Afrikaans
Akan
Albanian
Amharic
Arabic
Armenian
Azerbaijani
Basque
Belarusian
Bemba
Bengali
Bihari
Bosnian
Breton
Bulgarian
Cambodian
Catalan
Cebuano
Cherokee
Chichewa
Chinese (Simplified)
Chinese (Traditional)
Corsican
Croatian
Czech
Danish
Dutch
Esperanto
Estonian
Ewe
Faroese
Filipino
Finnish
French
Frisian
Ga
Galician
Georgian
German
Greek
Guarani
Gujarati
Haitian Creole
Hausa
Hawaiian
Hebrew
Hindi
Hmong
Hungarian
Icelandic
Igbo
Indonesian
Interlingua
Irish
Italian
Japanese
Javanese
Kannada
Kazakh
Kinyarwanda
Kirundi
Kongo
Korean
Krio (Sierra Leone)
Kurdish
Kurdish (Soranî)
Kyrgyz
Laothian
Latin
Latvian
Lingala
Lithuanian
Lozi
Luganda
Luo
Luxembourgish
Macedonian
Malagasy
Malay
Malayalam
Maltese
Maori
Marathi
Mauritian Creole
Moldavian
Mongolian
Myanmar (Burmese)
Montenegrin
Nepali
Nigerian Pidgin
Northern Sotho
Norwegian
Norwegian (Nynorsk)
Occitan
Oriya
Oromo
Pashto
Persian
Polish
Portuguese (Brazil)
Portuguese (Portugal)
Punjabi
Quechua
Romanian
Romansh
Runyakitara
Russian
Samoan
Scots Gaelic
Serbian
Serbo-Croatian
Sesotho
Setswana
Seychellois Creole
Shona
Sindhi
Sinhalese
Slovak
Slovenian
Somali
Spanish
Spanish (Latin American)
Sundanese
Swahili
Swedish
Tajik
Tamil
Tatar
Telugu
Thai
Tigrinya
Tonga
Tshiluba
Tumbuka
Turkish
Turkmen
Twi
Uighur
Ukrainian
Urdu
Uzbek
Vietnamese
Welsh
Wolof
Xhosa
Yiddish
Yoruba
Zulu
・~
(ナレーター)
ぶんみょう
いまだ分明ならざるころ・
とうしょうしんしゅう
かかざん
東勝神洲は花果山の山頂
奇怪な石猿が誕生いたしました>
・『モンキー・マジック』
・~
・~
・~
・~
・~
てんじく
しとね
石を枕に 草を褥とする旅に・
さすがの一行も
いささか疲れ果てております>
だいらいおんじ
さんぞうしんぎょう
納められた三蔵真経への思いは・
さんぞう
三蔵ら主従4人と 白馬1頭の足を
西へ西へと運ぶのであります>
(殴る音)
ごくう
(悟空)アアッ!
まね
(からすの鳴き真似)
(三蔵法師)
さあ みんな 気を取り直して
しっかりしましょう
・(遠雷)
(雷鳴)
(切れる音)
お師匠さん 数珠
・~
(うめき声)
おんきょう
(温嬌)[外:]三蔵… 三蔵[外:]
[外:]はい 母上![外:]
[外:]どうしました?[外:]
(温嬌)[外:]苦しい… 苦しいのです[外:]
母上!
・ 母上! 母上!
ごじょう
おい 起きろ 起きろ! 悟浄!
はっかい
悟浄 起きろ! おい 八戒!
(悟浄)どないしてん?
こら 「ねぶた」!
起きろ ねぶた この野郎!
お師匠さん お師匠さん!
(八戒)お師匠さん…
ちゃんと呼べよ
お師匠さん!
ど… どうしたの・
嫌な夢を見た…
嫌な夢?
ひも
昼間から 数珠の紐が切れたり
胸騒ぎがしたり
何か悪いことが
起きなければいいと思っていたら
なんということ…
母上が亡くなった夢を見た
母上の身に
何かなければいいんだが…
・~
お師匠さん
お師匠さんったら
何か言いましたか?
そんなに
母上のことが気になるんですか?
いえ… ちょっと
ほかに考え事をしてたんです
隠したって分かりますよ
そうだ お師匠さん
ここらで ひと休みしましょうか
おい 八戒 悟浄 ここらで小休止だ
(悟浄)小休止って お前
まだ 村出て
なんぼも たってへんやないか
いいから いいから
俺の言うとおりにしろい
おい 八戒! おい!
うん?
ほら
何だよ?
おい お師匠さん見てみろよ
何だか分かるか?
便秘か?
ばか
馬鹿 何言ってやんだよ?
ちょっと話があるんだ 耳貸せ
あんな…
…というわけだ なっ?
悪くないな
ああ
さすが悟空 猿知恵が発達してるな
ハハハッ… いいな?
ねえ お師匠さま
俺は思うんですけどもね
お師匠さまの夢は
案外 正夢かもしれませんね
いや もしかするとね
お母上の身の上に
何か起こったのかもしれませんよ
どうでしょう? ここは ひとつ
心配しながら旅を続けても
まあ はかが いきませんから
ちょうあん
一度 長安に戻ってですね
確かめてくるってのは
いかがなもんでしょうか?
こら こら! なんちゅうこと
言うてんねん お前は
これ メッ! メッ!
おい!
私は大切な旅の途中
とてもできない相談です
まあ
そうでしょうがね お師匠さま
そこは ひとつ
悟空の兄貴に頼んでみて…
みんなの気持ちは
ありがたいのですが
その必要はありません
さあ 出かけましょう
(八戒)約束が違うじゃねえかよ
(悟浄)また いいかげんなこと
言いやがって
うるせえよ どけ
ああ ちょっと ちょっと
お師匠さん お師匠さん!
いいですか あのね 様子を
見に行ってくるだけなんですよ
いいですか?
お母上は元気だと分かったらさ
お師匠さんだって 安心して
旅続けることができるでしょう?
それは そうですが…
そうでしょう? ほら
じゃ 決まった
八戒 悟浄 お師匠さん頼んだぞ
(口笛)
うまくいった
さあ どこで のんびりしてやるか
ふるさと
すいれんどう
我が故郷 水簾洞へ帰るか?
いやいや 花の都 長安だ
うめえ物 食って
ほっかほかの布団に寝て
あんま
按摩 取ろう
八戒 悟浄 ありがとう
私のことを心配してくれて
いい弟子を持って 私は幸せです
なんの なんの…
弟子として当たり前のことを
しただけなんですから
なあ? 悟浄
(悟浄)そう そういうことやね
つまり その…
お師匠さんの苦しみは・
弟子たる我々の苦しみでも
あるわけですから
ここは ひとつ
悟空が戻ってくるまで
お師匠さんに ゆっくり
安心して休んでいただこうと・
こういうふうに思ったんです
いや…
おかげで元気が出てきました
えっ?
さあ 出かけましょう
はぁ?
おい 俺たちも休めるって
悟空が言ったのによ
これじゃ 筋書きどおりじゃ
ねえじゃねえかよ
また あのくそ猿に やられたがな
(八戒)ちくしょう…
八戒を馬に乗せて歩く三蔵法師>
母のもとへと飛びがちであります>
アッ… アアッ!
(悟浄)あれ?
あっ お師匠さん 大丈夫ですか?
(悟浄・八戒)
大丈夫ですか? 大丈夫ですか?
大丈夫です だい… いたっ!
(悟浄)
お師匠さん どうしたんですか?
いたっ!
痛いですか? 痛いですか?
あっ… こら お師匠さん
捻挫してますよ えらいこっちゃな
こうなったらね
さっきの村へ帰りましょう ねっ?
おい 八戒! 降りい お前
降りたくても降りらんねえんだよ
(悟浄)なにを お前…
豚のくせしやがって
馬なんか乗るさかいじゃ ほんまに
おお 長安の都が見えてきたぞ!
ああ 町には花があふれ
小鳥がさえずり 金の瓦に銀の柱
ああ 憧れの花の都 長安!
到着
(うめき声)
うん?
(男性)ウウッ… 水くれ…
(うめき声)
(男性)水くれ…
驚いたな これが長安の都か?
おおちげ
聞くと見るとじゃ大違えだ
とんでもねえとこだな こりゃ
こりゃひでえや…
なんでえ
やつ
元気な奴も いるじゃねえか
(盗賊)久しぶりの獲物だ かかれ!
(盗賊)エイッ!
ヤーッ!
・~
アチョー!
・~
(殴る音)
ヤッ!
(盗賊)ウワッ!
・(女性)それ!
・(男性)よし
(ざわめき)
(男性)よいしょ…
(女性)よいしょ… そら 早く
花の都だと思って来りゃ
町は 盗賊と病人の巣じゃねえか
しょうがねえや お師匠さんの
うち
おふくろの家でも捜すか
かいざん
(開山)温嬌 分かるか?
(開山)
三蔵の使いで 悟空どのが来た
三蔵は 元気に
天竺への旅を続けているそうだ
はい あの… お師匠さん
道中 病気ひとつせずに
天竺へ天竺へと
旅続けてらっしゃいます
そうですか…
ああ… お師匠さんの夢は
正夢だったんだな
悟空さん…
はい?
三蔵を…
三蔵を… 天竺へ… 頼みます
かしこまりました
お母上 お気を確かにね
お師匠さんはね
天竺から帰ってきて・
お母上と 再び同じ屋根の下で
一緒に暮らせる日が来るのを・
本当に楽しみにしてるんですよ
だから 早くよくなってくださいよ
ねっ?
悟空どのの言うとおりだ さあ
もっと元気を出さなくちゃ なっ?
・~
はい… はい はい お母上
さ… 三蔵を…
(鳴り物の音)
(鳴り物の音)
野辺送りのお心遣い
ありがとうございます
たいそう
ふびん
(太宗)不憫じゃ…
三蔵が経を持ち帰るまで
生かしておきたかった…
運命でございます
この身が歯がゆい
一天万乗の位にありながら
罪なき者たちの死を・
手をこまねいて
見送らねばならぬとは…
(鳴り物の音)
悟空とやら
はい
三蔵は いつ戻るのじゃ?
大雷音寺の三蔵真経を携えて
いつ この長安へ戻るのじゃ?
はぁ… いつと言われましても
天竺への道は
まだまだ遠いですからね
そのほうも見たであろう?
町にあふれる病人 飢えたる者たち
そして 盗賊の群れ…
恐れながら
皇帝陛下に申し上げます
盗賊なんてものは この悟空に
ひと言おっしゃっていただければ
「ちょい ちょいちょい」と
やっつけるんですが
なんだったら 今からでも
(太宗)無駄なことじゃ
無駄?
盗賊どもを打ち倒しても
飢えたる者たちが また盗賊になる
日照りと悪疫のせいじゃ
だからこそ 三蔵真経を広めて
この災いを取り除かねばならぬ
悟空 すぐ三蔵のもとへ立ち帰り
天竺へ急げ!
はい かしこまりました
では 御免!
・~
ぎょくりゅう
おい 玉竜 食うか?
ヘヘッ… お前 食うわけねえやな
おい ほかほかの まんじゅう
買ってきたよ
えっ? いやぁ
わし ちょうど腹減ってたんや
ああ そうか
(悟浄)もらうわ
おい うるさい兄貴も いねえしよ
食いたい物食って いい調子だな
ほんまやな フフッ…
なんや お前 共食いやないか
ところがな
この辺りは豚が いなくてよ
馬肉を使ってんだって
馬肉? この豚まん 馬肉?
(八戒)うん
へえ… あっ そうか どうりで
あいつ 顔しかめよったはずや
「桜」や 「桜」
(笑い声)
悟浄
(悟浄)うん?
いっちょう いってみるか?
(悟浄)おう
・~
(殴る音)
(いななき)
(玉竜)ブルルル… 何の用?
おい 食うか?
(玉竜)それ 駄目
なんで?
(玉竜)共食いだもん
あら こいつ 聞いてやがらぁ
(悟浄)ハハハハッ…
ねえ お師匠さまの足は どう?
(悟浄)ああ まだ2~3日は・
ちょっと無理やろうな
(玉竜)そう…
あっ そうや 玉竜
ちょうど良かった
わしと八戒とな ちょっと
出かける用が あんのやけど
お前 悪いけど留守番しててくれ
(八戒)じゃ 玉竜 頼むな
(玉竜)なんだよ
人のことを留守番さすために
人間にしたのかい?
悟空の帰りが遅い
もう帰ってきてもいいころだが…
母上さま
どうか 無事でいてください
(毛を抜く音)
いいか?
分身の術で まず お前が俺になる
そして
本物の俺は おふくろさんに化ける
そして 「ほら このとおり
お母上は無事でございます」と
「念のためにお連れしました」
そうだ これしかねえや これだ
頼んだぞ
(息を吹く音)
(ニセ悟空)ヘヘッ… ヘヘヘッ…
・~
頑張ってくれよ おい
あの分身は 相当ひでえ分身だな
ヘヘヘヘッ…
アアッ… こら!
早くお師匠さんをお連れしてこい
はい! はい はい はい ヘヘッ…
お前 返事が多すぎるんだよ
にたにたしてねえで 早く行け!
お師匠さ~ん!
悟空が帰ってきましたよ
俺は どうも
品のいい人に化けるのは苦手だよ
大丈夫だな? え~っと…
よ~し OK!
(ニセ悟空)ヘヘヘヘッ…
三蔵!
母上!
三蔵!
ヘヘヘヘッ…
よくご無事で
そなたが 私が病気ではないかと
心配してると聞いて
元気な顔を見せに やって来ました
申し訳ございません
私が不吉な夢を見たばかりに・
母上にまで
ご心配をかけてしまって
いいえ それより
悟空をいたわってやっておくれ
私のわがままを聞いて・
私を ここまで
連れてきてくれた悟空こそ・
本当に大変だったんだからね
分かっています
悟空 母上を よくここまで
連れてきてくれましたね
礼を言います
エヘヘッ…
お師匠さんのためだったらね
えんやこらだもんね
ヘヘヘヘッ…
こりゃ大変だ!
♪『草原情歌』
♪ はるかはなれた
そのまたむこう
♪ 誰にでも好かれる
きれいな娘がいた
おい どうだい?
うまいだろう ええ?
俺の弟子だよ あれ アハハッ…
♪(悟浄)きれいな娘がいた
ちょっと ちょっと… 今 歌なんて
歌ってる場合じゃないよ
何や? どうしたんや?
(玉竜)出発 出発 出発!
出発だよ
(八戒)なんで?
「なんで」じゃないよ
お師匠さまの母上が来ちゃったの
(八戒)だって 病気じゃねえのか?
病気なんか とんでもないよ
ぴんぴんしてるよ
ますますお若く ますますお美しく
僕なんかね 馬んなったら・
お師匠さま乗せないで
母上 乗せたいぐらいだぞ
母上が元気で本当に良かった…
三蔵 私も お前の無事な姿を見て
安心しましたよ
これで ますます元気が出ました
あしたは 少しぐらい足が痛くても
天竺へ出発したいと思います
あっ いやいや… 天竺への道は
まだまだ遠いんでしょう?
10日や20日ぐらい
ここで ゆっくり休んでも・
大した違いは ありません
せっかく
私が こうして来たんだから
しばらく一緒に暮らしたい
そのお気持ちは
うれしゅうございます
…が しかし 聞くところによると
長安の都は
荒れに荒れているそうですね
このうえは
一刻も早く天竺へ行って
ありがたいお経をいただき
衆生を救いたいと思います
太宗皇帝も 首を長くして
私の帰りを・
待ってらっしゃるのでは
ないでしょうか
そりゃそうだけど…
私は ただの1日も お前のことを
考えなかった日は ないんですよ
じゃ
せめて 10日ぐらいだけでも
母上
何ですか?
肩をおもみいたしましょう
すまないねえ
三蔵 いい気分ですよ
母上
(温嬌の声)何ですか?
のみが!
のみ?
ここにも… こっちにも
おおかた 悟空ののみが
うつったんでしょう
本当に悟空と来たら
のみは たまらせる 歯は磨かない
汚くて困ります
これ 三蔵 悟空のことを
悪く言うもんではありません
悟浄や八戒は
いなくても大事ないが
悟空が いなくては
天竺までの道中は できませんよ
たとえ のみがいようと
歯を汚くしていようと
悟空には真心があります
大切なのは真心です
お前は 悟空のことを
どう思っているんですか?
つえ
はい 悟空こそは 杖とも柱とも
本当に?
はい 心底から
そのとおりですよ
(せきばらい)
私も そう思います
悟空こそ
男の中の男 百獣の王ですよ!
よく言うよ あのおふくろ
なにが 男の中の男じゃ
百獣の王はライオンやないか!
これ猿やないか!
ヘヘヘヘッ…
(八戒)何だよ? 気持ち悪いな
なんや お前 にたにたして
けったいなやっちゃねえ
アハハハッ…
(悟浄・八戒)えっ?
おい 八戒 もう 例のとこ行こうか
さっきの歌の続きや
(八戒)あっ そうだな… 兄貴
一緒に行かねえか ひなまれの酒場
ああ 僕… あの… おいらも…
(八戒)「僕 おいら」?
あ… あの…
そん
行って 孫悟空の歌 歌おうかな
一生 歌ってりゃいいじゃねえか
(ニセ悟空・八戒)ハハハッ…
ハハハハッ…
・(ニセ温嬌)お待ちなさい!
どこ行くんです?
(悟浄)えっ? いや あの…
ちょっと今からね 1杯いこうか
ちゅうなこと言ってたんですよ
行きましょうか?
(ニセ温嬌)まあ なんていうことを
お前たちは 悟空が苦労してた間
のほほんと
遊びほうけていたんですか?
いや そういうわけじゃ…
(ニセ温嬌)お黙り!
本当に お前たちには・
あか
悟空の爪の垢でも煎じて
飲ませたいと思います
悟空に比べたら
お前たちは くずです ごみです!
いやぁ! 八戒
俺が くずで お前が ごみなんやて
へ
じゃ 俺は ごみで お前 屁か?
(悟浄)いやいや…
くそ
俺が屁で お前が糞なんや
(八戒)じゃ 俺が糞で お前 紙か?
ほな わしが お前の糞
拭かんなんのか? そんなん嫌や…
(ニセ温嬌)
何をぶつぶつ言ってんです・
2人とも来なさい
仕事が待ってます
悟空 お前は疲れてるんだから
好きなとこ行って
のんびりとしなさい
(ニセ温嬌)のんびりとね
は~い! ハハハハッ…
(ニセ温嬌)
何をもたもたしてるんです・
もっと きれいに もっと早く!
(悟浄・八戒)はいはい はいはい…
はいはい はいはい はいはい…
(いびき)
(せきこみ)
(いびき)
おいたわしい…
旅のお疲れが出たと見える
・~
悟空!
(たたく音)
三蔵 どうしました?
眠れないのですか?
だま
悟空! よくも私を騙しましたね
アアッ!
お前は… 一体
何のために このようなことを・
まさか… 母上は…
悟空
すいません お師匠さん
実は…
お母上は あの…
おいらが 長安に着いた日に…
おな… おな…
お… お亡くなりになって…
お師匠さんが
気落ちすると思ってさ
やっぱり…
では やっぱり…
母上は いまわの際に
私に会いたくて・
夢の中に出ておいでに
なったんです
大切なお経をいただいて
帰ってきたとき
いちばん先に
喜んでくれる人は…
母上だったのに…
お母上は 亡くなるときに
おいらの手ぇ握って
「三蔵を助けて天竺へ」って…
そうおっしゃったんです
でも 本当のことが
どうしても言えなくて
お師匠さん
おいらの気持ちも
分かってくださいよ
・~
悪かったよ 悪かったって…
(悟浄)ええい!
(悟浄)おい 悟空! よくも
つこ
わしらのこと こき使うてくれたな
今日っちゅう今日はな
思い知らせたるぞ
八戒 やれ やってまえ!
(八戒)もう許さねえからな!
ちょっと待った… あっ!
どうしたの?
(悟浄)なに落としたんや?
あれ?
(八戒)落とし物?
えらいこっちゃな…
(八戒)あら…
この野郎 また逃げやがって!
騙しやがって この野郎!
あっ! あれ!
騙されるか
あれ あれ!
騙されるかよ!
あれ ほら!
騙されねえって…
見ろよ
えっ?
ねえ
かわいそうだろう? お師匠さま
あれ見てさ
何にも感じないの? 君たち
そんなことないけども…
どこ行かはったんかな?
ちょっと わし 見てくるわ
ああ
・~
(花屋)いらっしゃい
これと… これと これをください
・~
どじ! どうせ
おふくろに化けるんだったら・
もうちょっと うまく化けろよ
本当に だらしがねえんだから
だったら てめえ やってみろよ
俺は そんなことは できねえね
エテ公の浅知恵みてえなことはよ
ハハハッ…
なんだと この野郎!
てめえ なんてこと言うんだ
怒んなくたっていいじゃねえかよ
(殴る音)
(殴る音)
アアッ!
(殴る音)
あたっ!
(読経)
(はなをすする音)
ウウッ… 嫌だ… 人間なんて嫌だ
僕は やっぱり 馬になるんだ
(いななき)
・~
(読経)
・(笑い声)
めいもく
落胆瞑目している三蔵を横目に・
悟空たちは
大いに酒を食らっております>
・~
ハァ… ハァ…
悟浄 悟ったように見えてもよ
やっぱり人の子だな
なんじ
「弱き者 汝の名は人間なり」
乾杯
悩める人間のために
(八戒)神のご加護を
かごや
お猿の駕籠屋を
・(兵士)御免!
「ごめん」? 誰か外で謝ってるよ
何だ? おい
・~
おふくろさんだ!
しばらくでしたね 三蔵
今度は 誰が母上に化けたんだ・
何を言うのです?
私は本当の母です
お前の身が案じられてならず・
しゃか
日ごと夜ごと お釈迦さまに
お祈りをささげていたところ
ひと筋の光に導かれて
ここまで来ることができました
でも 母上は 急病のために
お亡くなりになったと この者が…
はい 確かですよ おいら 長安でさ
おふくろ …じゃなくて
お母上をお見舞いして
…で お母上が おいらの目の前で
息引き取られたんだよ
ねえ? ねえ おいらの目の前で
死んだでしょう? ねっ?
(温嬌)フフッ…
(悟浄)けったいな言い方やな
あいつ あほか おい
(悟浄)なあ?
そなた
少し おかしいのではないか?
現に
私が ここに こうしているのに
どうして死んだなどと?
悟空 これは
一体 どういうことなんです・
いえ… でも確かに
おいら この目で見たんだ!
そなた 本当に私を見たのですか?
人違いではありませぬか?
何をそのように不思議そうな顔を
してるのですか? 三蔵
悟空が なぜ 母上が
亡くなったなどと言ったのか…
私にも分かりません
でも それなら
なおのこと 来て良かった
このままでは
お前は 私が死んだものと思って
恐らくは 天竺への旅の途中で・
命を落としていたに
違いありません
まさしく お釈迦さまの
ご加護 お助けがあったのですね
安心なさい
私は このとおり至って元気です
それより 三蔵
足をどうしました?
あっ はい
ちょっと くじきまして…
それは それは…
あなたは大事な体
注意しなきゃいけませんよ
本当に 会いたいと思ってました
やっぱり母上だ
この手のぬくもり 小さな手…
紛れもなく 私の母の手です
分からねえな…
なんとしても分からねえな
ハァ…
(悟浄)おい 悟空
お前 ほんまに おふくろが
死んだん見てきたんけ?
ちゃんと見てきたよ 俺は!
本当に 大体
長安まで行ってきたのかい?
うるせえな!
おい あのおふくろってのはよ
あれ 妖怪じゃねえのか?
ええっ?
(八戒)妖怪?
ああ そうとしか考えられねえよ
俺は確かに
おふくろさんが死ぬのを見たんだ
俺の手をちゃんと握ってな
俺は 葬式まで立ち会ったんだぞ
だとすると 妖怪が姿を変えて…
かもしれんな
しかし 悟空の話が
ほんまやっちゅうことになると…
そういやさ 女の足で 簡単に
ここまで来られるわけがねえよな
だろう? だろう?
俺たちだってだよ
何年もかかって やって来た道だよ
めえ
それを お前 いくらお釈迦さまの
光に導かれたからっつったって…
どこ行くねん?
お師匠さんとこだ
妖怪だとしたら お師匠さん危ねえ
行こう!
やい 妖怪!
悟空! 母上に何をするんです・
お師匠さん この女は
おふくろさんじゃありませんよ
なんということを!
ええい 妖怪!
この野郎 尻尾出せよ
妖怪 この野郎!
悟空!
おやめなさい
母上は妖怪ではありません!
お師匠さんは騙されてんですよ!
この野郎… エイッ!
やい! 正体を現せ おい!
覚悟いいんだろうな?
きんこ
(緊箍の締まる音)
ウッ…
アアッ!
痛い痛い あいたた…
あいた!
あいたた… アアッ!
お師匠さん やめてくれ!
母上 おけがは?
悟空! 母上を
妖怪呼ばわりするような者は・
絶対に許せません!
お前は今日かぎり
弟子でもなければ仲間でもない
破門します!
ええっ?
お待ちなさい 三蔵!
なんということを言うのです
長安をたってから 今日まで・
悟空さん 八戒さん 悟浄さん
みんなの力があったからこそ・
ここまで
来られたんじゃありませんか
(八戒)ほら… 大丈夫か? ほら
いいこと言うじゃねえか
ほんもん
やっぱり本物だよ ありゃ
馬鹿野郎
まだ分かんねえや そんなこと
おいで 三蔵
・(水の音)
母上!
三蔵 お聞き
大雷音寺の三蔵真経がなくては・
悪疫は去らず 日照りの害からも
救われないのです
たかが母ひとりのために
己を失って…
お前に
母をいたわる心があるのなら
なぜ 天竺へ行くと
言ってはくれないのですか?
いいですか これは母の命令です
天竺へ行きなさい
それが母への孝行ですよ
太宗皇帝からも
わざわざ三蔵という号をいただき
長安を出発したのでしょう?
万民が救われないかぎり
私も永遠に救われないのです
母上…
行ってくれますか?
はい!
良かった…
これで 安心して成仏できます
成仏?
三蔵 お前の決心を
見届けたから言いましょう
悟空さんの言ったとおり 私は
既に この世の者ではないのです
お前の心が弱るのを案じて
こんぱく
魂魄 凝り固まって
はるばると訪ねて来たのです
・(釈迦如来)温嬌
・~
(釈迦)ここへ来るがよい 私の所へ
お釈迦さま…
・~
さあ…
母上!
・~
聞くがよい 三蔵
そなたの母は そなたの弱った心を
励ますために現れたのです
(釈迦)
この母の心を哀れと思うならば・
そなたは
行かねばなりませぬ 天竺へ
そなたの母は
私の手の中で安らかに眠るのです
(釈迦)分かりましたね? 三蔵
はい
行くがよい 天竺へ
そなたの母は
姿こそ この世から失われたが
心は いつも
そなたの中にあるのです
いつまでも そなたの
心の中で生きているのです
さあ 行きなさい 三蔵
苦難の道へ 再び踏み出すのです
とう
唐の国の人々は そなたの
持ち帰る経文を待っています
・~
・~
さあ 出かけましょう
出かけるって どこへ?
決まってるではありませんか
天竺の大雷音寺です
今すぐにですか?
もちろんです
でも お師匠さま
まだ 足痛むんでしょう?
今夜は ゆっくり休んで
あした また…
いいえ 私の心の乱れから
時間を無駄に使ってしまいました
みんなには 本当にすまなかったと
思っています
いや…
みんなの苦労に比べれば 私の
足の痛みなど問題ではありません
さあ…
ヘヘヘヘッ…
何がおかしいんだい?
いやぁ お師匠さんはよ いつも
ああじゃなくちゃいけねえや
悟浄 八戒!
支度だ すぐ出かけるぞ
おう!
(八戒)よし じゃ 行くか!
亡き母の心を胸に抱いた三蔵・
悟空・悟浄・八戒の一行は・
西へ西へ 天竺は大雷音寺へと
再び旅を始めたのであります>
今まで以上の危難が
待ち受けていることは・
火を見るよりも
明らかではありますが・
それは さておき
今回の 『西遊記パート・』・
ひとまず
これにて読み切りといたします>
・『SONGOKU』
・ おれは自由に生きる
ソンゴクウだよ 気楽なもんだよ
・ 世の中いろいろあるけれど
おれは関係ないね
・ もっと大きく心を広げて
この世は結構楽しい
・ ゼイ・コール・ミー
マジック・モンキー
・ ゼイ・コール・ミー
マジック・モンキー
・ 愉快なことさがしながら
生きてるおれだよ
・ マジック・モンキー
・『ホーリー&ブライト』
・ 遠い昔の話で 新しいこの星が
・ いま生まれてぼくらの胸
・ 清く照らしているよ
・ それはぼくらの心に
・ 新しい地平線を
・ サァめざせと教えながら
・ 強く輝いてるよ
・ 闇を照らしているよ
・ Shining holy and bright
・ けがれない光が
・ Oh so holy and bright
・ 君だって見えるよ
・ きらめくその星が
・ Holy, holy and bright
・ A star is shining
・ so holy and bright
・ Holy, holy and bright
・ Never let it go
・ out of your sight
・ Holy, holy and bright
・ A star is shining
・ so holy and bright
・~
Can't find what you're looking for?
Get subtitles in any language from opensubtitles.com, and translate them here.