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(涼花)えっ?
ねえ 浪川さん (浪川)うん?
ここって 小さい女の子は入院してないよね?
そうねえ
まあ この病棟じゃ 一番若いのは涼花ちゃんじゃないかしら
じゃあ お見舞いの子かな
昨日 廊下で会ったの
昨日って 夜?
昨日って 夜?
面会時間過ぎたら 普通は入れないはずなんだけど
合田さんって人の お見舞いだと思う
ああ 合田さん
(浪川)急だったわねえ
えっ 亡くなったんですか?
(浪川)最近 発作もなくて 安定してたように見えたんだけどねえ
(浪川)何かあったら呼んでね
<その後も私は>
<3回ほど あの女の子を見た>
<分かったことが 2つある>
<あの女の子は 私にしか見えない>
<そして あの子に指をさされた人は>
<24時間以内に死ぬ>
(鈴の音)
(鈴の音が鳴り響く)
(鈴の音が鳴り響く)
(ノック)
涼花ちゃーん 検温よ
よいしょ
ねえ 私
死ぬのかな
(浪川)どうしたの? いきなり
何となく
(浪川)心臓の弁の方も順調に動いてるよって 先生がおっしゃってたじゃない→
うまくいけば 予定より早く退院できるそうよ
うまくいけば 予定より早く退院できるそうよ
浪川さん 大丈夫?
えっ 何が? 病気とかしてない?
えっ 何が? 病気とかしてない?
私?
心配するのは自分の体でしょ?
私は平気! でも…
(浪川)顔色がよくないみたいね→
安定剤が効いてないのかしら
先生に相談してみるわね ちょっと待ってて
(息が荒くなる)
(鈴の音)
(ノック)
(麻野)涼花ちゃん 検温ですよ
よし
浪川さんは?
それがね…
どうかしたんですか?
すぐ分かることだと思うから 話すけど→
浪川さん→
亡くなったの
亡くなったの
な… 何で?
(麻野)私も さっき聞いたばかりで 詳しくは知らないけど→
昨日の夜 帰りに建設中のマンションから→
資材が落ちてきたとかで
(鈴の音が近づく)
(鈴の音が近づく)
ねえ 何なの?
何で?
何で こんなこと教えるの?
何で 私なの?
私に どうしろっていうのよ!
涼花ちゃん 明日から学校 行くんだって?
(涼花の父)もう少し ゆっくりしろっつったんすけどね
もう十分休んだってば それに 早く元に戻りたいから
無理だけはしないでね はい
無理だけはしないでね はい
(涼花の父)失礼します
(鈴の音)
涼花~
(急ブレーキ)
(鈴の音)
(鈴の音)
(鈴の音)
ねえ 美紀ちゃん! 美紀ちゃん いや!
<(凛)それは 高校からの帰り道でのことでした>
(美紀)佐藤さん?
(美紀)覚えてない?
美紀ちゃん?
久しぶり
<卒業して まだ数カ月しかたっていないというのに>
<まるで別人のようでした>
<彼女の名前は 相澤美紀>
<彼女の名前は 相澤美紀>
<私の中学の同級生です>
何? 相談したいことって
笑わないで聞いてね
最近 私の部屋に幽霊が出るの
幽霊? でも…
それ 本物の幽霊なのか
精神的な 夢みたいなものなのか
精神的な 夢みたいなものなのか
私だけだと分からないから
だから 佐藤さんに来てもらって 判断してもらえないかと思って
精神的なものだったら そう言ってもらえたら安心するし
本物だったら どうしたらいいか 考えないといけないし
ちょっと待って よく分からない…
みんな 噂してたよ
えっ?
佐藤さん 霊感があるって
とにかく
泊まりに来てくれて アレを見てほしいだけなの
私だけにしか見えないものなのか
佐藤さんにも見えるのか 知りたいの
お願い
<正直 彼女とは それほど親しかったわけではないのですが>
<次の土曜日 私は 美紀ちゃんの家へ行くことになりました>
(相澤)へえ~ 卓球やってたんだ
<ご両親に温かく迎えられ>
<お母さんの とても手の込んだ夕食を ごちそうになりました>
<でも その間 幽霊の話が出ることは一度もなく>
<でも その間 幽霊の話が出ることは一度もなく>
(真理子)お風呂沸いたわよ
凛ちゃん どうする? どうぞ 遠慮しないで
あ… あとでいいよ
じゃあ 先に入るね
(ドアが閉まる)
(相澤)あっ そうだ ケーキあったろ
あっ や~だ 忘れてた
ケーキ ケーキ
ケーキ ケーキ
凛ちゃん これからも 仲よくしてやってくださいね
はい
<もしかしたら 幽霊の話は ただの口実で>
<美紀ちゃんは 誰かに 遊びに来てほしかっただけなのかもしれない>
<そう思いました>
<ところが…>
じゃあ おやすみなさい…
あの~
凛ちゃん?
ああ うん
部屋 ここだから
部屋 ここだから
そうなんだ
<このあと 私は 自分の考えが甘かったことを知りました>
へえ~ 結構キレイにしてんじゃん
ふ~ん
あっ これ 読みたかったんだよね~
あっ これ 読みたかったんだよね~
今度 貸してよ
(美紀)消さないで
分かった
おやすみ
おやすみ
<明るすぎて なかなか寝つけませんでした>
もう寝た?
(床がきしむ音)
(床がきしむ音)
<それが 最初でした>
<ご両親が 廊下を歩いているのだと思いました>
(床がきしむ音)
<明らかに 部屋の中から聞こえました>
いや うう… 美紀ちゃん?
うう~ 美紀ちゃん?
(美紀)うう~ いや~
(美紀)うう~ いや~
やだ 何なの!
美紀ちゃん! 美紀ちゃん 美紀ちゃん!
ねえ 美紀ちゃん? 美紀ちゃん (美紀)いや!
キャー!
いや…
(美紀)助けて お願い 凛ちゃん ごめんなさい
(美紀)凛ちゃん! 凛ちゃん 助けて ごめんなさい
(美紀)凛ちゃん! 凛ちゃん 助けて ごめんなさい
(美紀)助けて 凛ちゃん ごめんなさい
(美紀)助けて! ごめんなさい!
(美紀)凛ちゃん お願い! 凛ちゃん
美紀ちゃん?
うう… 美紀ちゃん?
美紀ちゃん? 美紀ちゃん!
美紀ちゃん? 美紀ちゃん!
美紀ちゃん! 美紀…
おじさん おばさん 来てください!
早く!
(相澤)悪いけど これでタクシー拾って 帰ってもらえるかな
いや でも…
あなた 早く! 早く! じゃあ
あなた 早く! 早く! じゃあ
<その後 美紀ちゃんは 精神を病んでしまい>
<一家はどこか遠い町へと 越していったそうです>
<あの女は一体 何だったのでしょう>
<ご両親は 何か知っていたのでしょうか>
<いずれにせよ 今となっては確かめようもありません>
誰か見てる えっ?
<(美鈴)東京郊外を走る 私鉄電車の途中に>
<学園前という駅がある>
<その近くに>
<その近くに>
<幽霊屋敷と呼ばれる 廃屋があった>
(雅恵)本当に入るの?
だって 約束でしょ
じゃあ 入るわよ 雅恵 裏庭回って
誰か見てる えっ?
中から誰か見てる気がする
誰もいないわ
いたよ 女の人が
(玲子)いいから入ろう
何か怖い感じ
ねえ 2階も行ってみよう
2階はやめた方がいいよ
この階段 大丈夫かな?
あれ?
あれ?
あれ? バッテリーかな?
(息が荒くなる)
(携帯着信)
もしもし?
☎(玲子)2階はダメ
☎(玲子)2階はダメ
玲子?
玲子?
ねえ 玲子 2階にいるの?
雅恵
玲子
(雅恵)キャー!
ちょっと 雅恵?
ねえ 雅恵 しっかりしてよ!
ちょっと 雅恵!
2階から… 2階から誰か下りてくるんだよ えっ?
開けてよ ねえ 大丈夫 誰もいないわ!
ねえ! ねえ 玲子は?
玲子 知らない?
玲子?
玲子かしら? ちょっと!
何?
玲子って?
一緒に来たじゃない ウソ
一緒に来たじゃない ウソ
だって 玲子は…
でも…
これに 二人 ちゃんと写ってるはず
誰か見てる えっ?
ちょっと待って
ちょっと待って
帰ろう
うん
(電話のベル)
玲子?
<玲子は2週間前に>
<自宅の一室で 首をつって自殺していたのです>
<玲子の霊が なぜ私達を この屋敷に呼び寄せたのか>
<私が なぜそこに 玲子がいると思い込んでいたのか>
<それは 分かりませんでした>
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