All language subtitles for 光る君へ - E25 決意 - [1440-FHD@KTGMC-slw.NV7-h264_qvbr 280_u p7][字]

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Original subtitles

この村の者は 秋は 男が 山で雁皮を集め➡

冬は 女が 紙をすくのでございます。

(大野国勝)どうぞ。

越前は 寒うございますから➡

キッと目の詰まった艶のある 美しい紙が出来上がるのでございますよ。

お手に。

(藤原為時) これが 越前が誇る 紙すきの技か。

大いに励め。 (2人)はい。

♬~

♬~

♬~

(まひろ)これが あの紙なのですね。

まことに艶やかな…。

一枚頂いても よろしいかしら。

ならぬ。 一枚くらい よろしいのでは…。

これらは 民人らが納めた租税であるぞ。

全て 都に送るのだ。 分かりました。うむ。

されど 冬場のつらい手仕事に このように重い租税をかけるのか。

ま… 毎年 同じ量にございます。

そうか。 もうよい 下がれ。

はっ。

ん? 何か?

決められた租税よりも 納められた紙が多い…。

ん?

越前では 2,000張を納めることになっておるが➡

ここには 2,300ある。

父上 これまでの国守様は 決められた租税を納めたあと➡

残った紙を売って もうけていたのではないですか?

さすが まひろであるな。

父上もお気付きだったのでございますか?

わしは 国守ぞ。 ご無礼いたしました。

余分な紙は 返してやることにする。

返すくらいでしたら 何枚か私に…。

いやいや だから それは ならぬと 言っておるだろう。

その考えは 宣孝殿に吹き込まれたのか?

そのようなことはございませぬ。 うむ…。

紙は お返しいただかなくて 結構でございます。

ここの役人どもの顔色を うかがっておるのか?

手前どもは 今のままでようございます。

受け取ったからといって その方らが 嫌がらせなぞを受けぬように➡

厳しく目を光らせるゆえ 案ずることはない。

お役人様に頼らねば 出来た紙は さばけず➡

都に運ぶこととて かないませぬ。

余分な紙は そのお礼なのでございます。

私は 国守だ。

これ以上 余計な搾取はならぬと 私が 皆に言い聞かせる。

恐れながら 4年で 都にお帰りになる国守様には➡

お分かりにはなりますまい。

どうぞ… 今のままにしておいてくださいませ。

(藤原宣孝)都に戻ってこい。➡

わしの妻になれ。

♬~

お帰りなさいませ。

いかがされましたの?

わしは 世の中が見えておらぬ。

宣孝殿は 清も濁も 併せのむことができるゆえ➡

大宰府でも うまくやっておったのであろう。

お前も そんな宣孝殿に 心をとらえられたのか。

まだ とらえられてはおりませぬ。

まめに 都から 文をよこしておるようではないか。

こんなに筆まめな方だとは 知りませんでした。

そこまでするのは 宣孝殿が 本気だということであろう。

都に帰って 確かめてみよ。

ただ これだけは 心しておけ。

宣孝殿には 妻もおるし 妾も何人もおる。

お前を いつくしむであろうが ほかの女子も いつくしむであろう。

お前は 潔癖ゆえ そのことで傷つかぬよう 心構えはしておけよ。

そのことも 都で考えてみます。 うむ。

♬~

心の声 私は 誰を思って 都に帰るのだろう…。

♬~

(妍子)父上~! (藤原道長)おお… よし。

(田鶴)父上 お帰りなさいませ。

お帰りなさいませ。

よし 順番だ。 ほい 来い。

よっ よいしょ! ほい。

重たいのう。 せ君は軽いのう…。

ほい 来い。 軽いのう。

(田鶴)軽いのう。 軽いのう。 ハハハハハ…。

♬~

(乙丸)姫様のお帰りにございます!

(いと)お帰りなさいませ。

ありがとう。

(藤原惟規)父上と けんかでもしたの?

勉学は進んでいるかと 父上が心配なさっていたわよ。

離れていても うるさいな。

殿様は お健やかでございますか?

ええ。 もう 一人でも大事ないゆえ➡

都に帰ってよいぞと仰せになるので…。

誰?

えっ?

いとのいい人。 はっ!

帰ってこない方が よかったかしら。 そんなことはございません!

この人は ほかに妻もおりますので➡

たま~に たま~に 来るだけにございますから。

(福丸)福丸にございます。

今日は これにて 御免を被ります。

あら…。 別に帰らなくてもいいわ。

あっ そうですか…。

姉上の荷物を運ぶのを手伝ってやれ。

へい! お荷物 お荷物。お荷物 お荷物。

(いと)お荷物 お荷物。 (福丸)お荷物 お荷物。

いとは 俺だけがいれば いいかと思ってたけど➡

違ったんだな~ これが。

今まで生きてきて 驚くことも いろいろあったけど➡

この驚きは 上から3つ目くらいかしら。

(惟規)いとも いろいろ耐えてきたんだ。

許してやろうよ。 許すも何も➡

乙丸だって 女子を連れてきたのよ 越前から。

(乙丸)こちらは 殿様のお部屋ゆえ むやみに立ち入ってはならぬぞ。

(きぬ)はい。

お疲れではありませんか? (乙丸)お前の方こそ。

(きぬ)私は 体が丈夫ですから。

世話になった人には 幸せになってもらいたい。

まことに帰ってまいったのだな。

今 戻ったとこにございます。 (惟規)ご無沙汰しております。

待ち遠しかったぞ。

おお。 酒を持ってまいった。

今宵は まひろの帰りを祝って 皆で飲もう!

ハハハハハハハ!

〽 関の荒垣や 守れども

〽 はれ 守れども

〽 出でて 我寝ぬや

〽 出でて 我

(安倍晴明)新しき春を迎え 帝の御代は その栄えとどまるところを知らずと➡

天地の動きにも読み取れまする。➡

まこと めでたき限りにございます。

下がっておれ。 はっ。

お人払いまでされて 何事でございますか?

仰々しく 新年を ことほいでおったが まことのようには思えなかった。

見抜かれましたか。 やはり そうか。

これからしばらくは 凶事が続きましょう。 凶事とは何だ?

地震か 疫病か 火事か 日食か 嵐か はたまた 大水か。

それら全てにございます。

ならば それらを防ぐための 邪気払いをしてくれ。

災いの根本を取り除かねば 何をやっても無駄にございます。根本?

帝をいさめ奉り 国が傾くことを防げるお方は➡

左大臣様しかおられませぬ。

私に どうせよと申すのだ。

よいものをお持ちではございませぬか。

お宝をお使いなされませ。

はっきりと言ってくれねば分からぬ。

よ~く… よ~くお考えなされませ。

お邪魔いたしました。

♬~

(一条天皇)内裏におった頃のように➡

皆が集まれる華やかな場を作ろう。

(藤原定子)もう かつてのようなことは 望みませぬ。

私と脩子のおそばに お上がいてくださる。

それだけで十分にございます。

朕は そなたを幸せにしたい。

華やいだ そなたの顔が見たい。

これからでも遅くはない。

2人で失った時を取り戻そう。

うれしゅうございます。 されど…。

伊周も戻ってきたのであろう。

顔が見たい。

兄までが ここに出入りすれば➡

内裏の者らに 何を言われるか分かりませぬ。

ここを追われれば 私と脩子は もう行く所がございませぬ。

誰にも何も言わせぬ。 されど…。

鴨川の堤の修繕について 勅命は まだ下りぬのか!

(藤原行成)帝は 急ぐには及ばずと 仰せでございます。

大水が出てからでは遅いのだ。

すぐ取りかからねば…。 そのことも申し上げましたが➡

長雨の季節でもあるまいと 仰せになって…。かっ…。

あれほど 民のことをお考えだった帝が… 情けない。

一刻も早く お上のお許しを得よ。 はっ。

(藤原隆家)叔父上 たまには 狩りにでも参りませぬか。

そのような いとまはない。 息抜きもなさらねば。

そなたは 職御曹司には行かぬのか。

あそこは うつろな場でございます。

そもそも遊びよりも 私は 政がしたいのでございます。

出雲は遠くて 知らない者ばかり。

どうなることかと思いましたが➡

出雲守より 土地の者たちと 深いつきあいができました。

こう見えて 人心掌握に たけておるようで。

己を買いかぶり過ぎではないか?

買いかぶりかどうか お試しくださいませ。

必ず叔父上のお役に立ちまする。

気持ちは分かった。 今日は 下がれ。

はっ また参ります。

(ため息)

お具合が悪いと お聞きしておりましたが まさか ここまで…。

(源 倫子)今 女院様から 帝に➡

鴨川のことを進言されるのは 難しいかと…。

(ききょう)帝は お休みでございます。

左大臣様から 一刻の猶予もないと 仰せつかっております。➡

何とぞ 帝にお目通り願いたく…。

この時分まで 朕を追いかけ回すようなことをして➡

無礼であるぞ!

失礼つかまつりました。

引き続き 帝には お願い申し上げます。 うむ。

♬~

大宰府から戻った伊周は 帝から 職御曹司の出入りを許された。

(藤原伊周)フッ…。

少納言が書いた つれづれ話は 実に趣深く 機知に富んでいて面白い。

まことに これに 命をつないでもらったようなものだわ。

恐れ多いことにございます。

そうだ。 これを書き写して 宮中に広めるのは いかがであろう。

そんな…。 それは 中宮様のためだけに 書いたものにございますれば。

これが評判になれば➡

ここに 面白い女房がいると 皆も興味を持とう。➡

皆が集まれば この場も華やぐ。➡

さすれば 中宮様の隆盛を 取り戻すことができる。

早速 書写の手配をいたそう。

少納言 お前は 次を書け。

(藤原実資)帝も はなはだ軽率である。

中宮は 恥を知らぬのか!

非難すべし。

非難すべし 非難すべし…。

非難すべし。

(オウム)スベシ。

(雷雨の音)

(恒方)鴨川の堤が 大きく崩れましてございます!

晴明の予言どおり 次々と禍が都を襲い始めた。

(平 惟仲) 中宮様が 職御曹司に入られてから➡

悪いことばかりです。

(藤原公季)左大臣が 帝に きちんと意見を申されぬゆえ➡

帝は やりたい放題なされておる。 右大臣様。

(藤原顕光)ん?右大臣様から きちんと申し上げてください。

(惟仲)左大臣様の兄上がおられますこと お忘れなく。

(藤原道綱)私 お邪魔かな。

ん~…。

分かった。 わしに任せよ。

きつく言ってやろう 左大臣に。

もう一度 普請を請う旨の文を作れ。 (恒方)はっ。

右大臣様がお見えにございます。

左大臣殿! はっ。

今日は よい日でございますな。

雨ですが。 あれ? いつから…。

朝からです。

鴨川が 再び水かさを増すと やっかいです。

全く 全く やっかいなことばかりで 左大臣殿も ご苦労なことですな。

あっ 何か御用でございますか?

ん?

ああ… いや お忙しかろうと思って 励ましに参っただけで。は?

邪魔をいたした。

〽

よい音色であった。

(藤原公任)お上には 遠く及びませぬ。

そういえば 公任殿と少納言が➡

歌のやり取りをしたという話を 聞きました。

ハハハ…。

うわさの少納言殿に 挑んでみたくなりまして。

私が詠んだ下の句に 見事 少納言殿が 上の句をつけてくれました。

おお… どんな歌だ?

「すこし春ある 心地こそすれ」…。

「空寒み 花にまがへて 散る雪に」。

「空寒み 花にまがへて 散る雪に すこし春ある 心地こそすれ」。

(一条天皇)「すこし春ある」…。

白楽天の「南秦雪」か?

私は 公任殿の才知に憧れております。

これからは 師として 私に歌の指南をしてくださいませ。

伊周殿は 十分 腕を磨いておられましょう。

中宮様 ここで 公任殿の歌の会を開くのは いかがでしょう。➡

男も女も共に学べる場を設けたら 皆 喜びます。

ああ… それはよい。 頼んだぞ 公任。 私からも お願いいたします。

恐れ多いお言葉 痛み入りまする。

左大臣様が お越しだそうでございます。

お上 お願いがあり 参上いたしました。

ここで 政の話はせぬ。

中宮も ここにおれ。

一昨日の雨で 鴨川の堤が崩れ➡

多くの者が命を落とし 家や田畑が失われました。

堤の修繕のお許しを お上に奏上しておりましたが➡

お目通しなく お願いしたくとも お上は 内裏におられず。

しかたなく お許しなきまま 修繕に突き進みましたが 時 既に遅く➡

一昨日の雨で ついに 大事に至りました。

早く修繕を始めなかった 私の煮えきらなさゆえ➡

民の命が失われました。

その罪は 極めて重く➡

このまま左大臣の職を続けてゆくことは できぬと存じます。

何を申すか! どうか お願い申し上げまする。

ならぬ!

朕の叔父であり 朝廷の重臣であり➡

朕を導き支える者は そなたでなくして 誰がおろう。

お上のお許しなきまま 勝手に政を進めることはできませぬ。

その迷いが…➡

こたびの失態につながりました。

これ以上は 無理でございます。

どうか お許しくださいませ。

そなたの言いたいことは分かった。

朕が悪い。 こたびのことは許せ。

許せ 左大臣。

♬~

辞表は 蔵人頭 行成を介して 提出いたしました。

内裏にお戻りになられましたら ご覧くださいませ。

(一条天皇)待て 左大臣!

♬~

道長は 3度にわたり 辞表を提出するが 一条天皇は 受け取らなかった。

(乙丸)ただいま戻りました。

ご苦労さま。 鴨川の堤は どう?

(乙丸)泥の塊が あちこちに たまっていて 修繕は なかなか はかどりませぬ。

ここは なんとか無事だったけど…➡

家を失った人は どうしているのかしら。

(乙丸)皆 途方に暮れておりました。

(福丸)大水は 今に始まったことでは ございませぬゆえ➡

いずれ持ち直しますよ。

2人とも疲れたでしょう。 水を。 はい。

一休みしたら あちらの庭の泥さらいもお願いね。

おう。

よく尽くすのね 福丸は。

(いと)この人は 私の言うことは 何でも聞きます。➡

そこが よいのでございます。

のろけてるの? のろけてるわけではございません。

私なりの考えでございます。

皆 歌がうまい男が よいとか 見目麗しい男が よいとか➡

富がある男が よいとか 話の面白い男が よいとか言いますが➡

私は 何も要りません。

私の言うことを聞く この人が 尊いのでございます。

そうなのねえ…。

では…。

おし…。

乙丸ときぬは 越前のどこで知り合ったの?

こいつは ウニを取る海女でございます。

姫様が ウニがお好きでしたので いつもウニを求めに行っておりました。

その時に うっかり。

私が食べていたウニは きぬが取ってくれていたウニなのね。

はい。 私の得意な技は 息を長~く止めることでございます。

(息を吸う音)

海女は 息を止めて 海に潜りますので。

ああ…。

頼もしいのね。

(恒方)お帰りなさいませ。➡

右衛門権佐 兼 山城守 藤原宣孝殿でございます。

うむ。

鴨川の堤の修繕は どれほどのかかりとなるか➡

急ぎ答えを出せ。 (恒方)はっ。

お忙しいところ申し訳ありませぬ。

川岸の検分に御自らお出ましと聞いて 恐れ入り奉っておりました。

何か用か? さきの除目で➡

山城守を仰せつかりましたので お礼を申し上げに参りました。うむ。

お上のために励んでもらいたい。

親戚である藤原朝臣為時も 越前守に任じていただき早1年➡

つつがなく勤めておるようにございます。

おかげさまで 為時の娘も 夫を持てることになりました。

それは めでたいことであった。

何だ?

実は 私なのでございます。

何が 私なのだ?

為時の娘の夫にございます。

フッ… それは何より。

「君の門は 九重閟ず 君の耳は ただ聞こゆ堂上の言➡

君の眼は見えず 門前の事」。

越前では忙しそうであったが 都では暇そうだな。

書物を読むのは 暇だからすることではございませぬ。

うわっ また しくじった。 ハハハハハ。

随分と ご機嫌なご様子にございますね。

先ほど 内裏で 左大臣様にお目にかかり 山城守拝命のお礼を申し上げてきた。

お前を妻としたい旨もお伝えしたら つつがなくと仰せであった。

そのようなこと 何故 左大臣様に…。

いや 挨拶はしておかねば。

あとから意地悪されても困るからな。

何なんですか? その 嫌らしい物の言い方は!

好きだからだ お前のことが。

お帰りくださいませ。

は~い。

また叱られてしまったわ。

ハハハハハハハ!

お迎えの車が参っております。

今日は帰らぬ。 えっ?

ああ… うむ。

はっ。

うむ…。

(きぬ)お戻りになりました。

百舌彦。

(百舌彦)こたびは おめでとうございます。

偉くなったのね。

(百舌彦)長い月日が流れましたので。

まことに。

もろもろ お話ししたきことも ございまするが➡

本日は これにて。

心の声 あの人の字ではない…。

承知いたしました。

私は 不実な女でございますが それでも よろしゅうございますか。

わしも不実だ。

あいこである。

まことに。

♬~

翌日は 日食。

不吉の兆しであった。

左大臣様の姫君であらねば。 これは いけにえだ。

道長も ついに 血を流す時が来たということよ。

ないない。 中宮様が 子をお産みになる月に➡

彰子の入内をぶつけよう。 これ!これ!

軽々しくお近づきになりますと やけどされますわよ。

お考えにはならないよ。 ずっとず~っと若い女なの?

一度 ひっぱたいてやりなよ。

やってみなければ分からないわよ。

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