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(森田俊介)デートどこ行くの?
(客)ご飯食べに
(森田)ハハハハッ…ご飯 いいね
(森田)ありがとうございました~!
あっ…こんにちは
(大久保恵利) あっあっ…えっと…あっ…
(森田) あっご予約のお客さまですか?
えっ?あっいいえ
今からでしたら 予約なしでも大丈夫ですよ
えっ…
(森田)どうぞ
やってしまった~…>
(大久保依子)あっ…
ヤ~ダあんた 頭ボサボサ!
(恵利)そうかな?
だらしない お母さん行ってるとこ予約取ろっか?
(恵利)いい
(依子)でも… (恵利)いいって!
(依子)そう…
(足音)
イメージどんな感じにします?
あっ…えっと…
あのすいません 平山朱里さんって…
えっ朱里さんのお知り合い?
あっ…はい一応
あっそうだったんですね
今日はもう予約なかったんで 先に上がってもらっちゃってて…
戻れるか連絡しますか?
いやそんなわざわざ!
そう?でも…
あっ…私ちゃんとしたとこ来るの 10年ぶりぐらいで
い…いつも 自分か姉に切ってもらうかで
だから髪形のイメージとかも 全然分かんないっていうか…
(森田)うんなるほど
じゃ…
ここから選んでみるのは?
(恵利)あっ…
(森田)ちょっと待っててね
(タップ音)
10年もムダにした>
満足に切りそろえることもできない>
何かいいのあった?
あっ…あの…
お任せしたらご迷惑ですか?
あっ…全然
お願いします
(森田)じゃお任せヘアで (恵利)はい
じゃお預かりしますね
(髪を切る音)
はいお任せヘア
ありがとうございます
あっ…すごいすっきり
うんいいね ホントめっちゃかわいい
あっ… ちょっと待ってね~ ごめんね
(森田) ショートが似合う髪の太さと癖っ毛
僕も一緒なので
…ていうか お客さまと僕ちょっと似てません?
(恵利)えっ?
(森田)あっそれは失礼か
ワックスサービスしとくんで 良かったらまた来てくださいね
え~っとワックスは…
(恵利)フフッ…フフッ…
♪~
~♪
(リングプルの開く音)
(大久保美里)はい
離婚おめでとう!
(大久保渉)離婚じゃない別居!
時間の問題でしょう
あんたたち 先お風呂入っちゃいなさいよ~
(大久保拓海)え~俺あとでいい (美里)うん?
つうか今日泊まんの?
泊まる もう飲んじゃったし
あ~…
じゃ今のうちに お前らの部屋決めとくか
(拓海)おっ!
(渉)俺の部屋だったとこ 見たことあるだろう?
(拓海) ないけど俺広い部屋がいい
(大久保優紀)俺も!ねえ俺も! (渉)あ~
じゃ俺らの寝室だった所は?
(優紀)広い!
ええっ?いいけどここってさ…
なに?
おじさんたちが ヤッてた部屋でしょう
はぁ?アホか
まだ一度もヤッてねえし…>
(優紀と拓海の会話)
(優紀)寝た~い
(拓海)よく寝れそう
(店主)はいお待ち
(三宅楓)どうも
うん?要するに――
離婚を前提とした 別居ってことだよね?
(大久保綾乃)うん…
でも私が 離婚の原因を作った側だし――
渉くんの同意がないかぎり 離婚には早くて3年
一般的には5年ほどかかるみたいで
(楓)えっ それ以上かかることもあんの?
(綾乃)こじれたら
でも大体はそのくらいたてば――
夫婦関係の破綻が 認められるだろうからって
なるほどねえ
でもさ お姉ちゃん好きな人いるじゃん
平山さん?…は それまで待ってくれるわけ?
だよねえ…
“だよねえ”って…
お姉ちゃんは私より――
ず~っと堅実に 生きていく人だと思ってたのに
フフッ…
どこへ向かうのかな…
よし!じゃ日本酒いこっか
(2人)フフッ…
すいませ~ん!
(店主)はい? (楓)日本酒お願いします
(店主)は~い
(楓)何がありますかね?
(店主)こちらからどうぞ (楓)あっありがとうございます
(楓)どれにする? (綾乃)どれにしよっか
(楓)う~ん…これだなまずは (綾乃)えっ?
これはちょっと強いんじゃない?
え~っ?
(恵利)あっ…
(森田)あれ?
(森田)先日ウチにいらした…
(恵利)あっはい… 店長さんですよね
あっはい
あっコンタクトにしたんですか?
あっ…はい なんとなく
わあすごいイメージ変わる うん かわいい
なんか グッと大人っぽくなりますね
あっもちろん メガネ姿も似合ってたけど
あっこの辺よく来るんですか?
あっ…えっと…たまに
あっだったら あのカレー屋さん分かります?
(恵利)アッ… (森田)えっと…名前何だったかな
(恵利)アッ… (森田)え~…
(恵利)イッ… (森田)えっ?
(恵利)あっ目が…
(森田)えっ目?あっ大丈夫?
(恵利)アイタ!イタタタ… (森田)ゴミ入った?
あっちょっと待って…
あっすいません…
(森田)ハンカチ使う? (恵利)ごめんなさい すいません
(森田) コンタクトかな?ゴミ入った?
(恵利)アイタ!イタ…
(綾乃)フフッ…
(柿崎久美子)フフッ…なぁに?
あっいえ生徒たちから預かった 交換ノートなんですけど
(柿崎)アハハハ…うちらのころと 結局変わんないね 交換日記とか
あっこれは交換物語です
えっ?
1つの物語を2人の生徒が 交互にリレー方式で書いてて
ここはどっちが書いたんだろう?
あの子が書きそうな アイデアだな~とか――
ふと考えるのも楽しくて
(柿崎)へえ~楽しそうね (綾乃)うん
あっどう?お茶入れるけど
ありがとうございます 私大丈夫です
(柿崎)ああそう? (綾乃)はい
(柿崎)どうです?お茶 お茶どうですか?
(綾乃)
嫌がらせが始まった>
(永瀬友花)私ホントは この手紙の犯人分かってるんです
(新田真夏) 4年生まで友花と仲良かった子で
(綾乃)あのさもし良かったら――
先生が一度 その子と話してみてもいいかな?
あの…吉住一花さん?
(綾乃)ごめんね突然
あっ2組の担任の大久保です
(吉住一花)知ってます
だよね
けど遠回りしてもしょうがない>
(綾乃)前にこのメモ 私のゲタ箱に入れたの吉住さん?
永瀬さんと新田さんからも 話を聞いたの
それでね2人は 吉住さんとも友達だったって
(一花)今は違うから
(綾乃)あっ…そっか
2人からは また友達に戻れないかなって――
相談されたんだけど
(一花)えっ…
ムリ
えっ…ムリ?
ムリ…なの?仲直りは絶対に?
(一花)仲直りっていうか…
新田さんとは仲良くないから別に
もともと私と友花が仲良くて
でも席替えで 新田さんが友花のそばになって…
家も近いから――
友花が一緒に帰りたいって
(一花)えっ何の手紙?
(真夏)ギャグ大会
(一花)えっどっちが勝ったの?
(真夏)真夏だよ (友花)友花だよ
(一花)えっ?私もそのさ ギャグ大会?やりたかったな~
(真夏)あ~
(友花)ていうか交換日記しない?
(一花)えっ面白そう
(真夏)やるやる
(友花)じゃ友花が書いて イッカに渡すから――
その次イッカは真夏に渡して
(一花)あっ…うん分かった
(真夏)じゃ真夏 ノート買ってくる!
(友花)えっありがとう!
あっ私たちこっちだ またあしたね
(真夏)バイバイ! (一花)バイバイ
(真夏)真夏が勝ったんだよ
(友花)えっ友花が勝ったんだよ
(真夏)私でしょう (友花)いや友花でしょう
交換日記を 新田さんの席に渡しに行くとき…
いつも友花と楽しそうに笑ってて…
うん
(一花)何回も持ってくの忘れたら…
日記はなくなっちゃって
(綾乃)そのあと――
新しく2人の交換ノートが 始まってたことを知ったのか
日記を止めたのは イッカが悪いけど…
仲間外れみたいでムカつく
えっ?
(真夏)ごめん
(友花)ごめんね 友花から誘ったんだ
あの良かったら――
またここで 時々お話ししませんか?
もちろんそれを 2人に話すことはないです
私は担任じゃないし――
少し遠くて でも近い大人って感じで――
話しやすいことがもしあれば…
隠しておきたいだろうなぁいろいろ>
寄り添わなきゃ>
びっくりした…
(平山朱里)やっぱり
てか私すごくない? 警察犬並みじゃなかった?今
(2人)アハハ…
私あっちの線使っててさ
私はこっちです
(朱里)そっか
新鮮
(朱里)久しぶり
ホント…
じゃ…
(綾乃)あっ…はい じゃ
フフッ…
(朱里)もうびっくりしたよ 別居したって恵利ちゃんから聞いて
恵利ちゃん?まさかの情報ルート
(朱里)でしょう?しかも ウチのサロンにも来てくれたの
えっ恵利ちゃんが?
うん ちょうど私は退勤後でさ 同僚がカットしたんだけど――
また朱里さんがいるとき来ますって わざわざ連絡くれてさ
え~いいなぁ
私もいつか 朱里さんにカットしてもらいたいな
えっするするいつでも
…てなにがっついてんだ
そもそももう会わないって 言ったのはこっちなのに
そうでした
(朱里)でもわざとじゃないから
はい
じゃなくてあっ…
声かけないって言ったの こっちなのに!
(綾乃)あっ…落ち着いて
フゥ…
反射的に声かけてた…すごい
めっちゃ本能で動いてた
やっぱりさ
綾乃ちゃんのこと まだ好きなんだよね私
はい 私も
今回のことは もともと私に問題があって…
どのみち 別居をするべきだったと思うんです
だから朱里さんは きっかけになったかもしれませんが――
朱里さんがいなくても いずれ起こりえる事態でした
朱里さんを言い訳にした 逃避のつもりはないです
私自身の問題は 私が解決しなければならないので…
それとは別に…
私も朱里さんのことが 好きなんです
ハッ…もうヤダ!
あ~もう…
たらしなんだから
あっ…ごめんなさい
(2人の笑い声)
(朱里) 絶対ということはないけど>
(綾乃) 紅茶を飲んで少し話して>
じゃ
あっはい じゃ
(朱里)
(携帯電話のバイブレーター)
(綾乃)もしもし楓? どうしたの?もう家着くけど
(楓)あ~そっか…
えっと…
お義兄さん来てるよ
(渉と父親の会話)
(綾乃)えっ渉くん!?
(楓)たまたま近くに寄ったから 顔見て帰りたいとかで
…でお母さんが ちょうど夕飯の支度してて――
よければどうぞって
…でお父さんはもう酔ってる
そう…ありがとう そのつもりで帰る
(タップ音)
私の責任>
(森田)ああこんにちは
コンビニまで ハハッ…
あっ大久保さん
(恵利)あっ店長さん (森田)ハハッ…こんにちは
また会いましたね
(恵利)あの先日は ご迷惑をおかけしました
あのこれお礼と言っては何ですが お菓子と新しいハンカチです
(森田) えっそんないいのにわざわざ
あっ…
わあありがとう てかすみません
あっいえ私の目が回復するまで 付き添っていただいて
こんなんじゃ 返しきれないご恩ですけど
えっいやいやホント気にしないで
あっまあ 困ったときはお互いさまだし
良かったらまた店来てよ
(恵利)す…すみ…すみません
あの…偶然を装ったけど…
ホントは 店長さんを待ち伏せてました
あの…お礼がしたくて
気持ち悪いことしてごめんなさい
(森田)あっ…
(恵利) 玉砕覚悟の告白だった>
(黒沢透) いやぁ今日もジメジメしますねえ
(タイピング音)
え~…
先週はいかがでしたか?
あっ…変わったことや気になる…
(依子)あるとき…
はい
娘は急に…
プツンと糸が切れたように なってしまったんです
学校毎日楽しそうに通ってたし 友達も大勢いたようですし…
なのに…
その数か月後に…
学校を辞めると言いだして…
(黒沢)ええ
突然かたくなになってしまって…
それまではホントに 素直ないい子でした
(依子) いえ今もいい子ではあるんです
(はなをすする音)
中学のときも…
反抗期っぽいものもちゃんとあって やたら突っかかったり
機嫌のいいときは 私の買い物についてきて――
“お母さんこれも買って”なんて 甘えたりね
そんなに…
バランスの悪い親子関係だったとは 思わないんです
(依子)先生
私…どこで 間違っちゃったんでしょうか?
(恵利) 2人で度々会うようになり…>
今日お仕事お休みなのに 大丈夫ですか?
ああ大丈夫大丈夫 あっちも友達と旅行だもん
そうですか
このあとどうする? 何か適当に…何かメシとか?
あっ…じゃ向こうのほうに…
向こうのほう?
はい向こうのほうに…
向こうのほう?
(森田)映画は?よく見るの?
(恵利)あっはい
(森田)どんなジャンル?
(恵利)あっホラーですかね
(森田)ホラー?
(森田)これはこっち?
(恵利)あっはい こ…こっち
(森田)ここら辺よく来るの?
(森田)あっ…恵利ちゃん?
(恵利)こういうとこ 入ったことないんで――
一緒に 入ってもらってもいいですか?
(森田)えっ?
(森田)いやえっいやぁ… (恵利)私!
こないだ30になったんです!
(森田)えっ?
あっお…おめでとう
フゥ~…
ハァ~…
じゃ… ケーキ持ち込んでお祝いしよっか
あっ…
はい
♪~
~♪
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