Afrikaans
Akan
Albanian
Amharic
Arabic
Armenian
Azerbaijani
Basque
Belarusian
Bemba
Bengali
Bihari
Bosnian
Breton
Bulgarian
Cambodian
Catalan
Cebuano
Cherokee
Chichewa
Chinese (Simplified)
Chinese (Traditional)
Corsican
Croatian
Danish
Dutch
Esperanto
Estonian
Ewe
Faroese
Filipino
Finnish
French
Frisian
Ga
Galician
Georgian
German
Greek
Guarani
Gujarati
Haitian Creole
Hausa
Hawaiian
Hebrew
Hindi
Hmong
Hungarian
Icelandic
Igbo
Indonesian
Interlingua
Irish
Italian
Japanese
Javanese
Kannada
Kazakh
Kinyarwanda
Kirundi
Kongo
Korean
Krio (Sierra Leone)
Kurdish
Kurdish (Soranî)
Kyrgyz
Laothian
Latin
Latvian
Lingala
Lithuanian
Lozi
Luganda
Luo
Luxembourgish
Macedonian
Malagasy
Malay
Malayalam
Maltese
Maori
Marathi
Mauritian Creole
Moldavian
Mongolian
Myanmar (Burmese)
Montenegrin
Nepali
Nigerian Pidgin
Northern Sotho
Norwegian
Norwegian (Nynorsk)
Occitan
Oriya
Oromo
Pashto
Polish
Portuguese (Brazil)
Portuguese (Portugal)
Punjabi
Quechua
Romanian
Romansh
Runyakitara
Russian
Samoan
Scots Gaelic
Serbian
Serbo-Croatian
Sesotho
Setswana
Seychellois Creole
Shona
Sindhi
Sinhalese
Slovak
Slovenian
Somali
Spanish
Spanish (Latin American)
Sundanese
Swahili
Swedish
Tajik
Tamil
Tatar
Telugu
Thai
Tigrinya
Tonga
Tshiluba
Tumbuka
Turkish
Turkmen
Twi
Uighur
Ukrainian
Urdu
Uzbek
Vietnamese
Welsh
Wolof
Xhosa
Yiddish
Yoruba
Zulu
( 保 ) 喉頭鏡は なるべく根元を持って➡
舌に沿わせるイメージで… 。
チューブ下さい 。 ( 歩夢 ) はい 。
声門を通過させて チューブを置いてくるように… 。
この人になら うまくできるのにな!
本物の患者さんだと 緊張しち ゃっ て できないんだよね 。
保 やっぱり救命医になるの? ないない 。 何で?
んっ 急に練習なんかしてるから 。 救命医にはなんないけど➡
ここにいるうちは ちょっとは役に立ちたいじゃん 。
ふーん 。
まあ 1回もできたことないけどね コツとかないのかな~ 。
アシュラ先生に聞いてみれば? うまい人に聞くのが近道だよ 。
確かに 。
( 朱羅 ) 《約束は もう忘れたの?》
あれっ? どこ行くんだろ 。
勤務中は 病院の外に出ちゃ駄目なのに 。
まあ 僕もだけど 。
ラーメン? ( おなかの鳴る音 )
まあいっか 。 おごってもらお 。
先生! 奇遇ですね 。
ご一緒してもいいですか? 勝手にすれば 。
この店 メニューないんですか?
うちは お任せしかない 。 えっ?
お任せしかないって 大丈夫なんですか?
《見た目は 普通のラーメンだけど…》
めちゃくちゃ うまいですね!
うまっ 。
( 大黒 )「 日本のゴッドハンドが 世界の金融王の命を救った! 」
世間的には 梵天先生だけが オペしたことになってるよ 。
え~ !? でも アシュラ先生がやったんですよね 。
杏野の名前 どこにもないぞ 。
でも こんな記事 書かれちゃって 大丈夫なんですかね 。
( 大黒 ) んっ? ( 沙苗 ) 外科では 梵天先生が➡
オペ中に腰抜かしたって 噂になってますよ 。
今頃 針のむしろだろうな 。
( 医者 ) おい ゴッドハンドが歩いてるぞ 。
( 医者 ) ビビる確率 99 %ですから!
( 医者たちの話し声 )
( 阿含 ) あっ フィンクから お話があるそうなの 。
( フィンクの英語 )
( 通訳 ) ぜひ これからも こちらの病院には➡
多くの人々を 救っていただきたい 。 ➡
そこで ご提案があるのですが 。
えっ !?
( フィンクの英語 )
赤字ですか? ( 不動 ) ええ 。
フィンクは 当院の赤字を 気にしているようでした 。
( 金剛 ) せっかく寄付したのに➡
赤字の補填に回されたら 意味がないですもんね 。
( 不動 ) 赤字の原因は救急科です 。 ➡
これ以上 重症患者を受け入れて 赤字を増やされては困りますよ 。
アシュラがいるかぎり無理ですよ 。 無理無理… 違う違う!
あいつは ホントに 患者を 見境なく受け入れますからねぇ 。
あらためて 釘を刺しておく必要がありますね 。
周りの声は 気にしないでいい 。
梵天も フィンクの命を救った 医者の一人なんだから 。
いや… 私は 偽物のゴッドハンドだよ 。
本当は 全てを 世間に公表すべきなんだろうが➡
家族のことを思うと 私にはできない 。
こうなるのも当然だよ 。 自業自得だ 。
( 多聞 ) 確かに 偽りはあったかもしれないが➡
梵天の心臓外科医としての 知識と経験は 嘘じゃないはずだ 。
あっ 院長 。 どうされたんですか?
( 不動 ) 皆さんに一つ 忠告しておこうと思いましてね 。
( 加代子 ) 忠告?
皆さん すでに ご存じだと思いますが➡
重症患者は 絶対に受け入れない 。 それが当院のルールです 。
あらためて 皆さんには ルールを順守していただきたい 。
ですが そのルールを守ることで➡
助かるはずだった命が 救えなくなります 。
無理して患者を受け入れた結果 ミスを犯せば➡
病院の経営は さらに悪化します 。 そうなれば➡
命を救うどころでは なくなりますよ 。 ➡
救急科の救う命は 確かに尊いものです 。
ですが 私は院長として➡
この病院全体で救える多くの命を 守る義務があるんですよ!
( 不動 ) ところで 杏野先生の姿が 見えないようですが 。
僕 あんなに おいしいラーメン 初めて食べました 。
あっ そういえば 聞きたいことがあって… 。
挿管のコツ 教えてください 。
んっ?
おかしい 。
あ~ すいません 。 まだ一度も成功したことがなくて 。
後味が いつもと違う 。 えっ? あっ ラーメンの話?
救急車 呼んで 。
えっ !?
( 店主 ) うぅ… 。
やっぱり 症状 出てたのね 。 いつから?
うるせえ! これぐらい すぐ治まる… 。
あお向けにする 。
大変です! 薬師寺先生から電話があって➡
杏野先生が 急性心筋梗塞の患者さんを➡
運んでくるそうです 。
( 店主 ) あぁ… 。
すぐにPCIする 。 カテーテル室に連絡して 。
( 沙苗 ) 分かりました 。
( 不動 ) その患者は 他の病院に運んでください!
何 言ってんの? どいて! ( 大黒 ) すぐに治療しないと… 。
重症患者は受け入れない! それが うちのルールです 。
例外は認めません 。 でも… 。
患者さんが こんなに苦しんでるんですよ!
では 急いで 次の病院を 探さなければいけませんね 。
あんた それでも医者? そんなことしたら助からない 。
それは この患者さんの運が 悪かったんでしょう 。
ひど過ぎる 。 あんたと話してても時間の無駄 。
ボウズ行くよ 。 はい!
( 不動 ) 待ちなさい! 院長命令です!
どけ! ( 不動 ) ああっ!
くそっ! 救命バカが 。
( 梵天 ) お待たせしました 。 ( 金剛 ) ありがとう 。
次は そこの書類 片付けといて 。 ( 梵天 ) 分かりました 。
いや~ 梵天先生 すごいですねぇ 。
世界中から オペの依頼が来ているようです 。
さすが ゴッドハンド… 違う違う 。
そうじゃない そうじゃない 。 あ~!➡
患者さんたちが かわいそう 。
まさか 頼みの綱であるゴッドハンドが➡
まさか まさかの偽物だなんて 。 フフフ… 。
(携帯電話) ( 金剛 ) 院長 どうされましたか?
(携帯電話) ( 不動 ) 今すぐ 杏野先生を止めてください!➡
カテーテル室です 。
( 金剛 ) アシュラ! お前 何やってんだ!
不安定狭心症が 急性心筋梗塞に移行した 。
今すぐPCIで血行再建する 。 何だと !?
急ぐよ 。 はい 。
( 金剛 ) 待て PCIは中止だ 。 えっ?
この人は 外科で 経過観察中だった患者さんだ 。
先日の冠動脈造影で 2本の血管が 狭窄していると判明した 。
( 大黒 ) 本当ですか? ( 金剛 ) 本当です 。
PCIは できない っていうことですか?
PCIは再狭窄のリスクがある 。 うちで バイパス術をやる 。
バイパス術は やらない 。 PCIでいく 。
うちに 患者を渡したくないだけだろう 。
先生 やっぱり オペにした方がいいんじゃ… 。
( 大黒 ) そうだ 。 主治医の判断に任せた方がいい 。
( 店主 ) あぁ… 。 ( 金剛 ) 大丈夫ですか?
私が すぐに治療しますから ご安心ください 。
( 店主 ) あぁ… 。 あっ… 。
( 店主 ) あ… あんたに お任せだ 。
♬~
[PCI 経皮的冠動脈 インターベンション は➡
カテーテルを介して➡
閉塞した血管を バルーンで拡張する治療だ]
[手首の血管から通した カテーテル を 心臓の入り口まで進める]
[カテーテルが 心臓まで到達したら➡
造影剤を使って どの血管が 狭くなっているかを見つけ➡
バルーンで拡張して ステントを留置し➡
血流を回復させる]
冠動脈 到達 。 造影剤 入れて 。 はい 。
( 金剛 ) 左冠動脈主幹部が 99 %狭窄している 。 ➡
いつ血行動態が悪化しても おかしくない 。 ➡
やはり バイパス術しかない 。 ガイドワイヤ入れて➡
血管内エコーで 血管の状態を確認する 。
( 心電計の警告音 )
血圧 下がってます 。 ( 大黒 ) 杏野 どうする?
( 心電計の警告音 ) ( 店主 ) あぁ… 。
IABP用意して 。 えっ !?
IABPで血圧を安定させてから PCIする 。
( 梵天 ) 危険過ぎる 。 専門医でも難しいのに 。
( 金剛 ) 患者の信頼を裏切るつもりか !?
( 大黒 ) 杏野 ここは慎重に 。 お任せって➡
最高の治療をしてくれ ってことでしょ 。
修羅場は いつも お任せしかないの 。
用意できました 。 始めるよ 。
( 心電計の警告音 )
駆動して 。 ⚟はい 。
( 心電計の音 )
血圧 戻りました 。
バルーンを拡張して ステントを留置する 。
はい 。
《わずかでも手元が狂ったら 大変なことになる》
すごい… 。
つないで 。 はい 。
インフレート 。 はい 。
もう一度 。 はい!
♬~
( 大黒 ) 血流が回復したぞ 。
( 金剛 ) 神業だ 。 ブラボー!
( 金剛 ) 違う違う 。 私の患者を勝手に… 。 ➡
冗談じゃない! ( 梵天 ) こっ 金剛先生 。
他の血管も治療するよ 。 はい 。
救急科の閉鎖が 正式に決定すれば➡
新病院の設立に向けて 本格的に動きだせそうです 。
(携帯電話) ( 教授 ) それは よかったじゃないか 。
必ずや新病院を成功させ 東王大に戻ってみせますよ 。
そのことなんだが 一つ いい知らせがあってね 。
呼吸器外科の高橋教授が 体調を崩して退任するらしい 。
えっ !?
(携帯電話)急きょ 教授選を開くことになったよ 。
ぜひ出馬させてください 。 (携帯電話)しかし… 。
今回の選考委員は 私と違う派閥の教授が多い 。
彼らの票を獲得するには それなりの用意が必要だよ 。
( 不動 ) 承知しております 。
( 不動 ) それなりの用意か 。
お疲れさまでした 。
あとは 病棟に移って 経過を見ますね 。
( 店主 ) いつ退院できるんだ?
2~3日で帰れますよ 。 ( 店主 ) そんなに早いのか 。 ➡
手術だと 3週間かかるって言われたぞ 。
PCIだと 手術より傷が小さいので➡
退院も早いんです 。
( 店主 ) ああ… それは よかった 。 はい 。
じゃあ お大事に 。
治療がうまくいってよかったけど 金剛先生は怒ってるだろうな 。
( 金剛 ) くそっ! くそっ!
病院のお荷物のくせに 調子に乗りやがって!
くそっ!
一応 謝りに行きますか 。
挿管は ポジショニングが肝心 。 へっ?
外耳孔と胸骨の高さが 同じになるように➡
体勢を調節すれば入りやすい 。
えっ 今 !?
( ナオミ ) あなたが 噂のアシュラ先生?
誰?
初めましてだから 思い出せなくて当然よ 。
あなたのPCI 見せてもらった 。 噂どおり すごい腕ね 。
どうも 。
でも 救命医が心カテなんて あり得ない 。
主治医に任せても 患者は助かったんじゃない?
患者の命はね 。
だけど どうして あの患者さんは 杏野先生を指名したんですかね 。
あの人 一度 うちの救急科に 運ばれてきたことがあったのよ 。
あっ そうだったんですか 。
不安定狭心症で搬送されてきて➡
杏野先生が対応して 外科に引き継いだんだけど➡
すーぐ退院しちゃって 。 治療せずに?
「 客が来るのに休めるか! 」 って 。
アシュラ先生 それ聞いてから よく あの店に通ってたみたい 。
だから 入院期間が短いPCIに こだわってたんですね 。
救命のことしか頭にないように 見えるけど➡
ちゃんと 患者さんのこと考えてんのよね 。
何のお話でしょうか?
実は 近く➡
東王大で教授選が 開かれることになりましてね 。
もちろん 私も出馬予定なのですが 。
ご存じのとおり➡
東王大の教授選は 一筋縄ではいきません 。
そこで 梵天先生に 少しお手伝いをしていただきたく 。
えっ… 。
( 不動 ) 私に投票してもらえそうな 心臓外科の教授を➡
紹介していただけないでしょうか 。
もちろん タダでとは言いません 。
不正に手を貸すようなまねは… 。 ( 不動 ) いいんですか?
今の私は あなたを首にし➡
真実を公表することだって できるんですよ 。
あなたの顔と名前は 今や世界中に知れ渡っています 。
医者どころか どんな仕事も できないでしょうね 。
ご家族が路頭に迷いますよ 。 ( 梵天 ) そんな… 。
( 不動 ) 今まで 汚い手を使って のし上がってきたんですよね 。 ➡
いまさら 何をためらう必要があるんですか 。
( 不動 ) 私の指示に従っていただければ➡
悪いようにはしませんから 。
ほら 。
えっ 多聞先生 。 副院長 。
杏野 いますか? 杏野先生ですか 。
何の用? 少しいいか?
フィンクから新病院設立の寄付を してもらうため➡
早急に赤字を 解消しなければならなくなった 。
救命の赤字を どうにかしろってこと?
何を言われても 私は絶対に患者を断ったりしない 。
新病院なんかのために 患者を見捨てることはできない 。
救命の閉鎖だって 私は絶対に… 。 ( 多聞 ) もう遅い 。
救急科は 2カ月後に閉鎖する 。 理事長が そう決定した 。
あら 珍しい 。 どうしたの?
とぼけないで!
救命を閉鎖するって どういうこと?
ここじゃ 気がめいるわね 。
場所 変えましょう 。
( 阿含 ) あなたが研修医だった頃は➡
よーく ここへ来て 愚痴を聞いてあげたわよね 。
本気で 救命を閉鎖するつもりなの?
そうよ 。 帝釈から救命がなくなれば➡
今まで助けられていた命が 助けられなくなる 。
もちろん それは分かってる 。 じゃあ どうして?
私には それよりも大事な使命があるの 。
新病院には➡
最新の設備と最高の人材を 惜しみなく投入するつもりよ 。
今までの帝釈では 救えなかった患者を➡
救えるようになる 。
できれば 私も 救命は残したかったわ 。
それは 多聞先生も きっと同じ 。
違う 。 あの人も救命より新病院を選んだ 。
彼にも やらなければならない 使命があるのよ 。
使命?
多聞先生が 海外で どんな経験をしてきたか➡
聞いたことある? えっ?
紛争地帯の人々を救う 。
口で言うのは簡単だけど➡
実際には 彼の腕をもってしても ほとんどの命を救えなかった 。
どうして?
薬も輸血も 医療機器も 不足している状況で➡
医者ができることなんて ほんのわずかよ 。
( 阿含 ) それでも 彼は 諦めずに 活動を続けようとしたそうよ 。
でも 所属している組織が➡
資金不足で 活動中止の危機に陥ったの 。
だから 彼は 日本に戻ってきて 私の右腕になった 。
新病院の利益の一部を 海外医療支援に使う約束でね 。
だとしても 私は… 。
救命を切り捨てるなんて そんなことは 絶対させない 。
♬~
♬~
( 不動 ) あっ 教授 教授 もう一杯 いかがですか?
ああ じゃあ もらおうかな 。
( 教授 ) 梵天先生のご活躍は 東王大でも話題でね 。
惜しい人物を渡してしまったと 後悔していたとこなんですよ 。
先日の スティーブ・フィンク へのオペも 非常に素晴らしいものでした 。
ぜひ この目で見たかったよ 。 ハハハ…!
そういえば➡
ちょっとした手土産を ご用意いたしまして 。
手土産? ( 不動 ) ええ 。 ➡
お口に合いましたなら ぜひ 次回の教授選にて➡
お力添えを よろしくお願いいたします 。
( 阿含 ) 寄付を取りやめるって いったい どういうこと?
詳しい理由は 教えていただけませんでした 。
われわれの対応が 何か まずかったんでしょうか 。
ああ… やっぱり 赤字の件が 問題だったのかもしれないわね 。
いや 救急科を閉鎖する旨も 伝えたのですが➡
それが理由ではないようで 。 ( 不動 ) じゃあ いったい何なんだ!
うろたえていても仕方ないわ 。
フィンクを説得する方法 考えるわよ 。
( 看護師 ) 梵天先生 。
フィンクさんが呼んでます 。
( 通訳 ) どうぞ 。
( フィンクの英語 )
寄付金が撤回 !? 全体どうしてですか… 違う違う 。
( 金剛 ) いったい どうしてですか? ( 不動 ) 現時点では分かりません 。
残念ですね 。
新病院の院長まで あと一歩だったのに 。
今となっては どうでもいいことです 。
⚟ ( ノック ) ( 多聞 ) どうぞ 。
( 多聞 ) おぉ 珍しいね 。 梵天が訪ねてくるなんて 。
フィンクからの 寄付金の件なんだが… 。
何かあったのか?
フィンクが 寄付を撤回した原因は… 。
( フィンクの英語 )
( フィンクの英語 )
( 梵天 ) 院長は 教授選のために 金をばらまいていたんだ 。 ➡
私は 院長に頼まれて 心臓外科の教授を紹介した 。
横領で得た金だったなんて… 。
本当に 申し訳ない 。
ハァ… 。
いや お前が謝る必要はない 。
しかし 断ることもできた 。 そうしなかったのは 私だ 。
私は もう医者を辞める 。 これから 辞表を出してくるよ 。
ちょっと待ってくれ 。 そんなことする… 。
責任を取らせてくれ 。 あんなことがあったのに➡
まだ 医者を続けようと していたことが➡
そもそもの間違いだったんだ 。
また仕事中に抜けてきたのか? 今日は休みだから いいの 。
そんな格好で 何が休みだ 。 今日も勝手に働いてんだろ 。
家にいても仕方ないし 病院の方が落ち着く 。
根っからの仕事人間だな 。 あんたもね 。
どうだった?
いつもの味ね 。
あんたが 治療してくれたおかげだよ 。
ごちそうさま 。
ありがとな 。
俺の体調 気にして 来てくれたんだろ 。
おなかすいてただけだから 。
今日も お疲れさまでした 。
東王大に戻れるなら 労は いとわんよ 。
多少 汚い手だろうが 使うしかない 。
汚い手ですか? ( 不動 ) おう 。
だが たとえ発覚しても 私は捕まらないようになっている 。
さすが院長 。 全て想定内ということですね 。
東王大に戻ったら 院長になる 。
日本医学界 最高の権威 。
医者としての価値は 権威でしか測れんのだよ 。
ハハハ…!
うわ~っ! ( 不動 ) うわ~っ!
来る 。
(インターホン)
はい 。
えっ !? 院長が !?
♬~
⚟ ( 救急車のサイレン )
( 吉祥寺 ) トラックと正面衝突し 鉄骨が腹部に刺さっています 。
えぇ !? ( 不動 ) 早く治療しろ!
( 大黒 ) すぐに2人とも処置室へ 。 ( 一同 ) はい!
多聞先生?
今すぐ他の病院へ回してください 。 えっ !?
重症患者は受け入れない 。 それが うちのルールです 。
搬送先が すぐに見つかるとも限りません!
そういった患者を断るようにと 言っていたのは 院長自身だ 。
いや でも すぐに治療しないと 死んじゃいます 。
大黒先生 中に運びましょう! ( 大黒 ) ああ 行こう 。
( 一同 ) はい 。
大黒先生 あなたも そう思いませんか?
( 不動 ) うぅ…!
大黒先生?
《重症患者は受け入れない! それが うちのルールです》
大黒先生! 早く運びましょう!
( 不動 ) すまない… 。 ➡
申し訳なかった!➡
頼む! 助けてくれ…!
病院を私利私欲のために 使うような人は➡
助ける価値などない 。
( 不動 ) うぅ… うぅ…!
どうしよう 。
( 不動 ) うぅ… うぅ… 。
⚟ 「 助ける価値ない 」 か 。
杏野先生!
そのケンカ 私が買う 。
やっぱり来たか 。
価値なんて どうでもいい 。 私が助ける 。
この人は 自分が 東王大に戻りたいがために➡
病院の金を横領し ばらまいていた人間だ 。
だから何?
そのせいで 新病院の設立が遠のいた 。
自分の目的のために 目の前の命を見捨てる 。
あんただって同じじゃない 。
違う 。 俺は… 。
ここは修羅場なの!
命の選別するようなやつは出てけ 。
邪魔 。
ボウズ 処置室 入れて 。 はい!
( 大黒 ) 私は救命医です 。 ➡
助けを求めている相手が 誰であっても➡
命を救う使命がある 。
( 大黒 ) 運転手は俺がみる 。 院長を頼む 。
了解 。 ( 一同 ) 3でいきます 。 1 2 3!
アンパッケージ 。 はい 。
⚟モニターつけます 。 ( 大黒 ) アンパッケージして 。
( 大黒 ) 分かりますか?
どうしますか? 動脈を損傷してたら➡
パイプを抜けば 大出血を起こしますよね 。
このまま開腹して 止血してから抜く 。
分かりました 。 服切ります 。 ( 歩夢 ) はい 。
( 不動 ) 触るな!
俺を誰だと思ってるんだ 。 不穏状態になってる 。
院長 落ち着いてください! 早く押さえて!
俺は 絶対に東王大に戻るんだ~!
ああ…!
動脈損傷!
( 心電計の警告音 ) ( 歩夢 ) エーシスです!
開胸して心マする! はい!
ボウズ ラインとって挿管 。 はい 。
アドレナリンと輸血 用意して 。 ( 歩夢 ) 分かりました 。
( 大黒 ) 挿管するよ 。 この後 超音波やるから準備しといて 。
⚟はい 。
挿管します 。 ( 歩夢 ) はい 。
外耳孔と胸骨の高さが 同じになるようにして… 。
《外耳孔と胸骨の高さが 同じになるように》
チューブ下さい 。 ( 歩夢 ) はい 。
よし 入った!
呼吸器 装着します 。 ( 大黒 ) 杏野 大変だ 。
ボウズ代わって 。 はい 。
心嚢腔に大量出血 。 心タンポナーデを起こしてる 。
( 大黒 ) 外傷性の心破裂 。 オペには心臓外科医が必要だ 。
( 沙苗 ) 心臓外科は全員オペ中で 手が空かないそうです 。
( 大黒 ) 今すぐオペしないと 危険な状況だ 。 どうするか… 。
⚟ ( 自動ドアの開く音 )
( 大黒 ) 梵天先生!
彼は 私に任せてください 。 杏野先生は 院長をお願いします 。
今まで 心破裂のオペなんか やったことあんの?
ありません 。 ホントにできるの?
私は ゴッドハンドでも 成功率 99 %でもない 。
ただの平凡な医者です 。
それでも 私は心臓外科医です 。
私が 絶対に助けます 。
大開腹して止血する 。 ( 歩夢 ・ 保 ) はい!
( 大黒 ) 梵天先生 私が介助します 。 ( 梵天 ) お願いします 。
吸引 。
動け 。
どこ? 出血点 。
( 大黒 ) 心膜内部に大量の血液が 。
( 梵天 ) 心膜を切開し 血液を排出します 。
( 大黒 ) はい 。 ( 梵天 ) メス 。
( 大黒 ) 鑷子 。 ( 沙苗 ) はい 。
( 大黒 ) 出血が!
( 心電計の警告音 )
( 心電計の警告音 ) ( 加代子 ) 先生 血圧 30 台です 。
( 心電計の警告音 )
( 梵天 ) 切開したとこを見せてください 。
( 大黒 ) はい 。 ( 梵天 ) ガーゼ 。
( 沙苗 ) はい 。
動け 動け 動け… 。
吸引 。 ( 歩夢 ) はい 。
( 梵天 ) ここからの出血です 。 ガーゼ。 ( 沙苗 ) はい 。
頼む 。
動いてください 。
♬~
( 心電計の音 ) 心拍再開しました!
吸引 。 輸血追加して 。 ( 保 ・ 歩夢 ) はい!
どこ? どこ?
どこなの?
( 梵天 ) フェルト付きで 水平マットレス縫合します 。
( 大黒 ) 《速い 。 動きに一切無駄がない》➡
《完璧な縫合だ》
( 梵天 ) 終了 。
( 大黒 ) よし 。 出血ありません 。
( 梵天 ) 心膜を縫合します 。 3-0バイクリル 。
( 沙苗 ) はい 。
どこ? どこなの !?
あった 。 腎臓か 。
腎臓は1個取っても助かる 。 切除する 。 サテンスキー 。
( 歩夢 ) はい 。
大動脈遮断 解除 。 ( 歩夢 ) はい 。
絶対に助けるから 。
♬~
院長 。
院長… 。
ご無事で… ご無事で何よりです 。
( 金剛 ) あっ 理事長 。
どうなることかと思ったけど 助かったのね 。
ええ 。 ホントに ホントによかったです!
横領なんて 好き勝手にやってくれたわね 。
えっ 横領ですか?
( 阿含 ) 事を荒立てたくないと 思ってたけど➡
膿は出し切らなきゃね 。 ( 金剛 ) えっ?
警察に通報するわ 。 しっかり罪を償いなさい 。
え~っ !?
じゃあ 金剛先生 起きたら伝えといて 。
( 金剛 ) ちょっと待ってください 。
ショックで また 心臓が止まるかもしれません 。
そしたら また アシュラに救ってもらいなさい 。
確かに… 。
いや 違う違う! そうじゃない そうじゃない!
お疲れさまでございました 。
( 梵天 ) 皆さん 先日は 大変 申し訳ありませんでした 。
私は 救急科の皆さんに➡
取り返しのつかないことを してしまいました 。
本当に 申し訳ございません 。
責任を取って 私は もう… 。
医者を辞めようと思います 。 ( 一同 ) えっ !?
( 梵天 ) 皆さんのおかげで 最後に 医者らしいことができました 。
ありがとうございます 。 待ってください!
どうして 辞めちゃうんですか? そうですよ 。
今日のオペだって あんなに すごかったのに 。
私には もう➡
医者を続ける資格は ありませんから 。
確かに先生は➡
過ちを犯してしまったかも しれません 。
でも 先生が来てくれなかったら➡
あの運転手さんは 亡くなっていました 。 ➡
梵天先生の手術が 患者さんの命を救ったんです 。
先生の腕があれば もっと多くの患者さんを救えます 。
それこそが 先生にできる 罪滅ぼしではないですか 。
あっ もし 外科に居場所がないんなら➡
救命に来ませんか? ( 梵天 ) えっ?
救命で 一緒に患者さんを助けましょう 。
僕も 先生と一緒に働きたいです 。
私たちも 先生がいてくれたら心強いです 。
杏野 どう思う? えっ?
うちは人少ないし 医者は多い方がいいんじゃない 。
つまり 歓迎しますってことです 。
( 大黒 ) 分かりづらいな 。 ハハハ…!
ホントに いいんですか?
先生さえよければ われわれは いつでも歓迎します 。
ありがとうございます 。
あっ でも 救命って 毎日 修羅場ですよ 。
大丈夫ですか? えっ?
( 歩夢 ) 保 余計なこと言わないの 。 だって 事実じゃん 。
救命は とっても楽しいとこだって 言いなさい 。
口が裂けても言えないです 。 ( 加代子 ) 何で !? ➡
いつも楽しそうにしてるじゃない 。 してないですよ 。
⚟大好きなんでしょ 救命が 。 大好きじゃないです 。
ようやく うちに来てくれる気になったのね 。
東王大にしようと思ってたけど 百合さんが そんなに言うならね 。
楽しみだわ 。
だけど どうして 私が救急科なの?
帝釈には形成外科もあるでしょ? ( 阿含 ) いいじゃない 。
あなただって アシュラに興味があるんでしょ?
ちょっと面白そうってだけよ 。
もしかして アシュラは あなたより腕がいいかも 。
どうかしら 。
確かめてきてあげる 。
( 阿含 ) フッ フフフ… 。
Can't find what you're looking for?
Get subtitles in any language from opensubtitles.com, and translate them here.