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Original subtitles

・~

(ナレーター)

ぶんみょう

いまだ分明ならざるころ・

とうしょうしんしゅう

かかざん

東勝神洲は花果山の山頂

奇怪な石猿が誕生いたしました>

・『モンキー・マジック』

・~

・~

・~

・~

・~

じろうしんくん

こんせいまおう

(二郎真君)混世魔王!

混世魔王!

混世魔王! 混世魔王!

(混世魔王)誰だ・

我こそは

てんてい

おい

けんせい

天帝陛下の甥 顕聖二郎真君だ

だいにちにょらい

大日如来の命を受けて

貴様を征伐にやって来た!

そこを動くな!

ヤッ!

(矢を射る音)

(怪鳥の鳴き声)

逃がさんぞ!

・~

・~

・~

・~

(女性)何者です・

私を どうしようというのですか?

もん

待ちなさい 私は怪しい者ではない

天上界から

遣わされた二郎真君という者です

(女性)天上界から?

ここは妖怪の住みかです

そのようなお方が どうして

こんな所へ来るのですか?

(真君)

その妖怪を退治に来たのですよ

妖怪を退治に?

(真君)そうです 妖怪を征伐し

大日如来さまのもとから

盗まれた 「太陽の鏡」を・

取り返しに来たのです

(女性)太陽の鏡?

それが妖怪の手に渡れば・

地上は

妖怪の意のままになるでしょう

何しろ

その鏡は 太陽の光を吸い込んで

もうひとつの太陽を

作ることができるのですから

まあ 恐ろしいことを…

そのような力を妖怪が持てば・

私は 一生

ここから出られなくなってしまう

(真君)

なぁに 私が来たからには大丈夫

今も その妖怪に

大日如来さまから いただいた・

ばくようさく

「縛妖索」という矢を射かけて

ここまで追い詰めたところです

(真君)見たところ

いずこかの姫君のようだが

もう悲しむことはありません

私が助け出してあげましょう

・~

(格子の下りる音)

あっ!

しまった…

・(混世魔王)見たか 二郎真君!

太陽の鏡は いただいたぞ

・ さあ 日が沈む 日が沈む

・ だが 決して 夜にはならぬのだ

・ ひとつの太陽が沈むと同時に

もうひとつの太陽が昇るのだ

・~

てんじく

さんぞうほうし

天竺を目指す三蔵法師の一行が・

この地に さしかかりました>

ごじょう

(悟浄)ああ 暑いな もう…

お皿の水も カラカラや

雨の1滴も降ってくれよ

ごくう

(悟空)

ちょっと この天気じゃ無理だな

はっかい

それより 八戒

どっか 百姓家でも見つけてこいや

ひと休みだ

(八戒)兄貴 見てみろよ

この辺に

百姓家が あるわけねえじゃねえか

(三蔵法師)我慢しましょう

こうした辛抱も修行のうちです

夜になれば

いくらか涼しくなるんですから

夜になればね…

(八戒)なりますかね? 夜に

ばか

馬鹿!

夜にならねえわけねえだろう お前

昼の次は 夜に決まってんだよ!

けど 兄貴 おかしいぜ

昼間が長すぎるもん

ああ そういえば そうやな

もう とっくに夜になっても

ええころやな これ

それも そうだな

日付変更線でも

越えちゃったんじゃねえのか これ

どら

・(銅鑼の音)

何だ? ありゃ

(銅鑼の音)

カーニバルかな?

いや

それにしちゃ えらい陰気やぞ

あれは お葬式です

(銅鑼の音)

おい あの娘 寄ってたかって

一体 どうしようってんだろうな?

いやぁ べっぴんだな おい

(悟浄)おい けど 泣いとんぞ あれ

(泣き声)

よ~し

八戒 てめえ 向こうへ回れ

挟み撃ちだ!

うん

待ちやがれ この野郎!

どけどけ… どけ こら!

やい てめえら 寄ってたかって

この かよわい娘

おもちゃにする気だな・

あっ 仲間入りてえな 兄貴

馬鹿野郎!

馬鹿野郎! 思い知らせてやるから

そこ動くな!

野郎!

(女性)お待ちください!

娘さん おいらたちが来たからには

もう大丈夫だ!

いいえ この人たちは

悪い人たちではありません

これには深い訳があるのです

ふ… 「深い訳があるのです」?

一体 どういう事情なんだよ?

私は いけにえなんです

いけにえ?

(村長)はい… 私どもも・

かわいい娘たちを いけにえなど

差し出したくはございません

しかし

この国の人々の幸せのために

血の出る思いで…

おい

「この国の人々の幸せのため」?

それは一体 どういうことなんです

この国には 太陽が2つあるのです

ひとつの太陽が沈むと同時に

もうひとつの太陽が姿を現し

永久に夜が来ないのです

「夜が来ない」?

なるほど それで カラカラ天気か

おかしいと思ったよ

1日中 昼間ばっかりなんだもん

子供つくる暇ないでしょう?

(殴る音)

えらい国に来てしもうたな

永久に 太陽に

照らされっぱなしっちゅうことは

どんな川の水も蒸発してしまう

そしたら わしの皿の水は

どうなんのかな? これ

太陽と 娘さんの いけにえとは・

一体

どういう つながりがあるんです?

はい 実は この山の向こうに・

太陽をつかさどる神さまが

住んでおります

私どもは 年に1度

若い娘をいけにえに ささげて

ひと晩の夜を

いただくのでございます

そりゃ ちょっと おかしいな

太陽をつかさどってるといやぁ・

大日如来さまの ほかには

いねえはずだ ねっ?

大日如来さまならば いけにえなど

欲しがるはずはありません

悟空 これは もしかしたら

妖怪の仕業かもしれませんね

けどね お師匠さま

これ 妖怪だとすれば・

ちょっと規模が大きすぎるような

気がするんですがね

そうそうそう! だから あの

ここは ひとつ お師匠さまね

当たらず触らずで 先へ…

(殴る音)

どうぞ…

おもしれ

よ~し こいつは面白えや

妖怪だか神さまだか知らねえが

おいらが その正体を暴いてやらぁ

娘さん よ~く顔を見せてくれよ

よし…

ンンッ!

やいやい お前たち

じば

さっさと俺を ふん縛れ!

じゃ

ヘン! 鬼が出るか 蛇が出るか

どっちにしても そのまぬけ面

おいらが しっかり見てやるぜ

(雷鳴)

そ~ら 来やがった 来やがった

おっととと…

・~

エイッ!

(鳴き声)

野郎 見てろよ!

ンンッ!

(殴る音)

エイッ!

(突く音)

ンンッ…

(かみつく音)

この… くそ!

(口笛)

やい 化け鳥!

この野郎

大日如来さまの向こうを張って

ふて

太陽をつかさどるとは太え野郎だ

「ミシシッピ・フライドチキン」に

してやるから 覚悟しやがれ!

(発射音)

・~

(発射音)

(爆発音)

・~

(鳴き声)

(鳴き声)

何しやがんでえ・

(空撃ちの音)

ちくしょう!

ンンッ!

この! エイッ!

(殴る音)

(殴る音)

アアッ!

(激突音)

・(混世魔王)久しぶりだな 悟空!

貴様は・

(混世魔王)ハハハッ…

すいれんどう

その昔 水簾洞を

荒らした混世魔王とは俺のことだ

野郎! アッ…

・~

いて

ウッ! 痛え!

アアッ…

ちくしょう! 俺としたことが

あいたたた…

しかし

あの化け物が生きてたとはな

・(真君)お~い 悟空!

・ 悟空!

どこだい・

・ ここだ!

お前の頭の上だ!

早く来て 助けてくれ!

あららら 高い所にいるね

よ~し… ンンッ!

あら?

お前 どっかで見たことあるな

え~っと 名前 何つったっけ?

顕聖二郎真君だ

しん

真ちゃん!

一体 どうしたんだよ?

混世魔王に

捕らわれの身となって500年間

お前の来るのを待っていたぞ

混世魔王に?

では その混世魔王という妖怪は

もともとは 大日如来さまが・

お飼いになっていた

ハゲタカだったんですか?

もっとも その ハゲタカは

かつて 悟空の水簾洞を荒らし

手傷を負って

逃げ込んできたものです

しかし 太え野郎だねえ

哀れみをかけてくださったさ

如来さまの恩を忘れて

太陽の鏡まで

持ち出して逃げるとは…

なあ?

冗談やないぞ 悟空

それやったら

妖怪の力は何千倍やないか

わしらが束になって かかったって

かなうわけないやろうが

馬鹿野郎! 混世魔王にはな

水簾洞を荒らされた

でっけえ貸しがあるんだ!

お師匠さま ここは ひとつですね

触らぬ神に たたりなしで

ここは

ふっと 何気なく通り過ごして

天竺へ急ぎましょう

八戒 村人たちは

難儀をしているんですよ

しかも その妖怪は・

大日如来さまにも

無礼をはたらいているんです

ンッ…

まあ そりゃまあ そうですけどね

でも いくら我々が強いったって

その 向き不向きってのがあるから

しかしな

ふ

俺は どうも腑に落ちねえことが

あるんだよ 二郎真君

何だ?

めえ

その昔 お前は天帝の命を受けてな

天上界を騒がせた この俺を

征伐に来たことがあったな?

ああ 貴様も さる者

百夜百晩 戦い続けて・

ついに勝負が つかなかったことを

覚えているぞ

それほどのお前がだ

どうして こうも簡単に妖怪の手に

かかったんだ? ええ?

第一よ お前は 俺たちと違って

天上界の特殊警察… つまり

シークレットサービスだよな?

それに お前 大日如来さまから

いただいたっていう・

縛妖索って すっげえ弓矢が

あったはずじゃねえのか?

あれは どうしたんだよ?

ありゃ お前 すごい武器だよ

もん

どんな物でも

たちどころに射ぬいてしまう

にょいぼう

この如意棒よりも

強いかもしれねえ

あれさえありゃよ

混世魔王が どんなに力があろうと

へ

屁でもねえだろう?

たちどころに・

やっつけてしまうはずじゃ

ねえのか?

だから…

いや それはな…

言えねえのか?

てめえ 何か隠してやがんな?

悟空! 武人にとって

敗れた戦いを語ることは・

いちばん つらいことです

(ため息)

力を落とさないで

私たちが 何か精のつく食べ物を

作ってあげましょう

しばらくは

ゆっくり 体を休めておいでなさい

(八戒)はい… 食い物だって

(悟浄)いや そりゃ ええねんけど

お師匠さま

その 「私たち」っちゅうのは

もしかして 私たちのことですか?

(悟浄)まったく もう…

お師匠さんも殺生やな

こんなとこに 食い物が

転がっとるわけないやろうがな

考えてみろっちゅうねや もう

(八戒)

そりゃ お師匠さんは人間だもん

俺たちの苦労なんか

分かるわけねえじゃねえか

そんなこと言ったって

しかたがねえよ

どっちにしろ お前

手ぶらじゃ帰れねえんだから

・~

・~

(鼻息)

・~

・~

・~

(真君)姫!

・~

あっ… 姫!

・~

あなたは…

二郎真君です

よもや お忘れではありますまい

500年前に

あなたを初めて見て以来

いつの日か

きっと あなたを助け出すことを・

心に誓ってまいりました

さあ 姫 お立ちなさい! 私の力で

ここから出してあげましょう

どうしたのです?

自由になりたくはないのですか?

姫!

・(笑い声)

(混世魔王)フフフフッ…

天上界に その人ありと

うたわれた二郎真君も・

絶世の美女の前では

ただの男にすぎぬか

出たな 妖怪!

この二郎真君に

恋の力が加わったのだ

もう負けはせぬぞ!

(魔王)まあ 待て

まだ気がつかぬか? 貴様は

恋は盲目とは よう いうたものよ

フフッ…

その女の年を考えてみろ

(真君)年?

(魔王)500年の余も生き続ける

人間の女がいると思うか?

で… では この女は・

そうだ 人間ではない

(魔王)だが 妖怪でもない

教えてやろう

・~

こ… これは・

これは 俺が今までに

食い殺した いけにえの娘たちよ

ほ

お前が惚れた その女はな

この娘たちの

優れた所ばかりを集めて

俺が作った人形なのだ フフフッ…

よいか? 二郎真君

その女は ここからは出られぬ

もし お前が連れ出そうとしても

日の光を浴びた途端 その女は

水となって流れ去ってしまうのだ

(魔王)苦しいか?

つらいか? 二郎真君 フフフッ…

恋の苦しみは 地獄の責め苦にも

勝るというからな

(魔王の笑い声)

だがな 二郎真君

その女を 人間として

蘇生させる唯一の方法がある

魂を入れるのだ

魂を?

(魔王)そうだ

だが そんじょそこらの

俗人どもの魂では かなわぬ

人間界で最も高貴な

そして徳の高い…

三蔵法師の魂でなければならん

三蔵法師の魂を・

(魔王)お前は 三蔵法師を誘い込み

その魂を その女に与えるのだ

そして 三蔵の肉は この俺が食う

どうだ? 二郎真君 話に乗るか?

(白馬の鼻息)

(魔王)[外:]その女を

人間として蘇生させるには・

三蔵の魂でなければならん[外:]

[外:]二郎真君 三蔵を誘い出すのだ[外:]

・~

何かのショックを受けなければ・

自分1人の力では

人間の姿になれず・

どうすることもできません>

こうふうざん

紅風山?

はい その山には これまで

妖怪の いけにえとなった・

しかばね

娘たちの屍が 山と積まれています

法師さま

これから この私と その紅風山へ

足を運んでいただけませんか?

だが 一体 何のために?

経文を上げていただきたいのです

経文を?

そうです

いまだに成仏できず

悩み苦しんでる娘たちの霊を・

弔っていただきたいのです

分かりました そういうことならば

どこへなりとも伺いましょう

お待ちください

そう遠くはありません

歩いてまいりましょう

しかし…

紅風山の山道には 至る所に

哀れな白骨が転がっています

それを 馬の ひづめで

踏みつけていくおつもりですか?

それは

知らぬこととはいえ うかつでした

歩いていかねば…

・(いななき)

(いななき)

(殴る音)

何をするのです・

(いななき)

エイッ!

(殴る音)

(殴る音)

(いななき)

(殴る音)

(いななき)

ぎょくりゅう

玉竜!

(玉竜)お師匠さん

あいつに ついてっちゃ駄目だ!

何を言うんです?

私たちは これから・

亡くなった娘たちの弔いに…

うそ

嘘だ嘘だ!

こいつは嘘ついてんだ

何だ? 貴様は

失礼なこと言うと承知せんぞ

そうですよ

この方は天上界の勇士です

嘘をつくはずなどありません

そんなら なにも

今じゃなくたっていいじゃないか

悟空さんたちが

戻ってきてからだって いいだろう

急ぐんだ 悟空たちの帰りなど

待ってるわけにはいかん

なぜ急ぐんだい?

紅風山が逃げんのかい?

それとも亡霊たちが消えんのか?

くそ この減らず口!

こうなったら

力ずくでも三蔵をさらってやる!

どけ!

(玉竜)この野郎!

(真君)ヤーッ!

・~

ウッ!

・~

(殴る音)

アアッ!

(真君)来い!

お師匠さん! お師匠さん!

・(玉竜)お~い!

・ お~い!

おい あの声は お前

サラブトンマじゃねえか?

あっ そうだ! じゃ あいつに今度

探させようか 精のつく食べ物

(悟浄)そうしよう そうしよう

・(玉竜)お~い!

お~い! ここだ おい!

あっ いたいたいた! 良かった

ああ…

おい お前 馬のくせに足遅いな

だって しょうがないじゃん

人間になると

足が2本に減っちゃうんだもの

生意気だ

馬のくせに 岩に つかまってるよ

(笑い声)

ちょっと ちょっと ちょっと

それより大変だよ

お師匠さまが捕まっちゃった

なに・ 一体 誰に?

そ… それが その…

ほら あの… じろう じろう ほら

じろちょう

(八戒)次郎長?

(玉竜)ち… 違うわよ

ほら…

早く言え 馬鹿野郎!

ごめんね…

♪ ジロー

二郎真君!

そいで 一体

どこ行ったか分かってんのか?

それが ほら…

紅風山とか言ってたな

紅風山? 八戒 悟浄 行くぞ!

・~

でかしたぞ 二郎真君

太陽を意のままとし

貴様と俺とが こうして手を結べば

てんじょうてんが

天上天下に

恐れるものは何もなしだ

(魔王の笑い声)

さあ 飲め飲め

(真君)飲むのは あとだ

まずは ひっ捕らえてきた三蔵を

血祭りに上げ

その魂を 姫の体に移し替えてくれ

フフフフッ… 恋する男の心とは

性急なものよのぅ

だが 心配するな

三蔵は逃げられはせんて

さあ 飲め

俺は 大日如来さまを裏切り

ひいては 叔父の天帝までを

裏切って 貴様と くみした

それも これも

この美しい姫に魂を吹き込み

我が生涯の妻とせんがためだ

その約束を果たさぬようなら

ばいざん

俺は大軍を率い 梅山の兄弟を集め

再び貴様を討つ!

待て待て!

誰が約束を破ると言った?

ケッ… 気の早い男よのぅ

よし それならば たった今

この目の前で

三蔵の魂を抜いてやろう

・(爆発音)

(魔王)

まね

悟空! 一体 これは何の真似だ・

何の真似も へちまもねえやい!

(八戒)やいやい やい…

(悟浄)「混世魔王」

(八戒)混世魔王!

お師匠さまを返しやがれ!

(悟浄)お師匠さんに何かしてたら

俺が承知せんぞ!

かっぱ

なんだ 豚と河童か

「豚と河童」だって… 笑うな 馬鹿

(悟浄)ちくしょう

河童を怒らせたら どうなるか

見るもん見せたるぞ

やい 混世魔王!

どうしても お師匠さまを

渡さねえってんだったら

腕ずくでも取り返すぜ!

面白い

来い!

ヤッ!

・~

(八戒)あれ?

(玉竜)

アアッ! 出た 出た! ちょっと…

悟浄 八戒! その鳥 頼んだぜ

お師匠さん!

(悟浄)ヤッ!

見損なったぞ 二郎真君!

どうも

何か隠してやがると思ったら

こんなことだったのかい

3000年来の勝負の決着

今つけてやらぁ

面白い 望むところだ!

(玉竜)

嫌だ! 出た ハゲタカお化け!

(殴る音)

アアッ!

・~

(八戒)ンンッ!

(切る音)

アアーッ!

ああっ!

婿入り前の男に傷つけたな!

いい顔だ ハハハハッ…

(鳴き声)

ハゲタカ なっちゃった

こっち来たぞ! ちょっと…

おい 俺も隠れさせて…

(悟浄・八戒)アアッ!

・~

すごいやっちゃな…

アアッ…

ウワーッ!

えらいこっちゃ! 悟空に知らせな

(真君)ヤッ!

ヤーッ!

・(悟浄)悟空!

えらいこっちゃ おい!

八戒が さらわれてしまいよった

なんだと・ 馬鹿野郎!

二郎真君

この勝負 ちっと お預けだ

悟空 悟空!

あれや あれや!

よし!

(口笛)

ンンッ!

ウワ~ッ!

・~

ンンッ!

この… エイッ! エイッ!

(殴る音)

(殴る音)

アア~ッ!

八戒 待ってろよ!

・~

アアッ…

兄貴! 早く急いだほうがいい

イヤァ~ よいしょ!

・~

兄貴 助かったよ おい

甘ったれるな この野郎!

アアッ…

アアッ!

あっ!

あいた! あいた… あいたぁ…

おい 八戒 大丈夫か?

八戒 大丈夫か?

おい 悟浄 お師匠さまは?

お師匠さん… あっ そうや

どうだ? 悟空

三蔵の命が惜しかったら

その如意棒を捨てろ

ひきょうもの

卑怯者… てめえ

どこまで落ちぶれたんだい・

何とでも言え

毒を食らわば皿までだ

・~

(真君)如意棒を捨てろ

(悟浄)なにを…

やめろ!

ウウッ…

・~

(八戒)飯は まだですか? 飯!

くそったれ

まったく待遇悪いな この留置場は

あほ 八戒 飯のことばっかり

言うてる場合やないやろう

お師匠さま 人質に取られたんやぞ

(八戒)ああ そ… そうだな

しかし 惜しかったな

もうちょっとで

やっつけるとこだったのになぁ

か~っ… えらそうに

お前が鳥に さらわれたんやないか

悟浄

お前 そういう言い方はないだろう

俺は ちゃんと働いたろう?

いけないのは

あのサラブトンマじゃねえか

そうやな それにしても あの…

あいつ 何しとんねやろうな あれ

あいつ 何の希望があって

生きてんだろうな?

(悟浄)なあ?

・~

ンンッ…

(格子をたたく音)

・~

(壁をたたく音)

(舌打ち)

(たたく音)

うん?

(悟浄)何や 音したな

こっちだ

(悟浄)えっ?

(たたく音)

(悟浄)おい 八戒 モールス信号や

(八戒)ふ~ん…

(たたく音)

えっ?

なに? それ

(悟浄)向こう行っとれ お前は

おかしいな 誰もいねえのかな?

(たたく音)

(いびき)

おい 八戒!

何か たたく物ないか?

(八戒)たたく物?

これ… おい これ外せ

(八戒)駄目 これ

何や?

(八戒)ぺろっと全部 見えちゃう

何が見えんねん?

(八戒)おちんちんが…

お前は もう… これでええわ

悟浄だ

おい! 元気か? おい

あっ…

おい 八戒

やっぱり悟空が向こうにいるな

兄貴が? そんなんで分かるのか?

(悟浄)分かる

悟浄ちゃん

じゃ 八戒も ここにいるって・

ちょっと打ってくれよ

(悟浄)「八戒も ここにいる」か?

よし

(八戒)ああ

(八戒)

「八戒さまも ここに いるんだぞ」

八戒も無事か

おい 悟浄

向こうに食い物はあるかどうか・

ちょっと聞いてみてくれよ

(悟浄)食い物やな? よし

あの… チャーハンとかな

ギョーザとかキムチとか

あっ…

ふかひれのスープも飲みてえなぁ

そんなもん

聞けるわけないやないか 馬鹿者!

・(玉竜)

お~い みんな 大丈夫かい?

(八戒)あっ トンマ この野郎!

てめえは

どういうつもりなんだ・ この野郎

てめえのおかげでな こんなとこ

入れられてんだ この野郎!

(玉竜)そういう がたがた言うなら

いいですよ

僕はね 皆さんを助けに来たんです

(八戒)「助け」だ・

ええ それなのに… ああ いいです

もう 助けんの やめました

お元気で

(悟浄)ちょっと待て…

お元気で何より

(八戒)ごめんなさい 白馬ちゃん

(玉竜)悟空さん 悟空さん

あれ? お前 捕まんなかったのか

ちょっと待って

今 鍵開けるからね

(鍵の開く音)

よし…

これ ちょっと持って

おう

ありゃりゃりゃ…

お前 如意棒 どうしたんだ? これ

えっ? いや あの… 武器倉庫の中

捜してたらね これが入ってたの

ほうか

うん

あら!

こりゃ お前 縛妖索じゃねえかよ

いや 何か知らないけど

きれいだから持ってきちゃった

あっ それより大変だよ

うん?

お師匠さまの魂が抜かれちゃうよ

魂抜かれる? そりゃ何だ? 一体

いや 魔王と二郎の話を

ちらっと聞いたらね

おう…

なんでも 二郎が惚れた女がいて

その女に お師匠さまの

魂をやっちゃうんだって

はぁ… 混世魔王の野郎

女使って

あの野郎を たぶらかしやがったな

よし

八戒と悟浄 助けて ひと暴れだ!

(魔王)三蔵法師

これで 貴様の命も おしまいだな

ハハハハッ…

これから 貴様の魂を抜き取り

その肉を食ってやる

たとえ この身は食われても

ななたび

七度 生まれ変わって

私は天竺を目指します

この私の志を

誰も阻止することはできません

くそ…

口の減らねえ くそ坊主め!

よ~し!

それじゃ 七度 生まれ変わったら

七度 その肉を食ってやるぞ!

二郎真君

あなたは天上人の身でありながら

天帝を裏切り 大日如来さまも

裏切ろうとなさるのですか?

分かってる

だが俺は… どうにもならんのだ

言いたいことは それだけか?

よし…

三蔵法師

自分の念仏でも唱えておくんだな

・ お師匠さま!

貴様ら どうして ここへ?

どうしても こうしてもねえやい

二郎真君! これで全て分かったぞ

てめえの悪行のもとは

あの女だったんだな?

大切なお師匠さまの

魂 抜き取ろうなんて

とんでもねえ野郎だ!

3人まとめて成敗してやるから

そこ動くな!

くそ!

・~

(悟浄・八戒)待て!

・~

(玉竜)お師匠さま! お師匠さま!

さあ… 痛かったでしょう?

・~

野郎…

(悟空・真君)ヤーッ!

アアッ…

・~

(鎖の切れる音)

ちくしょう!

(殴る音)

ウッ!

野郎!

(殴る音)

アアッ!

ハッ…

・~

姫…

・~

何だい? こりゃ

いけにえとなった女たちだ

姫は この女たちの体を

よりすぐって作られていたのだ

そうだったのか…

・~

やめろ この!

悟空… 俺の負けだ

完全に俺の負けだ!

ウウッ…

許してくれ…

(泣き声)

(玉竜)悟空兄貴! 大変だ

どうした?

魔王が空に逃げた

空に・

よし 縛妖索だ

これさえありゃ大丈夫だ

豚! どこへ逃げたんだ?

兄貴 あれ あれ… あれ!

(八戒)早く!

は

(悟浄)早よう せえよ

分かってる!

(八戒)早く

(貫通音)

当たり

(鳴き声)

・~

(爆発音)

・~

(砕け散る音)

・~

(村長)

ありがとうございました 法師さま

これで

この国にも 昼と夜がまいります

アハハハッ…

(玉竜)いやぁ 良かったね

1日は こうでなくては ハハッ…

(八戒)何やってんだよ 馬鹿

俺の立場が ないじゃないか

良かったねえ…

(玉竜)ねえ お師匠さま

そろそろ歩いてまいりましょうか

何を言ってやがんだ お前

お前 馬んなれよ この 薄らトンマ

白馬です 私は…

ねえ 皆さんで歩いていきましょう

ひとつの太陽は砕け散り・

そのかけらは

満天に輝く星となりました>

天竺へ向かう三蔵法師の一行4人>

待ち受けているのでしょうか>

・ 世の中いろいろあるけれど

おれは関係ないね

・ もっと大きく心を広げて

この世は結構楽しい

・ ゼイ・コール・ミー

マジック・モンキー

・ ゼイ・コール・ミー

マジック・モンキー

・ 愉快なことさがしながら

生きてるおれだよ

・ マジック・モンキー

・『ホーリー&ブライト』

・ 遠い昔の話で 新しいこの星が

・ いま生まれてぼくらの胸

・ 清く照らしているよ

・ それはぼくらの心に

・ 新しい地平線を

・ サァめざせと教えながら

・ 強く輝いてるよ

・ 闇を照らしているよ

・ Shining holy and bright

・ けがれない光が

・ Oh so holy and bright

・ 君だって見えるよ

・ きらめくその星が

・ Holy, holy and bright

・ A star is shining

・ so holy and bright

・ Holy, holy and bright

・ Never let it go

・ out of your sight

・ Holy, holy and bright

・ A star is shining

・ so holy and bright

正体不明の不気味な影>

血生ぐさい殺人事件>

なんと 悪霊の住む館だったとは>

じゃ

念仏をもって立ち向かいますが・

さて その正体とは

そして 館に秘められた過去とは>

悪霊の棲む館」に ご期待ください>

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