All language subtitles for 光る君へ - E43 輝きののちに - [1440-FHD@AFS.NV7-h264_qvbr230_u p7][字]
Afrikaans
Akan
Albanian
Amharic
Arabic
Armenian
Azerbaijani
Basque
Belarusian
Bemba
Bengali
Bihari
Bosnian
Breton
Bulgarian
Cambodian
Catalan
Cebuano
Cherokee
Chichewa
Chinese (Simplified)
Chinese (Traditional)
Corsican
Croatian
Czech
Danish
Dutch
Esperanto
Estonian
Ewe
Faroese
Filipino
Finnish
French
Frisian
Ga
Galician
Georgian
German
Greek
Guarani
Gujarati
Haitian Creole
Hausa
Hawaiian
Hebrew
Hindi
Hmong
Hungarian
Icelandic
Igbo
Indonesian
Interlingua
Irish
Italian
Japanese
Javanese
Kannada
Kazakh
Kinyarwanda
Kirundi
Kongo
Korean
Krio (Sierra Leone)
Kurdish
Kurdish (Soranî)
Kyrgyz
Laothian
Latin
Latvian
Lingala
Lithuanian
Lozi
Luganda
Luo
Luxembourgish
Macedonian
Malagasy
Malay
Malayalam
Maltese
Maori
Marathi
Mauritian Creole
Moldavian
Mongolian
Myanmar (Burmese)
Montenegrin
Nepali
Nigerian Pidgin
Northern Sotho
Norwegian
Norwegian (Nynorsk)
Occitan
Oriya
Oromo
Pashto
Persian
Polish
Portuguese (Brazil)
Portuguese (Portugal)
Punjabi
Quechua
Romanian
Romansh
Runyakitara
Russian
Samoan
Scots Gaelic
Serbian
Serbo-Croatian
Sesotho
Setswana
Seychellois Creole
Shona
Sindhi
Sinhalese
Slovak
Slovenian
Somali
Spanish
Spanish (Latin American)
Sundanese
Swahili
Swedish
Tajik
Tamil
Tatar
Telugu
Thai
Tigrinya
Tonga
Tshiluba
Tumbuka
Turkish
Turkmen
Twi
Uighur
Ukrainian
Urdu
Uzbek
Vietnamese
Welsh
Wolof
Xhosa
Yiddish
Yoruba
Zulu
Would you like to inspect the original subtitles? These are the user uploaded subtitles that are being translated:
1
00:00:06,940 --> 00:00:11,778
三条天皇と 中宮 妍子の間に➡
2
00:00:11,778 --> 00:00:14,681
待望の子 禎子が生まれたが➡
3
00:00:14,681 --> 00:00:17,885
皇子ではなかった。
4
00:00:19,520 --> 00:00:25,292
道長の思惑どおりには いかなかった。
5
00:00:25,292 --> 00:00:27,227
火事だ!
6
00:00:27,227 --> 00:00:29,630
更に 内裏は 火災になり➡
7
00:00:29,630 --> 00:00:34,968
三条天皇は 妍子と共に 枇杷殿に移った。
8
00:00:34,968 --> 00:00:43,310
そのため 枇杷殿にいた 皇太后 彰子は
高倉殿に移ることとなった。
9
00:00:43,310 --> 00:00:48,315
高倉殿は 頼通の屋敷である。
10
00:00:55,656 --> 00:01:00,260
(藤原彰子)
敦康親王様 お久しゅうございます。
11
00:01:00,260 --> 00:01:03,597
ご機嫌麗しくお喜び申し上げます。
12
00:01:03,597 --> 00:01:09,269
(敦康親王)はい おかげをもちまして
つつがなく過ごしております。
13
00:01:09,269 --> 00:01:15,142
皇太后様
これなるは 妻の祇子にございます。
14
00:01:15,142 --> 00:01:22,282
(祇子女王)祇子にございます。
お初に御意を得ます。
15
00:01:22,282 --> 00:01:26,954
(藤原頼通)我が妻が
祇子女王様の姉というご縁で➡
16
00:01:26,954 --> 00:01:29,856
我が屋敷に 親王様にお渡りいただき➡
17
00:01:29,856 --> 00:01:34,828
この頼通 一代の誉れと存じております。➡
18
00:01:34,828 --> 00:01:38,565
お望みのことがあれば 何なりと。
19
00:01:38,565 --> 00:01:42,436
(藤原道長)恐れながら
二度にわたる内裏の火事は➡
20
00:01:42,436 --> 00:01:47,975
天が お上の政に
お怒りである証しと存じまする。
21
00:01:47,975 --> 00:01:53,847
(三条天皇)聞こえぬ。
もっと大きな声で申せ。
22
00:01:53,847 --> 00:02:00,554
この上は 国家安寧 四海平安のため
何とぞ ご譲位あそばされたく➡
23
00:02:00,554 --> 00:02:04,925
臣道長 伏してお願い申し上げまする。
24
00:02:04,925 --> 00:02:07,394
(三条天皇)道綱。
(藤原道綱)はっ。
25
00:02:07,394 --> 00:02:09,763
そなたも そう思うておるのか?
26
00:02:09,763 --> 00:02:12,599
はっ! ん? あっ いえ…。
27
00:02:12,599 --> 00:02:14,534
(三条天皇)この無礼者め!
28
00:02:14,534 --> 00:02:18,405
譲位なぞ もってのほかである。 下がれ!
29
00:02:18,405 --> 00:02:20,607
ははっ!
30
00:02:22,275 --> 00:02:33,286
まひろは 再び 筆を執り
光る君亡きあとの物語を書き続けていた。
31
00:02:33,286 --> 00:02:41,962
(まひろ)「帝にすら ことさらあしざまに
お耳に入れる人がおりましょう。➡
32
00:02:41,962 --> 00:02:46,433
世の人の噂など まことに くだらなく➡
33
00:02:46,433 --> 00:02:49,636
けしからぬものでございます」。
34
00:02:49,636 --> 00:05:34,334
♬~
35
00:05:36,136 --> 00:05:38,772
備前国の守が 交代のため…。
36
00:05:38,772 --> 00:05:41,274
声が小さい。
37
00:05:41,274 --> 00:05:46,112
(大声で)備前国の守が 交代のため
不動倉のかぎを申し入れておりますが➡
38
00:05:46,112 --> 00:05:48,615
いかがいたしましょう!
39
00:06:01,895 --> 00:06:04,564
今日は暗いな。
40
00:06:04,564 --> 00:06:07,868
御簾を上げよ。
はっ。
41
00:06:23,917 --> 00:06:33,927
♬~
42
00:06:33,927 --> 00:06:37,797
左大臣のよきようにいたせ。
43
00:06:37,797 --> 00:06:41,101
ははっ!
44
00:06:41,101 --> 00:06:48,909
帝は お目が見えず
お耳も聞こえておられぬ。
45
00:06:50,610 --> 00:06:56,483
このままでは
帝としてのお務めは果たせぬ。
46
00:06:56,483 --> 00:06:59,619
(藤原斉信)そんなにお悪いのか…。
47
00:06:59,619 --> 00:07:05,892
(源 俊賢)ご譲位を願い奉るのですね。
48
00:07:05,892 --> 00:07:07,827
そうだ。
49
00:07:07,827 --> 00:07:12,232
(藤原行成)お気の毒でございますな。
(藤原公任)情に流されるな。
50
00:07:12,232 --> 00:07:16,569
政がおできにならねば 致し方あるまい。
51
00:07:16,569 --> 00:07:24,244
内裏中に ご譲位を望む気分が高まるよう
はかりましょう。➡
52
00:07:24,244 --> 00:07:28,548
お任せください。
頼む。
53
00:07:44,564 --> 00:07:48,268
お願いがあって参りました。
54
00:07:48,268 --> 00:07:55,141
何事だ。 昨夜 会ったばかりではないか。
55
00:07:55,141 --> 00:07:58,845
大宰府に参りたく存じます。
56
00:08:01,815 --> 00:08:05,752
大宰大弐の席が 2月から空いております。
57
00:08:05,752 --> 00:08:10,457
そこに 私をお任じください。
58
00:08:13,893 --> 00:08:17,597
私のそばを離れたいということか。
59
00:08:19,366 --> 00:08:26,139
今の帝が ご即位になって 3年➡
60
00:08:26,139 --> 00:08:33,880
私は かつてのように
道長様のお役に立てておりませぬ。
61
00:08:33,880 --> 00:08:40,587
敦康親王様も お幸せにお暮らしのご様子。
62
00:08:40,587 --> 00:08:46,893
ここからは
いささか己の財を増やしたく存じます。
63
00:08:52,599 --> 00:08:54,901
そうか。
64
00:08:56,469 --> 00:09:00,874
そなたの気持ちは 分かった。
65
00:09:00,874 --> 00:09:03,576
考えておこう。
66
00:09:05,211 --> 00:09:08,548
よろしくお願い申し上げます。
67
00:09:08,548 --> 00:09:13,253
お邪魔いたしました。
うむ。
68
00:09:41,247 --> 00:09:47,921
東宮にもなれず このまま生きているのも
苦しいと思っておりましたが➡
69
00:09:47,921 --> 00:09:54,794
頼通殿の勧めで 妻をもうけて
心が楽になりました。
70
00:09:54,794 --> 00:09:59,532
共に生きていく者ができましたゆえ。
71
00:09:59,532 --> 00:10:04,938
親王様を お守りすることができず…➡
72
00:10:04,938 --> 00:10:08,808
お許しくださいませ。
73
00:10:08,808 --> 00:10:15,815
皇太后様は お変わりになりましたね。
74
00:10:18,284 --> 00:10:23,423
かつては はかなげで
消え入りそうであられましたが➡
75
00:10:23,423 --> 00:10:29,929
今は 何か こう
太い芯をお持ちになっているような…。
76
00:10:31,631 --> 00:10:39,506
幼い頃の私は 皇太后様を
自分がお守りしようと思っておりました。
77
00:10:39,506 --> 00:10:42,809
愚かなことを思ったものです。
78
00:10:45,645 --> 00:10:52,418
今の皇太后様は 国母にふさわしい風格を
お持ちでございます。
79
00:10:52,418 --> 00:10:58,158
それは お褒めの言葉ですの?
80
00:10:58,158 --> 00:11:01,361
もちろんです。
81
00:11:07,834 --> 00:11:12,105
左大臣が はっきりと譲位を迫ってきた。
82
00:11:12,105 --> 00:11:15,608
(藤原実資)放っておかれれば
よろしゅうございます。
83
00:11:15,608 --> 00:11:20,947
そうだが… 毒でも盛られるやもしれぬ。
84
00:11:20,947 --> 00:11:25,118
左大臣殿は
そのようなことはせぬと存じます。
85
00:11:25,118 --> 00:11:33,293
されど ご不安であるならば
信用できる蔵人頭をお置きになられませ。
86
00:11:33,293 --> 00:11:40,166
そなたの息子 資平はどうだ?
資平でございますか?
87
00:11:40,166 --> 00:11:43,469
そなたの息子なら 信頼できる。
88
00:11:45,305 --> 00:11:47,640
ははっ!
89
00:11:47,640 --> 00:11:50,443
(三条天皇)資平を 蔵人頭にしたい。
90
00:11:50,443 --> 00:11:54,647
(大声で)
蔵人頭には 亡き伊周の嫡男 道雅か➡
91
00:11:54,647 --> 00:11:59,152
亡き関白 道兼の三男 兼綱が
よろしかろうと存じます。
92
00:11:59,152 --> 00:12:02,589
嫌だ。 朕は 資平を望んでおる。
93
00:12:02,589 --> 00:12:08,461
蔵人も務めたことのない資平は
適任とは思えませぬ。
94
00:12:08,461 --> 00:12:11,264
朕の言うことを聞けぬのか。
95
00:12:11,264 --> 00:12:16,269
お考えをお変えいただきたく
お願い申し上げます。
96
00:12:18,037 --> 00:12:20,840
もうよい!
97
00:12:24,277 --> 00:12:26,279
あっ!
98
00:12:27,947 --> 00:12:30,283
ああ!
99
00:12:30,283 --> 00:12:32,986
御免つかまつります!
100
00:12:39,292 --> 00:12:41,628
お上。
101
00:12:41,628 --> 00:12:46,633
お目も見えず お耳も聞こえねば
帝のお務めは果たせませぬ。
102
00:12:48,301 --> 00:12:50,236
ご譲位くださいませ。
103
00:12:50,236 --> 00:12:54,974
それが 国家のためにございます。
104
00:12:54,974 --> 00:12:57,877
譲位はせぬ!
105
00:12:57,877 --> 00:13:04,250
そんなに 朕を信用できぬなら
そなたが 朕の目と耳になれ!
106
00:13:04,250 --> 00:13:08,254
それならば 文句はなかろう。
107
00:13:18,598 --> 00:13:21,634
お見事でございます。
108
00:13:21,634 --> 00:13:24,470
では お次は…。
109
00:13:24,470 --> 00:13:27,173
はい。
110
00:13:32,945 --> 00:13:35,615
(大納言の君)これでしょうかしら?
111
00:13:35,615 --> 00:13:38,284
(敦成親王)これ!
はい。
112
00:13:38,284 --> 00:13:41,954
「木」と「交」で 「校」!
113
00:13:41,954 --> 00:13:44,657
お見事!
(笑い声)
114
00:13:46,292 --> 00:13:49,595
(宮の宣旨)左大臣様でございます。
115
00:13:52,432 --> 00:13:57,637
東宮様 どうぞお続けくださいませ。
116
00:14:01,908 --> 00:14:06,245
では お次は…。
117
00:14:06,245 --> 00:14:08,548
こちら。
118
00:14:12,118 --> 00:14:15,922
これ!
はい。
119
00:14:15,922 --> 00:14:18,825
(敦成親王)「糸」と「会」で 「絵」!
120
00:14:18,825 --> 00:14:21,594
お見事でございます。
121
00:14:21,594 --> 00:14:25,264
東宮様 じじも ご一緒して
よろしゅうございますか?
122
00:14:25,264 --> 00:14:27,266
よい!
123
00:14:28,935 --> 00:14:31,404
では…。
124
00:14:31,404 --> 00:14:35,208
お次は… こちら。
125
00:14:39,145 --> 00:14:45,785
偏と旁が分かれておると
分かりにくいのう…。
126
00:14:45,785 --> 00:14:49,288
これ!
はい。
127
00:14:49,288 --> 00:14:52,191
(敦成親王)「日」と「寺」で 「時」!
128
00:14:52,191 --> 00:14:54,961
お見事でございます。
129
00:14:54,961 --> 00:14:58,631
東宮様は ご聡明であられますな。
130
00:14:58,631 --> 00:15:03,236
おいくつに おなりでございますか?
7つ!
131
00:15:03,236 --> 00:15:08,107
さきの帝が ご即位なさったお年ですな…。
132
00:15:08,107 --> 00:15:15,381
これも楽しゅうございますが
学問は よき博士につかれるのが何より。
133
00:15:15,381 --> 00:15:19,919
いずれ 帝となられる東宮様に
ございますゆえ。
134
00:15:19,919 --> 00:15:25,792
左大臣。 藤式部は 博士に劣らぬ
学識の持ち主であるぞ。
135
00:15:25,792 --> 00:15:28,094
それは よく存じておりますが➡
136
00:15:28,094 --> 00:15:35,301
帝たるべき道を学ばれるのは
全く別のことにございますれば。
137
00:15:37,603 --> 00:15:40,506
早く 次!
ああ…。
138
00:15:40,506 --> 00:15:46,512
父上が 帝にご譲位を迫ったと聞いた。
139
00:15:48,247 --> 00:15:56,289
父上が追い詰めたせいで
更に 帝のお具合が悪くなったとも。
140
00:15:56,289 --> 00:16:04,564
政とは それほど酷にならねば
できぬものなのだろうか。
141
00:16:04,564 --> 00:16:15,908
私は かつて… 男だったら
政に携わりたいと思っておりました。
142
00:16:15,908 --> 00:16:19,779
されど 今は そう思いませぬ。
143
00:16:19,779 --> 00:16:30,490
人の上に立つ者は 限りなく つらく
さみしいと思いますので。
144
00:16:33,259 --> 00:16:42,602
東宮様が 帝になれば 父上の思うままに
なってしまうのであろうか。
145
00:16:42,602 --> 00:16:46,272
たとえ 左大臣様でも➡
146
00:16:46,272 --> 00:16:53,613
皆をないがしろにして 事を進めることは
おできにならぬと存じます。
147
00:16:53,613 --> 00:17:00,720
なぜなら 左大臣様は 陣定に
自らお出ましになることを望まれ➡
148
00:17:00,720 --> 00:17:06,525
長年 関白をご辞退されてきたと
伺います。
149
00:17:06,525 --> 00:17:13,232
たった一人で
何もかも手に入れたいとお思いとは➡
150
00:17:13,232 --> 00:17:16,903
到底思えませぬ。
151
00:17:16,903 --> 00:17:22,909
藤式部は 父上びいきであるのう…。
152
00:17:47,867 --> 00:17:51,871
左大臣めが 朕を脅してきた。
153
00:17:53,606 --> 00:18:00,880
実資。 朕は 目を病んでおる。
154
00:18:00,880 --> 00:18:06,218
時には
耳もよく聞こえなくなることもある。
155
00:18:06,218 --> 00:18:09,555
しかし 朕は 正気である。
156
00:18:09,555 --> 00:18:12,558
朕には まだやれることがある。
157
00:18:14,226 --> 00:18:20,733
実資 朕を守ってくれ。
158
00:18:20,733 --> 00:18:23,769
左大臣から朕を!
159
00:18:23,769 --> 00:18:26,072
頼む。
160
00:18:28,908 --> 00:18:31,611
は…。
161
00:18:56,602 --> 00:19:01,040
帝に ご譲位を迫っておられるそうですな。
162
00:19:01,040 --> 00:19:05,878
ああ そうだ。
163
00:19:05,878 --> 00:19:12,551
目も耳も病んでおられる帝が
まともな政をおなしになれるとは思えぬ。
164
00:19:12,551 --> 00:19:19,258
ご譲位あそばすのが
帝としての正しき道と考える。
165
00:19:22,228 --> 00:19:25,131
その考えも よく分かります。
166
00:19:25,131 --> 00:19:29,902
されど 帝のお心は
譲位に向かってはおられませぬ。
167
00:19:29,902 --> 00:19:31,837
責めたて申し上げたれば➡
168
00:19:31,837 --> 00:19:36,242
帝のお心も お体も
弱ってしまわれるでありましょう。
169
00:19:36,242 --> 00:19:40,112
弱らせることが
正しきやり方とは思えませぬ。
170
00:19:40,112 --> 00:19:46,385
このまま 左大臣殿が 己を通せば
皆の心は離れます。
171
00:19:46,385 --> 00:19:54,126
フッ。 離れるとは思わぬ。
私は 間違ってはおらぬゆえ。
172
00:19:54,126 --> 00:19:57,029
幼い東宮を 即位させ➡
173
00:19:57,029 --> 00:20:04,236
政を 思うがままになされようと
しておることは 誰の目にも明らか。
174
00:20:08,274 --> 00:20:16,615
左大臣になって かれこれ20年
思いのままの政などしたことはない。
175
00:20:16,615 --> 00:20:22,955
したくとも できぬ。 全くできぬ。
176
00:20:22,955 --> 00:20:29,728
左大臣殿の思う政とは 何でありますか?
177
00:20:29,728 --> 00:20:32,932
思うがままの政とは。
178
00:20:37,970 --> 00:20:44,310
民が幸せに暮らせる世を作ることだ。
179
00:20:44,310 --> 00:20:47,313
民の幸せとは。
180
00:20:49,982 --> 00:20:57,289
そもそも 左大臣殿に
民の顔なぞ 見えておられるのか?
181
00:20:58,991 --> 00:21:02,962
幸せなどという
曖昧なものを追い求めることが➡
182
00:21:02,962 --> 00:21:06,599
我々の仕事ではございませぬ。
183
00:21:06,599 --> 00:21:10,269
朝廷の仕事は 何か起きた時➡
184
00:21:10,269 --> 00:21:15,608
まっとうな判断ができるように
構えておくことでございます。
185
00:21:15,608 --> 00:21:21,480
志を持つことで
私は 私を支えてきたのだ。
186
00:21:21,480 --> 00:21:27,219
志を追いかける者が 力を持つと
志そのものが変わっていく。
187
00:21:27,219 --> 00:21:30,222
それが 世の習いにございます。
188
00:21:31,957 --> 00:21:34,260
ん?
189
00:21:39,298 --> 00:21:45,171
おい 意味が分からぬ。
190
00:21:45,171 --> 00:21:50,910
帝のご譲位
いま少し お待ちくださいませ。
191
00:21:50,910 --> 00:22:04,623
♬~
192
00:22:31,550 --> 00:22:36,488
(足音)
193
00:22:36,488 --> 00:22:38,958
誰だ?
194
00:22:38,958 --> 00:22:41,660
(藤原娍子)お上。
195
00:22:49,969 --> 00:22:54,640
おお… 娍子。 会いたかったぞ。
196
00:22:54,640 --> 00:22:57,343
お上…。
197
00:23:00,913 --> 00:23:05,784
これを見ろ。 宋から取り寄せた薬だ。
198
00:23:05,784 --> 00:23:12,091
この薬が効けば そのうち目も耳も治る。
199
00:23:12,091 --> 00:23:15,928
お上…。
200
00:23:15,928 --> 00:23:19,798
⚟(敦明親王)御免つかまつります。
誰だ?
201
00:23:19,798 --> 00:23:23,802
(敦明親王)敦明にございます。
はあ…。
202
00:23:23,802 --> 00:23:26,272
何だ?
203
00:23:26,272 --> 00:23:32,945
(敦明親王)私の友 兼綱を
蔵人頭にしてくださいませ。
204
00:23:32,945 --> 00:23:38,817
亡き関白 道兼の息子か?
(敦明親王)さようにございます。
205
00:23:38,817 --> 00:23:44,423
蔵人頭にしてやらないと
私の顔が立ちませぬゆえ➡
206
00:23:44,423 --> 00:23:48,627
ひとえにお願いつかまつります。
207
00:23:48,627 --> 00:23:52,965
うん… それは どうかのう…。
208
00:23:52,965 --> 00:23:59,271
私からも お願いいたします。
ん~…。
209
00:24:00,773 --> 00:24:07,379
敦明親王の懇願で
蔵人頭は 資平ではなくなった。
210
00:24:07,379 --> 00:24:11,917
憤慨した。 約束したではないか。
211
00:24:11,917 --> 00:24:18,223
約束を ほごにするなら
私を二度と頼りにするな!
212
00:24:20,926 --> 00:24:23,595
(オウム)スルナ!
213
00:24:23,595 --> 00:24:26,632
(源 倫子)おうおう おうおう…。➡
214
00:24:26,632 --> 00:24:32,438
美しいお顔が 公任様に似ておりますこと。
215
00:24:37,943 --> 00:24:41,613
隆姫。
(隆姫女王)はい。
216
00:24:41,613 --> 00:24:47,319
そなたにも
是非 頼通の子を産んでもらいたい。
217
00:24:51,290 --> 00:24:58,097
父上 私と隆姫は
十分 幸せにやっております。
218
00:24:59,965 --> 00:25:05,671
そういうことを聞いておるのではない。
219
00:25:07,239 --> 00:25:10,242
殿…。
220
00:25:15,581 --> 00:25:22,254
父上。 隆姫に あのようなことを
仰せにならないでください。
221
00:25:22,254 --> 00:25:25,090
「あのようなこと」とは 何だ。
222
00:25:25,090 --> 00:25:27,926
子のことです。
223
00:25:27,926 --> 00:25:32,931
隆姫も
子がないことは気にしておりますゆえ。
224
00:25:34,800 --> 00:25:38,570
隆姫を気遣うお前の気持ちは分かる。
225
00:25:38,570 --> 00:25:43,275
されど…。
覚悟をお決めなさい。
226
00:25:43,275 --> 00:25:51,950
父上のように もう一人 妻を持てば
隆姫とて 楽になるかもしれませんわよ。
227
00:25:51,950 --> 00:25:55,821
何もかも 一人で背負わなくて
よくなるのですもの。
228
00:25:55,821 --> 00:26:05,230
できれば 隆姫と対等な
尊い姫君がよいのでは? ねっ 殿。
229
00:26:05,230 --> 00:26:07,900
うん そうだな。
230
00:26:07,900 --> 00:26:11,770
幾度も言わせないでください。
231
00:26:11,770 --> 00:26:17,242
私の妻は 隆姫だけです。
232
00:26:17,242 --> 00:26:20,546
ほかの者は要りませぬ。
233
00:26:25,584 --> 00:26:29,288
ますます
かたくなになってしまったではないか。
234
00:26:30,923 --> 00:26:41,567
私は… 本気で申しております。
そうやもしれぬが…。
235
00:26:41,567 --> 00:26:47,473
私は 殿に愛されてはいない…。
236
00:26:47,473 --> 00:26:53,612
私ではない 明子様でもない➡
237
00:26:53,612 --> 00:26:56,515
殿が 心から めでておられる女が➡
238
00:26:56,515 --> 00:27:03,422
どこぞにいるのだと
疑って苦しいこともありましたけれど➡
239
00:27:03,422 --> 00:27:08,427
今は そのようなことは
どうでもいいと思っております。
240
00:27:10,095 --> 00:27:18,770
彰子が 皇子を産み その子が 東宮となり
帝になるやもしれぬのでございますよ。
241
00:27:18,770 --> 00:27:26,912
私の悩みなど 吹き飛ぶくらいのことを
殿がしてくださった。
242
00:27:26,912 --> 00:27:32,217
何もかも 殿のおかげでございます。
243
00:27:33,785 --> 00:27:36,922
そうか…。
244
00:27:36,922 --> 00:27:43,228
私とて いろいろ考えておりますのよ。
245
00:27:44,796 --> 00:27:46,932
うん。
246
00:27:46,932 --> 00:27:53,272
ですから たまには 私の方も
ご覧くださいませ。
247
00:27:53,272 --> 00:27:55,974
フフフフフ…。
248
00:27:59,945 --> 00:28:06,218
(倫子)フフフフフフフ…。
249
00:28:06,218 --> 00:28:12,891
越後守であった為時は
3年ぶりに都に戻ってきた。
250
00:28:12,891 --> 00:28:15,194
殿様のお帰りです。
251
00:28:19,231 --> 00:28:23,569
(いと)お帰りなさいませ。
(一同)お帰りなさいませ。
252
00:28:23,569 --> 00:28:25,504
(藤原賢子)おじじ様!
253
00:28:25,504 --> 00:28:29,374
(藤原為時)賢子! 大人になったのう。
254
00:28:29,374 --> 00:28:34,079
(賢子)何だか…
本当に おじじ様になられたようです。
255
00:28:34,079 --> 00:28:37,583
え?
なんてこと言うの!
256
00:28:37,583 --> 00:28:39,518
(笑い声)
257
00:28:39,518 --> 00:28:42,921
(乙丸)殿様 お帰りなさいませ。
258
00:28:42,921 --> 00:28:45,824
うむ 皆 息災でよかった。
259
00:28:45,824 --> 00:28:49,528
さあ 中へ。
260
00:28:51,597 --> 00:28:54,600
ああ…。
261
00:29:02,207 --> 00:29:07,879
(双寿丸)おう。
アハハハ。
262
00:29:07,879 --> 00:29:10,215
(いと)この家の殿様ですよ。
263
00:29:10,215 --> 00:29:14,086
ああ… 越後守様だ。
264
00:29:14,086 --> 00:29:21,827
この人は 賢子と乙丸の命の恩人ですの。
ほう…。
265
00:29:21,827 --> 00:29:24,563
どうしたの? また けがして。
266
00:29:24,563 --> 00:29:27,466
今日は 追い剥ぎと人さらいをやっつけた。
267
00:29:27,466 --> 00:29:30,435
まっ 相手の方が 傷だらけだけどな。
268
00:29:30,435 --> 00:29:33,572
手当てしてあげる。
おう。
269
00:29:33,572 --> 00:29:35,574
こっち。
270
00:29:37,242 --> 00:29:39,244
え?
271
00:29:40,912 --> 00:29:45,250
ああ しみる!
ちょっと動かないでよ。
272
00:29:45,250 --> 00:29:47,185
(双寿丸)ありがとう。
273
00:29:47,185 --> 00:29:50,756
(賢子)痛い?
(双寿丸)平気だ。
274
00:29:50,756 --> 00:29:56,628
にぎやかでよいが
不思議な眺めじゃのう。
275
00:29:56,628 --> 00:30:00,932
あれは 武者であろう?
276
00:30:00,932 --> 00:30:03,602
ええ。
277
00:30:03,602 --> 00:30:10,609
でも 双寿丸が来るようになって
賢子が よく笑うようになりましたの。
278
00:30:13,945 --> 00:30:18,950
お前は これで いいのだな?
279
00:30:20,819 --> 00:30:29,294
昔なら 考えられなかったことも
あの2人は 軽々と乗り越えております。
280
00:30:29,294 --> 00:30:32,297
羨ましいくらいに。
281
00:30:41,873 --> 00:30:44,576
(藤原隆家)はあ…。
282
00:30:46,845 --> 00:30:51,550
実資様が お見舞いに見えられました。
283
00:31:07,933 --> 00:31:13,739
陣定にも出てこぬゆえ
いかがいたしたのかと見に参ったのだ。
284
00:31:13,739 --> 00:31:16,942
申し訳ないことにございます。
285
00:31:16,942 --> 00:31:25,617
昨年 狩りに出た折
木の枝が 目に刺さりまして➡
286
00:31:25,617 --> 00:31:31,323
その傷が いまだ癒えず
しばしば痛みます。
287
00:31:33,125 --> 00:31:36,628
薬師は 何と言うておる?
288
00:31:36,628 --> 00:31:42,334
冷やして 痛みを和らげ
傷が治るのを待つしかないと。
289
00:31:43,969 --> 00:31:47,305
そうか…。
290
00:31:47,305 --> 00:31:54,646
大宰府に 恵清という宋人で
目の病を治す 腕のいい薬師がおるそうだ。
291
00:31:54,646 --> 00:31:57,549
行ってみぬか?
292
00:31:57,549 --> 00:32:00,452
大宰大弐に空きがある。
293
00:32:00,452 --> 00:32:03,755
左大臣様に申し出てみよ。
294
00:32:09,161 --> 00:32:18,837
中納言の職は お返ししてもよろしいので
何とぞ 私を大宰府へ。
295
00:32:18,837 --> 00:32:24,609
左大臣様の御ためにお仕えすると
申しましたのに➡
296
00:32:24,609 --> 00:32:31,950
ふがいないことにございますが
どうかお許しくださいませ。
297
00:32:31,950 --> 00:32:39,624
ああ いや… 謝ることはない。
まだ先がある。
298
00:32:39,624 --> 00:32:46,965
大宰府で目を治して 都に戻ってまいれ。
待っておる。
299
00:32:46,965 --> 00:32:50,836
お優しきお言葉…。
300
00:32:50,836 --> 00:32:55,540
隆家 生涯忘れませぬ!
301
00:32:58,577 --> 00:33:03,915
11月 臨時の除目が行われた。
302
00:33:03,915 --> 00:33:12,624
中納言 藤原朝臣隆家を
大宰権帥に任ずる。
303
00:33:26,171 --> 00:33:34,613
道長様は
私を 何だとお思いでございますか?
304
00:33:34,613 --> 00:33:40,418
私の望みを捨て置いて
隆家殿を大宰権帥になさるとは。
305
00:33:40,418 --> 00:33:42,420
行成は…。
306
00:33:48,159 --> 00:33:51,863
俺のそばにいろ。
307
00:33:54,633 --> 00:33:57,936
そういうことだ。
308
00:34:13,585 --> 00:34:16,288
すまぬ。
309
00:34:17,923 --> 00:34:25,263
このまま 目の病で
政から身を引くのは耐え難い。
310
00:34:25,263 --> 00:34:32,570
いまだ 何もなしておらぬのに
ここで諦め切れぬのだ。
311
00:34:34,940 --> 00:34:44,649
そなたと脩子内親王様を置いてゆくことを
許してくれ。
312
00:34:44,649 --> 00:34:49,955
(ききょう)大宰府で お目を治して
お戻りくださいませ。
313
00:34:49,955 --> 00:34:55,827
脩子様は 私が しかと
お守りいたしますので。
314
00:34:55,827 --> 00:35:01,900
何か たたずまいが変わったな…。
315
00:35:01,900 --> 00:35:04,569
そうでございましょうか?
316
00:35:04,569 --> 00:35:10,575
いつも かみつきそうな勢いであったが
それが なくなった。
317
00:35:13,578 --> 00:35:21,453
恨みを持つことで
己の命を支えてまいりましたが➡
318
00:35:21,453 --> 00:35:26,591
もう それは やめようと思います。
319
00:35:26,591 --> 00:35:39,938
この先は 脩子様のご成長を楽しみに
静かに生きてまいりますので➡
320
00:35:39,938 --> 00:35:45,644
お心おきなく ご出立くださいませ。
321
00:35:54,285 --> 00:35:58,990
俺 来年 大宰府に行く。
322
00:36:00,558 --> 00:36:07,899
殿様の為賢様が 藤原隆家様に従って
大宰府に下るのに ついていくのだ。
323
00:36:07,899 --> 00:36:11,770
何しに行くの?
324
00:36:11,770 --> 00:36:14,472
武功を立てに行く。
325
00:36:16,241 --> 00:36:18,943
俺は 武者だぞ。
326
00:36:20,912 --> 00:36:24,582
私も一緒に行く。
(双寿丸)え?
327
00:36:24,582 --> 00:36:27,485
一緒に連れてって。
328
00:36:27,485 --> 00:36:31,256
(双寿丸)女は 足手まといだ。
329
00:36:31,256 --> 00:36:36,594
お前は 都で よい婿を取って
幸せに暮らせ。
330
00:36:36,594 --> 00:36:40,932
双寿丸のいない所に 私の幸せはないわ。
331
00:36:40,932 --> 00:36:44,636
お前を連れていく気はない。
332
00:36:49,941 --> 00:36:52,844
そんな顔するな。
333
00:36:52,844 --> 00:36:58,283
ごはんを食べに来ていただけなの?
334
00:36:58,283 --> 00:37:03,121
ああ。 うまい飯が ゆっくりと食えて➡
335
00:37:03,121 --> 00:37:09,561
妹みたいなお前がいて 楽しかった。
336
00:37:09,561 --> 00:37:12,230
俺は 捨て子で 身寄りがないゆえ➡
337
00:37:12,230 --> 00:37:16,534
お前の家には
俺の知らない温かさがあった。
338
00:37:22,574 --> 00:37:25,577
ありがとう。
339
00:37:29,247 --> 00:37:34,119
やっぱり 一緒に行く。
駄目だ。
340
00:37:34,119 --> 00:37:39,257
道中 何があるか分からぬ。
それでもいい。
341
00:37:39,257 --> 00:37:42,160
駄目だ。
342
00:37:42,160 --> 00:37:47,932
おじじ様と 母上と いとには
改めて礼を述べに行く。
343
00:37:47,932 --> 00:38:05,917
♬~
344
00:38:10,054 --> 00:38:49,260
〽
345
00:38:58,269 --> 00:39:03,575
母上は 振られたことある?
346
00:39:06,077 --> 00:39:08,780
あるわよ。
347
00:39:16,554 --> 00:39:20,225
双寿丸に言われたのです。
348
00:39:20,225 --> 00:39:26,531
女は 足手まといだって。
そう…。
349
00:39:28,099 --> 00:39:32,403
一人で大宰府に行くのですって。
350
00:39:37,242 --> 00:39:42,113
武者は 命を懸ける仕事ゆえ➡
351
00:39:42,113 --> 00:39:47,885
あなたを危ない目に
遭わせたくないのではないの?
352
00:39:47,885 --> 00:39:51,789
だったら そう言えばいいのに…。
353
00:39:51,789 --> 00:39:58,630
大抵の男は そういうことを
言いたがらないものなのよ。
354
00:39:58,630 --> 00:40:01,833
それゆえ 分かってあげなくては。
355
00:40:04,936 --> 00:40:08,773
母上まで 双寿丸の肩を持つの?
356
00:40:08,773 --> 00:40:14,979
ううん。 生きていると
そういうことが ままあるのよ。
357
00:40:17,482 --> 00:40:25,957
泣きたければ 私の胸で泣きなさい。
358
00:40:25,957 --> 00:40:28,259
そんな…。
359
00:40:31,296 --> 00:40:40,638
フフ… できません!
(笑い声)
360
00:40:40,638 --> 00:40:45,510
双寿丸の門出を祝って
うたげを開いても 構いませんか?
361
00:40:45,510 --> 00:40:48,980
振られたのに?
フフフ。
362
00:40:48,980 --> 00:40:54,652
せめて
あの人の思い出に残ってほしいもの。
363
00:40:54,652 --> 00:41:01,359
そう。 よい考えだこと。
(笑い声)
364
00:41:03,461 --> 00:41:06,164
いと!
365
00:41:11,135 --> 00:41:15,606
(福丸)ほっ。
〽
366
00:41:15,606 --> 00:41:21,279
(福丸)よっ。
〽
367
00:41:21,279 --> 00:41:30,421
〽 ふたつに ひさしき かしまだち
368
00:41:30,421 --> 00:41:39,163
〽 いやさか いやさか
369
00:41:39,163 --> 00:41:47,805
〽 ふたつに ひさしき かしまだち
370
00:41:47,805 --> 00:41:50,641
〽 いやさか
371
00:41:50,641 --> 00:41:56,314
よし…。
〽 いやさか
372
00:41:56,314 --> 00:42:04,589
〽 ふたつに ひさしき かしまだち
373
00:42:04,589 --> 00:42:09,460
〽 いやさか
死をも恐れぬ者か…。
374
00:42:09,460 --> 00:42:13,598
〽 いやさか
375
00:42:13,598 --> 00:42:21,272
〽 ふたつに ひさしき かしまだち
376
00:42:21,272 --> 00:42:30,281
〽 いやさか いやさか
377
00:42:30,281 --> 00:42:34,152
女子の心を
お考えになったことはあるのか?
378
00:42:34,152 --> 00:42:36,421
左大臣をやめろ。
文句を言うな!
379
00:42:36,421 --> 00:42:38,489
殿のことを書いてくれないかしら。
380
00:42:38,489 --> 00:42:42,226
万策尽きたか…。
奥の手をお出しなさいませ。
381
00:42:42,226 --> 00:42:44,629
出家いたそうと思う。
382
00:42:44,629 --> 00:42:49,434
一人で なせなかったことも
時を経れば なせるやもしれません。
383
00:42:49,434 --> 00:42:51,369
大当たりだったわ。
384
00:42:51,369 --> 00:42:55,173
「この世をば わが世とぞ思う…」。
34682