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(かっこいい磯兵衛) ♪我が名は磯兵衛
♪欲望 解き放つ時
《みんな 同志で候》
(時代劇磯兵衛)二度寝の神様と 死闘を繰り広げたで候
(二度寝の神様) 寝たらいいさ
(時代劇磯兵衛) 負けてたまるか~い!
(完徹磯兵衛) ちゃんと! 寝ればいいのに!
限界が…
近いようで候
・~
・~
・~
(先生)それでは 皆さん
作文は 書いてきましたか?
(生徒たち)はい
(話し声)
(先生)テーマは 尊敬する武士についてでしたね
(中島)うまく書けてるかなあ
(先生)先週から 耳に たこが出来るほど→
作文のことは 言っていますね
「書いてきなさい」
「忘れないように 書いてきなさい」と
忘れたなんて 言わせませんよ
磯兵衛
(磯兵衛)中島 何?
紙 えっ 紙?
今から書くで候 早く え?
早く い… 今から書くの?
では 読める人 手を挙げて
(生徒たち)はい! はい! はい…
はい
じゃあ 磯部君から いきましょう
なぜ…
磯兵衛…
「拙者のそんけ」…
武士… 武士は え~
み… 宮本武蔵で
(生徒)えっ 宮本武蔵?
(生徒)宮本武蔵は べたすぎるから なしって→
先生 言ってたよな (生徒)うん
(生徒)言ってた言ってた 駄目だろ(生徒たち)駄目だろ
…の! の?
の…
師匠的存在の… (花岡)師匠? 誰だ?
(高杉) 宮本武蔵に師匠っていたっけ?
武田!
た… 武田 武
誰?
誰だ 武田 武って 聞いたことねえぞ
なんて たけだけしい名前なんだ 強そうだな
続けてください
そっ 尊敬するところは え~と…
ふ~ 汗拭いてと
《頑張れ》
か… 刀とか すごくて→
あと… 筋肉とか あっ 両腕とも すごくて
あ~ え~と…
(先生)一体 何をした人ですか?
ああ…
ああ そうでござるな
まあ いろいろしたには したでござるが→
数が多すぎて ここでは… 紹介し切れぬでござる
具体的に
具体的に は… あっ
天下統一 天下統一!?
そっ それって 豊臣秀吉とかがやったやつじゃ…
したあとに 豊臣秀吉に それ あげて
あ… あげたの!?
歴史を裏で動かしたってことか?
え~と… 武田 武?
ハハハハハ… (生徒たち)すげえ
武田 武 すごくね?
《やり過ぎた もっと普通の人にしよ》
でも この人 結構 普通で
漫画とか好きで
二度寝したり→
生き物とか好きだし→
あと 何か 普通に歩くし
(女性) あっ 武さん こんにちは
何だよ その情報
だだ… だから 天下統一したのは たまたまで
たまたま!? (高杉)たまたま天下統一って→
どんだけ すごいんだよ 武田 武
あ… 磯兵衛
そろそろ 尊敬できるところを言って→
引き揚げたほうがいいよ もう限界 超えてる
アッ… うん そうだね うん
え~と つまり 拙者の尊敬する武田 強は…
強!? (高杉)名前 変わってるぞ
(生徒)武じゃねえのか? 武は…
フッフッフッ…
フッフッフッ… (高杉)先生?
フッフッフッフッ…
私のことを知っている人が まだいたとは
武田 武とは 私のことですね
磯部君
(先生)武田です
(生徒たち)ええ~!
先生が… たっ 武田 武?
天下統一 懐かしいですねえ
見直しましたよ 磯部君
うそ…
うそが誠になったで候
うそです
(倒れる音)
皆さんは ちゃんと提出してください
(生徒たち)はい! はい…
・(ウグイスの鳴き声)
たまには刀屋をのぞくのも→
武士って感じがして いいでござるな
武士って感じするね
(店員) どうぞ ごゆっくり ご覧ください
よ~し 史上最強の刀 探すか
磯兵衛 近所の刀屋に求める ハードルが高いよ
あっ
僕 これ いいと思う 何か強そう
そう? 拙者 良くないと思う
ちょっと古くさいし→
こう 見るかぎり 刃が すぐ欠けてしまう気がするで候
最強の刀とは程遠い よぼよぼって感じで候
いい目をお持ちでいらっしゃる
おっしゃるとおり そちらの刀は→
マサミチという刀鍛冶が 長年 作っている→
人気シリーズなんですが→
近頃 彼も老いてしまい→
刀自身も 力を失っていると いわれています
素人目には 気が付くことのできないことです
へえ 磯兵衛に刀を見る目が あったなんて知らなかったよ
あ~ まあ そういうの見る力は 人よりあるな~って思ってたで候
いやあ 近頃は 刀に詳しくもない 見る目もないくせに→
やたらと語る客が多いもので
見る目ある人がいて うれしいなあ ハハハハハ…
おっと 引き止めて すみません
どうぞ ごゆっくり
かたじけない
何か目つき変わったなあ
さあ中島…
いい刀は あったかな
え? え~と…
あっ
これなんか どうだろう
渋さがあって… ほら 激渋だよ
(店員)《それは…》 ふむ
(店員) 《うちの店 イチオシの刀!》
これ 安物
この店でも 相当ひどい刀で候
よく選んだね これを
じゃあ やめるよ
(店員)《イチオシ…》
すいません 店員殿
(店員)は… はい
この店のイチオシって どれでござるか?
(店員)《それとは言えない!》
え~と え~と…
《クソ イチオシなんて聞くなよ 見る目あるなら》
《最初のは まぐれだったのか?》
《試してやる》
これが この店のイチオシでございます
これが…
イチオシ…
(店員)《その刀は この店で 鉄くずと呼ばれる最悪の刀》
(店員)《製作したのは 刀鍛冶界の風雲児 虎徹!》
(店員) 《…の家の前を通りかかって 触発された変なやつ 48歳》
(変なやつ)いいの 出来たかも
(店員)《なぜ そんな刀が うちで売ってるかは さておき→
その刀 どう評する?》
いい仕事してる (店員)《あっ こいつ駄目だ》
イチオシとは聞いていたが これほど いいとは
えっと 僕には これ さびてるように見えるんだけど
フッ… 分かってないな 中島
これは 「わびさび」で候
(店員)《ケッ とんだ知ったか武士じゃねえか》
(武士)いい刀 な~いかな~
あの これ イチオシ商品らしいで候
(武士)ほう (店員)《あ~》
店員さんのイチオシだから 間違いないで候
イチオシか~ (店員)いや 違うんです
それ あの ちょっと 変なやつが作った鉄くず…
さびてるところが何とも わびさびがあると言ってたで候
(店員)《それは お前が勝手に言ったんだろう!》
(武士)ワッ! あたっ…
あっ イチオシ商品が!
(武士)何!? (武士)イチオシだと?
(店員)《アアーッ!》 (武士)どれどれ? イチオシか
(武士)ああ イチオシ… (武士)何か ぼろくねえか?
(加太奈)どれ わしにも見せてくれ
ウワワ… (武士)ウワッ この方は…
(武士)刀品評会 会長→
加太奈定之介大先生! (武士たち)おお~
何で そんな人が…
(加太奈)どれ
いや 見なくても
なんて斬新
一見 クソのようだが…
ああ クソそそられる刀
クソのようでクソにあらず
むしろクソ
きっとこれは 新しい時代の刀
というか クソ (武士たち)お~
この人 見る目あるで候
(加太奈)むしろ クソ クソ (武士たち)おお おお~
(平泉) <その後 鉄くずと呼ばれた刀は→
口コミで広がり話題を呼び…>
<看板商品になったという>
(骨が鳴る音) (花岡)ンッ ウウー…
花岡 お前 首の骨 ポキポキ鳴るの?
鳴るに決まってんだろ
超気持ちいいぜ ヘヘヘ… (生徒)すげえ
あんまり鳴らせる人いないよ (生徒)おお…
すげえ
おい 磯兵衛 お前 できるか? これ
(骨が鳴る音) (花岡)アアッ
できるで候
ハァ… (骨が鳴る音)
(生徒たち)え~っ! (花岡)ちぇっ 何だ できんのかよ
うむ 昔から
す… すごいね それ あっ でも 僕も鳴るよ 両手首
(骨が鳴る音) (花岡)へえ~ すげえじゃん!
(骨が鳴る音) (花岡)おいおい おいおい
すごいや 磯兵衛 手首まで鳴らせるの?
めっちゃ パランパランいってんじゃん
何か すごいでござるか? これ
(高杉)フフフフフ…
でも これは きっとできないよ
高杉
(骨が鳴る音) (花岡)ウオッ すげ~!
足の指 鳴らしてる キモい
えっ これもできるでござるけど
(骨が鳴る音) (花岡)マジか キモっ!
まさか磯兵衛に こんな特技があったなんて
骨鳴らしか
骨鳴らしって こんなこと特技でも別にうれしくないで候
けど 面白えからいいじゃん
他に鳴らせるとこあるの?
え? え~と…
(骨が鳴る音) (生徒たち)ウオー!
肩鳴らせるやつ 初めて見た
天才じゃん ハハハ…
天才? (花岡)ああ 天才だよ 肩鳴らしの
世の中には いるもんだね 天才ってやつは
何? もう みんなして 拙者のこと褒め過ぎでしょ
(骨が鳴る音) (生徒たち)ウワーッ!
当然のごとく 膝を鳴らしてやがるぜ!
ハハッ ハハッ ハッ… すげえ…
てか さっきから 中島 つぼり過ぎだろ
あっ そうだ ここ 鳴らせる人 いるかな
(骨が鳴る音)
あっ 今のは どこが鳴ったの?
あばら あばらって鳴らせるんだ
あばらの鳴らしたときって→
キュッって感じがして 気持ちいいでござるよ
イメージできないなあ (高杉)天才だな
磯兵衛 俺 思ったんだけど→
これで お前 金稼げるかもしんねえぞ
えっ
(男性)何でしょう?
さあさあ! 寄ってらっしゃい見てらっしゃい
世にも珍しい 骨鳴らしの天才だよ~
(骨が鳴る音) (見物客たち)おお~
(見物客)肩 鳴らしてください
(骨が鳴る音) (見物客たち)おおっ!
(見物客) 次 あばら鳴らしてください
(骨が鳴る音) (見物客たち)おおっ!
(見物客)普通に指
(骨が鳴る音) (見物客たち)おおっ おお!
(見物客)お… おい 膝
(骨が鳴る音) (見物客たち)おお~っ!
(見物客)すげえ (見物客)とんでもねえや
すごいよ 磯兵衛 (骨が鳴る音)
めちゃくちゃ もうかってるよ
拙者 これで食べていこうかな
武士はいいの?
武士は… 趣味で?
(中国人) すごいと聞きつけたあるよ
(骨が鳴る音)
(見物客)あっ あっ あなたは!
東洋医学の研究によって→
中国四千年の歴史の謎に 迫りまくる男…
(中国人)恐らく この侍 相当 暇人であるよ
毎日 特にやることなく 過ごしてるに違いないね
それゆえに 骨が本能的にやることを求めて→
音を発するようになったある
せめて 音くらいは鳴らさせてくれと
これは 中国四千年の歴史の中でもうん なかなか珍しね うん
何だか よく分からないけど お墨付きをもらったみたいだよ
ちょうどいい そろそろ あれ やるで候
あれか ホントに できんのかよ?
皆さん! お待たせいたしました!(骨が鳴る音)
これから この男が 全身の骨を 同時に鳴らします!
(どよめき) (見物客)全身?
(見物客) 全身だって そりゃすげえ!
一体 どうなっちまうんだ?
奇跡を目の当たりにできるぞ~!
・~
ハッ! (骨が鳴る音)
アッ…
(どよめき)
磯兵衛! どうしたの?
磯兵衛 おい! 泡吹いてんじゃねえか!
アイヤー やってしまったか
全身の骨を 同時に鳴らすことによって→
その衝撃は 脳みそを半端なく揺らし→
その気持ち良すぎる快感により 失神するある
中国四千年の歴史上にも 2人いたね
起こすあるよ (花岡)はい
キエーッ! (鼓動)
これで大丈夫ある
けど 今の つぼ押しで→
二度と骨を鳴らすことは できなくなった
しかし 彼のためあるよ
うん うん 失礼するあるよ
磯兵衛? 磯兵衛!
<磯兵衛の 骨鳴らしという どうでもいい特技は→
こうして失われた>
・~
・~
・~
・~
・~
・~
<え~ 平泉 成です>
<皆さんは 知らないかもしれないけど→
私の趣味は ケーナ製作なんだね>
<ケーナって南米の笛ね こういう感じの>
(ケーナの音まね)
<いや~ 口じゃあ無理だね 来週 持ってくる>
<ねっ 持ってくるから~!>
(武蔵)こう振るのだ! アーッ!
ウワーッ!
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