevc10_crf 20_p 5][字]
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1
00:00:02,202 --> 00:00:06,139
<天保十二年 閏正月七日。➡
2
00:00:06,139 --> 00:00:08,942
第十一代将軍であった➡
3
00:00:08,942 --> 00:00:12,813
大御所家斉公 薨去。➡
4
00:00:12,813 --> 00:00:17,618
家斉公は熊痘により赤面を撲滅。➡
5
00:00:17,618 --> 00:00:23,490
男子による家督相続を強く推し進めた結果
世は様変わりし➡
6
00:00:23,490 --> 00:00:30,197
幕府の重職は再び
男が大半を占めることとなった>
7
00:00:31,965 --> 00:00:36,670
改めて一同 世の乱れを正し…。
8
00:00:44,978 --> 00:00:48,649
世のかじを
男が取るようになってからというもの➡
9
00:00:48,649 --> 00:00:53,520
城中も市中も風紀は乱れ
ろくなことはない。
10
00:00:53,520 --> 00:00:59,660
我ら女の手で 八代吉宗公の頃のような
正しき世に戻さねばならぬ。
11
00:00:59,660 --> 00:01:03,530
(正弘)しかし そのころとは
世のありさまも随分変わりましたし。
12
00:01:03,530 --> 00:01:10,938
実は上様は お世継ぎを祥子様に
お決めになった。
13
00:01:10,938 --> 00:01:12,873
まことにございますか?
14
00:01:12,873 --> 00:01:18,812
上様は 祥子様が大層お気に入り。
15
00:01:18,812 --> 00:01:23,951
他家には嫁がせとうないのかもしれぬが。
16
00:01:23,951 --> 00:01:26,853
まぁ さように かわいがっておいでで。
17
00:01:26,853 --> 00:01:30,824
再び我らの時代が来るぞ。 ではの。➡
18
00:01:30,824 --> 00:01:33,126
上様。
19
00:01:35,295 --> 00:01:38,198
(ため息)
20
00:01:38,198 --> 00:01:41,969
⚟(遠山)阿部伊勢守様。
21
00:01:41,969 --> 00:01:43,904
遠山左衛門尉殿。
22
00:01:43,904 --> 00:01:47,841
先日の御前公事
お見事にございましたね。➡
23
00:01:47,841 --> 00:01:51,144
ん? お疲れですか?
24
00:01:59,987 --> 00:02:02,889
(遠山)芳町は初めてですか?
25
00:02:02,889 --> 00:02:05,258
あ。 はい。
26
00:02:05,258 --> 00:02:08,929
確か 男子が身を売る岡場所。
27
00:02:08,929 --> 00:02:12,799
そうそう
吉原が女子が身を売る場所になったんで➡
28
00:02:12,799 --> 00:02:16,803
そこにいた男たちが
ここに移されたんです。➡
29
00:02:16,803 --> 00:02:22,943
男も女も楽しめますから
共に憂さを晴らしましょう!
30
00:02:22,943 --> 00:02:27,280
あの 憂さを晴らすって何を。
31
00:02:27,280 --> 00:02:30,617
⚟金さん!
32
00:02:30,617 --> 00:02:32,619
あ!
33
00:02:35,288 --> 00:02:42,295
あ あの 私 やはりよしておきます!
ありがとうございました!
34
00:02:45,932 --> 00:02:48,935
⚟待ちやがれ! この盗人が!
35
00:02:54,641 --> 00:02:57,644
誰か! こいつ! 盗人だ!
36
00:03:02,449 --> 00:03:05,152
え!
37
00:03:12,592 --> 00:03:15,495
お見事。
38
00:03:15,495 --> 00:03:18,198
覚えてやがれ。
39
00:03:20,467 --> 00:03:23,470
(正弘)いたたたたた…。
40
00:03:32,612 --> 00:03:35,315
大事ござんせんか?
41
00:03:40,954 --> 00:03:43,290
あ はい。
42
00:03:43,290 --> 00:03:47,961
おかげさまで取り戻すことができました。
43
00:03:47,961 --> 00:03:52,299
よければ ひとつ
礼でもさせてもらえませんかね。
44
00:03:52,299 --> 00:03:54,301
礼?
45
00:04:03,577 --> 00:04:06,880
⚟お待たせしんした。
46
00:04:13,253 --> 00:04:16,923
まあ なんと美しい。
47
00:04:16,923 --> 00:04:21,628
ふふ。 ありがとうござりんす。
48
00:04:28,935 --> 00:04:33,807
そなたは陰間という者か。
49
00:04:33,807 --> 00:04:38,945
陰間は皆 吉原の花魁のような
格好をしておるのか?
50
00:04:38,945 --> 00:04:40,881
ふふ。
51
00:04:40,881 --> 00:04:45,819
本当は これは
わちきらが始めた格好なんでさぁね。
52
00:04:45,819 --> 00:04:51,525
え!
吉原で昔 男が種付けしていた頃。
53
00:04:51,525 --> 00:04:57,631
客人てのは遊びに来んじゃなくて
それこそ真面目に種を求めてくるわけで。
54
00:04:57,631 --> 00:05:00,901
その中には まだ
男と ろくにしゃべったこともない➡
55
00:05:00,901 --> 00:05:03,236
お嬢さんもおいでなんす。
56
00:05:03,236 --> 00:05:09,910
で 怖がらせないようにって
女のなりを始めたんでありんす。
57
00:05:09,910 --> 00:05:14,581
それを今は 吉原の遊女が
まんま まねしてるって寸法で。
58
00:05:14,581 --> 00:05:18,919
はあ 分かりやすい。
59
00:05:18,919 --> 00:05:23,924
お褒めにあずかり恐悦至極でありんす。
60
00:05:27,594 --> 00:05:32,465
そなたは なぜ ここにおるのだ?
61
00:05:32,465 --> 00:05:35,268
勘弁してくんなんし。
身の上話なんて。
62
00:05:35,268 --> 00:05:39,139
学もあるではないか。
先ほども大層な書物を。
63
00:05:39,139 --> 00:05:44,945
わっちゃ 年季が明きいしたらね
学問をしたいと思っていんす。
64
00:05:44,945 --> 00:05:47,848
そなた 学者になりたいのか。
65
00:05:47,848 --> 00:05:55,288
ここを出たら
今度こそ 己の翼で飛びたいってね。
66
00:05:55,288 --> 00:05:57,958
己の翼?
67
00:05:57,958 --> 00:06:00,861
己のやりたいことをやって➡
68
00:06:00,861 --> 00:06:04,865
己の向かいたいほうへ
向かっていくんです。
69
00:06:10,537 --> 00:06:13,440
あら? 何か?
70
00:06:13,440 --> 00:06:16,142
あ… いえ。
71
00:06:18,245 --> 00:06:25,118
私は実は 兄が隠居したせいで
女ながら家督を許された身での。
72
00:06:25,118 --> 00:06:30,257
じゃあ もしや 男だらけの中でお働きで。
73
00:06:30,257 --> 00:06:33,159
そりゃあ やりにくうござんしょう。
74
00:06:33,159 --> 00:06:38,932
でもの 思い返すと
兄が隠居すると聞いた時➡
75
00:06:38,932 --> 00:06:46,606
心の内で 「しめた。
これで働きに出られる」とも思うたのじゃ。
76
00:06:46,606 --> 00:06:50,477
すみんせん 何とお呼びすれば。
77
00:06:50,477 --> 00:06:56,950
では 伊勢守とでも。
78
00:06:56,950 --> 00:07:02,222
ふふふ…。
え? 何か おかしいか?
79
00:07:02,222 --> 00:07:07,894
いえ 随分 景気のいい名を言われると。
80
00:07:07,894 --> 00:07:11,564
では 伊勢守様は今➡
81
00:07:11,564 --> 00:07:18,238
己の翼で飛んでなさる
ってことでござんすね。
82
00:07:18,238 --> 00:07:21,574
(ため息)
83
00:07:21,574 --> 00:07:28,882
自ら飛び込んだくせに
ため息などついておっては罰が当たるの。
84
00:07:36,923 --> 00:07:42,796
でも お疲れはお疲れでござんしょう。
85
00:07:42,796 --> 00:07:45,598
わちきでよければ お慰めしんすよ。
86
00:07:45,598 --> 00:07:49,469
いやいや…。 もう十分慰められたでの。
87
00:07:49,469 --> 00:07:52,272
わちき 客筋はいいんで
病気の心配はありんせんよ。
88
00:07:52,272 --> 00:07:55,175
いや… もう まことに。
89
00:07:55,175 --> 00:07:58,945
何やら そなたに話したら すっきりと。
90
00:07:58,945 --> 00:08:05,752
礼を言うぞ えぇと。
91
00:08:05,752 --> 00:08:08,054
瀧山です。
92
00:08:10,223 --> 00:08:19,232
瀧山。 今日は ほんに大層楽しかった!
93
00:08:23,236 --> 00:08:26,940
あ よろしかったら また!
94
00:08:41,254 --> 00:08:46,126
<阿部伊勢守様の家には
ある故事が伝わっていた。➡
95
00:08:46,126 --> 00:08:48,928
それは戦国の昔のこと>
96
00:08:48,928 --> 00:08:54,801
(正勝)
父上。 私が竹千代様と同じ輿に乗るなど➡
97
00:08:54,801 --> 00:08:58,271
恐れ多くはございませんでしょうか。
98
00:08:58,271 --> 00:09:01,174
何をまぬけたことを。
99
00:09:01,174 --> 00:09:06,546
いざという時 そなたが
竹千代様の身代わりとなるためじゃ。
100
00:09:06,546 --> 00:09:11,418
<阿部正勝少年は
まさかの折の盾となるべく➡
101
00:09:11,418 --> 00:09:16,222
幼き徳川家康公の今川行きに
同道したのであった。➡
102
00:09:16,222 --> 00:09:21,094
その忠義は阿部家の誇りであった>
103
00:09:21,094 --> 00:09:26,232
私も阿部の忠義を見せねばなりませぬ。
104
00:09:26,232 --> 00:09:32,572
<兜の緒を締め直された阿部様は
己のやるべきことに向かって邁進し➡
105
00:09:32,572 --> 00:09:38,244
男社会の幕府で着実に功績を重ねられ>
106
00:09:38,244 --> 00:09:42,916
女のご老中が生まれんのかい。
随分と久しぶりだね。
107
00:09:42,916 --> 00:09:47,787
この前 谷中・感応寺で大捕り物をした
寺社奉行様だってさ。
108
00:09:47,787 --> 00:09:53,259
何てったっけな 名前 え~と…。
109
00:09:53,259 --> 00:09:56,930
あ 阿部だ。 阿部伊勢守様!
110
00:09:56,930 --> 00:10:00,600
えっ!
何だ 知り合いかい?
111
00:10:00,600 --> 00:10:05,271
ま 色町で まことの名を言う
まぬけもおらぬよな。
112
00:10:05,271 --> 00:10:08,575
いえ。 何でもござりんせん。
113
00:10:16,282 --> 00:10:22,622
こたび 老中となりました
阿部伊勢守正弘にございます。
114
00:10:22,622 --> 00:10:27,293
お世継ぎ 家定様に
新任のご挨拶に参りました。
115
00:10:27,293 --> 00:10:32,165
ふーん 阿部か。
116
00:10:32,165 --> 00:10:36,870
その昔 正勝には先祖が世話になったの。
117
00:10:38,905 --> 00:10:43,309
ご存じなので?
有名な話ではないか。
118
00:10:43,309 --> 00:10:47,647
もちろん 阿部家の者は
代々伝え聞いておりますが➡
119
00:10:47,647 --> 00:10:51,518
まさか主家のお方に
お覚え頂いているとは!
120
00:10:51,518 --> 00:10:57,991
当たり前のことではないか。
臣下とのゆえんを留め置くなど。
121
00:10:57,991 --> 00:11:03,596
家定様のご厚情
正弘 心より感服いたしました!
122
00:11:03,596 --> 00:11:09,469
この上は 私めも正勝がごとく
家定様の身代わりとなる覚悟で➡
123
00:11:09,469 --> 00:11:12,605
お仕えする所存にございます!
124
00:11:12,605 --> 00:11:17,277
身代わり? 私のか?➡
125
00:11:17,277 --> 00:11:22,148
ふっ ふふ…。
126
00:11:22,148 --> 00:11:27,287
それは なかなか大変だと思うが。➡
127
00:11:27,287 --> 00:11:33,626
身代わりのごとくと申すなら
以後 私が呼べば すぐに参じるよう。
128
00:11:33,626 --> 00:11:37,497
よいか。
ははっ!
129
00:11:37,497 --> 00:11:43,303
<その日より 阿部様は
本当に呼ばれることとなった>
130
00:11:43,303 --> 00:11:46,973
阿部正弘
お呼びにつきまかりこしてございます!
131
00:11:46,973 --> 00:11:50,310
お 来たか。
(正弘)あの 御用向きは。
132
00:11:50,310 --> 00:11:55,315
うむ 今日は そなたとな…
饅頭を作ろうと思う!
133
00:11:57,183 --> 00:12:00,587
ま 饅頭を?
134
00:12:00,587 --> 00:12:13,933
♬~
135
00:12:13,933 --> 00:12:17,270
(家慶)参ると先触れを出したではないか!
136
00:12:17,270 --> 00:12:19,205
(歌橋)申し訳ございませぬ。
137
00:12:19,205 --> 00:12:24,143
本日は阿部様と
先に お約束をしていたとのことで。
138
00:12:24,143 --> 00:12:28,147
親を大事にするよう
きつく言い含めておけ!
139
00:12:32,285 --> 00:12:37,957
<阿部様は それからも呼ばれに呼ばれた>
140
00:12:37,957 --> 00:12:41,260
申し訳ございません。
141
00:12:43,630 --> 00:12:49,335
<善哉 きんつば>
142
00:12:56,976 --> 00:12:59,879
お気を付け下さいませ。
143
00:12:59,879 --> 00:13:03,783
<煮豆>
144
00:13:03,783 --> 00:13:07,487
砂糖。
このくらい…。
145
00:13:15,261 --> 00:13:17,563
(正弘)しょうゆ。
146
00:13:20,933 --> 00:13:23,636
<ふかし芋>
147
00:13:52,632 --> 00:13:57,937
<お二人は
随分と くさい仲になられていった>
148
00:14:00,907 --> 00:14:03,910
(間部)また お呼び出しか。
149
00:14:05,778 --> 00:14:08,581
申し訳ございませぬ。
150
00:14:08,581 --> 00:14:14,587
大事なお話が出ました折には
必ずお伝えしますので。
151
00:14:26,132 --> 00:14:31,270
どう思う。 堀田殿 あの小娘。
152
00:14:31,270 --> 00:14:37,143
せんだって失脚された水野様のような
欲があるようには見えませぬがな。
153
00:14:37,143 --> 00:14:41,147
遠い 遠い。
154
00:14:45,618 --> 00:14:49,288
歌橋殿。 遅くなりまして。
155
00:14:49,288 --> 00:14:56,629
申し訳ございませぬ。
本日は しばしお待ち頂けますか?
156
00:14:56,629 --> 00:14:58,564
はい。
157
00:14:58,564 --> 00:15:06,439
⚟(情事を感じさせる物音と声)
158
00:15:06,439 --> 00:15:12,912
あ お楽しみで。
159
00:15:12,912 --> 00:15:15,214
こちらで。
160
00:15:24,924 --> 00:15:30,930
お待たせいたしました。
ご案内いたします。はい。
161
00:15:44,610 --> 00:15:46,913
上様?
162
00:15:49,282 --> 00:15:52,618
阿部伊勢守 参上つかまつりまして。
163
00:15:52,618 --> 00:15:54,921
バカ!
164
00:15:59,492 --> 00:16:03,496
今日はもうよい! ノロマッ! 帰れ!
165
00:16:15,575 --> 00:16:18,878
一体 何が。
166
00:16:27,920 --> 00:16:32,625
探りを入れてみるか。 もし。
167
00:16:35,261 --> 00:16:49,275
♬~
168
00:16:49,275 --> 00:16:52,612
回想 身代わり? ふふ…。
169
00:16:52,612 --> 00:16:56,282
それは なかなか大変だと思うが。
170
00:16:56,282 --> 00:16:58,217
バカ!
171
00:16:58,217 --> 00:17:01,520
まこと そのとおり。
172
00:17:06,893 --> 00:17:14,233
西の丸に男衆を集め
家定様のための奥を用意したい?
173
00:17:14,233 --> 00:17:24,243
はい。 ご正室の任親様がお亡くなりに
さりとて 側室もおられませぬ。
174
00:17:24,243 --> 00:17:29,949
これは将軍家にとり
大変よろしくないのではないかと。
175
00:17:32,118 --> 00:17:36,822
奥のことは我らの領分ではない。
176
00:17:38,791 --> 00:17:47,266
なるほど では このままでよろしいと
お考えにございますか?
177
00:17:47,266 --> 00:17:50,169
かような おかしなありさまのままで!
178
00:17:50,169 --> 00:17:54,941
家定に奥など ととのえさせたら
一体 いくらかかると思うておるのじゃ。
179
00:17:54,941 --> 00:17:58,277
(堀田)しかし恐れながら上様。
180
00:17:58,277 --> 00:18:04,550
このままでは 上様のお血筋が
絶えてしまうことにもなりかねませぬ!
181
00:18:04,550 --> 00:18:09,422
その時は一橋なり何なりから
養子を取ればよかろう!➡
182
00:18:09,422 --> 00:18:16,729
そもそも家定は虚弱。
子などできようものなら命に関わるわ!
183
00:18:21,901 --> 00:18:26,238
(正弘)
ご老中の方々も うすうすお気付きの様子。
184
00:18:26,238 --> 00:18:33,579
しかも ご正室であった任親様は
まこと ご病気ではなく➡
185
00:18:33,579 --> 00:18:38,884
家定様に ご執心のそのお方に
毒を盛られ亡くなったとの噂も。
186
00:18:41,921 --> 00:18:44,623
(広大院)何ということじゃ。
187
00:18:47,259 --> 00:18:54,934
治済公の呪われた血が
かように受け継がれておったとは。
188
00:18:54,934 --> 00:18:58,270
上様をお諫めできるのは
広大院様しかおられませぬ!
189
00:18:58,270 --> 00:19:00,573
どうか!
190
00:19:05,544 --> 00:19:10,883
(正寧)部屋住みの武家を探しているのか。
191
00:19:10,883 --> 00:19:17,223
家定様のための奥に上がってくれる者を
探しておるのですが➡
192
00:19:17,223 --> 00:19:23,229
兄上 どなたか心当たりはございませぬか。
193
00:19:26,565 --> 00:19:32,238
ここまで申し上げれば 聡明な上様には
お分かりにございましょう!
194
00:19:32,238 --> 00:19:39,578
私も以前 家定に側室を持つよう
勧めたこともあるのですが➡
195
00:19:39,578 --> 00:19:45,451
しかし 家定が よしとせぬのです。
196
00:19:45,451 --> 00:19:50,456
まこと困ったものにございます。
197
00:19:56,128 --> 00:20:01,267
まだ奥を作ることを諦めておらぬのか。
198
00:20:01,267 --> 00:20:05,137
ええ どこかにおられませぬかね。
199
00:20:05,137 --> 00:20:08,607
武家でなくともよいのですが。
そう言われてものう。
200
00:20:08,607 --> 00:20:13,312
勇ましく 知恵も働き 女に優し…。
201
00:20:19,251 --> 00:20:21,554
いた!
あ?
202
00:20:23,956 --> 00:20:29,295
あ… あいたた…。 堀田様! いたた…。
203
00:20:29,295 --> 00:20:32,965
私 本日 腹痛にて早退いたします。
204
00:20:32,965 --> 00:20:35,267
お… いやいや…。
205
00:20:37,636 --> 00:20:41,507
広大院に泣きついたとて無駄なことよ!
206
00:20:41,507 --> 00:20:43,509
おばば様 とは。
207
00:20:43,509 --> 00:20:46,212
とぼけおって。
208
00:20:48,981 --> 00:20:56,655
祥子。 そなたは奥を作りたくなどないな…
ないな!
209
00:20:56,655 --> 00:20:59,358
…はい。
210
00:21:02,928 --> 00:21:05,631
いい子じゃ。
211
00:21:07,266 --> 00:21:11,137
いい子じゃ。
212
00:21:11,137 --> 00:21:40,432
♬~
213
00:21:44,170 --> 00:21:48,307
もし! あの 陰間は まだここにおるか!
214
00:21:48,307 --> 00:21:50,976
あの 美しい 遊女のなりの。
215
00:21:50,976 --> 00:21:52,912
あら。 えぇっと。
216
00:21:52,912 --> 00:21:56,315
あ… おった! ええっと。 瀧山じゃ!
217
00:21:56,315 --> 00:21:58,984
瀧山 そなたを身請けしたいのじゃ!
218
00:21:58,984 --> 00:22:02,254
み… 身請け!?
そなたに助けてほしいことがあるのだ!
219
00:22:02,254 --> 00:22:04,957
頼む!
220
00:22:07,927 --> 00:22:11,263
実は
奥勤めをしてくれる者を探しておって。
221
00:22:11,263 --> 00:22:15,568
奥勤め!?
そうじゃ。 千代田の奥じゃ。 どうじゃ?
222
00:22:20,606 --> 00:22:25,277
でも それは 私の身の上では難しいかと。
223
00:22:25,277 --> 00:22:31,283
さようなことはない。
いえ。 難しいと思います。
224
00:22:34,620 --> 00:22:38,290
でも ありがとうござりんす。
225
00:22:38,290 --> 00:22:41,994
わちきなんぞのこと覚えて下さってて。
226
00:22:56,308 --> 00:23:00,579
はあ~。
227
00:23:00,579 --> 00:23:04,450
お上手にございますね。 家定様。
228
00:23:04,450 --> 00:23:07,453
今日は呼んでおらぬぞ。
229
00:23:07,453 --> 00:23:12,591
このところ お呼びがかからぬので。
230
00:23:12,591 --> 00:23:15,928
そうか。
231
00:23:15,928 --> 00:23:19,798
まず 押さえてくれるか。
はい。
232
00:23:19,798 --> 00:23:22,501
よいぞ。
は。
233
00:23:35,948 --> 00:23:37,883
これは何を。
234
00:23:37,883 --> 00:23:42,888
カステラじゃ。
まぁ カステラ。
235
00:23:46,292 --> 00:23:52,298
正弘。 広大院様に掛け合ってくれたは
そなたであろう?
236
00:23:55,301 --> 00:23:58,971
え?
むちゃはするな。
237
00:23:58,971 --> 00:24:06,245
アレに にらまれては そなたの身が
どうなるか分かったものではない。
238
00:24:06,245 --> 00:24:08,947
あ…。
239
00:24:12,117 --> 00:24:15,587
そなたが来るようになってから➡
240
00:24:15,587 --> 00:24:21,293
月に四度あった嫌なことが 二度になった。
241
00:24:23,929 --> 00:24:27,933
私は それで十分じゃ。
242
00:24:36,275 --> 00:24:40,979
私は何をやっておるのだ。
243
00:24:46,919 --> 00:24:57,963
⚟(半鐘の音)
244
00:24:57,963 --> 00:25:02,267
お城で 火! 火が出たって!
245
00:25:04,570 --> 00:25:06,572
おい 気を付けろよ。
246
00:25:08,240 --> 00:25:12,111
堀田様! 城中の皆様は!
247
00:25:12,111 --> 00:25:15,814
ご無事じゃ!
248
00:25:17,916 --> 00:25:23,789
火元は いずこで?
大奥の御膳所ということじゃ。
249
00:25:23,789 --> 00:25:25,791
御膳所?
250
00:25:25,791 --> 00:25:29,928
(広大院)
江戸城の主が城を炎上させるとは。
251
00:25:29,928 --> 00:25:32,831
しかも原因は天ぷら。➡
252
00:25:32,831 --> 00:25:36,802
夜中に職人をたたき起こし
天ぷらを揚げさせたとは…➡
253
00:25:36,802 --> 00:25:40,939
末代までの恥さらしにございますぞ!
254
00:25:40,939 --> 00:25:44,276
お… 表沙汰にしなければ。
255
00:25:44,276 --> 00:25:48,981
ええええ!
とても表沙汰になどできませぬ!
256
00:25:51,950 --> 00:25:58,290
とにかく 本丸の大奥は
住める態にはございませんゆえ➡
257
00:25:58,290 --> 00:26:05,097
私は本丸から家定殿のいらっしゃる
西の丸に身を寄せることにいたします!
258
00:26:05,097 --> 00:26:09,234
は はい。
259
00:26:09,234 --> 00:26:14,907
これで当面 私が番犬です。
260
00:26:14,907 --> 00:26:19,578
上様が参ることもできなくなりましょう。
261
00:26:19,578 --> 00:26:29,254
(正弘)広大院様。 あの… この火事
あまりにも我らに都合がよく。
262
00:26:29,254 --> 00:26:34,560
天から大御所様が
仕置きなさったのですかね?
263
00:26:38,263 --> 00:26:40,933
(広大院)さぁ 伊勢守➡
264
00:26:40,933 --> 00:26:45,938
この隙に どうぞ家定様に
奥を用意して差し上げて下さい。
265
00:26:47,606 --> 00:26:49,541
は!
266
00:26:49,541 --> 00:26:55,481
身請けの話が出たんだって。
267
00:26:55,481 --> 00:26:57,616
出ただけでさぁね。
268
00:26:57,616 --> 00:27:03,622
⚟瀧山! この間の あのお方が。
269
00:27:09,228 --> 00:27:17,569
瀧山
こちら 遠山殿とおっしゃいましてね。
270
00:27:17,569 --> 00:27:19,872
遠山殿。
271
00:27:29,915 --> 00:27:32,584
このお方は もしや!
272
00:27:32,584 --> 00:27:38,257
はい。 名奉行 遠山金四郎殿です。
273
00:27:38,257 --> 00:27:45,597
若い時分 無頼の者どもと交わりましてな。
これは その名残の桜吹雪。
274
00:27:45,597 --> 00:27:53,906
(正弘)幕府の役人には 実のところ
遠山殿のようなお方もおります。
275
00:27:55,607 --> 00:27:58,510
あ…!
(正弘)調べました。
276
00:27:58,510 --> 00:28:02,214
そなたの母は 男女のもつれから➡
277
00:28:02,214 --> 00:28:08,086
上役を刺し殺した
鉄砲方だったのですね。➡
278
00:28:08,086 --> 00:28:17,095
それが故 子であったそなたは
苦界に身を落とすことになった。
279
00:28:19,231 --> 00:28:24,903
いかなる故があろうとも
母御のしたことは愚かと言うしかない。
280
00:28:24,903 --> 00:28:31,243
しかし それは そなた自身の咎ではない。
281
00:28:31,243 --> 00:28:36,949
何か言う者があれば
私は正面切って戦おうと思うておる。
282
00:28:41,587 --> 00:28:48,293
だからどうです?
私に力を貸してはくれませぬか?
283
00:28:53,932 --> 00:28:56,268
伊勢守様。
284
00:28:56,268 --> 00:29:02,074
瀧山
決して御名を汚しませぬよう努めます。
285
00:29:02,074 --> 00:29:05,077
どうぞ この身を請け出して下さいませ!
286
00:29:05,077 --> 00:29:21,893
♬~
287
00:29:21,893 --> 00:29:24,563
これは…。
288
00:29:24,563 --> 00:29:28,233
あなたのための奥ですよ。
289
00:29:28,233 --> 00:29:37,909
♬~
290
00:29:37,909 --> 00:29:39,845
家定様。
291
00:29:39,845 --> 00:29:46,585
それがし西の奥の総取締を務めます
瀧山と申します。
292
00:29:46,585 --> 00:29:50,455
どうぞ 以後は何なりと
お申しつけ下さいませ。
293
00:29:50,455 --> 00:29:54,926
初めに言うておくが
私は側室など望んでおらぬし➡
294
00:29:54,926 --> 00:30:00,599
体も強うない。
とても かようにあまたの者の相手など。
295
00:30:00,599 --> 00:30:05,270
心得ております。
表向きは お子をもうけるべく。
296
00:30:05,270 --> 00:30:08,607
ですが この者らは実のところ➡
297
00:30:08,607 --> 00:30:14,613
あなた様を 「嫌なこと」から守るために
集められた男たちなのですよ。
298
00:30:17,282 --> 00:30:21,953
阿部様は 常に家定様のおそばに
侍ることはできませぬ。
299
00:30:21,953 --> 00:30:28,627
ならば 家定様をいついかなる時も
お守りする者たちをと。
300
00:30:28,627 --> 00:30:34,933
この男たちは
あなた様をお守りする砦にございます。
301
00:30:37,969 --> 00:30:43,308
私の ために… 正弘が…。
302
00:30:43,308 --> 00:31:01,793
♬~
303
00:31:01,793 --> 00:31:03,795
瀧山!
304
00:31:06,531 --> 00:31:13,605
西の丸様の おなーりー。
305
00:31:13,605 --> 00:31:36,628
♬~
306
00:31:36,628 --> 00:31:42,334
<そして 広大院様は この年の暮れ
逝去された>
307
00:31:56,648 --> 00:32:02,254
(家定)柿山。
瀧山にございます。
308
00:32:02,254 --> 00:32:05,590
私は甘いものを持ってこいと
言うたはずじゃが?
309
00:32:05,590 --> 00:32:09,461
握り飯もかみしめれば
なかなか甘くございますよ。
310
00:32:09,461 --> 00:32:14,933
⚟(仲野)ご無礼いたします。
上様が人払いを頼むと。
311
00:32:14,933 --> 00:32:17,602
来ましたか。
心得た。
312
00:32:17,602 --> 00:32:20,605
人払いをせよ。
は。
313
00:32:46,298 --> 00:32:49,634
これは どういうことじゃ。 家定。
314
00:32:49,634 --> 00:32:53,505
わしは人払いを命じたはずぞ。
315
00:32:53,505 --> 00:32:57,976
そこなる瀧山は
この西の丸では私の分身。
316
00:32:57,976 --> 00:33:00,879
ご遠慮なく お話しなって下さいませ。
317
00:33:00,879 --> 00:33:05,250
分身とは いかなることじゃ。
318
00:33:05,250 --> 00:33:08,253
言葉のとおりでございます。
319
00:33:10,589 --> 00:33:16,895
お前 たかが総取締の分際で。 許さぬ!
320
00:33:20,599 --> 00:33:23,935
殿中で抜かれるのでございますか?
321
00:33:23,935 --> 00:33:28,273
そなた… そなた わしを誰と心得る!
322
00:33:28,273 --> 00:33:34,145
恐れながら
それがしの主は家定様にございまする!
323
00:33:34,145 --> 00:33:37,949
(家定)父上 お望みどおり
人払いをいたしましたので➡
324
00:33:37,949 --> 00:33:40,852
ここには 我らよりほか 誰もおりませぬ。
325
00:33:40,852 --> 00:33:43,288
ということは 何が起ころうと➡
326
00:33:43,288 --> 00:33:47,959
残った者が どうとでも取り繕える
ということにございますなぁ。
327
00:33:47,959 --> 00:33:50,262
う…。
328
00:34:08,246 --> 00:34:14,119
お前 このままでは済まさぬからな!
329
00:34:14,119 --> 00:34:17,422
覚えておるがいい!
330
00:34:31,937 --> 00:34:35,607
甘いものをお持ちしましょう。
331
00:34:35,607 --> 00:34:39,945
葛湯に たっぷりと
お砂糖をお入れしたものを。
332
00:34:39,945 --> 00:34:44,616
優しいではないか。 瀧山。
333
00:34:44,616 --> 00:34:46,952
今 瀧山と。
334
00:34:46,952 --> 00:34:51,623
はようせい 竹山。
335
00:34:51,623 --> 00:34:53,925
は。
336
00:35:00,432 --> 00:35:07,439
<しかし 家慶公を怒らせ
ただで済むはずもなく>
337
00:35:20,785 --> 00:35:25,924
<毒を盛られた家定公は
一命を取り留めたが➡
338
00:35:25,924 --> 00:35:28,593
更に虚弱となられた。➡
339
00:35:28,593 --> 00:35:32,897
だが そこに思いもせぬ味方がやって来た>
340
00:35:34,466 --> 00:35:38,603
(半鐘の音)
341
00:35:38,603 --> 00:35:43,274
異国の船じゃ~!
342
00:35:43,274 --> 00:35:45,210
さあ さあ 大変だ 大変だ!
343
00:35:45,210 --> 00:35:51,149
なぁんと なぁんと 長さ三十八間もある
どでけえ黒船が浦賀の沖に現れたぁ!
344
00:35:51,149 --> 00:35:54,285
どこの船とは知らねえが
どうやらメリケンの船らしい。
345
00:35:54,285 --> 00:35:58,156
大筒をこっちに向けて
今にも開国を迫る勢いだぁ!
346
00:35:58,156 --> 00:36:01,092
異国の船が。
347
00:36:01,092 --> 00:36:05,230
ご無礼を!
(家定)何じゃ 正弘。➡
348
00:36:05,230 --> 00:36:08,566
西の丸に来ておる場合では
ないのではないか?
349
00:36:08,566 --> 00:36:13,238
家定様 落ち着いて お聞き下さいませ。
350
00:36:13,238 --> 00:36:17,942
異国船が来て その驚きで。
351
00:36:21,913 --> 00:36:25,617
父上が 死んだ…?
352
00:36:44,602 --> 00:36:50,942
(正弘)メリケンが申し出てきたのは
日本が主要な港を開き➡
353
00:36:50,942 --> 00:36:57,282
薪と水 糧食の求めに
応ずることにございます。
354
00:36:57,282 --> 00:37:00,552
(家定)大名たちの意見は何と?
355
00:37:00,552 --> 00:37:04,222
開国などまかりならん打ち払え。
356
00:37:04,222 --> 00:37:09,527
幕府は弱腰と笑われるゆえ
打ち払え 打ち払え。
357
00:37:20,772 --> 00:37:24,542
(家定)のぅ 正弘。➡
358
00:37:24,542 --> 00:37:29,447
そやつらは己が責めを負わぬから
好き放題 言えるのじゃ。➡
359
00:37:29,447 --> 00:37:35,587
ならば いっそ
連中を政に加えてしまってはどうだ?
360
00:37:35,587 --> 00:37:39,457
さようなことを やってもよろしいので。
361
00:37:39,457 --> 00:37:44,262
私 実は ずっと憂えておったのです。
362
00:37:44,262 --> 00:37:48,933
もはや 幕閣の 徳川の力だけでは
太刀打ちできぬ。
363
00:37:48,933 --> 00:37:54,806
諸大名 学者 いえ それこそ
国中からの英知をかき集めねば➡
364
00:37:54,806 --> 00:37:57,809
この国は滅んでしまうのではないかと。
365
00:37:59,944 --> 00:38:02,947
好きにやれ 正弘。
366
00:38:04,782 --> 00:38:08,486
私が許す。 そなたが思うようにやれ!
367
00:38:12,524 --> 00:38:14,526
はい!
368
00:38:20,231 --> 00:38:25,103
<かくして 阿部様は
アメリカからの親書を公にし➡
369
00:38:25,103 --> 00:38:29,107
まこと国中から意見を募った>
370
00:38:33,244 --> 00:38:37,582
<集まった その数 延べ800通!➡
371
00:38:37,582 --> 00:38:41,586
その中で 阿部様が見いだしたのが>
372
00:38:44,255 --> 00:38:48,927
(勝)なんせ向こうは
大筒を積んだ黒船だぜ。➡
373
00:38:48,927 --> 00:38:52,263
こちとらが押っ取り刀で
斬り込もうたって➡
374
00:38:52,263 --> 00:38:54,933
近づく前にドカンと お陀仏だ。
375
00:38:54,933 --> 00:38:57,836
となりゃ まず 開国。
376
00:38:57,836 --> 00:39:04,742
んで 異国と交易して もうけた金で
船や武器を買うなり作るなりして➡
377
00:39:04,742 --> 00:39:07,879
五分に渡り合える力をつける。
378
00:39:07,879 --> 00:39:12,550
ってなぁ 話を書いたんだけど
まぁ どうせ読みもしねぇ。
379
00:39:12,550 --> 00:39:15,453
<幕府は この「勝」の意見を採用し>
380
00:39:15,453 --> 00:39:19,224
迎えが来た? どこの?
381
00:39:19,224 --> 00:39:24,095
ふーん。 千代田…。
382
00:39:24,095 --> 00:39:26,097
千代田ぁ!?
383
00:39:26,097 --> 00:39:28,900
<まずは2港に限り港を開き➡
384
00:39:28,900 --> 00:39:32,570
その裏で 勝に海軍を作る準備を急がせた>
385
00:39:32,570 --> 00:39:34,906
(家定)おばば様。
386
00:39:34,906 --> 00:39:38,776
正弘のやつ
あれよあれよという間に➡
387
00:39:38,776 --> 00:39:42,780
この国の在り方を
変えてしまいましたよ…。
388
00:39:44,916 --> 00:39:49,787
<だが 第十三代将軍となった
家定公のところに➡
389
00:39:49,787 --> 00:39:53,091
ある一つの話が持ち込まれてきた>
390
00:39:54,926 --> 00:40:00,265
薩摩藩島津家から
御台所を入れたいという話が来た?
391
00:40:00,265 --> 00:40:03,601
薩摩は亡き広大院様のご実家。
392
00:40:03,601 --> 00:40:10,942
生前 広大院様から
話を持ちかけられていた と申すのです。
393
00:40:10,942 --> 00:40:17,282
ふん。 で 薩摩の狙いは?
394
00:40:17,282 --> 00:40:26,291
婚儀を好機として幕政に深く食い込みたい
というところではないでしょうか。
395
00:40:26,291 --> 00:40:34,632
なるほどな。
そなたとしてはどうなのだ 薩摩は。
396
00:40:34,632 --> 00:40:40,505
志を同じくしてくれるならば
力は合わせとうございます。
397
00:40:40,505 --> 00:40:48,513
ですが 薩摩は今 水戸と手を組み
しきりに攘夷を唱えておりまして。
398
00:40:52,183 --> 00:40:56,888
御台所を送り込み 私をねやにて籠絡➡
399
00:40:56,888 --> 00:41:02,593
水戸から一橋へ養子に出した慶喜を
次なる将軍に指名させる。
400
00:41:02,593 --> 00:41:10,268
晴れて慶喜が将軍となった暁には
水戸と共に幕政を我が物としたい。➡
401
00:41:10,268 --> 00:41:13,604
筋書きは そんなところか。
402
00:41:13,604 --> 00:41:19,277
やはり お断りします。
面倒なことになりかねませぬ。
403
00:41:19,277 --> 00:41:22,180
(家定)待て 正弘! 待て!
404
00:41:22,180 --> 00:41:27,618
そなたとしては
薩摩が志を同じくする味方となせれば➡
405
00:41:27,618 --> 00:41:30,521
それが最良なのであろう?
406
00:41:30,521 --> 00:41:37,962
ならば ねやにて 薩摩隼人1人くらい
逆に たぶらかすくらいは➡
407
00:41:37,962 --> 00:41:40,631
私にもできると思うぞ。
408
00:41:40,631 --> 00:41:42,567
しかし この正弘➡
409
00:41:42,567 --> 00:41:45,503
上様が夫を持ちたくないお気持ちは
誰よりも存じて…。
410
00:41:45,503 --> 00:41:49,507
そなたのために将軍になった。
411
00:41:51,275 --> 00:41:57,982
そなたが自在に空を飛ぶために
ここに座っておるのだ。 私は。
412
00:42:07,792 --> 00:42:11,262
上様…。
413
00:42:11,262 --> 00:42:30,948
♬~
414
00:42:30,948 --> 00:42:36,821
こたび 大奥は
薩摩より御台様を迎えることとなった。
415
00:42:36,821 --> 00:42:41,592
薩摩…!
そうだ。 薩摩だ。
416
00:42:41,592 --> 00:42:44,495
むくつけき熊のような薩摩隼人が
やって来る。
417
00:42:44,495 --> 00:42:48,299
上様を害しにな。
418
00:42:48,299 --> 00:42:56,974
大奥は その昔 三代家光公をお守りする
最後の砦として作られたという。
419
00:42:56,974 --> 00:43:01,245
私たちが守るべきは上様 徳川家定公➡
420
00:43:01,245 --> 00:43:04,148
それをゆめゆめ忘るるな!
421
00:43:04,148 --> 00:43:11,255
♬~
422
00:43:11,255 --> 00:43:15,593
我らが大奥だ!
423
00:43:15,593 --> 00:43:17,528
(一同)はっ!
424
00:43:17,528 --> 00:43:21,265
<まるで敵でも迎え撃つかの気配の中➡
425
00:43:21,265 --> 00:43:24,602
そのお方は やって来られたのだ>
426
00:43:24,602 --> 00:43:29,273
大奥総取締の瀧山にございます。
427
00:43:29,273 --> 00:43:32,977
(胤篤)うむ。 面を上げよ。
428
00:43:40,885 --> 00:43:45,590
<むくつけき薩摩隼人と思いきや>
429
00:43:50,962 --> 00:43:55,266
胤篤である。 よろしう頼む。
430
00:44:01,572 --> 00:44:05,910
♬~
431
00:44:05,910 --> 00:44:09,247
私は顔形になど惑わされぬ。
432
00:44:09,247 --> 00:44:11,182
無礼者! 何をいたすか!
433
00:44:11,182 --> 00:44:14,118
あなたのようなお考えが
この国を滅ぼすのです!
434
00:44:14,118 --> 00:44:16,587
隠密がおると見て
間違いはございませぬ!
435
00:44:16,587 --> 00:44:20,925
薩摩の狙いは…。
私ごときが次の将軍など。
436
00:44:20,925 --> 00:44:22,860
ありがとうございました。
437
00:44:22,860 --> 00:44:25,162
私と巡り会って下さって…。
39652