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いただ き ま ー す!

なんだ これ?

辛 っ!

量 入 って ん じゃない の?

この お 寿 司 で お 昼 ト ロ 作 って これ 頼 んで る あ、 俺 辛
い 方 が 好 き なん す よ

あの ね、 う ち には う ち の 味 付 け って も ん が あ んだ よ
勝 手 に 買 え な この み そ ろ ただ 飯 食 って お 前 ただ 寝

て る く せ に よ 寝 て る って 言 って も 松 尾 さん と 同 じ
や ん お 前 今日 誰 に 入 れ ん や つ ね

あの ね 言 っと きます けど ね 結 婚 も して ない の に 地 下 と
同 じ 部 屋 に 寝 か せ ら れる か この バ カ あ お 前 な 飯

食 った ら お 前 布 団 干 し と け それ と 今日は 日 曜 日 です
から 店 の 窓 を ピ カ ピ カ に 磨 いて お いて ください あと

喉 が 渇 いて き ました ので 麦 茶 を 取 って き て ください 麦
茶 を 麦 茶 今 お 前 なんか 言 って た の いや なんか 言 って

ない の 何 も あ ひ ろ と 私 や る から ありがとう おい さ あ
あの な

もう これ 甘 や か し ちゃ だ め だ よ す ぐ 付 き 上 が ん
ない よ こう いう 人 種 っていう のは はい はい はい 特 に こう

顔 立 ちは な ね 今日 お 兄 ちゃん どう す ん の? ダ イ ビ
ング?

ジ ュ ン お 前 どう す ん の 今日?

行 く よ え?

行 く の?

いや あの 受 験 は 夏 休 み で 決 ま る んだ よね お 前 には 気
分 連 観 し ろ って 兄 貴 言 ってる だ ろ あ、

そう か 俺 そう 言 った ら なんか 連 れ 行 き な の ない? 未 来
に ね 最近 お か しい んだ よね お 兄

ちゃん よ く 一 人 でも 行 く し さ て は なんだ よ

彼 女 でも でき た ん じゃない の?

ま さ か そんな ね え あの ね それ ちょっと 失 礼 じゃない? あ ん
た ま さ か

まで はい い よ ま さ か そんな ね え 3 つ お 前 続 け ない と
よ く ない と思 う

ジ

ュ ビ ア ン お は よう な あ お は よう お は よう 今日 あ ん
た に 出 か ける から

よ く 出 か け んな。

そうだ っ け?

先 週 の 2 時 の 朝 から 出 か け た じゃない か。 ど こ 行
って んだ よ。

友 達 と 私 も 行 かな く ちゃ。 行 って きます。

あれ?

これ 飛 ば す ん じゃない の?

ありがとう。

行 って きます。 よし、 行 って。

ベ ッ ド に 吸 い 込 む って 言 って ん の?

ふ た

り を 見 る 闇

が 映 って いる この

窓 辺 に 昼 間 の 似 合 い じゃ ん そう か?

こ ぎ げ る わ ね。 うん、 まあ な。

お

兄

さん。 ま ああ の、 そう いうこと です よ。

雪、 待 った。

お は よう。

うん、 お は よう。

大丈夫。 海 洋 自 習 って、 ク ール デ ン の 校 長 と そんな に
変 わ ら ない から。 ね?

うん。

あ、

でも や っぱ り ド キ ド キ して きた。

緊 張 し なく て いい って。 何 か あ った ら さ、 絶 対 俺 助
けて あ げ る から。 な?

あ、 本当 に ね。

ユ キ の バ デ ィ は 俺 で しょ?

信 じ て よ、 俺 は。

信 じ て。

じゃあ、 行 こう か。

準備 OK?

絶 対 話 して た く れ よ。

何 味 が いい?

じゃあ、 い ち ご。

ありがとう。

どう だ った? 今日 初 めて 海 を 潜 って み て。

ありがとう。

あ なた の 言 った 通 り、 すご く 静 か で 綺 麗 だ った。

思 い 切 って 冒 険 して み て よ かった で しょ。

じゃあ、 今年 の 夏 は 目 一 杯 潜 り に 来 る と します か ね。

あれ?

夏 休 み 旅 行 とか?

ん?

いや あの、 こ ない だ 聞 い ちゃ った んだ よね。

病 院 の ロ ビ ー で 話 して る の。

ア メ リ カ 行 く んだ って。

あの、

短 大 の 一 つ の 友 達 と 計 画 して る の。

卒 業 旅 行 行 こう と思 って た の に 出 な かった から。

あの 人 と 行 く ん じゃない の?

ロ ビ ー で 話 して た 人 と あの 人 は あの 病 院 の 院 長
先生 の 息 子 さん

彼 には 相 談 して た だけ お 兄 さん みたい な 人 だから

お 兄 さん?

本当?

うん お 兄 さん お 兄 さん か? お 兄 さん は お 兄 さん ね。
ああ、

そ っ か。

兄 貴、 俺 は まだ ろう と思 うん だ けど さ。 うん、 邪 魔 だ
よ。

腹 減 ら んだ よ。 え?

なんか 食 い 込 もう。

ああ、 もう 落 ち る か。 そうだ な、 なんか 腹 減 った な。 うん、
私 お 弁 当 作 って きた んです よ。 買 った

から ダ イ ビ ング ショ ップ に 預 か って も ら って。 あ、
あの。 この お 弁 当 という のは あれ ですか? 手 作 り 弁 当

や つ ですか?

ス ペ シ ャ ル ハ ンバ ー グ 付 けて た ス ペ シ ャ ル ハ ンバ
ー グ?

ス ペ シ ャ ル ハ ンバ ー グ? ど んな ハ ンバ ー グ だ よ ス
ペ シ ャ ル な ハ ンバ ー グ く れ ら れる ね ま ああ

の そう いうこと ですか ね ス ペ シ ャ ル が 付 いて た ぞ ハ
ンバ ー グ に ハ ンバ ー グ ね これ 俺 の

お 兄 ちゃん に 彼 女?

マ ジ か よ それで ど んな 人?

美 人 なんだ よ 優 し そう ら しい 信 じ ら れない あの お や つ
見 た く な っちゃ った ちょっと

見 た く ない よね 大 空 染 めて いく

夕 日 幸 せ だ な

僕 は 君 と いる と き が 一 番 幸 せ なんだ

死 ぬ まで 銀 行 離 さ ない よ。 その バ カ な の、 根 性 な し
が。 おい、 おい。 おい、 そ こ 何、 3 人 細 々 喋 って ん の?

キ ッ タ ン って 言 うん だ って。 美 人 ら しい じゃ ん。

あれ、 自 分 と 喋 っちゃ った の?

ね え。 いや、

美 人 と 言 います か ね、 顔 が 小 さ く て、 色 が 白 く て、
目 が 黒 目 が ち で、

この バ ンビ ちゃん みたい な 感じ って、 それ だけ です。 なん て
いう の、 お 兄 ちゃん。 ん? あれ、 そう いう 風 に 聞 こ え た?

超 え た よ あ、 そう?

家 に も 木 でも あれ ば み んな に も 評 価 す れ ば いい の?
いや ここ は まず い です よ だ って あ なた これ 畳 です よ 畳

じゃあ いつ も ホ テ ル 直 行 な の? バ カ 俺 た ちは そう いう
付 き 合 い 方 して ない よ 本当 そう いう 付 き 合 い 方 して

ない の あの ね あ ん た みたい に こう あの 乱 れた 付 き 合 い
方 し ない の プ ラ ト ニ ック な の よ 俺 た ちは あの ね、

最近 の 若 い 者 は 何 考 えて ん の か 分 から ない けど も、
付 き 合 った ら す ぐ に A BC、 AC みたい な と こ が ある

けど も、 その ね、 愛 という も のは ね、 男 と 女 … 全 然 何
も 知 って ない。

何 も 知 って ない。 な ど 聞 く く らい は。

う

る

さい よ。 俺 た ち、 お 前、 どう 付 き 合 お う か。 勝 手 に
し よう。 あ ざ こ ざ 言 い な さい。

お 兄 ちゃん、 もう 寝 ます から。

それ と、 ム キ ちゃん、 片 付 けて お いて ください。

お 兄 ちゃ んな ら、 あり 得 る ね。 ああ、 あり 得 る ね。

そう さ、 ど っ か 体 が ある ん じゃない の?

純 情 す ぎ る の かな 俺 いや でも なんか こう

いや

これは

や っぱ でき ない これは でき ない よ 神 様 僕 は どう した ら
いい んです か ね

これ

すごい 壁 に ぶ ち 当 た って ます よね

ゆ き!

お 父 さん 帰 った の?

はい! おい!

ゆ き あ げ て く れ!

はい! おい! 早 く あ げ て く れ って 言 って ん ね ん の! ゆ
き 君!

ゆ き 君 と さ、 ちょっと 飲 ん じゃ った。 ちょっと 入 って く
れ。 ちょっと 入 って く れ。 ご め んな さい。

もう 大丈夫 だ よ。 大丈夫 だ よ これ く らい。 もう 大丈夫 じゃない
で しょ、 一 人 で。

シ ェ イ ク が 聞 いた の なんだ よ ア メ リ カ で の 飲 食 店
と の 話

だ よ まだ 私 に 決 ま った わ け じゃない し 刑 事 の 休 み 期
じゃ な と て も

海 外 行 って 手 術 なん て でき ない って さ 病 院 の モ デ ル
と して い ける なん て こ ん ない い こと ない ね セ イ ジ 君

ね お 父 さん 刑 事 さん も 困 ってる で しょ ま だ 決 ま った
わ け じゃない まだ 誰 にな る か 決 ま って ない けど

俺 は ユ キ ちゃん にな れ ば いい と思 って ます。 手 揃 って く
れた な。

ど ん ない い か。

よし、 もう 一 回 飲 み な が ら。

大丈夫、

大丈夫。 大丈夫、 大丈夫。

セ イ ジ 君、 ユ キ の こと な。

本当 に よろしく お願いします。

お願いします。

本当 に お願いします。 頭 上 げ て ください。

お願いします。

お願いします。

本当 に で きます 2 件 も 新 一 つ 頑 張

ってる ない かな ちょ う ど お 孫 さん に 通 帳 を 作 ろう と な
って いる お 客 さん が い ません まあ

毎 日 た ぶ ら ず 勧 誘 に 歩 いた お か げ よね 誰 か さん と
し な って

まあ まあ あり も なく じゃあ この 調 子 で これ から も 頼

む よ はい

なんか 変 わ った よね、 片 瀬 さん って。

どう? 明 る く な った って。

いい こと だ ね。

これ、 秘 密。

はい、 もし もし。

もし もし、 あの、 俺、 夏 を。

いや、 あの、 今 ちょ う ど お 昼 休 み かな と思 って さ。

今 ちょ う ど 食 事 して た ところ。

あの ね、 今日 って 病 院 の ボ ラ

ンテ ィ ア とか 行 く んです か ね?

今日は ない の。

そうだ った よね。

それ じゃあ、 何 して る の? 働 け よ お 前。 働 け。

もう ちょ い ご め ん ね ご め ん ね あの それで ね 今日は の 裏
崖 に ですね

あの ちょっと 大 事 な お 客 さん が 来 る か もし れない の よ
大 事 な お 客 さん あの

もう 本当 に すご く 大 切 な 大 事 な お 客 さん で ね あ の
まあ もし 来 る んで あれ ば あの こ

っち も い ろ い ろ と さ あの 用 意 し な き ゃ い け ない な
と思 って

大 事 な お 客 さん っていう のは ね あの え っ つ まり あの

勇 気 なんです けど さ あ 私?

う ち の 連 中 が どう して も 連 れて こ い って う る さ く
て さ

嫌 なら いい んだ よ 嫌 なら 今日 お 父 さん 遅 く なる

って 言 って た し じゃあ 行 こう かな 来 る?

来 る の?

あ、 そう、 来 る、 来 る の? うん。 あ、 そう?

はい はい。 うん。 あ、 はい、 わか りました。 じゃあ 後 で。 はい
はい。 はい どう も、 はい はい はい。 はい はい どう も。 おい、

なんだ よ お 前。 よ かった ね、 お 兄 ちゃん。 結 城 さん、 気 に
く れる んだ。 いや、 お 前 た ち が どう して も 会

いた い って 言 う から、 もう 仕 方 ない よ。 今 夜、 連 れて き
ました よ、 う ち に。 おい しい もの 作 る ね。

うん、 ちょっと あの、 冷 麺 を 頼 み ます。 冷 麺、 冷 麺、 と
い。

ジ ェ ニ フ ちゃん、 そ こ に 出 して ある お 皿 並 ぶ と、 次
に お 返 し も ね。 はい、 あり が と。 ひ よ と、 この 野 菜 テ

ーブ ル に 運 んで。 はい、 了 解。

て か さ、 夏 雄 さん ど んな 顔 して 連 れて く ん の かな。 あ
んな に から か わ ない で よ。 ア ンメ イ ト ン って 全部 内

部 なん だから。 分 か ってる って。

こん ば ん は。

ザ!

あの 全 然 遠 慮 し なく て いい から ね 狭 く て 汚 い 家 なん
だから これ が 僕 が 働 いて る 店 で ございます 去 年 改 装

して 店 だけ は 綺 麗 に しました ここ で 働 いて る んだ ここ で
テ キ パ キ と

毎 日 あ った り あの 連 れて き ました よ

初 め ま して 片 瀬 由 紀 です

もし よ かった ら 皆さん で 食べ て ください す い ません
ありがとうございます

一 応 紹 介 だけ して お きます ね これ が 妹

の ち か ちゃ んです いつ も お 兄 ちゃん が お 世 話 にな って
お ります こちら こ そ じ ゅ ん は ね もう お 会 い した よね

こん ば ん は こん ば ん は この ブ ル ー か 何 な の か 分 か
ん ない シ ャ ツ の 人 が 居 候 の

人 です 名 前 言 って ください よ 末 継 ひ ろ と さん 通 帳 作
って く れた で しょ

何 時 な の?

よし よし、 そ ろ そ ろ 飯 に し よう かな。 それ を ちゃん と 靴
180 度 回 転 さ せて お く よ な。 はい、 ユ キ。

ユ キ ちゃん、 ユ キ ちゃん、 ここ に 座 って、 この ア ジ サ イ
の チャ ープ ソ ー ス、 座 って。 これ、 僕 の お 気 に 入 り な

の。 これ、 座 って。 いや、 さ あ、 なん で この う ち に 鍋 を
開 け?

こんな 暑 い 日 に さ あ。 お 前 な、 初 めて 会 った 者 同 士
が 同 じ 鍋 を 付 け 合 う こと に よ って 人 と 人 と の 触

れ 合 い みたい な もの が。 何?

分 か ん ない。 お 前 はい つ も 分 か ってる。 偉 い な お 前。
ああ、 そう、 ち か。 え? ほ ぼ 入 れて 何 分 だ これ 10 分

ぐ らい 10 分 ぐ らい ちゃん と これ タ イ マ ー を して 入
れた ね 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた

れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入
れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入

れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入
れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入

れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入
れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入

れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入
れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入

れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入
れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 れた 入 った 入 った 入

った 入 った 入 った 入 った 入 った 入 った 入 った 入 った

入

った 入 った

入

コ ク を 取 りました ら、 次 は ですね、 この 鶏 の も も 肉 を
ですね、 ガ ン ガ ン ガ ン ガ ン 入 れて いきます。 この ガ ン ガ

ン ガ ン ガ ン 入 れて いき ました ら ですね、 次 は 湯 通 し
した 大 根 を ですね、 ど ん ど こ ど ん ど こ 入 れて いき たい

と思います。 その 後 に この 生 姜 を 入 れ ます。 これ を する
こと に よ って 鶏 肉 の この 臭 み を 取 って いく っていう 作

が 働 く ん ですね。 その 後 には 椎 茸、 舞 茸、 え の き さん
と ですね、 キ ノ コ ロ ジ さん た ち が ど ん ど ん ど ん ど

ん 登 場 する わ け なんです けど も、 その 後 には ネ ギ、 白 菜
と 野 菜 さん た ち が これ 仲 良 く 仲 良 く 鍋 の 中 に 入

って いく。 そう いうこと にな る わ け です。 なん でも いい の に
よ、 ク エ リ ア さん。 お 前 な。 鍋 っていう のは 作 り 方 一

つ で 全 然 味 変 わ って く る んだ よ 鍋 が 作 れて 一 人 前
天 国 の 味 も そう 言 って ました よね うん そう 言 って た

んだ けど な ぁ も しか して

あ き れて ない?

あ、 う うん この ね、 椎 茸 が 非常 に タ イ ミ ング 的 に 難
しい の よ

はい、 今 ね まだ

今 ですね、 この 二 段 階 ド ロ ップ が み んな でき ない の よ。
これ お 兄 ちゃん しか でき ない。

ユ キ ちゃん これ 鶏 肉 い っぱ い 食べ て ね。 い っぱ い 食べ
て、 栄 養 つ けて も ら わ ない と さ。 いい よ、 お 前 悪 食

ってる お 前 は。

ユ キ さん、 一 つ 聞 いて いい ですか?

何?

お 兄 ちゃん の ど こ が 良 かった の?

おい、 いい や。 俺 も いい や。

なん で 金 も ね、 こんな 自 転 車 の お や つ を つ け よう
と思 った わ け?

う る さい よ、 何?

ちょっと。

え っと。

優 しい ところ かな。

そう、 お 兄 ちゃん、 ユ キ さん には 優 しい んだ。 俺 には 厳
しい く せ に さ。 本当、 お 前 た ち 何? う る さい よ。

飲 め ない、 飲 め ない、 知 ら ない。 でも、 でも、 そう やって 優
しい じゃ なく て 世 話 好 き なん じゃない の?

兄、 シ ロ の 部 屋 ば っ か り や れる から 彼 女 作 る 暇 な
かった んだ よね いた よ、 い ま い ち た く さん いました よ、

こんな の あ ん た た く さん いた んだ いや、 い ない、 い ない、
い ない、 全 然 見 栄 張 ってる んです よ

こんな お 兄 ちゃ んです けど、 どう ぞ よろしく お願いします 俺 から
も よろしく お願いします

一 応、 俺 から も

いや どう も す み ません いや どう も す み ません あ?

あ ー す げ ー あ い ちゃん あ ー だ ー だ ー 飲 み す ぎ だ
あ ー でも いい の び っ く り に ゃ ん

まあ

き

も り よろ そう に ね やって る よ うん ビ ール 2 杯 しか 飲
んで ない く せ に よ

私 や る から 今 一 番 大 事 な 時 で しょ 聞 いて る んだ 赤
ちゃん の

こと うん しか し ね ご め ん

でも ち か ちゃん 勇 気 ある ね

うん 私 一 人 じゃ 思 う なん て 思 え な かった けど お 兄
ちゃん た ち が 力 にな る って 言 って く

れた から 私 ね

この 世 の 中 で 一 番 頼 り に して る のは お 兄 ちゃん なんだ

もう だ い だ い 片 付 いた から ゆ き さん

そ ろ そ ろ 帰 ら ない と バ ス の 時間 ある ん じゃない そうだ

帰

る ね あ、

俺 送 って いきます から あ、 大丈夫 一 人 で や けど もう 遅 い
し いや 俺 が

俺 が を 送 って きます よ うん 俺 が 俺 が 送 って き ました う
る さい 家 だ った で しょ

う ーん 楽 し かった あ ん まり ゆ っ く り 食べ れ な かった ん
じゃない の 私

いつ も お 父 さん と 2 人 で 大 勢 で 食 事 する こと も 出
な かった し や っぱ り お 鍋 って た く

さん の が 美味 しい そう?

じゃあ また 来 て よ まだ

大丈夫

みたい だ ね

あの

さ これ

いや

この 間 お 弁 当 作 って く れた で しょ?

それ の 俺 する と ダ イ ビ ング の メ イ ク 取 れた お 祝 い
に と思 って さ

よ く 頑 張 りました

ありがとう 開 けて

いい? いい よ

雪 には 真 珠 が 一 番 似 合 う かな と思 って さ 気

に 入 って く れた?

うん、 すご く あ、 ね え 知 ってる?

ん? 真 珠 って 人 魚 の 涙 なんだ って 人 魚 が 流 した 涙 が

海 の 底 で 真 っ 白 な 真 珠 に 変 わ る んだ って

小 さい 頃 読 んだ 童 話 に 書 いて あ った の。

なんか ロ マ ンチ ック だ ね。

私、

大 事 に する。

うん。

ね え、 また 海 行 こう よ。

今 度 は 2 人 き り です

バ ス が 来 ちゃ った 来 ちゃ いました ね

じゃあ

ね じゃあ お

や す み な さい

ア ンチ ュ ア ー で 初 音 外 は ちょっと 歩 く ない でも 遊 び
集 だ った いや ー ね この 夏 一 番 夏 ら しい です

よ そう で ど んな タ イ プ を 探 し ですか 末 継 ぐ ひ ろ と
く ん いる から はい ああ

ちょっと 申 し 遅 れ ちゃ った ね 私 杉 並 中 央 署 の 少 年 課
の 片 瀬 と 言 います こ っ ちは 森 本 刑 事

刑 事 さん ですか 最近 バイ ク で の 窃 盗 事 件 起 き て ない
んです よ

犯 人 の 商 品 た ち も 私 た ち が マ ー ク して る の を 聞
いて た から ね あの や っぱ り

その 事 件 に ヒ ロ ト が 関 わ って た り は する んです か ね
いや その グ ル ープ の 一 人 じゃない か

って いうこと で 証 拠 は 何 も ない んだ ろう ね あ いつ ら は
染 み 上 げ れ ば 吐 く と思 うん です けど ね いや まあ そう

いうこと は した く ない から ね ちょ う ど 夏 休 み だ し 一 人
一 人 の と こ へ 刑 事 が 来 た ら そう いうこと も でき ない

です よ

そうですね、 ご 苦 労 様 です。 いや いや、 それは 仕 事 だから さ。

ただ い ま 帰 りました。 ああ、 帰 って き ましょう、 帰 って き
ましょう。 おい、 テ ル ト、 こ っち こ っち こ っち こ っち

こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち
こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち

こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち
こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち

こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち
こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち

こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち
こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち

こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち
こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち

こ っち こ っち こ っち こ っち こ っち

なん で プ ライ ベ ート な こと を 刑 事 に 話 さ な き ゃ い
け ね え んだ よ お 前 今 の 立 場 分 か って ん の か 疑 い

が 入 った わ け じゃ ね え んだ から ほ ら ほ ら もう いい から
でも ひ ろ と お 前 と り あ え ず 奥 座 り す い ません ね

いや いや いや あの ひ ろ と には ですね 夏 休 み の 間 朝 から
晩 まで 店 の 手 伝 い やって も ら ってる んです よ それ

と この 暑 い 中 外 の 配 達 も ね 全部 やって く れて る んです
よ 頑 張 って んだ な あ ほ ら お 前 刑 事 さん も 褒

めて く だ さ って ん ぞ それ が なんだ よ こ いつ ら 俺 が 何
言 った って 気 に し ない し ね え んだ よ お 前 な、 そんな

こと 言 った らい つ ま でも 分 か って も ら え ね え ぞ。

いい よ、 夏 は ちゃん と して 分 か って く れた ら。 分 か る
お 前、 よ く ね え んだ よ。

お 前 な、 自 分 の 思 ってる こと や 考 えて る こと を な、 相
手 が ちゃん と 分 か って く れる まで 話 さ な き ゃ なん ね

え んだ よ。 そ ん なん で 社 会 出 て み ろ、 お 前 通 用 し
ね え ぞ。 や り 直 す んだ ろ、 力 の ため に も。

一 人 前 にな り たい んだ った ら な、 ちゃん と 相 手 の 顔
見て 自 分 の 考 えて る こと 分 か って も ら える まで 話 さ

き ゃ なん ね え んだ よ。 それ が 一 人 前 って も ん なんだ
よ。

そう です よね、 ゲ イ さん。

話 して み て く れない かな ちゃん と 聞 く から さ

俺

俺 い ろ い ろ 考 えて 話 せ る こと に した んだ

親 父 は 大 学 に 行 か せ たい みたい だ けど 俺 勉 強 は 好
き じゃ ね え し

ここ で 面 倒 見て も ら ってる う ち に や っぱ 体 使 って 働
く の も 楽 しい かな

って だから 高 校 出 た ら 働 こう かな って や け に

素 直 でした ね そんな 人 間 簡 単 に 変 わ れる も んです か ね
変 わ った っていう よ り も と も と 素 直 だ った ん じゃない

の か 出 ました ね 仏 の 相 彼

は もう 大丈夫 だ ろう 信 じ る んです か あ

んな し っ か り した 兄 貴 が つ いて んだ もう 心 配 ない よ。

はい、 もし もし。

あ、 清 水 君。

え?

え?

え?

本当 ですか?

ん?

何 か 書 いて ある の か。

一 気 ダ イ ビ ング コ ー ス の ご 案 内?

お は よう ございます。

早 かった ね。 夕 食 は?

お 前 と 一 緒 に 食べ よう と思 って な。 あ、 じゃあ す ぐ 食
って。

こんな 早 く 帰 って く る なん て 珍 しい ね。 お 前 に 早 く
知 ら せ たい こと が あ った んだ。

ん?

今日 政治 部 から 電 話 が あ った。

お 前 に 決 まり そうだ って。

移 植 手 術 の モ デ ル。

来 週 正 式 に 決 ま る ら しい 父 さん 嬉 しい よ そんな

嬉 しい こと ない よ いつ も 覚 悟 して た も んな お 前 に もし
もの こと が あ って

も 仕 方 が ない って 娘 が ここ まで 生 き て く れた こと に
感謝 し よ って

これ なんだ いつ も 日 曜 日 に 出 か ける と思 った ら

ダ イ ビ ング の 講 習 なんか 受 け た の か ご め

んな さい でも ちゃん と 気 を つ けて た もし なんか 調 子

悪 く な った ら す ぐ や め よう って そう いう 問題 じゃない だ
ろう ダ イ ビ ング なんか 一 番 危 険 じゃない か

水 の 中 で 発 作 が 起 きた ら どう する つ も り だ った んだ
死 ん でも いい の か お 前 の 体 は み んな と 同

じ じゃない んだ そんな こと よ く 分 かった は ず だ ろ なん

で こう いう 無 茶 な こと する んだ よ

もう

二 度 と ダ イ ビ ング なんか する な よ み んな

入 って く る 優 勝 の ス タ ッ フ どう ぞ や っと っ か 私

止 め ない

私

ダ イ ビ ング は 続 ける

お 前 まだ わか ん ない の か お 前 に もし もの こと が あ って
から じゃ 遅 い んだ ろ ご

め ん す ま ん けど お

父 さん お 前 の こと が 心 配 でした お 前 に もし もの こと が
あ った 分 か ってる 分

か って ん の お 父

さん が 誰 よ り 私 の こと を 心 配 して く れて る っていう
のは

ず っと 頑 張 って きた 学

校 の プ ール の 時間 だ って ず っと 見 学 して きた し

運 動 会 だ って み んな と 一 緒 に 駆 け 越 え た こと 一 度
も な

かった いつ も 応 援 席 で 一

人 ぼ っち だ った 仕 方 ない じゃない か 病 気 なん だから それ
でも み んな と 同 じ こと した かった

の 泳 い だ り

思 い 切 り 走 った り して み た かった そう

いう 気 持 ち ず っと 覚 えて きた お 父 さん に

心 配 か けて い け ない から

でも 今 度 だけ は 私 の 思 う ように さ せて ほ しい の

だ め だ お

前 に 無 茶 な こと さ せ る わ け に はい か ない んだ 覚 えて
る だ ろう

中 学 3 年 の 時 の お 子 さん お 父 さん 救 急 車 の 中 で
もう 本当 に

ダ メ だ と思 った んだ 今 でも 思 い 出 す と 手 が 震 える よ

お 前 だ って あの 怖 さ を 覚 えて る だ ろう 私

は 怖 く ない よ

海 に 潜 った

時 も 少 し も 怖 く な かった

そ ば に いて

く れる 人 が いる から

その 人 と 一 緒 なら 自 分 が 病 気 だ って いうこと も 忘 れ
ら れる の

普 通 に 生 き て る っていう 気 が する の

こんな 気 持 ち 初 めて な の

ゆ き お 父 さん

私

好 き な 人 が いる の その

人 と 一 緒 に 海 に 潜 り たい

その 人 と なら

怖 く ない の

ね え これ なんか どう よ く わか ん ない んだ けど これ ね

レ グ レ ー ター ク リ ア し や す く て あ の ビ ギ ナ ー 向
き なんだ よね いや ー でも 勇 気 の 輩 が 出 る よう な こ

っち の 方 が いい かな ぁ す い ません 店 員 さん はい あの この
ス キ ュ ーバ ープ ロ の ウ ル ト ラ ライ ト ち ょ っと 試

して いい ですか ね じゃあ こちら どう ぞ いい ですか

じゃあ、 レ グ レ ー ター の 次 は これ、 ゲ ージ を 決 め ない
と い け ない わ ね。

それ、

して く れて る んだ。

ああ、 あれ から ず っと。

そ っ か。

ああ、 似 合 ってる。 うん。 なん て いう の? こう、 ま る で 人
魚 姫。

人 魚 姫 だ ね。

ね え!

人 形 姫 で しょ?

人 形 姫 って 言 ってる んだ よ 感 情 悪 い な あ

ね え、 も っと ゆ っ く り 座 れ ば いい よ ちゃん と 座 ってる

よね?

ね え!

今 度 の 日 曜 なんだ けど ち ょ っと 遠 出 し よう かな と思
って て あの ね 南 の 方 に いい ス ポ ット が あ って そ こ で

枝 サ ン ゴ が い っぱ い 見 れる ら しい んだ よ どう か した?

あっ ち ょ っと … おい

ゆ き!

ゆ き!

お 次 い で 先生 先生

もう 落 ち 着 き ました よ 比較 的 腹 弱 さ だ った んで す ぐ
に 退 院 で

きます よ そう ですか です が 少

し 病 状 が 進 み 始 め た か もし れ ません

な お さ じゃ なく て、 今 ユ キ ちゃん 病 室 の 方 で 点 滴 を
受 けて る。

どう だ った んだ?

それ が、 ダ イ ビ ング の 専 門 店 ら しい の。

一 人 だ った の か。

夏 男 君。

はい。

ユ キ ちゃん の お 父 さん。

本当 に す み ません でした。

どう いう つ も り なんだ、 おい!

娘 ほ っ しゃ ー コ ー ス は 朝 を 知 って や る こと ん

君 昨 日 の

知 り 合 い な の を と っ

君 は 行 け よ

ダ イ ビ ング やって た んだ って ゆ き ちゃん 親 父 も 聞 いて
驚 いて る よ 俺 も び っ く り した けど

ご め んな さい 彼 と ゆ き

ちゃん を ここ へ 連 れて きた うん 誰 な の

少 し 前 から 付 き 合 ってる の 全

然 知 ら な かった な 俺 そ っ か

そんな 男 いた んだ その 彼

ユ キ ちゃん の 病 気 の こと を ちゃん と 理 解 して く れて る
の

ユ キ ちゃん が 付 き 合 う 男 は

誰 でも いい って わ け じゃない んだ よ 初

めて 入 院 した のは 小 学 校 上 が る 前 だ った その 時 は

風 邪 を こ じ ら した ぐ らい で しか 思 って な かった んだ
けど 検 査 で 心 臓 に 異 常 が ある こと が 分 か って ね

一 番 最 初 の 発 作 は 中 学 3 年 にな った 春 だ った

心 臓 が 膨 ら んで いく 病 気 で ね

それ から は 薬 で 抑 えて いた んだ す

い ません でした 俺 いや

君 は 知 ら な かった んだ から だ けど ユ キ の 相 手 が 君

だ った と かな 夏 尾 君 って 言 った ね はい

ユ キ から 聞 いた 君 の こと 初 めて だ

った 娘 が あ んな に 真 剣 に 自 分 の 気 持 ち 話 した の

私 は 父 親 と して もう これ 以上 あ いつ に 無 茶 な こと さ
せ る わ け に い か ない んだ 娘

には 生 き て いて ほ しい そんな 良 く ない

んです か 一 度 お 子 さん が 起 き る と 症 状 が 一 気 に 進
む んだ

いつ どう な った の か し ら 勝

手 な こと 言 う よう だ けど ね

娘 と 会 わ ない で く れない か あ いつ は 自 分 も 体 の こと
は よ く 分 か って いる

今 度 の ダ イ ビ ング だ って 君 を 誘 わ な けれ ば あ いつ
は 絶 対 に 海 に 潜 ろう と

は し な かった は ず だ 俺 今 度 から ちゃん と 気 を 付 け
ます から 彼 女 の 体 の こと も ちゃん と 考

え ます から 松 尾 君 君 は そ ば に いる と

娘 は 無 理 を し ちゃ うん だ よ

君 と 普 通 に 付 き 合 いた い から

だから 頼 む んだ

もう 娘 と 会 わ ない で く れ この 通 り だ 頭 を 上 げ

て ください 君 が うん と 言 って く れる まで 頼 む 本当 に 頼
む だ

って の 言 い 分 だ って こと は よ く わか ってる 頼 む 本当 に
頼 み ます

10? 違う、 3 12 9 20 あ、 お 帰 り、 遅 かった ね あっ、
パ パ は?

ヒ ゲ キ さん の ラ ブ レ ー いい の? いい よ な、 外 局 か よ
どう

か し ら なんか、 帽 子 い った ら 帰 って き て みたい 演 技
でも ない こと 言 うん じゃ ね え よ!

ちょっと ダ メ じゃ ん か ベ イ ベ ー なんか 心 配 する ん
じゃない

いつ もの 強 気 で い け よ

Get it on 今 夏 来 た 昨 日 の 僕

も か ぶ り ば っ か 昨 日 の 君 も 探

して た よ

また 会 い ましょう