All language subtitles for Dr.Asura.EP07.1080p.AMZN.WEB-DL.DDP2.0.H.264-MagicStar

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Original subtitles

♬~

( 加代子 ) あ~! 今日の当直も疲れましたね 。

早く帰って ゆっくり休みましょう 。

もう休んだ 。 えっ?

今 寝たので十分 。 何言ってんの!

せっかく先生たちの数も 増えたことだし 無理しない!

無理なんてしてない 。 ここにいるのが一番楽 。

はあ… 。

⚟ ( 大黒 ) 師長の言うとおりだ 。

杏野 今日はもう休め 。 ていうか 休んでくれ!

大黒先生 急にどうしたんですか? ( 大黒 ) 院長命令だよ 。

院長? 去年から 医者にも➡

働き方改革が施行されただろ 。 ➡

今までは スタッフが足りないから 見逃されてたんだが➡

これからは そうはいかない 。 興味ない 。

いや お前の興味は関係ない! バレたら 俺が怒られるんだよ 。

大丈夫 黙っとくから 。 えっ?

いや そういう問題じゃ… 。

おい… えっ?

( 吉祥寺 ) ストレッチャー入ります 。 ( 梵天 ) はい 。

( 吉祥寺 ) 下腹部の痛みを訴えてます 。 ➡

血圧 123 の 71。 サチュレーション 96 %です 。

( 梵天 ) はい 。 ➡

動けますか? ( 男性 ) はい 。

( 梵天 ) じゃあ 動きましょうか 。 ああ ゆっくりでいいです 。 はい 。

( 梵天 ) はいはい 。 ( 吉祥寺 ) お願いします 。

( 梵天 ) えっと まずは… 。 ➡

体温 チェック と モニター お願いします 。 ( 沙苗 ・ 歩夢 ) はい 。

( 沙苗 ) 失礼します 。 ( 歩夢 ) 失礼します 。

( 沙苗 ) 次 どうします? ( 歩夢 ) 指示下さい 。

( 保 ) えっと まずラインとって 輸液と えっと… 。

( 沙苗 ) やっぱり アシュラ 先生いないと 調子出ないね 。

( 歩夢 ) はい 。

輸液入れる前に まずは採血 。

杏野先生 まだいたんですか 。 ボウズ エコー急いで 。

ボウズに戻ってる 。 分かりました 。

( 歩夢 ) 帰らなくていいんですか?

( 沙苗 ) 多聞院長に 怒られちゃいますよ 。

( 男性 ) いてっ…! 黙ってればバレないでしょ 。

( 多聞 ) そうはいかない 。

何で院長がここにいんの?

お前の労働時間は このままいけばアウトだ 。

帰って休め 。 患者がいるのに➡

帰れるわけないでしょ 。

薬師寺先生 。 その患者さんは虫垂炎だろ?

あっ… はい 。 虫垂が 13mm ほどに腫大してます 。

オペはできるかな? 虫垂炎なら 僕にもできます 。

これ以上 杏野の出る幕はなさそうだな 。

( 歩夢 ) 杏野先生 納得いってなさそうでしたね 。

( 沙苗 ) 患者さんがいる限り 休まず働く人だから 。

体を壊さないか 心配になりますね 。

まあ 俺も 杏野の気持ちが 分からなくもないけどな 。

俺たちの若い頃は みんな あんな感じだったよ 。 ➡

昼夜を問わず呼び出されるし 毎日病院に寝泊まり 。

オペ中に 寝落ちしそうになったこともある 。

オペ中にですか? ( 大黒 ) 救命で働くとは➡

そういうもんだと思ってたからな 。

だけど… 。 ( 沙苗 ) 私 そろそろ仕事戻ります 。

えっ? ( 歩夢 ) 私も検査出しあるんで 。

私も ICUに ラウンド行ってきます 。

これからがいいとこなんだぞ 。

やっと働けてうれしそうね 。 結局 帰ってないし… 。

てか 杏野先生って 家あるんですかね?

( 加代子 ) えっ?

ああ すいません! さすがにありますよね 。

来る 。 ( 加代子 ) えっ?

(インターホン)

はい 。 (インターホン) ( 吉祥寺 )60 代男性 。 ➡

マンション の3階から転落しました 。 受け入れお願いします 。

転落… 。 すぐに連れてきて 。

♬~

ストレッチャー入ります 。 ( 吉祥寺 ) 曲がります 。 ➡

3でいきます 。 ( 一同 ) 1 2 3 。

レントゲン呼んで 。 ライン確保 急いで 。

ラインとります 。 ( 歩夢 ) 服切ります 。

エコーちょうだい 。 ( 歩夢 ) はい 。

( 橋本 ) ハァ ハァ ハァ… 。

奥さんの話だと ご主人は ベランダで➡

足を滑らせたかもしれない とのことです 。

ベランダですか? ( 吉祥寺 ) はい 。

ただ 実際に落ちたところは 見ていないらしく➡

奥さんの様子が 少し気になりました 。

ああ… 分かりました 。 まずは 治療を優先します 。

お願いします 。

( 大黒 ) 状況は? 右胸部の重症肺挫傷 。

( 心電計の警告音 )

( 加代子 ) 酸素 15リットルリザーバー で サチュレーション 83 です 。

挿管する 。 ボウズ 鎮静剤準備して 。

はい! ( 橋本 ) うぅ… 。 ➡

ああ! えっ… 。

い… いい… 。 ハァ ハァ… 。

もういい… 。

ああ… ハァ… 何もしないでくれ… 。

杏野先生!

( 心電計の警告音 ) ( 歩夢 ) VFです!

DCチャージ 早く! ( 加代子 ) はい!➡

チャージできました 。

離れて 。 ( 歩夢 ) はい 。

( 除細動器の音 )

( 心電計の警告音 ) ( 加代子 ) 戻りません 。

もう一回 。 チャージ 200。 ( 加代子 ) はい 。

( 弥生 ) やめてください!

主人の言うとおりに してやってください 。

主人は末期のがんなんです 。 ➡

ここで助かっても そんな長く生きられないんです 。 ➡

そのまま楽にしてやってください 。

( 大黒 ) 杏野 。 患者さんも ご家族も➡

これ以上の治療は望んでいない!

やめて…!

救命は 人を救うための場所なの 。

だから 私は 絶対に命を諦めない 。

( 心電計の警告音 )

( 心電計の音 )

心拍再開 。 挿管準備して 。 ( 加代子 ) はい 。

( 泣き声 )

この人の体は まだ死にたくないと言ってる 。

♬~

( ナオミ ) えっ アシュラ先生 そんなことしちゃったの?

結局 そのまま救命しちゃって 。

でも 救急科に運ばれてきた以上➡

基本は救命しないと いけないですからね 。

そうですね 。 末期がんとはいっても➡

がんが悪化して 搬送されてきたわけでは➡

ないですから 。

でも ちょっと引っ掛かるわね 。

大人が そう簡単に ベランダから転落するのかしら 。

( 橋本 ) 《もう いい… 何もしないでくれ…》

《そのまま 楽にしてやってください》

杏野先生 橋本さんが 目を覚ましたそうです 。

分かった 。

僕も行きます 。 杏野 待て 。

行かなくていい 。 俺が代わりに行く 。

どういうこと? 今の橋本さんにとって➡

杏野の存在は ストレスにしかならない 。

今後は 担当から外れてもらう 。 ➡

それは 橋本さんのためだけじゃない 。

杏野にとっても その方がいい 。

あの患者は 私の患者だから 。

先生 待ってください!

ハァ… 。

ごめんな また迷惑掛けて 。

謝らないで 。 私は大丈夫だから 。

本当は あのまま死ねたらよかったのに… 。

そんなこと言わないで 。

がんが治るわけでもないのに➡

これ以上 生きる意味もないよ 。

バイタルは問題なさそう 。 診察する 。

( 橋本 ) どうして俺を治療した?

俺は 何もしないでくれと伝えた 。

ハァ… ハァ… 妻だって➡

治療しないでくれと 頼んだはずだ!

( 橋本のせき )

ただ 命を延ばしただけで➡

人を救ったと思ったら 大間違いだぞ!

橋本さん! 落ち着いてください 。 黙れ!

お前は 俺を助けたつもりだろうが➡

俺は最後の希望を奪われたんだ!

( 橋本のせき ) ( 弥生 ) あっ… 大丈夫だから 。

橋本さん 深呼吸しましょう 。 橋本さん 。

何か 言うことはないのか?➡

図星で何も言えないんだろう?

患者の意思を踏みにじったお前は いつか地獄に落ちるぞ!

もう顔も見たくない 。

とっとと出てってくれ!

♬~

杏野先生 。

何で橋本さんに 会いに来たんですか?

どうして わざわざ 拒絶されるって分かってて➡

関わろうとするんですか?

ボウズには関係ない 。

ハァ… 。

あの患者のことは もう 他の先生に任せておけ 。

私には 最後まで治療する責任がある 。

一度助けた患者を 途中で手放すなんてできない 。

気持ちは分かるが その責任感が➡

いつか自分の首を 絞めることになる 。

前にな 杏野によく似た医者がいた 。

お前と同じように 責任感が強くて 腕も良かった 。

どんな困難な状況でも➡

絶対に患者を救おうとする 医者だった 。

救命医なら当然でしょ 。

そいつもそう言って 寝る間も惜しんで働いて➡

身を削って患者に尽くしていた 。

だけどな いつしか 心も体も限界を超えて➡

燃え尽きて 医者を辞めた 。

お前には そうなってほしくない 。

私は そうはならない 。

その慢心が命取りになる 。

患者にのめり込まず 一歩引くことを覚えろ 。

このままじゃ ホントに 医者を続けられなくなるぞ 。

これ以上 あの患者には関わるな 。

その先は 杏野にとって地獄だ 。

ハァ… 。

杏野先生 大丈夫かな 。

そうだね 。 ( ドアの開く音 )

( ドアの閉まる音 )

(インターホン)

はい 。 帝釈総合病院 救急外来です 。

(インターホン) ( 吉祥寺 )20 代女性 。 睡眠薬を過剰内服したようです 。 ➡

受け入れお願いします 。 ( 加代子 ) どうしますか?

受け入れて 。 ( 加代子 ) 分かりました 。

ボウズ 準備するよ 。 はい 。

私が行くわ 。

えっ?

アシュラ先生 あなた 少し休んだ方がいい 。

そんな必要ない 。

( ナオミ ) だけど いつものあなただったら➡

ホットラインが鳴る前から 待ち構えているでしょ?➡

そんな状態で まともに 診察できないでしょうから 。

( 吉祥寺 ) 小松 知香さん 二十歳 。 ➡

薬を飲んだのは 30 分ほど前のようです 。 ➡

ストレッチャー入ります 。

( 吉祥寺 ) 切り返します 。

( 吉祥寺 ) 3でいきます 。 ( 一同 ) 1 2 3 。

( 大黒 ) 小松さん! 小松さん!➡

意識レベルが悪くなってるな 。

( ナオミ ) 胃洗浄した方がよさそう 。 ( 大黒 ) そうしましょう 。 ➡

18フレンチ の マーゲンチューブ 用意してくれ 。 ( 歩夢 ) 分かりました 。

小松さん 目が覚めたんですね 。

何で助けたの? ( 大黒 ) えっ?

そのまま ほっといてくれたら➡

今度こそ 死ねたかもしれないのに!

小松さん 落ち着いてください 。 ( 知香 ) 頼んでもないのに➡

あんたたちが 勝手にやったんじゃん!

私たちは 患者さんが 運ばれてきた以上➡

救命しなければいけないの 。 それが 私たちの仕事だから 。

助けてほしくなかった 。

やっと全部終わると思ったのに 最悪!

もうしゃべりたくない! 出てって! 出ていけ!

小松さん 分かったから… 。 ( 知香 ) うるさい!

出ていけって言ってんじゃん! ( 大黒 ) ひとまず行きましょう 。

あっ 先生 。

昨日は 夫がひどいこと言ってしまい➡

申し訳ありませんでした 。

あと 私もあのとき➡

治療をやめてください なんて言って➡

すみませんでした 。 ごめんなさい 。

実は 夫も医者なんです 。

そうなの?

緩和ケアの医師として➡

たくさんの患者さんを みとってきました 。 ➡

だからこそ 夫の思うような最期を 迎えさせてあげたかったんです 。

( 弥生 ) でも やっぱり➡

生きていてくれたことが うれしくて 。

先生 夫を助けてくださって ホントにありがとうございました 。

まだ助けられてない 。 えっ?

あの人は ホントは生きたいと思ってる 。

私の患者だから 最後まで絶対に見捨てない 。

( 大黒 ) お疲れさまです 。 ( ナオミ ) お疲れさま 。

あれっ まだ帰らないの?

ちょっと 小松さんのところに 顔出してから帰ろうと思いまして 。

えっ?

さっきは 追い出されちゃいましたけど➡

多少 落ち着いたかもしれませんので 。

でも また さっきみたいに 追い出されたら どうするの?

えっ?

今は そっとしといてあげるのも 彼女のためなんじゃないかしら 。

確かに 見守るべきなのかもしれません 。

でも 実は 前に 同じような患者さんがいたんです 。

どう関わればいいのか 分からないまま➡

体調が落ち着いたので 退院させてしまいました 。

退院した日の夜 その患者さんが また運ばれてきたんです 。

今度は 助けることができませんでした 。

今も後悔が消えないんです 。

あのとき しっかり話を聞いていれば➡

そんな結末には ならなかったかもしれない 。

( 大黒 ) だからこそ 余計に➡

小松さんのことが 放っておけなくて 。

大黒先生は偉いわね 。

私は 先生みたいに➡

患者さんと 関わったことがないから 。

だけど 患者さんを救いたいなら➡

できないなんて 言ってる場合じゃないわね 。

( 大黒 ) うん 。

♬~

( 多聞 ) 《これ以上 あの患者には関わるな》

《その先は 杏野にとって地獄だ》

⚟ ( 知香 ) 来んな っ て言 っ たじ ゃ ん!

⚟ ( 大黒 ) しつこい しつこい大黒でした 。

でも またあしたも来ますからね 。

ハァ… 。

( 咲希 ) あのう… 。

( ナオミ ) はい 。

小松 知香の病室って ここですか?

そうだけど お友達?

友達っていうか 職場の同僚です 。 着替え持ってきてって頼まれて 。

ご家族には頼めないってこと?

そうなんじゃないかな 。

もしよかったら ちょっとだけ 話 聞かせてもらってもいい?

ごめんね 急に 。 ( 咲希 ) どうせ 仕事 夜からだし 。

小松さんとは 付き合い長いの? ( 咲希 ) 全然 。

バイト先で会ったら話すくらい 。 ( ナオミ ) そう 。

知香 大丈夫だった? ( ナオミ ) うん 。

体は もう大丈夫 。

よかった 。 私が救急車呼んだから 。

あなたが?

薬飲んだって知香から電話来て ヤバそうだったし 。

そうだったの 。 おかげで大事に至らなかったわ 。

でも さっき小松さんに言われたの 。

助けてほしくなかったって 。

私 医者になってから ずいぶんたつけど➡

そんなふうに言われたの 初めてで… 。

何も言えなかった 。

助けてほしくないって 本気で言ってないよ 。

正直に言って 拒否されるのが怖いだけ 。

他人なんて どうせ裏切るから 。

それで 余計にむなしくなって➡

いいことより つらいことの方が多くて 。

だったら 無理してまで 生きる必要ないじゃん➡

って思っちゃう 。

でも ホントは 誰かに助けてほしい 。

まあ 私がそうってだけだけど 。

そろそろ行きます 。 ( ナオミ ) 話してくれてありがとう 。

♬~

( 弥生 ) 一般病棟に移れてよかった 。

ねっ もうすぐ退院できるかもね 。

そうだな 。

じゃあ またあした 。

迷惑掛けてごめんな 。

謝らないでって言ったでしょ 。 ( 橋本 ) じゃあ… 。

おやすみ 。 ( 弥生 ) うん おやすみ 。

弥生 。 ( 弥生 ) うん?

俺の患者さんから 何か連絡入ってないか?

入ってない 。 心配しないで 。

もう 他の先生に 引き継いだでしょ 。

そうだな 。 ( 弥生 ) じゃ 帰るよ 。

( 橋本 ) おやすみ 。 ( 弥生 ) おやすみ 。

気を付けてな 。 ( 弥生 ) はい 。

僕 命を救えば➡

患者さんを救うことになるんだと 思ってました 。

( 加代子 ) うん 。 救命の現場に長くいると➡

そんな単純じゃないって 思い知らされることが➡

うん… 何度もあったわ 。

僕らが 橋本さんや 小松さんを助けたのって➡

間違いだったのかな 。

(インターホン)

杏野先生 またホットラインとれなかった 。

はい 。 (インターホン) ( 救急隊員 )60 代女性 。 ➡

交通外傷で重度ショックです 。 受け入れお願いします 。

杏野先生 どうしますか? 今すぐ受け入れて 。

(携帯電話) ( バイブレーターの音 ) ( 橋本 ) ああ… 。

(携帯電話) ( バイブレーターの音 )

はい 。

( 橋本 ) ええっ !?

( 歩夢 ) ストレッチャー入ります 。

橋本さんの奥さん !?

⚟曲がります 。 ⚟切り返します 。

アンパッケージして 。 輸血と輸液 準備するよ 。

血圧 さらに低下してます 。

大量に腹腔内出血してる 。

開腹して止血するよ 。 はい!

や… 弥生! ( 加代子 ) あっ 橋本さん!

弥生! 返事してくれ! ( 加代子 ) 落ち着いてください!

( 橋本 ) 返事してくれ!

( 心電計の警告音 ) ( 加代子 ) 橋本さん!

エーシスです! アドレナリン投与して 。

( 歩夢 ) はい 。 ( 心電計の警告音 )

弥生… 。

頑張れ 頑張れ 。 ( 歩夢 ) アドレナリン投与します 。

( 心電計の警告音 ) 頑張れ!

頑張れ 頑張れ! ( 心電計の警告音 )

頑張れ!

頑張れ 頑張れ! 頑張れ 頑張れ!

2分たちました 。

( 心電計の警告音 )

( 心電計の音 )

心拍再開 。

安心して 。

私が絶対に この修羅場から助ける 。

オペ室行ってる時間ない 。 このまま ここでする 。

開腹セット持ってきて 。 ( 歩夢 ) はい 。

メス 。 ( 歩夢 ) はい 。

開創器 。 ( 歩夢 ) はい 。

出血点探して止血する 。 ここ 吸引して 。

はい 。 タオル 。

( 歩夢 ) はい 。

( アラーム ) ( 加代子 ) 先生 血圧 70 台です 。

先生?

輸血追加してください 。

ポンピングお願いします 。 ( 加代子 ) はい 。

サテンスキー 。 ( 歩夢 ) はい 。

《いつもの杏野先生なら すぐに見つけられるのに》

出血止まりません 。 早く止血しないと 。

肝臓からの出血が多過ぎて 損傷部が見えない 。

えっ? 吸引続けて!

はい 。

( アラーム ) ( 加代子 ) 血圧 50 台です 。

先生 このままじゃ また 心停止します 。

《出血が多過ぎる》

《これじゃ 出血点を探せるわけない》

♬~

( 橋本 ) 弥生! 死なないでくれ!

もう生きていたくないなんて 嘘だ!

俺は お前と…➡

もっと一緒に 生きていたかったんだ!➡

弥生!

弥生!

♬~

♬~

《もしかして…》

《指の感覚だけで 出血点を探してる?》

♬~

見つけた 。

出血 止まりました 。

( アラーム ) ( 加代子 ) 血圧 上がってきてます 。

剥離して縫合する 。 ケリー 。 ( 歩夢 ) はい 。

♬~

♬~

ありがとう 。

妻を助けてくれて 本当にありがとう 。

それが私の仕事だから 。

彼女は必死に生きようとしてた 。 私は それを手助けしただけ 。

俺は 弥生に 今まで 苦労ばっかり掛けてきた 。

だから もうこれ以上 迷惑を掛けたくなかったんだ 。

だから治療を拒否したんでしょ 。

でも ホントは まだ生きたいと思ってた 。

奥さんも➡

あなたに生きてもらいたいと 望んでた 。

退院したら医者を続けて 。

医者でいることが あなたの生きる意味なんでしょ?

無理だよ 。

俺は もう そんな体じゃないんだ 。

今のあなただからこそ 誰よりも患者を理解できる 。

心に嘘をついて➡

ホントにやりたいことを やらないから➡

生きる意味が分からなくなる 。

医者でいたいなら➡

命が尽きる直前まで そうすればいい 。

私は… 。

地獄に片足突っ込んでも 患者を救い続ける 。

地獄か 。

♬~

先生の言うとおりだな 。

弥生 。

最後までよろしくな 。

♬~

♬~

地獄から 一人ではい上がったか 。

患者がいる限り 私は逃げない 。

(携帯電話)

はい 。 (携帯電話) ( 歩夢 ) 先生 大変です!➡

小松さんが病室にいません! ( ナオミ ) えっ?

(携帯電話)今 みんなで捜してます 。 ( ナオミ ) 分かった 。

小松さん!

あっ いた? ( 歩夢 ) いないです 。

( 沙苗 ) 小松さん!

♬~

どこ行ったんだ 。

♬~

♬~

何しに来たの? ( ナオミ ) あなたこそ 何してるの?

あんたに関係ないじゃん 。 ( ナオミ ) 関係あるわ 。

私は あなたの担当医よ 。

離して!➡

うっ…!

何で… 。 何で邪魔すんの?➡

どうせ仕事だからでしょ?➡

優しいふりしてるけど 結局は他人じゃん 。

誰も私のことなんか 分かってくれないし… 。

甘えてるとか もっと頑張れとか 聞きたくない!

( 知香の泣き声 )

もう無理!

何で 私ばっかり こんな… 。

全部 終わらせたい!

申し訳ないけど➡

あなたの気持ち 私には分からない 。

( ナオミ ) 医学的に正しい対応が 何なのかも分からない 。 ➡

だから あなたが望む言葉は 掛けてあげられない 。

でも 私は あなたに 生きていてほしい 。

♬~

どうせ離れてくくせに 。

そういう人もいる 。 でも 私は違う 。

たとえ あなたが拒否しても そばにいる 。

( ナオミ ) あっ 。 今 ちょうど仕事が終わったわ 。

これから何時間でも付き合うわ 。

♬~

♬~

♬~

小松さんが無事で ホントによかったです 。

ナオミ先生 ありがとうございました 。

これから 彼女と ゆっくり向き合ってみるつもり 。

私たちも一緒に関わります 。

アシュラ先生も ありがとう 。

私は何もしてないけど 。

(テレビ) (アナウンサー) 続いては特集です 。 ➡

湾岸駅前通り魔事件から 28 年がたちました 。 ➡

私たちは 独自の取材で その後を追いました 。 ➡

1997 年 12 月 。 ➡

行き交う人々が 突然 無差別に襲われた この事件で➡

3人が尊い命を落とし 10 人以上がケガをしました 。 ➡

この事件で 最愛の娘を亡くしたYさんから➡

お話を聞くことができました 。

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