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東 京 都 練 馬 区 に お 住 ま い の 42 歳 の お 母 さん から ですね 11 の 娘 が 家 に こ も る
よう にな って から 2 ヶ 月 が 経 ち ました 最近 は 部 屋 から も ほ と ん ど 出 て こ なく な って 1
日 1 回 扉 越 し に 声 を 聞 く だけ です この 前 ト イ レ の タ イ ミ ング を 見 計 ら って 声
を か け た の です が 結果 噛 み 合 い の 喧 嘩 にな って しま いました 私 は 娘 に 普 通 に
ご 飯 を 食べ て 学 校 に 行 って ほ しい だけ です 普 通 の 家 族 で いた い だけ なんです ア ド
バイ ス も ら え ます か?
お願いします という メ ッ セ ージ なんです が それでは 公 認 心 理 師 の 真 壁 由 紀 先生 に ご 意
見 を お 伺 いい た します よろしく お願いします 先生 は ですね 日 頃 カ ウ ン セ リ ング を 通 して 引 き こ も り の お 子 さん
とか そして 親 御 さん と 向 き 合 って ら っ しゃ る と こう いうこと です が 実 際 に ですね こう いう 本 も 私 にな って ら
しゃ います 共 感 と 心 の 闇 ト ラ ウ マ の 裏 が これ 素 晴 ら しい 本 です けれ ども ね ありがとうございます
さ て 早 速 なんです けれ ども 臨 床 の 現 場 に いて 一 番 気 にな る 点 は
どう いう 点 でしょう か ね や は り 引 き こ も り にな る 原因 の 根 底 には 親 と 子 の 関 係 が ある んです
けれ ども 親 御 さん に それ を 理 解 して いただ く の が 時 と して すご く 難 しい ん ですね 問題
が ある のは 子 供 で あ って 自 分 には 何 の 問題 も ない。 一 生 懸 命 育 て て いる の にな って と思 って
しま う の です。
関 東 芸 術 大 学 の ポ イ ント で 有 名 画 家 の 男 性 が 殺 害 さ れた 事 件 の 続 報 です。
逮 捕 起 訴 さ れた 娘 の 神 奈 被 告 は、 民 放 テ レ ビ 局 の ア ナ ウ ン サ ー 試 験 を 受 け た 直 後 に 犯 行 に 及
んで いた こと が、 警 察 へ の 取 材 で 明 ら か にな りました。
娘 の 環 奈 被 告 は、 犯 行 の 当 日、 東 京 港 区 の 民 放 総 理 局 で ア ナ ウ ン サ ー ス の 面 接
を 受 け た 後、 関 東 芸 大 に 向 か い、 父 親 で ある ナ ウ ト さん を 校 内 の ト イ レ に 呼 び 出 し、 胸
を 包 丁 で 刺 して 殺 害 した と み ら れて います。 環 奈 被 告 は 警 察 の 取 調 べ に 対 して、 その
もの を 認 めて いる ということ です が、 その 一 方 で 動 機 は そ ちら で 見 つ けて ください と 話
して いる ということ なん ですね。 事 件 発 生 から 3 か 月、 裁 判 の 過 程 で 犯 行 に 至 る 動 機 が 明 ら か にな る か
どう か が … ただ い ま。
お か え り。
も しか して 得 意 の フ ォ ト グ?
正 解。 もう 少 し ね。
あの さ、 次 の 仕 事 の こと なんだ けど。
本 学 って 言 って た よね。 うん。 ひ び れ 山 カ ンナ、 取 材 した い と思 ってる んだ 今 テ レ ビ で 見て た と
こ だ よ、 あの 事 件 か 彼 女、 完全 に サ イ コ パ ス 扱 い だ よね 事 件
の 転 送 とか まだ 何 に も わ から ない の に でも 自 分 の 父 親 を 呼 び 出 して 包 丁 で 刺 した んだ ろ そう いうこと
を さ せ る 背 景 が 何 か あ った か もし れない で しょ 混 乱 して て 自 分 の 気 持
ち を う ま く 言 え ない だけ か もし れない
お 腹 す いた もう いい よね 食べ て も
まだ いや ー
よ かった です よ ヒ チ リ エ マ カ ンナ 取 材 OK でした 彼 女 先生 の 本 を 読 んだ こと が ある ら しく て
そう ですか よ かった 世 間 は 単 純 な もの の 見 方 を する から
私 は ちょっと でも それ を 変 え ら れ れ ば って 思 ってる んです
担 当 の 弁 護 士 は この 先生 なんです が
庵 野 康 生 先生 イ ケ メ ン です ご く 優 秀
な 先生 だ そう です 国 選 でも 注 目 さ れて いる 事 件 は 優 秀 な 弁 護 人 が つ きます から ね
どう しました?
あ、 ひ ょ っと して お 知 り 合 い ですか?
一 旦 私 の 方 から 先 行 に 話 を して み て それで 和 解 という 方 向 に 進 み そうだ った ら また 後 日 改
めて 手 伝 って いき ましょう 分 か りました 引 き 続 き よろしく お願いします よろしく お願いします
じゃあ 失 礼 します また お 会 いい た しました こちら へ どう ぞ
い ら っ しゃ いました お 願い します 久 し
ぶ り ですね お 姉 さん
お 座 り ください
辻
山 環 奈 さん の 件 です けど
あの 子 は 獣 だ よ 心 が 読 め ない て か 相 当 ね じ れて る
下 手 に 手 を 出 す と 怪 我 する よ それ でも や る?
正 直 驚 いて る んだ 姉 さん の 活 躍 は 知 って た けど こんな 事 件 に まで 首 を 突
っ 込 む か って カ ンナ さん は 取 材 を 了 承 した
裁 判 では 言 え ない こと で 誰 か に 分 か って も ら いた い こと が ある んだ と思 う 私 は それ
を 聞 き たい と思 ってる じゃあ
しょう が ない な ガ
モ ン さん には 失 礼 します どう ぞ
兄 貴 には 俺 から 話 し と いた そう 頑 張 れ って さ
兄 貴 って さ 人 の 善 意 を 疑 わ
ない 右 手 を じゃあ 一 緒 に いる と こ っち が 恥 ず か しく なる んだ よね じゃあ 撮 ります よ
はい はい いきます よ はい
ありがとうございます ありがとうございました お 疲 れ 様 でした
よろしく お願いします。 どう も ありがとうございます。
お か え り。 ただ い ま。
どう だ った?
え? 会 って きた んだ ろ、 花 翔 に。 あ いつ も あの 事 件 担 当 する んだ って?
うん、 そう みたい。
花 翔 は ああ 見 えて 意 外 に 客 観 的 で 有 能 だから、 一 緒 に 仕 事 する と 頼 り にな る と思 う よ。
あ、 も しか して これ 田 辺 さん と この 奈 美 ちゃん?
どう? あり が たい よね 親 父 の 代 から ず っと 来 て く れて る んだ から 赤 ちゃ んだ った 子 が
こんな に 大 き く な って ね え
ガ モ ン さん は また 自 分 の 写 真 撮 り たい って 思 った り ない の?
う ーん なん で?
これで いい の かな 私 ば っ か り 外 に 出 て 好 き な こと して る みたい で
何 言 ってる の ユ キ は 思 う 存 分 仕 事 した ら いい んだ よ
ありがとう
入 り な さい
初
め ま して 真
壁 行 です 取 材 を 受 けて く れて ありがとう
ち ょ っと 勉 強 する か もし れない けど
言 わ なく て いい 気 分 が 悪 く な った ら す ぐ に 中 断 する から 安 心 して ね
取
り 調 べ では 色 々 嫌 な 思 い も した んです よ 動 機 は そ ちら で 見 つ けて ください
え?
そう 言 った って テ レ ビ で 報 道 さ れて る んです よね
でも 私 そんな 偉 そう な 言 い 方 して ません 動 機 なん て 自 分 でも よ く わ から ない から
見 つ けて ほ しい く らい です そう
嘘 つ き なんです よ 私 って
自 分 の 都 合 の 悪 い こと にな る と 頭 が ボ ー っと した り 意 識 が 飛 ん じゃ って なんだ
か わ から なく なる から
わか って お いて ほ しい のは ね、 私 は あ なた の 味 方 だ って こと。
それ と、 弁 護 士 の 庵 野 先生。 ああ、 庵 野 先生。
あの 人 って 変 わ って ます よね。 イ ケ メ ン だ けど ひ ね く れて る っていう か、 女 の 人 は 自 分 の こと 好 き にな る
って 決 め か か ってる みたい な。
仲 いい んです よね、 先生 と 庵 野 先生。
仲 いい っていう か、 親 戚 だから。
彼 は 私 の 夫 の って ます?
兄 貴 の 嫁 が って 言 って た し でも その す ぐ 後 で 結 城 って 先生 の こと 呼 び 捨 て に した り って め ちゃ く ちゃ
仲 いい じゃない ですか でも どう して 兄 弟 な の に 身 内 が 違 うん ですか?
先生 この 前 は わ ざ わ ざ 面 会 に 来 て く だ さ った の に 生 意 気 な 態 度 を と って す み
ません でした でも 先生 に 会 って 私 は 自
分 の こと を も っと 知 り たい と思 う よう にな りました あ
んな こと が あ った の に
反 省 す ら して ない 私 は や っぱ り ど こ か お か しい んだ と思います
先生 どう か 私 を
ちゃん と 罪 悪 感 の ある 人 間 に して ください い じ り や ま か んな
カ ンナ さん の 取 材 を 始 め た んだ けど どう や ら 複 雑 性 P TS D が 絡 んで いた り 乖 離 が ある よう で 難
しい の 私 の 方 も 彼 女 から 聞 いた 話 で 裁 判 に 有 利 にな り そう な こと が あれ ば
本 人 の 承 諾 を 得 た 上 で あ なた に 話 す から お
互 い に 協 力 し ましょう 分 かった
私 た ち の 個人 的 な 事情 は この 際 忘 れ ましょう 俺 た
ち の 個人 的 な 事情 って 何?
早 速 だ けど 彼 女 の 場 合 問題 は 母 親 なんだ
弁 護 側 の 証 人 にな る こと を 拒 否 して る ま さ か と思 った けど
検 察 側 の 証 人 と して 出 る ら しい 検 察 側 の?
じゃあ 裁 判 で 母 親 と 娘 が 対 立 する 形 にな る って こと?
実 の 娘 を 責 め る 側 に 回 る なん て 逆 に 何 か 裏 が ある ん じゃない か って 気 が して く る よね
大 学 の 先 輩 です 私 は 最 初 から 全 然 好 き じゃ な かった んだ けど 強 引 に お
付 き 合 い れた 感じ で 付 き 合 って た 別 れた ら 死 ぬ とか 言 う から な かな か 別 れ ら れ なく
て ど の く らい の 期 間 付 き 合 って た の?
2 年 半 全 然 好 き じゃない こと 2 年 半 も?
前 に 付 き 合 って た 先 輩 が D V とか する 人 で その 相 談 を 香 川 君 に して た んです
彼 最 初 は 私 に 同 情 して 一 緒 に 泣 いて く れた り して
でも その 流 れ で なん と なく 寝 な き ゃ い け ない 感じ にな って
寝 な き ゃ い け ない?
いい だ ろう って 無 理 や り さ れ ました 私 本当 は 嫌 だ った の に 嫌 だ った
の に さ れた の?
そ っ か、 私 が 英 雄 に 出 て った から い け ない の か。 私 は この 気 にな った から。
それ に、 何 回 も 二 人 で 会 って た ら、 男 の 人 は こう いうこと だ って 思 っちゃ います よね。
お も ほ ん。
あ なた、 本当 に 好 き にな った 男 の 人 と 付 き 合 った こと は ある?
ゆ う じ 君 ゆ う じ 君
小 学 生 の 時 本当
に ず っと 昔 その 人 の こと 聞 か せて も ら える?
コ ンビ ニ の 店 員 さん で あれ の 怪 我 を 治 って く れた
手 の ひ ら が 大 き く て 優 し かった
初 めて 好 き にな った
人 に 言 った
勘 弁 して ほ しい よ 彼 女 状 況 不 安 定 にな っちゃ って 接 見 も でき ない デ リ ケ ート な
子 なん だから もう ちょっと 慎 重 に やって よ 動 揺 した って こと は そ こ に 心 を 読 み 解 く 鍵 が ある って こと よ
見 た く ない 自 分 の 心 の 闇 に 直 面 した から こ そ 動 揺 した の そ こ を 通 り 抜 け ない と 彼 女
は 前 に 進 め ない の よ ま ああ なた には あ なた の や り 方 が ある んだ ろう けど
具 体 的 に どう いう 状 況 で 彼 女 フ ァ ニ ック にな った の 本当 に 人 を 好 き にな った こと は ある か
って 質 問 の 後 彼 女 ず っと 昔 に 一 度 だけ ある って 言 って それ から
でき
れ ば その 相 手 を 突 き 止 めて 話 を 聞 いて みたい
なんか
何 の 気 持 ち に 絶 対 に 答 えて た ら こう いう 感じ の 記 事 にな っちゃ って じゃあ
記 事 に 書 か れて いる こと は 全部 本当 では ない と いや
でも や っぱ り
彼 女 に 相 当 振 り 回 さ れた 感じ が あ った から な 俺
カ ンナ と 別 れた のは あっ ち の 浮 気 が 原因 です から ね
そう なん ですか カ
ンナ の こと は 本当 に 好 き だ った し 時 々 甘 く 見て きた けど あ いつ の 浮 気 だけ は 許 せ な かった
んだ 別 れ よう って
俺 から 言 い 出 した んだ けど あ いつ 泣 き だ して しか も あ いつ
よ く 腕 とか 切 った り する んで な かな か 別 れる 決 心
が つ かな く て 神 奈 さん に 自 傷 癖 が ある ということ ですか すごい 目 立 つ 傷 が 手 首 に い っぱ い
あります よ 気 が つ き ません ですか
一 つ 伺 って も いい ですか はい カ ンナ さん は 以前 付 き
合 って いた 男 性 に 暴 力 を 振 る わ れて その 相 談 を して いる う ち に 香 川 さん と 親 しく な った んです よね
その 通 り です で その 時 に
ちょっと 無 理 や り あ なた に 関 係 を 強 要 さ れた と 話
して いる んです が 事 実 ですか ちょっと 待って ください よ そんな こと する わ け ない じゃない ですか マ ジ で ない です
その 時 の こと は 覚 えて ます けど 自 分 から 俺 の 部 屋 に 来 て それで そう
いう 流 れ にな った 時 も 普 通 に 笑 った マ
ジ か あり え ない よ
先生 どう して あ いつ の 言 う こと を 飲 み に する んです か
先生 は 私 の 味 方 じゃない んです か?
あの 時 私 が 笑 って た なん て 嘘 です 男 の 人 って み
んな なん ですか?
毎 日 毎 日 連 絡 して き て 私 の こと 可愛 い って 褒 めて 体 の 関 係 にな って な の に
ある 瞬 間 から 飽 き て 電 話 も メ ール も 回 数 が 減 って その 後 で セ ック ス の 時 だけ 気 に した く ない って ただ こ
ね て それ でも
それ でも こ っ ちは 我 慢 して 付 き 合 ってる の に 最後 は 向 こう から 離 れて いく 我 慢 して 付 き 合 う?
好 き でも ない 相 手 と 我 慢 して 付 き 合 う 必 要 は ない ん じゃない か?
だ って 誰 が 私 を 助 けて く れる の?
心 が 悪 ふ り して 近 づ いて き て 最後 は 絶 対 に 体 を 求 めて く る
先生 も そう なん ですか?
僕?
その 腕 時 計 この 前 まで の 時 が 女 の 人 に も ら った んで しょ?
見 せ び ら か さ ない で ください
ま る で 戦 利 品 みたい に 先生 は
私 の こと 助 け よう って 本 気 で 思 って ます か?
も ち ろ ん だ った ら 本 気 を 見 せて ください よ 私 を
ここ から 出 して ください ね え
愚 痴 つ き な 質 問 です が、 ご 勘 弁 ください。
率 直 な ところ、 カ ンナ さん と ご 主 人 は ど の よう な ご 関 係 だ った んで しょう か?
普 通 です。
普 通 の 親 子 です。
カ ンナ さん が ア ナ ウ ン サ ー を 目 指 す こと に 関 して は、 や は り かな り 反 対 さ れて いた んです か?
ええ。
タ レ ント みたい な こと を して。 俺 の 名 前 を 汚 して く れる な って その 点 は 私 も 同 感 でした
主 人 も それ な り に 名 前 を 知 ら れて ます し 確 か に
素 晴 ら しい です よね い じ り 山 直 人 さん 海 外 でも 賞 を 取 ら れて
成 功 さ れて ええ 最近 よう や く 主
人 の 絵 が 認 知 さ れて き ました それ でも
ここ まで 来 る のは 大 変 でした 私 は カ ンナ を モ デ ル に して お 宅 で デ ッ サ ン 教 室 を 開
いた り して カ ンナ さん を モ デ ル に?
それ はい つ 頃 の こと ですか?
小 4 から 中 1 ぐ らい まで か し ら あの 子 も 最 初 は
可愛 く 描 いて く れる なら いい よ なん て 乗 り 気 だ った んです けど その う ち
バイ ト 代 も 出 ない の に 働 きた く ない とか 生 意 気 言 い 出 して サ ボ って 遊 び に 行 く よう にな った んで 主 人 が
辞 め さ せ た んです あの お 母
様 は カ ンナ さん の 腕 の 傷 は 見 た こと が あります か 傷
あります よ 鶏 で しょ
鶏 うん
学 校 で ニ ワ ト リ に 襲 わ れた 傷 で しょ それ が どう した んです か カ ンナ さん が そう 言 った んです
か いつ 頃 小 学 校 卒 業 した 頃 だ った と思います
ハ ワ イ から 帰 って きた ら ハ ワ イ に 行 か れた んです か ご 家 族 で い え
友 人 の 結 婚 式 に 私 だけ 招 か れて そ した ら 帰 って きた ら
あの 子 が 腕 に 傷 を つ く って て
その 後 傷 は 増 え た り は して い ません でした か 知 り ません よ それ が なんだ っていう んです
か 私 が お 聞 き した い のは カ ンナ さん が 何 か 先 進 的 に 追 い 詰 め ら れて いて
お 母 様 も その こと に 気 づ いて いた ん じゃない か という 点 です 確 か に ス リ ン は 気 難 しい 人
でした し あの 子 な り に それ い ろ い ろ 悩 み も あ った で しょ でも そんな のは 最 終 的 に 本 人 が どう に か
する しか ない こと で しょ
幼 かった カ ンナ さん には 自 分 で どう に か でき る 力 は あり ません 本 来 は 親 に 守 ら れて
光 る べ き だ って あの 子 私 の 言 う こと 一 度 も 聞 いた こと が ない んです よ そんな に 主 人 と いる の が 嫌 なら
全 寮 生 の 学 校 に でも 行 け ば よ かった んです よ 結 局 甘 えて る んです よ ご 主 人 と いる の が 嫌 だ と カ ンナ さん
が おっ しゃ った んです か
主 人 は 親 と して 精 一 杯 やって ました 何 不 条 ない 環 境 で 全
て を 与 えて 大 学 に まで 行 か せて その 恩 を あ だ で 返 す よう な こと
私 も あの 日 の こと は 思 い 出 した く も ない です 私 が せ っ
か く あの 子 の 好 き な いい 手 巻 き 寿 司 を 用 意 して 待って た の に な の に 血 だ ら け で 帰 って き て
あの 子 ね
腸 が 死 んだ 直 後 だ っていう の に 謝 り もし な けれ ば 涙 一 つ 見 せ もし な かった んです よ 私 には もう あの 子 の 考
えて る こと 分 か り ません お 手 上 げ です あの 子 には 自 分 の 罪 を と こと ん 思 い 捨 て 一 生 か けて 償 って ほ しい
と思 って ます 私 は
自 分 が ちゃん と 対 象 物 を 見 れて る つ も り で いる なら 今 この 瞬 間 から その 10 倍 見 ろ
大 抵 の 人 間 は これ ぐ らい 見 れ ば 十 分 だ という 基 準 が 甘 い
カ ンナ 何 やって んだ
重 心 が ず れて る ポ ー ズ を 崩 す な
その 前 は ご め んな さい 無 神 経 な こと つ いて あ なた を 動 揺 さ せて しま って
え?
何 々 無 神 経 な こと って
だから 何 なん ですか?
あ なた が 昔 好 き だ った 人 の こと
誰 ですか? そんな こと 言 いました っ け? 私
ご
め ん ね じゃあ、 もう 一 つ 聞 く けど
あ なた の 手 首 の 傷 見
つ か る の かな?
お 母 さん は ニ ワ ト リ に 襲 わ れた と 言 った そうだ けど
本当 で 鶏 に や ら れた んだ
あの
す み ません で しょ a 10 年前 に こちら で 働 いて いた ユ ージ さん って
バイ ト の 方 を 伺 って いる んです が 12 弾 はい
苗 字 は わか ん ない んです か
はい
この 間 カ ナ ちゃん の お 母 さん が 話 して た 絶 賛 会 の 話 気 にな る から ちょっと 調 べ て み た んだ よ
そ した ら 参 加 して た っていう 生 徒 が 見 つ かった 場 所 が 富 山 なんだ よ 行 く
手 が か り 欲 しい
熱 心 だ ね その ため だけ に 富 山 まで 行 く んだ じゃあ 取 材 頑 張 って き て デ ー タ
送 っと く から
じゃあ
行 って く る ね い って ら っ しゃ い
富 山 は 編 集 者 の 人 で しょ 今回 は 一 人 地 図 見て
ね はい お 土 産 何 が いい そうだ な イ
カ の 黒 作 り と 大 銀 杏 うん わ かった
じゃあ 行 って きます
イ ンド サ ラ サ の 色 彩 を モ チ ーフ に 鳥 獣 を 散 り ば め た オ リ エ ンタ ル な 上 絵 付 け 陶 器 を 作 って います
出 会 った 人 の 普 段 の 職 生活 に ア ク セ ント を 入 れ ら れる よう な 一点 物 の 器 作 り を 目 指 して いる
んです なるほど 先生 は も と も と 画 家 を 志 して お ら れた んです よね はい
でも 大 き な キ ャ ンパ ス に わ ー っと 描 く よう な 絵 は 向 いて な かった ですね お 皿 とか 湯 呑
み とか そんな 小 さ な もの の 方 が いい みたい です 芸 大 の 油 絵 家 で 秀 山 先生 に 指 示 さ れて いた んです よね
絶 賛 会 には 頻 繁 に 通 わ れて いた んです か 週 に 一 度 一 年 ほど 通 いました
カ ンナ さん を モ デ ル に はい 正
直 あ んな こと にな って 驚 いて ます 娘 さん も 可愛 く て 奥
さん も 会 の 終 わ り 頃 に 帰 って き て 手 作 り の お 菓 子 なんか 出 して く れて いい ご 家 族 だ と思 って た んです
けど
その 頃 お 描 き にな った 絵、 もし お 手 元 に あり ました ら 見 せて いただ け ません か?
ああ、 残 って た かな。
ちょっと 待って ください。
いや、
お 恥 ず か しい です。 学 生 の 頃 の 一 冊 なん で、 人 様 に お 見 せ でき る よう な もの じゃない んです けど。
ああ、 これ です。
この 人 た ち って 全 裸 です よね 下 着 なんか は
当 時 の ヌ ード モ デ ル は 隠 さ ない の が 普 通 です から
でも 構 図 的 に モ デ
ル の 女 の 子 の 視 界 には 入 ら ない ように 考 慮 さ れて ます よ お か げ で 体 の 細 部 まで 比較 でき て 非常 に 勉 強
にな りました
学 生 さん の 数 は 何 人 く らい?
7、 8 人 く らい でしょう か 女 性 も 混 ぜ て いた んです か? い え、 全 員 男 性 です
先生 は 女 性 を 弟 子 に 取 ら ない 主 義 だ った んで 何
人 もの 男 子 学 生 に
すごい 集 中 力 で 見 つ め ら れる す ぐ そ ば には 裸 の 男 性 が いる
ユ キ の 女 の 子 には 耐 え ら れない よね 意 味 が 悪 い よ な 普 通 なら そう いうこと から 娘
を 守 る 立 場 の 父 親 が その 状 況 で 娘 を 監 視 して る んだ から
ユ キ には 分 か って た ん じゃない の
え?
あの 子 には 自 分 に 似 て る ところ が ある だから 取 材 して み よう と思 った ん じゃない の
ゆ き って 呼 ぶ の や めて 姉 さん って 呼 び 方
なんか じ っ く り こ ね え んだ よ な 今 で の
兄 貴 は 知
ってる の?
父 親 の こと 言 って ない なん で?
そんな こと 言 って も 戸 惑 う だけ な 気 が する 気 持 ち 悪 い って 言 わ れ そう 気 持 ち
悪 い のは 雪 じゃない 雪 の 父 親 だ ろう
お 父 さん も せ い ぜ い 好 き な 日 で 車 出 して く れる 場 合 に 仕 事 だ なん て ね しょう が ない で しょ あ、
そうだ あ なた も もう 大 人 なん だから 話 して お こう か と思 って
何?
お 父 さん の こと お 父 さん ね、 あ なた が 子 供 の 頃 よ く 仕 事 で フ ィ リ ピ ン に 行 って た で しょ
そ こ で 女 の 子 を 飼 って た の よ 飼 って た?
それ もう んと 若 い 子 13 とか 14 とか なん で
なん で 今 そんな 話 する の あ なた も これ から 男 の 人 と お
付 き 合 い する んだ ろう から 男 の 人 は どう いう も んだ って 言 って お いた 方 が いい と思 う
お 母 さん に こんな こと 聞 いた から って お 父 さん に 言 わ ない で よ お 母 さん と お 父 さん の 間 では もう 解 決 済 み
なん だから お 父 さん も 反 省 して る
す げ ー 雨
そんな
目 で 見 ら れて も な
はい 肩 上 げ る ず っと ここ に 立 ってる から いい です
ど こ 行 く の?
ど っち に?
別 に
ちょっと 来 ない んだ った ら ど っ か 行 った ね
分 の 日 分 の
3 年 ダ メ じゃ ん 心 細 そう な 顔 して る から 1 年 か と思 った
そ っち こ そ 本当 に 3 年?
あ ん まり 学 校 で 見 た 覚 え ない んだ けど 俺 は 学 校 嫌 い だから 家 ど こ?
大 塚 実 家 は?
吉 祥 寺 なん で 実 家 から 余 裕 で 通 え ん じゃ ん なん で わ ざ わ ざ 一 人 暮 ら し して ん の
あ なた は?
家 長 家 長 家 ど こ な の?
言 う て ん じゃ ん 一 人?
家 族 と 暮 ら して る つ って も お じ さん と お ば さん だ けど あと 兄 貴 兄 貴 つ って も 実 際
はい い と こ だ けど
お 父 さん と お 母 さん は?
死 んだ って こと にな ってる けど 母 親 は 失 踪 中
多 分 今 も ど っ か で 生 き て ん じゃ ね え かな 5 番 目 ぐ らい の 旦 那 と
母 親 男 に 夢 中 にな る と す ぐ 家 出 ちゃ う 人 で さ 俺 が 小 学 生 の
時 置 き 去 り に さ れて 飢 え 死 に しか か ってる ところ を お ば さん に 拾 って も ら った の 母 親 の 姉 に あ た
る 人 で
聞 いた?
別 に
何?
さ っ き から ず っと 思 って た んだ けど さ 髪 長 す ぎ 垂
れ つ いて る ちょっと 切 った 方 が いい よ
髪 切 る の も お 金 が か か る で しょ お ば ちゃん ハ
サ ミ ある?
ある で はい、 買 お う よ ちょっと これ
肉 切 る や つ じゃない? いい から ちょっと ね え 本当
に 切 る の?
本当 に 切 って いい の?
いい よ、 言 って
海 に?
いい いい いい いい いい いい いい いい いい いい いい いい いい
いい いい
君 と 会 え た から 僕 を 知 った よ
君 と 会 え た から 全 て の 色
が 見 え た よ
もう いい よ ど っ か 泊 ま る と こ ある んだ ろ
ダ メ じゃ ん 人 の 携 帯 勝 手 に 見 ちゃ う ご め ん それ ね 兄
貴 の 撮 った 写 真 お 兄 さん の? う ち の 兄 貴 写 真 家 なんだ これ すご く ね?
好 き な の いく つ か 入 れて ある んだ
稲
森 信 夫 写 真 賞 って の 撮 った んだ よね この 写 真 20 代 で 撮 る の 珍 しい んだ って 兄
貴 は ね ガ モ ン って 言 うん だ よ 我 に 聞 く って 書 いて ガ モ ン 今
度 秋 に コ テ ン や る って 言 って た から 一 緒 に 行 く?
うん サ イ コ ロ よ く オ テ ロ とか 将 棋 とか 二 人 で やって た んだ よ でも さ 兄 貴 め ちゃ く
ちゃ 弱 く て な の に 毎 回 誘 って く ん の こ いつ いい 奴 だ けど バ カ だ な って 思 って コ テ ンパ ン に 倒 して た
んだ けど 兄 貴 キ レ る ど ころ か 喜 んで
仮 称 は 頭 いい から、 医 者 か 弁 護 士 にな れ って。
全 然 違う ね。
ん? 何 が?
課 長 が お 兄 さん の こと 話 す と き の 顔。
お 兄 さん の こと が 本当 に 好 き なんだ ね。
お じ さん と お ば さん は?
いい 人 た ち だ けど ね。
遠 慮 は ある かな 所 詮 他 人 だ し コ
ーヒ ー でも いい よ って
余 裕 で 2 桁 超 える く らい 経 験 あ って も ある んだ な こう いうこと
それ って さ ただ の セ ック ス 依 存 で しょ 母 親 に 愛 さ れ な かった から
道 の 端 っ こ で 凍 えて いた
骨 の 折 れた 傘 に
傘 を さ す 風 に 飛 ぶ こと も
なく 消 える こと も でき
こんにちは よ かった ら お 名 前 と ご 住
所 を 書 いて い って く れ ません か また 個 展 とか あ った ら お 知 ら せ した い ので
はい 大
塚 ですか はい
日 系 大 学 の 近 く そ この 学 生 なんです そう ですか 弟 と
一 緒 だ 弟 は そ この 邦 楽 部 なんです そう ですか
今日
で 終 わ る ん ですね 古 典 ええ あと
5 分 で 締 め ます
先生 敵 でした 失
礼 します
ただ い ま ー お か え り ああ いい 匂 い 今日は 食 なんだ ね うん
お 土 産 を は 手 に して います あります よ 大 吟 醸 を
勝 ち 駒 場 と っ イ カ の 黒 作 り ど
う だ った あ さ や ま うん 収 穫 あ って よ 陶 芸 家 の 方 から いい 話 が 聞 け た
それ と カ ンナ た の ペ ン 環 境 が わか って きた
どう か あの さ はい
明 日 外 で 食 事 し ない か 明 日?
うん ユ キ 最近 忙 し そうだ し た ま には こう いう 骨 休 め も いい だ ろう
ありがとう そうだ ね た ま には 外 も いい か も
はい。 あの、 モ ン マ ート の 店 長 の 一 宮 です。
久 我 原 の?
お 探 し の 裕 二 っていう 店 員 に 連 絡 が つ き ました。 苗 字 は 小 泉 です。 ちょっと 待って ください。
お 待 ち します。
小 泉 裕 二 さん です。
この 度 は 急 な お願い に も か か わ ら ず、 お 時間 を 割 いて いただ いて 感謝 して います
て いう か 本当 に 取 材 だけ なんです よね
俺 訴 え ら れた り とか し ない です よね 訴 え ら れる よう な こと が 何 か あ った んです か
カ ンナ さん と の 間 に いや いや でも 今 は ある こと ない
こと を ネ ット に 書 か れ ちゃ う 時 代 だ し は っ き り 言 って こんな 10 年 も 前 の こと を 勘 弁 し と る っていう か
カ ンナ さん と ス タ ッ フ さ れて いた んです よね 彼 女 が 12 歳 の 時 に
カ ンナ さん は
あ なた の こと を 好 き だ った と おっ しゃ って ます が
そんな こと 言 わ れて も な
年 齢 的 に ア ウ ト で しょ 私
は カ ンナ さん の 取 材 を して います
取 材 自 体 も 大 事 です が それ よ り も 一 人 の 公 認 心 理 師 と して 彼 女 の 内
面 に 何 が 起 き て いた か を 知 る こと が 一 番 大 事 なんです プ ライ バ シ ー は お 守 り します し
書 いて ほ しく ない こと は 書 か ない と お 約 束 します ただ 彼
女 の これ から の 人 生 の ため に 向 か って 何 が あ った の か を でき る だけ 正
直 に 教 えて いただ き たい んです
少 し 血 み る よ 一
人 で 帰 れる?
大丈夫?
もう 一 回 の?
早 く 帰 ら な き ゃ ダ メ だ よ
一 組 しか ない んだ よね。
ご め ん ね。
ね え 行 く の?
ちょっと 待って さ
す が に まず い か
いい
よ
え?
私 慣 れて る から
慣
れて る って 言 った んです か はい
いや でも
最後 ま では して ません 本当 です
あ んな 可愛 い 子 に 頼 ら れて や っぱ り こ っち だ と 男 た ち に その 気 にな る じゃない ですか
それ から し ば ら く は う ち が
彼 女 の 避 難 所 みたい にな って ました 彼 女 は 親 父 さん の デ ッ サ ン 教 室 で
モ デ ル を や ら さ れる の が すご く 嫌 だ って で、 ある 時
その 親 父 さん が 部 屋 に 踏 み 込 んで き て
そう な った ら もう 終 わ り です よね 神 田 何 やって んだ こ っち も ず っと 罪 悪 感 が あ った し 変
な 話 訴 え ら れた り した ら 全部 こ っち が 悪 い こと にな る し じゃあ
それ っ き り 神 田 さん と は 会 って ません
いや 一 度 だけ
あの 子 が 家 の 前 で 待って た こと が あります
でも 追 い 返 しました カ
ンナ
さん を 助 け よう と は 思 わ な かった んです か 助
ける 彼 女 の 話 を 聞 いて 父 親 の 態 度 を 見て
虐 待 を
疑 い ません でした か そう いう もの から 彼 女 を 救 って あ
げ よう という 気 持 ち には な り ません でした か 俺 だ って 怖 かった んです よ 親 父 さん に
見 つ かった 後 は 正 直 何 回 も 気 が 気 じゃ な かった いつ 警 察 に 突 き 出 さ れる んだ ろう って
未 成 年 に 対 する 犯 罪 だ と して も もう 時 効 です それ よ り も 彼 女 に 少 し
でも 償 いた い という 気 持 ち が ある なら 弁 護 側 の 証 人 と して 法 廷 に 出 て いただ け ません か
デ ッ サ ン 会 で 何 が あ った の か それ が わか れ ば 彼 女 の 罪 を 軽 く
する こと だ って でき る んです 無 理 です よ
嫁 も 子 供 も いる の に お 子 さん が い ら っ しゃ る ん ですね
はい 男 の 子 ですか
女 の 子 です
何 か 今日
資 料 みたい な もの って はい あります あ す い ません
ちょっと 失 礼 します
はい 小 泉 雄 二 に 会 いました 雄 二?
あ、 コ ンビ ニ の 先 走 る な で、 どう だ った の?
後 で 話 す うん、 じゃあ いい 話 が 聞 け た んだ 承 認 やって く れ と?
それは
断 ら れた だから 勝 手 に 動 く な って 言 った の に
部 署 は カ ンナ さん の こと 本 気 で 助 け たい
と思 ってる?
私 は 本 気 それ には 彼 女 に 心 を 開 いて も ら う ほ か ない
出 な き ゃ 一 歩 も 前 に 進 め ない 私 の 方 から 心 を 開
いて 傷 を 見 せ る つ も り
まず 最 初 に 謝 ら な き ゃ い け ない んだ けど 今日 小 泉 ゆ う じ さん と 会 って きた んだ
ゆ う じ 君 と どう
して そんな こと そんな こと 勝 手 に する んです か 私
ゆ う じ 君 に 会 って って 頼 んで ません よね あ なた の 子 供 の 頃 の 状 況 を 知 って いる 人 に 会 って 話
を 聞 きた かった の でき れ ば 証 人 に も な って も ら いた かった です それで?
断 ら れた 今 の 生活 が ある から って
ユ ズ さん 結 婚 して
お 子 さん も いる の よ 信
じ ら れない あ んな こと した 人 が 普 通 に 結 婚 して 子 供 とか
あ なた は 分 か って た もの ね 自 分 が 彼 に 何 を さ れた か
初 恋 の 思 い 出 みたい に 話 して た けど 本当 は そう じゃない よね
そう 思 わ ない と 辛 す ぎ る から そう 思 う こと に した ん じゃない の
彼 の 言 った こと で 一 つ 気
にな る こと が あ った 彼 は あ なた に 触 れ よう と した 時
慣 れて る から 大丈夫 って あ なた が 言 って 笑 った って 慣 れて る って
嘘 だ よね どう って
週 刊 誌 に 載 った あの 香 川 く ん って こう 同 じ こと 言 って た 初
めて の 時 に あ なた が 笑 った って ひ ょ っと して あ なた は そう いう 時 に 笑 いた く ない
の に 笑 うん じゃない の 自 分 の 中 の 不 快 感 や 恐 怖 なんか ない こと に して 相 手 の 期
待 に 応 え よう と して や めて ください!
人 の 気 持 ち で 勝 手 に 投 げ て 何 が 面 白 い んです か? あ た し の 気 持 ち なんか 分 から ない く せ に それは あ
なた が 隠 して る から よ
あ た し も
小 学 校 5 年 生 の 時 に、
両 親 の 車 の ダ ッ シ ュ ボ ード に 女 の 子 の 写 真 を 見 つ け た の。
その 時 は、 何 の こと か 分 から な かった。
分 から ない ま ま、 む い っ き り 忘 れ を と って、 心 の 奥 に 記 憶
を しま い 込 んだ。
それ を、 大 人 にな って から 思 い 出 した んだ。
両 親 が 卒 業 先 で、 少 女 改 修 を して た と い った 時 に。
でも ね、
本当 は ど っ か で ず っと 感じ て いた。
う ち の 父 さん が よ その 父 さん と は 違う。
ゆ う り く ん から さ れた こと を どう 理 解 して いる か 分 から なく て 人
に 打 ち 明 け ら れ なく て 苦 し んで きた ん じゃない の?
お 母 さん に その こと を 言 った?
う ま く でき なく て、 迷 惑 ば っ か り か けて。
お 母 さん の こと を 忘 れない で ください。 お 母 さん は 仕 方 ない んです。 お 父 さん に 恩 が ある から。
恩 って 何?
私、 お 父 さん と 手 が 繋 が って ない んです。
お 母 さん が 他 の 男 の 人 と 同 棲 して た 時 に でき た 子 で
でも その 人 には
産 む な って 言 わ れて 実 際 お 父 さん が
ア キ
ナ の 子 なら
木 尻 山 直 人 さん は、 あ なた の 別 の 父 親 じゃない の ね?
これで 貴 重 です けど
悪
い のは あ なた じゃない 大 人 に そう 思 わ さ れて きた だけ どう して
嘘 つ く の?
自 分 を 守 る ため で なく、 大 人 を 守 る ため の こと。
あ なた は お 父 さん を 殺 した か もし れない。 でも その 前 に、 た く さん の 大 人 た ち が あ なた の 心 を 殺 した。
お 父 さん、 お 母 さん、
ユ ウ ジ 君。
何 度 も 痛 め つ け ら れて きた。
だから、 あ なた の お 父 さん を 殺 した と して も、 殺 して ません。
もし もし ご め ん 今日 どう して も 行 かな き ゃ い け ない ところ が あ って 食 事 なんだ けど また で いい
かな わ かった
ゆ き え 何 ど
こ に 行 く んだ ご
め ん
殺 して ない なん て 今 から そんな こと 言 って 裁 判 官 が 信 じ る わ け ない だ ろ 今 まで 認 めて きた 殺 意 を 突 然
否 定 した り した ら 真 相 は 最 悪 だ し 反 省 の 色 が ない と 言 わ れて か え って 刑 期 が 延 び る 可能 性 だ って
ある 殺 意 が な かった ら 絶 頂 する のは 無 理 だ た と え それ が 真 実 でも
真 実 な の か それ が なん で カ ンナ さん を 信 じ て あ げ ない の
彼 女 が 初 めて 心 を 開 いて 打 ち 明 けて く れた 本 心 な の よ これ を ちゃん と 受 け 止 め ら
れ な かった ら 私 た ちは 彼 女 を 裏 切 って きた 大 人 た ち と 変 わ ら なく な っちゃ う
一 回 冷 静 にな ろう
カ ンナ を 助 ける って 言 う けど 事
実 上 俺 た ち に でき る のは 最 大 限 の 上 場 借 料 を 引 き 出 して 地 域 を 短 く する こと だけ なんだ いつ か 罰 か
の 博 打 なんか 打 て ない でも 自己 満 足 だ よ 自 分 の ため に 患 者 を 利 用 し よう と して る だけ なん
じゃない の どう いうこと
ユ キ は 自 分 の ト ラ ウ マ を あの 子 に 投 影 して る
あの 子 に した く も ない 告 白 を さ せて 自 分 を 救 お う と して る んだ
ゆ き は 自 分 の 傷 を 兄 貴 に 見 せて ない だ ろ 兄 貴 はい いや つ で 優 しく て 何 でも 受 け 入
れて く れる でも 本当 の ゆ き を 知 ら ない んだ 俺 が 知 ってる ゆ き を
大丈夫
ど ん ど ん 言 わ な き ゃ い け ない こと が ある の 父
親 の
こと お 父 さん
私 の 父
私 が 制 裁 的 に
海 外 出 張 に 行 く た び に そ こ で 女 の
子 を 飼 って いて それ を
後 で 知 って すごい ショ ック だ った でも
ず っと 前 から 今 何 か ある って
肌 で 感じ て た 天 気 ぐ らい に つ け な さい
目 が 怖 く な ぜ も なん と も 思 い 出 せ
ない こんな
話
気 持 ち 悪 い で しょ そんな こと ない
何 か ある んだ ろう な って
思 って た よ 何 か わ から ない けど 雪 は
小 さい 頃 誰 か に 傷 つ け ら れた の か もし れない って
だ って
そう 思 った の 初 めて 会 った 時 小 さ な 女 の
子 と お 父 さん の 写 真 を 見て
雪 は 泣 いて た それは カ
モ ン さん の 写 真 が 素 敵 だ った から それ だけ じゃない と思 った だ った
ら どう して 雪 が 話 した い 時 に
話 して く れ れ ば いい と思 った
言 わ な き ゃ い け ない こと もう 一 つ ある んだ けど
私
大
学 生 の 時 気 づ いて た よ 大 学
3 年 の 頃 に
あ いつ から 打 ち 明 け ら れた んだ 校 内 で 妙 に 雰 囲 気 の ある 綺 麗 な 子 に 会 った
から ナ ンパ した って 学 内 で ナ ンパ なん て
初 めて だ った けど 気 が 合 うん だ って 嬉 し そうだ った
学 校 で 待 ち 合 わ せて 初 めて 3 人 で 会 った 時
ピ ン と きた
う ーん、 そう なんだ
何 学 部?
文 学 部 心 理 学 科 うん、 そう、
俺 法 の 法 ああ、 歌 唱 の 言 って た 子 は 雪 だ った んだ な
なんだ 私 隠 し 事 なん て 全 然 でき て な かった んだ ね
一 度 あ いつ に 聞 いた こと が ある んだ
ユ キ の こと が 好 き だ った の か って そ した ら
歌 唱 は なん て 大 事 だ った けど
恋 愛 じゃ な かった それ が ど れ だけ 特別 な こと か
歌 お う と して も き っと もう 雪 は 受 け 入 れない だ ろう って
今日
も ね
俺 は あ いつ に 言 わ れて きた んだ
雪 は 今 すご く 不 安 定 にな ってる ちゃん と 話 し 合 え
兄 貴 が 支 えて や れ って
花 椒 と 過 ご した
その 時間 も 雪 の 一 部 だ それは
今 の 雪 を 作 ってる
大 地 区 なんだ よ
私 は 父 を 殺 して い ません。
あれ は 事 故 でした。
私 には、 父 を 殺 す つ も り は あり ません でした。
弁 護 人 の 意 見 を どう ぞ。
争 います。
被 告 人 に 直 人 さん を 殺 害 する 意思 は あり ません でした。 よ って 殺 人 罪 は 成 立 せ ず 被 告 人 は 無
罪 です 先 ほど 検 察 側 の 証 拠 調
べ に あ った 解 剖 医 の 春 日 医 師 から の 聴 取 報 告 書 に 関 して です が 弁 護 側 から も 質 問 した ところ
被 害 者 が 被 害 者 を 蓋 から 突 き 刺 した 場 合 と
被 害 者 が 倒 れ 込 んで き て 空 発 的 に でき た 傷 と では この ように
包 丁 の 侵 入 角 度 に 違 い が あり 本 件 の 場 合 若 干 です が 偶 発 的 に でき た 傷 で ある 可能 性 が
高 い という 職 員 が 出 て お ります 被 告 人 に 自 傷 壁 が あ った こと を 証 拠 づ ける 手 首 の 写 真 を お 見 せ します
これ ら は
被 告 人 が 12 歳 から 最近 まで 10 年 に わ た って 作 ら れた もの です 被
告 人 は 10 歳 から 13 歳 まで 父 親 の 絵 画 教 室 で 絵 の モ デ ル を して いました
これ が その 時 参 加 して いた 学 生 が 描 いた 絵 です
直 人 さん が
被 告 人 の 就 職 活 動 に 反 対 して いた という のは 本当 ですか 本当 です
カ ンナ は 線 の 細 い ところ が あ った ので 人 前 に 出 る 仕 事 は 向 いて い ない という
の が あの 人 の 意 見 でした 弁 護 側 から 出 た デ ッ サ ン 会 の 話 は ご 存 知 でした か
知 って います でも 私 はい つ も デ ッ サ ン 会 の 時 には 夫 に 邪 魔
だから 家 に いる な と 言 わ れ 家 を 開 けて いた ので モ デ ル の 男 性 が 衣 服 を 着 て い な かった なん て
知 り ません でした 事
件 当 日 あ なた が 自 宅 で 夕 飯 の 支 度 を して いた と き
に 被 告 人 が 帰 って きた ということで 間 違 い ない ですか はい 間 違 い あり ません
被 告 人 は ど んな 様 子 でした か
確 認 さ せて ください 被 告 人 は お 父 さん に 包 丁 が 刺 さ った と 言 って いた んです お 父
さん を 刺 した では なく はい そう です それ
な の に どう して 被 告 人 が 尚 人 さん を 刺 した と思 った んです か それ が
包 丁 が 勝 手 に 刺 さ る なん て あり え ない ぜ
カ ンナ は も と も と 嘘 を つ いた り あり もし ない こと は あ った ように 話 す 癖 が あ って 都 合 が 悪 い から そう いう
風 に 言 った ん じゃない か と それで あ なた は 何 と 刺 さ った って どう いうこと と 聞 き ました
お 父 さん が 自 殺 し よう と した って こと そ した ら カ ンナ が 私 が 持
って いた 包 丁 が 刺 さ った という ので あ なた が 包 丁 を 勝 手 に 刺 さ る わ け ない で しょ と 言 いました
それ に 対 して 被 告 人 は 何 と 言 って いました か
もう いい と 言 って 家 を 飛 び 出 して しま いました あ
なた は カ ンナ さん の 腕 の 傷 の こと は 知 って いました か
はい それは
目 に 入 ります から でも 本 人 は 怪 我 を した だけ だ と 言
って いました 徐 々 に 傷 が 増 えて いく こと で 彼 女 の 心 に 何 か 重 大 な 問題 が 起 き て いる ということ は 考 え
ません でした 傷 の 数 なん て い ち い ち 数 えて ません それ に 最 初 から かな り 目 立 つ 傷 だ った から
それ が か え って 増 えて る とか 減 ってる か なん て わ から な かった です では 絶 賛 会 に つ いて お 聞 き します
絶 賛 会 に いた のは 全 員 男 子 学 生 だ った と 聞 いて います が はい そう です
では その 男 子 学 生 の 中 で カ ンナ さん に いた ず ら を した り 不 愉 快 な 思 い を さ せ る 学 生 はい ません でした
い ません よ そんな 人 学 生 は み んな 礼 儀 正 しく て 大 人 しく て 真 剣 に 絵 に 向 き 合 って
ました 夫 が 厳 しく 監 視 して る んです そんな こと する は ず ない じゃない ですか
あ なた は 先 ほど デ ッ サ ン 会 の 時 は 家 を 開 けて その 場 に い な かった
モ デ ル の 男 性 た ち が ヌ ード だ った こと も 知 ら な かった と おっ しゃ って いました よね それ な の に そ こ に いた
の が ど んな 学 生 な の か 彼 ら が ど んな 振 る 舞 い を して いた の か どう して わか る んです か
カ ンナ さん は
幼 い な が ら 多 く の 男 性 に 囲 ま れて 過 ご す 絶 賛 会 の 仕 事 に スト レ ス を 感じ て 何 度 も 辞 め
たい と 訴 えて いた あ なた は 母 親 と して その 理 由 を 彼 女 の 口 から 聞 いて いた ん じゃない ですか
知 り ません 聞 いて い ません
商
人 は 名 前 を 述 べ て ください
小 泉 祐 一 です
まず あ
なた と 被 告 人 が ど の よう な 関 係 な の か 教 えて ください
私 は
神 奈 さん が 小 学 校 を 卒 業 した 頃 10 年前 の 3 月 下 旬
に
お 宅 の コ ンビ ニ で バイ ト を して いました カ ンナ さん が 足 を 怪 我 して
店 の 前 に 座 って いる ところ を 見 つ け 怪 我 の 手 当 を しました
その 後 あ なた は どう しました か 家
に 帰 る ように カ ンナ さん に 言 いました でも 夜 の 9 時 過 ぎ
に 仕 事 を 終 えて 自 宅 に 向 か って いる と
彼 女 が まだ 近 く に いた ので どう した の か 尋 ね ました 彼 女 が どう して も 家 に 帰 り た く
ない という ので 仕 方 なく 一 旦 ア パ ート に 連 れて
帰 りました その 時 あ なた は 被 告 人 から ど
んな 話 を 聞 き ました か 家 に 帰 る と
モ デ ル の 仕 事 を さ せ ら れる から 帰 り た く ない んだ と 具 体 的 に
彼 女 は 何 が 嫌 だ と 訴 えて いました か そ こ で 裸
の 男 性 た ち と 並 んで 座 ら さ れた り ず っと 見 ら れた り する あと 3 階 の 打 ち
上 げ という か 飲 み 会 の よう な もの が 時 々 あ って そ こ でも 酔 った 大 学 生 に 体 を 触 ら れた り
交 際 を 迫 ら れた り する んだ
それ が 苦 痛 だ と 訴 えて いました お 父 さん や お 母 さん に 話 して も お 前 が
その 気 に さ せ る から 悪 い んだ と 言 わ れて 取 り 合 って も ら え な かった って
商 人 は 四 国 人 の
怪 我 の 手 当 て を して ア パ ート に 連 れて 行 った んです よね その 後 ど
の ぐ らい の 頻 度 で 会 って いた んです か
週 に 一 度 く らい です ど の く らい の 期 間
3 ヶ 月 く らい
小 学 校 出 て 間 も ない 職 人 と 週 に 一 度 ア パ ート で
会 って いた ということ ですか え
っと それは 12 歳
の 少 女 と 大 学 生 の 青 年 が 親 に 隠 れて 何 度 も 密 室 で ある その
こと に 何 か 普 通 で ない もの を 感じ ます 部 屋 では 何 を して いた んです か
ゲ ーム で 遊 んだ り テ レ ビ を 見 た り しました
他 には 裁 判 長 意 義 あり この 質 問 は 本 件 と は 関 連
性 の ない 尋 問 です 検 察 官 他 に 証 人 に 聞 き
たい こと は あります か わか りました
証 人 は 被 告 人 と 10 年 以上 も 会 って い ません よね
な ぜ 証 言 し よう と思 った んです か
罪 の
一 揆 です
君 の 意 識?
はい カ ンナ さん から 相 談 を 受 け た 時
彼 女 が 家 庭 に 問題 が ある の を 分 か って い な が ら
私 は ト ラ ブ ル にな る の を 恐 れて
連 絡 を 立 ち ました
私 には 3 歳 の 娘 が います
もし 今 の 私 が
当 時 の 彼 女 に 会 って いた ら も っと 別 の 対 応 が でき
た ん じゃない か と 今 なら あ んな こと は
今 さ ら 遅 い です が
そう 思 った んです
事
件
の あ った 日
あ なた は どう して 包 丁 を 購 入 した んです か?
就 活 に 失 敗 した から 自 分 で 自 分 の こと を ば して それ を 父 に 確 認 して も
ら わ な けれ ばい け ない と思 いました 包 丁 を 買 って それ から あ なた は
どう しました か?
父 の 働 いて いた 芸 術 大 学 に 向 か いました
途 中 降 り た 駅 の ト イ レ で 怖 く な って 数 回 腕 を 切 りました
その 後 は 大 学 に ま っ す ぐ 向 か い
他 の 人 に 会 いた く な かった ので また 女 子 ト イ レ に 行 って 携 帯 で 手
を 呼 び 出 しました
そ こ から ど んな や り と り が あり ました か?
もう 子 供 の 時 に 治 った と思 って いた お 前 が お か しく な った のは 母 親 の 責 任 だから
あ いつ に 電 話 して 病 院 に 連 れて 行 って も ら う そう 言 って ス マ ート フ ォ ン を 取
り 出 した ので 止 め よう と しました 電 話 を 止 め よう と した あ なた
は ど んな こと を しました か?
左 手 で 手 の 手 を 掴 み な が ら 右 手 は 包 丁 を 握 って いた ので
刃 先 は ど ちら に 向 か って いました か 下 で 直 人 さん は
ど んな 反 応 を しました か 抜 けて る よう な 感じ にな って 私 は 逆
に あの 寄 り か か る よう な 格 好 にな りました では
後 ろ に か かった 銃 を 戻 そう と して
その 時 濡 れて いる 床 で 足
を 滑 ら せ ました
あ なた は 自 分 の 腕 の 傷 の こと を 母 親 に 連 絡 する と 言 わ れて どう して
こんな に 取 り 乱 した んです か 気 持 ち 悪 い と 言 わ れた から です
気 持 ち 悪 い と は どう いう
昔 旅 行 から 帰 って きた 母 が 私
を 見て 気 持 ち 悪 い
何 その 気 持 ち 悪 い 傷 と 言 った んです それで と っ さ に
鶏 に 襲 わ れた と 嘘 を つ き ました それ から 私
は 母 には この こと を 絶 対 に 知 ら れ ちゃ い け ない と思 って いました
事 件 直 後 あ なた は 自 分 が 父
親 を 殺 した と 認 めて いました よね
今 にな って 主 張 を 変 え た のは な ぜ ですか 母
が そう 言 った から です 勝 手 に 包 丁 が 刺 さ る わ け ない と
私 は も っと 母 から
嘘 つ き だ と 言 わ れ 続 けて きた ので その 時 も
自 分 が 本当 の こと を 言 って いる 実 践 が なく な りました 重 傷 を 負 った ナ オ ト さん が 倒 れた 時
救 急 車 を 呼 ば ず に その 場 から 逃 走 した のは な ぜ ですか
血 の 目 が
怖 かった んです あ
なた は ナ オ ト さん が 死 んで いる と思 った んです か
それ と も 分 か り ません どう
して いい か 分 か り ません でした
では もう 一 つ お 聞 き します あ なた が 包 丁 を 購 入
後 に ナ オ ト さん に 会 い に 行 った 金 利 で どう して 傷 を 見て た かった んで しょう か
許 して も ら う ため です
そ も そ も ナ オ ト さん は あ なた が ア ナ ウ ン ター にな る こと に 反 対 して いた の です から
た と え 失 敗 して も 許 さ れる 必 要 は ない です よね や は り あ なた は
就 職 面 接 に 失 敗 した のは 反 対 して いた 父 親 の せ い だ という よう な
逆 恨 み の 気 持 ち を 抱 いて お 父 さん に 会 い に 行 った ん じゃない んです か
た ぶ ん
あの 時 と 一 緒 だ った から です あの 時 と は?
別 段 階 です
ア ナ ウ ン サ ー 試 験 の 面
接 は 別 段 階 に そ っ く り でした
知 ら ない 男 の 人 の 裸 が す ぐ そ ば に あ って 酔 った
男 の 人 た ち が 私 に 触 った り 抱 き つ いた り して
いつ 何 を さ れる か わ から なく て 怖 い の に
そ ば で 見て いる 親 が 助 けて く れない
だから 腕 を 切 って
そ した ら 父 が 傷 が 疲 れる ま では 人 前 に 立 ち な って
それで や っと 手 3
回 から 解 放 さ れて 辛
い こと から 救 って く れた のは
いい こと だけ でした だから あの 日 も
私 は 同 じ ように した だけ です
秀 山 さん
被 告 人 を 懲 役 8 年 に 処 する
被
告 人 が 包
丁 を 購 入 し、 大 学 に 向 かった 後、 人 気 の ない 場 所 に 被 害 者 を 呼 び 出 し、
その 後、 通 報 せ ず に その 場 から 逃 走 した 点 は、 被 告 人 が あ ら か じ め 被 害 者 を
殺 害 する 意 図 で 準備 を し、 行 為 に 及 んだ こと を 承 認 さ せ る 事情 で ある。 よ
って 被 告 人 は、 殺 意 を も って 本 件 包 丁 を 被 害 者 の 胸 部 に 差 し、 死 亡 さ せ た
もの と 認 定 でき、 被 告 人 の 刑 事 責 任 は 重 大 で あり、 実 刑 は 免
れない。
その 一 方 で、 四 国 人 の 幼 少 期 の 生 育 環 境 は 健 全 な 身 近 の 発 達
に 適 切 な 環 境 で あ った と は 言 える。 また その こと を 被 害 者 と 普 通 の 人 類
が 反 映 して いる。
見て きた?
うん、 見 た いい ね、 さ す が 兄 貴 で しょ
そうだ これ、
か んな ちゃん から 預 か って た んだ った
庵
野 先生、 中 部 先生 お 世 話 にな りました
法 廷 で 大 勢 の 人 た ち が 私 の 言 葉 を ちゃん と 受 け 止 めて く れた
その こと に 私 は 救 わ れ ました 苦 し み も
悲 し み も 拒 絶 も 自 分 の 意思 も ず っと 口
に して はい け ない もの だ った でも 口 に 出 して いい んだ と
初 めて 思 え た んです
刑 は 甘 ん じ て 受 け よう と思います 私 は 父 を 置 き 去 り に した
父 から もう 見 ら れ ず に 済 む これで
父 の 視 線 から 解 放 さ れる あの 時 ほ ん の 一
瞬 確 か に そう 思 った んです 事 件 へ の 関 心 が 薄 ま って
本 の 出 版 が 先 送 り にな った と 聞 き ました それ なら いつ か 私 が
自 分 の 言 葉 で 事 件 の こと を 書 いて みたい と思います
自 分 の 感 情 や 心 の こと
まだ まだ わ から ない こと が た く さん あります し っ か り と 向 き 合 って
いつ か 形 に 決 め たい です
ゆ り や ま か んな
俺
も 一 緒 だ よ この こと を 自 分 の 気 持 ち な の に 分 から
ない こと が た く さん ある なん で 雪 とう ま く い かな かった の か
あの 頃 の 俺 は 雪 の 傷 を わか って 癒 して や る よ り も
自 分 を 守 り たい 気 持 ち が 強 かった んだ と思 う
それは 私 も 同 じ だから
あの 時
雪 に 母 親 の
面 影 を 感じ た んだ
俺 さ あの 兄 貴 が 兄 貴 で
よ かった よ お か げ で や っと
ユ キ と も 家 族 にな れた
生 ま れて 初 めて 撮 った 写 真 記 念 の 一 枚
花 椒 が 家 に 来 た 翌 年 の 正 月 に 撮 った んだ
花 椒 め ちゃ く ちゃ 笑 ってる じゃない
初 め は 笑 って な かった んだ よ あ いつ そう な の?
な かな か 笑 わ ない から 僕 が 笑 わ せ た んだ
入 り ましょう 待って もう 一 枚
み
んな 笑 って
解 け ない 人 みたい に 疑 わ し き は 罰 せ ず この 言 葉
は す べ て の 刑 事 訴 訟 に お ける 大 原 則 です これは 決 して 被 告 人 を 有 利 に する
ため の ル ール では あり ません 我 々 市 民 は 万 が 一 に も 誤 って 裁 か れる という 刺 激
を 起 こ さ ない ため の 我 々 自 身 の 自由 を 守 る ため の ル ール です
先 ほど 検 察 官 が 論 国 で 述 べ た 内 容 は す べ て 推 測 に す ぎ ません 彼 が
自 ら の 意思 で 犯 罪 に 関 与 した ということ が 一 生 さ れない 限 り 被 告 人 は 無 罪 で ある べ
き なので 彼 に も 家 で 帰 り を 待 つ 妻 と 7 歳 にな
った ば か り の 娘 さん に 被 告 人 は 無 罪 です
一 日 も 早 く 彼 が 日 常 を 取 り 戻 せ る ように 正 義 の 判 決 を 期 待 します
その 後、 お 母 さん と お 会 い でき る?
い え、 胸 を か いた り お 母 さん と 何 でも いい の よ
その 日 読 んだ 本 の 感 想 でも、 辛 かった こと でも、 何 でも 大
切 な のは 日 常 で 起 こ って いる こと 君 が 感じ て いる こと を 言
葉 に して いく こと だ そう する こと で 自 分 の 気 持 ち と 向 き 合 う こと が でき る よう にな る
それは き っと お 母 さん も います よ 一 日 一 行 でも いい
から 自 分 の 気 持 ち を 言 葉 に して み る こと が 始 めて いき ましょう
ご 視 聴 ありがとうございました
歪 み 微 笑 んだ 私 の 瞳
の 奥 を 見 つ めて
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