All language subtitles for 光る君へ - E43 輝きののちに - [1440-FHD@AFS.NV7-h264_qvbr230_u p7][字]

af Afrikaans
ak Akan
sq Albanian
am Amharic
ar Arabic
hy Armenian
az Azerbaijani
eu Basque
be Belarusian
bem Bemba
bn Bengali
bh Bihari
bs Bosnian
br Breton
bg Bulgarian
km Cambodian
ca Catalan
ceb Cebuano
chr Cherokee
ny Chichewa
zh-CN Chinese (Simplified)
zh-TW Chinese (Traditional)
co Corsican
hr Croatian
cs Czech
da Danish
nl Dutch
en English Download
eo Esperanto
et Estonian
ee Ewe
fo Faroese
tl Filipino
fi Finnish
fr French
fy Frisian
gaa Ga
gl Galician
ka Georgian
de German
el Greek
gn Guarani
gu Gujarati
ht Haitian Creole
ha Hausa
haw Hawaiian
iw Hebrew
hi Hindi
hmn Hmong
hu Hungarian
is Icelandic
ig Igbo
id Indonesian
ia Interlingua
ga Irish
it Italian
ja Japanese
jw Javanese
kn Kannada
kk Kazakh
rw Kinyarwanda
rn Kirundi
kg Kongo
ko Korean
kri Krio (Sierra Leone)
ku Kurdish
ckb Kurdish (Soranî)
ky Kyrgyz
lo Laothian
la Latin
lv Latvian
ln Lingala
lt Lithuanian
loz Lozi
lg Luganda
ach Luo
lb Luxembourgish
mk Macedonian
mg Malagasy
ms Malay
ml Malayalam
mt Maltese
mi Maori
mr Marathi
mfe Mauritian Creole
mo Moldavian
mn Mongolian
my Myanmar (Burmese)
sr-ME Montenegrin
ne Nepali
pcm Nigerian Pidgin
nso Northern Sotho
no Norwegian
nn Norwegian (Nynorsk)
oc Occitan
or Oriya
om Oromo
ps Pashto
fa Persian
pl Polish
pt-BR Portuguese (Brazil)
pt Portuguese (Portugal)
pa Punjabi
qu Quechua
ro Romanian
rm Romansh
nyn Runyakitara
ru Russian
sm Samoan
gd Scots Gaelic
sr Serbian
sh Serbo-Croatian
st Sesotho
tn Setswana
crs Seychellois Creole
sn Shona
sd Sindhi
si Sinhalese
sk Slovak
sl Slovenian
so Somali
es Spanish
es-419 Spanish (Latin American)
su Sundanese
sw Swahili
sv Swedish
tg Tajik
ta Tamil
tt Tatar
te Telugu
th Thai
ti Tigrinya
to Tonga
lua Tshiluba
tum Tumbuka
tr Turkish
tk Turkmen
tw Twi
ug Uighur
uk Ukrainian
ur Urdu
uz Uzbek
vi Vietnamese
cy Welsh
wo Wolof
xh Xhosa
yi Yiddish
yo Yoruba
zu Zulu
Would you like to inspect the original subtitles? These are the user uploaded subtitles that are being translated: 1 00:00:06,940 --> 00:00:11,778 三条天皇と 中宮 妍子の間に➡ 2 00:00:11,778 --> 00:00:14,681 待望の子 禎子が生まれたが➡ 3 00:00:14,681 --> 00:00:17,885 皇子ではなかった。 4 00:00:19,520 --> 00:00:25,292 道長の思惑どおりには いかなかった。 5 00:00:25,292 --> 00:00:27,227 火事だ! 6 00:00:27,227 --> 00:00:29,630 更に 内裏は 火災になり➡ 7 00:00:29,630 --> 00:00:34,968 三条天皇は 妍子と共に 枇杷殿に移った。 8 00:00:34,968 --> 00:00:43,310 そのため 枇杷殿にいた 皇太后 彰子は 高倉殿に移ることとなった。 9 00:00:43,310 --> 00:00:48,315 高倉殿は 頼通の屋敷である。 10 00:00:55,656 --> 00:01:00,260 (藤原彰子) 敦康親王様 お久しゅうございます。 11 00:01:00,260 --> 00:01:03,597 ご機嫌麗しくお喜び申し上げます。 12 00:01:03,597 --> 00:01:09,269 (敦康親王)はい おかげをもちまして つつがなく過ごしております。 13 00:01:09,269 --> 00:01:15,142 皇太后様 これなるは 妻の祇子にございます。 14 00:01:15,142 --> 00:01:22,282 (祇子女王)祇子にございます。 お初に御意を得ます。 15 00:01:22,282 --> 00:01:26,954 (藤原頼通)我が妻が 祇子女王様の姉というご縁で➡ 16 00:01:26,954 --> 00:01:29,856 我が屋敷に 親王様にお渡りいただき➡ 17 00:01:29,856 --> 00:01:34,828 この頼通 一代の誉れと存じております。➡ 18 00:01:34,828 --> 00:01:38,565 お望みのことがあれば 何なりと。 19 00:01:38,565 --> 00:01:42,436 (藤原道長)恐れながら 二度にわたる内裏の火事は➡ 20 00:01:42,436 --> 00:01:47,975 天が お上の政に お怒りである証しと存じまする。 21 00:01:47,975 --> 00:01:53,847 (三条天皇)聞こえぬ。 もっと大きな声で申せ。 22 00:01:53,847 --> 00:02:00,554 この上は 国家安寧 四海平安のため 何とぞ ご譲位あそばされたく➡ 23 00:02:00,554 --> 00:02:04,925 臣道長 伏してお願い申し上げまする。 24 00:02:04,925 --> 00:02:07,394 (三条天皇)道綱。 (藤原道綱)はっ。 25 00:02:07,394 --> 00:02:09,763 そなたも そう思うておるのか? 26 00:02:09,763 --> 00:02:12,599 はっ! ん? あっ いえ…。 27 00:02:12,599 --> 00:02:14,534 (三条天皇)この無礼者め! 28 00:02:14,534 --> 00:02:18,405 譲位なぞ もってのほかである。 下がれ! 29 00:02:18,405 --> 00:02:20,607 ははっ! 30 00:02:22,275 --> 00:02:33,286 まひろは 再び 筆を執り 光る君亡きあとの物語を書き続けていた。 31 00:02:33,286 --> 00:02:41,962 (まひろ)「帝にすら ことさらあしざまに お耳に入れる人がおりましょう。➡ 32 00:02:41,962 --> 00:02:46,433 世の人の噂など まことに くだらなく➡ 33 00:02:46,433 --> 00:02:49,636 けしからぬものでございます」。 34 00:02:49,636 --> 00:05:34,334 ♬~ 35 00:05:36,136 --> 00:05:38,772 備前国の守が 交代のため…。 36 00:05:38,772 --> 00:05:41,274 声が小さい。 37 00:05:41,274 --> 00:05:46,112 (大声で)備前国の守が 交代のため 不動倉のかぎを申し入れておりますが➡ 38 00:05:46,112 --> 00:05:48,615 いかがいたしましょう! 39 00:06:01,895 --> 00:06:04,564 今日は暗いな。 40 00:06:04,564 --> 00:06:07,868 御簾を上げよ。 はっ。 41 00:06:23,917 --> 00:06:33,927 ♬~ 42 00:06:33,927 --> 00:06:37,797 左大臣のよきようにいたせ。 43 00:06:37,797 --> 00:06:41,101 ははっ! 44 00:06:41,101 --> 00:06:48,909 帝は お目が見えず お耳も聞こえておられぬ。 45 00:06:50,610 --> 00:06:56,483 このままでは 帝としてのお務めは果たせぬ。 46 00:06:56,483 --> 00:06:59,619 (藤原斉信)そんなにお悪いのか…。 47 00:06:59,619 --> 00:07:05,892 (源 俊賢)ご譲位を願い奉るのですね。 48 00:07:05,892 --> 00:07:07,827 そうだ。 49 00:07:07,827 --> 00:07:12,232 (藤原行成)お気の毒でございますな。 (藤原公任)情に流されるな。 50 00:07:12,232 --> 00:07:16,569 政がおできにならねば 致し方あるまい。 51 00:07:16,569 --> 00:07:24,244 内裏中に ご譲位を望む気分が高まるよう はかりましょう。➡ 52 00:07:24,244 --> 00:07:28,548 お任せください。 頼む。 53 00:07:44,564 --> 00:07:48,268 お願いがあって参りました。 54 00:07:48,268 --> 00:07:55,141 何事だ。 昨夜 会ったばかりではないか。 55 00:07:55,141 --> 00:07:58,845 大宰府に参りたく存じます。 56 00:08:01,815 --> 00:08:05,752 大宰大弐の席が 2月から空いております。 57 00:08:05,752 --> 00:08:10,457 そこに 私をお任じください。 58 00:08:13,893 --> 00:08:17,597 私のそばを離れたいということか。 59 00:08:19,366 --> 00:08:26,139 今の帝が ご即位になって 3年➡ 60 00:08:26,139 --> 00:08:33,880 私は かつてのように 道長様のお役に立てておりませぬ。 61 00:08:33,880 --> 00:08:40,587 敦康親王様も お幸せにお暮らしのご様子。 62 00:08:40,587 --> 00:08:46,893 ここからは いささか己の財を増やしたく存じます。 63 00:08:52,599 --> 00:08:54,901 そうか。 64 00:08:56,469 --> 00:09:00,874 そなたの気持ちは 分かった。 65 00:09:00,874 --> 00:09:03,576 考えておこう。 66 00:09:05,211 --> 00:09:08,548 よろしくお願い申し上げます。 67 00:09:08,548 --> 00:09:13,253 お邪魔いたしました。 うむ。 68 00:09:41,247 --> 00:09:47,921 東宮にもなれず このまま生きているのも 苦しいと思っておりましたが➡ 69 00:09:47,921 --> 00:09:54,794 頼通殿の勧めで 妻をもうけて 心が楽になりました。 70 00:09:54,794 --> 00:09:59,532 共に生きていく者ができましたゆえ。 71 00:09:59,532 --> 00:10:04,938 親王様を お守りすることができず…➡ 72 00:10:04,938 --> 00:10:08,808 お許しくださいませ。 73 00:10:08,808 --> 00:10:15,815 皇太后様は お変わりになりましたね。 74 00:10:18,284 --> 00:10:23,423 かつては はかなげで 消え入りそうであられましたが➡ 75 00:10:23,423 --> 00:10:29,929 今は 何か こう 太い芯をお持ちになっているような…。 76 00:10:31,631 --> 00:10:39,506 幼い頃の私は 皇太后様を 自分がお守りしようと思っておりました。 77 00:10:39,506 --> 00:10:42,809 愚かなことを思ったものです。 78 00:10:45,645 --> 00:10:52,418 今の皇太后様は 国母にふさわしい風格を お持ちでございます。 79 00:10:52,418 --> 00:10:58,158 それは お褒めの言葉ですの? 80 00:10:58,158 --> 00:11:01,361 もちろんです。 81 00:11:07,834 --> 00:11:12,105 左大臣が はっきりと譲位を迫ってきた。 82 00:11:12,105 --> 00:11:15,608 (藤原実資)放っておかれれば よろしゅうございます。 83 00:11:15,608 --> 00:11:20,947 そうだが… 毒でも盛られるやもしれぬ。 84 00:11:20,947 --> 00:11:25,118 左大臣殿は そのようなことはせぬと存じます。 85 00:11:25,118 --> 00:11:33,293 されど ご不安であるならば 信用できる蔵人頭をお置きになられませ。 86 00:11:33,293 --> 00:11:40,166 そなたの息子 資平はどうだ? 資平でございますか? 87 00:11:40,166 --> 00:11:43,469 そなたの息子なら 信頼できる。 88 00:11:45,305 --> 00:11:47,640 ははっ! 89 00:11:47,640 --> 00:11:50,443 (三条天皇)資平を 蔵人頭にしたい。 90 00:11:50,443 --> 00:11:54,647 (大声で) 蔵人頭には 亡き伊周の嫡男 道雅か➡ 91 00:11:54,647 --> 00:11:59,152 亡き関白 道兼の三男 兼綱が よろしかろうと存じます。 92 00:11:59,152 --> 00:12:02,589 嫌だ。 朕は 資平を望んでおる。 93 00:12:02,589 --> 00:12:08,461 蔵人も務めたことのない資平は 適任とは思えませぬ。 94 00:12:08,461 --> 00:12:11,264 朕の言うことを聞けぬのか。 95 00:12:11,264 --> 00:12:16,269 お考えをお変えいただきたく お願い申し上げます。 96 00:12:18,037 --> 00:12:20,840 もうよい! 97 00:12:24,277 --> 00:12:26,279 あっ! 98 00:12:27,947 --> 00:12:30,283 ああ! 99 00:12:30,283 --> 00:12:32,986 御免つかまつります! 100 00:12:39,292 --> 00:12:41,628 お上。 101 00:12:41,628 --> 00:12:46,633 お目も見えず お耳も聞こえねば 帝のお務めは果たせませぬ。 102 00:12:48,301 --> 00:12:50,236 ご譲位くださいませ。 103 00:12:50,236 --> 00:12:54,974 それが 国家のためにございます。 104 00:12:54,974 --> 00:12:57,877 譲位はせぬ! 105 00:12:57,877 --> 00:13:04,250 そんなに 朕を信用できぬなら そなたが 朕の目と耳になれ! 106 00:13:04,250 --> 00:13:08,254 それならば 文句はなかろう。 107 00:13:18,598 --> 00:13:21,634 お見事でございます。 108 00:13:21,634 --> 00:13:24,470 では お次は…。 109 00:13:24,470 --> 00:13:27,173 はい。 110 00:13:32,945 --> 00:13:35,615 (大納言の君)これでしょうかしら? 111 00:13:35,615 --> 00:13:38,284 (敦成親王)これ! はい。 112 00:13:38,284 --> 00:13:41,954 「木」と「交」で 「校」! 113 00:13:41,954 --> 00:13:44,657 お見事! (笑い声) 114 00:13:46,292 --> 00:13:49,595 (宮の宣旨)左大臣様でございます。 115 00:13:52,432 --> 00:13:57,637 東宮様 どうぞお続けくださいませ。 116 00:14:01,908 --> 00:14:06,245 では お次は…。 117 00:14:06,245 --> 00:14:08,548 こちら。 118 00:14:12,118 --> 00:14:15,922 これ! はい。 119 00:14:15,922 --> 00:14:18,825 (敦成親王)「糸」と「会」で 「絵」! 120 00:14:18,825 --> 00:14:21,594 お見事でございます。 121 00:14:21,594 --> 00:14:25,264 東宮様 じじも ご一緒して よろしゅうございますか? 122 00:14:25,264 --> 00:14:27,266 よい! 123 00:14:28,935 --> 00:14:31,404 では…。 124 00:14:31,404 --> 00:14:35,208 お次は… こちら。 125 00:14:39,145 --> 00:14:45,785 偏と旁が分かれておると 分かりにくいのう…。 126 00:14:45,785 --> 00:14:49,288 これ! はい。 127 00:14:49,288 --> 00:14:52,191 (敦成親王)「日」と「寺」で 「時」! 128 00:14:52,191 --> 00:14:54,961 お見事でございます。 129 00:14:54,961 --> 00:14:58,631 東宮様は ご聡明であられますな。 130 00:14:58,631 --> 00:15:03,236 おいくつに おなりでございますか? 7つ! 131 00:15:03,236 --> 00:15:08,107 さきの帝が ご即位なさったお年ですな…。 132 00:15:08,107 --> 00:15:15,381 これも楽しゅうございますが 学問は よき博士につかれるのが何より。 133 00:15:15,381 --> 00:15:19,919 いずれ 帝となられる東宮様に ございますゆえ。 134 00:15:19,919 --> 00:15:25,792 左大臣。 藤式部は 博士に劣らぬ 学識の持ち主であるぞ。 135 00:15:25,792 --> 00:15:28,094 それは よく存じておりますが➡ 136 00:15:28,094 --> 00:15:35,301 帝たるべき道を学ばれるのは 全く別のことにございますれば。 137 00:15:37,603 --> 00:15:40,506 早く 次! ああ…。 138 00:15:40,506 --> 00:15:46,512 父上が 帝にご譲位を迫ったと聞いた。 139 00:15:48,247 --> 00:15:56,289 父上が追い詰めたせいで 更に 帝のお具合が悪くなったとも。 140 00:15:56,289 --> 00:16:04,564 政とは それほど酷にならねば できぬものなのだろうか。 141 00:16:04,564 --> 00:16:15,908 私は かつて… 男だったら 政に携わりたいと思っておりました。 142 00:16:15,908 --> 00:16:19,779 されど 今は そう思いませぬ。 143 00:16:19,779 --> 00:16:30,490 人の上に立つ者は 限りなく つらく さみしいと思いますので。 144 00:16:33,259 --> 00:16:42,602 東宮様が 帝になれば 父上の思うままに なってしまうのであろうか。 145 00:16:42,602 --> 00:16:46,272 たとえ 左大臣様でも➡ 146 00:16:46,272 --> 00:16:53,613 皆をないがしろにして 事を進めることは おできにならぬと存じます。 147 00:16:53,613 --> 00:17:00,720 なぜなら 左大臣様は 陣定に 自らお出ましになることを望まれ➡ 148 00:17:00,720 --> 00:17:06,525 長年 関白をご辞退されてきたと 伺います。 149 00:17:06,525 --> 00:17:13,232 たった一人で 何もかも手に入れたいとお思いとは➡ 150 00:17:13,232 --> 00:17:16,903 到底思えませぬ。 151 00:17:16,903 --> 00:17:22,909 藤式部は 父上びいきであるのう…。 152 00:17:47,867 --> 00:17:51,871 左大臣めが 朕を脅してきた。 153 00:17:53,606 --> 00:18:00,880 実資。 朕は 目を病んでおる。 154 00:18:00,880 --> 00:18:06,218 時には 耳もよく聞こえなくなることもある。 155 00:18:06,218 --> 00:18:09,555 しかし 朕は 正気である。 156 00:18:09,555 --> 00:18:12,558 朕には まだやれることがある。 157 00:18:14,226 --> 00:18:20,733 実資 朕を守ってくれ。 158 00:18:20,733 --> 00:18:23,769 左大臣から朕を! 159 00:18:23,769 --> 00:18:26,072 頼む。 160 00:18:28,908 --> 00:18:31,611 は…。 161 00:18:56,602 --> 00:19:01,040 帝に ご譲位を迫っておられるそうですな。 162 00:19:01,040 --> 00:19:05,878 ああ そうだ。 163 00:19:05,878 --> 00:19:12,551 目も耳も病んでおられる帝が まともな政をおなしになれるとは思えぬ。 164 00:19:12,551 --> 00:19:19,258 ご譲位あそばすのが 帝としての正しき道と考える。 165 00:19:22,228 --> 00:19:25,131 その考えも よく分かります。 166 00:19:25,131 --> 00:19:29,902 されど 帝のお心は 譲位に向かってはおられませぬ。 167 00:19:29,902 --> 00:19:31,837 責めたて申し上げたれば➡ 168 00:19:31,837 --> 00:19:36,242 帝のお心も お体も 弱ってしまわれるでありましょう。 169 00:19:36,242 --> 00:19:40,112 弱らせることが 正しきやり方とは思えませぬ。 170 00:19:40,112 --> 00:19:46,385 このまま 左大臣殿が 己を通せば 皆の心は離れます。 171 00:19:46,385 --> 00:19:54,126 フッ。 離れるとは思わぬ。 私は 間違ってはおらぬゆえ。 172 00:19:54,126 --> 00:19:57,029 幼い東宮を 即位させ➡ 173 00:19:57,029 --> 00:20:04,236 政を 思うがままになされようと しておることは 誰の目にも明らか。 174 00:20:08,274 --> 00:20:16,615 左大臣になって かれこれ20年 思いのままの政などしたことはない。 175 00:20:16,615 --> 00:20:22,955 したくとも できぬ。 全くできぬ。 176 00:20:22,955 --> 00:20:29,728 左大臣殿の思う政とは 何でありますか? 177 00:20:29,728 --> 00:20:32,932 思うがままの政とは。 178 00:20:37,970 --> 00:20:44,310 民が幸せに暮らせる世を作ることだ。 179 00:20:44,310 --> 00:20:47,313 民の幸せとは。 180 00:20:49,982 --> 00:20:57,289 そもそも 左大臣殿に 民の顔なぞ 見えておられるのか? 181 00:20:58,991 --> 00:21:02,962 幸せなどという 曖昧なものを追い求めることが➡ 182 00:21:02,962 --> 00:21:06,599 我々の仕事ではございませぬ。 183 00:21:06,599 --> 00:21:10,269 朝廷の仕事は 何か起きた時➡ 184 00:21:10,269 --> 00:21:15,608 まっとうな判断ができるように 構えておくことでございます。 185 00:21:15,608 --> 00:21:21,480 志を持つことで 私は 私を支えてきたのだ。 186 00:21:21,480 --> 00:21:27,219 志を追いかける者が 力を持つと 志そのものが変わっていく。 187 00:21:27,219 --> 00:21:30,222 それが 世の習いにございます。 188 00:21:31,957 --> 00:21:34,260 ん? 189 00:21:39,298 --> 00:21:45,171 おい 意味が分からぬ。 190 00:21:45,171 --> 00:21:50,910 帝のご譲位 いま少し お待ちくださいませ。 191 00:21:50,910 --> 00:22:04,623 ♬~ 192 00:22:31,550 --> 00:22:36,488 (足音) 193 00:22:36,488 --> 00:22:38,958 誰だ? 194 00:22:38,958 --> 00:22:41,660 (藤原娍子)お上。 195 00:22:49,969 --> 00:22:54,640 おお… 娍子。 会いたかったぞ。 196 00:22:54,640 --> 00:22:57,343 お上…。 197 00:23:00,913 --> 00:23:05,784 これを見ろ。 宋から取り寄せた薬だ。 198 00:23:05,784 --> 00:23:12,091 この薬が効けば そのうち目も耳も治る。 199 00:23:12,091 --> 00:23:15,928 お上…。 200 00:23:15,928 --> 00:23:19,798 ⚟(敦明親王)御免つかまつります。 誰だ? 201 00:23:19,798 --> 00:23:23,802 (敦明親王)敦明にございます。 はあ…。 202 00:23:23,802 --> 00:23:26,272 何だ? 203 00:23:26,272 --> 00:23:32,945 (敦明親王)私の友 兼綱を 蔵人頭にしてくださいませ。 204 00:23:32,945 --> 00:23:38,817 亡き関白 道兼の息子か? (敦明親王)さようにございます。 205 00:23:38,817 --> 00:23:44,423 蔵人頭にしてやらないと 私の顔が立ちませぬゆえ➡ 206 00:23:44,423 --> 00:23:48,627 ひとえにお願いつかまつります。 207 00:23:48,627 --> 00:23:52,965 うん… それは どうかのう…。 208 00:23:52,965 --> 00:23:59,271 私からも お願いいたします。 ん~…。 209 00:24:00,773 --> 00:24:07,379 敦明親王の懇願で 蔵人頭は 資平ではなくなった。 210 00:24:07,379 --> 00:24:11,917 憤慨した。 約束したではないか。 211 00:24:11,917 --> 00:24:18,223 約束を ほごにするなら 私を二度と頼りにするな! 212 00:24:20,926 --> 00:24:23,595 (オウム)スルナ! 213 00:24:23,595 --> 00:24:26,632 (源 倫子)おうおう おうおう…。➡ 214 00:24:26,632 --> 00:24:32,438 美しいお顔が 公任様に似ておりますこと。 215 00:24:37,943 --> 00:24:41,613 隆姫。 (隆姫女王)はい。 216 00:24:41,613 --> 00:24:47,319 そなたにも 是非 頼通の子を産んでもらいたい。 217 00:24:51,290 --> 00:24:58,097 父上 私と隆姫は 十分 幸せにやっております。 218 00:24:59,965 --> 00:25:05,671 そういうことを聞いておるのではない。 219 00:25:07,239 --> 00:25:10,242 殿…。 220 00:25:15,581 --> 00:25:22,254 父上。 隆姫に あのようなことを 仰せにならないでください。 221 00:25:22,254 --> 00:25:25,090 「あのようなこと」とは 何だ。 222 00:25:25,090 --> 00:25:27,926 子のことです。 223 00:25:27,926 --> 00:25:32,931 隆姫も 子がないことは気にしておりますゆえ。 224 00:25:34,800 --> 00:25:38,570 隆姫を気遣うお前の気持ちは分かる。 225 00:25:38,570 --> 00:25:43,275 されど…。 覚悟をお決めなさい。 226 00:25:43,275 --> 00:25:51,950 父上のように もう一人 妻を持てば 隆姫とて 楽になるかもしれませんわよ。 227 00:25:51,950 --> 00:25:55,821 何もかも 一人で背負わなくて よくなるのですもの。 228 00:25:55,821 --> 00:26:05,230 できれば 隆姫と対等な 尊い姫君がよいのでは? ねっ 殿。 229 00:26:05,230 --> 00:26:07,900 うん そうだな。 230 00:26:07,900 --> 00:26:11,770 幾度も言わせないでください。 231 00:26:11,770 --> 00:26:17,242 私の妻は 隆姫だけです。 232 00:26:17,242 --> 00:26:20,546 ほかの者は要りませぬ。 233 00:26:25,584 --> 00:26:29,288 ますます かたくなになってしまったではないか。 234 00:26:30,923 --> 00:26:41,567 私は… 本気で申しております。 そうやもしれぬが…。 235 00:26:41,567 --> 00:26:47,473 私は 殿に愛されてはいない…。 236 00:26:47,473 --> 00:26:53,612 私ではない 明子様でもない➡ 237 00:26:53,612 --> 00:26:56,515 殿が 心から めでておられる女が➡ 238 00:26:56,515 --> 00:27:03,422 どこぞにいるのだと 疑って苦しいこともありましたけれど➡ 239 00:27:03,422 --> 00:27:08,427 今は そのようなことは どうでもいいと思っております。 240 00:27:10,095 --> 00:27:18,770 彰子が 皇子を産み その子が 東宮となり 帝になるやもしれぬのでございますよ。 241 00:27:18,770 --> 00:27:26,912 私の悩みなど 吹き飛ぶくらいのことを 殿がしてくださった。 242 00:27:26,912 --> 00:27:32,217 何もかも 殿のおかげでございます。 243 00:27:33,785 --> 00:27:36,922 そうか…。 244 00:27:36,922 --> 00:27:43,228 私とて いろいろ考えておりますのよ。 245 00:27:44,796 --> 00:27:46,932 うん。 246 00:27:46,932 --> 00:27:53,272 ですから たまには 私の方も ご覧くださいませ。 247 00:27:53,272 --> 00:27:55,974 フフフフフ…。 248 00:27:59,945 --> 00:28:06,218 (倫子)フフフフフフフ…。 249 00:28:06,218 --> 00:28:12,891 越後守であった為時は 3年ぶりに都に戻ってきた。 250 00:28:12,891 --> 00:28:15,194 殿様のお帰りです。 251 00:28:19,231 --> 00:28:23,569 (いと)お帰りなさいませ。 (一同)お帰りなさいませ。 252 00:28:23,569 --> 00:28:25,504 (藤原賢子)おじじ様! 253 00:28:25,504 --> 00:28:29,374 (藤原為時)賢子! 大人になったのう。 254 00:28:29,374 --> 00:28:34,079 (賢子)何だか… 本当に おじじ様になられたようです。 255 00:28:34,079 --> 00:28:37,583 え? なんてこと言うの! 256 00:28:37,583 --> 00:28:39,518 (笑い声) 257 00:28:39,518 --> 00:28:42,921 (乙丸)殿様 お帰りなさいませ。 258 00:28:42,921 --> 00:28:45,824 うむ 皆 息災でよかった。 259 00:28:45,824 --> 00:28:49,528 さあ 中へ。 260 00:28:51,597 --> 00:28:54,600 ああ…。 261 00:29:02,207 --> 00:29:07,879 (双寿丸)おう。 アハハハ。 262 00:29:07,879 --> 00:29:10,215 (いと)この家の殿様ですよ。 263 00:29:10,215 --> 00:29:14,086 ああ… 越後守様だ。 264 00:29:14,086 --> 00:29:21,827 この人は 賢子と乙丸の命の恩人ですの。 ほう…。 265 00:29:21,827 --> 00:29:24,563 どうしたの? また けがして。 266 00:29:24,563 --> 00:29:27,466 今日は 追い剥ぎと人さらいをやっつけた。 267 00:29:27,466 --> 00:29:30,435 まっ 相手の方が 傷だらけだけどな。 268 00:29:30,435 --> 00:29:33,572 手当てしてあげる。 おう。 269 00:29:33,572 --> 00:29:35,574 こっち。 270 00:29:37,242 --> 00:29:39,244 え? 271 00:29:40,912 --> 00:29:45,250 ああ しみる! ちょっと動かないでよ。 272 00:29:45,250 --> 00:29:47,185 (双寿丸)ありがとう。 273 00:29:47,185 --> 00:29:50,756 (賢子)痛い? (双寿丸)平気だ。 274 00:29:50,756 --> 00:29:56,628 にぎやかでよいが 不思議な眺めじゃのう。 275 00:29:56,628 --> 00:30:00,932 あれは 武者であろう? 276 00:30:00,932 --> 00:30:03,602 ええ。 277 00:30:03,602 --> 00:30:10,609 でも 双寿丸が来るようになって 賢子が よく笑うようになりましたの。 278 00:30:13,945 --> 00:30:18,950 お前は これで いいのだな? 279 00:30:20,819 --> 00:30:29,294 昔なら 考えられなかったことも あの2人は 軽々と乗り越えております。 280 00:30:29,294 --> 00:30:32,297 羨ましいくらいに。 281 00:30:41,873 --> 00:30:44,576 (藤原隆家)はあ…。 282 00:30:46,845 --> 00:30:51,550 実資様が お見舞いに見えられました。 283 00:31:07,933 --> 00:31:13,739 陣定にも出てこぬゆえ いかがいたしたのかと見に参ったのだ。 284 00:31:13,739 --> 00:31:16,942 申し訳ないことにございます。 285 00:31:16,942 --> 00:31:25,617 昨年 狩りに出た折 木の枝が 目に刺さりまして➡ 286 00:31:25,617 --> 00:31:31,323 その傷が いまだ癒えず しばしば痛みます。 287 00:31:33,125 --> 00:31:36,628 薬師は 何と言うておる? 288 00:31:36,628 --> 00:31:42,334 冷やして 痛みを和らげ 傷が治るのを待つしかないと。 289 00:31:43,969 --> 00:31:47,305 そうか…。 290 00:31:47,305 --> 00:31:54,646 大宰府に 恵清という宋人で 目の病を治す 腕のいい薬師がおるそうだ。 291 00:31:54,646 --> 00:31:57,549 行ってみぬか? 292 00:31:57,549 --> 00:32:00,452 大宰大弐に空きがある。 293 00:32:00,452 --> 00:32:03,755 左大臣様に申し出てみよ。 294 00:32:09,161 --> 00:32:18,837 中納言の職は お返ししてもよろしいので 何とぞ 私を大宰府へ。 295 00:32:18,837 --> 00:32:24,609 左大臣様の御ためにお仕えすると 申しましたのに➡ 296 00:32:24,609 --> 00:32:31,950 ふがいないことにございますが どうかお許しくださいませ。 297 00:32:31,950 --> 00:32:39,624 ああ いや… 謝ることはない。 まだ先がある。 298 00:32:39,624 --> 00:32:46,965 大宰府で目を治して 都に戻ってまいれ。 待っておる。 299 00:32:46,965 --> 00:32:50,836 お優しきお言葉…。 300 00:32:50,836 --> 00:32:55,540 隆家 生涯忘れませぬ! 301 00:32:58,577 --> 00:33:03,915 11月 臨時の除目が行われた。 302 00:33:03,915 --> 00:33:12,624 中納言 藤原朝臣隆家を 大宰権帥に任ずる。 303 00:33:26,171 --> 00:33:34,613 道長様は 私を 何だとお思いでございますか? 304 00:33:34,613 --> 00:33:40,418 私の望みを捨て置いて 隆家殿を大宰権帥になさるとは。 305 00:33:40,418 --> 00:33:42,420 行成は…。 306 00:33:48,159 --> 00:33:51,863 俺のそばにいろ。 307 00:33:54,633 --> 00:33:57,936 そういうことだ。 308 00:34:13,585 --> 00:34:16,288 すまぬ。 309 00:34:17,923 --> 00:34:25,263 このまま 目の病で 政から身を引くのは耐え難い。 310 00:34:25,263 --> 00:34:32,570 いまだ 何もなしておらぬのに ここで諦め切れぬのだ。 311 00:34:34,940 --> 00:34:44,649 そなたと脩子内親王様を置いてゆくことを 許してくれ。 312 00:34:44,649 --> 00:34:49,955 (ききょう)大宰府で お目を治して お戻りくださいませ。 313 00:34:49,955 --> 00:34:55,827 脩子様は 私が しかと お守りいたしますので。 314 00:34:55,827 --> 00:35:01,900 何か たたずまいが変わったな…。 315 00:35:01,900 --> 00:35:04,569 そうでございましょうか? 316 00:35:04,569 --> 00:35:10,575 いつも かみつきそうな勢いであったが それが なくなった。 317 00:35:13,578 --> 00:35:21,453 恨みを持つことで 己の命を支えてまいりましたが➡ 318 00:35:21,453 --> 00:35:26,591 もう それは やめようと思います。 319 00:35:26,591 --> 00:35:39,938 この先は 脩子様のご成長を楽しみに 静かに生きてまいりますので➡ 320 00:35:39,938 --> 00:35:45,644 お心おきなく ご出立くださいませ。 321 00:35:54,285 --> 00:35:58,990 俺 来年 大宰府に行く。 322 00:36:00,558 --> 00:36:07,899 殿様の為賢様が 藤原隆家様に従って 大宰府に下るのに ついていくのだ。 323 00:36:07,899 --> 00:36:11,770 何しに行くの? 324 00:36:11,770 --> 00:36:14,472 武功を立てに行く。 325 00:36:16,241 --> 00:36:18,943 俺は 武者だぞ。 326 00:36:20,912 --> 00:36:24,582 私も一緒に行く。 (双寿丸)え? 327 00:36:24,582 --> 00:36:27,485 一緒に連れてって。 328 00:36:27,485 --> 00:36:31,256 (双寿丸)女は 足手まといだ。 329 00:36:31,256 --> 00:36:36,594 お前は 都で よい婿を取って 幸せに暮らせ。 330 00:36:36,594 --> 00:36:40,932 双寿丸のいない所に 私の幸せはないわ。 331 00:36:40,932 --> 00:36:44,636 お前を連れていく気はない。 332 00:36:49,941 --> 00:36:52,844 そんな顔するな。 333 00:36:52,844 --> 00:36:58,283 ごはんを食べに来ていただけなの? 334 00:36:58,283 --> 00:37:03,121 ああ。 うまい飯が ゆっくりと食えて➡ 335 00:37:03,121 --> 00:37:09,561 妹みたいなお前がいて 楽しかった。 336 00:37:09,561 --> 00:37:12,230 俺は 捨て子で 身寄りがないゆえ➡ 337 00:37:12,230 --> 00:37:16,534 お前の家には 俺の知らない温かさがあった。 338 00:37:22,574 --> 00:37:25,577 ありがとう。 339 00:37:29,247 --> 00:37:34,119 やっぱり 一緒に行く。 駄目だ。 340 00:37:34,119 --> 00:37:39,257 道中 何があるか分からぬ。 それでもいい。 341 00:37:39,257 --> 00:37:42,160 駄目だ。 342 00:37:42,160 --> 00:37:47,932 おじじ様と 母上と いとには 改めて礼を述べに行く。 343 00:37:47,932 --> 00:38:05,917 ♬~ 344 00:38:10,054 --> 00:38:49,260 〽 345 00:38:58,269 --> 00:39:03,575 母上は 振られたことある? 346 00:39:06,077 --> 00:39:08,780 あるわよ。 347 00:39:16,554 --> 00:39:20,225 双寿丸に言われたのです。 348 00:39:20,225 --> 00:39:26,531 女は 足手まといだって。 そう…。 349 00:39:28,099 --> 00:39:32,403 一人で大宰府に行くのですって。 350 00:39:37,242 --> 00:39:42,113 武者は 命を懸ける仕事ゆえ➡ 351 00:39:42,113 --> 00:39:47,885 あなたを危ない目に 遭わせたくないのではないの? 352 00:39:47,885 --> 00:39:51,789 だったら そう言えばいいのに…。 353 00:39:51,789 --> 00:39:58,630 大抵の男は そういうことを 言いたがらないものなのよ。 354 00:39:58,630 --> 00:40:01,833 それゆえ 分かってあげなくては。 355 00:40:04,936 --> 00:40:08,773 母上まで 双寿丸の肩を持つの? 356 00:40:08,773 --> 00:40:14,979 ううん。 生きていると そういうことが ままあるのよ。 357 00:40:17,482 --> 00:40:25,957 泣きたければ 私の胸で泣きなさい。 358 00:40:25,957 --> 00:40:28,259 そんな…。 359 00:40:31,296 --> 00:40:40,638 フフ… できません! (笑い声) 360 00:40:40,638 --> 00:40:45,510 双寿丸の門出を祝って うたげを開いても 構いませんか? 361 00:40:45,510 --> 00:40:48,980 振られたのに? フフフ。 362 00:40:48,980 --> 00:40:54,652 せめて あの人の思い出に残ってほしいもの。 363 00:40:54,652 --> 00:41:01,359 そう。 よい考えだこと。 (笑い声) 364 00:41:03,461 --> 00:41:06,164 いと! 365 00:41:11,135 --> 00:41:15,606 (福丸)ほっ。 〽 366 00:41:15,606 --> 00:41:21,279 (福丸)よっ。 〽 367 00:41:21,279 --> 00:41:30,421 〽 ふたつに ひさしき かしまだち 368 00:41:30,421 --> 00:41:39,163 〽 いやさか いやさか 369 00:41:39,163 --> 00:41:47,805 〽 ふたつに ひさしき かしまだち 370 00:41:47,805 --> 00:41:50,641 〽 いやさか 371 00:41:50,641 --> 00:41:56,314 よし…。 〽 いやさか 372 00:41:56,314 --> 00:42:04,589 〽 ふたつに ひさしき かしまだち 373 00:42:04,589 --> 00:42:09,460 〽 いやさか 死をも恐れぬ者か…。 374 00:42:09,460 --> 00:42:13,598 〽 いやさか 375 00:42:13,598 --> 00:42:21,272 〽 ふたつに ひさしき かしまだち 376 00:42:21,272 --> 00:42:30,281 〽 いやさか いやさか 377 00:42:30,281 --> 00:42:34,152 女子の心を お考えになったことはあるのか? 378 00:42:34,152 --> 00:42:36,421 左大臣をやめろ。 文句を言うな! 379 00:42:36,421 --> 00:42:38,489 殿のことを書いてくれないかしら。 380 00:42:38,489 --> 00:42:42,226 万策尽きたか…。 奥の手をお出しなさいませ。 381 00:42:42,226 --> 00:42:44,629 出家いたそうと思う。 382 00:42:44,629 --> 00:42:49,434 一人で なせなかったことも 時を経れば なせるやもしれません。 383 00:42:49,434 --> 00:42:51,369 大当たりだったわ。 384 00:42:51,369 --> 00:42:55,173 「この世をば わが世とぞ思う…」。 34682

Can't find what you're looking for?
Get subtitles in any language from opensubtitles.com, and translate them here.