Afrikaans
Akan
Albanian
Amharic
Arabic
Armenian
Azerbaijani
Basque
Belarusian
Bemba
Bengali
Bihari
Bosnian
Breton
Bulgarian
Cambodian
Catalan
Cebuano
Cherokee
Chichewa
Chinese (Simplified)
Chinese (Traditional)
Corsican
Croatian
Czech
Danish
Dutch
Esperanto
Estonian
Ewe
Faroese
Filipino
Finnish
French
Frisian
Ga
Galician
Georgian
German
Greek
Guarani
Gujarati
Haitian Creole
Hausa
Hawaiian
Hebrew
Hindi
Hmong
Hungarian
Icelandic
Igbo
Indonesian
Interlingua
Irish
Italian
Japanese
Javanese
Kannada
Kazakh
Kinyarwanda
Kirundi
Kongo
Korean
Krio (Sierra Leone)
Kurdish
Kurdish (Soranî)
Kyrgyz
Laothian
Latin
Latvian
Lingala
Lithuanian
Lozi
Luganda
Luo
Luxembourgish
Macedonian
Malagasy
Malay
Malayalam
Maltese
Maori
Marathi
Mauritian Creole
Moldavian
Mongolian
Myanmar (Burmese)
Montenegrin
Nepali
Nigerian Pidgin
Northern Sotho
Norwegian
Norwegian (Nynorsk)
Occitan
Oriya
Oromo
Pashto
Persian
Polish
Portuguese (Brazil)
Portuguese (Portugal)
Punjabi
Quechua
Romanian
Romansh
Runyakitara
Russian
Samoan
Scots Gaelic
Serbian
Serbo-Croatian
Sesotho
Setswana
Seychellois Creole
Shona
Sindhi
Sinhalese
Slovak
Slovenian
Somali
Spanish
Spanish (Latin American)
Sundanese
Swahili
Swedish
Tajik
Tamil
Tatar
Telugu
Thai
Tigrinya
Tonga
Tshiluba
Tumbuka
Turkish
Turkmen
Twi
Uighur
Ukrainian
Urdu
Uzbek
Vietnamese
Welsh
Wolof
Xhosa
Yiddish
Yoruba
Zulu
・~
(ナレーター)
ぶんみょう
いまだ分明ならざるころ・
とうしょうしんしゅう
かかざん
東勝神洲は花果山の山頂
奇怪な石猿が誕生いたしました>
・『モンキー・マジック』
・~
・~
・~
・~
てんじく
だいらいおんじ
目指すは天竺・大雷音寺>
妖怪変化も怖くない>
空腹だけは耐えられない>
さんぞうほうし
三蔵法師と その弟子たちは・
空っぽの胃袋を抱えて・
やっと ある寒村に
たどりついたのでありますが…>
・~
ごくう
(悟空)
おい! 宿屋は どこだ? 宿屋は
はっかい
(八戒)何か食い物ありませんか?
ごじょう
もん
(悟浄)わしらは怪しい者やないぞ
(悟浄)ありがたいお経を
いただきに 天竺まで行く旅人や
(赤鼻)ヒッ! アアッ…
・(鍵の閉まる音)
えらい なんや 雰囲気 悪いな
(八戒)
おい なんで あいつ隠れるんだ?
(三蔵法師)
何かに怯えているようですね
(八戒)
あれ? 変な魔よけ札だな おい
おい 悟浄
あれ 何て書いてあんだ?
これか? え~ 何だ…
「18分の3プラス17分の17
イコール17分の4」
はぁ… なるほどな
こっちは何だ?
「2分の1プラス3分の1
イコール5分の2」と…
ははぁ… こら あの 分数の式やね
ああ こりゃ分数だよ
分かっとんのか?
知ってるよ お前
知らねえのは八戒だけだ
いいか? 分数ってのはな
遠い国にいる人たちが
手紙で やり取りをするんだよ
はぁ? あれは
「文通」っていうんじゃねえか?
ないしょ
内緒にしといてね
いいよ
こういうときに教養の差が出るね
このね 分数式というのはね
西洋の人が
発明した計算の方法なんですよ
♪(口笛)
聞いとんのか・
あれ?
こっちにも貼ってあるな おい
あららら…
おかしいとは思いませんか? 悟浄
(悟浄)はぁ?
この分数は全部 間違っています
へえ 俺には よく分からねえな
俺は 「10分の1」より
「自分」のことのほうが大事だから
お師匠さん
分数やったことあんの?
少しばかり習ったことがあります
あれ やるじゃない やるじゃない
なれなれしいんだよ そうやって
え~ なに? 「2分の1プラス
3分の1 イコール5分の」…
あっ これは6分の5になりよるで
ほう…
え~ 「5分の1かける5分の1は
5分の」… なんや これ
この村の連中は
低能ぞろいか おい ええ?
あっ 坊や ちょっと いらっしゃい
2分の1足す3分の1は
いくつになりますか?
(男の子)5分の2
(悟浄)違うでしょう 違うでしょう
2分の1と3分の1を足すにはね
まず 通分しなくちゃなんない
そうすると それがね
6分の3と6分の2になるの
それを足してごらんなさい
6分の5になるでしょう?
(男の子)5分の2!
(悟浄)あっ…
あっ…
4分の1足す7分の3は いくつ?
(男の子)3分の2
ああ もう 何を言う…
坊やね よう聞きなさいよ ええか
ここに りんごがあるでしょう
それを半分に ぽんと割るでしょう
これが2分の1の状態でしょう?
それを もう1回
半分に ぽんと割るでしょう
ほしたら
これが4分の1の状態になる
これ分かるでしょう?
(母親)そばへ寄っちゃ駄目だって
言ってるでしょう!
なんだい! なんだい ありゃ
(悟浄)どうなっとんねん? これ
ただ事ではありませんね
1つ2つの間違いなら
あいきょう
愛嬌で済みますが
ことごとく間違っているとなると
ええ そうですね
この村の教育っちゅうのは
ちょっと荒廃しきっとりますね
私がね 修正しときましょう
(八戒)ああ やってやれや なっ?
え~っと…
ああ また これも間違っとるな
これはね こうなって これをね
え~ 「2」と こうなるわけだ
悟浄 差し出がましいようだけども
最近 やり方が
変わったんじゃないのか? これは
あほ こんなもんがね
ばかもの
ころころ変わってたまるか 馬鹿者
馬鹿者?
え~っと これが う~ん…
馬鹿って言わなくたって…
そうか これを消しとけば…
(八戒)兄貴 尊敬されて
かわいそうにな こっち来い
(悟浄)これが丸
俺は もう我慢できねえ
教養より栄養のほうが大事だ!
そうだ そうだよ
分数が できなくたって・
猿は生きていけるんだよな!
(八戒)そうだ
ヤッ!
これ 悟空! 乱暴は いけません
もん
食べ物をもらうだけだい!
・~
(八戒)うまいな これ
あっ これ あんまんだ
(八戒)なあ お師匠さま
そんな難しいこと言わないで
さあ みんなで一緒に食べましょう
(悟浄)食べてください
(八戒)ねっ?
お前たちのしたことは
追い剥ぎ盗賊と同じです
(八戒)なんだ
脅かしたのは最初だけだもん
あとはさ この酒なんか
向こうが自主的に持ってきたの
私は仏に仕える身です
ああ そう
じゃ そうやって 痩せ我慢してさ
くたばっちゃっても知らないよ!
本当に
(悟浄)おい 八戒 ちょっと お前
1人で飲むなよ それ
ちょ… ちょっと貸せ
(八戒)何だ? ちょっと待てよ
今さ
ちょっと飲んだだけなんだ まだ
やかましいこと言いやがって…
こら!
こういう物は
先輩から飲むんだよ 兄貴からよ
(悟浄)ちょちょ… ちょっと待て
何だ?
(悟浄)こういう物はな
3分の1 なっ? 3分の1
3分の1… 分数が分かってきた
(悟浄)ウ~ン… ああ うまい
・~
(村長)寝込んでるようだな
(赤鼻)眠り薬が効いたようですね
今だ とんかちの用意はいいか?
ひげ
(髭)はい
くぎ
わしの合図で 一斉に釘を打つんだ
・~
・(金づちの音)
・(いななき)
起きなさい 悟空!
八戒!
悟浄!
はいはい… あっ お師匠さん
どうしたんですか?
火事です!
火事・
ンンッ…
悟浄 八戒 はめられたぞ
(せきこみ)
なに? これ
なんやて?
(せきこみ)
(力み声)
(八戒)力が入らねえな
おい 3人で体当たりだ
(八戒)よし!
(3人)ヤーッ!
ウワッ…
(赤鼻)村長
ぎょくりゅう
(玉竜)あちちち…
(いななき)
(悟浄)
きんとんうん
おい 悟空! [外:]斗雲や [外:]斗雲!
[外:]斗雲は駄目だ
ありゃ定員が2名だもん
(せきこみ)
(悟浄)お師匠さま!
おい!
(悟空・八戒)お師匠さん!
(村長)くたばれ 分数妖怪め!
(赤鼻)ざまあみろ 分数妖怪!
(笑い声)
かたき
(髭)子供たちの敵は取ったぞ!
・(赤鼻)やった! ハハハハッ…
(笑い声)
悟浄 いくぞ!
(悟浄)ああ!
(突き破る音)
おい! じゃんけんだ じゃんけん
兄貴… 俺 チャーシューに
なりたくない 頼むな 先に
嫌だ 早くして!
(泣き声)
分かった 泣くな 馬鹿!
兄貴 達者でな うん
豚よ 飛べ!
(突き破る音)
アアッ!
(崩壊音)
(崩壊音)
(八戒)しゅた~っと!
(悟浄)おお 八戒
(悟浄)お師匠さん しっかりして!
悟浄 これ 自分の早く はい
(悟浄)悪い悪い
(悟浄)お師匠さん しっかりして!
(八戒)お師匠さま!
(悟浄)お師匠さん!
(笑い声)
(村長たち)ありゃりゃ・
やいやい 人殺し!
もう許さんぞ
(八戒)おう!
(赤鼻)村長!
・~
八戒 大丈夫か?
(八戒)おう!
(悟浄)くそ野郎 来い! こらぁ!
(八戒)おらおら こらぁ!
(殴る音)
(村長)アアッ…
(殴る音)
ウウッ…
・~
ウウッ…
(水の音)
(玉竜)はい お師匠さま
(うめき声)
ウウッ…
(三蔵・玉竜)アアッ!
(玉竜)う… 動いちゃ駄目だよ
ひどい やけどなんだから
空気に触れると
死んでしまいますよ
(うめき声)
かわいそうに 私を助けるために…
いて
ウウッ… 痛えよ…
アアッ…
・ 痛え ウウッ…
(悟浄)
お師匠さま 容体 どうですか?
全身 大やけどです
(赤鼻)さあ どうぞ どうぞ…
(八戒)くそ…
万一 悟空が死んでみやがれ
てめえら 八つ裂きにしてやるから
そう思え!
(村長)
あ… 相すみませんでございます
私どもは もう てっきり・
分数妖怪だと
思ったもんでございますから…
分数妖怪?
(村長)はい
この辺りに
出没する恐ろしい妖怪です
子供たちに分数の問題を出して・
できる子だけを
さらっていくんです
はぁ… それで間違われたんやな
なぜ 分数のできる子だけが
さらわれるんでしょう?
それが
私どもには皆目 分かりません
ふ~ん… そやから子供たちは
分数のできないふりをする
魔よけの札まで
わざと間違った答えを書く
その妖怪が
私たちに似ているんですか?
(村長たち)いいえ
(夫人)子供たちの話では・
目の覚めるような美女だそうで
(八戒)なに・
目の覚めるような美女?
(村長)は… はい
年のころは26~27
(八戒)うんうん うんうん
ほいでもって 独身で財産があって
(夫人)お知り合いですか?
俺の好みを言ったまでなんだよ
また この色気豚めが ほんまに
お師匠さま 妖怪退治は
私に お任せくださいませ
てんぽうげんすい
ちょごのう
天蓬元帥 猪悟能八戒
村人の不幸を
見過ごすわけにはまいりません!
(夫人)おお ありがたや
八戒さま
(髭)気高いお方
みほとけ
いや 御仏に仕える者としては
当然のことです
ねえ? お師匠さま
お前1人で大丈夫ですか?
ものすごく大丈夫です
悟浄先生!
気色の悪い声 出しやがって もう
僕に分数を教えてちょうだい
やつ
(悟浄)ああ 嫌な奴 嫌な奴
4分の1は 2分の1の半分か…
どうして そうなるの?
・~
ハァ…
(分数妖怪)坊やたち
2分の1足す3分の1は いくつ?
(男の子)5分の2
(男の子)8分の1
(男の子)2分の3
(男の子たち)逃げろ!
ハァ… 落ちこぼればっかり
俺の好みに ぴったし
・~
(八戒)おばちゃん!
僕 分数できるよ
(妖怪)本当かい?
できると どうなるの?
と~っても いい所
連れてってあげるわ
とっても いいとこって
どんなとこ?
知りたい?
(八戒)知りたい 知りたい
2分の1足す3分の1は?
う~んと…
6分の5!
(妖怪)いい子だね
4分の1足す3分の2は?
(妖怪)どうしたの?
(八戒)あった… 12分の11
3分の1かける4は?
(八戒)少々お待ちください
(妖怪)できないの?
たんま たんま
くそ そんな難しいの書いてないぞ
いや まいった まいった…
(妖怪)カンニングは駄目よ
あの… 3分の2引く3分の1なら
できるけど
お黙り
ごめんなさい おばちゃん…
僕 おばちゃん大好き
うち
さっさと お家へお帰り!
分数のできない子に用はないの
「分数 分数」って色気がねえなぁ
(八戒)よう 待ちなってんだよ
(妖怪)お前は?
何を隠そう
天蓬元帥 猪悟能八戒よ
(妖怪)離せ 汚らわしい!
(八戒)なに?
ンンッ!
(八戒)オオッ? この!
こらこら こら!
お前に聞きたいことがあるんだ
ええ?
虫も殺さないような顔して
なんで子供たちを
さらったりするんだ・ こら
3分の1足す2分の1は いくつ?
3分の1… 1足す…
5… 5… あっ…
(殴る音)
ウウッ…
(殴る音)
オオッ!
あらぁ…
フン… 低能のくせに生意気だよ
待たんか!
(妖怪)誰なの・
その落ちこぼれ豚の仲間じゃ
・~
2分の1足す3分の1は?
(悟浄)6分の5じゃ!
4分の1かける3は?
(悟浄)4分の3
9分の8割る7分の6は・
1と27分の1!
ンンッ!
(悟浄)待て!
クッ…
・~
こら!
よ~く聞け 村の衆!
けんれんたいしょう
さ
捲簾大将 沙悟浄が
分数妖怪を召し捕ったぞ!
(赤鼻)あっ! おい みんな!
分数妖怪だぞ おい!
(髭)やったぞ!
やっちまえ!
(騒ぎ声)
おい ちょっと…
ちょっと待てっちゅうねや
(赤鼻たち)村長!
(赤鼻)分数妖怪だ ほら!
(村長)この女が分数妖怪か?
(悟浄)そう このわしが退治した
かたじけのうございます これで
枕を高くして寝ることができます
(男性)殺せ!
(男性たち)殺せ! 殺せ!
殺せ! 殺せ!
(男性)殺せ!
(村長)この村を
不幸のどん底に陥れた分数妖怪を
生かしておくことはできん
(男性たち)そうだ そうだ!
明日の朝
日の出とともに 縛り首にしよう!
(歓声)
・~
分数妖怪とやら
私は三蔵という旅の僧です
何か
言い残すことは ありませんか?
さらった子供たちが
もし生きているのなら
村人たちに返してやってください
それ以外に あなたの救われる道は
ありませんよ
子供たちは生きてはいません
殺してしまったのですか?
(泣き声)
あなたは泣いていますね?
泣くぐらいなら
なぜ そんな むごいことを?
私には 妖怪学校に
通っている かわいい息子がいます
漢文や化学は得意なのに
分数ができないために・
落ちこぼれて馬鹿にされ
友達もできず
毎日 泣き暮らしているのです
ある占い師の話によれば・
分数の よ~くできる人間の子の
生き肝を食べればよいと…
それ以来
悪いこととは知りながら…
ハァ… なんと罪深い
自分の息子さえよければ
それでいいのですか?
村人たちの怒りは もっともです
いつか こうなることは
覚悟していました
馬鹿な母親だと笑ってください
こうしん
ただ 私が死ねば 息子の興清は
どうなるんでしょう?
たったひとりで
生きていけるんでしょうか?
それを思うと
胸が張り裂けそうです
(泣き声)
ごんげ
(悟浄)利己主義の権化 教育ママの
お化けやがな そんなもん
(八戒)いや 子持ちの未亡人とは
知らなかったな
村長どの お願いがあります
はい
分数妖怪の処刑を・
思いとどまっては
いただけないでしょうか?
何をおっしゃいます・
「窮鳥 懐に入れば
猟師も これを殺さず」と申します
無益な殺生を重ねてはいけません
私たちは 掛けがえのない子供を
奪われたのですよ!
だからといって 妖怪を殺せば
憎しみが残るだけです
情けをかけてやれば
二度と子供たちを・
さらったりは しないでしょう
甘い 甘いですよ お師匠さま
大体ね 妖怪の世界にね
ヒューマニズムが通用するわけないですよ
そう ヒューマニズムがないな
師匠の私に説教をする気ですか?
まあ すぐこれや もう…
お坊さま どうして あなたは・
そんなにまでして
分数妖怪をかばうのです?
親子の情愛は
妖怪も人間も同じです
分数妖怪は 罪を悔いています
残された息子の行く末を案じて
泣いています
妖怪の涙など信用できません!
どうしても殺したいのですか?
お言葉を返して
申し訳ありませんが
むらおさ
いったん決めたことは 村長の
私でも覆すことはできないのです
では せめて 処刑の前に・
ひと目だけでも
息子に会わせてやってください
私が許しても
村の者が許さんでしょう
・~
あなたの命ごいを
してみたのですが…
受け入れては もらえませんでした
当然の報いです
お骨折り ありがとう存じました
その代わり 内緒で
息子さんに会わせてあげましょう
えっ? では 息子は ここに?
そんなことしては
息子さんまで殺されてしまいます
すると?
・(鍵の開く音)
さあ 行きなさい
行って 息子さんと
最後のお別れをしてきなさい
何をしているんです?
ぐずぐずしていると 人が来ますよ
いけません
私を逃がしたと分かれば
三蔵さまが ひどい目に遭います
日の出までに戻ってきてくれれば
大丈夫です さあ
私を信用してくださるのですか?
まあ あなたは なんという…
お師匠さま ご安心ください
私が
付け馬として ついてまいります
その必要はありません
信じるということが大切なのです
しかし もし
途中で事故でも起きましたら…
さあ 早く
このご恩は忘れません
必ず夜明け前に戻ってきます
・~
(赤鼻)ほら これを見てください
(悟浄)お師匠さん
まね
何の真似ですか? それ
騒ぐことはありません 分数妖怪は
子供に会いに行っただけです
(村長)冗談じゃありません!
(悟浄)せっかく捕まえたのに もう
(赤鼻)何を考えてんだ? くそ坊主
分数妖怪は必ず戻ってきます
(髭)どうして分かる?
そういう約束をしたんです
(村長)約束? 妖怪と?
(悟浄)何を言うてんねや もう
(村長)逃げ口上に
決まってるじゃありませんか
(赤鼻)
だから すぐ殺せばよかったんだ
分数妖怪は
夜明け前に戻ってきます
(村長)
戻らなかったら どうするんです?
そのときは… 私を処刑しなさい
(悟浄)ちょっと お師匠さん
なんちゅうこと言ってるんですか
(髭)その言葉を忘れなさんなよ
(村長)よ~し!
(赤鼻)きっとだぞ
(悟浄)ちょ… ちょっと 皆さん
(悟浄)お師匠さん!
・~
・~
(八戒)ハァハァ…
・~
(妖怪)興清
(興清)お母さん!
(妖怪)遅くなって ごめんなさい
心配したよ
人間に捕まったかと思ったよ
何を言うの
妖怪が人間に負けるもんですか…
(せきこみ)
(興清)どうしたの?
(妖怪)ううん…
僕のせいだね
僕が分数できないから
お母さんが苦労するんだね
お母さんこそ
お前の役に立てなくって 悲しい
(妖怪の泣き声)
ハァハァ ハァハァ…
(興清)あの人 だぁれ?
(妖怪)えっ?
(八戒)
こんばんは! 坊や かわいいな
分数の先生ですか?
(八戒)いや 違う違う 違う違う…
分かった
新しいお父さんでしょう?
いや… 嫌だぁ ヘヘヘッ…
そうじゃないのよ
坊やは
新しいお父さんが欲しいのか?
うん だって お父さんがいれば
お母さんの苦労が減るでしょう?
どうしたの? お母さん
何があったの?
ねえ おじさん 何があったの?
うん? う~ん…
あのね 興清
お母さんね 急な用ができて
この八戒さんと一緒に
遠くに行くことになったのよ
どこ行くの?
う~ん それが まだ…
まだ分かんないんだなぁ
嫌だよ 僕も連れてってよ
そんな聞き分けないこと言って
お母さん困らせないで
・~
夜が明けたら 1人で山を下りて・
こうもりだに
蝙蝠谷のおばさんの所に
行きなさい
どうしてなの?
分数のできない子がいると・
恥ずかしいから 捨てちゃうの?
(妖怪)違うのよ
僕 一生懸命 勉強するよ
だから 行かないで!
(泣き声)
(八戒)分かった 旅は中止だ
もう お母さんは
どこも出かけないぞ
こんないい子を残して
出かけるなんて…
そんな残酷なことができるか!
(泣き声)
(悟浄)お師匠さん! 番兵はね
向こうで2人とも眠ってます
逃げるなら今のうちですよ
私は人質です
分数妖怪が帰ってくるまで
ここに いなければなりません
何を言ってるんですか もう
殺されると分かってて
誰が帰ってきますかいな
今時分ね 八戒と手に手を取って
駆け落ちしてますよ
さいぎしん
猜疑心を捨てなさい
きっと御仏は 信じることの尊さを
教えてくださるはずです
あんたも
分からんちんの頑固坊主やね
あのね いいですか
夜が明けてしまったらね
あなたは妖怪の身代わりになって
縛り首になるんですよ
はい あ~んして あ~んして はい
ウウッ…
大丈夫?
ねえ
早くね 分数妖怪を捕まえないと・
大変なことになるんだよ
ウウッ…
ねえ はいはい はいはい…
口開けて はい
アア… 大丈夫かい?
ねえ 頼むよ
お師匠さんが殺されちまうんだよ
ねえ 悟空ちゃんだけが
頼りなんだからさ
ウウッ…
ねえ 悟空ちゃん
早く元の悟空ちゃんに戻ってよ
はい もうひと口あげる ほら
さあ 頼む 何とか言って
ウウッ…
ねえ 何でもいいから言って
ウウ…
なに?
ウウ… アア…
うん…
う… う…
梅干し ない?
駄目だ こりゃ
ごちそうさま
・~
どうも お待たせいたしました
(八戒)どうしても行くのか?
はい 夜明け前に戻らなければ
大変なことになります
待ちなさい
(妖怪)はぁ?
俺は考えが変わった
ころっと変わった
あの子には母親が必要なんだ
お師匠さまのほうは
俺が なんとかするから
とんでもない
(八戒)あんたは ここにいなさい
三蔵さまの信頼を
裏切ることはできません
子供が かわいくないのか・
大きな声出して すいません
でも… 妖怪の道に
外れるようなことをしては・
教育上 よくありませんでしょう?
この大事なときに
教育がなんだ 分数がなんだ!
ああ もう 時間がありません
(八戒)ちょ…
ほ
俺は あんたに惚れちまった
徹底的に惚れちまった
(妖怪)離してください
俺の気持ちが分かんねえのか・
三蔵さまを見殺しにはできません
(八戒)だから任せとけと言うんだ
あんたの顔の立つように
俺が ちゃんとするから
お気持ちだけは ありがたく
丸く収めて 俺は帰ってくる
だから 俺が・
興清ちゃんの新しいパパになって
3人で楽しく暮らそう
2分の1足す3分の1は いくつ?
(八戒)え~っと…
ええい 黙れ!
(突く音)
ごめんよ ダーリン
・~
(玉竜)よいしょ
痛え 痛え…
ああ 我慢して 我慢して
やめてくれ…
下ろすよ
(うめき声)
はいはい
大丈夫かい? 大丈夫かい?
ねえ しっかりしてよ 悟空ちゃん
早く捜さないと
手遅れになっちゃうんだよ
誰 捜すんだよ?
「誰」って
分数妖怪に決まってるじゃないか
分数妖怪?
そうだよ いいか? 兄貴
2分の1足す2分の1
分かるかい?
2分の1足す2分の1?
分数は できずとも
猿は生きられる!
威張って ごまかして…
分かんないのは
分数だけじゃないでしょう?
そう… この野郎!
(蹴る音)
(いななき)
(玉竜)兄貴 急げ!
よいしょ
ンンッ!
・(いななき)
・(駆ける音)
あれ? 兄貴
どうしちゃったんだ?
・~
大丈夫かな?
(読経)
・(鶏の鳴き声)
(読経)
おい おい!
ちょっと あんた
分数妖怪か? ええ?
そうです
ああ…
これから 三蔵さまの所に戻ります
ああ そうか うん
・(興清)
お母さ~ん! お母さ~ん!
興清…
誰だい?
息子です
どうぞ 追いかけてこないように
言い聞かせてください
お母さん! どこ行ったんだよ・
おっととと…
お母さ~ん!
なっ? いい子だ
お母さ~ん!
ああ よしよし よしよし…
(男性たち)殺せ! 殺せ!
(騒ぎ声)
(悟浄)こら 村長
まだ 夜が明けてへんやないか!
処刑の準備をするだけです
お前ら 本気で
お師匠さんのこと殺す気やな?
もう 私の力では 村の衆の
怒りを静めることはできません
(男性)殺せ!
(男性)行くぞ こら!
殺せ!
・~
悟空 えらいこっちゃ!
あれ? ハァ…
わしゃ知らんぞ
妖怪との約束を信じた・
お師匠はんが あほなんやからな
ほんまに もう
(ため息)
そうか
こうなったら やけくそじゃ
背に腹は代えられん よし…
シュッ…
お師匠さま 今行きますからね
・~
(男性)そら いけ! やってやれ!
(女性)やっちゃえ!
(女性)殺せ! 殺せ!
(女性)殺せ!
(男性)そうだ いけ!
(夫人)よ~し 殺せ!
(男性)殺せ 殺せ!
(騒ぎ声)
あっ! あれは…
(悟浄)ちょっと待ってください!
(赤鼻)あっ 分数妖怪だ!
(男性)おお 妖怪だ!
(髭)か… 帰ってきたぞ!
(悟浄)いかにも
分数妖怪 ただいま参上!
(村長)ほら ひっ捕らえろ!
(男性)この妖怪め!
(悟浄)分かった分かった
立派に死んでやるから・
お師匠さんの縄を解け!
(赤鼻)急げ急げ!
(男性)縄だ 縄をかけろ
(髭)まま… 待て! あれは何だ?
(男性たち)えっ?
(八戒)お~い! お~い!
あいや・ また来たぞ
ああ 良かった やっと間に合った
分数妖怪は約束を守りました!
アアッ… どうなってんだ?
(男性)ど… どっちが本物だ?
(村長)ええい とにかく捕まえろ!
(八戒)待て! その前に話があるの
(八戒)あれ? あんたは…
(悟浄)遅いぞ 分数妖怪
(村長たち)アアッ…
馬鹿馬鹿 馬鹿馬鹿
あれほど 先回りしちゃ
いけないって言ったのに
馬鹿! 馬鹿…
(悟浄)おい!
わしや 悟浄や!
悟浄…
(つばを吐く音)
(村長)
分数妖怪の正体は こいつらだ
だま
みんな 騙されるな!
(男性)おう 殺せ!
(八戒)今 説明するから!
(悟浄)話せば分かるでしょう!
手向かいは よしなさい
八戒 悟浄!
分数妖怪は きっと来ます きっと
・~
きんこきょう
お師匠さん 緊箍経で
悟空のこと呼んでください
それは できません
なんでですか?
悟空は
やけどで衰弱しきっています
これ以上ショックを与えると・
心臓まひを
起こしてしまうでしょう
あ~あ…
(悟浄)もう助かる見込みなしやな
2人とも許してください
妖怪を信じた私が悪かったんです
いいえ 分数妖怪は いい女です
純情な いい女です
俺は
愛のためだったら喜んで死にます
何言うてんねん お前 あんな女に
骨抜きにされやがって あほ!
かっぱ
河童 てめえが小細工するから
めちゃめちゃに・
なったんじゃねえか この野郎!
俺の作戦は めちゃめちゃだ!
さあ つるせ!
・(妖怪)三蔵さま~!
あっ!
お… おい また来たぞ!
(赤鼻)なんだか気味悪いな おい
・~
(妖怪)遅くなって
申し訳ありませんでした
私を縛り首にしてください
そして 三蔵さまを助けてください
(八戒)あなた 本物の?
(妖怪)はい
八戒さま いろいろご配慮
ありがとうございました
(八戒)どうして出てきたんです・
どうして?
興清ちゃんは どうしたんです・
(妖怪)それは
もう おっしゃらないでください
よく来てくれましたね
一瞬たりとも あなたを
疑ったことを恥ずかしく思います
(男性)殺せ!
(男性)皆殺しにしろ!
(八戒)やめろ!
いけません!
その妖怪は
人間の心を持っています
これでは約束が違います
三蔵さまとお弟子さんたちを
放してあげてください
(雷鳴)
(雷鳴)
(縄の消える音)
あら… あら・
(悟浄)おい
(八戒)オオッ!
(男性)あっ!
兄貴!
(三蔵・悟浄)悟空!
ンンッ!
(男性たち)アアッ!
みんな 静かにしろい!
(悟浄)悟空
ああ
(八戒)お土産か?
違うよ
よく見ろ! これはな
食われた子供たちの
しゃれこうべだ
(悲鳴)
・~
(読経)
(読経)
・~
(男性)アアッ!
やんらい
(赤鼻)陽来!
(読経)
・~
(歓声)
(男性)良かったな!
(男性)ああ 良かった!
(歓声)
良かった 良かった!
(笑い声)
・~
あらぁ…
(悟浄)良かったな
・~
(八戒)おい 兄貴!
うん?
おう
何だ?
(興清)さよなら!
(八戒)お~い!
さようなら!
達者で暮らせよ!
必ず迎えに来るからな!
相変わらず
お前は惚れっぽいな ええ?
おい 八戒
何年かかるか分かんねえんだぞ
俺は信じる 愛は変わらない
百の説法にも勝ると申します>
尊さを知った3人の弟子たちは・
改めて 三蔵法師への
忠誠を誓ったのであります>
天竺への道は まだまだ遠く・
やっと 3分の2を
過ぎようとするところでしょうか>
・ 世の中いろいろあるけれど
おれは関係ないね
・ もっと大きく心を広げて
この世は結構楽しい
・ ゼイ・コール・ミー
マジック・モンキー
・ ゼイ・コール・ミー
マジック・モンキー
・ 愉快なことさがしながら
生きてるおれだよ
・ マジック・モンキー
・『ホーリー&ブライト』
・ 遠い昔の話で 新しいこの星が
・ いま生まれてぼくらの胸
・ 清く照らしているよ
・ それはぼくらの心に
・ 新しい地平線を
・ サァめざせと教えながら
・ 強く輝いてるよ
・ 闇を照らしているよ
・ Shining holy and bright
・ けがれない光が
・ Oh so holy and bright
・ 君だって見えるよ
・ きらめくその星が
・ Holy, holy and bright
・ A star is shining
・ so holy and bright
・ Holy, holy and bright
・ Never let it go
・ out of your sight
・ Holy, holy and bright
・ A star is shining
・ so holy and bright
一夜をもらうため
いけにえの女を差し出す村人たち>
妖怪退治に向かう悟空>
ご期待ください>
Can't find what you're looking for?
Get subtitles in any language from opensubtitles.com, and translate them here.