All language subtitles for 光る君へ - E22 越前の出会い - [1440-FHD@KTGMC-slw.NV7-h264_qvbr 280_u p7][字]

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Original subtitles

(宋人たちのどなり声)

(藤原為時 宋語で)

(朱仁聡 宋語で)

(宋語)

(三国若麻呂)私は この客館の通事 三国若麻呂にございます。

おお…。 こちら 宋の商人 朱仁聡にございます。➡

皆が 大変お世話になっていますと 礼を申しております。

ああ…。

今宵は あちらでお休みいただきます。

急なことで すまぬのう。 いえいえ。

(オウム)ニーハオ。

(羊の鳴き声)

(まひろ)朱様は 堂々となさっていて 礼儀正しく よいお方に見えました。

長となる者は そういうものだ。 まことに。

ただ 分からぬところもあるなあ。

何故 帰国せぬのだろうか。

朱は こう申した。

さきの国守様は 何をしておられたのでしょう。

国府に入ったら すぐに調べさせよう。

望郷の念に駆られておる者も おるはずだ。

先ほどのけんかも➡

帰りたい者と帰りたくない者が 争っておったように聞こえた。

お分かりになったのですか?

ああ よくは分からぬ。 何となくだ。

父上が 宋の言葉をお話しになるの 初めて見ました。

話すというほど話せぬ。

でも 宋に渡ろうとなさったのですよね。

そのようなことを なぜ…。

宣孝殿か。

はい。 父上は 博学で 物静かなだけではなく➡

破天荒なこともやってのけるのだと。

余計なことを…。 フフフ。

♬~

(三国)得体の知れないところはありますが 悪い者たちではありませぬ。➡

宋人は 戦を嫌いますゆえ。

(為時)戦を嫌うのか。 (三国)はい 唐の世とは違います。➡

戦で 領地を広げることはしないと 聞きました。

そなたは 何故 宋語ができるのだ?

(三国)修行のために宋に渡られた 坊様の下人として➡

彼の国へ行っておりました。

そうか…。

彼らは まことに商人なのであろうか?

船のこぎ手以外は 商人です。

そうか。 これからも あれこれと教えてくれ。

恐れ多いお言葉にございます。 何なりと。

(乙丸)海というものは 近江の湖と同じように見えます。

この海の向こうは 宋の国よ。

近江の湖とは違う。

(乙丸)戻りましょう 姫様。

ごきげんよろしゅう。

帰りましょう。

私の名前は まひろ。

まひろ。

♬~

シュウメイ…。

あなたの名前は シュウメイ?

(周明)ヂョウ ミン。 ああ…。

ジョー ミン。

ヂョウ ミン。

ヂョウ ミン。

難しいのね 宋の言葉って。

あ…。

朱仁聡という人は…。

♬~

(宋語)

ザイジィエン。

まことに商いをしに来ただけなのか…。

どこに行っておったのだ?

浜辺にございます。

父上。

ザイジィエンとは… どういう意味にございますか?

また会おうという意味だ。 また会おう…。

国守様 よろしゅうございますか? 入れ。

(三国)明日 国府におたちになる 国守様のために➡

うたげを催したいと 朱殿からのお誘いにございます。

♬~

(宋語)

我らの国の料理です。➡

国守様のために作らせました。➡

国守様の前途をことほいで。

チン。 チン。

チン。

(笑い声)

(宋語)

(三国)羊の肉にございます。 羊!?

あの庭にいた 茶色の あれでございます。➡

羊を1匹潰すのは 宋の国では 最高のもてなしです。

チン。 ああ。 どうぞ。

(為時)ん…。

頂きます。

まあ…➡

おいしい。

(笑い声)

(宋語)

シェシェ。シェシェ。 シェシェ。

食べてくれて ありがとうと 言っております。

(宋語)

すばらしい漢詩を作られたと 感心しております。

(宋語)

シェシェ。

シェシェ。

はあ…。

ごちそうさまでした。

宋の方々は にぎやかね。

正直 羊は あんまり おいしくなかったけど…。

シェシェ。

シェシェは ありがとうという意味ではないの?

シェシェ。 フッ…。

ああ… もう飲めぬ…。

では そろそろ おいとまいたしましょう。 ああ。

ああ…。 参りましょう。

翌日 松原客館を出た為時らは 越前国府に到着した。

♬~

(源 光雅)遠路はるばる越前へ ようこそお越しくださいました。➡

越前介 源 光雅にございます。

(大野国勝)大掾 大野国勝にございます。

(光雅)京の都と違い 初めは 何かとご不便がおありでしょう。

我らに 何なりと お尋ね お申しつけくださいませ。

従五位下 藤原朝臣為時である。

身に余る大任であるが 誠心誠意 努める所存➡

諸事よしなに頼むぞ。 (一同)ははっ!

早速だが 道中 敦賀にて 宋人たちの様子は見てきた。

船の修理は どうなっておる?

予定より遅れてはおりますが 粛々と進めておりまする。

事の子細を 早速に知らせよ。

いずれは赴いて この目で 船の様子も見たい。

(光雅)ご着任早々 そのような。

宋人のことは こちらで よしなにやっておきますので。

(為時)いや…。

左大臣様より 宋人の扱いを任されて 私は 越前に参った。

我が国が 信用を落とすようなことはできぬ。

はっ。 では 船の子細は 後ほど…。

姫様 こちらで お過ごしいただきます。

♬~

これにて。

♬~

心の声 「かきくもり 夕立つ波の 荒ければ➡

浮きたる船ぞ しづ心なき」。

もうよい。 下がれ。

どうぞ 越前のことは 我ら越前の者に お任せくださいませ。

国守様は それを ただ お認めいただければ➡

懐を お肥やしになって 都にお戻りになれましょう。

そなたは私を愚弄する気か。

めっそうもないことにございます。

下がれ。

ははっ。

次の者。

吉野瀬川の橋がきしんでおるんで お願いします。➡

ああ それと 芹川と船津の者たちが➡

田の水の取り合いで 大げんかになっておりますので お裁きを。

それらの者は 来ておるのか? 後ろの方におるやもしれませんけれど…。

ああ… 本日は いつもより 随分と人が多いので➡

まだ外におるのでございましょう。

ああ… 分かった。 橋のことは 急ぎ取り計らう。

介はおらぬか? 源 光雅殿。

うちの方では 米が不作でございます。

別の品を 代わりにお納めしても よろしゅうございましょうか?

浜に流れ着いたものを 独り占めした者がおり…。

妻が キツネに化かされて 毎晩いなくなるのです。

次の者。

あれは 嫌がらせでございましょうか?

恐らく そうであろう。➡

この先 あの光雅は やっかいだのう…。

恐れることはありませぬ。

父上は 父上のお考えどおり 政をなさいませ。

私が おそばにおりますゆえ。

うむ… ここが よう分からぬ。

もう少し詳しく記せと言ってきてくれ。

詳しく…。

失礼いたします。

ああ…。

朱殿より お願いがあって 参上いたしました。

何であろうか?

朱殿は 朝廷に 品物を献上いたしたいと 申しております。➡

お取り次ぎいただきたく お願いいたします。

何故 朝廷に貢ぎ物を…。

(三国)松原客館にて➡

大変よくしていただいている お礼にございます。

ああ… それは どうしたものかな…。

(宋語)

どうしても 献上したいそうで。

うむ。 では 都の左大臣様に文を書いて お伺いしてみるゆえ➡

しばし待たれよ。

うっ…。

いかがされました?

国守様。

(宋語)

宋の薬師を呼びますので。

(為時) ああ いやいや 大したことはないゆえ…。

(三国)参上しました。 どうぞ。

さあ。

この人が 薬師? (三国)そうです。

ん? 何か? いえ お願いします。

(宋語)

拝見します。

(宋語)

舌を出してください。

♬~

(宋語)

うつ伏せになってください。 お召し物は 脱ぎます。

な… 何でございますか? それは…。

(三国) 宋のはりです。 これで 何でも治します。

ふ~ん…。

え… えっ それ!?

(宋語)

(三国)大丈夫です。

♬~

(叫び声)

よくなったやもしれぬ。 (三国)ああ…。

(宋語)

(三国)心が張り詰め 頭が凝っている。

(宋語)

(三国) 私は 5日に一度 彼にかかっている。➡

だから 息災なのです。 (為時)ああ…。

これが 宋の医学なのか…。

(宋語) (三国)お大事に。

ありがとうございました。 まことに かたじけない。 礼を言う。

(宋語)

(三国)貢ぎ物の件 よろしくお頼みいたします。

(藤原実資)これが 献上品なのか…。

ニーハオ。

(実資)ニーハオ?

オウムとは 奇妙な鳴き声だ。

(藤原公任)オウムは 人の言葉を まねできるといいます。

宋の言葉やもしれません。 宋の言葉な…。

宋人は この献上品と共に 何か頼み事をしてきたのですか?

さあな。

ただ置いて帰るとは 不可解でありますな。

(実資)不可解… 不可解 不可解。

不可解 不可解。

「無事に朝廷に貢ぎ物を届けられた。➡

深く感謝する」だそうだ。

いつもの通事は いかがされたのでしょう?

そうだな…。 (国勝)ご無礼。

松原客館の通事 三国若麻呂が 殺されました。

ん。 はっ。

来い!

なぜ 朱を。

あやつが 咎人にございます。

今朝 2人が 口論していたことなど あらゆる証拠が そろっております。

あの者の話は 私が聴く。

通事がおりませんので やっかいにございますが。 筆談をする。

国守様は 咎人などに お近づきになってはなりませぬ。➡

こちらで調べますゆえ。

信じられぬ あの朱が…。

もし間違いであれば 国の信用に関わる 一大事じゃ。

異国人のことですゆえ 裁きは難しゅうございます。

このことは 左大臣様にお伝えになった方が➡

よろしいのではないでしょうか。 ああ。

あっ…。

文は 私が書きます。

父上を あちらの館へ。

♬~

うむ… この件 我が国の法で 異国の者を裁けるのであろうか…。

これを機に 宋国に追い返すのが よろしいかと存じます。

(藤原斉信)藤原為時は 優秀だから 越前守に替わったのでしょう。➡

為時に任せておけば よいのではありませぬか。

(源 俊賢)式部省に属していた男が➡

殺人の裁きができるとも思いませぬ。 (藤原道綱)だよね。

されど 殺人を見逃すのも どうでありましょうか。

殺されたのは 我が国の者にございます。 だよね。

左大臣殿は いかがお考えか?

(藤原道長)明法博士に調べさせた上で お上にお伺いいたす。

陣定で諮れと仰せになれば いま一度 議論いたそう。

(ため息)

お前の父も 左大臣であったな。

あちらで遊びましょう。

(源 明子)父が左大臣だった頃のことは 私は 幼くて覚えておりませぬ。➡

ただ 父が失脚しなければ➡

兄が左大臣であったやもしれぬと 思ったことはございます。➡

されど このごろ思います。

兄には 左大臣は務まるまいと。

俺とて 務まってはおらぬ。

俺の決断が 国の決断かと思うと…。

殿に務まらねば 誰も務まりませぬ。

近頃 口が うまくなったな。

私は変わったのでございます。

敵である藤原の殿を 心からお慕いしてしまった。

それが私の ただ一つの もくろみ違いでございました。

ほう…。 もくろみどおりであれば…➡

俺は生きてはいなかったのだな。

されど 殿は生きておいでです。

こうなったら 殿のお悩みも お苦しみも 全て 私が忘れさせてさしあげます。

私が全て。

殿にも いつか➡

明子なしには生きられぬと 言わせてみせます。

道長。 実資に代わって➡

今は 公任が 検非違使別当になっている。

大宰府に向かっているはずの伊周が 都に戻ったらしい。

何だと!?

多分 病の母親に会いに来たのだろう。

どうする? ああ…。

左大臣に聞くなどせずに➡

とっとと高階明順の屋敷をあらためれば よいのだが…。

俺って 優しいからな。

お前は 行かないな。 うん 公任に任せる。

苦手だな… こういうの。

(藤原伊周)母上…。

ここから先は通れぬ。

速やかに大宰府に向かえ。

(伊周)ここまで来たのだ…。➡

せめて 顔だけでも見させてくれ。

母は 俺に会いたがっておる。

ならぬ。

頼む…。

(ため息)

分かった。

別れを告げてまいれ。

すまぬ…。

(ききょう) ただいま 御母君 お隠れになりました。

♬~

この度は なんとお悔やみ申すべきか 言の葉も浮かびませぬ。

(藤原定子) 喪に服しておる この身をいとわず➡

左大臣殿 御自らお越しとは 痛み入ります。

⚟亡き義姉上には 幼き頃からお世話になりましたゆえ。

帝の御心に背き続けた兄の所業 許してください。

はっ。

道長殿 近くへ来ていただけませぬか。

中宮様…。 (定子)お願いします。

帝のお子を みごもっております。

父も母も逝き 兄も弟も遠く 高階に力はなく…。

帝のお子を この先 どうやって生み育てていけばよいのか➡

途方に暮れております。

左大臣殿 どうか… どうか この子を➡

あなたの力で守ってください。➡

私は どうなってもよいのです。

されど この子だけは…。

(一条天皇)なんと…。

間もなく ご誕生だそうにございます。

今から高階の屋敷に行く。

お上! なりませぬ。

勅命に背き 自ら髪を下ろされた中宮様を お上がお訪ねになれば➡

朝廷のけじめは つきませぬ。 ならば 中宮を内裏に呼び戻す。

朝廷の安定を 第一にお考えくださいませ。

我が子まで宿している中宮に 朕は 生涯 会えぬのか!

生涯 会えぬのか。

遠くから お見守りいただくことしか できませぬ。

(為時)越前のことは 越前で なんとかせよと…。➡

左大臣様の仰せだ。

左大臣様としたことが 随分と頼りないものでございますね。

そのようなことを申すな。

こらこら こらこら…。 待たんか! おい! 待て!

こらこら こらこら…。

話があって来た。

待て。 (2人)はっ。

朱様は 通事を殺していない。

証人だ。

あなたは 宋人なの? 日本人なの?

指の間に刺すと 熱が下がる。 こんなとこ 痛そう。

頭を冷やせ。 よい女でございました。

えっ! 道長を捨てるって どんな女なの?

好きにせい。

うわ~! 今朝 採れた ウニですの。

分からな過ぎる…。 私のことなど 忘れたのかと思っておった。

今 左大臣と言ったか? 帝の次に偉い人。

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