All language subtitles for 大奥(1)八代将軍吉宗・水野祐之進編 - [FHD@KFMVFR.hevc10_crf 20_p 8][字]
Afrikaans
Akan
Albanian
Amharic
Arabic
Armenian
Azerbaijani
Basque
Belarusian
Bemba
Bengali
Bihari
Bosnian
Breton
Bulgarian
Cambodian
Catalan
Cebuano
Cherokee
Chichewa
Chinese (Simplified)
Chinese (Traditional)
Corsican
Croatian
Czech
Danish
Dutch
Esperanto
Estonian
Ewe
Faroese
Filipino
Finnish
French
Frisian
Ga
Galician
Georgian
German
Greek
Guarani
Gujarati
Haitian Creole
Hausa
Hawaiian
Hebrew
Hindi
Hmong
Hungarian
Icelandic
Igbo
Indonesian
Interlingua
Irish
Italian
Japanese
Javanese
Kannada
Kazakh
Kinyarwanda
Kirundi
Kongo
Korean
Krio (Sierra Leone)
Kurdish
Kurdish (Soranî)
Kyrgyz
Laothian
Latin
Latvian
Lingala
Lithuanian
Lozi
Luganda
Luo
Luxembourgish
Macedonian
Malagasy
Malay
Malayalam
Maltese
Maori
Marathi
Mauritian Creole
Moldavian
Mongolian
Myanmar (Burmese)
Montenegrin
Nepali
Nigerian Pidgin
Northern Sotho
Norwegian
Norwegian (Nynorsk)
Occitan
Oriya
Oromo
Pashto
Persian
Polish
Portuguese (Brazil)
Portuguese (Portugal)
Punjabi
Quechua
Romanian
Romansh
Runyakitara
Russian
Samoan
Scots Gaelic
Serbian
Serbo-Croatian
Sesotho
Setswana
Seychellois Creole
Shona
Sindhi
Sinhalese
Slovak
Slovenian
Somali
Spanish
Spanish (Latin American)
Sundanese
Swahili
Swedish
Tajik
Tamil
Tatar
Telugu
Thai
Tigrinya
Tonga
Tshiluba
Tumbuka
Turkish
Turkmen
Twi
Uighur
Ukrainian
Urdu
Uzbek
Vietnamese
Welsh
Wolof
Xhosa
Yiddish
Yoruba
Zulu
Would you like to inspect the original subtitles? These are the user uploaded subtitles that are being translated:
1
00:00:12,606 --> 00:00:17,611
定吉 定吉! きばれ。
2
00:00:19,286 --> 00:00:21,622
<赤面疱瘡。➡
3
00:00:21,622 --> 00:00:30,964
高熱を発し 全身に赤い発疹を生じたのち
数日で死に至る恐ろしい病である。➡
4
00:00:30,964 --> 00:00:36,303
しかも 罹患するのは
いかなるわけか 若い男子だけ。➡
5
00:00:36,303 --> 00:00:40,641
いつごろからか はやりだし
定着した この疫病のせいで➡
6
00:00:40,641 --> 00:00:46,346
この国の男は 女の4分の1しか
おらぬようになった>
7
00:00:51,285 --> 00:00:57,658
<その極めて偏った男女の数のありようは
労働も子育ても➡
8
00:00:57,658 --> 00:01:01,528
全て 女の手に委ねられる世を
つくり出し➡
9
00:01:01,528 --> 00:01:05,265
男たちは ただただ生き長らえること➡
10
00:01:05,265 --> 00:01:10,137
そして 種を付けることだけを
望まれる存在となった。➡
11
00:01:10,137 --> 00:01:16,877
そのような世の頂点に立つ将軍も
もちろん女。➡
12
00:01:16,877 --> 00:01:21,815
そして 将軍の世継ぎを
生み育てる場であった大奥は➡
13
00:01:21,815 --> 00:01:25,819
美男3,000人が仕える場となった>
14
00:01:28,488 --> 00:01:35,262
<これは その大奥の
闇に葬り去られた まことの姿>
15
00:01:35,262 --> 00:01:44,571
♬~
16
00:01:51,845 --> 00:01:57,150
<時は 七代将軍 家継公が御世>
17
00:02:07,594 --> 00:02:11,598
(信)行ってまいります。
⚟行ってらっしゃいませ。
18
00:02:26,279 --> 00:02:46,299
♬~
19
00:02:46,299 --> 00:02:48,301
もう一本!
20
00:02:51,972 --> 00:02:56,843
うん… うん!
21
00:02:56,843 --> 00:02:59,312
悪いなぁ。 いつも差し入れてもらって。
22
00:02:59,312 --> 00:03:01,915
いえいえ。 男子は世の宝。
23
00:03:01,915 --> 00:03:05,218
食わせるのは女の役目でございますから。
24
00:03:13,260 --> 00:03:21,134
ねぇ この間 破れ長屋の女たちに
旦那が種付けして回ったって本当?
25
00:03:21,134 --> 00:03:23,904
何でぇ。 耳が早えな。
26
00:03:23,904 --> 00:03:28,275
旦那くらいよ。 今どき お代ももらわず
種付けして回るなんて。
27
00:03:28,275 --> 00:03:31,178
岡場所で子種付けてもらう
金もねえ人たちだ。
28
00:03:31,178 --> 00:03:33,613
金なんか もらえるかよ。
29
00:03:33,613 --> 00:03:38,618
いくらだって出すっていう
金持ち女とは寝ないくせに。
30
00:03:41,955 --> 00:03:44,858
お武家様の意地ですか。
31
00:03:44,858 --> 00:03:50,163
俺は別に金で買われてるわけじゃない
これは人助けだって。
32
00:03:52,599 --> 00:03:58,305
でも お前なら買われたって構わねえぜ。
33
00:04:00,440 --> 00:04:03,443
田嶋屋のお信様。
34
00:04:08,915 --> 00:04:11,251
そんなことしたら
おとっつあんも おっかさんも➡
35
00:04:11,251 --> 00:04:14,588
泡吹いて倒れるわ!
36
00:04:14,588 --> 00:04:16,523
ハハハハハッ…。
37
00:04:16,523 --> 00:04:18,458
そりゃそうだ。
38
00:04:18,458 --> 00:04:22,462
田嶋屋のお嬢が 貧乏旗本の息子に
手ぇ出しちまうなんてなぁ。
39
00:04:22,462 --> 00:04:25,465
ハハッ ハハッ。
40
00:04:37,811 --> 00:04:41,815
そういや また縁談断ったって本当か?
41
00:04:41,815 --> 00:04:45,285
あら そっちこそ お耳が早い。
42
00:04:45,285 --> 00:04:50,157
羽振りもよけりゃ 男ぶりもいい。
油問屋の息子だって聞いたぜ。
43
00:04:50,157 --> 00:04:55,629
いい男だったんだけどさ 目がね。
私の好みじゃなかったのよね。
44
00:04:55,629 --> 00:04:59,299
そんな贅沢言ってると
そのうち 話も来なくなるぞ。
45
00:04:59,299 --> 00:05:03,170
ご心配頂かずとも
すぐにでも婿取りしますよ。
46
00:05:03,170 --> 00:05:06,473
コレって男さえ出てきてくれりゃ。
47
00:05:16,249 --> 00:05:18,552
では また。
48
00:05:25,258 --> 00:05:29,596
ただいま戻りました。
(水野の母)ああ 祐之進。
49
00:05:29,596 --> 00:05:31,531
どうでした 米の値。
50
00:05:31,531 --> 00:05:36,937
ため息しか出ませんよ。
買いたたかれるばかりで。
51
00:05:36,937 --> 00:05:40,807
傘張りも始めなさるので?
皆しておることです。
52
00:05:40,807 --> 00:05:44,611
お扶持だけでは
やってはいけませぬからね。
53
00:05:44,611 --> 00:05:46,913
母上。
54
00:05:48,481 --> 00:05:51,484
考えておることがございまして。
55
00:05:51,484 --> 00:06:15,575
♬~
56
00:06:15,575 --> 00:06:20,247
旦那! 水野の旦那!
57
00:06:20,247 --> 00:06:24,551
おー! よ! 田嶋屋のお嬢!
58
00:06:29,256 --> 00:06:35,595
旦那。 大奥に上がるって本当!?
59
00:06:35,595 --> 00:06:37,931
相変わらず 耳が早いな。
60
00:06:37,931 --> 00:06:41,601
ところで どうだ? この頭。
似合ってるか。
61
00:06:41,601 --> 00:06:44,504
似合ってない!
62
00:06:44,504 --> 00:06:49,276
月代も大奥も まったく似合ってない!
63
00:06:49,276 --> 00:06:54,614
そもそも 旦那みたいな人が
大奥で うまくやってけるわけないわよ!
64
00:06:54,614 --> 00:06:58,952
そうかなぁ。
俺 案外 出世する気がしてんだけど。
65
00:06:58,952 --> 00:07:02,822
日の本中から えりすぐりのいい男が
集められてんのよ!
66
00:07:02,822 --> 00:07:05,558
家柄も お金も 学もある!
67
00:07:05,558 --> 00:07:07,894
そいつらが上様のご寵愛を得ようと➡
68
00:07:07,894 --> 00:07:10,797
金魚みたいに着飾って
ベタついた戦い 繰り広げてんのよ!
69
00:07:10,797 --> 00:07:14,567
旦那みたいなお人よしの剣術狂い
お呼びじゃないに決まってるじゃない!
70
00:07:14,567 --> 00:07:19,239
そう言われても 伯母上に無理言って
算段つけてもらった話だしなぁ。
71
00:07:19,239 --> 00:07:23,109
体を壊したとか何とか
言い訳なんていくらでも。
72
00:07:23,109 --> 00:07:25,111
大奥に入ったら最後➡
73
00:07:25,111 --> 00:07:27,580
死ぬまで戻ってなんて来られない
っていうじゃない!
74
00:07:27,580 --> 00:07:32,252
でも 出世したら 表のご老中並みの俸禄で
遊んで暮らせるって話だぜ。
75
00:07:32,252 --> 00:07:36,589
そんなお方は一握り!➡
76
00:07:36,589 --> 00:07:41,261
やめときなさいよ 旦那。➡
77
00:07:41,261 --> 00:07:45,966
柄じゃないわよ。 大奥なんて。
78
00:07:47,934 --> 00:07:50,236
ね。
79
00:07:54,808 --> 00:08:00,880
でもよ 俺ぁ こんなところで
朽ち果てるなんて ごめんなんだよ。
80
00:08:00,880 --> 00:08:02,816
は?
81
00:08:02,816 --> 00:08:05,552
戦もねえ 仕事もねえ。
82
00:08:05,552 --> 00:08:10,890
当節武家の男が出世をしようと思えば
大奥しかねえ。
83
00:08:10,890 --> 00:08:15,762
上様とお子をなし 将軍の父となる。
84
00:08:15,762 --> 00:08:18,765
俺は そんな望みも持っちゃいけねえのか。
85
00:08:23,903 --> 00:08:26,206
考えたことなかったか?
86
00:08:30,777 --> 00:08:33,480
ヘタな嘘ついてんじゃないわよ!
87
00:08:56,603 --> 00:09:03,610
じゃ 達者でな。 幼なじみどの。
88
00:09:09,883 --> 00:09:15,221
旦那がいなくなったって私
婿なんて取らないから。➡
89
00:09:15,221 --> 00:09:19,092
私は 好みの男が現れないから
一緒にならないだけで➡
90
00:09:19,092 --> 00:09:24,230
それは 旦那にゃ これっぽっちも
関わりないことなんですからね!
91
00:09:24,230 --> 00:09:29,569
幸せんなれよー! お信!
92
00:09:29,569 --> 00:09:32,872
尼寺 入っちゃうからねー!
93
00:09:35,241 --> 00:09:40,947
(泣き声)
94
00:09:49,589 --> 00:09:55,462
本日から大奥にご奉公つかまつります
水野祐之進にございます!
95
00:09:55,462 --> 00:09:58,164
(松島)面を上げよ。
96
00:10:00,233 --> 00:10:04,137
そちの伯母 三雲より 子細承っておる。
97
00:10:04,137 --> 00:10:09,142
では まず こちらを。
98
00:10:15,281 --> 00:10:20,153
大奥で見聞きしたる いかなることも
親兄弟はもとより➡
99
00:10:20,153 --> 00:10:23,156
一切口外いたすまじきこと。
100
00:10:23,156 --> 00:10:28,294
たとえ 勤めを終えることがあっても
ここでのことを他言すれば➡
101
00:10:28,294 --> 00:10:34,634
首が飛ぶということだ。
一族にも累が及ぶ。
102
00:10:34,634 --> 00:10:36,636
一族。
103
00:10:40,306 --> 00:10:46,012
そこに名と血判を。
はい。
104
00:11:15,942 --> 00:11:18,611
本当に男だらけですね。
105
00:11:18,611 --> 00:11:23,283
ちまたでは 大奥3,000人などと
いわれておるようだが➡
106
00:11:23,283 --> 00:11:26,186
まことのところは 800名そこそこ。
107
00:11:26,186 --> 00:11:30,189
その者たちは 大きく2つに分かれる。
108
00:11:31,958 --> 00:11:34,294
あ…。
109
00:11:34,294 --> 00:11:38,164
上様にお目通りを許される
御目見以上➡
110
00:11:38,164 --> 00:11:40,633
お目にかかれぬ御目見以下。
111
00:11:40,633 --> 00:11:42,569
御目見以上と御目見以下。
112
00:11:42,569 --> 00:11:48,508
おおまかには 御目見以上というのは
じかに上様にお仕えする者たち➡
113
00:11:48,508 --> 00:11:56,649
御目見以下というのは その者たちの
世話をする下働きと捉えればよい。➡
114
00:11:56,649 --> 00:11:59,319
例えば こちらの呉服の間。
115
00:11:59,319 --> 00:12:03,022
大奥中の衣服を仕立てるのが役目。
116
00:12:04,591 --> 00:12:08,595
(松島)この者たちは 御目見以下。
117
00:12:12,265 --> 00:12:14,601
まきを割っておるものは。
118
00:12:14,601 --> 00:12:16,536
御目見以下!
さよう。
119
00:12:16,536 --> 00:12:21,941
その中でも 御半下というて
最下位の下男じゃ。
120
00:12:21,941 --> 00:12:26,279
俺は どんな働きをするんで?
121
00:12:26,279 --> 00:12:30,149
せめて私と言え。
122
00:12:30,149 --> 00:12:32,952
私は どのような働きを。
123
00:12:32,952 --> 00:12:36,289
そなたが入るのは お三の間じゃ。
お三の間。
124
00:12:36,289 --> 00:12:42,161
御目見以下の中では最も位の高い間で
旗本の子息しかつくことのできぬ。
125
00:12:42,161 --> 00:12:46,866
いわば 奥づかえの振り出しじゃ。
126
00:12:58,311 --> 00:13:06,019
ここじゃ。 では せいぜい励めよ。
127
00:13:16,796 --> 00:13:22,935
ここが お三の間…。 よし。
128
00:13:22,935 --> 00:13:25,605
(大声で)おたのもーす!
129
00:13:25,605 --> 00:13:31,477
お三の間 新参者の水野でござる!
何とぞ よしなに!
130
00:13:31,477 --> 00:13:35,948
(笑い声)
131
00:13:35,948 --> 00:13:38,618
何か?
132
00:13:38,618 --> 00:13:41,621
(副島)おい 新入り。
133
00:13:47,960 --> 00:13:49,896
脚を見せてみよ。
134
00:13:49,896 --> 00:13:52,899
脚ですか?
135
00:13:56,636 --> 00:14:02,241
これはいかん!
すねの毛は全て そり落とさねばいかんぞ。
136
00:14:02,241 --> 00:14:04,177
すねの毛を!?
137
00:14:04,177 --> 00:14:09,916
当代の上様は 御年7歳。
毛深いのを怖がられてのう。
138
00:14:09,916 --> 00:14:15,254
ゆえに すねの毛は全て
そり落とす決まりとなったのじゃ。
139
00:14:15,254 --> 00:14:18,925
さすが大奥。
さようなところまで心遣いを。
140
00:14:18,925 --> 00:14:25,264
そうじゃ。
では これで そり落としてみよ。
141
00:14:25,264 --> 00:14:28,167
え… 今 ここでにございますか?
142
00:14:28,167 --> 00:14:33,606
そうじゃ。 まことにそり落としたかどうか
確かめねばならぬからのう。
143
00:14:33,606 --> 00:14:39,479
なるほど。 では 失礼いたす。
144
00:14:39,479 --> 00:14:44,617
(杉下)やめておけ。
そなた 担がれておるのじゃ。➡
145
00:14:44,617 --> 00:14:50,623
ここでは すねをそってる者など
誰もおらぬ。
146
00:14:52,959 --> 00:14:57,630
(副島)すぐに種明かししては
面白うなかろう。 杉下。
147
00:14:57,630 --> 00:15:04,237
(笑い声)
148
00:15:04,237 --> 00:15:08,107
すまぬすまぬ。 そなたのような
ウブな田舎者をからかうのは➡
149
00:15:08,107 --> 00:15:13,579
面白うてのう。
田舎者?
150
00:15:13,579 --> 00:15:19,452
しかし そなた
何じゃ そのどぶねずみ色の着物は!
151
00:15:19,452 --> 00:15:24,924
手元不如意なのは分かるが
もう少し どうにかならなかったのか?
152
00:15:24,924 --> 00:15:27,827
それに この頭!
153
00:15:27,827 --> 00:15:33,599
張り切って 月代なぞ。
(笑い声)
154
00:15:33,599 --> 00:15:36,269
ここは大奥ぞ。
155
00:15:36,269 --> 00:15:41,607
おい 何ぬかしやがんでい!
このオカチメンコ!
156
00:15:41,607 --> 00:15:43,943
お?
月代ってのはなぁ!
157
00:15:43,943 --> 00:15:47,613
その昔 男たちが戦場で
のぼせ上がんねえように➡
158
00:15:47,613 --> 00:15:49,549
髪をそったとこから始まってんだ!
159
00:15:49,549 --> 00:15:53,486
言ってみりゃ 侍の覚悟の証しなんだよ!
160
00:15:53,486 --> 00:15:57,290
いい年して 若衆髷結ってる方が
よっぽど薄気味悪いぜ!
161
00:15:57,290 --> 00:16:01,561
大体 若衆って面か! え!
鏡 貸してやろか!?
162
00:16:01,561 --> 00:16:05,431
貴様。
それにな
着物は確かに上等じゃあねえが➡
163
00:16:05,431 --> 00:16:09,435
茶ねずは
江戸っ子が今 争って着る粋な色だぜ!
164
00:16:09,435 --> 00:16:13,172
田舎モンは どっちだって話だい!
この野暮天が!
165
00:16:13,172 --> 00:16:16,576
許さぬ。 許さぬぞ! お前!
166
00:16:16,576 --> 00:16:20,246
おう どう許さねえってんだ。 おい。 おい。
167
00:16:20,246 --> 00:16:22,181
いてっ。
168
00:16:22,181 --> 00:16:25,918
大奥では一切の私闘を禁ず。
禁を犯せば 罰される。
169
00:16:25,918 --> 00:16:28,588
覚えておけ 水野。
170
00:16:28,588 --> 00:16:34,594
副島!
そなたも もちろん存じておろうな。
171
00:16:41,601 --> 00:16:47,940
私は お三の間10年の古参
杉下と申す。➡
172
00:16:47,940 --> 00:16:50,943
しばらくは 私についてまいれ。
173
00:16:53,279 --> 00:16:55,615
この色 ガキくせえんだけど。
174
00:16:55,615 --> 00:16:58,951
(杉下)
お三の間の者は これを着るのが決まりだ。
175
00:16:58,951 --> 00:17:02,221
どこまで行くんですか?
御目見以上の方々のお部屋だ。
176
00:17:02,221 --> 00:17:06,092
そのお部屋の掃除や身の回りのお世話や
くみ水運び➡
177
00:17:06,092 --> 00:17:10,096
その一切の雑用が我らの仕事だ。
178
00:17:18,237 --> 00:17:21,240
音一つしねえ。
179
00:17:27,914 --> 00:17:30,216
はええ!
180
00:17:35,788 --> 00:17:42,929
お火の~番!
181
00:17:42,929 --> 00:17:52,939
あい廻りまする~!
182
00:18:20,766 --> 00:18:39,118
♬~
183
00:18:39,118 --> 00:18:44,824
まこと見目だけは極上じゃのう。
184
00:18:49,595 --> 00:18:52,598
何をされるか分からぬか。
185
00:18:54,934 --> 00:19:02,241
お前の尻の穴に丁子油を塗り
女の代わりにするのよ。
186
00:19:07,213 --> 00:19:12,084
驚いたか。 そうであろうのう。
外の世界は 女だらけ。
187
00:19:12,084 --> 00:19:15,888
男と寝るなどとは
考えることもなかろうが。
188
00:19:15,888 --> 00:19:19,225
お…!
189
00:19:19,225 --> 00:19:21,927
己 やりやがったな!
190
00:19:24,096 --> 00:19:27,900
そなた 刃傷沙汰は御法度! 切腹ものぞ!
191
00:19:27,900 --> 00:19:32,238
うるせえ! それなら道連れだ!
192
00:19:32,238 --> 00:19:38,110
お前ら全員 たたっ斬った上で
腹かっさばいてやらぁ!
193
00:19:38,110 --> 00:19:40,813
⚟何事だ~!
194
00:20:00,266 --> 00:20:04,937
(藤波)昨夜 お三の間で
恒例の新入り騒ぎがあったらしい。➡
195
00:20:04,937 --> 00:20:10,609
腹を蹴られ あざを作ったもの
歯を折ったものも出たようじゃ。
196
00:20:10,609 --> 00:20:15,281
その新参というのは
熊のような男なのか。
197
00:20:15,281 --> 00:20:17,216
(柏木)ご興味が?
198
00:20:17,216 --> 00:20:22,221
何じゃ? 気になるのか 柏木。
199
00:20:24,623 --> 00:20:27,960
⚟(松島)藤波様。
少しよろしうございますか?
200
00:20:27,960 --> 00:20:30,262
入れ。
201
00:20:35,835 --> 00:20:39,305
藤波様。 ただいま中奥に➡
202
00:20:39,305 --> 00:20:43,642
お匙が常にはないほどの数出入りしておる
という知らせが参りました。
203
00:20:43,642 --> 00:20:47,513
中奥。 では!
204
00:20:47,513 --> 00:20:49,515
上様が。
205
00:20:49,515 --> 00:20:54,653
(松島)こたびは 長患いとなっておる
というお話でしたし。
206
00:20:54,653 --> 00:21:00,259
(柏木)御跡を継ぐのは
尾張となるか紀伊となるか。
207
00:21:00,259 --> 00:21:04,597
いずれにせよ 次の上様はご成人。
208
00:21:04,597 --> 00:21:10,302
大奥も
久方ぶりに活気づくことになろうかの…。
209
00:21:13,939 --> 00:21:17,276
(杉下)ここには 女は上様お一人。➡
210
00:21:17,276 --> 00:21:20,179
寵を得られるのは
そもそも ほんの一握り。
211
00:21:20,179 --> 00:21:24,617
一歩 城の外に出りゃ
子種が手に入らず困ってる女で➡
212
00:21:24,617 --> 00:21:27,286
あふれかえってるってのにさ。
213
00:21:27,286 --> 00:21:30,189
なんてぇ贅沢な話だって。
214
00:21:30,189 --> 00:21:36,962
使わぬ種を囲い込む この贅沢こそ
上様のご威光ということだ。
215
00:21:36,962 --> 00:21:40,666
我らは 金魚ということですか。
216
00:21:42,835 --> 00:21:49,975
ただ眺めるためだけに
金魚鉢の中で飼われてる。
217
00:21:49,975 --> 00:21:54,847
そなた なぜ ここへ。
218
00:21:54,847 --> 00:21:58,851
お世継ぎの父となるという
野望を抱いてか?
219
00:22:01,253 --> 00:22:04,590
俺 幼なじみがいるんですよ。
220
00:22:04,590 --> 00:22:08,460
これが 誰でも知ってるような大店の娘で。
221
00:22:08,460 --> 00:22:11,463
口は悪いが 気風はいい。
222
00:22:11,463 --> 00:22:15,935
握り飯作るのがうまい
とびきりいい女でね。
223
00:22:15,935 --> 00:22:21,607
ところが こいつが
俺がいると いつまでも婿を取らねえ。
224
00:22:21,607 --> 00:22:26,478
(杉下)だが 武家が商家に
婿入りするわけにもいかぬという話か。
225
00:22:26,478 --> 00:22:31,617
おまけに 母も姉も俺に甘くて。
226
00:22:31,617 --> 00:22:33,552
暮らしは追いつかねえ➡
227
00:22:33,552 --> 00:22:36,288
姉が婿を取るための結納金も
ためられねえ。
228
00:22:36,288 --> 00:22:41,961
なのに 今どき 道楽でしかねえ
道場通いもさせてくれるんで。
229
00:22:41,961 --> 00:22:44,863
俺は みんなの前からいなくなる。
230
00:22:44,863 --> 00:22:49,301
で 代わりに 仕送りが
入ってくるようになるってのがね。
231
00:22:49,301 --> 00:22:53,172
周りの女を幸せにするために
ここに来たと。
232
00:22:53,172 --> 00:22:56,976
そのつもりだったんですけど…。
233
00:22:56,976 --> 00:23:00,579
⚟気に入った!
234
00:23:00,579 --> 00:23:06,252
なんという見上げた心がけか。
今どき かような若者がおるとはな。
235
00:23:06,252 --> 00:23:10,122
大奥総取締の藤波様だ。
え…。
236
00:23:10,122 --> 00:23:14,426
よいよい 両人とも面を上げ。
237
00:23:19,798 --> 00:23:27,273
濁りのない よい目をしておるな。
そなたが噂の水野とやらか。
238
00:23:27,273 --> 00:23:29,208
噂 とは。
239
00:23:29,208 --> 00:23:35,614
お三の間で大立ち回りを演じたと。
やっとうも相当やっておったそうじゃな。
240
00:23:35,614 --> 00:23:39,485
不心得にて申し訳ございませぬ!
今後 二度と。
241
00:23:39,485 --> 00:23:45,958
まぁ そのうち 相手を頼むかもしれぬゆえ
その時は お手柔らかにの。
242
00:23:45,958 --> 00:23:47,960
はい!
243
00:23:54,967 --> 00:23:58,637
藤波様も お好きなんですかねえ。
244
00:23:58,637 --> 00:24:03,909
何の相手かは分からぬぞ。
え!
245
00:24:03,909 --> 00:24:08,914
別のお相手かもしれん。ええっ!
246
00:24:28,133 --> 00:24:31,136
(いななき)
247
00:24:35,607 --> 00:24:39,278
(久通)殿~! 殿~!
248
00:24:39,278 --> 00:24:42,181
(吉宗)はっ!
(久通)知らせが参りました!➡
249
00:24:42,181 --> 00:24:49,288
徳川将軍!
吉宗公の誕生にございます! 殿~!
250
00:24:49,288 --> 00:24:51,290
はっ!
251
00:24:52,958 --> 00:24:55,961
(いななき)
252
00:24:58,297 --> 00:25:01,567
コレでは お目に留まらぬ!
253
00:25:01,567 --> 00:25:05,437
とにかく派手に
豪華絢爛に仕立てるのじゃ!
はっ。
254
00:25:05,437 --> 00:25:07,906
力士の絵をあしらうのでございますか!?
255
00:25:07,906 --> 00:25:10,809
どうやら
相撲が ご趣味であられるらしうての。
256
00:25:10,809 --> 00:25:13,245
蜜柑色をうまく使いたいのじゃ!
257
00:25:13,245 --> 00:25:18,117
蜜柑で紀州家を立て直した
お方じゃからの!はっ。
258
00:25:18,117 --> 00:25:21,587
「総触れ」とやらのための裃づくりですか。
259
00:25:21,587 --> 00:25:28,260
そうだ。
ここに ずらーっと御中臈が並んでの。➡
260
00:25:28,260 --> 00:25:34,600
向こうからやって来る上様をお迎えし
そこで夜伽の相手を選ばれるのじゃ。
261
00:25:34,600 --> 00:25:40,272
はぁ。 それで皆様 お気に入られるように
趣向を凝らしてるということですか。
262
00:25:40,272 --> 00:25:43,942
そういうことじゃ。
263
00:25:43,942 --> 00:25:49,615
どんなお方なんでしょうねぇ。
新しい上様は。
264
00:25:49,615 --> 00:25:55,487
武芸や相撲を好まれる
豪快で勇ましい大女。
265
00:25:55,487 --> 00:25:58,624
さまざまなお噂が流れておるが…。
266
00:25:58,624 --> 00:26:01,894
コレだけは間違いないであろうと
感じるのは➡
267
00:26:01,894 --> 00:26:05,764
筋金入りの「ケチ」だということじゃ。
ケチ?
268
00:26:05,764 --> 00:26:09,768
自らのお代替わりにもかかわらず➡
269
00:26:09,768 --> 00:26:14,473
畳も替えられぬお方ということであろう。
確かに。
270
00:26:24,917 --> 00:26:27,586
(間部)いかがでしょう 上様。➡
271
00:26:27,586 --> 00:26:36,261
黒の練貫地に 松竹梅の紋様を縫い取った
お掻取でございます。
272
00:26:36,261 --> 00:26:38,931
財政ひっ迫の折➡
273
00:26:38,931 --> 00:26:42,601
贅を尽くしたものは不要と
伝えたはずじゃが。
274
00:26:42,601 --> 00:26:45,270
(間部)恐れながら
これ以上質素になさっては➡
275
00:26:45,270 --> 00:26:48,941
上様のご威光に関わるかと存じます。
276
00:26:48,941 --> 00:26:52,244
ここは紀州の田舎では
ございませぬゆえ。
277
00:26:54,613 --> 00:26:57,516
あい分かった。 ならば致し方あるまい。
278
00:26:57,516 --> 00:27:01,420
お分かり頂き ありがたく存じます。
279
00:27:01,420 --> 00:27:05,557
本日限りで そなたには暇をとらす。
280
00:27:05,557 --> 00:27:08,894
は!?
(吉宗)幕府未曽有の財政難儀の折➡
281
00:27:08,894 --> 00:27:12,764
さような理で
かような金の使い方をする人間は➡
282
00:27:12,764 --> 00:27:15,234
私には理解しかねる。
283
00:27:15,234 --> 00:27:20,105
理解しかねる者と共に政を進めるなど
私にはできかねる。
284
00:27:20,105 --> 00:27:22,908
お… 恐れながら 上様。
聞こえなんだか?
285
00:27:22,908 --> 00:27:26,912
下がりゃ!
は… ははぁ。
286
00:27:40,926 --> 00:27:45,597
初手から
うまくおやりになりましたね 信様。
287
00:27:45,597 --> 00:27:49,468
もとい 上様。
288
00:27:49,468 --> 00:27:52,938
渡りに船 渡りにかいとりじゃ。
289
00:27:52,938 --> 00:27:57,809
なれど 今度はどのように。
側用人がいなければ 何かとご不便では。
290
00:27:57,809 --> 00:28:04,883
今後は名を「御用取次」と改め
その者を事実上の側用人とする。
291
00:28:04,883 --> 00:28:11,223
私の名代として 表の老中たちとも
大奥とも渡り合ってもらう。
292
00:28:11,223 --> 00:28:15,561
それは大変なお役目で。
(吉宗)何を笑うておる。➡
293
00:28:15,561 --> 00:28:18,463
そなたがやるのじゃぞ 久通。
294
00:28:18,463 --> 00:28:23,235
わ… 私が!?
ただし 禄は低いぞ。
295
00:28:23,235 --> 00:28:26,905
私が
渡り合うのでございますか。
296
00:28:26,905 --> 00:28:31,577
(吉宗)不安か?
いささか。
297
00:28:31,577 --> 00:28:36,915
この国の行く末を思うて進めばよい。
298
00:28:36,915 --> 00:28:40,619
では 頼んだぞ。
299
00:28:46,258 --> 00:28:50,596
上様! どちらへ。
このあと 大奥総取締 藤波様とお約束が。
300
00:28:50,596 --> 00:28:54,933
案ずるな。 かわやじゃ。 すぐ戻る。
301
00:28:54,933 --> 00:29:00,539
(藤波)上様には急ぎの用が入られた。
(久通)ええ 藤波様。
302
00:29:00,539 --> 00:29:03,442
では せめて見込みで。
303
00:29:03,442 --> 00:29:08,213
初の大奥へのお渡りは
いつごろになりそうにございますかな。
304
00:29:08,213 --> 00:29:10,882
(久通)後ほど こちらから
お伝え申し上げますゆえ。➡
305
00:29:10,882 --> 00:29:13,218
お言葉をお待ち頂きたく。
加納殿。
306
00:29:13,218 --> 00:29:16,888
はい。
そもそもいらして既に10日!
307
00:29:16,888 --> 00:29:21,560
その間一度も お顔見せがない!
それすら 前代未聞なのですぞ!
308
00:29:21,560 --> 00:29:23,895
上様には 一体 何をお考えか!
309
00:29:23,895 --> 00:29:29,768
それは もちろん
この国の行く末にございます。
310
00:29:29,768 --> 00:29:38,243
なるほど。 大奥は
この国の行く末には関わりがないと。
311
00:29:38,243 --> 00:29:40,912
めっそうもないことにございます。
312
00:29:40,912 --> 00:29:45,784
藤波様には ぜひ この国の行く末を担う
お世継ぎの父となるにふさわしい➡
313
00:29:45,784 --> 00:29:49,254
殿御をご差配頂ければと存じます。
314
00:29:49,254 --> 00:29:54,126
♬~
315
00:29:54,126 --> 00:29:58,930
紀州生まれの公方様 ご入城だあ!➡
316
00:29:58,930 --> 00:30:03,268
この公方様
日ごと日ごとに 若え男に囲まれ➡
317
00:30:03,268 --> 00:30:07,939
大奥では 蝶よ花よと贅沢三昧。
318
00:30:07,939 --> 00:30:26,625
♬~
319
00:30:26,625 --> 00:30:30,295
(久通)
上様 もうお昼どきにございますよ。
320
00:30:30,295 --> 00:30:35,167
お着替えになられては。
(吉宗)やることが多くてのう。➡
321
00:30:35,167 --> 00:30:39,638
それに 表に来るのは
女ばかりであるしな。
322
00:30:39,638 --> 00:30:43,975
いかがでした? 江戸の町の厠は。
323
00:30:43,975 --> 00:30:48,980
気付いておったか。
お仕えして長うございますゆえ。
324
00:30:50,849 --> 00:30:52,984
とにかく景気がようない。➡
325
00:30:52,984 --> 00:30:57,322
米の値は下がり
代わって 物の値は上がる一方。➡
326
00:30:57,322 --> 00:31:01,193
武家の暮らしは立ち行かず
職人は仕事にあぶれ。➡
327
00:31:01,193 --> 00:31:04,596
羽振りがよいのは 大店の商人ばかり。➡
328
00:31:04,596 --> 00:31:08,266
にもかかわらず お城では贅沢三昧と➡
329
00:31:08,266 --> 00:31:11,937
公儀には
なかなか厳しい目が向けられておる。
330
00:31:11,937 --> 00:31:16,241
それは なんとかせねばなりませぬね。
うむ…。
331
00:31:17,809 --> 00:31:21,279
ところで 藤波はいかがであった?
332
00:31:21,279 --> 00:31:27,619
はい。 我らを軽んじておるのかと
お顔に書かれておりました。
333
00:31:27,619 --> 00:31:31,289
軽んじておるつもりはないのじゃがの。
334
00:31:31,289 --> 00:31:35,627
まぁ 一度見てからにするか。
335
00:31:35,627 --> 00:31:39,297
10日後に渡ると知らせてくれ。
336
00:31:39,297 --> 00:31:43,969
それがしを 御中臈にございますか!?
337
00:31:43,969 --> 00:31:49,674
そうじゃ。
あの 何故 いきなり それがしに。
338
00:31:51,843 --> 00:31:54,980
それは まぁ。
339
00:31:54,980 --> 00:32:06,258
♬~
340
00:32:06,258 --> 00:32:09,928
何なりと お申し付け下さいませ。
旦那様。
341
00:32:09,928 --> 00:32:13,265
よして下さいよ。 杉下さん。
342
00:32:13,265 --> 00:32:18,603
そなたの出世に伴って
私も お広の間に移されることになってな。
343
00:32:18,603 --> 00:32:21,606
そなたの部屋子を仰せつかった。
344
00:32:23,275 --> 00:32:26,178
あまり喜んではおらぬようだが。
345
00:32:26,178 --> 00:32:32,284
そういうわけでもねえんですが
どうにも不思議で。 何故 俺が急に。
346
00:32:32,284 --> 00:32:34,619
藤波様のお手がついたからではないのか?
347
00:32:34,619 --> 00:32:37,522
違いますよ!
急に呼び出されたと思ったら➡
348
00:32:37,522 --> 00:32:45,530
いきなりですよ。
まぁ 顔ってことじゃないですか?
349
00:32:49,968 --> 00:32:55,974
⚟(垣添)水野様。 藤波様より
裃を急ぎあつらえよと申しつかりました。
350
00:32:58,643 --> 00:33:04,249
大奥のはやりってえのが
どうも好みじゃぁねえんだよなぁ。
351
00:33:04,249 --> 00:33:08,587
(垣添)そうおっしゃらずにどうか。
承らないと 私が叱られます。
352
00:33:08,587 --> 00:33:15,293
でもよぉ。 この花鳥風月ぎっちりなんてぇ
死んでも御免。
353
00:33:18,263 --> 00:33:23,969
上様のお手つきともなれば
俸禄も はね上がりましょうがねぇ。
354
00:33:26,938 --> 00:33:30,275
そりゃあそうだ。
そりゃあそうだな。
355
00:33:30,275 --> 00:33:33,612
旦那様は どのような風がお好みで。
356
00:33:33,612 --> 00:33:38,283
う~ん… そりゃ俺ぁ 水野だからよ。
357
00:33:38,283 --> 00:33:45,957
スキッとキリッと 水も滴るいい男
男ぶりも水際立ってといきたいねぇ。
358
00:33:45,957 --> 00:33:47,959
水。
359
00:33:55,967 --> 00:33:59,838
これなど いかがでございましょう?
360
00:33:59,838 --> 00:34:01,773
何だい こりゃ?
361
00:34:01,773 --> 00:34:06,077
(垣添)流水紋といって
水の流れを表した意匠です。
362
00:34:08,914 --> 00:34:11,583
いいねぇ。
363
00:34:11,583 --> 00:34:19,257
これを 背中に大きく流し入れるだけ
ってのはどうだ。
364
00:34:19,257 --> 00:34:22,594
大変よろしゅうございますかと!
365
00:34:22,594 --> 00:34:25,263
地は いかがいたしましょうか。
366
00:34:25,263 --> 00:34:34,272
お顔だちからすると 濃い色 藍か緋か。
367
00:34:34,272 --> 00:34:37,175
いっそ 黒はどうだ。
368
00:34:37,175 --> 00:34:39,611
(2人)黒!?
そうだ。
369
00:34:39,611 --> 00:34:41,546
遠目から見りゃ 黒一色に見える。
370
00:34:41,546 --> 00:34:45,483
だが 近寄って よくよく見りゃあ
水の流れが施されてるってのはどうだ?
371
00:34:45,483 --> 00:34:49,287
お任せ下さい! 水野の旦那様!
372
00:34:49,287 --> 00:34:52,290
回想 (信)水野の旦那!
373
00:35:11,242 --> 00:35:16,114
柏木殿。 裃が幾分おとなしいの。
374
00:35:16,114 --> 00:35:22,120
藤波様から 初日だけが勝負でないと
諭されてな。
375
00:35:24,789 --> 00:35:28,259
おい あれ。
376
00:35:28,259 --> 00:35:52,951
♬~
377
00:35:52,951 --> 00:35:58,823
柏木殿。 新参ゆえ 勝手が分からず。
それがしは どの辺りに控えれば。
378
00:35:58,823 --> 00:36:02,227
あぁ あちらへ。
379
00:36:02,227 --> 00:36:05,230
かたじけのうござる。
380
00:36:12,570 --> 00:36:15,273
流水紋。
381
00:36:19,244 --> 00:36:23,581
何じゃ あれは。
黒一色とは。
382
00:36:23,581 --> 00:36:37,929
♬~
383
00:36:37,929 --> 00:36:42,267
(鈴の音)
384
00:36:42,267 --> 00:36:48,139
(お錠口)上様のおなーりー!
385
00:36:48,139 --> 00:37:03,455
♬~
386
00:37:07,425 --> 00:37:11,129
待たせたな。 藤波。
387
00:37:13,231 --> 00:37:17,569
一日千秋の思いで
お待ち申しておりました。
388
00:37:17,569 --> 00:37:22,907
お運び 心より御礼申し上げまする。
389
00:37:22,907 --> 00:37:28,580
そなたの手引き まことに助かった。
390
00:37:28,580 --> 00:37:33,918
これよりほか
私が留め置くことはないか?
391
00:37:33,918 --> 00:37:35,854
ございませぬ。
392
00:37:35,854 --> 00:37:40,859
そうか。 では。
393
00:37:53,605 --> 00:37:57,942
千両箱がいくつあっても足らんの。
394
00:37:57,942 --> 00:38:03,748
(藤波)は?
いや。 美しうて 涙が出てくるぞ。
395
00:38:03,748 --> 00:38:06,551
(藤波)ありがたきお言葉。
396
00:38:06,551 --> 00:38:11,890
お気に召した者には
名をお尋ね下さいませ。
397
00:38:11,890 --> 00:38:13,892
うむ。
398
00:38:34,913 --> 00:38:41,252
(小さい声で)この足さばき。
399
00:38:41,252 --> 00:38:45,590
ん?
足をお取られになられたようですな。
400
00:38:45,590 --> 00:38:47,592
(笑い声)
401
00:38:53,464 --> 00:38:58,770
今 笑うたやつがおるの。
402
00:39:05,076 --> 00:39:12,083
なかなかよい度胸じゃ。 名乗り出よ。
403
00:39:20,425 --> 00:39:24,128
今 笑うたのは誰じゃ!
404
00:39:26,231 --> 00:39:33,538
それがしにございます!
大変なご無礼 申し訳ございませぬ!
405
00:39:39,577 --> 00:39:43,881
面を上げい。
は!
406
00:40:03,268 --> 00:40:09,941
そなた 名は。
407
00:40:09,941 --> 00:40:13,611
水野と申します。
408
00:40:13,611 --> 00:40:20,618
ふん。
なかなか肝が据わっておるではないか。
409
00:40:25,957 --> 00:40:29,661
黒一色の裃も悪くない。
410
00:40:37,302 --> 00:40:43,174
藤波。
は! しかと承りましてございます。
411
00:40:43,174 --> 00:41:15,173
♬~
412
00:41:20,611 --> 00:41:24,482
今宵は そなたの出番じゃ。
413
00:41:24,482 --> 00:41:26,484
えっ!
414
00:41:34,959 --> 00:41:36,894
紅なんかさすのか?
415
00:41:36,894 --> 00:41:42,900
唇ではございません。
お目をお伏せ下さい。
416
00:42:17,935 --> 00:42:21,272
苦しうない。 面を上げよ。
417
00:42:21,272 --> 00:42:23,975
はっ。
418
00:42:32,617 --> 00:42:34,919
何じゃ。
419
00:42:38,489 --> 00:42:45,630
あの お話などしても
よろしいのでしょうか。
420
00:42:45,630 --> 00:42:49,967
構わぬ。 何じゃ。
421
00:42:49,967 --> 00:42:54,305
上様は 相当に使われるのですか?
422
00:42:54,305 --> 00:42:59,644
おみ足運びに剣術の心得を感じまして。
423
00:42:59,644 --> 00:43:05,917
しかし 今日は思わぬ伏兵にやられた。
伏兵?
424
00:43:05,917 --> 00:43:14,258
かいどりに足をからめとられた。
やつらは なかなか油断がならぬ。
425
00:43:14,258 --> 00:43:19,130
フフフッ…。
426
00:43:19,130 --> 00:43:22,133
そなたも剣術には親しんでおるのか?
427
00:43:22,133 --> 00:43:26,604
はい。 母が昔かたぎの女子でして。
428
00:43:26,604 --> 00:43:31,476
太平の世 無用の長物なれど
武家の男のたしなみとして➡
429
00:43:31,476 --> 00:43:35,613
剣の腕は磨くべしと。
430
00:43:35,613 --> 00:43:39,317
母御とは話が合いそうじゃ。
431
00:43:48,192 --> 00:43:51,629
そなた 名は何と申す。
432
00:43:51,629 --> 00:43:54,532
水野。
違う 下の名じゃ。
433
00:43:54,532 --> 00:44:00,538
かようなところで
水野 上様というのも味気なかろう。
434
00:44:02,907 --> 00:44:06,577
意外か?
435
00:44:06,577 --> 00:44:12,583
私は 着物や化粧に興味はないが…。
436
00:44:18,189 --> 00:44:22,193
男に興味がないわけではないぞ。
437
00:44:26,597 --> 00:44:30,935
祐之進と。
438
00:44:30,935 --> 00:44:36,274
私の女名は 信じゃ。
439
00:44:36,274 --> 00:44:44,949
♬~
440
00:44:44,949 --> 00:44:50,621
どうかしたか?
いえ。
441
00:44:50,621 --> 00:44:54,292
よい 言え。
442
00:44:54,292 --> 00:44:56,227
大したことではございませぬ。
443
00:44:56,227 --> 00:45:02,233
昔 同じ名の知り合いがおったもので
驚いただけにございます…。
444
00:45:03,901 --> 00:45:09,240
ふーん。 まぁ よい。
445
00:45:09,240 --> 00:45:15,112
今日から そなたは私の男じゃ。
446
00:45:15,112 --> 00:45:53,818
♬~
447
00:45:53,818 --> 00:45:57,955
上様。 今朝は ご機嫌がおよろしいようで。
448
00:45:57,955 --> 00:46:02,560
ふふ。 私も女ということよ。
449
00:46:02,560 --> 00:46:06,230
⚟(久通)御免つかまつります!
上様 よろしうございますか。
450
00:46:06,230 --> 00:46:09,567
ちょうどよかった 久通。 藤波に…。
(久通)実は 先ほど➡
451
00:46:09,567 --> 00:46:13,437
藤波様より お話がございまして
大奥のご定法では➡
452
00:46:13,437 --> 00:46:16,440
将軍の初めての
夜伽の相手をいたしました者は➡
453
00:46:16,440 --> 00:46:22,146
ご内証の方と呼ばれ 打ち首になると。
454
00:46:26,917 --> 00:46:32,790
(藤波)よって
そなたには死んでもらわねばならぬ。➡
455
00:46:32,790 --> 00:46:37,561
なんとかしてやりたいが
これは家光公の御世から受け継がれる➡
456
00:46:37,561 --> 00:46:42,566
大奥のご定法でな どうにもならぬ。
457
00:46:44,935 --> 00:46:49,273
何で そんなご定法が。
458
00:46:49,273 --> 00:46:56,947
(藤波)将軍のお体を傷つけるのは
極めて大罪であるということじゃ。
459
00:46:56,947 --> 00:47:00,217
恐れながら! 上様は御年32。➡
460
00:47:00,217 --> 00:47:02,553
既に 大人の女性であられますかと。
461
00:47:02,553 --> 00:47:04,889
(藤波)しきたりというは
そういうことではない 杉下。
462
00:47:04,889 --> 00:47:09,226
(杉下)しかし恐れながら 先々代の
家宣公の御時には さようなことは!
463
00:47:09,226 --> 00:47:12,229
何様のつもりじゃ! 杉下!
464
00:47:15,099 --> 00:47:20,237
藤波様。 俺が
そのご内証の方になったってことで➡
465
00:47:20,237 --> 00:47:22,940
何か 一族に累は及びますか。
466
00:47:25,910 --> 00:47:30,581
ない。 それは約束する。
467
00:47:30,581 --> 00:47:35,252
では 何と伝えられましょうか。
468
00:47:35,252 --> 00:47:39,924
ただ 病死と。
469
00:47:39,924 --> 00:47:43,794
ゆえに 手厚い見舞い金が出る。
470
00:47:43,794 --> 00:47:51,502
また 相応の理由をつけ
水野家には禄高の加増もいたす。
471
00:48:05,082 --> 00:48:08,552
承知いたしました。
472
00:48:08,552 --> 00:48:12,857
謹んで ご処分お受けいたします。
473
00:48:17,561 --> 00:48:23,234
水野。 では 仕置きの日まで好きに過ごせ。
474
00:48:23,234 --> 00:48:31,909
♬~
475
00:48:31,909 --> 00:48:35,579
(杉下)上様に申し上げましょう。
476
00:48:35,579 --> 00:48:39,250
まさか 上様が このことを
ご存じないはずがあるまい。
477
00:48:39,250 --> 00:48:41,185
そうとは限りませぬかと。
478
00:48:41,185 --> 00:48:46,590
なんとか 上様に渡りをつける…。
どうやって渡りなんか つけるんだよ。
479
00:48:46,590 --> 00:48:51,262
出入りの商人に。
やめてくれ。 心が曇る!
480
00:48:51,262 --> 00:49:00,871
♬~
481
00:49:00,871 --> 00:49:07,745
いいのよ。 俺は そもそも
いなくなろうって肚だったんだからさ…。
482
00:49:07,745 --> 00:49:13,217
家に金は入る。 姉上は婿を取れる。
483
00:49:13,217 --> 00:49:21,091
お信も さすがに諦めて 婿を取るだろ。
484
00:49:21,091 --> 00:49:25,229
だから いいのよ これで。
485
00:49:25,229 --> 00:49:42,580
♬~
486
00:49:42,580 --> 00:49:48,919
(柏木)私たちをお守り下さるための
水野の抜てきにございましたか。
487
00:49:48,919 --> 00:49:53,257
まぁ そなたや ほかの中臈が選ばれれば➡
488
00:49:53,257 --> 00:50:00,130
ご内証の話は
持ち出さなかったのじゃがな。は?
489
00:50:00,130 --> 00:50:07,805
大奥など表の政には関わりない たかが閨。
490
00:50:07,805 --> 00:50:13,811
あの田舎者の上様は 心の内で
そうつぶやいておるのが わしには分かる。
491
00:50:16,280 --> 00:50:23,954
我らをうかつに扱えば
人の死すら招くことがある。
492
00:50:23,954 --> 00:50:28,292
さすがに それに気付いてもらえると
よいのじゃがな…。
493
00:50:28,292 --> 00:50:42,840
♬~
494
00:50:42,840 --> 00:50:45,643
(久通)何度読み返しても
ご内証の方のことは➡
495
00:50:45,643 --> 00:50:48,546
ひと言も書かれておりませぬ。
496
00:50:48,546 --> 00:50:52,516
これを盾に 藤波をとがめまするか?
497
00:50:52,516 --> 00:50:56,287
(吉宗)今度は
上様には告げぬがご定法とでも➡
498
00:50:56,287 --> 00:51:01,926
言いだすのではないか?
それでは捨て置きますか。
499
00:51:01,926 --> 00:51:07,231
それはそれで いまひとつ面白うないの…。
500
00:51:22,246 --> 00:51:24,949
面紙を。
はっ。
501
00:51:38,829 --> 00:51:43,968
何か言い残すことはないか。
502
00:51:43,968 --> 00:51:46,637
ございませぬ。
503
00:51:46,637 --> 00:51:50,941
そうか では。
504
00:52:51,301 --> 00:52:54,605
(吉宗)そなたは これで死んだ。
505
00:52:58,976 --> 00:53:01,578
上様…!
506
00:53:01,578 --> 00:53:07,918
大奥にいた水野という中臈は
ここで死んだ。
507
00:53:07,918 --> 00:53:23,267
♬~
508
00:53:23,267 --> 00:53:26,170
呉服の間で見ませんでしたか?
509
00:53:26,170 --> 00:53:32,943
この者らは ご公儀の御庭番
我らの手のものなのですよ。
510
00:53:32,943 --> 00:53:36,280
(吉宗)薬種問屋の田嶋屋では。➡
511
00:53:36,280 --> 00:53:39,950
信という娘が 生涯 婿は取らぬ➡
512
00:53:39,950 --> 00:53:43,620
無理強いするなら
尼寺へ入ると だだをこね➡
513
00:53:43,620 --> 00:53:46,523
親は往生しておるらしい。➡
514
00:53:46,523 --> 00:53:51,495
ここは ひとつ 婿となり
助けてやってはどうじゃ。
515
00:53:51,495 --> 00:53:55,232
町人 進吉よ。
516
00:53:55,232 --> 00:54:07,244
♬~
517
00:54:07,244 --> 00:54:14,251
かたじけのう
まことかたじけのう存じます!
518
00:54:16,253 --> 00:54:23,260
進吉 このご恩は一生忘れませぬ!
519
00:54:25,929 --> 00:54:31,802
大奥で見知ったこと。
決して 口外はならぬぞ。
520
00:54:31,802 --> 00:55:20,117
♬~
521
00:55:20,117 --> 00:55:24,121
(藤波)
水野の仕置きは無事終わられたそうで。
522
00:55:24,121 --> 00:55:30,594
(久通)はい。 つきましては
明後日 八ツ半大奥南の庭に➡
523
00:55:30,594 --> 00:55:37,467
35歳以下の眉目秀麗な男たちを集めよ
と上様の仰せにございます。
524
00:55:37,467 --> 00:55:39,603
なんと。
525
00:55:39,603 --> 00:55:44,308
(鈴の音)
526
00:55:53,951 --> 00:56:00,657
上様のおなーりー。
527
00:56:02,559 --> 00:56:07,898
なるほど。 黒の裃か。
528
00:56:07,898 --> 00:56:12,903
心遣い感謝するぞ 藤波。
529
00:56:24,248 --> 00:56:31,922
今日 その方たちに集まってもらったのは
ほかでもない。
530
00:56:31,922 --> 00:56:35,626
そなたたちに暇を出すためだ。
531
00:56:37,261 --> 00:56:42,132
(吉宗)幕府の財政は
かつてないほど ひっ迫しておる。➡
532
00:56:42,132 --> 00:56:47,905
大奥についても 人手を減らすことは
やむをえないところである。
533
00:56:47,905 --> 00:56:49,840
恐れながら 上様。
534
00:56:49,840 --> 00:56:54,611
(吉宗)若く美しいそなたらなら
すぐにでも婿のもらい手はあろう。
535
00:56:54,611 --> 00:56:56,546
(藤波)上様。
536
00:56:56,546 --> 00:57:00,884
花の盛りを この鳥籠のような場で
朽ち果てさせるのも➡
537
00:57:00,884 --> 00:57:03,553
不憫といえば不憫。
上様!
538
00:57:03,553 --> 00:57:06,857
黙りゃ! このタヌキジジイ!
539
00:57:13,563 --> 00:57:19,903
皆の者
この上は どうか故郷にて良縁を得➡
540
00:57:19,903 --> 00:57:22,906
幸せに暮らしてほしい。
541
00:57:24,775 --> 00:57:29,246
吉宗 心からの願いである!
542
00:57:29,246 --> 00:57:45,262
♬~
543
00:57:45,262 --> 00:57:47,197
たばかったな! 加納!
544
00:57:47,197 --> 00:57:50,934
(久通)まことのことをお話しすれば
お選びにくうなると存じましたので。
545
00:57:50,934 --> 00:57:54,271
図に乗るなよ 田舎者が!
546
00:57:54,271 --> 00:57:56,940
大奥が開かれて以来 我らを軽んじて➡
547
00:57:56,940 --> 00:57:59,843
表の政が
うまくいったためしなどないのだぞ!
548
00:57:59,843 --> 00:58:02,746
ならば 大奥など なくしてしまえ。
549
00:58:02,746 --> 00:58:05,549
上様は しきたりにとらわれぬお方。
550
00:58:05,549 --> 00:58:08,452
お言葉には注意された方がよろしいかと。
551
00:58:08,452 --> 00:58:11,421
上様が 今後 総取締に望まれるのは➡
552
00:58:11,421 --> 00:58:15,125
大奥のかかりを3分の1にすること。
553
00:58:23,900 --> 00:58:27,237
いかがなさいますか。 藤波様。
554
00:58:27,237 --> 00:58:30,574
それでも お残りになりますか?
555
00:58:30,574 --> 00:59:06,410
♬~
556
00:59:06,410 --> 00:59:08,412
今のお方が上様とは!
557
00:59:08,412 --> 00:59:12,182
この世にいてはならぬお方にございます。
558
00:59:12,182 --> 00:59:15,085
もしや 家光公は。
559
00:59:15,085 --> 00:59:17,087
(鳴き声)
560
00:59:17,087 --> 00:59:23,560
そなたが 大奥から出られる手だてが
一つだけございます。
561
00:59:23,560 --> 00:59:27,264
♬~
51779