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(藍美) は?波 今 何て言った?
(波) だから 藍美ちゃんは どうする?
もしも霧尾くんの おならが 引くほど爆音だったら。
(藍美) は?うれしすぎるだろ。
(波) 7億デシベルだったとしても?
(藍美) そんな デケェ おなら 霧尾くんが遠くにいても→
近くに感じられて 最高じゃん。
(波) でももし そばに居たら 鼓膜 破れちゃうかもよ。
(藍美) 破れねぇよ。
だって霧尾くんの そばで おなら聞けるような→
関係性じゃねぇもん。
(波) それは そうなんだけどぉ。
(藍美) 霧尾くんの おなら聞けるのは 選ばれし者だけってこと。
(波) 選ばれし者って恋人とか?
(藍美) は?霧尾くんに彼女いるって 言いてぇのかよ。
(波) そうは思いたくないけど いないとも言い切れないでしょ?
(藍美) まぁな。
くそぉ~。
うちら なんも霧尾くんのこと 知らねぇな。
(波) 話す きっかけとか あればねぇ。
(藍美) 好きな色 聞いてみっか?
(波) 話 広げる気ある?
なんか もっとさぁ 忘れ物とか届けて~。
感謝されて~ みたいな。
(波) これだぁ。
これだよ 藍美ちゃん! 霧尾くんの学ラン!
多分 まだ いるよね?
届けてあげて 話すきっかけに…。
(藍美) しっ!ちょっと 波 黙って。
(波) ごめん 誰かに聞かれたら マズいよね。
(藍美) 違ぇよ 展示物に ツバ飛ぶだろ。
おめぇ これが なんだか 分かってんのか?
霧尾くんの超貴重な 私物なんだぞ。
届けるとかの前に まず 鑑賞するのが礼儀ってもん…。
おい!波 おめぇ なに勝手に持ってってんだよ。
(波) 私 霧尾くんに届けてくるね。
(藍美) は?ズリィじゃんよ それは!
ここは!ここは公平に じゃんけんで決めよう。
勝った方が 霧尾くんに 学ラン届けるってことで。
(波) しょうがないなぁ。
(藍美) いくぜぇ!
最初はグー じゃんけんぽん!
(波) いやぁ 藍美ちゃん。 (藍美) は?
(波) じゃんけんで両手 使う人 初めて見たよぉ。
(藍美) は?ウチの家系では 代々 使うけど?はぁ?
(波) だめだめ!仕切り直し!
(藍美) チッ 分かったよ。
じゃあ こうしよう 制限時間1分以内に…。
(波) 霧尾くんの好きなところ?
(藍美) 多く書けたほうが勝ち。
(波) おっけー これなら不正できないね
(藍美) どっちが強いかな? 霧尾くんへの気持ち。
(波) よ~い。
(藍美) スタート! (波) スタート!
(♪~)
(♪~) うわっ!
(♪~)
ダメじゃん 藍美ちゃん 臓器で稼いじゃ!
(藍美) は?実際 臓器ごと愛してるから 別に問題ないんだがぁ?
というわけで こっちの圧勝。
霧尾くんの おなら聞ける 関係性になってくるわぁ。
(波) 待って 藍美ちゃん。
こんなの なんか違うよ。
どっちが勝つとか そんなこと。
私たち 友達だよね?
(藍美) 違う ライバルだよ。
誰かを好きになるなら→
他人を蹴落とす覚悟くらい 持っとけよ。
「同じ人 好きだけど 協力し合って 友達でいよう」なんて→
波 夢 見すぎ。
(波) 待って 藍美ちゃん。
あっ! (藍美) あっ!
≪拝啓 霧尾くん≫
≪あなたが好きです≫
(波) あぁ~っ! (藍美) おい!のっちゃったじゃねぇかよ。
≪でも知りませんでした≫
≪人を好きになるのが こんなにも つらいなんて≫
≪好きな人が かぶるとか 完全に やっちまってますよね≫
(波) どうする?藍美ちゃん。
(藍美) ≪でも2人なら≫
協力するしかねぇな。
≪いや≫
靴 脱げよ。
≪2人だから できることもあるんです≫
そいや!
(波) んっ!藍美ちゃん みひだり!
(藍美) どっちだよ!
(波) 届いた! (藍美) うおっ!
(波) 私の。 (藍美) なんでだよ!
(波) 見て見て 霧尾くんの学ラン 輝いてる。
(藍美) いや 返せよ!おい!
(波) あっ 匂い 嗅いじゃお。 (藍美) 絶対 やめろよ。
なんで匂い嗅ぐんだよ! (波) いい匂い。
(藍美) ちなみに どんな匂いなんだよ!
(波) これで よかったんだよね。
はぁ せっかく霧尾くんに→
近づけるチャンスだと 思ったのになぁ。
(藍美) 欲張んな 波。
まだ タイミングじゃ なかったんだって。
(波) そっかぁ。
(藍美) でも。
記念!
>> “スマホのシャッター音”
(藍美) こんくらいは許されるだろ。 (波) あとで送ってね。
ねぇ 藍美ちゃん 霧尾くん しりとりしながら帰ろうよ。
(藍美) は?なにそれ 最高じゃん。
じゃあ私からね「霧尾くん」
(波) あっ 藍美ちゃん もう終わっちゃったぁ。
(藍美) ハハハ…“笑”
(霧尾) あっ あった あった。
怖っ。
(波) つら。
(♪~)
(♪~)
(女性教師) 23段落 最初の文。
したがって 先ほど説明したように→
「動物的な欲望があるにも かかわらず→
状況や相手との関係性 環境に応じて→
我々は孤独を選択することがある という見方も→
まさにスマトラ島的と言わざるを 得ない。」とありますが→
このスマトラ島的というのは…。 (霧尾) 先生 鼻血が。
(女性教師) あら大変 霧尾くん すぐ保健室 行って休んで。
(霧尾) えっ あぁ はい。
(吉沢) えっ 先生 鼻血だけで 焦りすぎじゃない?
ねぇ。
(女性教師) 鼻血を ナメないで!
みんなも体調 悪かったら 遠慮なく保健室 使うのよ。
(生徒たち) は~い。
“ドアの開閉音”
(藍美) いたたたたた。 (波) いたたたたた。
(藍美) 波 どうしたの?
(波) ちょっと急に頭痛がして。
(藍美) マジ?私も急に おなかが痛いんだけど。
えっ てか ごめん。
もしかして 波 保健室 行こうとしてる?
(波) あ うん そのつもり。
体調 悪いなら 保健室 使えって 先生 言ってたから。
(藍美) えっ マジ?私も行くんだけど。 (波) へぇ~ そうなんだ。
(藍美) 保健室のベッドで 休もうかな 的な?
(波) えっ?でも 保健室 ベッド2つしかないよね?
(藍美) そのうち1つは 今 霧尾くんが使…。
あぁ~ おなか 痛ぇ!
波 悪いな 霧尾くんの隣で 寝るのは私だ!
(波) 藍美ちゃん 持っていかなくて いいの?霧尾くんに お見舞い。
(藍美) お見舞い? (波) そうだよ。
ほら 入院してる人に 持っていくでしょ?
(藍美) 確かに。 (波) きっと霧尾くんも喜んでくれるよ。
(藍美) えぇ~ じゃあ 私 なんか…なんか 花とか摘んでこようかな。
(波) 藍美ちゃん いいね!
お花ならさ 中庭に咲いてるやつとか→
取っておいでよ。 (藍美) おぉ~。
で 波は霧尾くんに何 持ってく?
(波) う~ん。
気持ち?
(藍美) ハメられた!
はじめから そうやって 出し抜くつもりだったんだな?
待てよ 波!
あっ 痛ぁ…。 (波) 藍美ちゃん。
(藍美) やったわ これ。 (波) 藍美ちゃん どうしたの?
(藍美) 両足首 折れた。
(波) 普通に立ててるけど 大丈夫?
(藍美) 今はね。でも あれだわ じきにダメんなるわ。
保健室で診てもらわないと 完全にダメんなるわ これ。
だから行く 保健室。 (波) 藍美ちゃんの ウソつき!
ズル!健脚! (藍美) うるせぇな!
どうしても霧尾くんの隣で 寝てぇんだよ!
(波) 藍美ちゃん 同感だよ。
でも 今 私たちが するべきことって→
本当に こんなことなのかな?
私だって 霧尾くんの隣のベッドで 寝息とか聞きたい。
でも今は…余計なことをせずに→
安静にさせてあげるのが 本当の優しさだと思うの。
(藍美) 確かに。先生も鼻血を ナメるなって言ってたし。
それにしても なんで霧尾くん 鼻血 出ちゃったんだろう?
(波) う~ん 暑くもないしねぇ。
あっ 鼻の粘膜が傷ついてるとか?
(藍美) そうか 鼻の中に傷。
それって 霧尾くんが 鼻ほじくってるってこと?
そういえば私も子どもの頃 鼻ほじくりまくってて→
よく鼻血 出てたわ。
だからって 霧尾くんが 鼻ほじくってるって→
決まったわけじゃねぇよな。
いや いいんだよ 霧尾くんなら 鼻ほじくりまくってても。
鼻をほじくる霧尾くんも それはそれで人間味 あふれ…。
(波) 藍美ちゃん。
「ほじくる」って なんか やだ。
(波) 「ほじる」じゃ ダメなの?
(藍美) 波 行くぞ 保健室。 (波) えっ なんで?
(藍美) 霧尾くんに直接 聞いてみるんだよ
鼻をほじく…。
ほじるのか。
波も気になってんだろ?
(波) そんな答えにくいこと 霧尾くんに…。
>> “ドアの開く音”
(霧尾) 失礼しました。
(藍美) き…霧尾くん。 (波) 鼻血 大丈夫?
>> 大丈夫 すぐ止まったし。
(藍美) なんか もしかして 鼻を ぶつけたとか?
いや なんていうか 鼻血って→
私 あんま ほら出たことなくて。
だから 何で 鼻血 出ちゃうのかな的なこと→
ちょっと さっき 気になった的なとこが あって。
>> あぁ~ そっか。
俺 実は花粉症 やばくて。
(藍美) 花粉症。
>> 毎年 この時期 鼻かみまくりで。
頻繁に出るんだよね 鼻血。
(藍美) 大丈夫そうで よかった。
(波) なんか その…鉄分とか とってね。
>> うん ありがとう。
ハックション!
(藍美) 花粉になりてェね。
(藍美) 霧尾くんと ハンバーガー食べたい。
(波) 霧尾くんと写真 撮りたい。
(藍美) 霧尾くんとドライブ 行きたい。
(波) 霧尾くんと相合い傘したい。
(藍美) 霧尾くんと お化け屋敷 行きたい。
(波) 霧尾くんと 霧尾くんと…。
“鼻をすする音”
(藍美) 波 どうした?泣いてんのか?
(波) あぁ 霧尾くんと…。
(藍美) 霧尾くんと?
(波) 都合のいい ハプニングが起こって→
なんやかんやしてるしてるうちに 狭いロッカーに→
閉じ込められちゃって。
お互いの鼓動を感じたすぎて… 泣いちゃった。
(藍美) はぁぁぁぁぁ? おめぇ そういう策略かっ!
そうやって 動揺させようとしてんのか。
「霧尾くんと○○したい エンドレス耐久レース!」
(波) はい 次 藍美ちゃんの番だよぉ。
(藍美) 波 ずっる ずっるぅ わっる わっるぅ!
(波) 10秒以内に答えないと負け。
じゅ~う きゅ~う は~ち な~な
(桃瀬) はぁ?マジ?
ウソだろ おいおいおい…! (霧尾) どうしたの?
(桃瀬) いや 人間は平均 10個から20個らしい。
(霧尾) 何が?
(桃瀬) 全身の ほくろの数。
俺 53個も あったんだけど! 何?病気?
ほら いち にい さん しい…。
(霧尾) それ ほくろじゃなくて そばかすじゃね?
(桃瀬) いや ほくろだろ?霧尾は?
全身の ほくろ1個だけだろ? その口元の。
(霧尾) どんなやつだよ。
(皐月) きっりお~!
(霧尾) 皐月。 (皐月) 一緒に帰ろ!
(桃瀬) おっ バスケ部も 今 帰りか (皐月) うん。
(皐月) あっ この子たち またいる!
(桃瀬) あっ なんか あの猫 三好さんと染谷さんみたいだな。
ほら こっちが三好さんで こっちが染谷さん。
あの2人 いつも一緒にいるからな
でも 全然 タイプ違うのに なんで一緒に いんだろ?
(霧尾) 友達だからじゃない?
(桃瀬) そりゃ そうだけどさぁ。
1匹狼っぽくて 人といること 嫌いそうなタイプと→
穏やかで誰からも愛されそうな 小動物タイプ。
(皐月) ふ~ん そんなに違うんだ。 (桃瀬) うん。
(皐月) 霧尾は?どっちがタイプ?
(桃瀬) やめろよ そういうの。
(霧尾) えっ あ ごめん 聞いてなかった。
(皐月) どっちがタイプって 聞いてんの。
その…染谷さんか三好さん?
(霧尾) ん~。
あっ 俺 急行 来るから ちょっと急ぐわ。
(皐月) あっ 逃げたぁ!
(桃瀬) 皐月 余計なこと言うなよ。
(皐月) ゴメン。
(桃瀬) 霧尾って 俺らに ずっと カベ あるよな。
(皐月) う~ん 多少 クールではあるけど。
(桃瀬) クールっていうか→
何 考えてるか 分かんねぇんだよな。
(皐月) だから霧尾には 隠してるの?
同じクラスに好きな子がいること。
(桃瀬) まぁ 霧尾に 気ぃ使わせるのも あれだし。
いろいろ めんどくせぇだろ。
(桃瀬) 霧尾も あの子のこと 好きだったら。
(皐月) カ~ッ 青春!
(桃瀬) うるせぇ。 (皐月) わぁ~ 青春!
(桃瀬) 待て コノヤロウ! やり返してやる!
(藍美) 霧尾くんと Wi-Fiで つながりたい!
(波) 霧尾くんと一生 終わらない しりとり したい!
(藍美) 霧尾くんと この世の全てを 餃子に包みたい!
霧尾くんと 池の水 全部 抜きたい!
(波) 霧尾くんと 美術館で大声 出したい!
(藍美) 霧尾くんと…。 >> “藍美の腹の音”
(波) はい 藍美ちゃんの負けぇ。
(藍美) クソッ 空腹に負けるなんて。
(波) これで証明されちゃったね 私のほうが愛が強いってこと。
(藍美) バーカ 何言って…。 >> “藍美の腹の音”
(藍美) あぁ~っ!
(波) ねぇ 藍美ちゃん 霧尾くんを 好きになった きっかけって?
(藍美) あぁ?何だよ 急に。
(波) いいじゃん 教えてよ。
(藍美) それは…。
(田中) はい 2年6組の皆さん 進級おめでとう。
早速だけど これから 進路希望表を配ります。
(藍美) うおっ!
あの すみません 足元に消しゴムが。
(霧尾) あぁ。
“机に頭を ぶつける音”
(田中) 今の 何の音だ?
(霧尾) あっ スミマセン 自分が机に頭 打ちました。
(田中) 気をつけなさいよ。
え~っと 君 名前は?
(霧尾) 霧尾です。
(田中) うん。
(藍美) あの時 もえすぎて ひと目ぼれしました。
(波) あはは 浅~い。
(藍美) 別に いいだろ。
私のために頭 打ったのが なんか…なんか キたんだよ。
(波) ふ~ん。
まぁ 確かに 自分のために 何かしてもらえるって→
うれしいよね。
(藍美) 波は?波は どうなんだよ?
(波) どうって?
(藍美) いつから好きになったんだよ。
(波) 私は…。
(波) 中3の冬から ずっと好きだった。
(藍美) じゃあ私は紀元前から好きだし。 (波) はい?
(藍美) おめぇ 分かりやすいウソ つくなよ!
中3って まだ霧尾くんと 出会ってすらねぇじゃん。
そうやって経歴マウント取って。
>> “藍美の腹の音”
(波) 帰ろっか このままじゃ 藍美ちゃん 死んじゃいそう。
(藍美) うん 帰る。
(波) 楽しかったね 霧尾くんゲーム (藍美) 次は絶対 負けねぇ。
(波) でもさぁ「霧尾くんと お皿を 割りまくりたい」ってどういう感情
(藍美) それは アレだよ はじめての共同作業的な。
(波) はじめてで破壊するの? (藍美) 破壊から創造が起きんだよ。
波の あれもウケたな。
「霧尾くんと額縁に 飾られたい」ってやつ。
(波) 一緒にさぁ 額縁に収まったら→
なんか もう完成じゃない?
(♪~) (藍美) 完成って何がよ?
(♪~) (藍美) ハハハ…“笑” (波) ハハハ…“笑”
(♪~) じゃあ藍美ちゃん 気をつけてね。
(♪~) (藍美) おぅ じゃあな~。
(♪~)
(♪~) ≪どうして 私は藍美ちゃんに≫
(♪~)
(♪~) ≪本当のこと 言っちゃったんだろう≫
(♪~)
(♪~) (藍美) ≪どうして私は≫
(♪~) (藍美) ≪波にウソついたんだろう≫
(♪~)
(藍美) 体臭再現マシンって作れますか?
満田って充っていうのか。
(波) 確かに変なウワサは よく聞くよね。
(満田) 呪術ですよ。 (藍美) 呪術?
>> 誰にも見られずに使い切れたら 願いが かないます。
(藍美) スタートダッシュ やべぇ!
>> もう めんどくさいんで 霧尾さんが→
どちらを選ぶかも含めて 運を天に任せましょう。
(藍美) 霧尾くん。 (霧尾) 三好さん?
(波) 霧尾くんに ラブソングを作りたい!?
(藍美) 声 バカクソ デケェ~ッ!
おい波これ かなりの名曲なんじゃ (波) 喜んでくれるかも。
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