All language subtitles for 2012-東野圭吾懸疑故事-EP06-全是字謎-J

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(弥生)はい。 36 00:03:21,770 --> 00:03:24,770 (森本)っていうことは あれですか。あなた 今 フリーですか? 37 00:03:24,770 --> 00:03:27,770 (弥生)ええ。 えっ? 38 00:03:27,770 --> 00:03:30,780 (森本)なるほど。 そうですか。 (若宮)ヘヘヘ…。 39 00:03:30,780 --> 00:03:32,780 (森本)この野郎! (若宮)痛っ。 すいません。 40 00:03:32,780 --> 00:03:34,780 (森本)でも あなた 会いに 行ってるじゃないですか。 41 00:03:34,780 --> 00:03:37,780 あれですか? 要するに そういう クールで ルーズな関係ですか? 42 00:03:37,780 --> 00:03:39,780 今どきっぽい。 43 00:03:39,780 --> 00:03:41,790 (弥生)だから 荷物を 返しに行っただけです。 44 00:03:41,790 --> 00:03:43,790 荷物を。 青山さん。 45 00:03:43,790 --> 00:03:45,790 被害者 北沢さんには きょうだいも いないし 46 00:03:45,790 --> 00:03:47,790 両親も 数年前に亡くなっている。 47 00:03:47,790 --> 00:03:50,800 あなただけですよ。 家族同然だったのは。 48 00:03:50,800 --> 00:03:52,800 私たち もう 1カ月も前に 別れた…。 49 00:03:52,800 --> 00:03:54,800 (若宮)たった 1カ月前ですよ? どっちでも いいです。 50 00:03:54,800 --> 00:03:56,800 たったね 1カ月なんかで 男と…。 51 00:03:56,800 --> 00:03:59,800 すいません。 (森本)ところで 被害者が 52 00:03:59,800 --> 00:04:02,820 殺害される心当たりは…。 ないです。 53 00:04:02,820 --> 00:04:06,740 まだ しゃべってます。 ああ。 すいません。 ないです。 54 00:04:06,740 --> 00:04:11,750 (森本)まあ。 えっ。 強盗じゃないんですか? 55 00:04:11,750 --> 00:04:13,750 強盗じゃないんだよな? (若宮)じゃないんですよ。 56 00:04:13,750 --> 00:04:16,750 でも 部屋中 荒らされて…。 金銭類は 残ってました。 57 00:04:16,750 --> 00:04:18,760 犯人は おそらく 北沢さんの持っている 58 00:04:18,760 --> 00:04:20,760 金銭ではない 何かを 狙っていたんでしょう。 59 00:04:20,760 --> 00:04:23,760 それが分かれば 犯人の意図が 分かるんですけどね。 60 00:04:23,760 --> 00:04:25,760 (森本) あの部屋から なくなったもの 61 00:04:25,760 --> 00:04:29,770 心当たり ありませんかね? うーん。 62 00:04:29,770 --> 00:04:32,770 (森本)「うーん」って。 真面目に 考えてくださいな。 63 00:04:32,770 --> 00:04:35,770 あっ。 考えてますよ。 でも もう 1カ月も前に…。 64 00:04:35,770 --> 00:04:38,780 たった 1カ月前ですよ! どっちでも いいですよ。 65 00:04:38,780 --> 00:04:40,780 分かりません。 66 00:04:40,780 --> 00:04:46,780 いや。 分かるんじゃないかな? アオヤマ弥生さんは。 なあ? 67 00:04:46,780 --> 00:04:49,790 分かるでしょう。 アオヤマ弥生さんは。 68 00:04:49,790 --> 00:04:54,790 (森本)ねえ。 アオヤマ弥生さん。 69 00:05:08,740 --> 00:05:13,740 「ア」 「A」? 70 00:05:36,770 --> 00:06:02,810 ♬~ 71 00:06:02,810 --> 00:06:05,730 (職員)火葬場に 向かわれる方 バス乗り場の方に 72 00:06:05,730 --> 00:06:09,730 お願いいたします。 火葬場に 向かわれる方 あのう。 73 00:06:09,730 --> 00:06:12,740 足元 お気を付けください。 段差となっております。 74 00:06:12,740 --> 00:06:16,740 火葬場に 向かわれる方 あちらの バス乗り場になっております。 75 00:06:16,740 --> 00:06:19,740 よろしく お願いいたします。 いってらっしゃいませ。 76 00:06:19,740 --> 00:06:28,750 ♬~ 77 00:06:28,750 --> 00:06:31,760 ≪(職員)火葬場。 火葬場に 向かわれる方は 78 00:06:31,760 --> 00:06:33,760 あちらの バス乗り場まで。 79 00:06:33,760 --> 00:06:44,760 ♬~ 80 00:06:46,770 --> 00:06:51,770 (尾藤)どうも。 尾藤 茂久といいます。 81 00:06:54,780 --> 00:06:56,780 えっと…? 82 00:06:56,780 --> 00:07:00,790 (尾藤)青山 弥生さんですよね? ええ。 そうですけど。 83 00:07:00,790 --> 00:07:03,720 (尾藤)北沢とは 大学の友達で。 ああ。 そうですか。 84 00:07:03,720 --> 00:07:05,720 (尾藤)彼から よく 聞いていました。 85 00:07:05,720 --> 00:07:09,730 えっと。 君の自慢話とか。 あっ。 ありがとうございます。 86 00:07:09,730 --> 00:07:12,730 ≪(雅之)足 痛い。 ねえ。 足 痛い。(尾藤)書道の先生なんだよね? 87 00:07:12,730 --> 00:07:14,730 まあ 一応。 ≪(雅之)痛い。 痛い 痛い。 88 00:07:14,730 --> 00:07:16,730 (弘恵)ちょっと 早く 来なさいよ。バス 行っちゃうでしょ! 89 00:07:16,730 --> 00:07:18,740 (雅之)ちょっと 姉さん 待って…。(尾藤)ああ。 90 00:07:18,740 --> 00:07:22,740 あれは 中瀬興産社長 中瀬 公次郎の娘 中瀬 弘恵と 91 00:07:22,740 --> 00:07:24,740 息子の 中瀬 雅之。 知ってます。 92 00:07:24,740 --> 00:07:26,740 (尾藤)ですよね。 公次郎さんが 93 00:07:26,740 --> 00:07:29,750 まだ 元気だったころ 彼の書道の 個人レッスンで 94 00:07:29,750 --> 00:07:31,750 中瀬家に 出入りしてましたもんね。 95 00:07:31,750 --> 00:07:35,750 北沢も 昔から 社長には 世話になったって 言ってたし 96 00:07:35,750 --> 00:07:38,760 彼とは そこで? あなた。 何者なんですか? 97 00:07:38,760 --> 00:07:41,760 探偵。 探偵? 98 00:07:41,760 --> 00:07:43,760 北沢は 部屋着のまま 犯人を 家に上げて 99 00:07:43,760 --> 00:07:47,770 コーヒーまで 飲んでいる。 ってことは 顔見知りの犯行だ。 100 00:07:47,770 --> 00:07:49,770 北沢の恋人だった 君が…。 元カレです。 101 00:07:49,770 --> 00:07:51,770 そう。 でも それ ちゃんと 証明できる? 102 00:07:51,770 --> 00:07:55,770 証拠は? 少なくとも いっときは 恋人だったよね? 103 00:07:55,770 --> 00:08:00,780 まあ。 恋人だったんですかね。 104 00:08:00,780 --> 00:08:02,800 (北沢)《でね いつか。 いつか 俺 105 00:08:02,800 --> 00:08:04,720 自分で 店を出すんだ。 カレー屋を》 106 00:08:04,720 --> 00:08:06,720 《やっぱ 海の近くがいいよな》 107 00:08:06,720 --> 00:08:10,720 《語呂が いいもんな。 海の近くのカレー屋さん》 108 00:08:10,720 --> 00:08:12,720 《でも 孝典 辛いの苦手じゃない?》 109 00:08:12,720 --> 00:08:14,730 《超 甘党じゃん》 (北沢)《そうそう》 110 00:08:14,730 --> 00:08:16,730 《だから 甘口専門の 甘口カレー屋さん》 111 00:08:16,730 --> 00:08:18,730 《あー。 来ない来ない。 客 来ない。 それ》 112 00:08:18,730 --> 00:08:21,730 (北沢)《来るって。 来る来る…》 《えー?》 113 00:08:21,730 --> 00:08:23,730 《でも 店 出す お金 無いじゃん》 114 00:08:23,730 --> 00:08:27,740 (北沢)《あーあ。 夢が ないやつだな。 弥生は》 115 00:08:27,740 --> 00:08:33,740 《お金はな…。 そうなんだよ。 無いんだよ 今は。 お金は》 116 00:08:33,740 --> 00:08:35,750 《駄目じゃん。 じゃあ》 117 00:08:35,750 --> 00:08:38,750 (北沢)《でも もし お店を 出すとしたら 118 00:08:38,750 --> 00:08:40,750 一緒に やってくれる? ねえ くれる? くれる?》 119 00:08:40,750 --> 00:08:43,750 《くれる? くれる?》 《分かったわよ》 120 00:08:43,750 --> 00:08:51,760 実は 彼のこと 思い出せないんです。 121 00:08:51,760 --> 00:08:56,770 どんな顔してたのか。 122 00:08:56,770 --> 00:09:04,710 何か。 何か それが悔しくて。 123 00:09:04,710 --> 00:09:09,710 (すすり泣く声) 124 00:09:09,710 --> 00:09:16,720 焦らないで。 きっと そのうち 自然に 思い出すよ。 125 00:09:16,720 --> 00:09:18,720 (おなかの鳴る音) あっ ああ。 126 00:09:18,720 --> 00:09:20,730 何… 何だ? (おなかの鳴る音) 127 00:09:20,730 --> 00:09:24,730 おなか。 あのう。 いや。 何でだろう? 128 00:09:24,730 --> 00:09:28,730 元カレが 死んだのに やっぱり おなかは すくものね。 129 00:09:35,780 --> 00:09:38,780 遺言状? うん。 130 00:09:38,780 --> 00:09:43,780 北沢の部屋が 荒らされたのは それが 原因だと思うよ。 131 00:09:43,780 --> 00:09:49,790 それって 誰の遺言状なの? 中瀬興産社長 中瀬 公次郎さん。 132 00:09:49,790 --> 00:09:52,790 公次郎さん!? えっ あの。 社長さんの? 133 00:09:52,790 --> 00:09:55,800 えっ? 私の教えてた あの? 134 00:09:55,800 --> 00:09:58,800 (尾藤)そう。 元 君の生徒さんの。 135 00:09:58,800 --> 00:10:01,800 えっ!? はい? 136 00:10:01,800 --> 00:10:04,810 (尾藤)公次郎さんはね 2~3年前から 137 00:10:04,810 --> 00:10:06,810 すでに 遺言状を作っていたんだ。 138 00:10:06,810 --> 00:10:10,810 ところが 半年前 彼の元に 一人の女性が現れた。 139 00:10:10,810 --> 00:10:13,810 実は 私 あなたの隠し子ですって。へっ? 隠し子? 140 00:10:13,810 --> 00:10:16,820 (尾藤)彼女の名は 畠山 清美。 うん。 141 00:10:16,820 --> 00:10:20,820 (尾藤)で 調べてみると 畠山は ホントに社長の子供だったんだ。 142 00:10:20,820 --> 00:10:23,820 で 相続人が 一人 増えたってことで 143 00:10:23,820 --> 00:10:25,830 社長が 急きょ 遺言状を 書き直した。 144 00:10:25,830 --> 00:10:27,830 あっ。 う… うん。 (尾藤)その直後 公次郎さんは 145 00:10:27,830 --> 00:10:31,830 危篤状態に落ち その書き直した 遺言状は 146 00:10:31,830 --> 00:10:33,770 2カ月ほど前 どこかに 消えてしまった。 147 00:10:33,770 --> 00:10:35,770 消えた!? 148 00:10:35,770 --> 00:10:38,770 僕は その遺言状を 捜してるんだ。 149 00:10:38,770 --> 00:10:42,780 えっ? でも 何で それが 孝典の部屋に? 150 00:10:42,780 --> 00:10:45,780 北沢が 盗んだんだ。 おそらくね。 えっ? えっ。 151 00:10:45,780 --> 00:10:48,780 いいかい? 実は このまま 遺言状が出てこないと 152 00:10:48,780 --> 00:10:50,780 君 大変なことになる可能性が あるんだよ。 153 00:10:50,780 --> 00:10:53,790 はっ? 遺言状が いまだ見つからない中 154 00:10:53,790 --> 00:10:55,790 どこかにいる 真犯人は 155 00:10:55,790 --> 00:10:57,790 君が 遺言状を 持ってると勘違いして 156 00:10:57,790 --> 00:10:59,790 君のところに やって来るかも。 157 00:10:59,790 --> 00:11:03,800 いや。 仮の話。 もしもの話。 ひょっとしたらだけどね。 158 00:11:03,800 --> 00:11:08,800 でも 大丈夫。 何かあったら 僕が守るよ。 159 00:11:15,810 --> 00:11:19,810 あっ ああ。 あっ。 焦げてる。 おう。 160 00:11:28,820 --> 00:11:30,820 着いたよ。 あっ。 161 00:11:36,760 --> 00:11:40,770 あっ。 送ってくれて ありがとうございました。 162 00:11:40,770 --> 00:11:43,770 いや。 こっちこそ ありがとう。 遅くまで。 163 00:11:43,770 --> 00:11:47,770 ああ。 またね。 はい。 164 00:11:53,780 --> 00:11:57,780 青山さん。 あっ。 はい。 165 00:11:57,780 --> 00:11:59,790 連絡してね。 166 00:11:59,790 --> 00:12:02,790 (尾藤)《僕が守るよ》 167 00:12:02,790 --> 00:12:04,790 北沢のことで 何か 思い出したら いつでも。 168 00:12:04,790 --> 00:12:09,790 あっ。 はい。 はい。 ありがとうございました。 169 00:12:16,800 --> 00:12:19,800 ≪キャー! 170 00:12:24,810 --> 00:12:26,810 (尾藤)どうしたの? 大丈夫? 171 00:12:29,820 --> 00:12:33,820 どうしたの? 大丈夫? ちょっ。 ちょっと待ってね。 172 00:12:42,760 --> 00:12:44,770 大丈夫? ねえ どうして? 173 00:12:44,770 --> 00:12:46,770 遺言状だよ。 遺言状。 174 00:12:46,770 --> 00:12:49,770 真犯人は 君を 狙ってるんだよ。 何 それ? 何 それ? 175 00:12:49,770 --> 00:12:52,770 君は ホントに 遺言状 持ってないんだね? 176 00:12:52,770 --> 00:12:54,780 持ってるわけないでしょ! ああ。 ごめんなさい。 177 00:12:54,780 --> 00:12:57,780 ねえ どうして? 孝典は 遺言状を盗んだの? 178 00:12:57,780 --> 00:12:59,780 それは…。 ねえ どうして!? 179 00:12:59,780 --> 00:13:03,780 恐喝するため? 恐喝!? 恐喝って 誰に? 180 00:13:03,780 --> 00:13:05,790 遺言状が 表に出ては まずい人物。 181 00:13:05,790 --> 00:13:10,790 これを 公開されたくなければ 遺産の一部を渡せって。 182 00:13:10,790 --> 00:13:15,800 えっ? お金のため? 183 00:13:15,800 --> 00:13:17,800 《お待たせ!》 (北沢)《おお! 弥生》 184 00:13:17,800 --> 00:13:19,800 《ねえ。 君 君 君。 彼女に コーヒー》(従業員)《はい》 185 00:13:19,800 --> 00:13:21,800 (北沢)《あっ。 弥生。 ケーキも 食う? 食えば? どう?》 186 00:13:21,800 --> 00:13:24,810 《えーっ。 いいよ。 ああ。 ケーキは いらないから コーヒー》 187 00:13:24,810 --> 00:13:26,810 (北沢)《何で 何で? ケーキも 食べなよ。 食べな》 188 00:13:26,810 --> 00:13:28,810 《今日は 俺が おごってあげるから》 189 00:13:28,810 --> 00:13:30,810 (弥生・北沢)《あっ》 (北沢)《くそー》 190 00:13:30,810 --> 00:13:33,750 《あーあ。 ああ…。 あっ。 あれ?》 191 00:13:33,750 --> 00:13:35,750 《その靴 買ったの? お金 無いくせにさ》 192 00:13:35,750 --> 00:13:38,750 (北沢)《バカ。 おしゃれは 足元からだぜ》 193 00:13:38,750 --> 00:13:41,760 《何? 景気いいじゃん。 パチンコでも 勝った?》 194 00:13:41,760 --> 00:13:44,760 (北沢)《ううん。 まあ うん。 そう うん。 そうも言う。 うん》 195 00:13:44,760 --> 00:13:46,760 《何ちゅうか うん…》 《もう。 そんなんで 196 00:13:46,760 --> 00:13:48,760 自分の店 持ちたいなんて よく言うわよ》 197 00:13:48,760 --> 00:13:51,770 (北沢)《ちゃりーん。 大当たり 引いたかもよ? 俺》 198 00:13:51,770 --> 00:13:53,770 《どうする?》 《えっ?》 199 00:13:53,770 --> 00:13:56,770 (北沢)《チャンスさえ 逃さなきゃ成功は つかめるもんなんだよ》 200 00:13:56,770 --> 00:13:58,770 《どう?》 《フフフ。 何 それ?》 201 00:13:58,770 --> 00:14:00,770 《また 謎掛け?》 (北沢)《ハハハ》 202 00:14:00,770 --> 00:14:03,780 《シャレードって 言ってくれよ。 シャレード! ヘヘッ》 203 00:14:03,780 --> 00:14:06,780 《とにかく お金は すぐに つかむさ。 すぐにね》 204 00:14:06,780 --> 00:14:10,780 「ハハハ。 シャレードって 言ってくれよ」 205 00:14:10,780 --> 00:14:12,790 …じゃないわよ バカ者! えっ? 206 00:14:12,790 --> 00:14:14,790 シャレード? よくやるの。 207 00:14:14,790 --> 00:14:16,790 謎掛けのこと! ああ そう。 208 00:14:16,790 --> 00:14:18,790 超 腹立つ。 意味 分かんない。 何で 思い出せないの? 209 00:14:18,790 --> 00:14:21,800 弥生さん ちょっと 落ち着いてよね。元カレなのに 何 あいつ! 210 00:14:21,800 --> 00:14:23,800 落ち着いて。 勝手に 死んだと思ったら 211 00:14:23,800 --> 00:14:26,800 お金 目当て? もう バカ者! ねえ。 もう 許せない。 212 00:14:26,800 --> 00:14:28,800 ねえ。 尾藤さん? はい。 213 00:14:28,800 --> 00:14:33,740 もし 遺言状を捜し出せたら 孝典のこと 少しは分かる? 214 00:14:33,740 --> 00:14:36,740 ああ。 たぶん。 私 尾藤さんの助手になるから。 215 00:14:36,740 --> 00:14:39,750 一緒に 遺言状 捜すから! 216 00:14:39,750 --> 00:14:43,750 探偵の助手になって 絶対 孝典の正体 突き止めてやるわ! 217 00:14:43,750 --> 00:14:45,750 「突き止めてやる」って。 いや。 ないない ないない。 218 00:14:45,750 --> 00:14:47,750 絶対 無理だ。 そんなの ねえ。 219 00:14:51,760 --> 00:14:54,760 (清美)奇麗な お花 ありがとうございます。 220 00:14:54,760 --> 00:14:57,760 (尾藤・弥生)いえ。 (清美)わざわざ すいません。 221 00:14:57,760 --> 00:15:00,770 父も 喜んでると思います。 222 00:15:00,770 --> 00:15:04,770 やっぱり 公次郎さん 意識は もう? 223 00:15:04,770 --> 00:15:08,780 (清美)ええ。 お医者さまが言うには もう…。 224 00:15:08,780 --> 00:15:10,780 ああっ。 いや いや いや。 すいません。 225 00:15:10,780 --> 00:15:12,780 (清美)ごめんなさいね。 ごめんなさい。 226 00:15:12,780 --> 00:15:15,780 (清美)あのう。 こんなこと言うのは 227 00:15:15,780 --> 00:15:17,780 不謹慎かもしれないけど。 228 00:15:17,780 --> 00:15:21,790 最後に 親孝行ができて うれしかったなと 思ってます。 229 00:15:21,790 --> 00:15:24,790 父が 言ってくれたんです。 230 00:15:24,790 --> 00:15:28,800 この家にいて 俺の面倒を 最後まで見てくれって。 231 00:15:28,800 --> 00:15:32,820 (尾藤)あのう。 お子さんの 弘恵さんや 雅之さんは? 232 00:15:32,820 --> 00:15:39,740 お仕事が 忙しいみたいで。 こちらの方は? 233 00:15:39,740 --> 00:15:41,740 えっ? あっ。 234 00:15:41,740 --> 00:15:45,750 兄でございます。 えっ? 兄です。 235 00:15:45,750 --> 00:15:47,750 (清美)あのう。 (尾藤・弥生)はい? 236 00:15:47,750 --> 00:15:52,750 弥生さんこそ 北沢さんが あんなことになるなんて。 237 00:15:52,750 --> 00:16:00,760 ああ。 いえ。 まあ…。 ハハ。 238 00:16:00,760 --> 00:16:04,770 わー。 おお。 239 00:16:04,770 --> 00:16:09,770 北沢さん。 本当に 父のこと 気に掛けてくれてて。 240 00:16:09,770 --> 00:16:12,770 彼 この温室の世話も してくれてたんですよ。 241 00:16:12,770 --> 00:16:15,780 ああ…。 242 00:16:15,780 --> 00:16:18,780 (清美)植物を眺めている 北沢さんは 243 00:16:18,780 --> 00:16:21,780 とっても 楽しそうでした。 244 00:16:21,780 --> 00:16:24,790 孝典に こんな趣味が あったなんて。 245 00:16:24,790 --> 00:16:28,790 (尾藤)それにしても 家の敷地に 温室があるなんてさ。 246 00:16:28,790 --> 00:16:30,790 やっぱり 金持ちは うちとは違うな。 247 00:16:30,790 --> 00:16:34,730 あっ。 そ… そうね。 お兄ちゃん。 248 00:16:34,730 --> 00:16:36,730 うちと比べたら 失礼よ。 ああ。 そうでした。 249 00:16:36,730 --> 00:16:38,730 私…。 はい。 250 00:16:38,730 --> 00:16:40,730 遺産なんて どうでもいいんです。 251 00:16:40,730 --> 00:16:44,740 名乗り出たのも 単に 父に会いたかっただけで。 252 00:16:44,740 --> 00:16:48,740 母も 死ぬまで 父のことを…。 253 00:16:54,750 --> 00:16:58,750 結局 何の手掛かりも なかったですね。 254 00:16:58,750 --> 00:17:01,760 (尾藤)そうだね。 申し訳ない。 255 00:17:01,760 --> 00:17:03,760 で 探偵さん。 これから どうすればいい? 256 00:17:03,760 --> 00:17:05,760 (尾藤)取りあえず 中瀬家の親戚を 257 00:17:05,760 --> 00:17:08,760 手当たり次第 聞き込むって感じかな。 258 00:17:08,760 --> 00:17:10,760 まあ それは 僕一人で やるよ。 259 00:17:10,760 --> 00:17:12,770 地味。 ごめんなさいね 地味で。 260 00:17:12,770 --> 00:17:14,770 …と 下手。 えっ? 261 00:17:14,770 --> 00:17:18,770 字。 小学生以下ですよ それじゃ。 (尾藤)ああ。 262 00:17:18,770 --> 00:17:20,770 ちゃんと お手本を見てます? 263 00:17:20,770 --> 00:17:22,780 せめて 自分の名前くらい 奇麗に書いてください。 264 00:17:22,780 --> 00:17:24,780 いいですか? 265 00:17:33,720 --> 00:17:36,720 ちゃんと お手本を見て。 266 00:17:41,730 --> 00:17:47,730 丁寧に書けば 奇麗に書けるようになりますから。 267 00:17:47,730 --> 00:17:51,740 (尾藤)ハハハ。 すごいね。 (拍手) 268 00:17:51,740 --> 00:17:56,740 唯一の特技ですから。 (尾藤)唯一の? まあ 確かにね。 269 00:17:56,740 --> 00:18:00,750 (生徒)確かに 唯一だね。 (生徒)唯一の。 ねえ! 270 00:18:00,750 --> 00:18:02,750 ほら。 (生徒)唯一 唯一。 271 00:18:02,750 --> 00:18:04,750 早く戻って 書くの。 「唯一 唯一」 強調しないの。 272 00:18:04,750 --> 00:18:06,750 ほら。 もう一枚。 えーっ。 273 00:18:06,750 --> 00:18:09,760 「えーっ」じゃないの。 はい。 274 00:18:09,760 --> 00:18:13,760 (尾藤)もう いいよ。 書いて。 ほら。 275 00:18:13,760 --> 00:18:16,760 あん。 硬い。 (尾藤)しょうがないじゃん。 276 00:18:16,760 --> 00:18:19,770 かちかち。 (生徒)ああ…。 277 00:18:19,770 --> 00:18:24,770 硬い。 もっと 力を抜いて。 (尾藤)はい。 278 00:18:24,770 --> 00:18:30,780 もっと こうして。 こうして。 279 00:18:30,780 --> 00:18:39,720 優しく。 もっと こうして。 こうして。 280 00:18:39,720 --> 00:18:41,720 うん。 ねっ。 281 00:18:41,720 --> 00:18:44,720 奇麗だね。 えっ? 282 00:18:44,720 --> 00:18:47,730 あっ。 いや…。 283 00:18:47,730 --> 00:18:51,730 あっ。 ちょっと。 どうしたの? 284 00:18:58,740 --> 00:19:01,740 (若宮)痛っ。 すいません。 何の ご用ですか? 285 00:19:01,740 --> 00:19:06,750 (森本)アノですね アオヤマさん。 普通に しゃべってください。 286 00:19:06,750 --> 00:19:09,750 (森本)あっ。 あなた けさ 287 00:19:09,750 --> 00:19:11,750 中瀬 公次郎氏の お宅に 行かれましたよね? 288 00:19:11,750 --> 00:19:13,750 はあ。 (森本)そのとき 289 00:19:13,750 --> 00:19:16,760 畠山 清美さんと 何を…。 どうして それを? 290 00:19:16,760 --> 00:19:19,760 ただ 公次郎さんの お見舞いに 行っただけ…。 291 00:19:19,760 --> 00:19:21,760 (若宮)今まで 行ったこともないのに? 292 00:19:21,760 --> 00:19:23,760 (森本)公次郎さんが 体調を崩されたのは 293 00:19:23,760 --> 00:19:25,770 もう 3カ月前です。 どうして このタイミングで 294 00:19:25,770 --> 00:19:27,770 お見舞いに 行かれたのでしょう?別に お見舞いなんて 295 00:19:27,770 --> 00:19:29,770 いつ 行ったって いいじゃないですか。 296 00:19:29,770 --> 00:19:33,770 えっ? 何で 私たちが 行ったことを知って…。 297 00:19:33,770 --> 00:19:35,780 まさか 私と尾藤さんを 見張って? 298 00:19:35,780 --> 00:19:37,780 尾藤? (若宮)尾藤? 299 00:19:37,780 --> 00:19:39,780 (森本)尾藤? 孝典の友達です。 300 00:19:39,780 --> 00:19:41,780 もう 失礼します。 301 00:19:43,780 --> 00:19:45,780 (森本)尾藤って? (若宮)尾藤 尾藤…。 302 00:19:51,790 --> 00:19:58,800 ≪(足音) 303 00:19:58,800 --> 00:20:22,820 ♬~ 304 00:20:22,820 --> 00:20:25,830 (せき) 305 00:20:25,830 --> 00:20:29,830 ☎ 306 00:20:29,830 --> 00:20:31,830 あれっ? ☎ 307 00:20:31,830 --> 00:20:34,770 ☎ 308 00:20:34,770 --> 00:20:36,770 ☎ 誰? 309 00:20:36,770 --> 00:20:41,780 ☎ 310 00:20:41,780 --> 00:20:43,780 もしもし。 311 00:20:43,780 --> 00:20:49,780 ☎(息遣い) 312 00:20:49,780 --> 00:20:53,790 ☎(森本)ああ。 切らないで! 私です。 警部補の 森本です。 313 00:20:53,790 --> 00:20:59,790 刑事さん。 何の用ですか? ☎(森本)あのう。 314 00:20:59,790 --> 00:21:01,800 あのねえ。 弥生さん。 315 00:21:01,800 --> 00:21:03,800 昼間に あなたが言っていた 尾藤さん。 316 00:21:03,800 --> 00:21:05,800 ちょっと 調べさせて もらったんですけどね。 317 00:21:05,800 --> 00:21:07,800 ☎何 勝手に! ☎(森本)弥生さん。 318 00:21:07,800 --> 00:21:10,800 北沢さんには 確かに 尾藤という友人は いました。 319 00:21:10,800 --> 00:21:12,810 しかし その尾藤さん 320 00:21:12,810 --> 00:21:14,810 ここ 1年は 仕事で アメリカに 住んでるんですよ。 321 00:21:14,810 --> 00:21:16,810 ニューヨーク。 えっ? 322 00:21:16,810 --> 00:21:18,810 ☎(森本)あなたは けさ 323 00:21:18,810 --> 00:21:20,810 一緒にいたようなこと おっしゃってましたし 324 00:21:20,810 --> 00:21:26,820 不思議だなと 思いまして。 不思議ですよね? ねえ? 325 00:21:26,820 --> 00:21:29,820 やっぱりですね 刑事としてはですね 326 00:21:29,820 --> 00:21:31,830 もう少し 詳しく 二人っきりで お話を…。 327 00:21:31,830 --> 00:21:34,760 ☎(通話の切れる音) (森本)あれっ? 切れちゃった。 328 00:21:34,760 --> 00:21:36,760 痛っ。 329 00:21:42,770 --> 00:21:44,770 えっ? 330 00:22:02,310 --> 00:22:04,310 (尾藤)やあ! なっ…。 331 00:22:04,310 --> 00:22:08,320 (尾藤)電話しても つながんないからさ 心配になって。 332 00:22:08,320 --> 00:22:10,320 (尾藤)ねえ。 どうしたの? 333 00:22:13,320 --> 00:22:16,320 (尾藤)ねえ。 遺言状のこと何か…。知らないって 言ってるでしょ。 334 00:22:28,340 --> 00:22:31,340 ≪(生徒)先生 こんにちは。 こんにちは。 あっ ねえ。 335 00:22:31,340 --> 00:22:33,340 今日 もう 自習。 自習。 ねっ。 336 00:22:33,340 --> 00:22:35,340 あなたが教えといて。 (生徒)私!? 337 00:22:35,340 --> 00:22:48,370 ♬~ 338 00:22:48,370 --> 00:22:50,290 あっ。 はい はい はい。 339 00:22:50,290 --> 00:23:13,320 ♬~ 340 00:23:13,320 --> 00:23:15,320 3階。 341 00:23:17,320 --> 00:23:19,320 3階。 3階。 342 00:23:19,320 --> 00:23:28,330 いない。 女。 女。 男。 会社。 会社。 同じか。 343 00:23:28,330 --> 00:23:32,330 あと ない…。 男。 344 00:23:32,330 --> 00:23:36,340 秋山 祐一。 345 00:23:36,340 --> 00:23:38,340 ≪(秋山)そう。 それが 僕の本名。 346 00:23:38,340 --> 00:23:41,340 はっ! 何!? (秋山)いやぁ。 郵便受け 気に…。 347 00:23:41,340 --> 00:23:43,350 近づかないで! (秋山)いや ホント…。 348 00:23:43,350 --> 00:23:45,350 近づかないで! 349 00:23:45,350 --> 00:23:50,290 何で? 秋山って…。 秋山? 350 00:23:50,290 --> 00:23:55,290 あきや…。 あっ。 351 00:23:59,300 --> 00:24:03,300 (秋山)ねえ。 ちょっと。 ねえ。 ちょっと待ってよ。 352 00:24:05,300 --> 00:24:09,310 《何よ。 何でよ! 秋山って 何? 誰?》 353 00:24:09,310 --> 00:24:11,310 《何なの これ? よく分かんないんですけど》 354 00:24:11,310 --> 00:24:16,310 《何? 私。 何? 私。 全然 分かんない! 全然 分かんない》 355 00:24:16,310 --> 00:24:18,310 (秋山)《奇麗だね》 356 00:24:18,310 --> 00:24:20,310 《私 最高の バカ女じゃん!》 357 00:24:27,320 --> 00:24:29,330 キャッ。 (弘恵)どうしたの? 青山先生。 358 00:24:29,330 --> 00:24:31,330 こんな所で そんなに慌てて。 あっ。 弘恵さん。 359 00:24:31,330 --> 00:24:34,330 ≪(クラクション) おおっ。 360 00:24:34,330 --> 00:24:38,330 マサカズ? マサヒロ? 雅之よ。 361 00:24:38,330 --> 00:24:40,340 先日は 父の見舞いに 来てくださって 362 00:24:40,340 --> 00:24:42,340 ありがとうございます。 先生。 もし よろしければ 363 00:24:42,340 --> 00:24:44,340 これから ご一緒に お食事しませんか? 364 00:24:44,340 --> 00:24:46,340 追われてるんでしょ? かくまってあげる。 365 00:24:46,340 --> 00:24:48,360 へっ? えっ…。 366 00:24:48,360 --> 00:24:50,280 (弘恵)閉めるわよ。 はい。 367 00:24:50,280 --> 00:24:54,280 (弘恵)ふーん。 なるほどね。 368 00:24:54,280 --> 00:24:56,290 まあ 取りあえず 飲みましょうよ 先生。 369 00:24:56,290 --> 00:24:58,290 へっ? (弘恵)はい。 乾杯。 370 00:24:58,290 --> 00:25:00,290 あっ…。 (弘恵)先生 飲めないの? 371 00:25:00,290 --> 00:25:04,290 今は ちょっと。 (弘恵)まあ。 372 00:25:07,300 --> 00:25:10,300 まあ 刑事たちが疑うのも 無理ないわよね。 373 00:25:10,300 --> 00:25:13,300 私 北沢さんを 殺してなんか いませんから。 374 00:25:13,300 --> 00:25:16,310 分かっています。 先生は そんな人じゃないわ。 375 00:25:16,310 --> 00:25:21,310 北沢さんを殺したり 父の遺言状を隠したりするわけが ないもの。 376 00:25:21,310 --> 00:25:24,310 知らないんです。 遺言状のことも 聞いたばっかりで 何が…。 377 00:25:24,310 --> 00:25:27,320 安心してください 先生。 378 00:25:27,320 --> 00:25:31,320 私は あなたの味方。 えっ? 379 00:25:31,320 --> 00:25:34,320 私だけは あなたの味方よ。 えーっ。 380 00:25:34,320 --> 00:25:39,330 だから 私にだけ教えて。 遺言状の在りかを。 381 00:25:39,330 --> 00:25:43,330 ねえ? 教えて。 私を信じて。 ねっ! 382 00:25:43,330 --> 00:25:45,330 教えろ! わーっ! 383 00:25:47,340 --> 00:25:49,270 下手に出れば 調子に乗りやがって。 384 00:25:49,270 --> 00:25:53,280 何で 教えないの? 教えろよ! 385 00:25:53,280 --> 00:25:58,280 頭を冷やして よく考えなさい。 誰に協力をした方が 得か。 386 00:25:58,280 --> 00:26:03,280 だって 私 本当に…。 387 00:26:07,290 --> 00:26:20,300 ☎ 388 00:26:20,300 --> 00:26:22,300 ☎(切る音) 389 00:26:22,300 --> 00:26:24,310 (生徒)ねえねえ。 あの人 ぬれてない? 390 00:26:24,310 --> 00:26:26,310 (生徒)超ぬれてる。 (生徒)だよね? 391 00:26:26,310 --> 00:26:29,310 (生徒)何? あの人。 (生徒)何で? 何で? 怖い。 392 00:26:29,310 --> 00:26:31,310 (生徒)やだ。 うわっ! 痛い! 393 00:26:31,310 --> 00:26:33,320 (生徒)ウケる。 394 00:26:33,320 --> 00:26:37,320 (生徒たち)だっさ。 見た? アハハ! 395 00:26:37,320 --> 00:26:42,320 「ウケる」じゃねえんだよ。 おしゃれは 足元からだろ。 396 00:26:45,330 --> 00:26:49,260 バカ者。 うん? 397 00:26:49,260 --> 00:26:51,270 (弥生・北沢)《あっ》 (北沢)《くそー》 398 00:26:51,270 --> 00:26:54,270 《あーあ。 ああ…。 あっ。 あれ?》 399 00:26:54,270 --> 00:26:56,270 《その靴 買ったの? お金 無いくせにさ》 400 00:26:56,270 --> 00:26:59,270 (北沢)《バカ。 おしゃれは 足元からだぜ》 401 00:26:59,270 --> 00:27:03,270 足元。 しゃりしゃり。 402 00:27:09,280 --> 00:27:12,290 白い砂。 403 00:27:12,290 --> 00:28:17,280 ♬~ 404 00:28:22,290 --> 00:28:27,300 ヘヘッ。 見つけちゃった。 遺言状。 405 00:28:27,300 --> 00:28:29,300 うっ!? 406 00:28:31,300 --> 00:28:34,300 ≪うっ!? うっ!? うわ!? 407 00:28:34,300 --> 00:28:36,310 いってえ。 何だよ? お前。 408 00:28:36,310 --> 00:28:39,310 あっ。 その声は マサヒロ…。 マサカズ…。 409 00:28:39,310 --> 00:28:41,310 (雅之)雅之だよ! 410 00:28:41,310 --> 00:28:43,310 見張ってたのは 警察だけじゃ? あっ! 411 00:28:43,310 --> 00:28:46,320 うちに入ったのも あなた? そうなのね? あっ。 412 00:28:46,320 --> 00:28:48,330 孝典を殺したのも…。 (雅之)違う! 俺が行ったら 413 00:28:48,330 --> 00:28:50,250 北沢 もう 死んでいたんだ。 どういうこと? 414 00:28:50,250 --> 00:28:53,260 知らねえよ。 遺言状が欲しければ 3,000万 持ってこいって 415 00:28:53,260 --> 00:28:55,260 手紙が来て 北沢から。 それで行ったら 416 00:28:55,260 --> 00:28:59,260 あいつは もう死んでたんだ。 俺は無実だ。 俺は無実だ。 417 00:28:59,260 --> 00:29:02,260 ちょっと 落ち着いて。 落ち着けないよ。 418 00:29:02,260 --> 00:29:05,270 落ち着けないよ。 ちょっと! 落ち着けないよ。 419 00:29:05,270 --> 00:29:07,270 放してよ! 420 00:29:07,270 --> 00:29:17,280 ♬~ 421 00:29:17,280 --> 00:29:19,280 待てよ。 422 00:29:19,280 --> 00:29:28,290 ♬~ 423 00:29:28,290 --> 00:29:30,290 キャッ!? あっ…。 424 00:29:34,300 --> 00:29:38,300 うっ…。 うん…。 425 00:29:38,300 --> 00:29:41,300 (せき) 426 00:29:44,310 --> 00:29:47,310 あー いってえ。 427 00:29:55,250 --> 00:30:01,250 (雅之)遺言状 渡して。 ほら。 先生。 ほら。 428 00:30:07,260 --> 00:30:10,260 ≪(駆ける足音) (雅之)うん? 429 00:30:13,270 --> 00:30:15,270 (雅之)うっ!? 秋山さん! 430 00:30:15,270 --> 00:30:18,270 (雅之)てめえ! 男にゃ 容赦しねえぞ! 431 00:30:22,280 --> 00:30:27,280 (雅之)うわー!? うわ!? うっ!? 432 00:30:35,290 --> 00:30:42,300 (秋山)大丈夫? はい。 あっ はい。 433 00:30:42,300 --> 00:30:44,300 フフフ。 えっ? (秋山)うん? 434 00:30:44,300 --> 00:30:48,320 えっ? ちょっと。 秋山さん 強いじゃないですか。 435 00:30:48,320 --> 00:30:50,240 見直した? えっ? 柔道? 柔術? 436 00:30:50,240 --> 00:30:52,240 コマンドサンボ? えっ? 探偵だからね。 437 00:30:52,240 --> 00:30:56,250 偽者なのに? 偽者は ひどいな。 438 00:30:56,250 --> 00:30:59,250 やっぱり 人には 一つぐらい 特技があるものね。 439 00:30:59,250 --> 00:31:01,250 ん…。 そうかもね。 フフフ。 440 00:31:01,250 --> 00:31:03,250 ≪(森本)若宮君。 ≪(若宮)はい。 441 00:31:03,250 --> 00:31:05,250 (森本)現行犯だよね? (若宮)現行犯です。 442 00:31:05,250 --> 00:31:07,260 (森本)それ 何だ? (若宮)それ ナイフですね。 443 00:31:07,260 --> 00:31:10,260 (森本)現行犯だなぁ。 (若宮)現行犯です。 444 00:31:10,260 --> 00:31:14,260 (森本)しょっぴいとくか。 (若宮)しょっぴきましょう。 445 00:31:14,260 --> 00:31:19,260 (森本)ほら。 あんた 起きろ。 (秋山)どうも。 446 00:31:23,270 --> 00:31:28,280 何? あっ ううん。 447 00:31:28,280 --> 00:31:35,280 あなた いったい 何者なの? ああ ごめん。 弁護士。 448 00:31:35,280 --> 00:31:41,290 フフフ。 もう。 またまた。 いや。 ホントだよ。 449 00:31:41,290 --> 00:31:43,290 中瀬興産 顧問弁護士? (秋山)そう。 450 00:31:43,290 --> 00:31:45,290 中瀬興産 顧問弁護士。 451 00:31:45,290 --> 00:31:47,300 (秋山)何で 2回 言ったの? ホントに? 452 00:31:47,300 --> 00:31:49,300 ホントだよ。 あっ 掛けて。 あっ うん。 453 00:31:49,300 --> 00:31:52,300 お茶 飲む? うん。 454 00:31:52,300 --> 00:31:56,310 いやぁ。 でも 今回の 遺産相続の案件は 大変だったな。 455 00:31:56,310 --> 00:32:00,310 遺言状は なくなるし 殺人事件は 起こるしで。 456 00:32:00,310 --> 00:32:04,310 うーん。 こういうことは もっと早く 教えてください。 457 00:32:04,310 --> 00:32:06,320 私 やっぱり 疑われてた…。 458 00:32:06,320 --> 00:32:08,320 はい。 うん? 459 00:32:08,320 --> 00:32:10,320 あれの コピー。 何? 460 00:32:10,320 --> 00:32:12,320 特別だよ。 遺言状? 461 00:32:12,320 --> 00:32:15,320 「中瀬 公次郎は 後記の私有財産の 相続について 462 00:32:15,320 --> 00:32:17,330 以下のように 遺言する」 463 00:32:17,330 --> 00:32:22,330 「長男 中瀬 ま… 雅之 長女 中瀬 弘恵が 464 00:32:22,330 --> 00:32:27,340 相続すべき全額を 畠山 清美に 與えるものとする」 465 00:32:27,340 --> 00:32:32,340 全額? うん。 あの社長らしいよね。 466 00:32:32,340 --> 00:32:35,340 あっ はい。 あっ ありがとう。 467 00:32:38,350 --> 00:32:41,350 ねえ? 何か 変じゃない? この遺言状。 468 00:32:41,350 --> 00:32:46,360 何が? 何がって 何となく。 469 00:32:46,360 --> 00:32:53,300 何となくって 何? ☎ 470 00:32:53,300 --> 00:32:59,300 もしもし。 はい。 えっ? ホントですか? 471 00:32:59,300 --> 00:33:03,310 あっ はい。 分かりました。 ええ。 大丈夫です。 472 00:33:03,310 --> 00:33:06,310 はい。 はい。 473 00:33:08,310 --> 00:33:12,310 ああ。 今 中瀬 公次郎さんが 亡くなったよ。 474 00:33:12,310 --> 00:33:15,320 社長さんが。 うん。 あっ ありがとう。 475 00:33:15,320 --> 00:33:17,320 君のおかげで ぎりぎり 間に合ったよ。 476 00:33:17,320 --> 00:33:20,320 すぐに 遺言状の公開準備に 取り掛からないと。 477 00:33:20,320 --> 00:33:24,330 あっ うん。 あっ。 じゃあ もう行くね。 478 00:33:24,330 --> 00:33:28,330 ああ ごめんね。 あのう これが終わったら。 479 00:33:28,330 --> 00:33:30,330 あのう また 書道 習いに行くよ。 480 00:33:30,330 --> 00:33:33,340 書道? フフフ。 何? 481 00:33:33,340 --> 00:33:37,340 いや。 あなたの字って。 何だよ? 482 00:33:40,340 --> 00:33:43,340 えっ? 何 何? どうしたの? 483 00:33:45,350 --> 00:33:47,350 いいから 見てて。 484 00:33:47,350 --> 00:34:02,300 ♬~ 485 00:34:02,300 --> 00:34:04,300 見てて。 うん。 486 00:34:04,300 --> 00:34:13,310 ♬~ 487 00:34:13,310 --> 00:34:19,310 これは。 そうか。 そういうことか。 488 00:34:31,485 --> 00:34:34,780 (秋山)それでは これより 中瀬 公次郎氏の 489 00:34:34,780 --> 00:34:36,780 遺言状を 読み上げます。 490 00:34:39,780 --> 00:34:42,790 (秋山)「遺言状 中瀬 公次郎は 491 00:34:42,790 --> 00:34:46,790 後記の私有財産の 相続について 以下のように 遺言する」 492 00:34:46,790 --> 00:34:49,790 「長男 中瀬 雅之 長女 中瀬 弘恵が 493 00:34:49,790 --> 00:34:54,800 相続すべき全額を 畠山 清美に 與えるものとする」 494 00:34:54,800 --> 00:34:56,800 (弘恵)全額!? そんなの あり得ないわ。 495 00:34:56,800 --> 00:34:58,800 (秋山)それでは どうぞ ご確認ください。 496 00:34:58,800 --> 00:35:01,810 印章 署名。 全て 公次郎氏のものです。 497 00:35:01,810 --> 00:35:05,810 そんな。 でも 筆跡が。 筆跡が きっと 微妙に違うわ。 498 00:35:05,810 --> 00:35:07,810 (秋山)納得できないなら 499 00:35:07,810 --> 00:35:09,810 この場で 公次郎氏が 生前 書かれていたものと 500 00:35:09,810 --> 00:35:11,820 比較してみるのは どうでしょうか? 501 00:35:11,820 --> 00:35:13,820 (弘恵)そうさせてもらうわ。 ねえ? お父さんの 何か ほら。 502 00:35:13,820 --> 00:35:17,820 それなら 書道の練習帳は どうですか? 503 00:35:17,820 --> 00:35:19,820 字の特徴も 分かりやすいと 思います。 504 00:35:19,820 --> 00:35:21,830 確か 書斎の机の下に。 505 00:35:21,830 --> 00:35:24,830 何なのよ? あなた。 部外者は 黙ってて。 506 00:35:24,830 --> 00:35:26,830 (秋山)青山 弥生さんは 2年間 507 00:35:26,830 --> 00:35:28,830 公次郎氏の 書の指導をしていました。 508 00:35:28,830 --> 00:35:32,830 筆跡鑑定の参考人として 私が お招きしたんです。 509 00:35:35,770 --> 00:35:39,780 それでは 畠山さん。 その練習帳を取ってきてくれますか? 510 00:35:39,780 --> 00:35:41,780 (清美)はい。 511 00:35:51,790 --> 00:35:55,790 (弘恵)はい 皆さん。 現時点では お聞きのとおり 512 00:35:55,790 --> 00:35:58,800 皆さんは 関係ありません。 また ご連絡いたしますので 513 00:35:58,800 --> 00:36:01,800 今日のところは どうぞ お引き取りください。 514 00:36:01,800 --> 00:36:03,800 (親戚)帰らないわよ! (親戚)何 勝手なこと言ってるんだ。 515 00:36:03,800 --> 00:36:06,800 (ざわめき) 516 00:36:06,800 --> 00:36:08,800 (弘恵)いいから 早く 帰んなさいよ! 517 00:36:10,810 --> 00:36:15,810 (親戚)分かったよ。 みんな帰ろう。(親戚)帰りましょう。 518 00:36:40,770 --> 00:36:43,770 (秋山)あれ? (弘恵)なっ なっ。 どうしたのよ? 519 00:36:43,770 --> 00:36:46,780 (秋山)いや。 ここに 遺言状の下書きが。 520 00:36:46,780 --> 00:36:48,780 (弘恵)何ですって!? 521 00:36:48,780 --> 00:36:51,780 「長男 中瀬 雅之 長女 中瀬 弘恵が 522 00:36:51,780 --> 00:36:57,790 相続すべき全額を 畠山 清美に 與える…」 523 00:36:57,790 --> 00:36:59,790 全額。 524 00:37:01,790 --> 00:37:04,790 私 何て言っていいのか。 525 00:37:07,800 --> 00:37:10,800 ちょっと いいですか? 何だい? 526 00:37:14,800 --> 00:37:16,810 うん? 何 何? 527 00:37:16,810 --> 00:37:22,810 うん? 何か 変だなぁ。 何よ? 528 00:37:22,810 --> 00:37:24,810 いや。 529 00:37:29,820 --> 00:37:34,760 この 全額の 「全」っていう文字 何か 変じゃありませんか? 530 00:37:34,760 --> 00:37:37,760 (弘恵)えっ? 変? 531 00:37:37,760 --> 00:37:42,770 公次郎さんは とても バランスのいい 奇麗な字を 書く人でした。 532 00:37:42,770 --> 00:37:48,770 公次郎さん きっと こう 書きたかったんですよ。 533 00:37:58,780 --> 00:38:03,790 「A」? 北沢が 最後に 書き残した? 534 00:38:03,790 --> 00:38:11,790 いいえ。 「A」ではないです。 「A額」って言葉は ありませんから。 535 00:38:11,790 --> 00:38:15,800 (弘恵)えっ? じゃあ これは? 536 00:38:15,800 --> 00:38:18,800 (秋山)旧漢字の 「仝」 「同じ」という意味です。 537 00:38:18,800 --> 00:38:20,800 (弘恵)同じ? (秋山)同じ。 538 00:38:20,800 --> 00:38:22,800 で…。 539 00:38:30,830 --> 00:38:32,750 (秋山)つまり 本当の遺言状は 540 00:38:32,750 --> 00:38:35,750 「長男 中瀬 雅之 長女 中瀬 弘恵が 541 00:38:35,750 --> 00:38:39,760 相続すべき仝額を 畠山 清美に 與えるものとする」 542 00:38:39,760 --> 00:38:41,760 3人同額で 分け合えということです。 543 00:38:41,760 --> 00:38:45,760 そうなりますね? 畠山さん。 544 00:38:45,760 --> 00:38:47,760 (清美)えっ? (秋山)書き換えたのは あなただ。 545 00:38:47,760 --> 00:38:50,770 遺言状を盗んだ 北沢と 共謀してね。 546 00:38:50,770 --> 00:38:56,770 あっ。 何を言ってるのか? だって 父の練習帳にも 同じ…。 547 00:38:56,770 --> 00:38:59,780 (秋山)これも これも あなたが 書き換えた。 548 00:38:59,780 --> 00:39:02,780 あなたにしか できないんだ。 (清美)何で? 549 00:39:05,780 --> 00:39:08,790 どこに そんな証拠が? (秋山)実は この練習帳 550 00:39:08,790 --> 00:39:10,790 公次郎さんのものでは ないんですよ。 551 00:39:10,790 --> 00:39:12,790 (清美)えっ? (秋山)これは 青山さんが 552 00:39:12,790 --> 00:39:16,790 公次郎さんの字を まねして 書いたものなんです。 553 00:39:16,790 --> 00:39:19,800 これ 彼女の 唯一の特技なんです。 554 00:39:19,800 --> 00:39:24,800 あっ。 で そこには 仝額と 書いてもらったんですが 555 00:39:24,800 --> 00:39:27,800 おかしいですよね。 「全額」になってます。 556 00:39:27,800 --> 00:39:30,770 おそらく あなたは 練習帳を発見し 557 00:39:30,770 --> 00:39:32,640 念のため 中を見た。 558 00:39:32,640 --> 00:39:36,640 そして 遺言状の下書きを発見し 慌てて 線を加えたんだ。 559 00:39:40,650 --> 00:39:42,650 (秋山)これは 練習帳を 取りに行った 560 00:39:42,650 --> 00:39:44,650 あなたにしか できないことです。 561 00:39:46,660 --> 00:39:52,660 (秋山)畠山さん。 北沢を 殺したのも あなたですよね? 562 00:39:52,660 --> 00:40:03,660 ♬~ 563 00:40:12,680 --> 00:40:14,680 もう! 564 00:40:14,680 --> 00:40:17,690 ≪(駆ける足音) 565 00:40:17,690 --> 00:40:20,690 ≪(秋山)おーい! 566 00:40:20,690 --> 00:40:24,690 何やってたのよ! (秋山)あっ ごめん ごめん。 567 00:40:24,690 --> 00:40:28,700 自分から 誘っといてさ こんな所まで 呼び出しておいて。 568 00:40:28,700 --> 00:40:30,700 話って 何よ? (秋山)ごめん。 569 00:40:34,740 --> 00:40:37,740 (秋山)畠山 清美が やっと 自供したよ。 570 00:40:37,740 --> 00:40:42,750 君の 元カレの件。 そう。 571 00:40:42,750 --> 00:40:44,750 (秋山)発端は 北沢が出入りしてた中瀬家で 572 00:40:44,750 --> 00:40:48,750 偶然 遺言状を 発見したってことだった。 573 00:40:48,750 --> 00:40:52,760 北沢の方から 畠山に 遺言状の改ざんを 持ち掛けたと 574 00:40:52,760 --> 00:40:56,760 畠山は 言っているみたいだけど どっちが 持ち掛けたかは。 575 00:40:56,760 --> 00:41:01,760 別に いいよ。 気を使わなくて。 576 00:41:01,760 --> 00:41:04,770 (秋山)畠山は 公次郎さんをはじめとした 577 00:41:04,770 --> 00:41:06,770 中瀬家そのものを 恨んでいたんだ。 578 00:41:06,770 --> 00:41:10,770 で 北沢の話に乗り 遺産を 全額 奪う計画を立てた。 579 00:41:10,770 --> 00:41:13,780 だけど 北沢は 畠山を裏切り 580 00:41:13,780 --> 00:41:16,780 中瀬きょうだいに 取引を持ち掛けた。 581 00:41:16,780 --> 00:41:19,780 遺言状が 破棄されれば 彼女には 全額どころか 582 00:41:19,780 --> 00:41:24,790 遺産は 一銭も入らない。 それで 孝典を? 583 00:41:24,790 --> 00:41:28,790 (秋山)畠山としては 北沢を殺して遺言状を見つけるつもりだったが 584 00:41:28,790 --> 00:41:31,730 その肝心の遺言状は…。 585 00:41:31,730 --> 00:41:34,730 私が 見つけちゃった。 (秋山)そう。 586 00:41:36,730 --> 00:41:41,740 ああー。 これ また シャレードだ。えっ? 587 00:41:41,740 --> 00:41:47,740 私 結局 孝典のこと 何にも 分かんないままじゃん。 588 00:41:47,740 --> 00:41:50,750 孝典。 何に使うつもりだったんだろう? 589 00:41:50,750 --> 00:41:52,750 そんな大金。 590 00:41:52,750 --> 00:41:56,750 そのことなんだけど。 えっ? 591 00:41:58,750 --> 00:42:04,750 ここなんだよ。 生前の北沢が 購入契約を結ぼうとしていた店舗。 592 00:42:09,770 --> 00:42:12,770 海の近くの カレー屋さん? 593 00:42:17,770 --> 00:42:22,770 こんな所に お客さん 来るわけないじゃない。 594 00:42:25,780 --> 00:42:27,780 (北沢)《それで それで それで こないだ 行った 595 00:42:27,780 --> 00:42:30,800 渋谷の カレー屋が 超おいしくてさ》 596 00:42:30,800 --> 00:42:33,720 《超おいしくてさ。 で 実際 辛くて辛くて 597 00:42:33,720 --> 00:42:37,730 全然 食べられなかったんだけどね。ハハハ!》 598 00:42:37,730 --> 00:42:40,730 《ねえ? 孝典》 (北沢)《うん?》 599 00:42:40,730 --> 00:42:44,730 《話があるの》 600 00:42:44,730 --> 00:42:46,740 (北沢)《何だよ? おい》 601 00:42:46,740 --> 00:42:50,740 《まさか 別れ話じゃないだろ? ヘヘッ》 602 00:42:53,740 --> 00:42:55,740 (北沢)《えっ?》 603 00:42:59,750 --> 00:43:01,750 《ごめん》 604 00:43:04,750 --> 00:43:11,750 (北沢)《えっ。 えっ。 や… 弥生が そう言うんなら》 605 00:43:15,770 --> 00:43:17,770 (北沢)《仕方ないね》 606 00:43:19,770 --> 00:43:22,770 あっ。 思い出した。 607 00:43:25,780 --> 00:43:28,780 あいつの顔。 608 00:43:39,720 --> 00:43:41,720 泣いてるの? 609 00:43:46,730 --> 00:43:52,730 ううん。 笑ってるよ。 610 00:43:57,740 --> 00:43:59,740 《ごめんね》 611 00:44:02,750 --> 00:44:04,750 《ごめんね》 612 00:44:08,750 --> 00:44:10,750 笑ってる。 613 00:44:17,760 --> 00:44:20,760 笑ってるよ バカ者。 614 00:44:20,760 --> 00:44:50,790 ♬~ 615 00:44:50,790 --> 00:45:00,800 (泣き声) 616 00:45:00,800 --> 00:45:23,820 ♬~ 617 00:45:30,850 --> 00:45:34,770 こちらの シャレードは いつまでも解けそうにありません。 618 00:45:34,770 --> 00:45:38,770 最初から 答えが ないんですから。 619 00:45:38,770 --> 00:45:42,780 そういえば 彼は ここ数年 スランプで 620 00:45:42,780 --> 00:45:47,780 先週 私の口から 連載終了を 伝えたばかり。 621 00:45:47,780 --> 00:45:54,790 ということで また 容疑者が 増えてしまいました。 622 00:45:54,790 --> 00:45:56,790 (ため息) 56097

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